【22卒/21年転職】面接官が教える「みずほフィナンシャルグループ」の面接対策

メガバンクの一角を占めるみずほフィナンシャルグループに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
みずほフィナンシャルグループに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えばみずほフィナンシャルグループの面接では、求める人材をよく理解して、自己PRにおいて特に行動力と課題解決力をアピールすることが大切です。
また理系応募者は、論理的思考力や数理能力をアピールしてください。
一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ金融を選ぶのか、なぜ銀行を選ぶのか答えられなくてはいけません。
さらに銀行のなかで競合他社と比べてなぜみずほフィナンシャルグループなのかについても答えられることが重要です。
これら以外にもみずほフィナンシャルグループの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、みずほフィナンシャルグループの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、みずほフィナンシャルグループの会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
分析した結果を基に、就活生はエントリーシート、転職希望者は職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。
就活中の学生や転職の希望者は本ブログを読むことで、自己分析や企業研究の段階からスムーズに選考、面接対策へ進むことができるようになります。
- みずほフィナンシャルグループの求める人材
- みずほフィナンシャルグループの新卒採用情報について【就活】
- 面接攻略の考え方【就活】
- 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
- みずほフィナンシャルグループの面接攻略のまとめ【就活】
- みずほフィナンシャルグループの中途採用情報について【転職】
- 面接攻略の考え方【転職】
- 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
- みずほフィナンシャルグループの面接攻略のまとめ【転職】
- みずほフィナンシャルグループの会社概要
- みずほフィナンシャルグループの歴史を知る
- みずほフィナンシャルグループの企業理念
- 経営戦略:価値創造プロセス
- 参考リンク集
みずほフィナンシャルグループの求める人材
みずほフィナンシャルグループはどのような人材を求めているのでしょうか。
面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで必要です。
みずほフィナンシャルグループの企業理念を構成する「みずほValue:役職員の価値観・行動軸」には、次の文章があります。
「柔軟な発想をもって、お客さまのニーズと経済・社会の変化をいち早く予見し、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続ける」
また、採用情報サイトのトップメッセージにも、みずほフィナンシャルグループが重視する行動軸は、「金融を巡る新たな価値を創造する」「顧客ニーズを先取りして考え・動き・そして実現する」こととうたっています。
これらから求める人材は次のような人です。
- 柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続ける人
面接において自己PRを話すとき、求める人材像を知っておくことは大切ですから、覚えておくと良いでしょう。
みずほフィナンシャルグループの新卒採用情報について【就活】
はじめにみずほフィナンシャルグループの新卒採用情報について、ホームページの採用情報から得た概要を中心に以下に記します。
- 募集職種
みずほフィナンシャルグループは社員のライフスタイルやキャリアに対する考え方、専門性やスキルなどに応じ、2つの職系を設けており、多彩な人材が活躍できるようにさまざまな募集コースがあります。
みずほフィナンシャルグループ・みずほ銀行・みずほ信託銀行の3社は、グループ合同採用を行っています。
- 基幹職(総合)
基幹職(総合)は、「あらゆる業務に従事し、高度な専門知識・技能や創造力・企画力・実践的な英語力などを発揮しながら革新的課題を創出し、金融ビジネスの新たな価値創造を担います。国内各地域および海外に転勤があります。」
募集コースは、オープンコース、グローバルコーポレートファイナンスコース、グローバルマーケッツ&アセットマネジメントコース、クオンツ・デジタルテクノロジーコース、不動産ソリューションコース、年金アクチュアリーコースです。
- 基幹職(専門)
基幹職(専門)は、「主として一定の専門業務分野およびその周辺業務に従事し、高度な専門知識・技能や創造力・企画力などを発揮しながら革新的課題を創出し、各専門業務分野における金融ビジネスの新たな価値創造を担います。」
募集コースはカスタマーリレーションコースとプランニングスペシャリストコースがあります。
コース別の業務内容など、詳細はみずほフィナンシャルグループホームページ新卒採用情報サイトを参照ください。
- 基幹職(総合)
- 選考フロー
ES受付→WEB適性検査→面接(複数回)→内々定
- エントリーシート(21年卒)
自己PRに関すること
- これまでにリーダーシップを発揮したエピソードを入力してください。(400字以下)
- 自覚している性格を入力してください。(15文字以下)
- 趣味・特技を入力してください。(15文字以下)
志望動機に関すること
- 就職に際し、重視していることを入力してください。(30字以下)
- 以下は志望の高い順にお答えください。 当グループ以外の受験予定先1(具体的企業名)を入力してください。(「株式会社」等は省略して記載してください)20文字、予定先6まで。
- 面接
面接は、複数回行われ、採用試験で最も重視する科目です。
面接での選考ポイントは、面接官によって異なるようですが、以下に答えられるようにしてください。
自己PRに関すること
- 自己紹介
- なぜその学部・学科を選んだか
- 勉強の内容について
- ゼミの内容について(ゼミを選んだ理由、卒論について)
- 学生時代に力を入れたこと(きっかけ、困難だったこと、困難をどう乗り越えたか、身についたこと)
- 研究内容について
- 人生における挫折とその克服
- 営業は大変だが大丈夫か
- 趣味や特技は何か
志望動機に関すること
- なぜ金融を選ぶか
- 金融の中でなぜ銀行か
- なぜみずほを志望するか
- なぜそのコースを志望するか
- 入社後何をしたいか
- キャリアプランは何か
- これからの金融業界の方向性と、みずほフィナンシャルグループがすべきこと
- 他社の選考状況とみずほフィナンシャルグループの志望度
学生時代に力を入れて取り組んだことと、志望理由からその個性がみずほフィナンシャルグループにマッチするかどうかをみます。
- 採用人数
- 19年度入社実績 700名
- 20年度入社実績 550名
- 21年度入社計画 510名
基幹職(総合):
- オープンコース 345名程度
- グローバルコーポレートファイナンスコース 30名程度
- グローバルマーケッツ&アセットマネジメントコース 10名程度
- クオンツ・デジタルテクノロジーコース 5名程度
- 不動産ソリューションコース 5名程度
- 年金アクチュアリーコース 5名程度
基幹職(専門):
- カスタマーリレーションコース 100名程度
- プラン二ングスペシャリストコース 10名程度
- 20年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
東京大5、京都大3、北海道大3、東北大6、名古屋大3、大阪大13、九州大2、東京工業大9、一橋大11、筑波大1、千葉大1、都立大1、横浜国大4、横浜市大3、大阪市大3、大阪府大1、神戸大13、他
私立大:
早稲田大54、慶応大59、上智大14、明治大29、青山学院大24、立教大15、中央大19、法政大19、学習院大15、成蹊大8、成城大5、武蔵大1、明治学院大7、国学院大4、日本大5、東洋大5、駒沢大1、東京理科大5、東京女子大2、日本女子大2、津田塾大3、昭和女子大1、神奈川大1、中京大1、南山大2、同志社大29、立命館大26、関西大11、関西学院大17、京都産業大4、京都女子大1、同志社女子大1、近畿大6、甲南大1、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2020年8月30日号)参照
- 学歴フィルター
みずほフィナンシャルグループに学歴フィルターはありません。いろいろな大学から採用したいようです。しかし、筆記試験の成績などにより結果的に一流大学出身者が多数を占めることになっています。
一流大学ではないと思っている大学出身者でも、他の応募者にはない特徴を持っていれば採用されるかと思います。
面接攻略の考え方【就活】
面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■行動力と課題解決力を自分の中で探してアピールする
みずほフィナンシャルグループは基本的には、特に行動力と課題解決力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、みずほフィナンシャルグループは、「柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続ける人」を求めています。
「柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革をする」は課題解決力を表しています。
また、「果敢に挑戦し続ける」は、行動力を表していると考えます。
FinTechと呼ばれるテクノロジーの変化に伴う金融のあり方は、これまでの銀行業務を劇的に変えてしまう可能性があります。
このような背景のもと、みずほフィナンシャルグループは、特に行動力と課題解決力のある人を求めているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、課題解決力と行動力をアピールしましょう。
自分は、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができます。また計画実現のために粘り強く取り組み、周囲に働きかけることができます。というアピールです。
力を入れたことは勉強、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったこと、困難を解決するために自分なりの方法を見つけ、どのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身に付けたことを語ってください。
但し、みずほフィナンシャルグループは採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■理系応募者は論理的思考力、数理能力をアピールする
グローバルマーケッツ&アセットマネジメントコースやクオンツ・デジタルテクノロジーコース、年金アクチュアリーコース、プランニングスペシャリストコースなど、理系応募者の活躍できるコースがあります。
理系学生が研究した専門分野の知識、能力を発揮して働くことは少ないと思われますが、研究で得た論理的思考力、数理能力はそれらの専門的な仕事で役に立ちます。よってそのことをアピールしてください。
■世界中どこででも働く覚悟を伝える
みずほフィナンシャルグループは、40の国・地域に120拠点を展開し、Forbes Global 200に挙げられる海外の大企業の8割と取引を行っています。
特にアジアのシンジケートローン市場では邦銀No.1を獲得しています。
なので、どのコース、職種でも将来は海外勤務の可能性があります。
面接では、世界のどこへでも行って働く覚悟も伝えてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ金融を選ぶのか明確に伝える
なぜ金融を選ぶのかは、金融業について理解を深めることから初めてください。金融は銀行以外にも、保険、証券などがありますので、その違いを知っておく必要があります。
■なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
銀行とは何か、銀行業界を取り巻く環境や、銀行業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2021年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
特に重要なことは、これまでの銀行の3大業務である預金・貸付・為替から、投資信託や保険商品などの手数料が収益の柱になり、そしてM&Aの支援業務や個人向け長期運用コンサルティングも手掛けるようになったことです。事業構造が変わってきていることを理解してください。
さらに、海外事業向け融資も拡大していることや、フィンテックと呼ばれる技術革新が進行中であり、フィンテックが事業モデルや仕事のあり方を変えてしまう可能性があることも理解してください。
このような変化の中で、自分に興味があることを伝えられるとよいでしょう。
■なぜみずほフィナンシャルグループを選ぶのか明確に伝える
メガバンクを志望する応募者は皆さんそうでしょうが、三菱UFJ銀行や三井住友銀行といったメガバンク3行などをかけもち応募する人が多数を占めると思われます。あるいは、同じ金融業ということで、損保、生保の会社にも応募することもあると思います。
仮にみずほフィナンシャルグループが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜみずほフィナンシャルグループなのかを、質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
そのためには、みずほフィナンシャルグループと競合他社のホームページをしっかり読んでその特徴を知っておく必要があります。
例えば、三菱UFJフィナンシャル・グループは国際業務が強いこと、三井住友フィナンシャル・グループは徹底した実力主義で素早く融資を行うこと、みずほフィナンシャルグループは、One MIZUHO戦略です。
■みずほフィナンシャルグループでどのコースを選択し、その中でどのような仕事を希望するか、明確に伝える
これは最も重要な受け答えです。
どのコースを選択し、希望する仕事は何かと訊かれたときは、「コース名」「希望する仕事」「なぜ希望するか」「希望する仕事をするために自分はどのような能力、スキルを持っているか」「希望する仕事に就けない場合はどうするか?」について答えられるようにしてください。
特に、「希望する仕事に就けない場合はどうするか?」については、ネガティブな表現をしないように心がけてください。
■他社の応募状況とみずほフィナンシャルグループの志望度を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、銀行業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、大手銀行に応募中ならそれを答えてください。
それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。この場合まったくの異業種であり、なぜそうなのか答えられるようにしてください。
以上、みずほフィナンシャルグループの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売も行っています。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2021年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、みずほフィナンシャルグループとはどのような銀行グループなのかを理解することも面接準備には必須です。
みずほフィナンシャルグループの従業員数や経常収益といった会社概要、みずほフィナンシャルグループの歴史や、経営哲学ともいえる企業理念、これからの方向性を示す経営戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもみずほフィナンシャルグループのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でフィナンシャルグループのホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
みずほフィナンシャルグループの面接攻略のまとめ【就活】
みずほフィナンシャルグループに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
みずほフィナンシャルグループが採用したい人材は柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続ける人です。
面接で選考するポイントは学生時代に力を入れて取り組んだことと、志望理由からその個性がみずほフィナンシャルグループにマッチするかどうかです。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 行動力と課題解決力を自分の中で探してアピールする
- 理系応募者は論理的思考力、数理能力をアピールする
- 世界中どこででも働く覚悟を伝える
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ金融を選ぶのか明確に伝える
- なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
- なぜみずほフィナンシャルグループを選ぶのか明確に伝える
- みずほフィナンシャルグループでどのコースを選択し、その中でどのような仕事を希望するか明確に伝える
- 他社の応募状況とみずほフィナンシャルグループの志望度を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、みずほフィナンシャルグループとはどのようなグループなのかを理解することも面接準備には必須です。
みずほフィナンシャルグループの会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
以下のリンクも参照ください。
みずほフィナンシャルグループの中途採用情報について【転職】
続いてみずほフィナンシャルグループの転職面接について解説していきます。
はじめにみずほフィナンシャルグループのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集業務
みずほフィナンシャルグループは転職の希望者を対象とした事務系、技術系業務の中途採用を積極的に行っています。
社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りないと思われる職務を募集しています。
なので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。
具体的な募集職務はその時々で変わっていくと思います。
現時点でどのような業務を募集しているか、詳細は、みずほフィナンシャルグループのホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。
ちなみに、2020年9月現在、第二新卒、リテール・事業法人カンパニー、大企業・金融・公共法人カンパニー、グローバルプロダクツユニット、リスク管理グループ、人事グループ、IT・システムグループ、コンプライアンス統括グループ、内部監査グループ、事務グループで募集しています。
- 選考フロー
WEBエントリー→書類選考→面接(複数回)→内定
- 面接
選考は面接が中心で、現職(前職)の仕事内容から、募集職種にふさわしいスキル(実務経験・実績)や対人能力などを探ります。
自己PRに関すること
- 自己PRしてください
- 現職(前職)の仕事内容を説明してください
志望理由に関すること
- なぜ金融機関を志望しますか
- なぜみずほフィナンシャルグループを志望しますか
- これからの銀行の役割は何ですか
退職理由に関すること
- なぜ転職を決意しましたか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■行動力と課題解決力を自分の中で探してアピールする
みずほフィナンシャルグループは、特に行動力と課題解決力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、みずほフィナンシャルグループは、「柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続ける人」を求めています。
「柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革をする」は課題解決力を表しています。
また、「果敢に挑戦し続ける」は、行動力を表していると考えます。
FinTechと呼ばれるテクノロジーの変化に伴う金融のあり方は、これまでの銀行業務を劇的に変えてしまう可能性があります。
このような背景のもと、みずほフィナンシャルグループは、特に行動力と課題解決力のある人を求めているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類に記入した「業務・職歴」だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、課題を見つけ、解決のためにこれまでの考えにとらわれない新しい対策を立案し、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験があれば、それを加えてください。
さらに職務を実行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えたか、その結果どのような成果を上げたかを伝えてください。
最後に、みずほフィナンシャルグループで活かせる身につけた知識や、スキルを語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集業務に役立つことを伝えましょう。
■募集職種の専門的な知識を答えられるように準備する
みずほフィナンシャルグループの中途採用では、募集職務の経験者を想定した募集となっています。(第二新卒は、社会人経験5年未満で、業種・経験不問)
なので、金融業界や銀行業界の知識は当然のこととして、応募職種の知識をどれだけ持っているか確認されることがあります。
よってそれらの専門的な知識とか、直近のニュースで話題になった金融、銀行業界に関することで質問があれば答えられるように準備しましょう。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜみずほフィナンシャルグループを選ぶのか明確に伝える
みずほフィナンシャルグループを志望する応募者は、他のメガバンクや信託銀行、同じ金融業である損害保険会社や、生命保険会社の中途採用募集に興味がある人もいると思われます。
そのような競合他社と比較して、なぜみずほフィナンシャルグループなのかをしっかり答えられなくてはいけません。
みずほフィナンシャルグループと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
さらに、みずほフィナンシャルグループの会社概要や、企業理念、経営戦略などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることからみずほフィナンシャルグループを選んだ志望動機となります。自分らしい志望動機をまとめましょう。
■なぜその職種を選んだか、そこで何をしたいかを明確に伝える
なぜキャリア採用の職種に応募したのか、そこでどのような仕事をやりたいかをしっかりと説明する必要があります。
中途採用の応募者が応募職務を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルがみずほフィナンシャルグループで活かせることだと思います。
なので、現職(前職)の職務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、みずほフィナンシャルグループの中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売も行っています。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2021年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、みずほフィナンシャルグループとはどのような銀行グループなのかを理解することも面接準備には必須です。
みずほフィナンシャルグループの会社概要、沿革や、企業理念、経営戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもみずほフィナンシャルグループのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でみずほフィナンシャルグループのホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
みずほフィナンシャルグループの面接攻略のまとめ【転職】
みずほフィナンシャルグループに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
みずほフィナンシャルグループが採用したい人材は柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続ける人です。
選考は面接が中心で、現職(前職)の仕事内容から、募集職種にふさわしいスキル(実務経験・実績)や対人能力などを探ります。
面接で自己PRするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 募集職種の専門的な知識を答えられるように準備する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜみずほフィナンシャルグループを選ぶのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこで何をしたいかを明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
転職の面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、みずほフィナンシャルグループとはどのような銀行グループなのかを理解することも面接準備には必須です。
みずほフィナンシャルグループの会社に関することなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
以下のリンクも参照ください。
みずほフィナンシャルグループの会社概要
日本には、銀行業務を行う金融機関が、都市銀行は5、信託銀行は3、ネット銀行等その他銀行は12、地方銀行は64、第2地方銀行は40あり、それ以外にゆうちょ銀行もあります。
その他にも信用金庫は260あり、金融業務を行っています。
これらのうち三菱UFJ銀行を中核とする三菱UFJフィナンシャルグループ、三井住友銀行を中核とする三井住友フィナンシャルグループ、みずほ銀行を中核とするみずほフィナンシャルグループは、メガバンクと呼ばれています。
みずほフィナンシャルグループの社名にある「みずほ」は、グローバルな金融市場で日本を代表する金融機関として、最高水準の総合金融サービスにより「国内外のすべてのお客さまに豊かな実り(=みずほ)を提供していく」という決意からできました。
このようなみずほフィナンシャルグループの2020年3月期の決算数字は以下の通りです。
資本金は、2兆2,567億円です。
連結従業員は、57,264人で、単独で1,677人です。
連結粗利益は、20,622億円です。
連結業務純益は、6,619億円です。
経常利益は、6,378億円です。
当期純利益は、4,485億円です。(親会社株主に帰属)
面接では会社概要について、例えば「みずほの由来を知ってる?」のような質問をされることがあります。面接前に概要をしっかり知ることが大切です。
みずほフィナンシャルグループの歴史を知る
みずほフィナンシャルグループは、1999年に第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が経営統合して誕生した金融持ち株会社です。
その後、子会社化や合併を進めて現在に至っています。傘下にみずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券会社などを抱えています。
そもそも、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の歴史は、明治時代にまでさかのぼります。
第一勧業銀行は、渋澤栄一翁が設立した日本最初の銀行である第一銀行と、農業・工業の改良・発展という使命を担った日本勧業銀行が合併した銀行です。
富士銀行は、安田財閥の祖である、安田善次郎翁が設立した安田銀行から発展しました。
日本興業銀行は、日本の産業を育成する目的で設立されました。二度の大戦と戦後の復興、高度成長期を経るなかで日本経済の発展に重要な役割を果たしました。
しかし、1990年代のバブル崩壊により多くの銀行が破綻しました。
その後、世界的な経済のグローバル化や金融ビッグバンの進展により、金融システムを安定させ、経済の活性化と国際競争力を強化するため、21世紀の日本の金融業をリードする、強力な金融機関の出現が求められるようになります。
その結果、1999年8月に上記3行の経営統合が図られることになりました。
みずほフィナンシャルグループの企業理念
みずほフィナンシャルグループの企業活動の根本的考え方、みずほフィナンシャルグループのあるべき姿・将来像、みずほValueなど、みずほフィナンシャルグループの企業理念を記載します。
〈みずほ〉の企業活動の根本的考え方
〈みずほ〉は、『日本を代表する、グローバルで開かれた総合金融グループ』として、常にフェアでオープンな立場から、時代の先を読む視点とお客さまの未来に貢献できる知見を磨き最高水準の金融サービスをグローバルに提供することで、幅広いお客さまとともに持続的かつ安定的に成長し、内外の経済・社会の健全な発展にグループ一体となって貢献していく。
これらを通じ、〈みずほ〉は、いかなる時代にあっても変わることのない価値を創造し、お客さま、経済・社会に<豊かな実り>を提供する、かけがえのない存在であり続ける。
ビジョン:みずほのあるべき姿・将来像
日本、そして、アジアと世界の発展に貢献し、お客さまから最も信頼される、グローバルで開かれた総合金融グループ』を目指す。
- 信頼NO.1のみずほ
豊かな発想力と幅広いお取引により培われた豊富な経験・専門的な知見を備えた、お客さまの中長期的なパートナーとして、最も信頼される存在であり続ける。
- サービス提供力NO.1のみずほ
グローバルな視点から経済・社会の変化をいち早く予見し、個人・法人それぞれのお客さま、そして経済・社会にとって、常に革新的で最適な金融サービスを提供する。
- グループ力NO.1のみずほ
常に変化するお客さま、経済・社会の多様なニーズに応えるべく、幅広い金融サービス機能を持つエキスパート集団として、グループの総力を結集する。
みずほValue:役職員が「ビジョン」を追及していくうえで共有する価値観・行動軸
- お客さま第一 ~未来に向けた中長期的なパートナー~
私たちは、「お客さま」の未来に向けた中長期的なパートナーとして、お客さま第一で行動します。
お客さまの視点を大切にし、フェアでオープンな立場から、グループの英知を結集した最適な商品・サービスを提供することで、かけがえのない信頼をさらに確かなものとし、お客さまとともに経済・社会の健全な発展に貢献していきます。
- 変革への挑戦 ~先進的な視点と柔軟な発想~
私たちは、常に変化する世界の動きを幅広い視野で捉え、絶えず先進的な視点をもって業務にあたります。過去にとらわれない柔軟な発想をもって、お客さまのニーズと経済・社会の変化をいち早く予見し、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続けます。
- チームワーク ~多様な個性とグループ総合力~
私たちは、多様な個性や意見を尊重する開放的なマインドを持ちつつ、豊富な経験と高い専門性を活かしながらチームの一員として判断・行動することで、金融のエキスパート集団としての総合力を最大限発揮していきます。
- スピード ~鋭敏な感性と迅速な対応~
私たちは、お客さまのニーズを敏感に察知し、速やかに行動に移すことで、お客さまにとって最適な商品・サービスを、迅速、かつ、正確に提供します。
- 情熱 ~コミュニケーションと未来を切り拓く力~
私たちは、お客さまと社会の声に誠実に耳を傾け、いかなる困難も乗り越え未来を切り拓いていく情熱を持ち、最後まで責任を持って行動することで、<豊かな実り>を提供する、かけがえのない存在であり続けます。
面接では、企業理念について質問されることも想定してください。
志望動機をつくるときにも役に立つかも知れません。
経営戦略:価値創造プロセス
企業理念にある〈みずほ〉の企業活動の根本的考え方を実現するために、新しいビジネスモデルを構築することで、企業価値を向上させます。
〈みずほ〉は、企業理念の最上位に位置づけられる基本理念の中で、「いかなる時代にあっても変わることのない価値を創造し、お客さま、経済・社会 に〈豊かな実り〉を提供する、かけがえのない存在であり続ける」ことを掲げています。
経済・産業・社会の構造変化を受けて、顧客ニーズや金融業界の構造的変化が急速に進む中、〈みずほ〉は「オープン&コネクト」「熱意と専門性」により、新たな時代の顧客ニーズに対応して顧客との新たなパートナーシップを構築していく『次世代金融への転換』を実現し、『来るべき時代において、お客さまから今まで以上に必要とされ頼りにされる、より強力で強靭な金融グループ』を形作っていきます。
その結果として、ステークホルダーへの新たな価値を創出し、環境の保全および内外の経済・産業・社会の持続的な発展・繁栄、SDGs達成に貢献していきます。
価値創造プロセスはみずほフィナンシャルグループの将来の方向性を示す重要な指針ですから理解しておくとよいでしょう。
また、ホームページには、価値創造プロセスを含めた中期経営計画などの経営戦略が載っていますのでしっかり読んでください。
面接における志望動機をつくるときに自分の能力が役に立つことを伝えるためには必要な知識です。
自己PRをする際にも、自分はこのような勉強をしているからこの仕事で役に立つとか、そのような説明をするために役に立ちます。