【24卒/23年転職】面接官が教える「みずほフィナンシャルグループ」の面接対策

2022.10.06 更新
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メガバンクの一角を占めるみずほフィナンシャルグループに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

みずほフィナンシャルグループに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えばみずほフィナンシャルグループの面接では、求める人材をよく理解して、自己PRにおいて特に課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。

また理系応募者は、論理的思考力や数理能力をアピールしてください。

一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ金融を選ぶのか、なぜ銀行を選ぶのか答えられなくてはいけません。

さらに銀行のなかで競合他社と比べてなぜみずほフィナンシャルグループなのかについても答えられることが重要です。

これら以外にもみずほフィナンシャルグループの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、みずほフィナンシャルグループの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、みずほフィナンシャルグループの会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

分析した結果を基に、就活生はエントリーシート、転職希望者は職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。

就活中の学生や転職の希望者は本ブログを読むことで、自己分析や企業研究の段階からスムーズに選考、面接対策へ進むことができるようになります。

目次
  1. みずほフィナンシャルグループの求める人材
  2. みずほフィナンシャルグループの新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. みずほフィナンシャルグループの面接攻略のまとめ【就活】
  6. みずほフィナンシャルグループの中途採用情報について【転職】
  7. 面接攻略の考え方【転職】
  8. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  9. みずほフィナンシャルグループの面接攻略のまとめ【転職】
  10. みずほフィナンシャルグループの会社概要
  11. みずほフィナンシャルグループの歴史を知る
  12. みずほフィナンシャルグループの企業理念
  13. 経営戦略:価値創造プロセスと5ヵ年経営計画
  14. 参考リンク集

みずほフィナンシャルグループの求める人材

みずほフィナンシャルグループはどのような人材を求めているのでしょうか。

面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで必要です。

みずほフィナンシャルグループの企業理念には、「みずほValue:役職員が「ビジョン」を追求していくうえで共有する価値観・行動軸」が明記されています。

そのなかの、「変革への挑戦 ~先進的な視点と柔軟な発想~」には、「・・・過去にとらわれない柔軟な発想をもって、お客さまのニーズと経済・社会の変化をいち早く予見し、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続けます」とうたっています。

また、採用情報サイトのトップメッセージでは、みずほフィナンシャルグループが重視する2つの行動軸を伝えています。

  • Open & Connected:顧客や地域、機能などの要素をグループの内外を問わず、オープンにつなぎ合わせ、「金融を巡る新たな価値」を創造する
  • 熱意と専門性:顧客の夢や希望に、想いをもってしっかりと向き合い、高い専門性に裏打ちされた強みを発揮し、顧客ニーズを先取りして「考え・動き・そして実現する」

これらから求める人材は次のような人です。

  • 柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続ける人
  • 「金融を巡る新たな価値」を創造する人
  • 顧客ニーズを先取りして「考え・動き・そして実現する」人

面接において自己PRを話すとき、求める人材像を知っておくことは大切ですから、覚えておくと良いでしょう。

みずほフィナンシャルグループの新卒採用情報について【就活】

はじめにみずほフィナンシャルグループの新卒採用情報について、以下に記します。

  1. 募集コース

    みずほフィナンシャルグループ・みずほ銀行・みずほ信託銀行の3社は、グループ合同採用を行っています。

    募集コースは、オープン型とキャリア特定型に分かれます。

    オープン型は、入社時に配属分野を特定せず、幅広い活躍フィールドの中で本人の志向・能力や適性等に基づきキャリアを形成する「オープンコース」です。

    キャリア特定型は、入社当初からキャリアフィールドを特定するコースで、「カスタマーリレーションコース」「グローバルコーポレートファイナンスコース」「グローバルマーケッツ&アセットマネジメントコース」「クオンツ・デジタルテクノロジーコース」「プランニング・オペレーションコース」「不動産ソリューションコース」「年金アクチュアリーコース」の7コースのいずれかを選択しての応募です。

    コース別の業務内容など、詳細はみずほフィナンシャルグループホームページの新卒採用情報サイトを参照ください。

  2. 選考フロー

    エントリー(応募コース選択・WEBエントリーシート提出・顔写真アップロード+WEBテスト・適性検査)→面接(個別面接方式・複数回)→内々定

    面接は原則最大4回実施します。

  3. エントリーシート(23年卒)

    自己PRに関すること

    • これまでにリーダーシップを発揮したエピソードを入力してください。(400字以下)
    • 自覚している性格を入力してください。(15字以下)
    • 趣味・特技を入力してください。(15字以下)

    志望動機に関すること

    • 現時点での志望業界と志望企業
    • 就職に際し、重視していることを入力してください。(30字以下)
  4. 面接

    面接では、学生時代に力を入れて取り組んだことと、志望理由からその個性がみずほフィナンシャルグループにマッチするかどうかをみます。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • 小学生時代にさかのぼってのエピソードを訊かれます(中学、高校を選択した理由、力を入れたこと、人生に影響を与えた経験)
    • なぜその学部・学科を選びましたか
    • 学業の内容について教えてください
    • ゼミの内容について教えてください(ゼミを選んだ理由、卒論について)
    • 研究内容について説明してください
    • 学生時代に力を入れたことは何ですか(きっかけ、立ち位置は、困難だったこと、困難をどう乗り越えたか、身についたこと)
    • 学生時代にチームで目標を目指した経験はありますか(工夫したこと)
    • アルバイト経験を話してください
    • 人生における挫折とその克服の経験を教えてください
    • 趣味や特技は何ですか
    • 短所と長所は何ですか
    • 周りの人からどのような人と言われましたか
    • ストレス耐性はありますか
    • 苦手な人はどのような人ですか

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何ですか
    • なぜ金融を選びますか
    • 金融の中でなぜ銀行ですか
    • なぜみずほを志望しますか
    • メガバンク各行の違いは何だと思いますか
    • なぜそのコースを志望しますか
    • 入社後やりたいことと、その理由を教えてください
    • キャリアプランは何ですか
    • 希望通りのキャリアとならないかも知れないが大丈夫ですか
    • 営業は大変だが大丈夫ですか
    • これからの金融業界の方向性と、みずほフィナンシャルグループがすべきことは何だと思いますか
    • 他社の選考状況とみずほフィナンシャルグループの志望度を教えてください
  5. 採用人数
    • 19年度入社実績 700名
    • 20年度入社実績 550名
    • 21年度入社実績 510名
    • 22年度入社実績 410名
    • 23年度入社計画 380名 (オープンコース250名 カスタマーリレーションコース50名 グローバルコーポレートファイナンスコース20名 グローバルマーケッツ&アセットマネジメントコース10名 クオンツ・デジタルテクノロジーコース10名 プランニング・オペレーションコース30名 不動産ソリューションコース5名 年金アクチュアリーコース5名)
  6. 22年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大8、京都大7、北海道大4、東北大4、名古屋大4、大阪大8、九州大4、東京工業大11、一橋大15、筑波大2、千葉大1、東京外語大3、都立大1、横浜国大2、大阪市大4、大阪府大1、神戸大5、広島大1、熊本大1、他

    私立大

    早稲田大35、慶応大51、上智大10、明治大20、青山学院大14、立教大21、中央大13、法政大2、学習院大14、成蹊大4、成城大1、明治学院大1、日本大1、東洋大1、駒沢大1、東京理科大4、津田塾大1、共立女子大1、昭和女子大1、神奈川大1、愛知大1、同志社大25、立命館大10、関西大10、関西学院大18、京都女子大1、近畿大2、甲南大1、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2022年9月4日号)参照

  7. 学歴フィルター    

    みずほフィナンシャルグループに学歴フィルターはありません。いろいろな大学から採用したいようです。しかし、筆記試験の成績などにより結果的に難関大学出身者が多数を占めることになっています。

    中堅大学出身者でも、他の応募者にはない特徴を持っていれば採用されるかと考えます。

面接攻略の考え方【就活】

面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    みずほフィナンシャルグループは基本的には、特に行動力と課題解決力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように、みずほフィナンシャルグループは、「柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続ける」「金融を巡る新たな価値を創造する」「顧客ニーズを先取りして考え・動き・そして実現する」人を求めています。

    ここで、「柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革」「金融を巡る新たな価値を創造する」は課題解決力を表しています。

    また、「果敢に挑戦し続ける」「顧客ニーズを先取りして考え・動き・そして実現する」は、行動力を表しているのではないでしょうか。

    みずほフィナンシャルグループは、「顧客から今まで以上に必要とされ頼りにされる、より強力で強靭な金融グループ」をめざしています。

    このような背景のもと、みずほフィナンシャルグループは、特に課題解決力と行動力のある人を求めているのではないでしょうか。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、課題解決力と行動力をアピールしましょう。

    自分は、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができます。また計画実現のために粘り強く取り組み、周囲に働きかけることができます。というアピールです。

    力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったこと、困難を解決するために創意工夫し、どのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。

    但し、みずほフィナンシャルグループは採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。

    ■理系応募者は論理的思考力、数理能力をアピールする

    金融機関はデジタルトランスフォーメーションの進展によって数十年に一度のパラダイムシフトに直面し、そのあり方は大きく変わりつつあります。

    このような環境においてみずほフィナンシャルグループは、変化をリードしクリエイティブに問題を解決しようとする人材を求めています。

    理系学生が研究した専門知識、能力、スキルが直接仕事で役に立つことは少ないと思われますが、研究で得た論理的思考力、数理能力は必ず役に立ちます。よってそのことをアピールしてください。

    ■世界中どこででも働く覚悟を伝える

    みずほフィナンシャルグループは、成長が続くアジアを中心に、約40の国・地域に120拠点を展開しており、アジアのシンジケートローン市場では邦銀No.1を獲得しています。

    なので、どのコース、職種でも将来は海外勤務の可能性があります。

    面接では、世界のどこへでも行って働く覚悟も伝えてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ金融を選ぶのか明確に伝える

    なぜ金融を選ぶのかは、金融業について理解を深めることから初めてください。金融は銀行以外にも、保険、証券などがありますので、その違いを知っておく必要があります。

    ■なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える

    銀行とは何か、銀行業界を取り巻く環境や、銀行業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2023年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。

    特に重要なことは、これまでの銀行の3大業務である預金・貸付・為替から、投資信託や保険商品などの手数料が収益の柱になり、そしてM&Aの支援業務や個人向け長期運用コンサルティングなども手掛けるようになったことです。事業構造が変わってきていることを理解してください。

    さらに、海外事業向け融資も拡大していることや、フィンテックと呼ばれる技術革新が進行中であり、フィンテックが事業モデルや仕事のあり方を変えてしまう可能性があることも理解してください。

    このような変化の中で、自分に興味があることを伝えられるとよいでしょう。

    ■なぜみずほフィナンシャルグループを選ぶのか明確に伝える

    みずほフィナンシャルグループの企業理念や事業内容、5ヵ年経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが、みずほフィナンシャルグループを選んだ志望動機となります。

    また、みずほフィナンシャルグループと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておく必要があります。

    みずほフィナンシャルグループを志望する応募者は、三菱UFJフィナンシャルグループや三井住友銀行といったメガバンク、あるいはりそなホールディングスや三井住友信託銀行などとかけもち応募する人が多いと思われます。

    たとえ、みずほフィナンシャルグループが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜみずほフィナンシャルグループなのかを、質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    例えば、三菱UFJフィナンシャル・グループは国際業務が強いこと、三井住友フィナンシャル・グループは徹底した実力主義で社員の個性を重視、みずほフィナンシャルグループは、One MIZUHO戦略です。

    ■みずほフィナンシャルグループで希望するコースを選択する理由、及びそこでやりたい仕事を明確に伝える 

    希望するコースを選択する理由、及びそこでやりたい仕事となぜやりたいかを答えられるようにしてください。

    加えて、「希望する仕事をするために自分はどのような能力、スキルを持っているか」についても答えられるように準備してください。

    ■他社の応募状況とみずほフィナンシャルグループの志望度を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、銀行業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、大手銀行に応募中ならそれを答えてください。

    それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。この場合まったくの異業種であり、なぜそうなのか答えられるようにしてください。

以上、みずほフィナンシャルグループの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2023年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、みずほフィナンシャルグループとはどのような銀行グループなのかを理解することも面接準備には必須です。

みずほフィナンシャルグループの会社概要、みずほフィナンシャルグループの歴史や、経営哲学ともいえる企業理念、これからの方向性を示す5ヵ年経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもみずほフィナンシャルグループのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でフィナンシャルグループのホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

みずほフィナンシャルグループの面接攻略のまとめ【就活】

みずほフィナンシャルグループに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

みずほフィナンシャルグループが採用したい人材は「柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続ける」「金融を巡る新たな価値を創造する」「顧客ニーズを先取りして考え・動き・そして実現する」人です。

面接で選考するポイントは学生時代に力を入れて取り組んだことと、志望理由からその個性がみずほフィナンシャルグループにマッチするかどうかです。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 理系応募者は論理的思考力、数理能力をアピールする
  • 世界中どこででも働く覚悟を伝える

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ金融を選ぶのか明確に伝える
  • なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
  • なぜみずほフィナンシャルグループを選ぶのか明確に伝える
  • みずほフィナンシャルグループで希望するコースを選択する理由、及びそこでやりたい仕事を明確に伝える
  • 他社の応募状況とみずほフィナンシャルグループの志望度を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、みずほフィナンシャルグループとはどのようなグループなのかを理解することも面接準備には必須です。

みずほフィナンシャルグループの会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

みずほフィナンシャルグループの中途採用情報について【転職】

続いてみずほフィナンシャルグループの転職面接について解説していきます。

はじめにみずほフィナンシャルグループのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集業務

    みずほフィナンシャルグループは転職の希望者を対象とした事務系、技術系業務の中途採用を積極的に行っています。

    社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集しています。

    なので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。

    具体的な募集職務はその時々で変わっていくと思います。

    現時点でどのような業務を募集しているか、詳細は、みずほフィナンシャルグループのホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。

    ちなみに、2022年10月現在、リテール・事業法人カンパニー、大企業・金融・公共法人カンパニー、グローバルコーポレートカンパニー、グローバルマーケッツカンパニー、アセットマネジメントカンパニー、グローバルプロダクツユニット、リサーチ&コンサルティングユニット、リスク管理グループ、財務・主計グループ、人事グループ、IT・システムグループ、コンプライアンス統括グループ、内部監査グループ、事務グループ、デジタルイノベーション部で募集しています。

    また、自分のキャリアを簡易的にご登録することで、適したポジションがある場合に人事担当者や部門担当者から連絡する「キャリア登録」の仕組みがあります。

    社員が知人・友人を紹介するリファラル採用制度もあります。

    上記に加えてみずほフィナンシャルグループは、社会人経験5年未満の人を対象とする「ポテンシャルキャリア採用」も行っています。

  2. 選考フロー

    WEBエントリー→書類選考→面接(複数回)→内定

  3. 面接  

    選考は面接が中心で、現職(前職)の仕事内容から、募集職種にふさわしいスキル(実務経験・実績)や対人能力などを探ります。

    自己PRに関すること

    • 自己PRしてください
    • 現職(前職)の仕事内容を説明してください

    志望理由に関すること

    • なぜ金融機関を志望しますか
    • なぜみずほフィナンシャルグループを志望しますか
    • これからの銀行の役割は何ですか

    退職理由に関すること

    • なぜ転職を決意しましたか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント  

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    みずほフィナンシャルグループは、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように、みずほフィナンシャルグループは、「柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続ける」「金融を巡る新たな価値を創造する」「顧客ニーズを先取りして考え・動き・そして実現する」人を求めています。

    ここで、「柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革」「金融を巡る新たな価値を創造する」は課題解決力を表しています。

    また、「果敢に挑戦し続ける」「顧客ニーズを先取りして考え・動き・そして実現する」は、行動力を表しているのではないでしょうか。

    みずほフィナンシャルグループは、「顧客から今まで以上に必要とされ頼りにされる、より強力で強靭な金融グループ」をめざしています。

    このような背景のもと、みずほフィナンシャルグループは、特に課題解決力と行動力のある人を求めているのではないでしょうか。

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類に記入した「業務・職歴」だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、課題を見つけ、解決のためにこれまでの考えにとらわれない新しい対策を立案し、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験があれば、それを加えてください。

    さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    みずほフィナンシャルグループで活かせる、身につけた知識やスキルも語ってください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集業務に役立つことを伝えましょう。

    ■応募職種の専門的な知識を答えられるように準備する

    みずほフィナンシャルグループの中途採用では、募集職種の経験者を想定した募集となっています。(ポテンシャルキャリア採用は、社会人経験5年未満で、業種・経験不問)

    • 応募者のうち、金融機関の実務経験者は金融業界や銀行業界の知識は当然のこととして、応募職種の専門的な知識をどれだけ持っているか確認されます。

      また、実務未経験者は、銀行業界の基礎的な知識や応募職種の専門的な知識をどれだけ持っているか確認されるでしょう。

    • ポテンシャルキャリア採用の応募者は、金融や銀行業界の基礎知識を事前に勉強しておくと良いと考えます。

    直近のニュースで話題になった金融、銀行業界に関することで質問があれば答えられるように準備しましょう。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜみずほフィナンシャルグループを選ぶのか明確に伝える

    みずほフィナンシャルグループの企業理念や事業内容、5ヵ年経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることからみずほフィナンシャルグループを選んだ志望動機となります。

    また、みずほフィナンシャルグループと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    みずほフィナンシャルグループを志望する応募者は、他の大手銀行や、同じ金融業である損害保険会社や、生命保険会社の中途採用募集に興味がある人もいると思われます。

    そのような競合他社と比較して、なぜみずほフィナンシャルグループなのかをしっかり答えられなくてはいけません。

    ■なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

    なぜキャリア採用の職種に応募したのか、そこでやりたい仕事となぜやりたいかをしっかりと説明する必要があります。(ポテンシャルキャリア採用の応募者は、なぜ応募したのか、及び将来やりたい仕事とその理由を説明できるようにしてください。)

    中途採用の応募者が応募職務を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルがみずほフィナンシャルグループで活かせることだと思います。

    なので、現職(前職)の職務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、みずほフィナンシャルグループの中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2023年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、みずほフィナンシャルグループとはどのような銀行グループなのかを理解することも面接準備には必須です。

みずほフィナンシャルグループの会社概要、沿革や、企業理念、5ヵ年経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもみずほフィナンシャルグループのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でみずほフィナンシャルグループのホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

みずほフィナンシャルグループの面接攻略のまとめ【転職】

みずほフィナンシャルグループに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

みずほフィナンシャルグループが採用したい人材は「柔軟な発想をもって、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続ける」「金融を巡る新たな価値を創造する」「顧客ニーズを先取りして考え・動き・そして実現する」人です。

選考は面接が中心で、現職(前職)の仕事内容から、募集職種にふさわしいスキル(実務経験・実績)や対人能力などを探ります。

面接で自己PRするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 応募職種の専門的な知識を答えられるように準備する

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜみずほフィナンシャルグループを選ぶのか明確に伝える
  • なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

転職の面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、みずほフィナンシャルグループとはどのような銀行グループなのかを理解することも面接準備には必須です。

みずほフィナンシャルグループの会社に関することなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

みずほフィナンシャルグループの会社概要

日本の銀行のうち、三菱UFJ銀行を中核とする三菱UFJフィナンシャルグループ、三井住友銀行を中核とする三井住友フィナンシャルグループ、みずほ銀行を中核とするみずほフィナンシャルグループは、メガバンクと呼ばれています。

みずほフィナンシャルグループの社名にある「みずほ」は、グローバルな金融市場で日本を代表する金融機関として、最高水準の総合金融サービスにより「国内外のすべてのお客さまに豊かな実り(=みずほ)を提供していく」という決意からできました。

このようなみずほフィナンシャルグループの2022年3月期の決算数字は以下の通りです。

資本金は、2兆2,567億円です。

連結従業員は、52,420人で、単独で2,072人です。

連結粗利益は、22,543億円です。

連結業務純益は、8,531億円です。

経常利益は、5,598億円です。

当期純利益は、5,304億円です。(親会社株主に帰属)

面接では会社概要について、例えば「みずほの由来を知っていますか」のような質問をされるかも知れません。面接前に概要をしっかり知ることが大切です。

みずほフィナンシャルグループの歴史を知る

みずほフィナンシャルグループは、1999年に第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が経営統合して誕生した金融持ち株会社です。

その後、子会社化や合併を進めて現在に至っています。傘下にみずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券会社などを抱えています。

そもそも、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の歴史は、明治時代にまでさかのぼります。

第一勧業銀行は、渋澤栄一翁が設立した日本最初の銀行である第一銀行と、農業・工業の改良・発展という使命を担った日本勧業銀行が合併した銀行です。

富士銀行は、安田財閥の祖である、安田善次郎翁が設立した安田銀行から発展しました。

日本興業銀行は、日本の産業を育成する目的で設立されました。二度の大戦と戦後の復興、高度成長期を経るなかで日本経済の発展に重要な役割を果たしました。

しかし、1990年代のバブル崩壊により多くの銀行が破綻しました。

その後、世界的な経済のグローバル化や金融ビッグバンの進展により、金融システムを安定させ、経済の活性化と国際競争力を強化するため、21世紀の日本の金融業をリードする、強力な金融機関の出現が求められるようになります。

その結果、1999年8月に上記3行の経営統合が図られることになりました。

2013年4月に銀行・信託・証券その他の主要グループ各社を持株会社の直下に設置する先進的グループ経営体制に移行しました。同年7月には、みずほ銀行とみずほコーポレート銀行を合併し、「新みずほ銀行」が誕生しました。

新生〈みずほ〉の旗印としてブランドスローガン「One MIZUHO 未来へ。お客さまとともに」を制定しました。

面接で志望動機を語るうえで、みずほフィナンシャルグループの歴史を知っておくことは大切です。

みずほフィナンシャルグループの企業理念

みずほフィナンシャルグループは、「みずほ」として行うあらゆる活動の根幹をなす考え方として、基本理念・ビジョン・みずほValueから構成される企業理念を制定していますが、その内容を紹介します。

基本理念:〈みずほ〉の企業活動の根本的考え方

〈みずほ〉は、『日本を代表する、グローバルで開かれた総合金融グループ』として、常にフェアでオープンな立場から、時代の先を読む視点とお客さまの未来に貢献できる知見を磨き最高水準の金融サービスをグローバルに提供することで、幅広いお客さまとともに持続的かつ安定的に成長し、内外の経済・社会の健全な発展にグループ一体となって貢献していく。

これらを通じ、〈みずほ〉は、いかなる時代にあっても変わることのない価値を創造し、お客さま、経済・社会に<豊かな実り>を提供する、かけがえのない存在であり続ける。

ビジョン:〈みずほ〉のあるべき姿・将来像

日本、そして、アジアと世界の発展に貢献し、お客さまから最も信頼される、グローバルで開かれた総合金融グループ』

  1. 信頼NO.1の〈みずほ〉

    豊かな発想力と幅広いお取引により培われた豊富な経験・専門的な知見を備えた、お客さまの中長期的なパートナーとして、最も信頼される存在であり続ける。

  2. サービス提供力NO.1の〈みずほ〉

    グローバルな視点から経済・社会の変化をいち早く予見し、個人・法人それぞれのお客さま、そして経済・社会にとって、常に革新的で最適な金融サービスを提供する。

  3. グループ力NO.1の〈みずほ〉

    常に変化するお客さま、経済・社会の多様なニーズに応えるべく、幅広い金融サービス機能を持つエキスパート集団として、グループの総力を結集する。

みずほValue:役職員が「ビジョン」を追及していくうえで共有する価値観・行動軸

  1. お客さま第一 ~未来に向けた中長期的なパートナー~

    私たちは、「お客さま」の未来に向けた中長期的なパートナーとして、お客さま第一で行動します。

    お客さまの視点を大切にし、フェアでオープンな立場から、グループの英知を結集した最適な商品・サービスを提供することで、かけがえのない信頼をさらに確かなものとし、お客さまとともに経済・社会の健全な発展に貢献していきます。

  2. 変革への挑戦 ~先進的な視点と柔軟な発想~

    私たちは、常に変化する世界の動きを幅広い視野で捉え、絶えず先進的な視点をもって業務にあたります。過去にとらわれない柔軟な発想をもって、お客さまのニーズと経済・社会の変化をいち早く予見し、解決策を見出すための変革に、果敢に挑戦し続けます。

  3. チームワーク ~多様な個性とグループ総合力~

    私たちは、多様な個性や意見を尊重する開放的なマインドを持ちつつ、豊富な経験と高い専門性を活かしながらチームの一員として判断・行動することで、金融のエキスパート集団としての総合力を最大限発揮していきます。

  4. スピード ~鋭敏な感性と迅速な対応~

    私たちは、お客さまのニーズを敏感に察知し、速やかに行動に移すことで、お客さまにとって最適な商品・サービスを、迅速、かつ、正確に提供します。

  5. 情熱 ~コミュニケーションと未来を切り拓く力~

    私たちは、お客さまと社会の声に誠実に耳を傾け、いかなる困難も乗り越え未来を切り拓いていく情熱を持ち、最後まで責任を持って行動することで、<豊かな実り>を提供する、かけがえのない存在であり続けます。

面接では、企業理念について質問されることも想定してください。志望動機をつくるときにも役に立ちます。

経営戦略:価値創造プロセスと5ヵ年経営計画

みずほフィナンシャルグループの経営戦略:価値創造プロセスと、5ヵ年経営計画~次世代金融への転換(2019~2023年度)について概要を紹介します。

  1. 経営戦略:価値創造プロセス

    ウィズコロナ・アフターコロナの世界、新しい時代における顧客や社会の課題に真摯に向き合い、「オープン&コネクト」「熱意と専門性」により、新たなパートナーシップを構築していく『次世代金融への転換』を実現する。

    そして、『来るべき時代において、顧客から今まで以上に必要とされ頼りにされる、より強力で強靭な金融グループ』を作っていく。

    「みずほ」は変わりゆく時代においても変わることのない価値を創造し、顧客、経済・社会に「豊かな実り」を提供する。

  2. 5ヵ年経営計画
    • 基本方針

      「前に進むための構造改革をビジネス・財務・経営基盤の三位一体で推進」する。

      経営資源配分等のミスマッチを解消し、新たな顧客ニーズに対応することで、「次世代金融への転換を図る。

    • 基本戦略は、顧客との新たなパートナーシップを構築すべく。「金融そのものの価値」を越えて、非金融を含めた「金融を巡る新たな価値」を創造すること。

      「オープン&コネクト」と、「熱意と専門性」の行動軸を持ち、これまで培った①顧客基盤・ネットワークと信頼・安心感、②金融機能・市場プレゼンスと非金融領域への対応力、③グループ一体的なビジネス推進体制、といったみずほの強みを最大限発揮する。

      DXへの取り組みや、外部との積極的な協働を加速する。

価値創造プロセス・5ヵ年経営計画はみずほフィナンシャルグループの将来の方向性を示す重要な指針ですから理解しておくとよいでしょう。

また、面接における志望動機をまとめるためには必要な知識です。

参考リンク集

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