【25卒/24年転職】面接官が教える「アサヒビール」の面接対策

2023.12.03 更新
次 » « 前
アイキャッチ画像

食品飲料業界大手のアサヒビールに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

アサヒビールに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えばアサヒビールの面接では、求める人材をよく理解して、課題解決力や行動力、チームワーク力の中から自分の強みを選んでアピールすることが大切です。

一方、面接で志望動機を語るためには競合他社と比べてなぜアサヒビールなのか答えられなくてはいけません。

これら以外にもアサヒビールの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、アサヒビールの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、アサヒビールの会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. アサヒビールの求める人材
  2. ただいま「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」販売中
  3. アサヒビールの新卒採用情報について【就活】
  4. 面接攻略の考え方【就活】
  5. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  6. アサヒビールの面接攻略のまとめ【就活】
  7. アサヒビールの中途採用情報について【転職】
  8. 面接攻略の考え方【転職】
  9. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  10. アサヒビールの面接攻略のまとめ【転職】
  11. アサヒビールを志望するときに知っておきたい社風
  12. アサヒビールの会社概要
  13. アサヒグループ理念
  14. アサヒグループ中長期経営方針
  15. 参考リンク集

アサヒビールの求める人材

アサヒビールはどのような人材を求めているのでしょうか?

新卒採用サイトの「伝えたいこと」には、社長が以下の内容を語っています。

・・・知らない世界に飛び込み、挑戦することは、相当のエネルギーを必要とし、同時に人を大きく成長させてくれます。・・・

私は「事業は人なり」を心の底から信じており、全社員がプロとしてお互いを認め合い、信頼し合い、明るく元気に切磋琢磨する会社を目指しています。・・・

ぜひ、私たちと、共に成長し、お客さまの人生をより豊かにし世界をより良くしていく未来の会社へと一緒に進化していきましょう。皆さんの挑戦をお待ちしています!!

また、アサヒグループ理念の「Our Values 」は、「挑戦と革新」「最高の品質」「感動の共有」です。

ここからアサヒビールの求める人材は、次のような人材と考えます。

  • 知らない世界に飛び込み、挑戦する人
  • お互いを認め合い、信頼し合い、明るく元気に切磋琢磨する人
  • お客さまの人生をより豊かにし世界をより良くしていく未来の会社へと一緒に進化していける人

面接において自己PRをするとき、求める人材をあらかじめ知っておくことは大切です。

ただいま「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」販売中

キャリア育みファームでは、面接の必勝マニュアル「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を販売しています。

もちろん履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)の自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。

会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
ということをご存知でしょうか。

面接対策には十分時間をかけることが大切です。具体的にどのように面接対策を進めていくのか、ほとんどの方は知りません。そんな方を支援したい一心で、必勝マニュアルを作成しております。

具体的な面接ノウハウが満載のマニュアルです。「なるほど、このようにすればいいのか」と理解して準備すれば、自信を持って面接に臨むことができ、ライバルからグンと抜け出すこと請け合いです。ぜひ、以下のページで詳細をご覧ください。

その他、以下のリンクも読み進めるとお役に立ちます。

アサヒビールの新卒採用情報について【就活】

はじめにアサヒビールの新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    アサヒビールの募集職種は、事務系、技術系(生産研究部門、エンジニアリング部門)です。

  2. 選考フロー

    事務系

    エントリーフォーム・エントリー動画・適性検査(WEBテスト)→面接(複数回)→最終面接→内々定

    技術系

    ES・適性検査(WEBテスト)→面接複数回→最終面接→内々定

  3. エントリーシート(24年卒)

    事務系

    自己PRに関すること

    • あなたが思う「高い成果を出す為にチームワークに必要な要素」は何だと思いますか?(100字以内)
    • あなたにとっての「モチベーションの源泉」は何ですか?(100字以内)
    • あなたの「理想の社会人像」を、理由とエピソードを交えて、1分程度で教えてください(動画ES)
    • 「あなた自身の「挑戦」「革新」のエピソードを教えてください。特にその過程でどのような課題に直面したか、またその課題をどのように乗り越えようと試みたかを含めて教えてください。」(400字以内)

    志望動機に関すること

    • あなたが「アサヒビールで実現したいこと」は何ですか?(100字以内)

    技術系

    自己PRに関すること

    • 研究室・ゼミテーマ
    • 研究内容(250字以内)
    • あなたの研究テーマをおじいちゃん、おばあちゃんにも理解できるように分かりやすく説明してください。(300字以内)
    • あなたが正解のない問いに向かいあうときに大切にしていることと、具体的なエピソードを教えてください。(300字以内)
    • 大切にしている価値観 ※複数選択(3つまで)
    • 学生時代頑張ったエピソード写真 :学生時代頑張ったエピソード写真を1枚登録ください。 →エピソード記入スペースにどのような場面の写真かエピソードを記入ください。

    志望動機に関すること

    • 就職先に求める点 ※複数選択(3つまで)
    • あなたが描く、将来のありたい姿と、それをアサヒビールで実現したい理由を説明してください。(300字以内)
  4. 面接

    面接では、学生時代に力を入れたことの深掘りがあります。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • 幼少期の通知表では良いところと悪いところを両方教えてください
    • 大学の専攻とその大学を選んだ理由は何ですか
    • 学生時代を100%とするとどのようなことに何%の力を入れましたか
    • ゼミでは何をしましたか
    • 研究テーマを説明してください(テーマを選んだ理由)
    • 学生時代に一番力を入れたことを説明してください(力を入れた理由、大変だったこと、それをどう乗り越えたか、学んだこと)
    • チームをまとめた経験はありますか(苦労したこと)
    • クラブ・サークル部活動でチームワークを発揮した経験はありますか
    • 1番大変だったこと、難しかった経験を教えてください
    • 挫折を乗り越えた経験はありますか
    • モチベーションの源泉は何ですか
    • プレッシャーを感じたときどのようになり、どう対処していますか
    • 自分が得意と思うことを話してください
    • 長所と短所を3つずつ教えてください
    • 周りからはどんな人だと言われますか
    • どんな時に1番ストレスを感じますか
    • 趣味・特技は何ですか
    • お酒は好きですか

    志望動機に関すること

    • なぜ飲料メーカーを志望しますか
    • ビール業界に興味を持った理由を教えてください
    • なぜアサヒビールを志望しますか
    • ライバルメーカーとの違いは何だと思いますか
    • 他の人に負けないアサヒビール愛について語ってください
    • 希望する職種と理由、そこで自分のどのような強みが活かせますか
    • 入社したらやりたい仕事は何ですか、そのためにはどうしたら実現できると思いますか
    • 職種の希望が叶わなかったらどうしますか
    • アサヒの◯◯職の課題は何だと思いますか
    • 業務用営業と量販店営業のどちらをやりたいですか
    • マーケティングに入る前に営業があるが大丈夫ですか
    • どんな商品を作ってみたいですか
    • 工場勤務についてどう思いますか
    • 入社後10年間でどのようなキャリアを積みたいですか
    • アサヒビールが今後発展するためには必要なことは何ですか
    • スーパードライについて感想を言ってください
    • 最近面白いと思った食品メーカーの商品とその理由を教えてください
    • 他社の応募状況とアサヒビールの志望度を教えてください
  5. 採用人数

    19年度入社実績 73名

    20年度入社実績 72名(男性54名 女性18名)

    21年度入社実績 52名(男性34名 女性18名)

    22年度入社実績 59名(男性40名 女性19名)

    23年度入社実績 40名程度

    24年度入社計画 50名程度

  6. 23年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大2、京都大1、北海道大1、東北大1、大阪大1、九州大3、東京工大1、一橋大1、筑波大1、横浜国大1、大阪府大1、他

    私立大

    早稲田大8、慶応大3、上智大2、明治大2、青山学院大2、立教大2、中央大2、学習院大1、明治学院大1、国学院大1、南山大1、同志社大3、立命館大1、関西大1、関西学院大3、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2023年9月3日号)参照

  7. 学歴フィルター

    アサヒビールは難関大学中心の採用となっています。中堅大学の学生は適性検査を通過すれば道が拓けます。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機及びそれに関することを必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする

    アサヒビールの求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。

    上記の求める人材にあるように、アサヒビールは、「知らない世界に飛び込み、挑戦する」「お互いを認め合い、信頼し合い、明るく元気に切磋琢磨する」「お客さまの人生をより豊かにし世界をより良くしていく未来の会社へと一緒に進化していける」人を求めています。

    求める人材と、課題解決力、行動力、チームワーク力の関係は次の通りです。

    「知らない世界に飛び込み、挑戦する」は、行動力を表しています。

    また、「お客さまの人生をより豊かにし世界をより良くしていく未来の会社へと一緒に進化していける」は、課題解決力を表しています。

    さらに「お互いを認め合い、信頼し合い、明るく元気に切磋琢磨する」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。

    以上の三つの能力をアサヒビールは求めています。

    これらは、「このような人材になってもらいたい」との理想の姿と考えましょう。

    学生がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。

    • 課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。
    • 行動力なら、課題の解決に向けて周囲に働きかけながら粘り強く取り組めるということです。
    • チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。

    力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。

    そこで自分が身につけたことを伝えられるとなお良いです。

    但し、アサヒビールは採用するすべての人に課題解決力や行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接においてその能力を上手に説明してください。 

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    アサヒビールは、生産研究部門で商品開発、技術開発、醸造、パッケージング、基盤研究に従事します。

    エンジニアリング部門では、工場の製造設備や建物などについて、導入・更新・保全などを担います。

    これらが、技術系応募者が活躍できる職種・部門です。

    技術系応募者はそれらに十分対応できる能力、スキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

    技術系応募者は、面接において研究内容の説明を詳しく深掘りされることを想定してください。

    具体的には、研究にあたって、その課題と課題解決の手法をあげ、解決に困難だった点について自分自身の工夫と成果、さらに研究を通して得た知識やスキルをアサヒビールで応用できることをわかりやすく説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、あるいはねばり強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

    一方、アサヒビールの生産研究・エンジニア部門で直接使える研究をしていなくても応募を希望する学生もいると思います。

    その場合は論理的思考力など、潜在的な能力面を面接でアピールしてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ食品飲料業界を選ぶのか明確に伝える

    なぜ食品飲料業界を志望するか、その理由を説明できるようにしてください。

    食品飲料業界とは何か、食品飲料業界を取り巻く環境や、食品飲料業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2024年】食品・飲料業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。

    食品飲料メーカーについて業務の理解を深めていき、魅力を語ってください。

    ■なぜアサヒビールを選ぶのか明確に伝える

    アサヒビールのグループ理念、事業内容、グループ中長期経営方針などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがアサヒビールを選んだ志望動機になります。

    また、アサヒビールと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    アサヒビールを志望する人は食品飲料メーカーに興味がある人であり、アサヒビールと並行して、同業のサントリーや、キリン、サッポロといった各社に応募する人が多いようです。あるいは、グループ内のアサヒ飲料にも興味があるかも知れません。

    たとえアサヒビールが第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜアサヒビールなのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    ■アサヒビールで希望する職種・事業とその理由、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える

    アサヒビールは、事務系と技術系(生産研究部門、エンジニアリング部門)の募集をしています。

    技術系は、応募する部門を選択した理由を答えられるようにしてください。

    事務系、技術系共に、希望する職種・事業とその理由、そこでやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。

    希望する仕事で注目している商品や技術とその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。

    ■アサヒビールの志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、アサヒビールと同じ食品飲料メーカーならば、食品飲料業界志望と答えてください。

    他社名を教えてほしいと聞かれたら、アサヒビールと同等の大手企業に応募中ならそれを答えてください。

    食品飲料業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。

    この場合まったくの異業種であるなら、なぜその業種に応募したのか答えられるようにしてください。

以上、アサヒビールの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

アサヒビールは、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などとともに持株会社であるアサヒグループホールディングスの傘下にあります。

このようなアサヒビールの面接を攻略するためには、まず食品飲料業界を取り巻く環境を理解することと、食品飲料業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】食品・飲料業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、アサヒビールとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

アサヒビールの会社概要、グループ理念、事業内容、グループ中長期経営方針など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもアサヒビールのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でアサヒビールの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

アサヒビールの面接攻略のまとめ【就活】

アサヒビールに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

アサヒビールが採用したい人材は、「知らない世界に飛び込み、挑戦する」「お互いを認め合い、信頼し合い、明るく元気に切磋琢磨する」「お客さまの人生をより豊かにし世界をより良くしていく未来の会社へと一緒に進化していける」人です。

面接では学生時代に力を入れたことの深掘りがあります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ食品飲料業界を選ぶのか明確に伝える
  • なぜアサヒビールを選ぶのか明確に伝える
  • アサヒビールで希望する職種・事業とその理由、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える
  • アサヒビールの志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは食品飲料業界を取り巻く環境を理解すると同時に、食品飲料業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、アサヒビールとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

アサヒビールの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

アサヒビールの中途採用情報について【転職】

続いてアサヒビールの転職面接について解説していきます。

はじめにアサヒビールのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    アサヒビールは、中途採用の応募管理をミイダス(株)が運営するミイダスサービス経由にて行っています。

    応募の場合は、ミイダスの登録画面にてキャリア情報の登録をします。

    アサヒビールは登録内容を確認し、適したポジションがある場合に、個別にオファーをする募集のかたちとなっています。

  2. 選考フロー

    キャリアをミイダス上で登録→担当者が閲覧・確認→適したポジションがある場合、スカウト→本人が合意の上面接→内定

  3. 面接

    面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び応募条件を満たしているかを判断されます。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • 現職(前職)の職務内容を説明してください
    • 現職(前職)で思い入れのある商品についてのエピソードを話してください
    • この場で面接官に営業してください
    • 強みは何ですか

    志望動機に関すること

    • なぜアサヒビールを志望しますか
    • アサヒビールとライバルの違いは何だと思いますか
    • 入社したらやりたいことは何ですか
    • 開発したい商品は何ですか
    • お酒は飲みますか
    • 好きなビールは何ですか
    • スーパードライは飲んだことがありますか

    退職理由に関すること

    • なぜ現職(前職)を退職しますか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。よってそれらについて的確に答えるための準備が必要です。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントを参考にしてください。

  1. 転職面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    アサヒビールの求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。

    上記の求める人材にあるように、アサヒビールは、「知らない世界に飛び込み、挑戦する」「お互いを認め合い、信頼し合い、明るく元気に切磋琢磨する」「お客さまの人生をより豊かにし世界をより良くしていく未来の会社へと一緒に進化していける」人を求めています。

    求める人材と、課題解決力、行動力、チームワーク力の関係は次の通りです。

    「知らない世界に飛び込み、挑戦する」は、行動力を表しています。

    また、「お客さまの人生をより豊かにし世界をより良くしていく未来の会社へと一緒に進化していける」は、課題解決力を表しています。

    さらに「お互いを認め合い、信頼し合い、明るく元気に切磋琢磨する」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。

    以上の三つの能力をアサヒビールは求めています。

    これら三つの能力のうち、中途採用は即戦力を求めているので、仕事のアウトプットに直結する課題解決力と行動力をアピールすることが有効です。

    (アサヒビールはチームワークも重視しているので、チームワーク力について質問された場合には、その力もあることを、例をあげて答えられるようにしておいてください。)

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、目標達成に向けて課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。

    さらに職務を実行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    最後に、アサヒビールで活かせる、身につけた知識やスキルを語ってください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えてください。

    ■技術系応募者は技術力を語る

    技術系応募者は、まずオファーされた職種の職務内容を理解してください。

    そして、それらに十分対応できる経験や能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。

    技術系応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を相当詳しく求められます。

    職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。

    成果を出すためのノウハウが、アサヒビールでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    もちろん直接そのような職務を経験していない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜアサヒビールを選ぶのか明確に伝える

    アサヒビールのグループ理念、事業内容、グループ中長期経営方針などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがアサヒビールを選んだ志望動機になります。

    また、アサヒビールと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    アサヒビールを志望する応募者は、他の食品飲料メーカーの中途採用募集に興味がある人も多いと思われます。

    面接では競合他社と比較して、なぜアサヒビールなのかを質問されることもありますから、そのような質問に的確に答えられなくてはいけません。

    ■なぜオファーのあった職種に応募したのか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

    転職の希望者は、なぜオファーのあった職種に応募したのか、そこでどのような仕事をやりたいかとその理由をしっかりと説明する必要があります。

    中途採用の応募者が、アサヒビールからオファーのあった職種に応募した主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルがアサヒビールで活かせることだと思います。

    それには職務内容をわかりやすく説明することで、経験や能力、スキルがアサヒビールで活かせて、やりたい仕事で貢献できることを伝えてください。

    応募職種の分野で注目しているアサヒビールの商品や技術と、なぜ注目しているかその理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

    ■酒類に関する質問に答えられるようにする

    アサヒビールは、お酒に関する質問が多くなされます。例えば、「お酒は飲みますか」「好きなビールは何ですか」「スーパードライは飲んだことがありますか」といったような質問です。

    アサヒビールやライバルメーカーのビールなど酒類を飲み比べて感想を話せるように準備しましょう。

    もし飲酒をしない場合には、飲酒習慣がないこととその理由、それでも酒類メーカーに入社を志望する理由を明確に伝えられるようにしてください。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。

以上、アサヒビールの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は2回程度行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

面接を攻略するためには、まずは食品飲料業界を取り巻く環境を理解することと、食品飲料業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。(同業メーカーに勤務の人はご存知のことと思いますが)

続いて、アサヒビールとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

アサヒビールの会社概要、グループ理念や事業内容、グループ中長期経営方針など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもアサヒビールのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でアサヒビールのホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

アサヒビールの面接攻略のまとめ【転職】

アサヒビールに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

アサヒビールが採用したい人材は、「知らない世界に飛び込み、挑戦する」「お互いを認め合い、信頼し合い、明るく元気に切磋琢磨する」「お客さまの人生をより豊かにし世界をより良くしていく未来の会社へと一緒に進化していける」人です。

面接では、求める人材にふさわしいか、及び現職(前職)の仕事内容の深掘りがなされます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は技術力を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜアサヒビールを選ぶのか明確に伝える
  • なぜオファーのあった職種に応募したのか、そこでやりたい仕事を明確に伝える
  • 酒類に関する質問に答えられるようにする

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは食品飲料業界を取り巻く環境を理解すると同時に、食品飲料業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、アサヒビールとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

アサヒビールの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

アサヒビールを志望するときに知っておきたい社風

アサヒビールの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • 福利厚生では、家賃補助が充実しています。財形貯蓄制度もあります。カフェテリアプランにより年間90,000円の補助額が社員に付与され、豊富なメニューの中から好きなプランを選べるようになっています。
  • 有給休暇は取得しやすく、残業時間も適切です。ただ、営業系はプライベートな時間があまり持てません。スーパーフレックスやテレワークも推進しています。
  • 明るく元気な社員が多く、飲み会は他社と比較して多いかも知れませんが、強制はされません。社内の風通しは良いです。
  • やや体育会系のイメージがあります。上司の指示が絶対です。縦割り意識が強い傾向にあります。
  • 産休・育休も取得でき、ほとんどの女性が職場復帰しています。時短勤務も認められています。
  • 年功序列的な評価制度です。

面接で語る志望動機をまとめるときには、社風を理解していることは必要です。

アサヒビールの会社概要

ここからはアサヒビールの会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

  • アサヒビールは、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などとともに持株会社であるアサヒグループホールディングスの傘下にあります。

    アサヒビールは、大手ビールメーカー4社のうちの1社で、ビールのシェアは10年間トップでした。2020年~2021年にキリンがシェアトップでしたが、2022年に3年ぶりにアサヒビールがシェアトップに返り咲きました。

  • アサヒビールは1889年設立の大阪麦酒会社が源流です。

    1906年大阪麦酒、日本麦酒、札幌麦酒の3社合同により大日本麦酒株式会社が設立されますが、1949年朝日麦酒、大日本麦酒、日本麦酒に分割します。

    1989年に朝日麦酒はアサヒビール株式会社に商号変更します。

    2011年持株会社のアサヒグループホールディングスに商号変更し、会社分割により酒類事業は子会社の(新)アサヒビール株式会社に承継されました。

    アサヒビール株式会社は、アサヒグループにおいて、2021年設立の日本事業を統括する中間持株会社のアサヒビールジャパンの100%子会社となっています。

  • アサヒビールのビジョンは、「すべてのお客さまに、最高の明日を。」です。
  • アサヒビールは、ビール類、ビール類以外の酒類(洋酒、RTD、ワイン、焼酎)及びノンアルコール飲料を製造・販売しています。

    アサヒビールグループ傘下にニッカウヰスキー、サントネージュワイン、エノテカなどがあります。

    アサヒグループとしては、アサヒ飲料で清涼飲料水、アサヒグループ食品で食品、健康・機能性食品、医薬品などを製造・販売しています。

  • アサヒビールの2022年12月期の経営数字は次の通りです。

    資本金は200億円です。

    従業員数は、4,780人です。(2021年12月期酒類事業連結)

    売上収益は、7,502億円です。

    営業利益は、585億円です。

    経常利益は、517億円です。

    当期純利益は、144億円です。

  • アサヒグループホールディングスの2022年12月期の経営数字は次の通りです。

    連結売上収益は、2兆5,111億円です。

    連結営業利益は、2,170億円です。

    連結当期利益は、1,516億円です。

    セグメント別売上収益は、日本1兆3,017億円、欧州5,739億円、オセアニア5,832億円、東南アジア517億円、その他7億円です。

面接では、「アサヒビールのビジョンは何か知っていますか」と質問がなされるかも知れませんので、覚えておくと良いです。

アサヒグループ理念

ここでは、アサヒグループ理念を紹介します。

アサヒグループ理念(Asahi Group Philosophy)

Our Mission 社会における使命・存在価値

期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造

Our Vision アサヒグループのありたい姿・目指す姿

高付加価値ブランドを核として成長する“グローカルな価値創造企業”を目指す

Our Values ミッションを果たし、ビジョンを実現するための価値観

挑戦と革新 最高の品質 感動の共有

Our Principles ステークホルダーへの行動指針・約束

すべてのステークホルダーとの共創による企業価値向上

顧客:期待を超える商品・サービスによるお客様満足の追求

社員:会社と個人の成長を両立する企業風土の醸成

社会:事業を通じた持続可能な社会への貢献

取引先:双方の価値向上に繋がる共創関係の構築

株主:持続的利益成長と株主還元による株式価値の向上

面接では、「グループ理念を知っていますか」と質問がなされることもあります。理解しておきましょう。

アサヒグループ中長期経営方針

ここでは、アサヒグループの中長期経営方針について概要を紹介します。

  • 長期戦略のコンセプトは、「おいしさと楽しさで“変化するWell-being”に応え、持続可能な社会の実現に貢献する」です。
  • 目指す事業ポートフォリオは、「ビールを中心とした既存事業の成長と新規領域の拡大」です。

    「既存地域でのプレミアム化とグローバルブランドによる成長、展開エリアの拡大」及び、「健康志向などを捉えた周辺領域での成長、ケイパビリティを活かした新規事業の創出・育成」を目指します。

  • 持続的成長を実現するためのコア戦略を推進します。

    「サステナビリティと経営の統合による社会・事業のプラスインパクトの創出、社会課題解決」、「DX(デジタルトランスフォーメーション)=BX(ビジネス・トランスフォーメーション)と捉え、3つの領域(プロセス、組織、ビジネスモデル)でのイノベーションを推進」、「研究開発機能の強化による既存商品価値の向上・新たな商材や市場の創造」を推進します。

  • 長期戦略を支える経営基盤の強化を図ります。

    「目指す事業ポートフォリオの構築やコア戦略を遂行するための人的資本の高度化」と「グループガバナンスの進化による最適な組織体制構築、ベストプラクティスの共有」を図ります。

  • 2022年以降3年程度の中期的な主要指標のガイドラインとして、「事業利益の年平均成長率は一桁台後半」、「EPSの年平均成長率は一桁台後半」、「FCF(営業CF―投資CF)は年平均2000億円以上」を目標とします。

面接で自己PRや志望動機を語るとき、中長期経営方針を理解しておくことが大切です。

参考リンク集

0 件のコメント

お気軽にコメントください
新しいコメント
はい
いいえ
OK