【22卒】面接官が教える「サントリー」の面接対策

2020.10.29 更新
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酒類メーカーで最大手のサントリーに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

(サントリーの社名はサントリーホールディングス株式会社ですが、本ブログでは略して「サントリー」と呼ぶこととします。)

サントリーに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えばサントリーの面接では、求める人材をよく理解して、自己PRにおいて特に行動力と課題解決力をアピールすることが大切です。

技術系で応募の場合、研究内容を的確に説明できることが求められます。

面接官には、明るさと元気さが感じられる態度を示してください。

一方、面接で志望動機を語るためには競合他社と比べてなぜサントリーなのか答えられなくてはいけません。

サントリーで何をやりたいかも明確に伝えてください。

これら以外にもサントリーの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、サントリーの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、サントリーとはどのような会社なのかについての情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

分析した結果を基にエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。

就活中の学生は、本ブログを読むことで自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

目次
  1. サントリーの求める人材
  2. サントリーの新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. サントリーの面接攻略のまとめ【就活】
  6. サントリーを志望するときに知っておきたい社風
  7. サントリーの会社概要
  8. 歴代社長の精神を知る
  9. サントリーの企業理念
  10. サントリーの戦略
  11. 参考リンク集

サントリーの求める人材

サントリーはどのような人材を求めているのでしょうか。

面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで必要です。

サントリーが求める人材はどのような人でしょうか?

サントリーの理念体系にある「わたしたちの価値観」には、「やってみなはれ」というチャレンジ精神が明記されています。

また、サントリーのホームページの採用情報において、人事部長が次のようなコメントを述べています。

「・・・・チャレンジ精神旺盛な人、どんなことも前向きに考える人、当事者意識を持って物事を進めることができる人、ワクワク感をもって仕事を楽しめる気持ちをもった人、自分のことだけではなくチームの成果を優先して考えられる人、周囲や相手に感謝の気持ちを持てる人、そんな人材を求めています。・・・・」

これらを勘案すると、次のような人材を求めていると考えられます。

「チャレンジ精神にあふれ、どんなことでも前向きに当事者意識をもってやりぬく、やってみなはれの精神を体現できる人」

「自分よりチームを優先して考えられるチームワークができる人」

一方で、決まったタイプの人物像はなく、型にはまらない個性あふれる人材を期待しているとも言われています。

面接において自己PRを話すとき、求める人材像を知っておくことは大切ですから、覚えておくと良いでしょう。

サントリーの新卒採用情報について【就活】

はじめにサントリーの新卒採用情報について、その概要を以下に記します。

21年度入社よりサントリーホールディングスとサントリー食品インターナショナルはサントリーグループとして合同で採用を実施します。

  1. 募集部門

    サントリーは部門別募集を行っています。

    Ⅰは、ビジネス部門、財経部門、デジタルテクノロジー部門です。

    Ⅱは、生産研究部門1、生産研究部門2です。

    Ⅰ部門

    ビジネス部門は、国内外マーケティング、国内外専門スタッフ、国内酒類食品営業です。

    財経部門は、国内外財務、経理です。若干名の採用です。

    デジタルテクノロジー部門は、デジタルマーケティング、ITコンサル、営業推進です。若干名の採用です。

    Ⅱ部門

    生産研究部門は、基礎研究、商品開発、技術開発を行います。

    基盤研究は、健康素材や微生物、植物バイオ研究、水に関する研究、環境緑化などがあります。

    商品開発は、新規包材開発、新規販売機材の技術開発、新規商品の中核プロセス技術開発などがあります。

    技術開発は、食品、酒類、健康食品・化粧品などの開発があります。

  2. 選考プロセス

    WEBプレエントリー→ES受付→社員座談会、書類選考→筆記試験→面接(複数回)→内々定

  3. エントリーシート

    自己PRに関すること

    • ゼミ・研究についてご記入ください。
    • 学生時代に力を入れた活動についてご記入ください。例:クラブ・留学・アルバイト・ゼミ等 高校(高校生・30字)
    • 学生時代に力を入れた活動についてご記入ください。例:クラブ・留学・アルバイト・ゼミ等 大学(大学生・100字)
    • 今までの人生における『挑戦』または『創造』の経験について※フォーマットはご自由にお使いください。写真、グラフ、イラスト等なんでも利用いただいて結構です。(A4用紙1枚)
    • これまでの人生で最大限に頭と体を使ったエピソードを教えてください。(400字以内)
    • あなたを自由に表現してください。

    志望動機に関すること

    • サントリーの○○部門で具体的にやってみたい仕事とその理由を書いてください。(300字以内)
  4. 面接

    面接では、エントリーシートの深堀りを行い、総合的な人物評価がなされます。

    面接で選考するポイントは、「これまでの人生において挑戦したこと、または創造したこと」と、志望理由からその個性がサントリーにマッチするかどうか」です。

    自己PRに関すること

    • 幼少期から大学までどのような人間だったのか確認
    • 幼少期の話から大学までの確認
    • 学生時代に力を入れてやってきたこと、なぜそれを始めたか、何が特に大変だったか、どのように乗り越えたか
    • どのような研究をしているかの説明、研究の背景、研究結果
    • リーダーシップを発揮したエピソード
    • 自分はどのような人間か、強みと弱み、弱みの原因とそれを克服するために何をしているか、周りからどのような人と言われるか
    • 尊敬している人は誰か

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何か?
    • なぜサントリーを志望するのか
    • サントリーでやってみたい仕事とその理由
    • 最近気になったサントリーの商品は何か
    • 就職活動の状況、他社の選考状況、サントリーの志望順位
  5. 採用人数

    19年度入社 159名

    20年度入社 150名

    21年度採用計画 160名

  6. 20年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大3、京都大6、北海道大3、東北大2、名古屋大1、大阪大4、九州大3、東京工業大2、一橋大3、筑波大3、都立大1、横浜国大4、大阪市大1、神戸大3、他

    私立大

    早稲田大14、慶応大9、上智大2、明治大2、青山学院大1、立教大3、中央大1、法政大3、学習院大1、専修大1、東海大1、東京女子大1、日本女子大1、南山大1、同志社大7、立命館大4、関西学院大3、同志社女子大1、武庫川女子大1、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2020年8月30日号)参照

  7. 学歴フィルター

    サントリーは難関国立大学や難関私立大学を中心に採用しています。

    型にはまらない個性あふれる人材を求めていますので、自分がそのような性格ならチャレンジしてみたら良いと考えます。

面接攻略の考え方【就活】

面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■行動力と課題解決力を自分の中で探してアピールする

    サントリーは、基本的には、特に行動力と課題解決力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるようにサントリーは、「チャレンジ精神にあふれ、どんなことでも前向きに当事者意識をもってやりぬく、やってみなはれの精神を体現できる人」を求めています。

    これは、まさに行動力と課題解決力を表しているのではないでしょうか。

    面接では自分は○○のような創意工夫のできる人間であることをアピールしましょう。

    すなわち、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための企画をし、実現のために粘り強く周囲に働きかける人というアピールです。

    面接では、学生時代において最も力を入れて取り組んだことと、なぜ取り組んだのかその理由とともに、内容と成果を説明してください。

    さらに、実行したときに困難だったこと、困難を乗り越えるために工夫したこと、取り組みにより自分が身につけたことや、反省したことを探し出して、語ってください。

    但し、サントリーは採用するすべての人に行動力と課題解決力を求めているわけではありません。

    例えばサントリーは、「自分よりチームを優先して考えられるチームワークができる人」も求めています。

    自分の持ち味がチームワーク力であるならば、それをアピールすることも良いと思います。

    それ以外にも、自分の最も伝えたい能力が他にあるなら面接でそれを上手に説明してください。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    技術系応募者は、「生産研究」部門へ応募することと思います。

    「生産研究」は、基礎研究、商品開発、技術開発に分かれています。

    また、後述するサントリーのグローバル事業戦略を推進する上で、解決すべき課題が山積しています。

    面接では、研究をした理由、困難だったこと、それをどう乗り越え、どのような研究成果を出したかを説明できるようにしてください。

    そして、生産研究部門において、十分対応できる能力、スキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

    もちろん直接そのような研究、勉強をやってこない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。

    ■世界中どこででも働く覚悟を伝える

    サントリーはグローバルトップを目指して今後ますます世界展開を進めようとしている会社です。米国や欧州のような先進国のみならず、アジアまで市場は広がっていきます。

    面接では、事務系、技術系応募者に限らず、世界のどこへでも行って働く覚悟も伝えてください。

    ■明るさと元気さを醸し出す

    サントリーは体育会系と言われますが、特にビジネス部門で働く社員にはその傾向が強いと考えられます。

    これは、飲料、酒類では、販売店、飲食店に対する地道な営業努力が求められるからではないかと思います。

    どのような困難にもくじけない明るさと元気さは大切な資質です。面接では声の調子や立ち振る舞いに気をつけて、明るさと元気さが伝わるような態度を見せてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■就活の軸は何か明確に伝える

    就活の軸とは「仕事を選ぶときの基準(こだわり)」です。

    自分がなぜ、その仕事をやりたいかについての明確な基準(こだわり)ということです。

    サントリーや、その他の応募する会社を選んだ基準について共通するものを探し出してください。

    たとえば、「研究分野を活かせる仕事」というようなものです。

    その基準(こだわり)を面接官が納得できるように説明できることが大切です。

    ■なぜサントリーを選ぶのか明確に伝える

    サントリーを志望する応募者は、飲料・酒類メーカーに興味を持っている人とか、CM等で飲料・酒類メーカーに親近感を感じている人が多いのではないでしょうか?

    よってサントリー以外にもキリン、アサヒ、サッポロなど飲料・酒類メーカーと並行して応募することと思われます。

    仮にサントリーが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜサントリーなのかを、質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    そのためには、サントリーと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておく必要があります。

    この場合、サントリーや他の飲料・酒類メーカーの商品を購入し、サントリーと他メーカーの商品を比較し、味や、ビン・缶のデザインなどの違いを知っておくことも有効です。

    また、飲料・酒類の販売店を訪問し、スタッフにサントリーについて質問してください。

    キリンやアサヒとの違いはなにかを聞いたりするのもいいですね。特にビールの主力商品であるプレミアムモルツと他社のプレミアムビールの違いは知っておいてください。

    ■「文化・社会・福祉活動」や「環境活動」を知っておく

    サントリーは、商品を売るという本来の活動以外にも「文化・社会・福祉活動」や「環境活動」にも熱心な会社です。これは、後述するサントリーグループの理念体系にある「わたしたちの価値観」の「利益三分主義」から行っている活動と思われます。

    これら活動は、サントリーのイメージアップにもつながる大切な活動と位置づけられていると考えられます。ぜひ、内容を理解しておいてください。

    面接における志望動機にも使えそうです。

    ■なぜその部門を選んだか、そこで何をやりたいかを明確に伝える

    サントリーは技術系、事務系とも部門別採用です。いわば入社時にどのような仕事をするか決める形の採用です。

    面接では、その部門を選んだ理由とそこでやりたいことをしっかりと説明できなければなりません。

    「希望する部門とそこでどのような仕事をしたいか」「なぜ希望するのか」「希望する部門で働くために自分はどのような能力、スキルを持っているか」「希望する仕事に就けない場合はどうするか?」について志望動機のなかで答えられるようにしてください。

    ■他社の応募状況とサントリーの志望順位を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、食品・飲料業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、大手食品・飲料メーカーに応募中ならそれを答えてください。

    それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。この場合まったくの異業種であり、なぜそうなのか答えられるようにしてください。

以上、サントリーの採用状況と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売も行っています。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

面接を攻略するためには、まずは食品・飲料業界を取り巻く環境を理解することと、食品・飲料業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。ブログ記事「【2021年】食品・飲料業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、サントリーとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

サントリーの従業員数や売り上げといった会社概要、歴代社長の精神、サントリーの哲学ともいえる企業理念、これからのサントリーの方向性を示す戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもサントリーのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でサントリーのホームページから得たサントリーの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

サントリーの面接攻略のまとめ【就活】

サントリーに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

サントリーが採用したい人材は、「チャレンジ精神にあふれ、どんなことでも前向きに当事者意識をもってやりぬく、やってみなはれの精神を体現できる人」「自分よりチームを優先して考えられるチームワークができる人」です。

面接で選考するポイントは、「これまでの人生において挑戦したこと、または創造したこと」と、志望理由からその個性がサントリーにマッチするかどうか」です。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力と課題解決力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る
  • 世界中どこででも働く覚悟を伝える
  • 明るさと元気さを醸し出す

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 就活の軸は何か明確に伝える
  • なぜサントリーを選ぶのか明確に伝える
  • 「文化・社会・福祉活動」や「環境活動」を知っておく
  • なぜその部門を選んだか、そこで何をやりたいかを明確に伝える
  • 他社の応募状況とサントリーの志望順位を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは業界を取り巻く環境を理解することと、食品・飲料業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、サントリーとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

サントリーの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

以下のリンクも参照ください。

サントリーを志望するときに知っておきたい社風

サントリーの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • オフィスはフリーアドレスです。全員が机の上に何も置かずに帰社するためいつもキレイです。
  • 基本的に休日出勤はなく、5営業日連続の長期休暇の取得を推奨されています。
  • 女性の時短勤務や在宅勤務の制度もあります。また育休復帰のフォロー研修も行うなど、手厚いです。
  • 愛社精神が強いと思います。社員を大切にする会社の姿勢や身近に自社製品を感じられること、やってみなはれや利益三分主義といったDNAが共有化されていることが要因です。
  • 「やってみなはれ」の社風で新たな事にチャレンジすることを常に求められるので、やりがいもあります。
  • 自由な社風は言い換えれば、社員一人一人の意識の高さと行動力が求められます。創造力に長けた人には向いている会社です。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

サントリーの会社概要

飲料メーカーで特に酒類を製造する大手4社のうちサントリーは売上高がトップを誇っています。

サントリーは、1899年に創業者の鳥井信治郎氏が大阪に鳥井商店を開業し、ブドウ酒の製造販売を始めたところからスタートしました。

サントリーの社名は「鳥井さん」を反対にして「さん鳥井」という有名な俗説があります。

本当のところは、「赤玉ポートワイン」の赤玉が太陽を表しており、赤玉=サンと鳥井を合わせて「サントリー」と命名したようです。

サントリーの2019年12月期の決算数字は次の通りです。

資本金は、700億円です。

グループ従業員は、40,210人です。

連結売上収益(酒税控除後)は、22,947億円です。

連結営業利益は、2,596億円です。

連結当期利益は、1,409億円です。

2019年度の連結売上収益の内訳として、食品(清涼飲料、健康飲料他)は56%、酒類(スピリッツ、ビール類、ワイン他)は34%、その他(健康食品、外食、花等)は10%となっています。

同地域別連結売上収益は、日本13,297億円、ヨーロッパ2,888億円、アメリカ3,127億円、アジア・オセアニア3,635億円です。

面接では会社概要について、例えば「売上収益が一番大きな事業は?」のような質問をされることがあります。面接前に概要をしっかり知ることが大切です。

歴代社長の精神を知る

「やってみなはれ」

創業者鳥井信治郎氏は未知の分野に挑戦しようとして周囲から反対を受けるたびにこの言葉を発してあきらめなかったといいます。

そして国産ワイン、ウィスキーを製造することに成功するのですが、「やってみなはれ」の精神は今もサントリ―グループのDNAとなっています。

二代目社長の佐治敬三氏は、ビール事業に再参入します。そして46年目に悲願の黒字化を達成します。

三代目社長の鳥井信一郎氏は、それまでのトップダウンスタイルから、部下に「まかせて伸ばす」マネジメントスタイルに経営を変え、現場主義の徹底を図りました。

四代目社長の佐治信忠氏は、M&A戦略と海外戦略を担当しグローバル化の推進を図ってきました。

歴代社長の精神は面接における自己PRや志望動機を答えるうえで参考となります。

サントリーグループは、「やってみなはれ」の歴史であり、このフレーズがサントリーグループのすべてを現しています。ぜひとも覚えてください。

サントリーの企業理念

サントリーグループの理念体系を紹介します。

  • サントリーグループの約束

    水と生きる

    「水と生きる」は、わたしたちサントリーグループがお客様はもちろんのこと、地域や社会や自然環境と交わす約束の言葉です。

    自然への思い ~水とともに生きる~

    お客様に水と自然の恵みをお届けする企業として、貴重な共有資源である水を守り、水を育む自然環境を次世代につないでいく。

    社会への思い ~社会にとっての水となる~

    水があらゆる生命の渇きを癒し、潤いを与えるように、お客様や社会にとって価値ある商品やサービスを通じて、人々の豊かな生活文化の創造に貢献していく。

    わたしたち自身への思い ~水のように自在に力強く~

    すべての社員が水のように柔軟に常に新しいテーマに挑戦し、新たな価値を創造する企業であり続ける。

    これら3つの約束を果たすために、わたしたちは日々の行動を積み重ねていきます。

  • サントリーグループの理念体系

    わたしたちの使命

    『人と自然と響き合う』

    わたしたちは、常にお客様を見つめ、お客さまの求めるものに応えます。商品やサービスを通じてお客様の生活文化を潤い豊かなものにしていきます。

    そして、商品の源泉である自然の恵みに感謝し、恵みを生み出す自然の生態系が健全に循環するように力を尽くします。

    人々の生活文化を潤い豊かにすることと、自然環境を保全することが互いに矛盾せず、幸福な相互関係で結ばれ、永く持続していく社会づくりに貢献すること。これがサントリーグループの使命です。

    わたしたちの志

    『Growing for Good』

    わたしたちは、この社会のために”Growing”=成長し続けます。成長し続けることで、よりよい社会づくりに貢献する力も、自然環境を守る力も大きくしていきます。

    そのためには革新的な取り組みに情熱を注ぎ、新たなチャレンジをつづけること。これがサントリーグループの志です。社員一人ひとりもまた、仕事への情熱と挑戦意欲を忘れず、“Good”=誠実で信頼される人間として、成長しつづけなければなりません。

    わたしたちの価値観

    『やってみなはれ』

    サントリーグループの歴史をつくってきたのは、常に果敢なチャレンジ精神でした。誰もやらなかったことに挑む。常識を疑い視点を変え、考えぬいて、ひたむきに行動する。失敗や反対を恐れず、ひたすら挑戦しつづける。

    新しい市場創造も、新たな価値提供も、そんな情熱から生まれました。『やってみなはれ』は、現在も未来も、わたしたちの事業の原動力となる価値観です。

    『利益三分主義』

    わたしたちの事業は、お得意先やお取引先、そしてこの社会のおかげで成り立っています。だから、事業で得た利益は、「事業への再投資」にとどまらず、「お得意先・お取引先へサービス」や「社会への貢献」にも役立てていこう。そんな思いを言葉にしたのが『利益三分主義』です。

    「おかげさま」の心で事業の成功をステークホルダーや社会全体と分け合い、互いに発展、成長していける関係づくりに全力を注ぐこと。これもまた、サントリーグループ不変の価値観です。

    サントリーグループWay

    サントリーグループがユニークな価値をお届けすることで、お客様から選ばれ、愛され続けるために、従業員一人一人が日々実践してゆく「サントリーらしい」行動のあり方を定めています。

    サントリーグループ企業倫理綱領

    サントリーグループが社会に対して責任を果たし、信頼をいただくために、大切にしなければならない基本姿勢を定めています。

  • コーポレートマーク

    サントリーという企業の源泉ともいえる水を大切にしたい。そして、水のようにしなやかな企業でありたい。

    水のように躍動し、立ち止まらず、育ち、成長を続ける企業でありたい。水をモチーフに、私たちの思いをそのままかたちにしたのが、サントリーグループのコーポレートマークです。

    それは、同時に、私たちが生きるこの地球の生命のエネルギーと喜びを表しています。みずみずしい「ウォーターブルー」は、柔軟に、純粋に、常に新たなテーマにチャレンジする私たちの決意を伝える色なのです。

面接では、企業理念について質問されることも想定してください。志望動機をつくるときにも役に立つかも知れません。

サントリーの戦略

サントリーの経営戦略について概要を紹介します。

  • 事業デザイン(戦略ゴールと経営体制)

    サントリーの戦略ゴール

    飲料・酒業界の「世界の巨人たち」といえるコカ・コーラ、ペプシコ、アンハンザ―・ブッシュ・インベプなど、グローバルプレーヤーを意識して戦う。

    グローバルトップを目標に大胆なM&Aでグローバルプレイヤーになる。

    サントリーは世界の飲料メーカーでは珍しい清涼飲料、蒸留酒、ビールなど多岐にわたる商品を持っているという特徴があり、その特徴を活かして、小品種に集中して売り上げを伸ばしてきた「世界の巨人たち」に挑戦する。

    サントリーの経営体制

    商品カテゴリーや地域ごとにベストな方法を判断し、子会社設立・上場、大規模M&A合併会社設立などを巧みに組み合わせて組織体制を整えた。

    ホールディングスがグループ戦略全体を統括するグローバル本社の役割を担う。食品・スピリッツ・ビール・ワイン・健康食品を軸に複数の事業会社を束ねる組織体制として、グローバル企業へまい進する。

    カテゴリー別の事業会社を設置し、経営の意思決定のスピード化とグループ全体の一体感を醸成する。

  • グローバル事業戦略

    ビール事業:サントリービール

    2代目社長のとき洋酒がヒットしていたが、あえて最難関のビール事業に挑戦した。

    その中で、「純生」「モルツ」などいくつかのヒット商品を生み出したが、競合他社の定番商品を前に苦戦が続いた。

    しかし2005年「ザ・プレミアム・モルツ」を発売し順調に売り上げを伸ばし、「プレミアムビール市場」において今や5割のシェアを占めている。2014年ビール事業を分社化し、グローバル事業戦略の方向性を鮮明にする。

    ビール事業は、オリジンと味にこだわり抜いて勝ちきるという、サントリーの戦術の全てがここに結集しているといえる。

    一方、海外展開としては、「ザ・プレミアム・モルツ」を主軸としたチェーン店の海外出店とともに、「飲用時品質の向上」が可能な韓国、東南アジアなどに進出している。ビールは鮮度が重要であり、鮮度を保ち続け高品質のビールを提供可能な地域に特化している。

    スピリッツ事業:ビームサントリー

    スピリッツ事業の3つの魅力として、収益性の高さ、世界市場での成長性、競合の少なさがある。また上位5社のシェアでも2割程度であり戦略次第で世界トップを狙える。

    2014年に米国ビーム社を買収し、2017年にビームサントリーとサントリースピリッツが協働でプレミアムジン「ROKU」を発売した。

    「ROKU」の完成までにお互いが学び合うことで成長でき、発売から2年で世界のスーパープレミアムジンカテゴリーの仲間入りを果たした。

    食品(清涼飲料)事業:サントリー食品インターナショナル

    グローバルでの確固たる地位を築くために「クロスセル」戦略をとっている。フランスの大手飲料メーカー「オランジーナ」を買収し日本でローカライズして発売し大ヒット商品となった。

    研究開発とマーケティングが多様な製品を地域に合った商品にし、各国への新規投入を可能にする。

    2017年に世界的な横串のR&D部門と各国、地域のR&D部門が連携し、各地域間でも連携して情報やノウハウを交換し世界展開を進めている。

  • デジタルイノベーション 

    ザ・プレミアム・モルツの中期戦略のために「データ・アナリティクス」と「行動ターゲティング」を活用する。

    ブランド戦略を導くデータ・アナリティクス

    ビッグデータ分析でターゲット(課題や顧客行動)を特定し、これまでの「顧客接点を大切にしてきた」視点と合わせてマーケティングの戦略を策定する。

    「メーカーならではの購買データ」を活かした戦略を策定する

    ビッグデータ分析により「どんなお客様が、いつ、何を見て、どこから、何を買うのか」というリアルな購買行動が 掴めるようになり、消費者の行動をターゲットにマーケティングが行われるようになった。

    デジタルマーケティング戦略をデジタルの世界だけに閉じることなく、「飲用体験 →デジタルプロモーション→店頭購買→検証」というように、リアルを巻き込んだビジネスに活かし始めている。

    サントリー自身が変化を起こしていく主役となり、「新しい売り方・買い方を見据えた商品とその楽しみ方」をテクノロジーベースで考えていく取り組みも行っている。

    これらのテクノロジーやビジネス環境の変化はあってもサントリーは一貫して「生活文化の創造」の旗手であることを目指している。

戦略はサントリーの現在、将来の方向性を示す重要な指針です。面接でその内容を質問される可能性があります。

参考リンク集

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