【22卒/21年転職】面接官が教える「第一生命」の面接対策

4大生命保険会社の一角である第一生命に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?
(第一生命の正式社名は、第一生命保険株式会社ですが、本ブログでは略称の第一生命と呼びます。)
第一生命に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えば、第一生命の面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、課題解決力、行動力、チームワーク力から自分の強みを選んでアピールすることが大切です。
一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ金融を選ぶのか、なぜ生命保険を選ぶのかについて的確に答えられなくてはいけません。
さらに競合他社と比べてなぜ第一生命なのかについても面接官が納得できるように答えられることが大切です。
これら以外にも第一生命の就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、第一生命の採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、第一生命の会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
分析した結果を基に、就活生はエントリーシート、転職希望者は職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。
就活中の学生や転職の希望者は本ブログを読むことで、自己分析や企業研究の段階からスムーズに選考、面接対策へ進むことができるようになります。
第一生命の求める人材
第一生命はどのような人材を求めているのでしょうか。
就職や転職の面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで必要です。
あるいは、エントリーシートや職務経歴書の作成にも有効です。
新卒採用サイトにある社長メッセージには、次のような求める人財像が明記されています。
・・・最も重要な経営資源は「人財」であり、それこそが競争力の源泉であるという考えのもと、「プロフェッショナル&チームワーク」を掲げて人財の育成に取り組んでいます。専門性を持つだけでなく、先見力・想像力でビジネスの変革へ積極的に挑戦し、あらゆる垣根を超えて周囲を巻き込み鼓舞しながら、共に成長することができる人財、それが求める人財像です。
求める人材は、面接で自己PRをするときの参考としてぜひとも知っておいてください。
第一生命の新卒採用情報について【就活】
はじめに第一生命の新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
第一生命の募集職種は、基幹職、機関経営職、ライフプロフェッショナルの三つの職種です。
■基幹職
基幹職は、オープンコースの基幹総合職(G型・R型)、スペシャリティコースの基幹総合職(G型・R型)、オープンコースの基幹業務職(A型)があります。
- オープンコースの基幹総合職(G型・R型)は、将来の経営幹部候補やビジネスのプロフェッショナルとして幅広いキャリア形成が可能なコースです。
転居を伴う転勤があるG型と転居を伴う転勤がないR型があります。
- スペシャリティコースの基幹総合職(G型・R型)は、アクチュアリー、クオンツ・データサイエンティスト、建築・設計、IT・システムの4コースがあります。
転居を伴う転勤があるG型と転居を伴う転勤がないR型があります。
- オープンコースの基幹業務職(A型)は、特定のビジネスフィールドにおけるスペシャリストとして専門性を磨きながらキャリア形成が可能なコースです。
原則転居を伴う転勤はありません。
■機関経営職
機関経営職は営業オフィス経営のプロを目指す職種で、5年間の教育カリキュラムの後、原則入社6年目、20代の若さでオフィス長として経営手腕を発揮するコースです。
初任地は東京で、入社4年目以降全国配属となります。
■ライフプロフェッショナル職
ライフプロフェッショナル職は、生命保険営業職として、顧客のライフプランに応じた生涯設計の提案、保険・年金などの総合的コンサルティング・サービスの提供や保険の販売業務を行います。
原則転居を伴う転勤はありません。
- オープンコースの基幹総合職(G型・R型)は、将来の経営幹部候補やビジネスのプロフェッショナルとして幅広いキャリア形成が可能なコースです。
- 選考フロー
■基幹職
エントリーシート提出およびWEB適性検査①→個別座談会「Career3rd」(複数回)→WEB適性検査②・テストセンターなど(基幹総合職応募者のみ)→個人面接(複数回)→内定
- エントリーシート(21年卒)
■基幹総合職
自己PRに関すること
- これまでの取組みの中で、最も自分らしさを表したと思える取組みについて2つ挙げ、それぞれの概要を記入してください。(各50文字以下)
- 上記の2つの取組みの中で、最も自分らしさを表したと思える取組みを1つ選び、具体的な行動について記入してください。(400文字以下)
- 上記の具体的な行動を踏まえ、自分らしさを表すキャッチフレーズを記入してください。(20文字以下)
志望動機に関すること
- 生命保険業界を選んだ理由と、その中で当社を選んだ理由を記入してください。(300文字以下)
- 当社のビジネスフィールドの中で最も興味のある分野を選択してください。
- 上記のビジネスフィールドを選択した理由を記入してください。(300文字以下)
■スペシャリティコース
自己PRに関すること
- これまでの取組みの中で、最も自分らしさを表したと思える取組みについて2つ挙げ、それぞれの概要を記入してください。(各50文字以下)
- 上記の2つの取組みの中で、最も自分らしさを表したと思える取組みを1つ選び、具体的な行動について記入してください。(400文字以下)
- 上記の具体的な行動を踏まえ、自分らしさを表すキャッチフレーズを記入してください。(20文字以下)
志望動機に関すること
- 生命保険業界を選んだ理由と、その中で当社を選んだ理由を記入してください。(300文字以下)
- 〇〇コースに興味を持ったきっかけおよび〇〇コースでどのような仕事をしたいかについて記入してください。(300文字以下)
■機関経営職
自己PRに関すること
- 学生時代に力を入れたことを3つ教えて下さい。
- 上記で選択した取組み内容について具体的に教えてください。さらに、その取組みの中での困難をどのように乗り越えたかも併せて教えて下さい。(400文字以下)
志望動機に関すること
- あなたが就職活動において、大切にしている価値観とその理由について教えて下さい。(200文字以下)
■ライフプロフェッショナル職
自己PRに関すること
- あなたが学生時代に一番力を入れて取り組んだことを記入してください。(200文字以下)
志望動機に関すること
- 就職活動を行なう上で大事にしていることを記入してください。(200文字以下)
- 面接
面接では、学生時代に力を入れたことと、志望動機の深掘りがあります。
機関経営職とライフプロフェッショナル職は、ストレス耐性をみられます。
■基幹総合職
自己PRに関すること
- 学生時代に力を入れたことは何か、それはなぜか、困難だったこと、それをどう乗り越えたか、学んだことは何ですか
- ゼミの研究内容を説明してください
- クラブ活動を説明してください
- 学生時代に一番つらかったことは何ですか
- 強みと弱みは何ですか
志望動機に関すること
- なぜ金融業界を志望しますか
- なぜ生命保険業界を志望しますか
- なぜ第一生命を志望しますか
- 入社後のやりたいことやキャリアビジョンは何ですか
- 希望部署に就けない場合はどうしますか
- 他社の応募状況と第一生命の志望度を教えてください
■スペシャリティコース
自己PRに関すること
- 研究内容を説明してください
- 学生時代に力を入れたことは何ですか
- なぜそのアルバイトをしましたか
- 苦手な人はどのようなタイプですか
志望動機に関すること
- なぜ金融業界に興味を持ちましたか
- なぜ生命保険業界を志望しますか
- なぜ第一生命を志望しますか
- なぜ〇〇コースを志望しますか
- 入社後のキャリアプランを教えてください
- これからの生命保険業界はどのようになると思いますか、それに対して第一生命は何をすべきと考えますか
- 他社の応募状況と第一生命の志望順位を教えてください
■機関経営職
自己PRに関すること
- 自己PRしてください
- 学生時代に力を入れたことは何ですか
- 人からはどう思われていると思いますか
- 強みは何ですか
- ストレスに強いですか
- 最近の気になるニュースは何ですか
志望動機に関すること
- なぜ生命保険業界を志望しますか
- なぜ第一生命を志望しますか
- なぜ機関経営職を志望しますか
- どのような機関経営職になりたいですか
- 精神的に大変だが機関経営職をやる覚悟はありますか
- 生保の営業のイメージを教えてください
- 信頼を築くために大事なことは何ですか
- 転勤は大丈夫ですか
- 基幹総合職と違うけれど大丈夫ですか
- 他社の応募状況と第一生命の志望順位を教えてください
■ライフプロフェッショナル職
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 学生時代に力を入れたことは何ですか、そこから学んだことは何ですか、学んだことをどう活かしますか
- 強みと弱みは何ですか、弱みはどのように対応しますか
- ストレスに強いですか
- 親は応募することについてどう思っていますか
- 最近の気になるニュースは何ですか
志望動機に関すること
- なぜ第一生命を志望しますか
- なぜライフプロフェッショナル職を志望しますか
- ライフプロフェッショナル職のイメージを教えてください
- 10年後どのような社会人になっていたいですか
- 営業は大変だが、乗り越えていけますか
- 他社の選考状況と第一生命の志望度を教えてください
- 採用人数
19年度入社実績 グループ全体 868名(内 基幹総合職(G型・R型206名)
20年度入社実績 グループ全体 887名(内 基幹総合職(G型・R型200名)
21年度採用計画 前年並み
- 20年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
東京大4、北海道大6、東北大6、名古屋大1、九州大1、東京工業大1、一橋大1、筑波大2、東京外語大1、都立大5、横浜国大3、大阪府大1、神戸大3、岡山大4、熊本大1、他
私立大:
早稲田大25、慶応大20、上智大14、明治大16、青山学院大19、立教大16、中央大12、法政大19、学習院大11、成蹊大5、成城大5、武蔵大1、東京都市大1、明治学院大12、國學院大4、日本大23、東洋大17、駒沢大2、専修大8、東海大3、東京理科大5、東京女子大6、日本女子大8、津田塾大2、大妻女子大4、共立女子大3、昭和女子大3、神奈川大7、愛知大3、愛知学院大9、愛知淑徳大8、中京大9、南山大1、名城大4、同志社大12、立命館大15、関西大12、関西学院大15、京都産業大4、龍谷大3、京都女子大2、同志社女子大5、近畿大8、桃山学院大1、甲南大2、武庫川女子大7、西南学院大6、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2020年8月30日号)参照
- 学歴フィルター
第一生命は難関大学から中堅私立大学クラスまで採用しています。筆記テストを通過すれば、道は拓けます。
面接攻略の考え方【就活】
面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
第一生命は、上記の求める人材にあるように「専門性を持つだけでなく、先見力・想像力でビジネスの変革へ積極的に挑戦し、あらゆる垣根を超えて周囲を巻き込み鼓舞しながら、共に成長することができる」人を求めています。
「先見力・想像力でビジネスの変革ができる」とは言い換えれば課題解決力を表しています。
「積極的に挑戦し、あらゆる垣根を超えて周囲を巻き込み鼓舞する」とは、行動力を表しています。
「共に成長することができる」とは、お互いに助け合いながら成長することであり、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。
まとめると、第一生命は以上の三つの能力を求めていますが、自分は三つの能力すべてを持っているわけではない、と落胆する必要はありません。
これらは第一生命が全役職員に対して「このような人材になってもらいたい」との目標であり、人財育成の基本的な考え方です。
なので、応募する学生がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。
- 課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。
- 行動力なら、困難な課題の解決に向けて周囲に働きかけながらあきらめずに粘り強く取り組めるということです。
- チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。
力を入れたことは勉強、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。
その結果として自分が身に付けたことを伝えられると良いです。
但し、第一生命は採用するすべての人に課題解決力や行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。
なので、自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接においてその能力を上手に説明してください。
■相手の立場を考え、誠実に行動できることを説明する
第一生命を含めた第一生命ホールディングスは、「お客さま第一の業務運営方針」を定め、その中で、顧客一人ひとりと誠実に向き合い、最適なコンサルティングを行うよう努めることをうたっています。
顧客から信頼を得なければ、生命保険という形のないものを売ることは困難です。
生命保険の商品やサービスは各社ごとに様々な特徴があるものの、顧客にとってその違いはわかりにくい部分があります。
なので、社員は商品やサービスを売る以前に、顧客との信頼関係をいかに構築することができるかが非常に重要です。
信頼関係を築くために大切なことは、誠実であることです。
これが、顧客一人ひとりと誠実に向き合うことを運営方針に含める理由と考えます。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、関係する人達に誠実に対応したことがわかるような説明を行ってください。
■理系応募者は論理的思考力、数理能力をアピールする
スペシャリティコースの基幹総合職は、理系応募者が活躍できる職種です。
理系学生が研究した専門分野の知識、能力をそのまま発揮して働けることは少ないと思われますが、研究で得た論理的思考力、数理能力はそれらの専門的な仕事で役に立ちます。
よってそのことをアピールしてください。
■機関経営職とライフプロフェッショナル職は、ストレスに強いことをアピールする
機関経営職とライフプロフェッショナル職応募の面接では、「ストレスに強いですか」とか、「営業は大変だが大丈夫ですか」のような営業を頑張っていけるかとの質問が繰り返しなされます。
ストレス耐性があることをこれまでの経験から説明できるように準備してください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ金融なのか、その中でなぜ生命保険会社を選ぶのか明確に伝える
メーカーや商社ではなく、なぜ金融業を志望するか、金融業のなかで銀行や損害保険会社ではなく、なぜ生命保険会社を選ぶのかその理由を説明できるようにしてください。
生命保険とは何か、生命保険業界を取り巻く環境や、生命保険業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2021年】保険業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
生命保険会社について業務の理解を深めていき、魅力を語ってください。
■なぜ第一生命を選ぶのか明確に伝える
第一生命を志望する学生は、保険業界に興味がある人だと思います。
なので、第一生命の応募者は、日本生命や明治安田生命、住友生命などの生命保険会社と同時に、損害保険会社などとかけもち応募する学生が多数を占めると思われます。
たとえ第一生命が第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜ第一生命なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
そのためには、第一生命と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておく必要があります。
■第一生命でなぜその職種、コースを志望するのか、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
なぜその職種、コースを志望するのかを聞かれたときは、「なぜ志望するのか」と同時に「その職種、コースで何をやりたいか」「自分のどのような強みが仕事に活かせるか」について答えられるようにしてください。
■他社の応募状況と志望順位を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、生命保険業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、4大生保に応募中ならそれを答えてください。
生命保険以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。
この場合まったくの異業種に応募している場合は、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。
以上、第一生命の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売も行っています。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
面接を攻略するためには、まずは生命保険業界を取り巻く環境を理解することと、生命保険業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2021年】保険業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、第一生命とはどのような生命保険会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
第一生命の資本金や業績といった会社情報、グループ理念体系、グループ経営戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも、第一生命のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で第一生命の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
第一生命の面接攻略のまとめ【就活】
日本の4大生保の一角を占める第一生命に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
第一生命が採用したい人材は、「専門性を持つだけでなく、先見力・想像力でビジネスの変革へ積極的に挑戦し、あらゆる垣根を超えて周囲を巻き込み鼓舞しながら、共に成長することができる人」です。
面接では、学生時代に力を入れたことと、志望動機の深掘りがあります。
面接で自己PRするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
- 相手の立場を考え、誠実に行動できることを説明する
- 理系応募者は論理的思考力、数理能力をアピールする
- 機関経営職とライフプロフェッショナル職は、ストレスに強いことをアピールする
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ金融なのか、その中でなぜ生命保険会社を選ぶのか明確に伝える
- なぜ第一生命を選ぶのか明確に伝える
- 第一生命でなぜその職種、コースを志望するのか、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
- 他社の応募状況と志望順位を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは生命保険業界を取り巻く環境を理解することと、生命保険業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、第一生命とはどのような会社なのかを理解することも、面接準備には必須です。
第一生命の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
以下のリンクも参照ください。
第一生命の中途採用情報について【転職】
続いて第一生命の転職面接について説明します。
はじめに第一生命のキャリア(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集職種
第一生命は、転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。
第一生命の中途採用は、グローバルコース(キャリア採用、第二新卒採用)、エリアコース(キャリア採用)、ライフプロフェッショナル職(総合営業職)、医師の募集を行っています。
ただし、その時々で募集を中止していることもありますので、現時点でどのような職種を募集しているかは第一生命の採用情報にある中途採用情報をご覧ください。
- 選考フロー
グローバルコース、エリアコース
WEBエントリー→メールで必要書類案内→応募書類送付→面接→内定
ライフプロフェッショナル職
各拠点のリクルート担当に直接応募の連絡となります。
医師
医務総務グループにEメールまたは電話連絡となります。
- 面接
面接では、現職(前職)の業務内容の深掘り、第一生命の志望動機、現職(前職)の退職理由を中心に質問がなされます。
自己PRに関すること
- 現職(前職)の仕事を説明してください
- 営業ノルマを達成した経験を教えてください
志望動機に関すること
- なぜ生保に転職しようと思いましたか
- なぜ第一生命を志望しますか
- 営業はきついけれど大丈夫ですか
退職理由に関すること
- 現職(前職)を退職する理由は何ですか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち一~二つを自分の中から探してアピールする
第一生命は、上記求める人材にあるように「専門性を持つだけでなく、先見力・想像力でビジネスの変革へ積極的に挑戦し、あらゆる垣根を超えて周囲を巻き込み鼓舞しながら、共に成長することができる」人を求めています。
「先見力・想像力でビジネスの変革ができる」とは言い換えれば課題解決力を表しています。
「積極的に挑戦し、あらゆる垣根を超えて周囲を巻き込み鼓舞する」とは、行動力を表しています。
「共に成長することができる」とは、お互いに助け合いながら成長することであり、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。
まとめると、第一生命は以上の三つの能力を求めていますが、自分は三つの能力すべてを持っているわけではない、と落胆する必要はありません。
これらは第一生命が全役職員に対して「このような人材になってもらいたい」との目標であり、人財育成の基本的な考え方です。
なので、第一生命の中途採用の応募者がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類に記入した「業務・職歴」だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
仕事を遂行するうえで自分が頑張って最も成果を上げたことを伝える中で、課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから一~二つを選び、その能力を発揮したことを具体的に説明してください。その結果として自分が身に付けたことも伝えられると良いです。
(第二新卒者は学生時代に力を入れたことでアピールします。)
- 課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。
- 行動力なら、困難な課題の解決に向けて周囲に働きかけながらあきらめずに粘り強く取り組めるということです。
- チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えてください。
■相手の立場を考え、誠実に行動できることを説明する
第一生命は企業ビジョン:私たちのめざす姿において「信頼を得て選ばれ続ける、人に一番やさしい生命保険会社」をうたっています。
顧客から信頼を得て選ばれ続けなければ、生命保険という形のないものを売ることは困難です。
生命保険の商品やサービスは各社ごとに様々な特徴があるものの、顧客にとってその違いはわかりにくい部分があります。
なので、社員は商品やサービスを売る以前に、顧客との信頼関係をいかに構築することができるかが非常に重要です。
あるいは、社内外の仕事の上で関係する人達に対して信頼関係が保てなくては仕事の遂行はできません。
信頼関係を築くために大切なことは、誠実であることです。
面接では、現職(前職)において、顧客や同僚など関係する人達に誠実に対応したことがわかるような説明を行ってください。
第二新卒者は、学生時代に力を入れたことの中で、関係する人達に誠実に対応したことがわかるような説明でもかまいません。
■募集職種の知識を答えられるように準備する
第一生命の転職面接では、生命保険の知識をどれだけ持っているか確認されるかもしれません。
よって募集職種の経験者は生命保険の専門的な知識、未経験者は基礎的な知識について、質問があれば答えられるように準備しましょう。
生命保険業界に関する直近のニュースもチェックしておきましょう。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ第一生命を選ぶのか明確に伝える
第一生命に中途採用で入社を志望する応募者は、まずは、生命保険会社に興味があり、さらに第一生命が4大生保の1社であることに安心感をえる人と思います。
まずは、ホームページにあるグループ理念体系、グループ経営戦略などを読んでください。
そのなかで、自分の共感できることが第一生命を選んだ志望動機につながります。自分らしい志望動機をまとめましょう。
また、第一生命と、ネット保険を含めた競合他社のホームページを読み、違いを知っておくことが大切です。
■第一生命でなぜその職種を志望するのか、明確に伝える
応募する職種について、なぜやってみたいのかその理由をしっかりと説明できなければなりません。
中途採用の応募者が応募職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験、能力、スキルが第一生命で活かせることです。
そのことについて、現職(前職)の業務内容をわかりやすく説明することで伝えてください。
第二新卒者は、自分の持つ能力、スキルが第一生命で活かせることを説明してください。
応募する職種の分野によっては、注目している第一生命の商品やサービスと、なぜ注目しているか、その理由も話せるようにしておくとよいでしょう。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、第一生命の中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売も行っています。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
転職の面接を攻略するためには、まずは生命保険業界を取り巻く環境を理解することと、生命保険業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2021年】保険業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、第一生命とはどのような会社なのか、を理解することも転職の面接準備には必須です。
第一生命の資本金や業績といった会社情報、グループ理念体系、グループ経営戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも第一生命のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われる第一生命の基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。
第一生命の面接攻略のまとめ【転職】
第一生命に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
第一生命が採用したい人材は、「専門性を持つだけでなく、先見力・想像力でビジネスの変革へ積極的に挑戦し、あらゆる垣根を超えて周囲を巻き込み鼓舞しながら、共に成長することができる人」です。
面接では、現職(前職)の業務内容の深掘り、第一生命の志望動機、現職(前職)の退職理由を中心に質問がなされます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち一~二つを自分の中から探してアピールする
- 相手の立場を考え、誠実に行動できることを説明する
- 募集職種の知識を答えられるように準備する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ第一生命を選ぶのか明確に伝える
- 第一生命でなぜその職種を志望するのか、明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
転職の面接を攻略するためには、まずは生命保険業界を取り巻く環境を理解することと、生命保険業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、第一生命とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
第一生命の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
以下のリンクも参照ください。
第一生命を志望するときに知っておきたい社風
第一生命を受けるにあたり、知っておきたい社風について以下に記します。
- 顧客の個人情報を扱う会社なのでその取り扱いは厳しく、机上に何か置いて外出する事が禁止されています。
- 土日祝日は休日ですが、顧客とのアポイントがあれば、休日勤務となり、別の日に休みます。
- コロナウイルス対策により、営業職員はすべて在宅勤務になりましたが、給与保証もありました。
- 特に営業は女性が多いため産休・育休が取れる環境にあります。管理職登用も多いです。
面接で語る志望動機を作る際には、このような社風をよく知っていることが大切です。
第一生命の会社概要
ここからは、第一生命の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- 第一生命は1902年に日本初の相互会社として矢野恒太翁が設立しました。
2010年に会社の形態を相互会社から株式会社に転換しました。
2016年には持株会社制に移行し第一生命ホールディングスを設立し、第一生命は第一生命ホールディングスの子会社となっています。
- 支社92、営業オフィス等1,260の営業拠点を構えています。(2020年3月)
- 経営の健全性を表す指標として、ソルベンシー・マージン比率が984.4%、実質純資産額が9兆3,430億円、含み損益が5兆8,021億円です。(2020年3月期)
- 第一生命の2020年3月期の決算数字は次の通りです。
資本金は、600億円です。
従業員数は、55,294人です。
保険料収入は、2兆3,501億円です。
保険料等支払金は、2兆3,974億円です。
経常収益は、3兆6,806億円です。
経常利益は、2,906億円です。
当期純利益は、1,286億円です。
第一生命の格付けについて、S & Pは「A+」、ムーディズは、「A1」、格付投資情報センターは、「AA-」、日本格付研究所(JCR)は、「AA-」と高い評価を得ています。(2020年8月)
面接では、例えば「第一生命のソルベンシー・マージン比率を知っていますか」のような質問をされることも想定しておきましょう。
第一生命グループの理念体系
第一生命グループの理念体系は次のようになっています。
Mission:私たちの存在意義
一生涯のパートナー
Vision:私たちの目指す姿
安心の最高峰を、地域へ、世界へ
Values:私たちの大切にする価値観
グループ企業行動原則(DSR憲章)
Brand Message:理念体系を支える私たちの想い
いちばん、人を考える
面接では、「Missionを知っていますか」と質問されるかもしれません。覚えておくと良いでしょう。
第一生命グループの経営戦略
ここでは、第一生命グループの中期経営計画について紹介します。
- 第一生命は、中期経営計画「CONNECT 2020」(2018~2020年度)を推進中です
- 国内生命保険事業では、国内3ブランドでQOL (クオリティ・オブ・ライフ)を高める商品・サービスと提供し、営業拠点の増強、代理店チャネルの拡大などにより国内市場での確固たる成長を図ります。
- 海外生命保険事業では、アジアにおいてベトナムを筆頭とした市場シェア拡大を図ります。一方、米・豪では、持続的成長を通じてグループへの利益貢献を拡大します。
- アセットマネジメント事業では、日米欧 3 極グローバル展開で市場成長による利益拡大の実現を図ります。ジャナス・ヘンダーソンと第一生命の共同商品開発などグループシナジーの創出を進めます。
- イノベーションの創出では、顧客手続きの85%をデジタル化、社内の3,000業務をロボティクス化、InsTechによる事務オートメーション化など、先端技術の活用による利便性・生産性の向上を図ります。
また、ビッグデータ解析による、保険加入可能範囲の拡大や新商品開発、ラボ組織を核とした新たなビジネス領域の検討を進めます。
面接で自己PRや志望動機を語るさいは、第一生命の経営戦略を知っておくことが大切です。