【25卒/24年転職】面接官が教える「三井住友信託銀行」の面接対策

2023.12.01 更新
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信託銀行最大手である三井住友信託銀行に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。

応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

三井住友信託銀行に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい、面接に関しての情報やノウハウというものがあります。

例えば、三井住友信託銀行の面接では、まずは求める人材をよく理解してください。

そして、自己PRにおいて課題解決力、行動力、チームワーク力から自分の強みを選んでアピールすることが大切です。

人との信頼関係を築くためのスキルも重要視されています。

一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ金融を選ぶのか、なぜ銀行を選ぶのかについて的確に答えられなくてはいけません。

さらに競合他社と比べてなぜ三井住友信託銀行なのか、についても面接官が納得できるように答えられることが大切です。

これら以外にも、三井住友信託銀行の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、三井住友信託銀行の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、三井住友信託銀行の会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. 三井住友信託銀行の求める人材
  2. ただいま「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」販売中
  3. 三井住友信託銀行の新卒採用情報について【就活】
  4. 面接攻略の考え方【就活】
  5. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  6. 三井住友信託銀行の面接攻略のまとめ【就活】
  7. 三井住友信託銀行の中途採用情報について【転職】
  8. 面接攻略の考え方【転職】
  9. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  10. 三井住友信託銀行の面接攻略のまとめ【転職】
  11. 三井住友信託銀行を志望するときに知っておきたい社風
  12. 三井住友信託銀行の会社概要
  13. 三井住友トラスト・グループの経営理念
  14. 三井住友トラスト・グループの経営戦略
  15. 参考リンク集

三井住友信託銀行の求める人材

三井住友信託銀行はどのような人材を求めているのでしょうか?

三井住友信託銀行の新卒採用サイトの「採用FAQ」では、求める人物像について「多種多彩な業務を任せるため、一人ひとりが個性や強みを発揮して活躍できるフィールドが拡がっています。そのため、求める人物像を一言では表現していません。ぜひ、あなたらしい個のチカラを選考ではアピールいただけたらと思います」とコメントしています。

つまり、会社として「これが求める人材」と一言で言えないということです。

ですが、三井住友信託銀行に応募を希望する人は、少しでも会社が欲しい人材を知りたいと思いますので、ホームページから求める人材のヒントを探ってみます。

新卒採用サイトにある「人材育成の取り組み」には次の内容が載っています。

三井住友トラスト・グループ人材育成方針は、Talent:才能(個性)が開花できる、Respect:一人ひとりを尊重する、Uniqueness:真のプロフェッショナルが育つ、Support:教え合い、支え合いをモットーとする、Try:日々の小さな挑戦を称える、です。

また、三井住友信託銀行が目指す自律的なキャリア型人材とは、「①信託銀行員としての基礎知識、②事業をまたいだ複数の専門性、③時流にあわせて変化する力」、これら3つを掛け合わせ、自らのキャリアを創り出せる人材です。

これらを勘案すると、三井住友信託銀行は、採用に当たって次のような人材を求めていると考えます。

  • 教え合い、支え合える人
  • 日々の小さな挑戦を実行できる人
  • 時流にあわせて変化できる人

求める人材は、面接で自己PRをするときの参考としてぜひとも知っておいてください。

ただいま「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」販売中

キャリア育みファームでは、面接の必勝マニュアル「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を販売しています。

もちろん履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)の自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。

会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
ということをご存知でしょうか。

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その他、以下のリンクも読み進めるとお役に立ちます。

三井住友信託銀行の新卒採用情報について【就活】

はじめに三井住友信託銀行の新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集コース   

    募集コースは、GコースとAコースの2コースです。

    Gコースは、全国転勤型で、転居を伴う転勤があります。Aコースは、地域限定型で転居を伴う転勤はありません。

    また、入社前の段階で初期配属先を限定し、自らキャリアを切り拓くことにチャレンジする「業務チャレンジ」のエントリーが可能です。

    具体的には、年金アクチュアリー、運用(マーケット)、グローバルビジネス、リスク管理、財務企画(会計・財務)、IT・デジタルの各業務があります。

  2. 選考フロー   

    WEBエントリー→エントリーシート→WEBテスト→リクルーター面談(複数回)→面接(複数回)→内々定

    • リクルーター面談は人事面接に推薦できるか、各大学のリクルーター社員が判断する場です。面接と実質的には同じと考えてください。
  3. エントリーシート(24年卒)  

    自己PRに関すること

    • これまで最も力を入れた活動について教えてください。(大学/大学院時代に限定しません)(400文字以内)
    • あなたの趣味についてお聞かせください。(100文字以内)

    志望動機に関すること

    • 三井住友信託銀行を志望する理由を入力してください。(希望業務・実現したいこと等)(300文字以内)
  4. 面接   

    面接では、ガクチカと志望動機の深掘りがあります。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • 小学校から大学までの印象的な出来事を教えてください(部活など)
    • なぜその大学・学部に入学しましたか
    • 大学では何を学んでいますか
    • ゼミ、卒論テーマを説明してください(社会人になって活かせること)
    • 数学は苦手ではないですか
    • 学生時代に力を入れたことを話してください(なぜ力を入れたのか、目的は何か、学んだこと、仕事に活かせること)
    • 最も辛かった困難について、その困難をどう乗り越えましたか
    • 挫折体験はありますか
    • 今までで一番嬉しかったこと、悔しかったことは何ですか
    • 周囲と協力して何かを成し遂げた経験などを教えて下さい(役割など)
    • クラブ・サークル活動について話してください(役割、大変だったことなど)
    • アルバイトについて話してください
    • 他人からどのような人と思われていますか
    • 苦手な人、自分と合わない人とどのように接しますか
    • 人と話すのは苦手ではないですか
    • 自分の性格を一言で表してください
    • 長所と短所を教えてください
    • 趣味は何ですか
    • 尊敬する人は誰ですか
    • 最近6か月以内で、気になったニュースを2つ教えてください

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何ですか
    • なぜ金融業界を志望しますか
    • なぜ銀行ではなく信託ですか
    • なぜ三井住友信託銀行を志望しますか
    • メガバンク、他の信託銀行との違いは何だと思いますか
    • 三井住友信託銀行の印象を教えてください
    • 信託業界の将来についてどう思いますか
    • Aコースを選択した理由は何ですか
    • 入社後にやりたい仕事とその理由を教えてください
    • キャリアプランをどのように考えていますか
    • 営業ではどのように信頼関係を築いていこうと思いますか
    • 希望通りの部署にはならないかもしれないけれどいいですか
    • 三井住友信託銀行で実現したいことは何ですか
    • 信託銀行ならではのソリューションは何だと思いますか
    • 他社の応募状況と三井住友信託銀行の志望順位を教えてください
  5. 採用人数   

    19年度入行実績 396名

    20年度入行実績 403名(Gコース174名 Aコース229名)

    21年度入行実績 394名

    22年度入行実績 378名

    23年度入行実績 400名程度

    24年度入行計画 400名程度

  6. 23年新卒入社大学別就職者数

    国公立大:

    東京大7、京都大9、北海道大4、東北大1、名古屋大2、大阪大7、九州大4、東京工業大2、一橋大11、筑波大5、千葉大1、東京外大1、都立大3、横浜国大6、横浜市大2、大阪市大4、大阪府大4、神戸大4、岡山大2、広島大2、他

    私立大:

    早稲田大43、慶応大55、上智大7、明治大28、青山学院大19、立教大19、中央大17、法政大13、学習院大8、成蹊大2、成城大1、明治学院大3、国学院大1、日本大3、東洋大1、東京理科大3、東京女子大4、日本女子大7、共立女子大1、愛知大1、中京大1、南山大6、同志社大31、立命館大10、関西大4、関西学院大20、龍谷大1、京都女子大3、同志社女子大3、甲南大3、武庫川女子大1、西南学院大4、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2023年9月3日号)参照

  7. 学歴フィルター

    三井住友信託銀行は難関大学から、中堅私立大学クラスまで採用しています。

    筆記試験の成績が問題なければ、あとは面接でどこまでアピールできるかです。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする

    三井住友信託銀行は、課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のある人材を求めています。

    上記のように、三井住友信託銀行の求める人材は、「教え合い、支え合える」「日々の小さな挑戦を実行できる」「時流にあわせて変化できる」人です。

    ここで、「時流にあわせて変化できる」は、課題解決力を表しています。

    また、「日々の小さな挑戦を実行できる」は、行動力を表しています。

    さらに「教え合い、支え合える」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。

    以上の三つの能力を三井住友信託銀行は行員に求めていると考えます。

    これらは三井住友信託銀行の行員に対して「このような人材になってもらいたい」との目標と考えましょう。

    学生がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。

    • 課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれない新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。
    • 行動力なら、課題の解決に向けて周囲に働きかけながら粘り強く取り組めるということです。
    • チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。

    力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。

    そこで自分が身につけたことを伝えられるとなお良いです。

    但し、三井住友信託銀行は採用するすべての人に課題解決力や行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。

    「採用FAQ」にも、求める人物像は一言では表現していません、とコメントされています。

    なので、自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接においてその能力を上手に説明してください。

    ■人との信頼関係を築くことができることを説明する

    信託銀行の信託とは、委託者(顧客)がある目的に従って受益者(顧客)の利益のため、自らの財産の管理・処分を受託者(三井住友信託銀行)への信頼をもって託す行為をいいます。

    信託業務は顧客との信頼関係なくしては成り立ちません。

    信頼関係を築くために大切なことは、相手の期待に対して誠実に対応することです。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、関係する人達に対して誠実に対応したことがわかるような説明を行ってください。

    ■「業務チャレンジ」への応募者は、応募業務にふさわしい能力やスキルをアピールする

    「業務チャレンジ」を希望する応募者は、応募業務にふさわしい自分の保有する能力やスキルをアピールしましょう。

    「グローバルビジネス」では、ビジネスレベル以上の英語力(TOEIC860点以上が目処)が必要です。

    運用(マーケット)は、高度な知識と金融技術が求められます。

    「年金アクチュアリー」や、「リスク管理」、「IT・デジタル」は理系応募者が活躍できる業務です。

    理系学生が研究した専門分野の知識、能力、スキルをそのまま発揮して働けることは少ないと思われますが、研究で得た論理的思考力、数理能力はそれらの専門的な仕事で役に立ちます。

    「財務企画 (会計・税務)」は財務・会計・税務等の専門的知識が求められます。日商簿記2級以上の資格を有していることが応募条件となっています。

    以上、応募する業務が遂行できる知識、能力やスキルを持っていることを積極的にアピールしてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ金融を選ぶのか明確に伝える

    なぜ金融を選ぶのかについて的確に答えるためには、金融業についての理解を深めることが大切になってきます。

    金融は銀行以外にも、保険や証券などがありますので、その違いを知っておく必要があります。

    ■なぜ銀行を選ぶのか、その中でなぜ信託銀行なのかを明確に伝える

    銀行とは何か、銀行業界を取り巻く環境や、銀行業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2024年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。

    銀行は、これまでの3大業務である預金・貸付・為替から、投資信託や保険商品などの手数料を収益の柱とするようになりました。

    そして、M&Aの支援業務や個人向け長期運用コンサルティングも手掛けるようになりました。

    海外事業向け融資も拡大しています。さらには、金融に関する高度な専門性で多様なソリューションを開発・提供して新たな事業創出にも取組んでいます。

    まずは、銀行業務の事業構造が変わってきていることを理解してください。

    さらに、フィンテックと呼ばれる技術革新が進行中であり、フィンテックが事業モデルや仕事のあり方を変えてしまう可能性があることも理解してください。

    マニュアルに書いてある通りに行う仕事は自動化され、行員は顧客との折衝や、より創造的な仕事を行うようになるでしょう。

    一方、信託銀行は、通常の「銀行業務」と「信託業務」、そして不動産・証券代行・相続関連などの「併営業務」と、幅広い業務領域を持つ金融機関です。

    信託とは、委託者(顧客)がある目的に従って受益者(顧客)の利益のため、自らの財産の管理・処分を受託者(信託銀行)への信頼をもって託す行為です。

    委託者と、受益者が同じでもかまいません。

    信託業務は信託された金銭や有価証券、不動産の管理、運用、継承することを主な業務としています。

    信託業務は、プライベートバンクに近い存在といえます。

    このような知識を念頭においたうえで、銀行業務、その中でも信託銀行に興味があることを伝えられるとよいでしょう。

    ■なぜ三井住友信託銀行を選ぶのか明確に伝える

    三井住友信託銀行の業務内容や、三井住友トラストグループの経営理念、経営戦略などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが三井住友信託銀行を選んだ志望動機になります。

    また、三井住友信託銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    三井住友信託銀行を志望する応募者は、メガバンクや、同じ信託業務を取り扱う三菱UFJ信託銀行、りそなグループをかけもち応募することが多いと思います。

    あるいは、同じ金融業ということで、損保の会社にも応募する学生もいるかも知れません。

    たとえ三井住友信託銀行が第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜ三井住友信託銀行なのかを、質問されたとき、面接官が納得できるように答えることが求められます。

    ■三井住友信託銀行で、応募するコースを選んだ理由と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える

    なぜそのコースを応募するのか、そこでどのような仕事をやりたいかとその理由は、必ず訊かれる質問です。

    特にAコース志望者は、なぜAコースなのか回答を準備してください。

    「業務チャレンジ」を志望する学生も同様です。

    選んだコースや希望する業務・事業が十分やりこなせることを証明するために、自分はどのような能力、スキル、知識などを持っているかについて答えられるようにすることが大切です。

    このように面接では、入行後の仕事の理解度を試す質問がなされると考えてください。

    ■他社の応募状況と志望順位を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、銀行業界(信託銀行)志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、メガバンク及び同程度の銀行に応募中ならそれを答えてください。

    銀行以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。

    この場合まったくの異業種に応募している場合は、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。

以上、三井住友信託銀行の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、三井住友信託銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。

三井住友信託銀行の会社概要、三井住友トラスト・グループの経営理念や経営戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも、三井住友信託銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で三井住友信託銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

三井住友信託銀行の面接攻略のまとめ【就活】

信託銀行最大手である三井住友信託銀行に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

三井住友信託銀行が採用したい人材は、「教え合い、支え合える」「日々の小さな挑戦を実行できる」「時流にあわせて変化できる」人です。

面接では学生時代に力を入れたことと、志望動機の深掘りがあります。

面接で自己PRするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
  • 人と信頼関係を築くことができることを説明する
  • 「業務チャレンジ」への応募者は、応募業務にふさわしい能力やスキルをアピールする

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ金融を選ぶのか明確に伝える
  • なぜ銀行を選ぶのか、その中でなぜ信託銀行なのかを明確に伝える
  • なぜ三井住友信託銀行を選ぶのか明確に伝える
  • 三井住友信託銀行で、応募するコースを選んだ理由と、そこでどのような仕事を希望するか明確に伝える
  • 他社の応募状況と志望順位を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、三井住友信託銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。

三井住友信託銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

三井住友信託銀行の中途採用情報について【転職】

続いて三井住友信託銀行の転職面接について説明します。

はじめに三井住友信託銀行の中途採用情報について以下に記します。

  1. 募集コース   

    三井住友信託銀行は転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。

    中途採用は大きく、業務経験者を対象とした「キャリア採用」と、「第二新卒採用」の2つです。

    キャリア採用の募集コースは、Gコース、Rコース、Aコース、資産運用アドバイザーの4コースです。

    • Gコースは、国内外の全地域における業務拠点に勤務します。部・営業店レベルの組織のリーダー、又は各業務の高度なプロフェッショナルとしての役割が期待されます。
    • Rコースは、国内外の全地域における業務拠点に勤務します。リテール業務の部、営業店レベルの組織のリーダー、又は、リテール業務の高度なプロフェッショナルとしての役割が期待されます。
    • Aコースは、全ての業務を対象として、原則として採用地と同一地域内又は本人が選択した地域内における業務拠点に勤務します。部・営業店レベルの組織のマネージャー、又は各業務の高度なプロフェッショナルとしての役割が期待されています。
    • 資産運用アドバイザーは、1年毎の有期雇用契約で、原則として転居を伴う異動はありません。既存顧客への訪問を中心とした資産運用コンサルティング営業を行います。

    各コースの募集職種・業務はその時々で変わっていくと思います。

    現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、三井住友信託銀行のホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。

    また、三井住友信託銀行は、社員が知人や友人を紹介する採用手法であるリファラル採用も実施しています。

    一方、第二新卒採用は、社会人経験4年未満(業種・経験不問)の人を対象としています。

    募集コースは、Gコース(全国転勤型)とAコース(地域限定型)の2コースです。若干名の募集です。

  2. 選考フロー

    キャリア採用

    WEBエントリー→書類選考→面接(複数回)→内定

    第二新卒採用 

    WEBエントリーエントリーシート→面接(3~4回)→内定

  3. 面接   

    採用は、基本的に面接が中心で、各募集職種に記載の資格(実務経験・実績)や対人能力等ポテンシャルを重視しているようです。人物本位での選考となります。

    自己PRに関すること

    • 現職(前職)の業務内容と実績を説明してください

    志望動機に関すること

    • なぜ住友信託銀行を志望しますか
    • 入社したらどのような貢献ができますか
    • これからの信託銀行の方向性をどのように考えますか

    退職理由に関すること

    • 現職(前職)をなぜ退職するのですか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    三井住友信託銀行は、課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のある人材を求めています。

    上記のように、三井住友信託銀行の求める人材は、「教え合い、支え合える」「日々の小さな挑戦を実行できる」「時流にあわせて変化できる」人です。

    ここで、「時流にあわせて変化できる」は、課題解決力を表しています。

    また、「日々の小さな挑戦を実行できる」は、行動力を表しています。

    さらに「教え合い、支え合える」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。

    以上の三つの能力を三井住友信託銀行は行員に求めていると考えます。

    これら三つの能力の中で、中途採用は募集業務を遂行するうえでの即戦力を求めているので、課題解決力と行動力をアピールすることが有効です。

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、目標達成に向けて課題を見つけ、解決のためにこれまでの考えにとらわれない新しい対策を立案し、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験があれば、それを加えてください。

    (第二新卒は、職務の改善策を立案したことがあれば、それを説明してください)

    さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    三井住友信託銀行で活かせる身につけた知識や、スキルも語ってください。

    一方、チームワーク力について、質問された場合にはその力もあることを、例をあげて答えられるようにしておいてください。

    もし以上の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集業務に役立つことを伝えましょう。

    ■募集職種の知識を答えられるように準備する

    三井住友信託銀行のキャリア採用では、募集職種の経験者を想定した募集となっています。

    応募者のうち、金融機関の実務経験者は金融業界や銀行業界の知識は当然のこととして、応募職種の専門的な知識をどれだけ持っているか確認されます。

    金融機関の実務未経験者は、銀行業界の基礎的な知識や応募職種の専門的な知識をどれだけ持っているか確認されるでしょう。

    一方、第二新卒で金融機関の実務経験者は、金融業界や銀行業界の知識をどれだけ持っているか確認されます。

    金融機関の実務未経験者は、銀行業界の基礎的な知識をどれだけ持っているか確認されるかも知れません。

    また、直近のニュースで話題になった金融、銀行業界に関することで質問があれば答えられるようにしましょう。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ三井住友信託銀行を選ぶのか明確に伝える

    三井住友信託銀行の業務内容や、三井住友トラストグループの経営理念、経営戦略などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが三井住友信託銀行を選んだ志望動機になります。

    また、三井住友信託銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    三井住友信託銀行を志望する応募者は、他のメガバンクや信託銀行、同じ金融業である損害保険会社の中途採用募集に興味がある人もいると思われます。

    そのような競合他社と比較して、なぜ三井住友信託銀行なのかをしっかり答えられなくてはいけません。

    ■三井住友信託銀行で、応募する職種・業務を選んだ理由と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える

    なぜその職種・業務に応募するのか、そこでどのような仕事をやりたいかとその理由は、必ず訊かれる質問です。

    中途採用の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが三井住友銀行で活かせることだと思います。

    なので、現職(前職)の職務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらそれらが活かせてやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、三井住友信託銀行の中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

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面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。(金融機関に勤務の人はご存知のことと思いますが)

続いて、三井住友信託銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。

三井住友信託銀行の業務内容、三井住友トラスト・グループの経営理念や経営戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも三井住友信託銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で三井住友信託銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

三井住友信託銀行の面接攻略のまとめ【転職】

三井住友信託銀行に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

三井住友信託銀行が採用したい人材は、「教え合い、支え合える」「日々の小さな挑戦を実行できる」「時流にあわせて変化できる」人です。

面接では、各募集職種・業務に記載の資格(実務経験・実績)や対人能力等ポテンシャルを重視しているようです。人物本位での選考となります。

面接で自己PRするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 募集職種の知識を答えられるように準備する

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ三井住友信託銀行を選ぶのか明確に伝える
  • 三井住友信託銀行で、応募する職種・業務を選んだ理由と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、三井住友信託銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。

三井住友信託銀行の会社に関することなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

三井住友信託銀行を志望するときに知っておきたい社風

三井住友信託銀行を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • 若手のうちから裁量が自由で、自分の戦略で仕事にチャレンジできます。
  • 夜は遅くとも20時までには退社することが決められています。残業は推奨されていませんので、残業がしづらいです。
  • 3行が合併した銀行であり、色々な部署に色々なカラーの人がいるので、店舗間、事業間でも会社が異なるような感じです。
  • 会社としては女性の活躍を推進しており、女性が働きやすい社風です。出産休暇、育児休暇は当たり前のように取れますし、復職後の時短勤務も可能です。
  • 営業成績は重要ですが、顧客ニーズを大事にしており、無理やり売りつけたりとかする社風ではありません。
  • 担当者が一人である程度の業務を完結できるため、幅広い知識を身につけて大きく成長することが可能です。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

三井住友信託銀行の会社概要

ここからは、三井住友信託銀行の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

  • 三井住友信託銀行は、1924年設立の三井信託銀行、1925年設立の住友信託銀行、1962年設立の中央信託銀行が前身です。

    2012年に住友信託銀行が中央三井信託銀行、中央三井アセット信託銀行を吸収合併し三井住友信託銀行が設立されました。

  • 三井住友信託銀行は、金融持株会社の三井住友トラスト・ホールディングスの傘下にあります。

    三井住友銀行を傘下に置く三井住友フィナンシャルグループとは、直接的な資本関係はありません。

  • 続いて、三井住友信託銀行と三井住友トラスト・ホールディングスの経営数字について記します。

    三井住友信託銀行の2023年3月期の決算数字は次の通りです。

    資本金は、3,420億円です。

    従業員数は、13,757人です。

    拠点は国内147、海外支店5、駐在員事務所5です。

    総資金量は、95兆1,416億円です。

    総資産は、66兆8,247億円です。

    貸出金は、31兆9,578億円です。

    業務粗利益は、5,081億円です。

    経常利益は、2,245億円です。

    当期純利益は、1,691億円です。

    三井住友トラスト・ホールディングスの2023年3月期の決算数字は次の通りです。

    実質業務純益は、3,246億円です。

    経常利益は、2,858億円です。

    当期純利益は、1,910億円です。

    連結自己資本比率は10.79%です。(普通株式等Tier1比率)

    三井住友信託銀行の格付けについて、S&Pは「A」、ムーディーズは「A1」、日本格付研究所は「AA-」、格付投資情報センターは「AA-」、フィッチレーティングスは、「A-」と高い評価を得ています。(2023年9月)

面接では会社概要について、例えば「三井住友トラスト・グループの存在意義を知っていますか?」のような質問をされることがあるかも知れません。

面接前に会社概要を把握しておくことが大切です。

三井住友トラスト・グループの経営理念

三井住友トラスト・グループの経営理念を紹介します。

存在意義(パーパス)

信託の力で、新たな価値を創造し、お客さまや社会の豊かな未来を花開かせる

経営理念(ミッション)

(1) 高度な専門性と総合力を駆使して、お客さまにとってトータルなソリューションを迅速に提供してまいります。

(2) 信託の受託者精神に立脚した高い自己規律に基づく健全な経営を実践し、社会からの揺るぎない信頼を確立してまいります。

(3) 信託銀行グループならではの多彩な機能を融合した新しいビジネスモデルで独自の価値を創出し、株主の期待に応えてまいります。

(4) 個々人の多様性と創造性が、組織の付加価値として存分に活かされ、働くことに夢と誇りとやりがいを持てる職場を提供してまいります。

目指す姿(ビジョン) 「The Trust Bank」の実現を目指して

三井住友トラスト・グループは、信託の受託者精神に立脚し、高度な専門性と総合力を駆使して、銀行事業、資産運用・管理事業、不動産事業を融合した新しいビジネスモデルで独自の価値を創出する、本邦最大かつ最高のステイタスを誇る信託銀行グループとして、グローバルに飛躍してまいります。

行動規範(バリュー)

お客様本位の徹底 -信義誠実―

社会への貢献 -奉仕開拓―

組織能力の発揮 -信頼創造―

個の確立 -自助自律―

法令等の厳格な遵守

反社会的勢力への毅然とした対応

面接では、「経営理念を知っていますか」と質問されるかもしれません。覚えておくと良いです。

三井住友トラスト・グループの経営戦略

ここでは、三井住友トラスト・グループの中期経営計画(2023年度~2025年度)について、その概要を説明します。

  1. コンセプト

    『「信託の力」で、次の 100 年を切り開く』

    経済・市況の不確実性が増大するなか当社が本領を発揮する好機

  2. ありたい姿
    • フィデューシャリー(受託者)としてステークホルダーから信頼される存在、
    • 将来世代も包摂する全ての人の Well-being 向上に貢献
    • 資金・資産・資本の好循環を促す社会インフラ
  3. 中期経営計画のポイント

    3つのテーマと9つの戦略を推進する

    • 信託グループらしいビジネスの成長と資本効率の向上

      資金・資産・資本の好循環の実現と企業価値の向上を図る

      ①重点戦略(価値創造)領域への取り組み

      ②資産運用・資産管理ビジネス戦略

      ③DX戦略(信託×DX)

      ④財務資本戦略

    • 未来適合に向けた人的資本強化

      働きがいがWell-beingに繋がる組織創りを行う

      ⑤人的資本戦略

    • 経営基盤の高度化

      ビジネスと組織のトランスフォーメーションを支える力を強化

      ⑥フィデューシャリー戦略

      ⑦業務インフラ・ファシリティ戦略

      ⑧ブランディング戦略

      ⑨ステークホルダー資本戦略

  4. 経営指標としての目標
    • 2030 年度までに ROE 10%以上、純利益 3,000 億円以上、AUF(Assets Under Fiduciary) 800 兆円を目指し、早期に PBR1 倍以上(時価総額 3 兆円以上)を目指す
    • 2025 年度までに ROE 8%以上、純利益 2400 億円以上、AUF 600 兆円を目指す

三井住友トラスト・グループの中期経営計画の詳細については、ホームページをご覧ください。

面接で自己PRや志望動機を語るさいは、経営戦略を知っておくことが大切です。理解しておきましょう。

参考リンク集

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