【25卒/24年転職】面接官が教える「伊予銀行」の面接対策

2023.12.03 更新
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愛媛県最大手の金融機関である伊予銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。

応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

伊予銀行に入行を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関する情報や、ノウハウというものがあります。

例えば伊予銀行の面接では、求める人材をよく理解した上で、特に行動力をアピールすることが大切です。

一方、面接で志望動機を語るためには、競合他社と比べてなぜ伊予銀行なのか答えられなければいけません。

愛媛県への地元愛を語ることも大切です。

これら以外にも伊予銀行の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、伊予銀行の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、伊予銀行の会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

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目次
  1. 伊予銀行の求める人材
  2. ただいま「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」販売中
  3. 伊予銀行の新卒採用情報について【就活】
  4. 面接攻略の考え方【就活】
  5. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  6. 伊予銀行の面接攻略のまとめ【就活】
  7. 伊予銀行の中途採用情報について【転職】
  8. 面接攻略の考え方【転職】
  9. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  10. 伊予銀行の面接攻略のまとめ【転職】
  11. 伊予銀行を志望するときに知っておきたい社風
  12. 伊予銀行の会社概要
  13. いよぎんホールディングスの企業理念
  14. いよぎんホールディングスのグループ中期経営計画
  15. 参考リンク集

伊予銀行の求める人材

伊予銀行はどのような人材を求めているのでしょうか?

ホームページの採用情報サイトには、「地域への想いに溢れ、地域のために考動できる人」を求めていることが載っています。

地域への想いは、「企業理念」として表されています。具体的には「潤いと活力ある地域の明日を創る」、「最適のサービスで信頼に応える」、「感謝の心でベストをつくす」ことです。

伊予銀行は、『この企業理念に共感し「想い」の実現に向けて、地域のお客さまの幸せを自らの喜びとする気持ちを持って、日々変化する環境下においてお客さまのために「考えながら動く」ことのできる人を求めています』としています。

以上をまとめると、伊予銀行が求める人材は次のような人と考えます。

  • 地域への想いに溢れ、地域のために考動できる人
  • 顧客に対して最適のサービスを提供して信頼に応える人

求める人材は、面接で自己PRをするときの参考としてぜひとも知っておいてください。

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その他、以下のリンクも読み進めるとお役に立ちます。

伊予銀行の新卒採用情報について【就活】

はじめに伊予銀行の新卒関連情報を紹介します。

  1. 募集職種

    募集職種は、総合職、オフィスコースの2つです。

    • 総合職は、専門性を高めながら、複数の業務を経験して、銀行の中核を担います。法人や個人顧客への提案から始まり、将来的にはプロジェクトや店舗マネジメント、経営幹部としての活躍が期待されます。

      エリアF(エリアを問わず転勤が可能)、エリアW(一定の範囲内での転勤が可能)、エリアL(転居を伴う勤務地変更が難しい)の3つに分けて募集します。

    • オフィスコースは、営業店や本部における一般業務を担うコースです。デジタルツールを活用しながら顧客との取引をサポートし、幅広い商品知識でタイムリーな提案につなげます。転居を伴う勤務地の変更はありません。
  2. 選考フロー   

    WEBエントリー→エントリーシート→会社説明会→書類選考・筆記試験→面接→内々定

  3. エントリーシート(24年卒) 

    自己PRに関すること

    • 自己PRしてください(400字以内)
    • 学業、ゼミや研究室で学んだことを記入してください(250字以内)
    • 学生時代に最も力を入れたことを記入してください(400字以内)

    志望動機に関すること

    • 伊予銀行で将来やりたい仕事を記入してください(新たな仕事でも可)(400字以内)
  4. 面接   

    愛媛県や金融・銀行業界に関する質問がなされます。ガクチカや志望動機の深掘りをされます。

    自己PRに関すること

    • 高校時代の部活は何ですか
    • 大学と学部を選んだ理由を教えてください
    • 学生時代に力を入れたことを説明してください
    • ゼミではどのような研究をしていましたか
    • 研究で大変だったことは何ですか
    • クラブ・サークル活動は何をしていましたか(役割は何か)
    • アルバイトは何をしていますか
    • 語学力はどの程度ですか
    • 強みと弱みは何ですか
    • 趣味や特技はありますか
    • 座右の銘は何ですか 
    • 周りからどのような人と言われますか
    • 自分はどのような人間だと思いますか
    • 新聞で気になったニュースはありますか
    • 日経平均株価は現在いくらですか
    • 1ドルは日本円でいくらですか
    • 家族構成を教えてください
    • 親から伊予銀行を受けることについて何か言われますか

    志望動機に関すること

    • 就活の軸を教えてください
    • なぜ(地方)銀行業界を志望しますか
    • なぜ愛媛銀行を志望しますか
    • 銀行に入ってどのようなことをやりたいですか、大学で学んだことをどのように活かしますか
    • 銀行員としてどのようなキャリアプランを描いていますか
    • 転勤は大丈夫ですか
    • 地方銀行は厳しいと言われるが、どうすれば良いと考えますか 
    • 愛媛県の課題はなんですか
    • 愛媛県や四国の好きな点を言ってください
    • 他社の応募状況と伊予銀行の志望順位を教えてください
  5. 採用人数

    19年度入行実績 104名(総合職57名、特定総合職21名、オフィスコース26名)

    20年度入行実績 106名(総合職63名、特定総合職20名、オフィスコース23名)

    21年度入行実績 127名(総合職76名、特定総合職27名、オフィスコース24名)

    22年度入行実績 120名(総合職74名、特定総合職27名、オフィスコース19名)

    23年度入行実績 135名(総合職89名、オフィスコース46名)

    24年度入行計画 125名

  6. 学歴フィルター   

    愛媛県出身者で県外の大学に進学した学生や、愛媛県の大学出身者が多いようです。

    学歴フィルターは特にないと考えます。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■行動力を自分の中で探してアピールする

    伊予銀行は、特に行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように、伊予銀行は、「地域への想いに溢れ、地域のために考動できる人」を求めています。 

    考動とは、『お客さまのために「考えながら動く」こと』です。これは、地域のお客さまに役に立つことを考えて実行すること、と言えます。

    ですから、上記の求める人材は、「地域のために自分の立場を理解して何をすべきかを考え、やるべきことについて目的達成まで粘り強く取り組むことができる人」と言い換えることができるでしょう。

    すなわち、行動力を表していると考えられます。

    伊予銀行は、2022年「いよぎんホールディングス」を設立し、持株会社体制に移行しました。グループ一丸となって地域や顧客の課題解決に邁進し、「新たな価値を創造・提供し続ける企業グループ」を目指しています。

    同時に役職員の意識・行動のレベルアップによるグループシナジーの極大化に取り組むとともに、新たな事業領域にも果敢に挑戦していくことで、時代とともに高度化・複雑化する地域や顧客のニーズに的確に対応しようとしています。

    これらを推進するために、行動力のある人が求められているのではないでしょうか。

    面接では、学生時代において力を入れたことを伝える中で、行動力をアピールしましょう。

    力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    最も力を入れたことは何か、そこで困難だったことは何か、困難をどのように粘り強く乗り越えたか、その結果と自分が身につけたことを語れるようにしてください。

    但し、伊予銀行は採用するすべての人に行動力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。

    ■人と信頼関係を築くことができることを説明する

    上記求める人材にあるように伊予銀行は、「顧客に対して最適のサービスを提供して信頼に応える人」も求めています。

    銀行業務は、顧客との信頼関係なくしては成り立ちません。

    ホームページの行員紹介の中では、総合職エリアLの行員の方が「営業係は、商品知識はもちろんですが、信頼関係を構築できるコミュニケーション能力や人間力が求められます」と語っています。

    信頼関係を築くために大切なことは、誠実であることです。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、関係する人達に誠実に対応したことがわかるような説明を行ってください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える

    銀行とは何か、銀行業界を取り巻く環境や、銀行業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2024年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。

    銀行は、預金・貸付・為替の3大業務から、投資信託や保険商品などの手数料が収益の柱になりました。そして、経営・事業支援業務や個人向け資産運用コンサルティングも手掛けるようになりました。

    地方銀行は、地方創生事業への関わりも重視されるようになってきました。

    まずは、銀行業務の事業構造が変わってきていることを理解してください。

    さらに、フィンテックと呼ばれるデジタル技術の革新が進行中であり、フィンテックが事業モデルや仕事のあり方を変えてしまう可能性があることも理解してください。

    マニュアルに書いてある通りに行う仕事は自動化され、行員は顧客に対するコンサルティングやより創造的な仕事を行うようになるでしょう。

    このような変化の中で、自分が関心のあることを伝えられるとよいでしょう。

    ■なぜ伊予銀行を選ぶのか明確に伝える

    伊予銀行の事業内容やグループ企業理念、グループ中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが伊予銀行を選んだ志望動機になります。

    また伊予銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    伊予銀行を志望する人は、金融業界に興味がある人であり、伊予銀行と並行して地元の愛媛銀行や、近県の百十四銀行、四国銀行、その他の金融機関などにも応募する人が多いことと思います。

    あるいは、地元の有力企業にも興味のある人がいるかも知れません。

    たとえ伊予銀行が第一志望でなくても、競合先と比較しなぜ伊予銀行なのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    伊予銀行や他の競合金融機関を訪れて、その違いを肌で感じることも有効です。

    ■伊予銀行でやりたい仕事を明確に伝える

    伊予銀行に入行後、新入行員は営業店に配属となり、銀行業務の基本を習得することと思います

    銀行業務の基本を修得後、将来やりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかを説明してください。

    さらに、やりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。

    ■愛媛県への地元愛を語る

    既に述べたように求める人材は「地域への想いに溢れ、地域のために考動できる人」です。

    ホームページの採用情報には、「地域への想い」が一番大切と説明しています。

    伊予銀行は基本的に愛媛県を中心とした地元密着型の金融業であり、愛媛県や瀬戸内圏経済に大きな影響力を持っています。

    愛媛県全域にネットワークを広げ、企業や住民、行政機関などとの取引や関係構築などを通じて、地域・産業を金融面から支え、地域経済の活性化に貢献するという社会的使命を担っています。

    これらを推進するためには、愛媛県が好き、愛媛県とともに成長したい人が必要です。

    愛媛県がこのように好きだと言えるように、地域のことを学びましょう。

    ■伊予銀行の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望です、と答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、金融業界志望なら「同じ業界に応募中です」と伝えても構わないと思います。

    それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」と答えてください。この場合まったくの異業種であれば、なぜそこに応募したのか答えられるようにしてください。

以上、伊予銀行の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は2~3回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

伊予銀行は愛媛県最大手の金融機関であり、広島県や岡山県、香川県、その他にも店舗を配置しています。

このような伊予銀行の面接を攻略するためには、まず銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、伊予銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。

伊予銀行の会社概要、グループ企業理念、グループ中期経営計画など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも伊予銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で伊予銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

伊予銀行の面接攻略のまとめ【就活】

伊予銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

伊予銀行が採用したい人材は、「地域への想いに溢れ、地域のために考動できる」「顧客に対して最適のサービスを提供して信頼に応える」人です。

面接では、愛媛県や金融・銀行業界に関する質問がなされます。ガクチカや志望動機の深掘りをされます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力を自分の中で探してアピールする
  • 人との信頼関係を築くことができることを説明する

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
  • なぜ伊予銀行を選ぶのか明確に伝える
  • 伊予銀行でやりたい仕事を明確に伝える
  • 愛媛県への地元愛を語る
  • 伊予銀行の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解すると同時に、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、伊予銀行とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

伊予銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

伊予銀行の中途採用情報について【転職】

続いて伊予銀行の転職面接について解説していきます。

はじめに伊予銀行のキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種   

    伊予銀行は転職の希望者を対象とした中途採用を行っています。

    行内に必要な能力、スキルを持つ人が足りないと思われる職種について募集しています。

    なので、応募にあたっては募集職種の業務経験者を対象としています。

    現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、伊予銀行のホームページにある中途採用情報をご覧ください。

    ちなみに、2023年11月現在、法務、証券、不動産関連、特定業界コンサルティング、税務会計コンサルティング、リース営業、国際、クレジットカード、システム、保険、調査・研究の職種を募集しています。

    いずれの募集も入社時は契約社員としてスタートし、基本的には正社員登用を前提としており、労働条件も正社員と同じです。

  2. 選考フロー   

    応募書類送付→書類選考→面接(複数回)→内定

  3. 面接   

    面接では、求める人材かどうかを判断されます。現職(前職)の仕事内容の深掘りもされます。

    自己PRに関すること

    • 現職(前職)の職務内容を説明してください、伊予銀行で活かせる経験はどのようなものですか

    志望動機に関すること

    • なぜ伊予銀行を志望しますか

    退職理由に関すること

    • 現職(前職)を退職する理由は何ですか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■行動力を自分の中で探してアピールする

    伊予銀行は、特に行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように、伊予銀行は、「地域への想いに溢れ、地域のために考動できる人」を求めています。 

    考動とは、『お客さまのために「考えながら動く」こと』です。これは、地域のお客さまに役に立つことを考えて実行すること、と言えます。

    ですから、上記の求める人材は、「地域のために自分の立場を理解して何をすべきかを考え、やるべきことについて目的達成まで粘り強く取り組むことができる人」と言い換えることができるでしょう。

    すなわち、行動力を表していると考えられます。

    伊予銀行は、2022年「いよぎんホールディングス」を設立し、持株会社体制に移行しました。グループ一丸となって地域や顧客の課題解決に邁進し、「新たな価値を創造・提供し続ける企業グループ」を目指しています。

    同時に役職員の意識・行動のレベルアップによるグループシナジーの極大化に取り組むとともに、新たな事業領域にも果敢に挑戦していくことで、時代とともに高度化・複雑化する地域や顧客のニーズに的確に対応しようとしています。

    これらを推進するために、行動力のある人が求められているのではないでしょうか。

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    職務を遂行するなかで、業務目標達成のために困難だったことは何か、解決のためにどのように粘り強く職務を遂行したかとその結果を語れるようにしてください。

    伊予銀行で活かせるスキルや経験があれば伝えてください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えましょう。

    ■応募職種の専門的な知識を答えられるように準備する

    伊予銀行の中途採用では、募集職種の経験者に限定した募集となっています。

    金融機関の経験者は、金融業界や銀行業界の専門知識は当然のこととして、応募職種の専門知識をどれだけ持っているか確認されます。

    金融機関の未経験者は、金融業界や銀行業界の基礎知識や、応募職種の専門知識をどれだけ持っているか確認されるでしょう。

    よってそれらの知識とか、直近のニュースで話題になった金融、銀行業界に関することで質問があれば答えられるように準備しましょう。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ伊予銀行を選ぶのか明確に伝える

    伊予銀行の事業内容や、グループ企業理念、グループ中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが伊予銀行を選んだ志望動機になります。

    また伊予銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    伊予銀行を志望する人は、伊予銀行と並行して地元の他の金融機関にも応募する人が多いことと思います。

    Uターン希望者は、地元の有力企業も視野に入っているかも知れません。

    そのような競合先と比較し、なぜ伊予銀行なのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    伊予銀行や他の金融機関を訪れて、その違いを肌で感じることも有効です。

    ■伊予銀行で応募する職種を選んだ理由とやりたい仕事を明確に伝える

    中途採用の応募者は、応募する職種を選んだ理由と、どのような仕事をやりたいか、なぜやりたいかをしっかりと説明する必要があります。

    中途採用の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが伊予銀行で活かせることだと思います。

    なので、現職(前職)の職務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。

    ■愛媛県への地元愛を語る

    既に述べたように求める人材は「地域への想いに溢れ、地域のために考動できる人」です。

    ホームページの採用情報には、「地域への想い」が一番大切と説明しています。

    伊予銀行は基本的に愛媛県を中心とした地元密着型の金融業であり、愛媛県や瀬戸内圏経済に大きな影響力を持っています。

    愛媛県全域にネットワークを広げ、企業や住民、行政機関などとの取引や関係構築などを通じて、地域・産業を金融面から支え、地域経済の活性化に貢献するという社会的使命を担っています。

    これらを推進するためには、愛媛県が好き、愛媛県とともに成長したい人が必要です。

    愛媛県がこのように好きだと言えるように、地域のことを学びましょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、伊予銀行の中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

伊予銀行の面接を攻略するためには、まず銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。(金融機関に勤務の人はご存知のことと思いますが)

ブログ記事「【2024年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、伊予銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。

伊予銀行の会社概要、グループ企業理念、グループ中期経営計画など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも伊予銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で伊予銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

伊予銀行の面接攻略のまとめ【転職】

伊予銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

伊予銀行が採用したい人材は、「地域への想いに溢れ、地域のために考動できる」「顧客に対して最適のサービスを提供して信頼に応える」人です。

面接では、求める人材かどうかを判断されます。現職(前職)の仕事内容の深掘りもされます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力を自分の中で探してアピールする
  • 応募職種の専門的な知識を答えられるように準備する

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ伊予銀行を選ぶのか明確に伝える
  • 伊予銀行で応募する職種を選んだ理由とやりたい仕事を明確に伝える
  • 愛媛県への地元愛を語る

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解すると同時に、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、伊予銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。

伊予銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

伊予銀行を志望するときに知っておきたい社風

伊予銀行を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • リフレッシュ休暇や連続休暇などの取得が義務付けられています。休暇の計画を1月に一年分入れるので、旅行計画などは立てやすいが、臨機応変には取得しにくいです。
  • 顧客満足、従業員満足についてのミーティングが行われます。職場指導員が新入行員に対して1人ずつ付き、困った時に教えてくれることは良いことです。
  • どこの銀行も同じ傾向がありますが、保守的なところがあります。
  • 愛媛県だけでなく、他県に進出したり、東南アジアへも進出したりしており、成長できる環境をつくっています。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

伊予銀行の会社概要

ここからは伊予銀行の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

  • 伊予銀行は、1878年設立の第二十九国立銀行、第五十二国立銀行と、1896年設立の今治商業銀行が前身です。

    1934年には第二十九銀行、八幡浜商業銀行、大洲銀行が合併し豫洲銀行が設立されます。一方、1937年には第五十二国立銀行と仲田銀行が合併し松山五十二銀行が設立されます。

    1941年に、今治商業銀行と、豫洲銀行、松山五十二銀行が合併し、伊豫合同銀行が設立されます。

    1951年に伊豫銀行に商号変更し、1990年に現在の伊予銀行に改めました。

    2022年10月に金融持株会社であるいよぎんホールディングスを設立し、伊予銀行は傘下となりました。

  • 店舗数は151、そのうち愛媛県内に119、愛媛県を除く四国7、中国9、九州8、近畿5、愛知県1、東京都2、を構えています。

    海外に1店舗、駐在員事務所が2か所あります。(2023年3月末)

  • 愛媛県内の預金シェアは53.0%、貸出金シェアは35.5%とトップです。(2023年3月末)
  • 2023年3月期の経営数字は次の通りです。  

    資本金は、209億円です。

    従業員数は、2,603人です。

    総資産は、8兆4,937億円です。

    総預金残高は、6兆8,232億円です。

    貸出金残高は、5兆3,260億円です。

    コア業務粗利益は、841億円です。

    コア業務純益は、337億円です。

    経常利益は、392億円です。

    当期純利益は、263億円です。

    自己資本比率は連結で15.01%と国内基準の4%を大きく上回っています。

    伊予銀行の格付けについて、格付投資情報センターが「A+」、S&Pは、「A―」、日本格付研究所が「AA」の高い評価がされています。(2023年9月)

面接で志望動機を語るさいは、地域密着経営と経営の安定性について取り上げても良いでしょう。

いよぎんホールディングスの企業理念

ここではいよぎんホールディングス(グループ)の企業理念を紹介します。

企業理念

存在意義(ミッション)

潤いと活力ある地域の明日を創る

私たちは、ふるさとの企業グループとして、人々の暮らしと事業に潤いと活力をつくりだし、地域とともに豊かな明日をひらきます。

経営姿勢

最適のサービスで信頼に応える

私たちは、先進的で質の高い、総合的なサービスを、心をこめて提供し、人々の信頼と期待に応える企業グループを目指します。

行動規範(バリュー)

感謝の心でベストをつくす

私たちは、お客さまへの感謝の心を行動の原点に、たゆみない自己革新につとめ、喜びと生きがいをもって、たくましく行動します。

面接では「企業理念を知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。覚えておくと良いでしょう。

いよぎんホールディングスのグループ中期経営計画

いよぎんホールディングスはグループ中期経営計画(2022年10月~2024年3月)を策定し展開中です。その概要を紹介します。

  1. 長期ビジョン(長期的に目指す姿)

    「新たな価値を創造・提供し続ける企業グループ」

    • グループ一体でのコンサルティング力の強化とビジネス領域の拡大に向けた他業連携の充実をはかる。
    • 「中核事業と親和性が高く、社会やお客さまの課題と、解決につながるビジネス領域への積極的な挑戦をする。
  2. 中期経営計画

    長期ビジョンの実現に向けて、事業領域の拡大を志向する「新事業戦略」を追加した 6 つの事業戦略と 4 つの計画で構成し、グループ一体での DHD モデルの更なる 深化・進化に取り組むことで、企業グループとしてのサステナビリティを向上させる。

    事業戦略の基本方針

    • 法人関連戦略:グループおよびパートナー企業等との協働による総合的なソリューションを提供し、顧客体験価値の向上を実現
    • 個人関連戦略:あらゆるチャネルで、顧客1 人ひとりに応じた総合的なソリューションを提供し、顧客体験価値の向上を実現
    • 船舶関連戦略:海事産業の事業環境変化を適切に捉え、顧客にとって最適の事業投資をサポート
    • 市場運用戦略:安定的な収益と将来の収益につながる総合損益を意識し、流動性を重視した分散投資を実施
    • BPR 戦略:事務・定型業務の極小化を図り、顧客対応や企画業務に投下可能なマンパワーを増強し、グループ全体としての生産性向上
    • 新事業戦略:適切かつ果敢なリスクテイクによって地域の課題解決やサステナビリティ向上に貢献する事業・業務開発を継続的に行い、収益機会を創造

    計画の基本方針

    • IT 計画:外部環境や顧客ニーズへの迅速・柔軟なデジタル対応と、安心・安定・安全なバンキングシステムの維持を両立する IT ガバナンスの構築
    • 店舗計画:店舗を含めたチャネルの再構築を図ることで、顧客とつながるタッチポイントの多様化
    • 人財育成計画:「顧客起点」を基本的な考え方とし、各々の得意分野で活躍できる人財を育成することで、多様な価値を創造・提供できる集団づくり
    • 人員計画:グループの生産性向上に向けた適時適切な人員の配置

面接で自己PRや志望動機を語るさいは、中期経営計画を知っておくことが大切です。理解しておきましょう。

参考リンク集

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