【25卒/24年転職】面接官が教える「東邦銀行」の面接対策
福島県最大手であり、東北地方で第二位の金融機関である東邦銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。
応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
東邦銀行に入行を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関する情報や、ノウハウというものがあります。
例えば東邦銀行の面接では、求める人材をよく理解した上で、特に課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。
素直で前向きであることも伝えてください。
一方、面接で志望動機を語るためには、競合他社と比べてなぜ東邦銀行なのか答えられなければいけません。
これら以外にも東邦銀行の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、東邦銀行の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、東邦銀行の会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
東邦銀行の求める人材
東邦銀行はどのような人材を求めているのでしょうか?
新卒採用サイトのトップメッセージでは、頭取が次のように述べています。
・・・「自ら考え、自ら行動する」企業風土の確立と、一人ひとりが積極的に考動(こうどう)する組織を目指し、更なる改革を進めております。・・・
新しい感覚と柔軟な発想、熱い情熱を持った“東邦銀行”の若い力が、これからの「ふくしま」を形創っていくと確信しています。
また採用を担当する社員からは次のメッセージがあります。
素直で前向きな考えを持つ人は、上司や先輩、そしてお客さまからたくさんのことを吸収し、自分自身の成長に繋げることができます。
今しか経験できない数多くの出会いを通して、皆さんには知識や能力だけではなく「人間力」を伸ばして欲しいですね。・・・
ここから見えてくる求める人材は次のような人と考えられます。
- 自ら考え、積極的に行動する人材
- 新しい感覚と柔軟な発想、熱い情熱を持った人材
- 素直で前向きな考えを持つ「人間力」のある人材
求める人材は、面接で自己PRをするときの参考としてぜひとも知っておいてください。
東邦銀行の新卒採用情報について【就活】
はじめに東邦銀行の新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
募集職種は、「銀行業務全般」で、総合職(エリアフリーコース)と総合職(ホームコース)があります。
エリアフリーコースは、転居を伴う異動の制限はありません。
ホームコースは、原則、転居を伴う異動はありません。
- 選考フロー
WEBエントリー→企業説明会→エントリーシート提出→適性検査・面接(複数回)→内々定
- エントリーシート(22年卒)
自己PRに関すること
- 自己PRをご記入ください。(400字以下)
- 学生時代に最も打ち込んだことをご記入ください。(400字以下)
- 学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容をご記入ください。
- 趣味・特技をご記入ください。
志望動機に関すること
- 志望動機をご記入ください。(400字以下)
- 面接
面接では求める人材にふさわしいかどうかを判断されます。
自己PRに関すること
- 自己PRをしてください
- 学生時代に力を入れたことは何ですか
- ゼミの内容を説明してください
- 長所と短所を教えてください
- 他人からどのような人と思われていますか
- 家族構成を教えてください
志望動機に関すること
- なぜ地方銀行を志望しますか
- 東邦銀行を志望する理由は何ですか
- やりたい仕事は何ですか
- どのような行員になりたいですか
- 粘り強く仕事ができますか
- 将来の夢は何ですか
- 東邦銀行の志望順位と他社の選考状況について教えてください
- 採用人数
19年度入行実績 60名(大卒53名、短大・専門卒2名、高校卒5名)
20年度入行実績 47名(大卒42名、短大・専門卒2名、高校卒3名)
21年度入行実績 49名(大卒46名、短大・専門卒0名、高校卒3名)
22年度入行実績 84名(大学76名、短大・専門卒3名、高校卒5名)
23年度入行実績 78名(大学74名、短大・専門卒0名、高校卒4名)
24年度入行計画 前年並み
- 学歴フィルター
福島県出身者で県外の大学に進学した学生や、福島県の大学出身者が多いようです。
学歴フィルターは特にないと考えます。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
東邦銀行は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、東邦銀行は「自ら考え、積極的に行動する人材」、「新しい感覚と柔軟な発想、熱い情熱を持った人材」を求めています。
このなかで、「自ら考え、積極的に行動する」「熱い情熱を持つ」は行動力を、「新しい感覚と柔軟な発想」は、課題解決力を表しています。
東邦銀行は、中期経営計画における長期ビジョンとして、「金融サービスの枠を超えて地域社会に貢献する会社」をうたっています。このために既存の枠に捉われない、成長ドライバーを加速する幅広い分野のコンサル高度化と、従来の預貸運用ビジネスでは安定収益の拡大を図るべく様々なアクションを起こしています。
これらを推進していくために、課題解決力と行動力のある人が求められているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において力を入れたことを伝える中で、課題解決力と行動力をアピールしましょう。
課題を発見して、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができる。実現のために粘り強く取り組むことができる、というアピールです。
力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことや困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したかとその結果、などを語ってください。
但し、東邦銀行は採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■素直で前向きな考えを持つ「人間力」のあることを説明する
東邦銀行は、「素直で前向きな考えを持つ人間力のある人材」も求めています。
人間力とは、一般的に知的能力や対人関係能力、自己コントロール力をバランス良く持つことですが、この場合は、特に対人関係能力を指しているのではと考えます。
素直で前向きならば、上司や先輩、お客様から有益なたくさんのことを吸収し成長につながることができますし、対人関係も良好です。
特に若手社員のころは、素直で前向きなことが大切です。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、関係する人達に対して素直で前向きな対応をしたことがわかるような説明を行ってください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
銀行とは何か、銀行業界を取り巻く環境や、銀行業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2024年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
銀行はこれまでの3大業務である預金・貸付・為替から、投資信託や保険商品などの手数料が収益の柱になりました。そして経営・事業支援業務や個人向け資産運用コンサルティングも手掛けるようになりました。
地域銀行は、地方創生活動も積極的に行っています。
まずは、銀行業務の事業構造が変わってきていることを理解してください。
さらに、フィンテックと呼ばれる技術革新が進行中であり、フィンテックが事業モデルや仕事のあり方を変えてしまう可能性があることも理解してください。
マニュアルに書いてある通りに行う仕事は自動化され、行員は、顧客との折衝やより創造的な仕事を行うようになるでしょう。
このような変化を頭に置いたうえで、銀行に興味があることを伝えられるとよいでしょう。
■なぜ東邦銀行を選ぶのか明確に伝える
東邦銀行の企業理念、事業内容、経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが東邦銀行を選んだ志望動機になります。
また、東邦銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
東邦銀行を志望する人は、金融業界に興味がある人であり、東邦銀行と並行して地元の大東銀行や福島銀行、他の金融機関などにも応募する人が多いことと思います。
あるいは宮城県の七十七銀行にも応募希望の人がいるかもしれません。
たとえ東邦銀行が第一志望でなくても、競合先と比較しなぜその東邦銀行なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
東邦銀行や他の競合金融機関を訪れて、その違いを肌で感じることも有効です。
■東邦銀行でやりたい仕事を明確に伝える
東邦銀行に入行後は、全員が営業店に配属となり、窓口業務・資産運用業務・融資業務・渉外業務など、銀行業務全般を一通りジョブローテーションで経験します。その後は適性・希望に応じて配属が決定します。
営業店で銀行業務の基本を経験した後で、将来やりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかを説明できるようにしてください。
さらに、やりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
■ホームコースを希望する場合は、なぜエリアフリーコースではなくホームコースなのかを伝える
ホームコース希望者は、エリアフリーコースではなくホームコースなのかを質問されます。
自宅からの勤務を希望する理由は人により様々でしょうが、率直に理由を伝えましょう。
■福島県への愛情を語る
東邦銀行の企業理念には、『地域を見つめ、地域とともに歩み、総合的な金融サービスをもって「ふくしま」の発展とお客さまの豊かなくらしづくりのために力を尽くします』とうたっています。
東邦銀行は、福島県を主要な営業基盤とする金融機関であり、地元経済に大きな影響力を持っています。福島県の復興から成長に深く関り、地方創生事業も重点的に行っています。
福島県全域にネットワークを広げ、企業や住民、行政機関などとの取引や関係構築などを通じて、地域・産業を金融面から支え、地域経済の活性化に貢献するという社会的使命を担っています。
これらを推進するためには、福島県が好き、福島県とともに成長したい人が必要です。
福島県がこのように好きだと言えるように、地域のことを学びましょう。
■東邦銀行の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望です、と答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、金融業界志望なら「同じ業界に応募中です」と伝えても構わないと思います。
それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」と答えてください。この場合まったくの異業種であれば、なぜそこに応募したのか答えられるようにしてください。
以上、東邦銀行の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回程度行われることが想定され、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
東邦銀行は福島県最大手の金融機関であり、宮城や山形、新潟、栃木、茨城、東京にも店舗を配置しています。
このような東邦銀行の面接を攻略するためには、まず銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2024年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、東邦銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
東邦銀行の会社概要、企業理念、経営計画など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも東邦銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で東邦銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
東邦銀行の面接攻略のまとめ【就活】
東邦銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
東邦銀行が採用したい人材は、「自ら考え、積極的に行動する」「新しい感覚と柔軟な発想、熱い情熱を持つ」「素直で前向きな考えを持つ人間力のある」人です。
面接では、求める人材かどうかを判断されます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 素直で前向きな考えを持つ「人間力」のあることを説明する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
- なぜ東邦銀行を選ぶのか明確に伝える
- 東邦銀行でやりたい仕事を明確に伝える
- ホームコースを希望する場合は、なぜエリアフリーコースではなくホームコースなのかを伝える
- 福島県への愛情を語る
- 東邦銀行の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解すると同時に、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、東邦銀行とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
東邦銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。
東邦銀行の中途採用情報について【転職】
続いて東邦銀行の転職面接について解説していきます。
はじめに東邦銀行のキャリア(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集職種
東邦銀行は転職の希望者を対象とした中途採用とキャリア採用を行っています。
社内に必要な能力やスキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての経験や専門性が問われます。
中途採用の募集職種は、銀行業務全般です。年齢を問わず第二新卒者を歓迎しています。銀行等金融業界経験者を歓迎しています。
キャリア採用は、その職種の経験者を募集しています。
現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、東邦銀行のホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。
ちなみに、2023年10月現在、銀行業務全般、銀行経理業務全般、国際業務バック業務全般、管財業務、システム企画・開発・情報セキュリティに関する業務、預金・為替等の事務企画業務、投資信託業務・金融商品仲介業務、ITコンサルティング業務、国際業務(貿易実務・語学)、法人保険販売業務、金融商品販売担当、相続、事業承継に関する個人コンサルティング担当、DX企画・推進の求人があります。
- 選考フロー
履歴書・職務経歴書送付→書類選考→面接(複数回)→内定
- 面接
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうかを判断されます。現職(前職)の仕事内容の深掘りもされると考えてください。
自己PRに関すること
- 現職(前職)の仕事内容を説明してください
- 座右の銘はありますか
志望動機に関すること
- 東邦銀行を志望する理由は何ですか
- 東邦銀行でどのような仕事をしたいですか
退職理由に関すること
- 現職(前職)を退職する理由を教えてください
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
東邦銀行は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、東邦銀行は「自ら考え、積極的に行動する人材」、「新しい感覚と柔軟な発想、熱い情熱を持った人材」を求めています。
このなかで、「自ら考え、積極的に行動する」「熱い情熱を持つ」は行動力を、「新しい感覚と柔軟な発想」は、課題解決力を表しています。
東邦銀行は、中期経営計画における長期ビジョンとして、「金融サービスの枠を超えて地域社会に貢献する会社」をうたっています。このために既存の枠に捉われない、成長ドライバーを加速する幅広い分野のコンサル高度化と、従来の預貸運用ビジネスでは安定収益の拡大を図るべく様々なアクションを起こしています。
これらを推進していくために、課題解決力と行動力のある人が求められているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、履歴書や職務経歴書だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、目標達成に向けて課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。
さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えたか、その結果どのような成果を上げたかを伝えてください。
最後に、東邦銀行で活かせる、身につけた知識やスキルを語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えましょう。
■金融・銀行業界の知識を答えられるように準備する
東邦銀行の中途採用の募集では、募集職種毎に必要な資格・スキルや業務経験または経験業種が定められています。
金融機関経験者は、金融業界や銀行業界の専門知識は当然のこととして、応募職種の専門知識をどれだけ持っているか確認されます。
金融機関で働いたことがない応募者は、金融業界や銀行業界の基礎知識と、応募職種の専門知識をどれだけ持っているか確認されるでしょう。
よってそれらの知識とか、直近のニュースで話題になった金融や銀行業界に関することで質問があれば答えられるようにしましょう。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ東邦銀行を選ぶのか明確に伝える
東邦銀行の企業理念、事業内容、経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが東邦銀行を選んだ志望動機になります。
また、東邦銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
東邦銀行を志望する人は、Uターン希望者が多いかも知れません。ですから、東邦銀行と並行して地元の他の金融機関や有力企業にも応募する人が多いことと思います。
そのような競合先と比較しなぜその東邦銀行なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
東邦銀行や他の金融機関を訪れて、その違いを肌で感じることも有効です。
■東邦銀行で応募職種を選んだ理由とやりたい仕事を明確に伝える
キャリア(中途)採用の応募者は、東邦銀行で応募職種を希望する理由と、そこでどのような仕事をやりたいか、及びなぜやりたいかをしっかりと説明する必要があります。
中途採用の応募者が応募職種を希望する主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが東邦銀行で活かせることだと思います。
なので、現職(前職)の職務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
■福島県への愛情を語る
東邦銀行の企業理念には、『地域を見つめ、地域とともに歩み、総合的な金融サービスをもって「ふくしま」の発展とお客さまの豊かなくらしづくりのために力を尽くします』とうたっています。
東邦銀行は、福島県を主要な営業基盤とする金融機関であり、地元経済に大きな影響力を持っています。福島県の復興から成長に深く関り、地方創生事業も重点的に行っています。
福島県全域にネットワークを広げ、企業や住民、行政機関などとの取引や関係構築などを通じて、地域・産業を金融面から支え、地域経済の活性化に貢献するという社会的使命を担っています。
これらを推進するためには、福島県が好き、福島県とともに成長したい人が必要です。
福島県がこのように好きだと言えるように、地域のことを学びましょう。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、東邦銀行の中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが想定されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
東邦銀行の面接を攻略するためには、まず銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。(金融機関に勤務の人はご存知のことと思いますが)
ブログ記事「【2024年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、東邦銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
東邦銀行の会社概要、企業理念、経営計画など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも東邦銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で東邦銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
東邦銀行の面接攻略のまとめ【転職】
東邦銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
東邦銀行が採用したい人材は、「自ら考え、積極的に行動する」「新しい感覚と柔軟な発想、熱い情熱を持つ」「素直で前向きな考えを持つ人間力のある」人です。
面接では、求める人材かどうかを判断されます。現職(前職)の仕事内容の深掘りもされます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 金融・銀行業界の知識を答えられるように準備する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ東邦銀行を選ぶのか明確に伝える
- 東邦銀行で応募職種を選んだ理由とやりたい仕事を明確に伝える
- 福島県への愛情を語る
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解すると同時に、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、東邦銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
東邦銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。
東邦銀行を志望するときに知っておきたい社風
東邦銀行を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
- 職場の雰囲気も良く、人間関係も良好です。
- 研修制度も充実しています。
- 福利厚生が充実しており、産休・育休が取得しやすいです。女性でもキャリアを積めば支店長になれます。
- スポット休暇、夏冬休暇など、長期休暇制度が充実しています。
- オールラウンダー制度の導入により、仕事ができる行員に仕事が集中する傾向にあります。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
東邦銀行の会社概要
ここからは東邦銀行の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- 東邦銀行は、1941年郡山商業銀行、会津銀行、白河瀬谷銀行の3行が合併して創立されました。その後県内他行を吸収合併し、現在に至っています。
- 東邦銀行の店舗数は123です。(福島県105、県外支店12,インターネット支店1、出張所5)(2023年3月末)
- 東邦銀行は東北地方の金融機関として七十七銀行に次ぐ規模であり、福島県の預金シェア、貸出金シェアともトップです。預金シェアは47.4%、貸出金シェアは46.3%です。(2022年3月)
- 地域貢献として、「福島県産品の風評被害払拭・販路拡大支援」「ビジネスマッチング」「お客さま応援運動:とうほうマルシェ」「貿易相談・海外進出支援」「未来を担う子供たちの育成」「障がいをお持ちの方々の自立支援に向けた取り組み」「環境保全活動」「クラブ活動を通じての地域活性化」に取組んでいます。
- 2023年3月末の決算数字は次の通りです。
資本金は、235億19百万円です。
従業員数は、1,913人です。
総資産は、6兆5,969億円です。
総預金残高は、6兆2,042億円です。
貸出金残高は、3兆9,171億円です。
連結経常収益は、587億円です。
連結コア業務純益は、100億円です。
連結経常利益は、66億円です。
連結当期純利益は、44億円です。
自己資本比率は連結で9.36%と国内基準の4%を上回っています。
日本格付研究所の格付けは「A」と安全性について高い評価がされています。(2023年9月)
面接で志望動機を語るさいは、地域密着経営と経営の安定性について取り上げても良いでしょう。
東邦銀行の企業理念
東邦銀行の企業理念を紹介します。
[社会的使命]地域を見つめ、地域とともに
私たちは、地域を見つめ、地域とともに歩み、総合的な金融サービスをもって「ふくしま」の発展とお客さまの豊かなくらしづくりのために力を尽くします。
[経営姿勢]お客さまの満足のために
私たちは、進取・積極の精神と健全な姿勢を基本とし、心が通い合う活きた組織をもってお客さまの満足のために汗を流します。
[行動規範]新しい感覚と柔軟な発想をもって
私たちは、ふるさと「ふくしま」を愛し、新しい感覚と柔軟な発想をもって自分を磨き、お客さまの信頼に応えることを喜びとします。
面接では「企業理念を知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。覚えておくと良いでしょう。
東邦銀行の経営計画
東邦銀行は長期ビジョン及び中期経営計画『とうほう「輝」プラン』(2021年度~2023年度)を策定し、推進していますのでその概要を紹介します。
- 長期ビジョン:「地域社会に貢献する会社へ~ 金融サービスの枠を超えて ~」
- 基本方針
輝き宣言として、「地域・お客さまが輝く(地域・お客さまへの恩返し)」「従業員が輝く(成長と活力)」「当行が輝く(持続可能な経営体質)」
- 基本方針
- 中期経営計画
- 「地域・お客さまが輝く」ために、法人・個人コンサルティング力の高度化
中小企業の経営課題解決、資産形成、非対面サービス推進、グループ間連携によるワンストップサービスを行う
- 「従業員が輝く」ために、行員が主体的かつ自律的にキャリアデザインができる人事関連制度の構築、コンサルティング能力発揮に向けた人材育成を行う
- 「当行が輝く」ために、重点分野への人員配置、安定収益確保ができる有価証券ポートフォリオの再構築、コスト圧縮と適正投資、TSUBASA・他金融機関等との連携強化と拡大、環境意識の醸成と社会貢献を行う
以上を支えるデジタル・IT戦略の実施
- 「地域・お客さまが輝く」ために、法人・個人コンサルティング力の高度化
面接で自己PRや志望動機を語るさいは、経営計画を理解しておくことが大切です。