【2023年】化粧品・トイレタリー業界応募の面接で役立つ基礎知識

2022.11.28 更新
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化粧品・トイレタリー業界を志望する人が面接を受けるにあたって必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識を持っていないと、面接での受け答えができません。特に志望動機を答えるさいにこれらの知識がないと、入社への本気度が伝わりません。

この記事では、化粧品・トイレタリー業界に応募する人が面接で困らないための基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. 化粧品・トイレタリー業界を取り巻く環境
  2. 化粧品・トイレタリー業界を取り巻く課題
  3. 化粧品・トイレタリー業界の仕事
  4. まとめ

化粧品・トイレタリー業界を取り巻く環境

■化粧品

化粧品業界は、メイク用品のほかスキンケア、ヘアケアなど美容目的の製品を製造、販売しています。中堅中小メーカーにも独特の存在を示している企業が多いです。

近年は化学、繊維、医薬品、飲料など異業種のメーカーが化粧品市場に参入する動きも活発になっており、競争が激しくなっています。

各社はブランドはもちろん、販売スタイルにも独自性が表れています。百貨店や専門店で対面カウンセリング販売、ドラッグストア、スーパー、コンビニで陳列販売、通信販売など様々です。

中高年向けのブランドを展開する一方、女子高校生と共同開発して10代向け新ブランドを立ち上げるなど、世代ごとのマーケテイングや、ブランディングにも注力しています。

2021年の化粧品の国内出荷額は前年比約9%減と、2020年から続く厳しい結果となりました。2019年の過去最高額と比べると約23.5%減となります。

カテゴリー別では、「香水・オーデコロン」を除く全てのカテゴリーで前年を下回りました。

新型コロナウイルスの影響で2019年までの訪日外国人を対象としたインバウンド需要が消滅したうえ、店舗などの対面販売ルートが苦戦、さらにマスク常用に伴い、口紅やチークなどのカラーメイクの買い控えに繋がりました。

2022年は依然コロナ禍にあるものの、3月から出荷額が前年同月比でプラスに転じています。(2022年9月)

■トイレタリー

洗剤、石鹸、制汗剤、入浴剤、スキンケア製品、紙おむつ、殺虫剤など、清潔や衛生のために日常使用する製品群はトイレタリーと呼ばれます。

トイレタリー市場は、近年横ばいが続き飽和状態となっています。

その中で、トイレタリー市場では近年、高齢者の増加が進み、「大人用おむつ」が成長しています。

2021年は、前年より続くコロナ禍の影響から引き続いて衛生用品の需要が高まっていますが、2020年に大きく伸長した消毒液・ハンドソープは大きく減少しました。

代わりにサニタリー(トイレ、浴室、洗面台など)向けやオーラルケア製品が堅調に伸びました。

足元では、海外市場については厳しい状況にあります。中国の「子供用紙おむつ」は落ち込み、東南アジアでは、コロナ禍でタイでも全てのカテゴリーで厳しい状況にあります。欧米も横ばいが続いています。

一方で、2021年後半から世界的に経済活動の活発化の動きも見られるため、海外事業の反転攻勢が期待されます。

面接では、「化粧品・トイレタリー業界の最近の傾向は何かわかりますか?」といった質問がなされるかも知れません。

化粧品・トイレタリー業界を取り巻く課題

  • 近年消費者が価格にこだわらず自分のライフスタイルにマッチした商品を選ぶ傾向がみられます。各社は付加価値の高い商品の開発を強化、また健康食品や医薬品など新分野にも進出しています。
  • 新型コロナによる影響で化粧品メーカーは、対面やリアル店舗での販売という強みが活かせなくなったため、デジタルシフトを加速させています。

    各社は、自社プラットフォームを立ち上げ、ECの売上比率を拡大しようと計画しています。

    口コミサイトやYoutubeなどの商品レビューなどについても注目しています。

  • トイレタリーメーカーでは、女性の社会進出による共働き世帯の増加による家事のストレスを低減する商品を投入しています。今後もこうした「家事の時短」を意識した商品が増えると思われます。

    また、高機能の洗濯用洗剤や香付き柔軟剤など、付加価値の高い商品を開発する戦略をとろうとしています。

  • 化粧品もトイレタリーといった日用品も人口減少が進む国内市場では、中長期的には頭打ちとなっていきます。

    このような中で、化粧品メーカーやトイレタリーメーカーは積極的に海外進出を図ろうとしています。

    特に中国・アジアでは、所得水準が上がっていることから富裕層に限らず中間層にも日本製の化粧品やトイレタリーの人気が高まっており、各社ともこれをチャンスととらえています。

    化粧品メーカーは、インバウンドによる化粧品購入を契機とし中国・アジアを中心に積極的に子会社を設立しています。

    トイレタリーメーカーは、シャンプーや洗剤、殺虫剤、ベビーケアなど中国、アジアを中心に海外事業の展開を加速させています。

以上のような化粧品・トイレタリー業界をとりまく環境について知っているとグループディスカッションや面接での質問に役に立ちます。

例えば面接で「当社が成長するにはどうしたら良いと考えますか?」といった質問がなされることがあります。

化粧品・トイレタリー業界の仕事

募集職種は事務系では営業、広報、商品企画、購買、開発から販売までを一括管理して在庫の適正化などを行うロジスティックスなど、技術系では研究、開発、生産技術、設備設計など多種多様な職種があります。

またパッケージなどのデザインやコピーライティングを行うクリエイテイブ職を募集する企業もあります。

化粧品・トイレタリー業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが志望動機を答えるときに重要です。また、事前に把握していると面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

化粧品・トイレタリー業界各社に応募する人は、業界をとりまく環境を理解しておいて、面接での志望動機を語る際などに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にも業界の知識を積極的に吸収しましょう。

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化粧品・トイレタリー業界各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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