【24卒/23年転職】面接官が教える「岩手銀行」の面接対策

岩手県最大の金融機関である岩手銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。
応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
岩手銀行に入行を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関する情報や、ノウハウというものがあります。
例えば岩手銀行の面接では、求める人材をよく理解した上で、特に課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。
また、面接で志望動機を語るためには、競合他社と比べてなぜ岩手銀行なのか答えられなければいけません。
これら以外にも岩手銀行の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、岩手銀行の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、岩手銀行の会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
分析した結果を基に、就活生はエントリーシート、転職希望者は職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。
就活中の学生や転職の希望者は、本ブログを読むことで自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
岩手銀行の求める人材
岩手銀行はどのような人材を求めているのでしょうか?
岩手銀行の新卒採用情報にある「FAQ」には、求める人材が以下のように載っています。
地域のお客さまから信頼していただく銀行員になっていただくため、コミュニケーションのスキルは必要不可欠です。
多くの人と話し、自分の考えを相手に伝える、そういった経験を積んできている方、大歓迎です。
また、銀行員は入行後も継続的に勉強が必要な仕事でもあります。お客さまのためにスキルアップをしていくという、向上心を持ち続けることも重要となります。
そして何よりも、「岩手が好き」という熱い気持ちを持った方、是非ご応募をお待ちしております。
また、「採用担当メッセージ」には、次のような文章があります。
・・・そして今、金融業界は目まぐるしく変化し続けています。
そのような環境の変化に力強く立ち向かい、既成の価値観にとらわれない斬新な発想や行動力を持った「人」を求めています。・・・
これらをまとめると、次のような人材を求めていることがわかります。
- コミュニケーションスキルを持ち、自分の考えを相手に伝えることが出来る人
- スキルアップを目指す向上心を持ち続けることができる人
- 岩手が好きな熱い気持ちを持った人
- 既成の価値観にとらわれない斬新な発想や行動力を持った人
求める人材は、面接で自己PRをするときの参考としてぜひとも知っておいてください。
岩手銀行の新卒採用情報について【就活】
はじめに岩手銀行の新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
募集職種は総合職(銀行業務全般)です。
入行後は原則として営業店に配属となり、その後本人の適性・能力などに応じ、本部あるいは営業店の業務を担当します。
- 選考フロー
WEBエントリー→エントリーシート→書類選考→面接(2回)・適性検査→最終面接→内定
- エントリーシート(23年卒)
自己PRに関すること
- あなた自身を、エピソードを交えてPRしてください。(300字以内)
- アルバイトについてお書きください。(60字以内)
志望動機に関すること
- あなたが、「岩手銀行」を志望する理由と、当社での仕事を通じて実現したいことを述べてください。(250字以内)
- 面接
面接では求める人材かどうかを判断されます。学生時代に力を入れたことと志望動機の深掘りがあります。
自己PRに関すること
- 自己紹介と自己PRしてください
- 大学の専攻は何ですか(最も興味・関心のある学問、ゼミの内容や、卒論)
- 学生時代に力を入れて取り組んだことと成果は何ですか
- コミュニケーションについて自分の考えを話してください
- 強みと弱みは何ですか
- 家族構成を教えてください
志望動機に関すること
- 就活の軸は何ですか
- なぜ銀行を、その中でなぜ地方銀行を志望しますか
- なぜ岩手銀行を志望しますか
- 岩手銀行で一番やってみたいことは何ですか、その理由は?
- 岩手銀行の志望順位と他社の選考状況を教えてください
- 採用人数
19年度入行実績 54名(大学院・大学42名 短大・専門6名 高校6名)
20年度入行実績 66名(大学院・大学48名 短大・専門10名 高校8名)
21年度入行実績 62名(大学院・大学53名 短大・専門4名 高校5名)
22年度入行実績 57名
23年度入行計画 前年並み
- 学歴フィルター
岩手県出身者で、県外の大学に進学した学生や岩手県の大学出身者が多いようです。
学歴フィルターは特にないと考えます。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
岩手銀行は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、岩手銀行は「既成の価値観にとらわれない斬新な発想や行動力を持った人」を求めています。
岩手銀行は、顧客との関係強化に努め、地域の課題に正面から向き合い、その解決に取り組んでいくことで地域と銀行にとっての共通価値を創造し、ともに成長していくことを目指しています。
なので、これらの課題に対応するためには、課題解決力と行動力が求められているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、課題解決力と行動力をアピールしましょう。
課題を発見し、既存の発想にとらわれずに新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができ、実現のために粘り強く取り組む人というアピールです。
力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、目標達成に向けて困難だったことと、困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。
但し、岩手銀行は採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■向上心があることを伝える
岩手銀行は、「スキルアップを目指す向上心を持ち続けることができる人」も求めています。
銀行業務をそつなくこなすためには、入行後も様々な資格取得やスキルを身につけるよう、継続的に勉強することが求められます。
このような勉強ができるためにはやはり向上心が大切です。
面接で向上心に関する質問があれば、これまでの人生で何かを身につけるために頑張ったことを伝えましょう。
■コミュニケーションスキルは、面接での受け答えで証明する
求める人材には「コミュニケーションスキルを持ち、自分の考えを相手に伝えることが出来る人」もうたっています。
コミュニケーションスキルは、面接での受け答えで証明してください。
ただし、コミュニケーションスキルとは上手に話すことではありません。
たどたどしくても良いですから、自分の考えを相手にしっかり伝えることを意識してください。
■明るく元気のある態度を見せる
岩手銀行のお客様は、地元の企業や商店、支店の近くに住むご近所の方々が中心です。
新入行員は原則として営業店に配属となり、基礎的な業務を覚えることからスタートします。
窓口テラーや預り資産、融資担当などお客様と直接接する行員は、お客様と明るく元気に接することが求められます。
ホームページには窓口テラー担当の社員の方が、「明るく丁寧な対応でお客様に笑顔を届けたい」と述べているのが紹介されています。
面接では、努めて明るく元気な態度を見せてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
銀行とは何か、銀行業界を取り巻く環境や、銀行業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2023年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
銀行はこれまでの3大業務である預金・貸付・為替から、投資信託や保険商品などの手数料が収益の柱になってきました。そして、経営・事業支援業務や個人向け資産運用コンサルティングも手掛けるようになりました。
地方銀行は、地方創生事業への関わりも重視されるようになってきました。
まずは、銀行業務の事業構造が変わってきていることを理解してください。
さらに、フィンテックと呼ばれる技術革新が進行中であり、フィンテックが事業モデルや仕事のあり方を変えてしまう可能性があることも理解してください。
マニュアルに書いてある通りに行う仕事は自動化され、行員は顧客との折衝や、より創造的な仕事を行うようになるでしょう。
このような変化を念頭におきながら、銀行に関心をもっていることを伝えられるとよいでしょう。
■なぜ岩手銀行を選ぶのか明確に伝える
岩手銀行の経営理念、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが岩手銀行を選んだ志望動機になります。
また、岩手銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
岩手銀行を志望する人は金融業界に興味がある人であり、岩手銀行と並行して地元の北日本銀行や他の金融機関にも応募する人が多いことと思います。
また、近県である宮城県の有力企業にも興味がある人もいるでしょう。
たとえ岩手銀行が第一志望でなくても、競合先と比較しなぜその岩手銀行なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
岩手銀行や他の競合金融機関を訪れて、その違いを肌で感じることも有効です。
■岩手銀行でやりたい仕事を明確に伝える
岩手銀行で入行後は、原則として営業店に配属となり、その後本人の適性・能力などに応じて、本部あるいは営業店の業務を担当します。
営業店で銀行業務の基本を経験した後で、将来やりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかを説明できるようにしてください。
さらに、やりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
■岩手県への愛情を語る
岩手銀行は、「岩手が好きな熱い気持ちを持った人」も求めています。
岩手銀行は、北東北や宮城県に店舗がありますが、岩手県を主要な営業基盤とする金融機関であり、地元経済に大きな影響力を持っています。
岩手県全域にネットワークを広げ、企業や住民、行政機関などとの取引や関係構築などを通じて、地域・産業を金融面から支え、地域経済の活性化に貢献するという社会的使命を担っています。
これらを推進するためには、岩手県が好き、岩手県とともに成長したい人が必要です。
岩手県がこのように好きだと言えるように、地域のことを学びましょう。
■岩手銀行の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望です、と答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、金融業界志望なら「同じ業界に応募中です」と伝えても構わないと思います。
それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」と答えてください。
この場合まったくの異業種であれば、なぜそこに応募したのか答えられるようにしてください。
以上、岩手銀行の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は3回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
岩手銀行の面接を攻略するためには、まず銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2023年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、岩手銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
岩手銀行の会社概要や経営理念、中期経営計画など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも岩手銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で岩手銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
岩手銀行の面接攻略のまとめ【就活】
岩手銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
岩手銀行が採用したい人材は、「コミュニケーションスキルを持ち、自分の考えを相手に伝えることが出来る」「スキルアップを目指す向上心を持ち続けることができる」「岩手が好きな熱い気持ちを持った」「既成の価値観にとらわれない斬新な発想や行動力を持った」人です。
面接では、求める人材かどうかを判断されます。学生時代に力を入れたことと志望動機の深掘りがあります。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 向上心があることを伝える
- コミュニケーションスキルは、面接での受け答えで証明する
- 明るく元気のある態度を見せる
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
- なぜ岩手銀行を選ぶのか明確に伝える
- 岩手銀行でやりたい仕事を明確に伝える
- 岩手県への愛情を語る
- 岩手銀行の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解すると同時に、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、岩手銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
岩手銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。
岩手銀行の中途採用情報について【転職】
続いて岩手銀行の転職面接について解説していきます。
はじめに岩手銀行の中途採用情報について以下に記します。
- 募集業務
岩手銀行は転職の希望者を対象とした中途採用を行っています。
岩手銀行の中途採用は主に2つのルートがあります。
一つは「キャリア採用」で専門知識を岩手銀行で活かしたい人の募集です。
もう一つは、「第二新卒者採用」で金融機関での経験の有無を問わず、岩手に貢献したい人の募集です。
- キャリア採用:
高度化・多様化する金融業務に対応できる専門知識を有する経験者採用です。
2022年10月時点では、営業部門、本部部門の様々な職種で募集があります。
- 第二新卒者採用:
社会人経験がある大学卒業後2~4年程度の人を募集しています。
地元にUターンを希望する人、及び金融機関以外の業種での経験を活かしたい人など、岩手に貢献したい熱い気持ちを持つ人を募集しています。
- キャリア採用:
- 選考フロー
応募書類送付→書類選考→面接→内定
- 応募書類は履歴書、職務経歴書、志望願書です。
- 面接
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうかを判断されます。現職(前職)の仕事内容の深掘りもされると考えてください。
自己PRに関すること
- 大学で特に力を入れたことは何ですか
- 現職(前職)の仕事内容を説明してください
志望動機に関すること
- 岩手銀行の志望理由は何ですか
- 岩手にUターンする理由を教えてください
退職理由に関すること
- 現職(前職)を退職する理由は何ですか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
岩手銀行は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、岩手銀行は「既成の価値観にとらわれない斬新な発想や行動力を持った人」を求めています。
岩手銀行は、顧客との関係強化に努め、地域の課題に正面から向き合い、その解決に取り組んでいくことで地域と銀行にとっての共通価値を創造し、ともに成長していくことを目指しています。
なので、これらの課題に対応するためには、課題解決力と行動力が求められているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
- 「キャリア採用」の応募者は、仕事の中で課題を見つけ、解決のためにこれまでの考えにとらわれない新しい対策を立案し、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験があればそれを加えてください。
さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えたか、その結果どのような成果を上げたかを伝えてください。
- 一方「第二新卒者採用」の応募者は、仕事の中で課題を見つけ、解決のために改善策を立案し、粘り強く遂行した経験があれば、それを加えてください。
あるいは、学生時代に力を入れたことで目標を達成するために困難だったこと、困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。
最後に、岩手銀行で活かせる、身につけた知識やスキルを語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集業務に役立つことを伝えましょう。
■募集職種の知識を答えられるように準備する
岩手銀行の「キャリア採用」の募集では、金融機関経験者に限定した募集となっています。
なので、金融業界や銀行業界の知識は当然のこととして、応募職種の専門知識をどれだけ持っているか確認されることがあります。
一方、「第二新卒者採用」に応募の人は、銀行業界の基礎知識をどれだけ持っているか確認されるかも知れません。
よって、それらの知識とか直近のニュースで話題になった金融や銀行業界に関することで質問があれば、答えられるように準備しましょう。
- 「キャリア採用」の応募者は、仕事の中で課題を見つけ、解決のためにこれまでの考えにとらわれない新しい対策を立案し、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験があればそれを加えてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ岩手銀行を選ぶのか明確に伝える
岩手銀行の経営理念、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが岩手銀行を選んだ志望動機になります。
また、岩手銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
岩手銀行を志望する人は、岩手銀行と並行して地元の金融機関にも応募する人が多いことと思います。
Uターン希望者は、地元の有力企業も視野に入っているかも知れません。
たとえ岩手銀行が第一志望でなくても、競合先と比較しなぜその岩手銀行なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
岩手銀行や他の競合金融機関を訪れて、その違いを肌で感じることも有効です。
■岩手銀行でやりたい仕事を明確に伝える
- 「キャリア採用」の応募者は、岩手銀行で応募職種を希望する理由、そこでどのような仕事をやりたいかとその理由をしっかりと説明する必要があります。
「キャリア採用」の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが岩手銀行で活かせることだと思います。
なので、現職(前職)の業務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
- 一方、「第二新卒採用」の応募者は、岩手銀行で入行後は、原則として営業店に配属となり、その後本人の適性・能力などに応じて、本部あるいは営業店の業務を担当するでしょう。
営業店で銀行業務の基本を経験した後で、将来やりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかを説明できるようにしてください。
さらに、やりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
■岩手県への愛情を語る
岩手銀行は、「岩手が好きな熱い気持ちを持った人」も求めています。
岩手銀行は、北東北や宮城県に店舗がありますが、岩手県を主要な営業基盤とする金融機関であり、地元経済に大きな影響力を持っています。
岩手県全域にネットワークを広げ、企業や住民、行政機関などとの取引や関係構築などを通じて、地域・産業を金融面から支え、地域経済の活性化に貢献するという社会的使命を担っています。
これらを推進するためには、岩手県が好き、岩手県とともに成長したい人が必要です。
岩手県がこのように好きだと言えるように、地域のことを学びましょう。
- 「キャリア採用」の応募者は、岩手銀行で応募職種を希望する理由、そこでどのような仕事をやりたいかとその理由をしっかりと説明する必要があります。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、岩手銀行の中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接では自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
岩手銀行の面接を攻略するためには、まず銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが必要です。(金融機関に勤務の人はご存知のことと思いますが)
ブログ記事「【2023年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、岩手銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
岩手銀行の会社概要、経営理念、中期経営計画など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも岩手銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で岩手銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
岩手銀行の面接攻略のまとめ【転職】
岩手銀行に中途入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
岩手銀行が採用したい人材は、「コミュニケーションスキルを持ち、自分の考えを相手に伝えることが出来る」「スキルアップを目指す向上心を持ち続けることができる」「岩手が好きな熱い気持ちを持った」「既成の価値観にとらわれない斬新な発想や行動力を持った」人です。
面接では、求める人材かどうかを判断されます。現職(前職)の仕事内容の深掘りもされます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 募集職種の知識を答えられるように準備する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ岩手銀行を選ぶのか明確に伝える
- 岩手銀行でやりたい仕事を明確に伝える
- 岩手県への愛情を語る
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解すると同時に、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、岩手銀行とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
岩手銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。
岩手銀行を志望するときに知っておきたい社風
岩手銀行の面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
- 岩手県に関わりのある仕事が多いため、岩手県が好きならば働きやすいです。
- 地場企業の経営者などから話を聞く機会が多く、貴重な体験ができます。
- 社会人として基本的なマナーを身につけることができます。
- 社員同士の飲み会やイベントが多いです。
- 体育会系の体質です。
- 歴史がある分、良くも悪くも古い体質が残っている部分もありますが、最近は変わりつつあります。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
岩手銀行の会社概要
ここからは岩手銀行の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- 岩手銀行は、1932年岩手殖産銀行として設立されました。その後他行との合併を経て、1960年現在の岩手銀行となりました。
地域課題の解決、顧客サービス向上および構造改革を一層進めていくため、2021年10月に秋田銀行と包括業務提携(秋田・岩手アライアンス)を締結しました。
- コーポレートメッセージは、「信頼の、さらにその先へ」です。
顧客が岩手銀行を信じて頼り、さらにそれ以上の強い信頼関係を築くことを目指す想いを込めています。
- 2021~2022年度は、中期経営計画に基づき、収益構造の改革や新事業創出・デジタル分野等へ体制整備した効果を発揮させ、如何なる環境の変化にも対応するための業務改革を推進しています。
- 岩手銀行は、109の店舗(岩手91、青森7、秋田1、宮城9、東京1)を構えています。(2022年3月現在)
- 岩手県内の預金シェアは49.3%、貸出金シェアは43.0%とトップです。(2021年3月末)
- 岩手県内33市町村中27市町村と「地方創生の連携に関する協定」を締結しています。
- 2022年3月期の決算数字は次の通りです。
資本金は、120億89百万円です。
従業員数は、1,411人です。
総預金残高は、3兆4,530億円です。
貸出金残高は、1兆9,500億円です。
経常収益は、391億円です。
コア業務純益は、77億円です。
経常利益は、81億円です。
当期純利益は、49億円です。
自己資本比率は連結で11.62%と国内基準の4%を大きく上回っています。
格付投資情報センターの格付けは「A―」の評価がされています。(2022年7月)
面接で志望動機を語るさいは、地域密着経営と経営の安定性について取り上げても良いでしょう。
岩手銀行の経営理念
ここからは岩手銀行の経営理念を記します。
経営理念
- 地域社会の発展に貢献する
- 健全経営に徹する
この2つの経営理念は、創立以来続く当行経営の基本姿勢です。
当行は今後ともこの経営理念を堅持し、各種金融サービスを通じて皆さまと地域社会の発展のお役に立ちたいと考えております。
面接では「企業理念を知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。覚えておくと良いでしょう。
岩手銀行の中期経営計画
岩手銀行は中期経営計画(2019年度~2022年度)を策定し展開中です。その概要を紹介します。
中期経営計画「いわぎんフロンティアプラン~To the Next~」
テーマを「地域の未来を共に創るCSV(共通価値の創造)の実践」としています。
- 地域社会が抱える課題に対する解決策を提供し、地域と岩手銀行の共通価値を創造し、共に成長を目指します。
- 4つの基本方針を掲げています。
「創意と熱意」として、地域・顧客の成長を実現するための質の高い付加価値を提供
→事業領域の創出、営業活動の高度化など「ストラクチャー改革」として、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)の推進とリソース配分の最適化による業務効率性の向上
→店舗・ATMの最適配置、コストマネジメントなど「柔らかく、揺るぎない」として、環境変化に柔軟に対応できる市場運用・リスク管理・収益管理態勢構築
→審査管理態勢の高度化、コンプライアンスリスク管理の高度化など「わたし×みらい」として、行員一人ひとりが知恵と行動により主体的に課題解決に取り組む組織風土の醸成
→人材育成への取組み、職員が活躍できる環境整備など
面接で自己PRを語るさいは、中期経営計画を知っておくことが大切です。覚えておきましょう。