【26卒/25年転職】面接官が教える「三菱UFJ銀行」の面接対策
三大メガバンクのなかで経常収益や総資産がトップであり、三菱商事、三菱重工業と並んで三菱グループの御三家である三菱UFJ銀行に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。
応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
三菱UFJ銀行に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えば三菱UFJ銀行の面接では、まず求める人材をよく理解してください。
そして自己PRにおいて特に課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。
また「フィナンシャル・エンジニアリングコース」や「システム・デジタルコース」など専門分野を希望する理系応募者は、面接で論理的思考力や数理能力をアピールする必要があります。
一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ金融を選ぶのか、なぜ銀行を選ぶのかについて的確に答えられなくてはいけません。
さらに銀行のなかで競合他社と比べてなぜ三菱UFJ銀行なのか、についても面接官が納得できるように答えられることが大切です。
これら以外にも三菱UFJ銀行の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、三菱UFJ銀行の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、三菱UFJ銀行の会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
三菱UFJ銀行の求める人材
三菱UFJ銀行はどのような人材を求めているのでしょうか。
面接では、企業の求める人材をよく理解しておくことが自己PRをするうえで大切です。
ホームページにある「新卒採用サイト」の「人材育成」には、「人材育成の基本方針」と「求められる人材像」が次のような内容で載っています。
「人材育成の基本方針」には、「変化の速い時代、すべてのステークホルダーが課題を乗り越え、持続可能な未来、新たなステージへと進もうとしています。その思いを叶えるチカラになること、そのために全力を尽くすこと。・・・、お客さま・社会へ貢献し続けるためには多様なフィールドで活躍できる人材の育成が不可欠です。・・・」と明記しています。
求められる人材像
一人ひとりが将来の「金融のプロとしての自分」を思い描きその姿に向かって「成長」と「挑戦」を続けられる人
金融のプロフェッショナルになる。MUFGには、プロに求められる高い人間力と、スキル・専門性が身に付く環境があり、若手のうちから挑戦を続けることで大きく成長できる広大なフィールドが整っています。
真のプロフェッショナルになるための「成長と挑戦」を通じて、自分らしく輝いてください。
これらをまとめると、新卒採用では、次のような人材を求めていることがわかります。
- ステークホルダーの思いを叶えるチカラになるために全力を尽くす人
- 将来の「金融のプロとしての自分」を思い描きその姿に向かって「成長」と「挑戦」を続けられる人
- 高い人間力とスキル、専門性を身に付けられる人
一方、「キャリア採用サイト」の「人材育成」には「求められる人材像」が載っています。
求められる人材像
「高い人間力とスキル・専門性を有するプロフェッショナルとして、変化を先取りし、変革に挑戦することを通じ、中長期的に高い成果・貢献を実現できる人材」それが当行において求められる人材像です。
私たちは、「真のプロフェッショナル」として、常に世界から信頼される存在であり続けるべく、時代の先を見据え、変化を自らの成長の機会と捉え、日々、『成長と挑戦』を実践し続けます。
面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。
また、キャリア採用の応募者は、募集業務の職種ごとの応募資格も確認してください。
三菱UFJ銀行の新卒採用情報について【就活】
はじめに三菱UFJ銀行の新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
三菱UFJ銀行の新卒募集は、コース別採用のかたちをとっています。金融業務全般でプロフェショナルをめざすオープンコースと、各専門分野でプロフェッショナルをめざす職種別コースがあります。
職種別コースは、グローバル、カスタマ―サービス、トレードビジネス、フィナンシャル・エンジニアリング、戦略財務会計、システム・デジタル、ウェルスマネジメント、グローバル・マーケッツです。
原則として転居を伴う異動がありますが、①全国グローバル、②国内ブロック・本部、③転居を伴う異動はない、を選択可能とします。
- オープンは、金融業務全般を通し、多様なキャリアを形成しMUFGの中核を担います。入行当初の配属は「営業拠点及び本部など業務に関わる部署」です。
- グローバルは、国内外を舞台に、海外コア人材として経営課題の解決に貢献します。英語力はネイティブレベルを応募資格としています。入行当初の配属は「グローバル業務領域の本部部署(含む短期営業拠点ローテーション)」です。
- カスタマーサービスは、支店の役割を俯瞰的に捉え、次世代の業務プロセスを構築する支店経営のスペシャリストとして貢献します。入行当初の配属は「国内営業拠点」です。
- トレードビジネスは、円滑な外国送金や貿易決済を通じ、顧客のグローバルビジネスを支える外国為替業務のスペシャリストとして貢献します。入行当初の配属は外国為替事務オフィス(東京・名古屋・大阪)です。
- フィナンシャル・エンジニアリングは、高度な数理モデルを駆使し、金融商品の開発や市場データサイエンス、リスク管理を担います。入行当初の配属は「市場部門やリスク管理部門」です。
- 戦略財務会計は、会計・税務のスキルを活かし、MUFGの財務戦略を担います。入行当初の配属は「会計・税務業務に関わる本部部署(含む営業拠点ローテーション)」です。
- システム・デジタルは、最先端のIT技術を駆使して、システム企画や商品開発、業務変革を推進します。初任配属部署は、システム・デジタル関連部署で入行後の研修期間に確定します。
- ウェルスマネジメントは、お客さまの想いと資産を未来につなぐ仕事です。入行当初の配属は「ウェルスマネジメント関連部署(含む短期営業拠点ローテーション)」です。
- グローバル・マーケッツは、高度な分析力で市場と対峙し、顧客とMUFGの持続的な成長に貢献します。入行当初の配属は銀行または証券の「市場関連部署」です。
コース別の業務内容など詳細は、三菱UFJ銀行のホームページにある新卒採用情報サイトを参照ください。
- 選考フロー
WEBエントリー→エントリーシート提出・WEB適性テスト(3種類)・履修履歴登録・顔写真提出→書類選考→面接(複数回)→内々定
- エントリーシート(25年卒)
オープン、グローバル、カスタマーサービス、ウェルスマネジメント、グローバル・マーケッツ
自己PRに関すること
- どのような幼少期を過ごしていたか簡潔に教えてください。(100文字以内)
- 中学校時代に力を入れて取り組んだことを簡潔に教えてください。(100文字以内)
- 高校時代に力を入れて取り組んだことを簡潔に教えてください。(100文字以内)
- (大学・大学院時代)学生生活の中で力を入れて取り組んだ内容を教えてください。(20文字以内)
- 上記の内容について、行動事実を具体的に詳しく教えてください。(あなたが、いつ、どこで、誰と、何を、どうしたのか。その時どういう役割だったか。その結果、何か変わったのか等)(400文字以内)
志望動機に関すること
- あなたが将来働く上で大切にしたいことと、その理由について教えてください。(150文字以内)
- 当行を志望した理由を教えてください。(200文字以内)
- 当行のウェルスマネジメント(カスタマーサービス・グローバル・マーケッツ)コースを志望した理由を教えてください。(200文字以内)
- 入行後、どのように成長していきたいと考えているか教えてください。(200文字以内)
システム・デジタル
自己PRに関すること
- 学生生活の中で力を入れて取り組んだ内容を記載してください。(50文字以内)
- 上記の内容について、行動事実を具体的に詳しく記載してください。(あなたが、いつ、どこで、何を、どうしたのか。その結果、何が変わったのか等)(300文字以内)
- プログラミング経験とデータ分析経験の具体的な内容を記載してください。双方とも経験がない場合は、ご自身のどのような強みが発揮できると考えるか教えてください。(150文字以内)
志望動機に関すること
- サブコース選択理由 上記を選択した理由を教えてください。AI・データサイエンスを選択した方は、職務の選択理由も教えてください。(400文字以内)
- 期待要件に合致している経験やスキルを具体的に教えてください。(400文字以内)
- 面接
面接では、人柄に関すること、ガクチカ、銀行業界や三菱UFJ銀行の志望度合い、希望する業務の理解度を問われます。
総合職
自己PRに関すること
- 2分で自己紹介をしてください
- 幼稚園、小中高校のときはどのような児童でしたか(成績、部活)
- 高校は第一志望か、部活はなぜそれを選びましたか
- 大学は第一志望か、なぜその大学を選びましたか
- 大学院に入って変わったことはありますか
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(なぜそれを始めたか、どのような困難があり、どのように乗り越えたか、役割、周囲と協力しあったか、何を得られたか、会社でどのように活かせるか)
- 学業について力を入れたことは何ですか(ゼミ、研究内容について、なぜその研究テーマを選んだか、わかったこと)
- これまでリーダー経験はありますか
- チームをまとめるうえで一番意識したことは何ですか
- アルバイトは何をやっていましたか
- 挫折を乗り越えた、逃げてしまった経験はありますか
- 困難なこととそれをどのように乗り越えましたか
- 英語はできますか
- 長所と短所を教えてください、長所を仕事でどう活かしますか
- 性格を5つのキーワードで説明してください
- 人からどのような性格と言われますか
- 自分を一言で表すとどんな人ですか(それが最も現れたエピソード)
- 人とはどのように付き合いますか
- コミュニケーションをとることは得意ですか
- 家族構成を教えてください
- ストレス耐性はあるか、その解消法はありますか
- 犯罪歴、借金はありますか
- 初めてお金を意識したことはいつですか。エピソードを含めて話してください
- 最近の気になったニュースは何ですか
志望動機に関すること
- 就職活動の軸は何ですか
- なぜ金融、銀行業、メガバンクですか
- 他にどのような業界を志望していますか
- 理系なのになぜ銀行か、専攻が活かされないけれどいいですか
- なぜ三菱UFJ銀行を志望しますか、他のメガバンクとの違いは何ですか
- 三菱UFJ銀行の印象について教えてください
- なぜ○○コース(職種)を志望しますか
- 企業理念を知っていますか
- 統合報告書は読みましたか
- 銀行業務の意義は何だと思いますか
- 関心のある部門は何ですか
- 入行してやりたいことは何ですか、それはなぜですか
- どういうシステム開発に携わりたいですか *システム・デジタル
- 仕事のイメージは具体的に想像できますか
- 入行後どのようなキャリアを歩みたいですか
- 勤務地希望はありますか
- 転勤は大丈夫ですか
- 入社後、困難にぶつかったとき、どのように対応しますか
- はじめは営業を経験するが、営業についてどう思っていますか
- 中小企業と大企業担当のどちらをやりたいですか
- 三菱UFJ銀行と他行の異なるところは何だと思いますか
- 他のメガバンクの応募状況と、三菱UFJ銀行の志望度を教えてください
- これから銀行はどのようになっていくと思いますか
- 銀行を志望していることに対する親の反応はどうですか
- 内々定を出したらどうしますか
- 他社の選考状況と三菱UFJ銀行の志望度を教えてください
ビジネス・スペシャリスト職(~23年卒)*24/25年卒の募集はなし
自己PRに関すること
- 小中高校のときはどのような児童でしたか
- 大学を選んだ理由を教えてください
- ゼミではどのようなことを学んでいますか
- 卒業論文のテーマは何ですか
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(どのような困難があり、どのように乗り越えたか)
- チームで何かを成し遂げた経験はありますか
- 挫折経験と克服方法を教えてください
- アルバイトは何をしていましたか(心がけたこと、大変だったこと、工夫したこと)
- 長所と短所は何ですか
- 友人からどのような人と言われますか
- どのようなときにストレスを感じますか、発散法は
- 英語力はどの程度ですか
- パソコンのスキルはどの程度ですか
- 家族構成を教えてください
- 今日のニュースで印象に残っていることは何ですか
志望動機に関すること
- 就活の軸は何ですか
- なぜ銀行業界を志望しますか
- なぜ三菱UFJ銀行を志望しますか
- なぜビジネス・スペシャリスト職を志望しますか
- 入行後に携わりたい仕事は何ですか
- 海外に興味を持ったきっかけは何ですか
- 三菱UFJ銀行の経営戦略で興味のあるものはありますか
- 三菱UFJ銀行の課題は何だと思いますか
- 他社の選考状況と三菱UFJ銀行の志望度を教えてください
- 採用人数
- 19年度入社実績 959名
- 20年度入社実績 514名
- 21年度入社実績 370名
- 22年度入社実績 383名
- 23年度入社実績 300名
- 24年度入社実績 350名
- 25年度入社計画 400名
- 24年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
東京大14、京都大21、北海道大2、東北大2、名古屋大15、大阪大19、九州大5、東京工業大6、一橋大11、筑波大4、千葉大1、電通大2、東京外大1、都立大3、横浜国大3、金沢大4、大阪公立大1、神戸大10、岡山大1、広島大2、他
私立大:
早稲田大45、慶応大59、上智大8、明治大17、青山学院大6、立教大9、中央大8、法政大7、学習院大3、成蹊大4、成城大2、武蔵大1、東京理科大7、千葉工大1、南山大6、同志社大5、立命館大4、関西大3、関西学院大10、甲南大1、西南学院大1、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2024年9月1日号)参照
- 学歴フィルター
三菱UFJ銀行に学歴フィルターはありません。難関大学から中堅私立大学クラスまで採用しています。
合併前の銀行が東京、名古屋、大阪に本店を置いていた関係からか、首都圏、中京圏、関西圏の大学がまんべんなく採用されているようです。
筆記試験の成績が問題なければあとは面接でどこまでアピールできるかです。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
上記の求める人材にあるように三菱UFJ銀行は、「ステークホルダーの思いを叶えるチカラになるために全力を尽くす」『将来の「金融のプロとしての自分」を思い描きその姿に向かって「成長」と「挑戦」を続けられる』人を求めています。
ここで、「ステークホルダーの思いを叶えるチカラになるために全力を尽くす」は、課題解決力を表しています。
また、『将来の「金融のプロとしての自分」を思い描きその姿に向かって「成長」と「挑戦」を続けられる』は、行動力を表しているのではないでしょうか。
MUFGグループでは、2024年度からの中期経営計画を「成長」を取りにいく3年間と位置付けています。成長戦略を進化させると同時に、社会課題解決への貢献を計画の柱に据え、取り組みを一層強化します。中長期的な成長も見据えた経営基盤強化などの企業変革も加速させようとしています。
このような変革を行うために、課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力と行動力をアピールしましょう。
すなわち、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができ、実現のために粘り強く取り組み、周囲に働きかける人というアピールです。
力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったこと、困難を解決するために創意工夫をして、どのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことや反省したことを語ってください。
但し、三菱UFJ銀行は採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■人間力はありのままを見せる
三菱UFJ銀行は、「高い人間力とスキル、専門性を身に付けられる人」も求めています。
人間力とは何か、さまざまな考え方がありますが、ここでは「人格」、すなわち人柄と考えてください。
面接の場面では応募者の人柄については、かなりの頻度で質問されるようです。
これについてはありのままの自分を見せてください。
いつわりの自分をアピールしても見破られてしまい、逆にマイナス点となります。
またスキルや専門性は、学業や研究内容、卒業論文の説明を行うときに、そのレベルの高さを示してください。
■理系応募者は論理的思考力、数理能力をアピールする
フィナンシャル・エンジニアリングやシステム・デジタルは理系応募者が活躍できる職種です。
理系学生が研究した専門分野の知識、能力、スキルをそのまま発揮して働けることは少ないと思われますが、研究で得た論理的思考力、数理能力はそれらの専門的な仕事で役に立ちます。
よってそのことをアピールしてください。
■世界中どこででも働く覚悟を伝える
三菱UFJ銀行は海外に105の支店等を持ち、他のメガバンクと比較しても海外業務が圧倒的に強い銀行です。
勤務地区分の「全国グローバル」は、海外勤務もありえます。
面接では、世界のどこへでも行って働く覚悟を伝えてください。
また、「グローバル」コースは職種の特性上、ネイティブレベルの英語力を応募資格としています。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ金融を選ぶのか明確に伝える
なぜ金融を選ぶのかについて的確に答えるためには、金融業についての理解を深めることか大切になってきます。
金融は銀行以外にも、保険、証券などがありますので、その違いを知っておく必要があります。
■なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
銀行とは何か、銀行業界を取り巻く環境や、銀行業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
銀行はこれまでの3大業務である預金・貸付・為替から、投資信託や保険商品などの手数料が収益の柱になり、そしてM&Aの支援業務や個人向け長期運用コンサルティングも手掛けるようになりました。
海外事業向け融資も拡大しています。さらには、金融に関する高度な専門性で多様なソリューションを開発・提供して新たな事業創出にも取組んでいます。
まずは、銀行業務の事業構造が変わってきていることを理解してください。
さらに、フィンテックと呼ばれる技術革新が進行中であり、フィンテックが事業モデルや仕事のあり方を変えてしまう可能性があることも理解してください。
マニュアルに書いてある通りに行う仕事は自動化され、行員は顧客との折衝や、より創造的な仕事を行うようになるでしょう。
メガバンクの採用数が激変している理由です。
このような変化の中で、自分に興味があることを伝えられるとよいでしょう。
■なぜ三菱UFJ銀行を選ぶのか明確に伝える
三菱UFJ銀行のMUFG Way、事業内容、グループ中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが三菱UFJ銀行を選んだ志望動機になります。
また、三菱UFJ銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
メガバンクを志望する応募者は、メガバンク3行をかけもち応募することが多いと思われます。
あるいは、同じ金融業ということで、損保、生保の会社にも応募する学生もいると思います。
たとえ三菱UFJ銀行が第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜ三菱UFJ銀行なのか質問されたときに的確に答えることが求められます。
■三菱UFJ銀行でなぜそのコース・職種を選択したか、そこでやりたい仕事を明確に伝える
応募するコース・職種を希望する理由や、そこでやりたい仕事とその理由については必ず訊かれる質問です。
希望するコース・職種や、やりたい仕事がこなせることを証明するために、自分はどのような能力、スキル、知識などを持っているかについて答えられるようにすることが大切です。
このように面接では、入行後の仕事の理解度を試す質問がいくつもなされます。
■他社の応募状況を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、銀行業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、メガバンクに応募中ならそれを答えてください。
それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。
この場合まったくの異業種に応募している場合は、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。
以上、三菱UFJ銀行の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接はかなりの回数行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、三菱UFJ銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
三菱UFJ銀行の会社概要、MUFG Way、グループ中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも三菱UFJ銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で三菱UFJ銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
三菱UFJ銀行の面接攻略のまとめ【就活】
三菱UFJ銀行に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
三菱UFJ銀行が採用したい人材は、「ステークホルダーの思いを叶えるチカラになるために全力を尽くす」『将来の「金融のプロとしての自分」を思い描きその姿に向かって「成長」と「挑戦」を続けられる』「高い人間力とスキル、専門性を身に付けられる」人です。
面接で選考するポイントは、人柄に関することやガクチカ、銀行業界や三菱UFJ銀行の志望度合い、希望する業務の理解度です。
面接で自己PRするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 人間力はありのままを見せる
- 理系応募者は論理的思考力、数理能力をアピールする
- 世界中どこででも働く覚悟を伝える
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ金融を選ぶのか明確に伝える
- なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
- なぜ三菱UFJ銀行を選ぶのか明確に伝える
- 三菱UFJ銀行でなぜそのコース・職種を選択したか、そこでやりたい仕事を明確に伝える
- 他社の応募状況を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、三菱UFJ銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
三菱UFJ銀行の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
三菱UFJ銀行の中途採用情報について【転職】
続いて三菱UFJ銀行の転職面接について解説していきます。
はじめに三菱UFJ銀行のキャリア(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集業務
三菱UFJ銀行は転職の希望者を対象とした事務系、技術系業務の中途採用を積極的に行っています。
社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りないと思われる業務を募集しています。
なので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。
具体的な募集業務はその時々で変わっていくと思います。
現時点でどのような業務を募集しているか、詳細は、三菱UFJ銀行のホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。
ちなみに、2024年10月現在、総合職、ビジネス・スペシャリスト職(BS職)、ファシリティマネジメント職(FM職)で258件の募集があります。
また、三菱UFJ銀行は、リファラル採用を取り入れて、新たな知見を有する人材を積極的に募集しています。
- 選考フロー
WEBエントリー→書類選考→部門面接(複数回)→人事面接(複数回)・適正検査→内定
- 入社日は個別に相談となります。
- 面接
転職の面接での選考ポイントは、求める人材に基づいた総合的な判断です。
自己PRに関しては、応募者の人柄に関することや、現職(前職)の職務内容の深掘りがあります。
志望動機に関しては、三菱UFJ銀行への志望度合いや応募する業務の理解度をみられます。
金融や銀行業界に関してどの程度知識を持っているかの質問もされるようです。
自己PRに関すること
- 小学校から現在までどのようなことに努力しましたか
- 現職(前職)での仕事内容と身につけたことは何ですか(取得した資格、誇れる成果、三菱UFJ銀行で活かせること)
- 現職(前職)でストレスのあった仕事はどのようなものですか
志望動機に関すること
- なぜ三菱UFJ銀行を志望しますか
- なぜその職種に応募するか、そこでどのような仕事をやってみたいですか
- 入社後のキャリアプランについてどのように考えていますか
退職理由に関すること
- 転職を決意した理由は何ですか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
三菱UFJ銀行は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように三菱UFJ銀行は、「高い人間力とスキル・専門性を有するプロフェッショナルとして、変化を先取りし、変革に挑戦することを通じ、中長期的に高い成果・貢献を実現できる」人を求めています。
ここで、「変化を先取りし、変革に挑戦することを通じ、中長期的に高い成果・貢献を実現できる」とは、課題解決力と行動力を表していると考えます。
MUFGグループでは、2024年度からの中期経営計画を「成長」を取りにいく3年間と位置付けています。成長戦略を進化させると同時に、社会課題解決への貢献を計画の柱に据え、取り組みを一層強化します。中長期的な成長も見据えた経営基盤強化などの企業変革も加速させようとしています。
このような変革を行うために、課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、業務目標達成に向けて課題を見つけ、解決のためにこれまでの考えにとらわれない新しい対策を立案し、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験があれば、それを加えてください。
さらに職務を実行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えたか、どのような成果を上げたかを伝えてください。
最後に、三菱UFJ銀行で活かせる身につけた知識や、スキルを語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集業務に役立つことを伝えましょう。
■人間力はありのままを見せる
三菱UFJ銀行は、上記のように「高い人間力とスキル・専門性を有するプロフェッショナル」も求めています。
人間力とは何か、さまざまな考え方がありますが、ここでは「人格」、すなわち人柄と考えてください。
面接の場面では応募者の人柄について、かなりの頻度で質問されるようです。
これについてはありのままの自分を見せてください。
いつわりの自分をアピールしても見破られてしまい、逆にマイナス点となります。
また、スキル・専門性は、自分の職務の説明の中で面接官にわかるように伝えてください。
■ビジネス・スペシャリスト職はチームワークができることもアピールする
ビジネス・スペシャリスト職は、営業拠点での窓口業務、個人向け相談業務、オペレーション業務、本部各部署にてPCスキルを活用した企画・管理業務等を担当します。
面接ではビジネス・スペシャリスト職として仕事をこなせるかを見られることを想定してください。
ビジネス・スペシャリスト職の応募者は、チームワークに関する質問があればチーワーク力のあることもアピールしましょう。
現職(前職)で、自分の担っている役割と、同僚とどのように協力して組織に貢献したかをアピールすると良いでしょう。
この応募者と一緒に働きたいと思わせることが大切です。
■金融業界、銀行業界の知識を答えられるように準備する
三菱UFJ銀行では金融業界や銀行業界の知識をどれだけ持っているか確認されることがあります。
よって、金融業界や銀行業界の経験者はそれらの知識を、未経験者は基本的な知識を答えられるようにしてください。
また、直近のニュースで話題になった金融、銀行業界に関することは、質問があれば答えられるようにしましょう。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ三菱UFJ銀行を選ぶのか明確に伝える
三菱UFJ銀行の、MUFG Way、事業内容、グループ中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが三菱UFJ銀行を選んだ志望動機になります。
また、三菱UFJ銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
三菱UFJ銀行を志望する人は、他のメガバンクや、同じ金融業である損害保険会社、生命保険会社の中途採用募集に興味がある人もいると思われます。
そのような競合他社と比較して、なぜ三菱UFJ銀行なのかをしっかり答えられなくてはいけません。
■なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える
なぜそのキャリア採用の職種に応募したのか、そこでやりたい仕事とその理由をしっかりと説明する必要があります。
中途採用の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが三菱UFJ銀行で活かせることだと思います。
なので、現職(前職)の職務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
応募職種の分野で注目している三菱UFJ銀行の商品やサービスなどと、なぜ注目しているか、その理由も話せるようにしておくとよいでしょう。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、三菱UFJ銀行の中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、三菱UFJ銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
三菱UFJ銀行のMUFG Way、事業内容、グループ中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも三菱UFJ銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で三菱UFJ銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
三菱UFJ銀行の面接攻略のまとめ【転職】
三菱UFJ銀行に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
三菱UFJ銀行が採用したい人材は、「高い人間力とスキル・専門性を有するプロフェッショナルとして、変化を先取りし、変革に挑戦することを通じ、中長期的に高い成果・貢献を実現できる」人です。
面接で選考するポイントは、人柄に関すること、現職(前職)の職務の深掘り、三菱UFJ銀行の志望度合い、応募する業務の理解度、金融や銀行業界に関する知識です。
面接で自己PRするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 人間力はありのままを見せる
- ビジネス・スペシャリスト職はチームワークができることもアピールする
- 金融業界、銀行業界の知識を答えられるように準備する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ三菱UFJ銀行を選ぶのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、三菱UFJ銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
三菱UFJ銀行の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
三菱UFJ銀行を志望するときに知っておきたい社風
三菱UFJ銀行の面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
- 営業店では、休憩は基本的にきちんと順番にとることができます。ただ繁忙期は少し休憩をとりにくいことがあります。
- 飲み会やイベントが多く、また他の職場の社員とも交流する機会が設けられています。
- 福利厚生が充実しており、女性も子育てをしながら働ける環境です。
- 保守的でしたが、新しいことにチャレンジする風土が出来上がってきています。
- 自己啓発を支援する研修が充実しています。
- 結果だけでなくプロセスや、他人に対する配慮も評価されます。
- 社員のコンプライアンス意識は高く、ルールは徹底されています。
- 社員は礼儀正しく、根が真面目な人が多く、チームワークを大切にしています。
三菱UFJ銀行及び三菱UFJフィナンシャルグループの会社概要
ここからは三菱UFJ銀行と三菱UFJフィナンシャルグループの会社概要を説明します。
三菱UFJフィナンシャルグループは、三菱UFJ銀行を中核とする金融グループであり、三菱UFJ銀行を知るためには、同時に三菱UFJフィナンシャルグループについても理解しておくことが有効なため、合わせて解説します。
三菱UFJフィナンシャルグループについて
- 三菱UFJフィナンシャルグループは、日本最大、世界有数の総合金融グループです。
傘下には、三菱UFJ銀行を筆頭に、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングス、三菱UFJニコスなどがあります。
各事業会社が専門性を発揮するとともに、会社間の垣根をなくして総合金融サービスを提供することが可能な体制の構築を進めています。
- 三菱UFJフィナンシャルグループは、他のメガバンクと比べて国際金融業務に強いという特徴があります。
特に、アジアをマザーマーケットとしてとらえ、ベトナム、タイ、インドネシア、フィリピンの商業銀行に出資しています。
- 三菱UFJフィナンシャルグループは、中長期的にめざす姿として「世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループ」を掲げています。
「グローバルに変化する多様なニーズに対して、グループ全員の力で、世界水準のトップクオリティを追求する」「顧客の資産を守り、日本社会と世界経済の健全な成長を支える、最も信頼される存在であり続ける」「多様化・ボーダレス化する社会で、変化へ積極的に対応し、日本、アジア、そして世界においても選ばれる存在となる」、という意味が込められています。
以上のような三菱UFJフィナンシャルグループを理解しておくことは、面接の志望動機を語るうえで参考になります。
三菱UFJ銀行、三菱UFJフィナンシャルグループの経営数字について
続いて、三菱UFJ銀行の資本金や従業員数、三菱UFJフィナンシャルグループの売上、利益などを記します。
三菱UFJ銀行の2024年3月末の資本金、従業員数は次の通りです。
資本金は、17,119億円です。
従業員数は、31,756人です。
三菱UFJフィナンシャルグループの2024年3月期の決算数字は次の通りです。
連結業務粗利益は、47,325億円です。
連結業務純益は、18,437億円です。
連結経常利益は、21,279億円です。
親会社株主純利益は、14,907億円です。
三菱UFJ銀行の格付けについて、S&Pは「A」、ムーディーズは「A1」、日本格付研究所は「AA」、格付投資情報センターは「AA」と高い評価を得ています。(2024年10月)
面接では会社概要について、例えば「三菱UFJフィナンシャルグループの業務粗利益を知っていますか?」のような質問をされることがあるかも知れません。
面接前に会社概要を把握しておくことが大切です。
三菱UFJフィナンシャルグループのMUFG Way
MUFG Wayは、三菱UFJフィナンシャルグループが経営活動を遂行するにあたっての最も基本的な姿勢であり、全ての活動の指針とするものです。
以下に、MUFG Wayを紹介します。
MUFG Way
Purpose 存在意義
世界が進むチカラになる。
Values 共有すべき価値観
グループとしてさらなる成長を遂げ、お客さま・社会へ貢献し続けるために。私たちは以下のことを大切にし、実践していきます。
1 信頼・信用
2 プロフェッショナリズムとチームワーク
3 挑戦とスピードVision 中長期的にめざす姿
世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループ
面接では、MUFG Wayについて質問されることも想定してください。志望動機をつくるときにも役に立つかも知れません。
三菱UFJフィナンシャルグループの中期経営計画
三菱UFJフィナンシャルグループは、中期経営計画(2024年度-2026年度)を策定し、推進中ですが、その概要について紹介します。
- 基本方針
2024年度からの計画期間を「成長」を取りにいく3年間と位置付け
「成長戦略の進化」と「社会課題の解決」への貢献を中期経営計画の柱に据え、取り組みを一層強化。中長期的な成長も見据えた経営基盤強化やカルチャー改革などの「企業変革も加速」。これらの取り組みを通じて、2026年度にROE9%程度の実現をめざす
- 中期経営計画の3本柱
- 成長戦略の進化 - 成長をつかむ
戦略を「商品×チャネル」の4象限で検討した上で、「成長をつかむ」ための7つの成長戦略を策定。
金利環境の変化を踏まえた「バランスシートの収益性向上」など、既存のビジネスモデルをさらに強靭化するとともに、新しい商品・サービスの提供や新しいチャネルを通じた顧客との接点の拡大による成長をめざす
- 社会課題の解決 - 未来につなぐ
持続可能な環境・社会の実現に向け、サステナビリティ経営において優先的に取り組む課題(以下優先課題)を設定しており、環境変化やそれに伴う世の中の期待、事業における重要性を踏まえて見直し。社会課題解決への貢献を経営戦略と一体化させ、取り組みを一層強化する
- 企業変革の加速 - 会社がかわる
顧客から信頼され、選ばれ続ける存在であるために、スピード改革などのカルチャー改革や、人的資本の拡充、システム開発リソースの増強、AI・データ基盤の強化といった経営基盤の強化に取り組み。リスク管理やコンプライアンスの更なる向上に努め、企業変革を進める
- 成長戦略の進化 - 成長をつかむ
- 財務目標
ROE目標を9%程度、CET1比率のターゲットレンジを9.5%–10.5%とする。営業純益は2023年度比30%増益となる2.1兆円以上をめざす