【25卒】面接官が教える「HIS」の面接対策

2023.12.01 更新
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旅行業界大手で、グループとして多角的に事業を運営しているHIS(エイチ・アイ・エス)に入社を希望する人が必ず通過しなければならない面接試験。

(HISの正式社名は株式会社エイチ・アイ・エスですが、本ブログでは略して「HIS」と呼ぶこととします。)

応募者は事前にどのような面接の対策を練ったらよいのでしょうか?

HISに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関する情報や、ノウハウというものがあります。

例えばHISの面接では、自己PRについて、求める人材をよく理解した上で、特に課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。

一方、面接で志望動機を語るためには、ライバル他社と比べてなぜHISなのか答えられなくてはいけません。

これら以外にもHISの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、HISの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、HISの会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. HISの求める人材
  2. ただいま「就活面接必勝法」販売中
  3. HISの新卒求人情報について【就活】
  4. 面接攻略の考え方【就活】
  5. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  6. HISの面接攻略のまとめ【就活】
  7. HISを志望するときに知っておきたい社風
  8. HISの会社概要
  9. HISの「PHILOSOPHY」
  10. 今後の経営方針
  11. 参考リンク集

HISの求める人材

HISはどのような人材を求めているのでしょうか。

面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで必要です。

HISの「PHILOSOPHY」にある「HIS Group Purpose」と「HIS Group Value」には求める人材のヒントがあります。

HIS Group Purpose

「心躍る」を解き放つ 

HIS Group Purpose に込めた思い

・・・これからもあらゆる出会いと繋がりを創出し、豊かでかけがえのない時間の創造、相互理解を促進することで、世界を近づけ、新たな価値を提供していきます。

HIS Group Value

冒険と挑戦

その挑戦は夢中で追いかけられる冒険か。

スピードとアジリティ

直線的なスピードと、柔らかくしなやかなアジリティを持ち合わせているか。

・・・

明るく元気に

活気のあるところに人が集まる。どんな状況においても常にプラス思考で行動できているか。

ここからHISの求める人材は、次のような人と考えられます。

  • 新たな価値を提供するために挑戦する人
  • 状況の変化に応じて素早く対応できる機敏性を持つ人
  • 明るく元気で常にプラス思考で行動できる人

面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。

ぜひ覚えておきましょう。

ただいま「就活面接必勝法」販売中

キャリア育みファームでは、面接の必勝マニュアル「就活面接必勝法」を販売しています。

もちろん履歴書やエントリーシートの自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。

会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
ということをご存知でしょうか。

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その他、以下のリンクも読み進めるとお役に立ちます。

HISの新卒求人情報について【就活】

はじめにHISの新卒求人情報について以下に記します。

  1. HISの募集職種

    HISの募集職種は、①全職種、②法人営業職、③経理職の3つです。

    全職種は、営業(個人・法人)、商品開発、仕入れ、WEBシステム業務、訪日旅行などで、入社後、職種(配属先)が決定します。

    法人営業職は、法人営業、団体営業を行います。応募時に職種(配属先)が決定します。

    経理職は、決算・決算短信、有価証券報告書作成、予算・債権管理、外国為替、経費および支払業務等を行います。応募時に職種(配属先)が決定します。

  2. 選考フロー

    選考フローは次の通りです。

    マイページ登録→会社説明会に参加→エントリーフォーム入力・能力適性検査受検→面接(3回)→内々定

  3. エントリーシート(24年卒)

    自己PRに関すること

    • 学生時代に特に力を入れて取り組んだことは何ですか?それに取り組んだ理由も教えてください。(200字以内)
    • どんな学びや成長がありましたか。(300字以内)
    • 将来の夢・目標を教えてください。(200字以内)

    志望動機に関すること

    • 志望理由をお聞かせください。(200字以内)
  4. 面接

    面接は複数回行われます。

    その中で特に学生時代に力を入れたこと、営業はできるか、旅行にどれほど関心があるか、HISについてどれくらい知識を持っているかなどが問われます。

    全職種

    自己PRに関すること

    • 自己紹介、自己PRしてください
    • 大学を選んだ理由を教えてください
    • 地元と大学のある街の違いは何ですか
    • 学生時代に力を入れたことは何ですか(始めた理由、そのなかで困難だったことは何か、どのように解決したか、その結果と得られたものは何か)
    • 大学で所属するサークルを選んだ理由を教えてください
    • アルバイトは何をしていましたか(意識していたこと、失敗談)
    • 旅行を一言で表すと何ですか
    • 旅のエピソードについて何かありますか
    • 旅行は好きですか
    • 旅行してどこが一番良かったですか、その理由は
    • 海外旅行はどこに行きたいですか
    • 人と意見が食い違ったときどうしますか
    • あなたを家具で例えると何ですか、その理由は
    • 計画はち密に立てますか
    • ストレスを感じるときはどんな時ですか、発散方法は
    • 周りからどのような人といわれますか
    • 働く上で大切にしていきたいことは何ですか
    • あなたにとって働くとは何ですか
    • 特技はなんですか
    • 入社後に活かすことができる自分の強みは何ですか

    志望動機に関すること

    • 企業選びの軸は何ですか
    • HISとJTBとの違いは何ですか
    • なぜHISを志望しますか
    • 入社して取り組みたい仕事(職種)とその理由は何ですか
    • キャリアプランはありますか
    • 従業員数や企業理念、これから力を入れようとしていることを知っていますか
    • 新規事業を提案してください
    • 5年後、10年後、20年後どのような仕事をしていますか
    • 友人にHISか他社のどちらを利用するか迷っている人がいると仮定して説得してください
    • 友人にHISはどんな会社と聞かれたらどう答えますか
    • 今後、旅行業界はどうなると思いますか
    • 業界が抱える問題は何ですか、それにどう対応しますか
    • 接客に必要なこと3つとその理由を答えてください
    • 他社の選考状況とHISの志望度を教えてください

    法人団体営業職

    自己PRに関すること

    • 自己紹介と自己PRしてください
    • 専攻科目の説明をしてください
    • 学生時代に力を入れたことは何ですか
    • サークル活動は何をしていましたか
    • 最近挑戦したことを教えてください
    • 今までで一番の困難にぶつかった経験は何ですか
    • どんなときストレスを感じるか、ストレスの発散方法は何ですか
    • 挫折経験を教えてください
    • 羽目を外した経験を教えてください
    • HISで活かしたい強みは何ですか
    • 自分の弱みを具体的に説明してください
    • 中高時代の部活動は何ですか
    • 友人の中でどのような立ち位置ですか
    • 旅行してどこが一番良かったですか、その理由は
    • 趣味は何ですか
    • 最近心躍ったことはありますか
    • 働くとはどういうことだと思いますか
    • 最近の気になるニュースは何ですか、その理由は
    • 人の気持ちを動かした経験はありますか

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何ですか
    • なぜHISを志望しますか
    • HISの強みと弱みは何ですか
    • なぜ法人営業か、やっていけますか
    • 新規事業を提案してください(なぜこの企画を考えたか、HISのメリットは何か)
    • 興味のある事業は何ですか
    • 法人営業でどんなことをやりたいですか、それはなぜですか
    • 希望と違う職場に配属されたらどうしますか
    • どんな企画を考えたいですか(課題、支援して欲しいこと、月の発注件数)
    • 5年後、10年後どのような仕事をしていますか
    • 海外で何がしたいですか
    • 海外支社はどこを希望しますか、それはなぜですか
    • 仕事をする上でステップアップをどのように考えていますか
    • HISを利用したことはありますか
    • 友人にHISはどんな会社と聞かれたらどう答えますか
    • 地元をPRしてみてください
    • なぜ地域活性化に取り組みたいのですか
    • 応募先業界の共通点は何ですか
    • 他社の選考状況とHISの志望度を教えてください
  5. 採用人数

    19年度入社実績 507名

    20年度入社実績 575名

    21年度入社実績  26名

    22年度入社実績 採用中止

    23年度入社実績 採用中止

    24年度入社計画 420名

  6. 20年新卒入社大学別就職者数

    国公立大:

    北海道大1、東北大1、名古屋大1、大阪大2、九州大1、千葉大1、東京外大1、都立大1、横浜市立大2、大阪市大1、広島大1、熊本大1、他

    私立大:

    早稲田大12、慶応大3、上智大3、明治大7、青山学院大10、立教大11、中央大7、法政大11、学習院大7、成蹊大5、成城大5、武蔵大4、明治学院大17、日本大19、東洋大16、駒沢大4、専修大5、東海大3、東京女子大4、日本女子大5、津田塾大3、大妻女子大2、共立女子大6、昭和女子大4、神奈川大6、愛知大5、愛知学院大2、愛知淑徳大7、中京大5、南山大5、同志社大6、立命館大8、関西大10、関西学院大6、京都産業大3、龍谷大9、京都女子大1、同志社女子大4、追手門学院大1、近畿大5、桃山学院大1、甲南大3、武庫川女子大3、西南学院大2、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2020年8月30日号)参照

  7. 学歴フィルター

    HISは全国の私立大を中心に採用しています。学歴フィルターはありません。

面接攻略の考え方【就活】

面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。

なので、それらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    HISは、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。

    HISの求める人材は「新たな価値を提供するために挑戦する」「状況の変化に応じて素早く対応できる機敏性を持つ」人です。

    ここで、「新たな価値を提供するために挑戦する」は、課題解決力を表しています。

    また、「状況の変化に応じて素早く対応できる機敏性を持つ」は行動力を表しているのではないでしょうか。

    HISは、新型コロナウイルス感染症の影響により、創業以来、最大のピンチに直面しましたが、今後は旅行事業および旅行関連事業の深化を図るとともに、非旅行事業の探索により事業の多角化を図り、経営の安定化、ひいてはHISグループの成長の実現に取り組んでいます。

    これらを推進するために課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、課題解決力と行動力をアピールしましょう。

    課題を発見し、既存の発想にとらわれずに新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができ、実現のために粘り強く取り組む人というアピールです。

    力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことと困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。

    但し、HISは採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。

    ■明るく元気のある態度を見せる

    HISは、「明るく元気で常にプラス思考で行動できる」人も求めています。

    HISは人々に豊かでかけがえのない時間を提供しています。だからこそ、HISは社員に対して、活気があり、どんな状況においても常にプラス思考で行動できることを求めています。

    面接では、努めて明るく元気な態度を見せてください。

    ■旅行好きをアピールする

    HISは旅行好きが絶対条件です。旅が好きでなければお客様に旅の魅力を語ることもできませんし、「旅行プラン」を提案することもできません。

    何より仕事が面白く感じられないでしょう。

    面接では、旅のエピソードや、旅行してどこが一番良かったか、その理由は何か、地元と大学のある街の違いは何かなど、質問がなされます。

    これまで旅行したことを思い出して答えられるように準備してください。

    一方で、創業者の方が、以前「旅の経験がなくても、専門分野で結果を残そうと努力した経験がある人も求めている」と語っていました。

    大学で研究している専門分野について質問があれば、研究する理由、研究内容、課題と課題に対する解決方法といったような成果を上げるための取り組みを説明できるように準備してください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■会社選びの軸を話せるようにする

    どのような業界を選ぶのか、どのような会社を選ぶのか、選択する基準を説明できるようにしてください。

    自分の中で一貫した考え方・価値観を持って、業界や会社を選んでいることが大切です。

    ■なぜHISを選ぶのか明確に伝える

    HISのPHILOSOPHY、事業内容、今後の経営方針などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがHISを選んだ志望動機になります。

    また、HISと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    HISを志望する人は、旅行会社に興味がある人であり、HISと並行してJTBや他の旅行会社にも応募する人が多いことと思います。

    面接では、たとえHISが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜHISなのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    特にHISとJTBの違いを知っておくことが大切です。

    ■応募職種を選んだ理由と、そこでやりたい仕事は何か明確に伝える

    HISは、全職種、法人営業職、経理職の職種別募集となっています。

    面接では、職種を希望する理由、及びそこでやりたい仕事となぜやりたいかをしっかりと説明できなければなりません。

    やりたい仕事で活かせる能力、スキルや経験があればそれも伝えると良いでしょう。

    将来のキャリアプランを聞かれたときのための答えも準備しておきましょう。

    ■HISという会社について答えられるようにする

    面接では、HISに関する知識を問う質問が多くなされます。

    例えば、以下のような質問です。

    • HISとJTBとの違いは何ですか。
    • 従業員数や企業理念、これから力を入れようとしていることを知っていますか。
    • 友人にHISか他社のどちらを利用するか迷っている人がいると仮定して説得してください。
    • 友人にHISはどんな会社と聞かれたらどう答えますか。
    • HISの強みと弱みは何ですか。
    • 興味のある事業は何ですか。
    • 海外支社はどこを希望しますか、それはなぜですか。
    • HISを利用したことはありますか。

    面接では、こうした質問に対して答えられることが求められます。

    ホームページをよく読んでHISを理解しましょう。

    HISとJTBなど他の旅行会社の営業所を訪問し、HISとの違いを確認することなども良いでしょう。

    ■HISの志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、旅行業界志望なら「同じ業界に数社応募中です」と伝えても構わないと思います。

    それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」と答えてください。

    この場合異業種であれば、その業界と旅行業界に応募した共通点を答えられるようにしてください。

以上、HISの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

面接を攻略するためには、旅行業界を取り巻く環境を理解することと、旅行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】旅行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、HISとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

HISの会社概要、PHILOSOPHY、事業内容、今後の経営方針など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもHISのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるHISの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

HISの面接攻略のまとめ【就活】

HISに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。

面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか。

HISが求める人材は、次のような人です。

  • 新たな価値を提供するために挑戦する人
  • 状況の変化に応じて素早く対応できる機敏性を持つ人
  • 明るく元気で常にプラス思考で行動できる人

面接では、特に学生時代に力を入れたこと、営業はできるか、旅行にどれほど関心があるか、HISについてどれくらい知識を持っているかなどが問われます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 明るく元気のある態度を見せる
  • 旅行好きをアピールする

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 会社選びの軸を話せるようにする
  • なぜHISを選ぶのか明確に伝える
  • 応募職種を選んだ理由と、そこでやりたい仕事は何か明確に伝える
  • HISという会社について答えられるようにする
  • HISの志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする

面接を攻略するためには、旅行業界を取り巻く環境や、旅行業界で働いたときの仕事の内容を理解しておくことが大切です。

また、HISはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

HISの会社概要や事業概要など、面接での受け答えのために知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

HISを志望するときに知っておきたい社風

HISの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • HISは挑戦することを大切にしている会社です。
  • 体育会系の会社であり、上司の命令は絶対です。そのような雰囲気に馴染める人には向いています。
  • 若い人が多く、職場の雰囲気は和気あいあいとしています。お互いの業務などをフォローしあうなど、人間関係は良好です。
  • 自分の裁量で仕事ができるようになると、仕事が楽しく活躍ができます。
  • 社員は旅行好きであり、旅行業という仕事に熱意を持って働いています。
  • カウンターセールスでは、忙しい日には休憩が取れないほど。残業が多く、体力勝負のところがあります。売上目標があり、メンタルが強い人でないときついかも知れません。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

HISの会社概要

ここからはHISの会社概要を説明します。

  • HISは澤田秀雄氏が1980年に、HISの前身であるインターナショナルツアーズを設立したことから始まりました。

    当初は旅行業界のベンチャー企業として海外への格安航空券を販売していましたが、その後自社の海外パッケージツアーの商品も販売するようになりました。

    海外への格安航空券の販売で成長してきたことから、海外旅行の取扱いが90%以上と圧倒的でしたが、コロナ禍により大きく落ち込みました。

    今後は、旅行事業および旅行関連事業の深化を図るとともに、非旅行事業の探索により事業の多角化を図り、経営の安定化、ひいてはHISグループの成長を実現しようとしています。

    HISのビジネスモデルは、「旅」にまつわる様々なビジネスを創出し、関連事業と絡み合いながら旅行事業を進化・発展させるものです。

    HISグループとして、旅行事業以外にもテーマパーク事業(ラグーナテンボス)、ホテル事業(変なホテルなど)、地域事業(九州産業交通)、ロボット事業、保険事業、投資事業などの事業を展開しています。

    *ハウステンボスは、2022年9月、その全株式を香港の投資ファンドに667億円で売却しました。

  • HIS(エイチ・アイ・エス)の社名は、同社の系列会社で格安航空券を販売していた「有限会社秀インター」のサービスブランド「Hide International Service」の頭文字からつけたものと言われます。

    (秀は澤田氏の名前からとっています。)

    その後、「Highest International Standards(最も優れた世界標準)」という意味も追加しています。

  • 2022年10月末の経営数字はつぎのようになっています。

    資本金は、1億円です。

    従業員数は、10,849名です。(グループ全体)

    連結売上高は、1,427億円です。

    連結営業利益は、△479億円です。

    連結経常利益は、△490億円です。

    連結当期純利益は、△95億円です。

    売上に占める各事業の金額は、旅行が676億円、テーマパークが212億円、ホテルが92億円、九州産交が179億円、エネルギーが243億円、その他43億円、調整・消去等△19億円となっています。

    国内に131拠点、海外は60ヵ国112都市157拠点を構えています。

    連結子会社は132社です。

面接では、「従業員数や、売上などを知っていますか」といった質問がなされるかも知れませんので、覚えておくと良いでしょう。

HISの「PHILOSOPHY」

HISの「PHILOSOPHY」は、社会における存在意義をしめす「HIS Group Purpose」と、実現するための行動指針「HIS Group Value」で成り立っています。

HIS Group Purpose

「心躍る」を解き放つ 

HIS Group Value

冒険と挑戦

その挑戦は夢中で追いかけられる冒険か。

スピードとアジリティ

直線的なスピードと、柔らかくしなやかなアジリティを持ち合わせているか。

バランスと倫理観

過ぎたるは猶及ばざるが如し。バランスと倫理観を持ったうえで、判断できているか。

明るく元気に

活気のあるところに人が集まる。どんな状況においても常にプラス思考で行動できているか。

面接では、「HIS Group Purposeを知っていますか」といった質問がなされるかも知れませんので、覚えておきましょう。

今後の経営方針

2022年12月の決算説明会において、2023年以降の経営方針が説明されていますので、その概要を紹介します。

  1. 事業環境を踏まえた経営改革

    事業構造改革、マインド改革、財務改革の3つの改革を行う

  2. 事業構造改革

    事業ポートフォリオの再構築を図る

    • 旅行事業の「深化」として、HISでしか体験できない旅の提供、持続可能な観光の提供
    • 非旅行事業の「探索」として、自治体の事業受託の強化、企業連携共同事業の展開、既存の事業領域の拡大、新規事業の開発
    • 中長期において旅行関連事業と非旅行関連事業の利益を1:1
  3. マインド改革

    HIS Group Purpose『「心躍る」を解き放つ』の導入

  4. 財務方針
    • 当面の課題は、早期の黒字化と手元流動性の確保
    • 中長期的な目標として、B/Sのスリム化(資産の流動化、有利子負債の削減)、利益による自己資本の積み上げなどによる自己資本比率改善(まずは20%以上)

面接で志望動機を語るさいは、今後の経営方針を理解しておきましょう。

参考リンク集

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