【26卒/25年転職】面接官が教える「七十七銀行」の面接対策
東北地方最大手の金融機関である七十七銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。
応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
七十七銀行に入行を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関する情報や、ノウハウというものがあります。
例えば七十七銀行の面接では、求める人材をよく理解した上で、課題解決力や行動力、チームワーク力の中から自分の強みを選んでアピールすることが大切です。
自己啓発意欲に溢れ、向上心を持っていることも伝えてください。
一方、面接で志望動機を語るためには、競合他社と比べてなぜ七十七銀行なのか答えられなければいけません。
これら以外にも七十七銀行の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、七十七銀行の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、七十七銀行の会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
七十七銀行の求める人材
七十七銀行はどのような人材を求めているのでしょうか?
経営方針にある「Vision 2030 未来を切り拓くリーディングカンパニー」には、「人材の育成」として、「七十七グループが育む人材像」を、「飽くなき向上心」、「旺盛な挑戦力」、「主体的な実行力」、「豊かな人間力」、「高い倫理観」を持つ人材としています。
これと同じく、七十七銀行の人材育成プログラムには、求める人材像が明記されています。
求める人材像~地域に根ざしたコンサルティング力の強化に向けて~
飽くなき向上心:自己啓発意欲に溢れ、広い視野で常に向上心や探究心を持って成長し続ける人材
旺盛な挑戦力:前例や成功体験に捉われず、高い目標に向かって失敗を恐れずに挑戦し続ける人材
主体的な実行力:自ら主体的に考え、何事も責任感を持って最後までやり遂げる人材
豊かな人間力:豊かな人間力で周囲の人々と信頼関係を築き、協働して成果を上げることができる人材
高い倫理観:高い倫理観を持ち、コンプライアンスや顧客本位の取組みを誠実に実践できる人材
すなわち、「向上心」「挑戦力」「実行力」「人間力」「倫理観」が求める人材のキーワードです。
求める人材は、面接で自己PRをするときの参考としてぜひとも知っておいてください。
七十七銀行の新卒採用情報について【就活】
はじめに七十七銀行の新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
募集は銀行業務一般で、F(フリー)コースと、A(エリア)コースがあります。
F(フリー)コースは転居を伴う転勤のあるコースです。
A(エリア)コースは、原則として転居を伴う転勤のないコースです。
- 選考フロー
WEBエントリー→エントリーシート→一面接(複数回)→適性検査→内々定
- エントリーシート(25年卒)
自己PRに関すること
- 自己PRをご入力ください(200字以内)
志望動機に関すること
- 志望動機をご入力ください(200字以内)
- 面接
面接は求める人材にふさわしいかどうかを判断されます。面談を含めて面接となっています。
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 高校、大学での成績はどうでしたか
- 大学・学部を選んだ理由は何ですか
- 専攻は銀行で働くうえでどうやって生かせると思いますか
- 学生時代に頑張ったことを説明してください
- 人と協力して何かをやった経験はありますか
- アルバイトについて教えてください
- ストレス解消法はありますか
- 周りの人には何と言われますか
- 家族構成を教えてください
- 家族は進路に対してどのように考えていますか
- 英語は話せますか
- 長所と短所を教えてください
- 趣味は何ですか
- 体力に自信がありますか
志望動機に関すること
- なぜ銀行を志望しますか
- なぜ七十七銀行を志望しますか、同業他社ではだめですか
- 七十七銀行のイメージを教えてください
- 入行後どのようなキャリアを積んでいきたいですか
- 希望する職種と理由、そこでやりたい仕事とその理由は何ですか
- 自分のどんなところが会社で活かせると思いますか
- どんな銀行員になりたいですか
- 描いているキャリアプランはありますか
- 七十七銀行が扱う商材で何に一番興味がありますか
- これまでに七十七銀行を利用したことはありますか(利用した時の感想)
- どのように東北に貢献したいですか
- 転勤は大丈夫ですか
- 海外勤務は大丈夫ですか
- 七十七銀行の志望度と他社の応募状況を教えてください
- 採用人数
19年度入行実績 135名(男性75名 女性60名)
20年度入行実績 140名(男性72名 女性68名)
21年度入行実績 124名(男性61名 女性63名)
22年度入行実績 97名(男性39名 女性58名)
23年度入行実績 89名
24年度入行実績 100名
25年度入行計画 100名
- 学歴フィルター
宮城県出身者で県外の大学に進学した学生や、宮城県の大学出身者が多いようです。
学歴フィルターは特にないと考えます。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
七十七銀行の求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。
上記の求める人材にあるように、七十七銀行は、「旺盛な挑戦力:前例や成功体験に捉われず、高い目標に向かって失敗を恐れずに挑戦し続ける」「主体的な実行力:自ら主体的に考え、何事も責任感を持って最後までやり遂げる」「豊かな人間力:豊かな人間力で周囲の人々と信頼関係を築き、協働して成果を上げることができる」人を求めています。
ここで、「前例や成功体験に捉われず、高い目標に向かって失敗を恐れずに挑戦し続ける」は課題解決力と行動力を表しています。
また、「主体的な実行力:自ら主体的に考え、何事も責任感を持って最後までやり遂げる」は行動力を表しています。
さらに、「豊かな人間力:豊かな人間力で周囲の人々と信頼関係を築き、協働して成果を上げることができる」はチームワーク力を表しているのではないでしょうか。
以上の三つの能力を七十七銀行は求めています。
これらは、「このような人材になってもらいたい」との理想の姿と考えましょう。
学生がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。
課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。
行動力なら、課題の解決に向けて周囲に働きかけながら粘り強く取り組めるということです。
チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。
力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。
そこで自分が身につけたことを伝えられるとなお良いです。
但し、七十七銀行は採用するすべての人に課題解決力や行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接においてその能力を上手に説明してください。
■向上心のあることを説明する
七十七銀行は、「飽くなき向上心:自己啓発意欲に溢れ、広い視野で常に向上心や探究心を持って成長し続ける」人を求めています。
「挑戦意欲」が、七十七銀行における人材づくりのキーワードであり、自ら学び、主体的に業務に取り組む積極思考の大切さを意味しています。
金融のプロとして活躍の舞台を広げていくためには、あくなき向上心を持ち、積極的に自分自身に投資する強い意思が求められています。
面接で向上心に関する質問があれば、これまでの人生で何かを身につけるために頑張ったことを伝えましょう。
■人と誠実に対応できることを説明する
七十七銀行は、「高い倫理観:高い倫理観を持ち、コンプライアンスや顧客本位の取組みを誠実に実践できる」人も求めています。
新入行員は、入行後は原則として営業店に配属となり、融資、渉外、窓口業務など銀行の基本的な業務を習得します。
営業店の融資、渉外、窓口業務は、顧客との信頼関係を築くことで仕事が成り立っています。そのためには顧客に対して誠実に対応することが求められます。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、関係する人達に誠実に対応したことがわかるような説明を行ってください。
■明るく元気のある態度を見せる
七十七銀行に入行後、支店に配属されたとき、お客様は地元の企業や、商店、支店の近くに住むご近所の方々が中心です。
支店の融資、渉外、窓口業務は、お客様と上手にコミュニケーションをとる必要があります。
それには明るく、元気な態度が求められます。
面接では、努めて明るく元気な態度を見せてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
銀行とは何か、銀行業界を取り巻く環境や、銀行業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
銀行はこれまでの3大業務である預金・貸付・為替から、投資信託や保険商品などの手数料が収益の柱になり、さらに経営・事業支援業務や個人向け資産運用コンサルティングも手掛けるようになってきています。
海外事業向けサービスも拡大しています。
地域銀行は、地方創生活動も積極的に行っています。
まずは、銀行業務の事業構造が変わってきていることを理解してください。
さらに、フィンテックと呼ばれる技術革新が進行中であり、フィンテックが事業モデルや銀行業務のあり方を変えてしまう可能性があることも理解してください。
マニュアルに書いてある通りに行う仕事は自動化され、行員は顧客との折衝や、より創造的な仕事を行うようになるでしょう。
このような変化を理解したうえで、銀行に興味があることを伝えられるとよいでしょう。
■なぜ七十七銀行を選ぶのか明確に伝える
七十七銀行の経営理念、事業内容、経営方針などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが七十七銀行を選んだ志望動機になります。
また、七十七銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
七十七銀行を志望する人は、金融業界に興味がある人であり、七十七銀行と並行して仙台銀行や地元の他の金融機関などにも応募する人が多いことと思います。
また、アイリスオーヤマなど地元の有力企業にも興味がある人もいるのではないでしょうか。
たとえ七十七銀行が第一志望でなくても、競合先と比較しなぜ七十七銀行なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
七十七銀行や他の競合金融機関を訪れて、その違いを肌で感じることも有効です。
■七十七銀行でやりたい仕事を明確に伝える
七十七銀行に入行後、新入行員は原則として営業店に配属され、窓口相談や融資・渉外として基本的な銀行業務を習得します。
基本的な銀行業務を習得後、本人の適性・能力に応じ本部あるいは営業店の業務を担当しますが、そのさいやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかを説明できるようにしてください。
さらに、やりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
■宮城県への愛情を語る
七十七銀行(グループ)は、経営方針「Vision 2030」において、長期的に目指す「なりたい姿」として「地域社会の繁栄のため、最良のソリューションで感動と信頼を積み重ね、ステークホルダーとともに、宮城・東北から活躍のフィ―ルドを切り拓いていくリーディングカンパニーを目指します」とうたっています。
七十七銀行は、宮城県を主要な営業基盤とする金融機関であり、地元経済に大きな影響力を持っています。
宮城県全域にネットワークを広げ、企業や住民、行政機関などとの取引や関係構築などを通じて、地域・産業を金融面から支え、地域経済の活性化に貢献するという社会的使命を担っています。
これらを推進するためには、宮城県が好き、宮城県とともに成長したい人が必要です。
宮城県がこのように好きだと言えるように、地域のことを学びましょう。
■七十七銀行の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望です、と答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、金融業界志望なら「同じ業界に応募中です」と伝えても構わないと思います。
それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」と答えてください。この場合まったくの異業種であれば、なぜそこに応募したのか答えられるようにしてください。
以上、七十七銀行の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
特に面談を含めて面接は3回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
七十七銀行は、東北地域NO.1の地域銀行です。
宮城県のみならず、東北地域や海外にもネットワークを持って活動しています。
このような七十七銀行の面接を攻略するためには、まず銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、七十七銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
七十七銀行の会社概要、経営理念、経営方針など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも七十七銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で七十七銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
七十七銀行の面接攻略のまとめ【就活】
七十七銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
七十七銀行が採用したい人材は、「飽くなき向上心」「旺盛な挑戦力」「主体的な実行力」「豊かな人間力」「高い倫理観」のある人です。
面接では、求める人材かどうか総合的に判断されます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
- 向上心のあることを説明する
- 人と誠実に対応できることを説明する
- 明るく元気のある態度を見せる
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
- なぜ七十七銀行を選ぶのか明確に伝える
- 七十七銀行でやりたい仕事を明確に伝える
- 宮城県への愛情を語る
- 七十七銀行の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解すると同時に、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、七十七銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
七十七銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
七十七銀行の中途採用情報について【転職】
続いて七十七銀行の転職面接について解説していきます。
はじめに七十七銀行の中途採用情報について以下に記します。
- 募集職種
七十七銀行は転職の希望者を対象とした以下の中途採用を行っています。
銀行業務の多様化・専門性の高まりに対応できる能力・経験のある即戦力人材の募集です。
- 銀行業務全般
- コンサルティング・資産運用相談(信託、証券、保険など)
- デジタル関連業務
これらについては、それぞれ応募資格があります。
- 選考フロー
履歴書・職務経歴書送付→書類選考→面接→内定
- 面接
面接では、求める人材かどうかを判断されます。募集職種にふさわしい能力・経験があるかどうか、現職(前職)の仕事内容の深掘りもされると考えてください。
自己PRに関すること
- 現職(前職)の仕事内容を説明してください
- 家族について教えてください
志望動機に関すること
- 七十七銀行を志望する理由は何ですか
- 七十七銀行でやりたいことは何ですか
- あなたが入行することによる銀行のメリットは何ですか
- 今後の銀行のあり方について考えを述べてください
退職理由に関すること
- なぜ現職(前職)を退職しようと思いましたか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
七十七銀行の求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。
上記の求める人材にあるように、七十七銀行は、「旺盛な挑戦力:前例や成功体験に捉われず、高い目標に向かって失敗を恐れずに挑戦し続ける」「主体的な実行力:自ら主体的に考え、何事も責任感を持って最後までやり遂げる」「豊かな人間力:豊かな人間力で周囲の人々と信頼関係を築き、協働して成果を上げることができる」人を求めています。
ここで、「前例や成功体験に捉われず、高い目標に向かって失敗を恐れずに挑戦し続ける」は課題解決力と行動力を表しています。
また、「主体的な実行力:自ら主体的に考え、何事も責任感を持って最後までやり遂げる」は行動力を表しています。
さらに、「豊かな人間力:豊かな人間力で周囲の人々と信頼関係を築き、協働して成果を上げることができる」はチームワーク力を表しているのではないでしょうか。
以上の三つの能力を七十七銀行は求めています。
これら三つの能力のうち、中途採用は即戦力を求めているので、仕事のアウトプットに直結する課題解決力と行動力をアピールすることが有効です。
(チームワーク力について質問された場合には、その力もあることを、例をあげて答えられるようにしておいてください。)
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、目標達成に向けて課題を見つけ、課題解決のために自らが立てた対策と関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。
さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたか、について伝えてください。
最後に、七十七銀行で活かせる、身につけた知識やスキルを語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力について説明し、間接的にでも募集職種に役立つことを面接で伝えましょう。
■向上心のあることを説明する
七十七銀行は、「飽くなき向上心:自己啓発意欲に溢れ、広い視野で常に向上心や探究心を持って成長し続ける」人を求めています。
「挑戦意欲」が、七十七銀行における人材づくりのキーワードであり、自ら学び、主体的に業務に取り組む積極思考の大切さを意味しています。
金融のプロとして活躍の舞台を広げていくためには、あくなき向上心を持ち、積極的に自分自身に投資する強い意思が求められています。
面接で向上心に関する質問があれば、現職(前職)の業務経験を伝える中で、向上心を持って行ったことを伝えましょう。
■人と誠実に対応できることを説明する
七十七銀行は、「高い倫理観:高い倫理観を持ち、コンプライアンスや顧客本位の取組みを誠実に実践できる」人も求めています。
銀行員は、顧客と信頼関係を築くことが大切であり、そのためには顧客に対して誠実に対応することが求められます。
面接では、現職(前職)の業務経験を伝える中で、関係する人達に誠実に対応したことがわかるような説明を行ってください。
■応募職種の専門知識を答えられるように準備する
七十七銀行の中途採用の募集では、募集職種の実務経験者を募集しています。
ですから、金融機関経験者は、金融・銀行業界の知識は当然のこととして、応募職種の専門知識をどれだけ持っているか確認されます。
また、金融機関未経験者は、銀行業界の基本的な知識や、応募職種の専門知識をどれだけ持っているか確認されるでしょう。
面接においてこれら知識に関する質問を受けたら自信を持って答えられるように準備してください。
また、直近のニュースで話題になった銀行業界に関することで質問があれば答えられるようにしましょう。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ七十七銀行を選ぶのか明確に伝える
七十七銀行の経営理念、事業内容、経営方針などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが七十七銀行を選んだ志望動機になります。
また、七十七銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
七十七銀行を志望する人は、七十七銀行と並行して地元の金融機関にも応募する人が多いことと思います。
Uターン希望者は、地元の有力企業も視野に入っているかも知れません。
そのような競合先と比較しなぜ七十七銀行なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
■七十七銀行で応募職種を選んだ理由と、やりたい仕事を明確に伝える
中途採用の応募者は、七十七銀行で希望する職種を選んだ理由と、そこでどのような仕事をやりたいか、なぜやりたいかをしっかりと説明する必要があります。
中途採用の応募者が応募職種を希望する主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが七十七銀行で活かせることだと思います。
ですから、現職(前職)の職務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
■宮城県への愛情を語る
七十七銀行(グループ)は、経営方針「Vision 2030」において、長期的に目指す「なりたい姿」として「地域社会の繁栄のため、最良のソリューションで感動と信頼を積み重ね、ステークホルダーとともに、宮城・東北から活躍のフィ―ルドを切り拓いていくリーディングカンパニーを目指します」とうたっています。
七十七銀行は、宮城県を主要な営業基盤とする金融機関であり、地元経済に大きな影響力を持っています。
宮城県全域にネットワークを広げ、企業や住民、行政機関などとの取引や関係構築などを通じて、地域・産業を金融面から支え、地域経済の活性化に貢献するという社会的使命を担っています。
これらを推進するためには、宮城県が好き、宮城県とともに成長したい人が必要です。
宮城県がこのように好きだと言えるように、地域のことを学びましょう。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、七十七銀行の中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
七十七銀行の面接を攻略するためには、まず銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。(金融機関に勤務の人はご存知のことと思いますが)
ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、七十七銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
七十七銀行の会社概要、経営理念、経営方針など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも七十七銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で七十七銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
七十七銀行の面接攻略のまとめ【転職】
七十七銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
七十七銀行が採用したい人材は、「飽くなき向上心」「旺盛な挑戦力」「主体的な実行力」「豊かな人間力」「高い倫理観」のある人です。
面接では、求める人材かどうか総合的に判断されます。募集職種にふさわしい能力・経験があるかどうか、現職(前職)の仕事内容の深掘りもされると考えてください。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 向上心のあることを説明する
- 人と誠実に対応できることを説明する
- 応募職種の専門知識を答えられるように準備する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ七十七銀行を選ぶのか明確に伝える
- 七十七銀行で応募職種を選んだ理由と、やりたい仕事を明確に伝える
- 宮城県への愛情を語る
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解すると同時に、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、七十七銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
七十七銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
七十七銀行を志望するときに知っておきたい社風
七十七銀行を受けるにあたり、知っておきたい社風について以下に記します。
- 堅実経営と地域貢献を心掛けている銀行です。東北地方最大の地域銀行であり誇りが持てます。
- 若手行員はボランティアや地域の行事に参加しています。
- 1年目の新入行員にはブラザーシスター制といったマンツーマンの指導体制が組まれ教育・指導してもらえます。
- マニュアルが完備されており、やってはいけないことがはっきりしています。
- 繁忙期には昼休み休憩が取れないこともあります。毎週水曜日はノー残業デーです。
- どの銀行でも同じですがノルマは課せられますから、ストレス耐性が求められます。
- さまざまな研修制度があり、充実しています。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
七十七銀行の会社概要
ここからは七十七銀行の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- 七十七銀行は1878年、第七十七国立銀行として営業を開始しました。その後他行との合併を経て、1932年に現在の七十七銀行となり現在に至っています。
- 七十七銀行の店舗数は144です。(宮城県128、青森県1、秋田県1、岩手県2、山形県1、福島県6、東京都2、愛知県1、大阪府1、北海道1)(2024年3月末)
- 宮城県内の預金シェアは57.0%、 貸出金シェアは42.6%とトップです。(2023年3月末)
- 地方創生への取組みとして、①創業・新規事業支援、②地域中核企業支援・育成、③まちづくり事業の推進、④観光振興支援等、を行っています。
海外ビジネス支援として、七十七銀行のネットワークを最大限に活用し、海外での事業展開における課題解決から、海外取引における決済や現地での資金調達のサポートなど、海外ビジネスに関するさまざまなニーズに対してワンストップで対応しています。
デジタルトランスフォーメーションへの取組みとして、①銀行取引の顧客体験高度化(営業店改革・事務レス改革)、②非対面取引の拡充・サービス向上(非対面チャネル改革)、③「データ分析チーム」によるデータ活用分野の取組強化(データ活用改革)、④デジタル人材の育成(行員のデジタル改革)、⑤地域のデジタルトランスフォーメーションに向けた取組み、を推進しています。
- 2024年3月期の経営数字は次の通りです。
資本金は、246億円です。
従業員数は、2,526人です。
総資産は、10兆4,711億円です。
総預金残高は、8兆9,628億円です。
貸出金残高は、5兆8,674億円です。
業務粗利益は、801億円です。
コア業務純益は、449億円です。
経常利益は、425億円です。
当期純利益は、288億円です。
自己資本比率は連結で11.15%と国内基準の4%を大きく上回っています。
格付けについて、ムーディーズは「A3」、日本格付研究所は「AA」、格付投資情報センターは、「A」と安全性について高い評価がされています。(2024年10月)
面接で志望動機を語るさいは、地域密着経営と経営の安定性について取り上げても良いでしょう。
七十七銀行の経営理念
七十七銀行の経営理念は「行是」と定められ、次のとおりとなっています。
行是
一.奉仕の精神の高揚
銀行の発展は、地域社会の繁栄とともにあることを認識し、つねに奉仕の精神の高揚につとめる。
一.信用の向上
銀行の生命は信用にあることを銘記し、つねにその向上につとめる。
一.和協の精神の涵養
和協の精神は、職務遂行の根幹であることを自覚し、つねにその涵養につとめる。
面接では「行是を知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。覚えておくと良いでしょう。
七十七銀行の経営方針
七十七銀行は、2030年までの経営計画「Vision2030 未来を切り拓くリーディングカンパニー」を策定し推進中です。ここではその概要を紹介します。
- 長期的に目指す「なりたい姿」は、「地域社会の繁栄のため、最良のソリューションで感動と信頼を積み重ね、ステークホルダーとともに、宮城・東北から活躍のフィールドを切り拓いていくリーディングカンパニー」です。
- 金融機能とコンサルティングを極める・非金融分野における事業領域を拡大
- 宮城・仙台圏と東北全域等の有力な顧客を結ぶネットワーク構築
- リーディングカンパニーへ深化
- 「なりたい姿」の実現に向けた基本戦略
七十七グループの方向性は、①顧客・地域のニーズを喚起・活躍のフィールドを拡大、②生産性を飛躍的に改善、③挑戦的な企業文化を確立、すること。
このための4つの戦略は次の通り
- 顧客満足度ナンバーワン戦略:コンサルティングとデジタルで感動を
- 生産性倍増戦略:チャネル改革と事務からの解放
- 地域成長戦略:地域の持続的成長を実現
- 企業文化改革戦略:挑戦・自信・明るさの好循環
キーファクター(実現に向けたエンジン)は、①デジタルトランスフォーメーション、②新事業・新分野、③人材、④財務基盤、です。
- 2030年度のなりたい姿
当期純利益280億円、自己資本比率10%以上、コアOHR50%台
*コアOHR(コア経費率):業務粗利益から国債などの有価証券の売買損益などを除いた「コア業務粗利益」に対する営業経費の比率で、銀行業務の効率性を示す重要指標
面接で自己PRや志望動機を語るさいは、「Vision2030」を理解しておくことが大切です。