【26卒/25年転職】面接官が教える「岩手銀行」の面接対策
岩手県最大の金融機関である岩手銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。
応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
岩手銀行に入行を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関する情報や、ノウハウというものがあります。
例えば岩手銀行の面接では、求める人材をよく理解した上で、特に行動力とチームワーク力をアピールすることが大切です。
また、面接で志望動機を語るためには、競合他社と比べてなぜ岩手銀行なのか答えられなければいけません。
これら以外にも岩手銀行の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、岩手銀行の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、岩手銀行の会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
岩手銀行の求める人材
岩手銀行はどのような人材を求めているのでしょうか?
岩手銀行の新卒採用情報にある「FAQ」には、求める人材が以下のように載っています。
自ら考え、実践し、成長する
自らが何をすべきか、何がやりたいか、何ができるかを主体的に考え、実践し、次につなげる
失敗を恐れずに挑み、やり遂げる
既成概念や先例にとらわれず新たな取り組みに挑み、熱意と覚悟を持って最後までやり遂げる
プロフェッショナルとして成長する
業務領域の専門性を高め、プロフェッショナルとして実力を発揮する
認め合い、協働する
相手の考えや価値観を理解し、力を合わせ行動する
求める人材は、面接で自己PRをするときの参考としてぜひとも知っておいてください。
岩手銀行の新卒採用情報について【就活】
はじめに岩手銀行の新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
募集職種は総合職(銀行業務全般)です。
入行後3年間で銀行の基礎業務を習得する「ジョブ・ローテーション制度」を運用しています。
- 選考フロー
WEBエントリー→企業説明会→エントリーシート→書類選考→面接(複数回)・適性検査等→内定
- エントリーシート(25年卒)
自己PRに関すること
- あなたの人生を振り返り、今の自分に最も影響を与えた出来事とその理由を簡潔に述べてください。(身近な出来事で構いません。)(200文字以下)
- アルバイトについてお書きください。(60字以下)
志望動機に関すること
- あなたが考える地域の課題は何ですか。(200文字以下)
- あなたが、「岩手銀行グループ」で実現したいことを述べてください。(200文字以下)
- 面接
面接では求める人材かどうかを判断されます。学生時代に力を入れたことと志望動機の深掘りがあります。
自己PRに関すること
- 自己紹介と自己PRしてください
- 大学の専攻は何ですか(最も興味・関心のある学問、ゼミの内容や、卒論)
- 学生時代に力を入れて取り組んだことと成果は何ですか
- コミュニケーションについて自分の考えを話してください
- 強みと弱みは何ですか
- 家族構成を教えてください
志望動機に関すること
- 就活の軸は何ですか
- なぜ銀行を、その中でなぜ地方銀行を志望しますか
- なぜ岩手銀行を志望しますか
- 岩手銀行で一番やってみたいことは何ですか、その理由は?
- 岩手銀行の志望順位と他社の選考状況を教えてください
- 採用人数
19年度入行実績 54名(大学院・大学42名 短大・専門6名 高校6名)
20年度入行実績 66名(大学院・大学48名 短大・専門10名 高校8名)
21年度入行実績 62名(大学院・大学53名 短大・専門4名 高校5名)
22年度入行実績 54名(大学院・大学44名 短大・専門6名 高校4名)
23年度入行実績 58名
24年度入行実績 56名
25年度入行計画 前年並み
- 学歴フィルター
岩手県出身者で、県外の大学に進学した学生や岩手県の大学出身者が多いようです。
学歴フィルターは特にないと考えます。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
岩手銀行は、特に行動力とチームワーク力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、岩手銀行は「自ら考え、実践し、成長する」「失敗を恐れずに挑み、やり遂げる」「認め合い、協働する」人を求めています。
ここで、「自ら考え、実践し、成長する」「失敗を恐れずに挑み、やり遂げる」は行動力を表しています。
また、「認め合い、協働する」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。
岩手銀行は長期ビジョンにおいて、「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長をけん引する価値共創カンパニー」を掲げ、地域事業者や自治体と連携しながら、再生可能エネルギー・農林水産・観光など、岩手特有の強みの活用とポテンシャルを引き出していくことで、地域に新たな価値を生み出すべく活動を推進しています。
これらの課題に対応するためには、行動力とチームワーク力が求められているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、行動力とチームワーク力をアピールしましょう。
力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、そこで目標達成のために困難だったことは何か、困難をどのように粘り強く乗り越えたか、その結果と自分が身につけたこと、業務で活かせることを語れるようにしてください。
さらに一緒に取り組んだメンバーがいたら、自分が請け負った役割と、目標達成のためにメンバーをどのように巻き込んだか、メンバーの意見を尊重するなかで、どのように自分の考えを理解してもらったかなど、チームの中での円満な人間関係に努力したことのエピソードを探し出して、語ってください。
但し、岩手銀行は採用するすべての人に行動力とチームワーク力を求めているわけではありません。自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■向上心があることを伝える
岩手銀行は、「プロフェッショナルとして成長する」人も求めています。
岩手銀行は、常に地域や顧客の立場に立って課題と向き合い、その解決に全力を尽くす。そのためには職員全員が強みや専門性を発揮し、それらを掛け合わせ、大きなシナジーを生み出す組織を目指しています。
このようなプロフェッショナルになるべく成長するためにはやはり向上心が大切です。
面接で向上心に関する質問があれば、これまでの人生で何かを身につけるために頑張ったことを伝えましょう。
■明るく元気のある態度を見せる
新入行員は原則として営業店に配属となり、ジョブ・ローテーション制度に基づいて銀行業務の基礎を習得します。
営業店のお客様は、地元の企業や商店、支店の近くに住むご近所の方々が中心です。
窓口業務や出納、融資などお客様と直接接する行員は、お客様と明るく元気に接することが求められます。
ホームページには窓口担当の社員の方が、「お客さまへの感謝の気持ちを忘れずに、笑顔で対応し信頼関係を築けるよう努力している」と述べているのが紹介されています。
面接では、努めて明るく元気な態度を見せてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
銀行とは何か、銀行業界を取り巻く環境や、銀行業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
銀行はこれまでの3大業務である預金・貸付・為替から、投資信託や保険商品などの手数料が収益の柱になってきました。そして、経営・事業支援業務や個人向け資産運用コンサルティングも手掛けるようになりました。
地方銀行は、地方創生事業への関わりも重視されるようになってきました。
まずは、銀行業務の事業構造が変わってきていることを理解してください。
さらに、フィンテックと呼ばれる技術革新が進行中であり、フィンテックが事業モデルや仕事のあり方を変えてしまう可能性があることも理解してください。
マニュアルに書いてある通りに行う仕事は自動化され、行員は顧客との折衝や、より創造的な仕事を行うようになるでしょう。
このような変化を念頭におきながら、銀行に関心をもっていることを伝えられるとよいでしょう。
■なぜ岩手銀行を選ぶのか明確に伝える
岩手銀行の経営理念、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが岩手銀行を選んだ志望動機になります。
また、岩手銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
岩手銀行を志望する人は金融業界に興味がある人であり、岩手銀行と並行して七十七銀行や、地元の北日本銀行・東北銀行にも応募する人が多いことと思います。
また、近県である宮城県の有力企業にも興味がある人もいるでしょう。
たとえ岩手銀行が第一志望でなくても、競合先と比較しなぜその岩手銀行なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
岩手銀行や他の競合金融機関を訪れて、その違いを肌で感じることも有効です。
■岩手銀行でやりたい仕事を明確に伝える
岩手銀行に入行後は、ジョブ・ローテーション制度に基づいて、原則として営業店に配属となり銀行業務の基礎を習得します。その後本人の適性・能力などに応じて、本部あるいは営業店の業務を担当します。
営業店で銀行業務の基礎を経験した後で、将来やりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかを説明できるようにしてください。
さらに、やりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
■岩手県への愛情を語る
岩手銀行は、地域課題の解決を追求することで、地域と岩手銀行グループの共通の価値を創造し、共存共栄を実現しようとしています。
岩手銀行は、北東北や宮城県に店舗がありますが、岩手県を主要な営業基盤とする金融機関であり、地元経済に大きな影響力を持っています。
岩手県全域にネットワークを広げ、企業や住民、行政機関などとの取引や関係構築などを通じて、地域・産業を金融面から支え、地域経済の活性化に貢献するという社会的使命を担っています。
これらを推進するためには、岩手県が好き、岩手県とともに成長したい人が必要です。
岩手県がこのように好きだと言えるように、地域のことを学びましょう。
■岩手銀行の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望です、と答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、金融業界志望なら「同じ業界に応募中です」と伝えても構わないと思います。
それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」と答えてください。
この場合まったくの異業種であれば、なぜそこに応募したのか答えられるようにしてください。
以上、岩手銀行の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
岩手銀行の面接を攻略するためには、まず銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、岩手銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
岩手銀行の会社概要や経営理念、中期経営計画など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも岩手銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で岩手銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
岩手銀行の面接攻略のまとめ【就活】
岩手銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
岩手銀行が採用したい人材は、「自ら考え、実践し、成長する」「失敗を恐れずに挑み、やり遂げる」「プロフェッショナルとして成長する」「認め合い、協働する」人です。
面接では、求める人材かどうかを判断されます。学生時代に力を入れたことと志望動機の深掘りがあります。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
- 向上心があることを伝える
- 明るく元気のある態度を見せる
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
- なぜ岩手銀行を選ぶのか明確に伝える
- 岩手銀行でやりたい仕事を明確に伝える
- 岩手県への愛情を語る
- 岩手銀行の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解すると同時に、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、岩手銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
岩手銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
岩手銀行の中途採用情報について【転職】
続いて岩手銀行の転職面接について解説していきます。
はじめに岩手銀行の中途採用情報について以下に記します。
- 募集業務
岩手銀行は転職の希望者を対象とした中途採用を行っています。
岩手銀行の中途採用は主に2つのルートがあります。
一つは「キャリア採用」で専門知識を岩手銀行で活かしたい人の募集です。
もう一つは、「第二新卒者採用」で金融機関での経験の有無を問わず、若い力で岩手に貢献したい人の募集です。
- キャリア採用:
高度化・多様化する金融業務への対応ならびにDX戦略を推進するため、専門知識を有する経験者の募集です。
2024年10月時点では、銀行業務全般、営業企画推進、有価証券フロント業務などの様々な職種で募集があります。
- 第二新卒者採用:
社会人経験のある人(大学卒業後就職し、1年以上の勤務経験のある人)を対象として銀行業務全般の募集です。
- キャリア採用:
- 選考フロー
応募書類送付→書類選考→面接→内定
- 応募書類は履歴書、職務経歴書、志望願書です。
- 面接
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうかを判断されます。現職(前職)の仕事内容の深掘りもされると考えてください。
自己PRに関すること
- 大学で特に力を入れたことは何ですか
- 現職(前職)の仕事内容を説明してください
志望動機に関すること
- 岩手銀行の志望理由は何ですか
- 岩手にUターンする理由を教えてください
退職理由に関すること
- 現職(前職)を退職する理由は何ですか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
岩手銀行は、特に行動力とチームワーク力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、岩手銀行は「自ら考え、実践し、成長する」「失敗を恐れずに挑み、やり遂げる」「認め合い、協働する」人を求めています。
ここで、「自ら考え、実践し、成長する」「失敗を恐れずに挑み、やり遂げる」は行動力を表しています。
また、「認め合い、協働する」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。
岩手銀行は長期ビジョンにおいて、「お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長をけん引する価値共創カンパニー」を掲げ、地域事業者や自治体と連携しながら、再生可能エネルギー・農林水産・観光など、岩手特有の強みの活用とポテンシャルを引き出していくことで、地域に新たな価値を生み出すべく活動を推進しています。
これらの課題に対応するためには、行動力とチームワーク力が求められているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
「キャリア採用」「第二新卒者採用」の応募者は、業務目標達成のために困難だったことは何か、困難にどのように粘り強く対応して職務を遂行したか、その結果と自分が身につけた知識や、スキルなどを語れるようにしてください。
また、所属する部署で自分が請け負った役割と、目標達成のためにメンバーをどのように巻き込んだか、メンバーの意見を尊重するなかで、どのように自分の考えを理解してもらったかなど、チームの中での円満な人間関係に努力したエピソードを探し出して、語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集業務に役立つことを伝えましょう。
■募集職種の知識を答えられるように準備する
岩手銀行の「キャリア採用」の募集では、金融機関経験者またはDX戦略の経験者に限定した募集となっています。
なので、金融機関経験者は、金融業界や銀行業界の知識は当然のこととして、応募職種の専門知識をどれだけ持っているか確認されます。
金融機関経験のない応募者は、金融業界や銀行業界の基礎知識および、応募職種の専門知識をどれだけ持っているか確認されるでしょう。
一方、「第二新卒者採用」の応募者で、金融機関経験者は、金融業界や銀行業界の知識をどれだけ持っているか確認されます。
金融機関経験のない応募者は、金融業界や銀行業界の基礎知識をどれだけ持っているか確認されるかも知れません。
よって、それらの知識とか直近のニュースで話題になった金融や銀行業界に関することで質問があれば、答えられるように準備しましょう。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ岩手銀行を選ぶのか明確に伝える
岩手銀行の経営理念、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが岩手銀行を選んだ志望動機になります。
また、岩手銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
岩手銀行を志望する人は、岩手銀行と並行して地元の金融機関にも応募する人が多いことと思います。
Uターン希望者は、地元の有力企業も視野に入っているかも知れません。
たとえ岩手銀行が第一志望でなくても、競合先と比較しなぜその岩手銀行なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
岩手銀行や他の競合金融機関を訪れて、その違いを肌で感じることも有効です。
■岩手銀行でやりたい仕事を明確に伝える
- 「キャリア採用」の応募者は、岩手銀行で応募職種を希望する理由、そこでどのような仕事をやりたいかとその理由をしっかりと説明する必要があります。
「キャリア採用」の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが岩手銀行で活かせることだと思います。
なので、現職(前職)の業務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
- 一方、「第二新卒採用」の応募者は、岩手銀行で入行後は、原則として営業店に配属となり、その後本人の適性・能力などに応じて、本部あるいは営業店の業務を担当するでしょう。
営業店で銀行業務の基礎を経験した後で、将来やりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかを説明できるようにしてください。
さらに、やりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
■岩手県への愛情を語る
岩手銀行は、経営理念に「地域社会の発展に貢献する」をうたっています。
岩手銀行は、北東北や宮城県に店舗がありますが、岩手県を主要な営業基盤とする金融機関であり、地元経済に大きな影響力を持っています。
岩手県全域にネットワークを広げ、企業や住民、行政機関などとの取引や関係構築などを通じて、地域・産業を金融面から支え、地域経済の活性化に貢献するという社会的使命を担っています。
これらを推進するためには、岩手県が好き、岩手県とともに成長したい人が必要です。
岩手県がこのように好きだと言えるように、地域のことを学びましょう。
- 「キャリア採用」の応募者は、岩手銀行で応募職種を希望する理由、そこでどのような仕事をやりたいかとその理由をしっかりと説明する必要があります。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、岩手銀行の中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接では自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
岩手銀行の面接を攻略するためには、まず銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが必要です。(金融機関に勤務の人はご存知のことと思いますが)
ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、岩手銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。
岩手銀行の会社概要、経営理念、中期経営計画など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも岩手銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で岩手銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
岩手銀行の面接攻略のまとめ【転職】
岩手銀行に中途入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
岩手銀行が採用したい人材は、「自ら考え、実践し、成長する」「失敗を恐れずに挑み、やり遂げる」「プロフェッショナルとして成長する」「認め合い、協働する」人です。
面接では、求める人材かどうかを判断されます。現職(前職)の仕事内容の深掘りもされます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
- 募集職種の知識を答えられるように準備する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ岩手銀行を選ぶのか明確に伝える
- 岩手銀行でやりたい仕事を明確に伝える
- 岩手県への愛情を語る
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解すると同時に、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、岩手銀行とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
岩手銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
岩手銀行を志望するときに知っておきたい社風
岩手銀行の面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
- 岩手県に関わりのある仕事が多いため、岩手県が好きならば働きやすいです。
- 地場企業の経営者などから話を聞く機会が多く、貴重な体験ができます。
- 社会人として基本的なマナーを身につけることができます。
- 社員同士の飲み会やイベントが多いです。
- 体育会系の体質です。
- 歴史がある分、良くも悪くも古い体質が残っている部分もありますが、最近は変わりつつあります。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
岩手銀行の会社概要
ここからは岩手銀行の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- 岩手銀行は、1932年岩手殖産銀行として設立されました。その後他行との合併を経て、1960年現在の岩手銀行となりました。
地域課題の解決、顧客サービス向上および構造改革を一層進めていくため、2021年10月に秋田銀行と包括業務提携(秋田・岩手アライアンス)を締結しました。
- 岩手銀行は、109の店舗(岩手91、青森7、秋田1、宮城9、東京1)を構えています。(2024年3月現在)
- 岩手県内の預金シェアは50.5%、貸出金シェアは46.2%とトップです。(2024年3月末)
- 岩手県内33市町村中27市町村と「地方創生の連携に関する協定」を締結しています。(2022年)
- 2024年3月期の決算数字は次の通りです。
資本金は、120億89百万円です。
従業員数は、1,340人です。
総資産は、3兆9,251億円です。
総預金残高は、3兆4,852億円です。
貸出金残高は、2兆993億円です。
経常収益は、438億86百万円です。
経常利益は、69億55百万円です。
当期純利益は、42億25百万円です。
自己資本比率は連結で11.29%と国内基準の4%を大きく上回っています。
格付投資情報センターの格付けは「A―」の評価がされています。(2024年10月)
面接で志望動機を語るさいは、地域密着経営と経営の安定性について取り上げても良いでしょう。
岩手銀行の経営理念
ここからは岩手銀行の経営理念を記します。
経営理念
- 地域社会の発展に貢献する
- 健全経営に徹する
この2つの経営理念は、創立以来続く当行経営の基本姿勢です。
当行は今後ともこの経営理念を堅持し、各種金融サービスを通じて皆さまと地域社会の発展のお役に立ちたいと考えております。
面接では「企業理念を知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。覚えておくと良いでしょう。
岩手銀行の中期経営計画
岩手銀行は「第21次中期経営計画~地域価値共創プラン~」(2023年度~2025年度)を策定し展開中です。その概要を紹介します。
- 長期的に目指す姿
地域のみなさまとともに共通価値を創造し、豊かで活力ある、そしてサステナブルな地域社会を実現する
- 長期ビジョン(2023年4月~2033年3月)
お客さまの課題解決と地域社会の持続的成長を牽引する価値共創カンパニー
- 中期経営計画の位置付け
- CSV(共通価値の創造)の理念を踏襲し、「金融サービス領域の深化」と金融の枠を超えた「新たな事業領域への挑戦」を推進
- 将来的な連結当期純利益100億円、ROE5%の到達に向けた第1フェーズとして、高い水準にある自己資本の有効活用と事業ポートフォリオの変革を実行し、利益成長軌道をつくる
- 基本方針
- ソーシャルソリューションビジネスの高度化
- コア事業の金融仲介機能を最大限に発揮しつつ、地域経済の再生・発展主導
- 包括的なソリューションメニューを提供できる体制構築
- 良質なデータの利活用と異業種連携による付加価値の高い金融サービス提供
- 事業ポートフォリオを脱炭素支援や新たな事業領域拡大
- 地域を支える盤石な経営基盤の確立
- キャピタルアロケーションの最適化によるアセットビジネス強化
- DX推進による経営効率の向上、事業リストラクチャリングとコスト構造改革
- 現状の総合金融グループ体制を基盤として、循環型経済を支える新たな企業群形成
- ステークホルダーとの対話重視とより高水準のコーポレートガバナンス確立
- 多様な人材が働きがいを持ち続ける組織づくり
- 地域課題を解決できるプロフェッショナル人材育成と個人の成長を促す人材投資
- チャレンジ性あふれた企業風土の浸透
- 従業員が誇りと働きがいを持ち続け、安心して活躍できる組織づくり
- ソーシャルソリューションビジネスの高度化
面接で自己PRを語るさいは、中期経営計画を理解しておくことが大切です。