転職の面接では受付から始まる面接マナーに注意する

2022.11.28 更新
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この記事では、転職の面接を受けるさいのマナーについて説明します。

面接マナーは面接を受けるために会社を訪問し、受付で挨拶するところから始まります。

ビジネスパーソンのあなたは既にビジネスマナーの知識を持っているはずです。

よって面接官は面接マナーができて当たり前と考えていますので、逆にマナーがいまいちだとマイナス評価です。

ビジネスマナーを既に知っているあなたに改めて説明するまでもないと思いますが、それでもおさらいをしたいと思っているあなたへ面接マナーを説明します。

尚、転職の面接は新卒の場合と異なり2通りのやり方があります。

  • 面接官が待っている面接会場にノックして入室する、新卒と同じやり方
  • 部屋にあらかじめ通されて、転職の応募者が面接官を待つやり方

後ほどこれらを区別して説明します。

転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

本サイトを読みこなすことで、転職活動の選考・面接対策に自信が持てるようになります。

目次
  1. 面接マナーその1:「おしゃれ」と「身だしなみ」を勘違いしない
  2. 面接マナーその2:面接モードは会社訪問時の受付への挨拶から
  3. 面接マナーその3:面接会場で面接官が待っている時の入退室のマナー
  4. 面接マナーその4:部屋にあらかじめ通されて応募者が面接官を待つ時のマナー
  5. 面接マナーその5:控室でのふるまいに注意する
  6. 面接マナーはできて当たり前
  7. まとめ

面接マナーその1:「おしゃれ」と「身だしなみ」を勘違いしない

清潔感のある調和のとれた印象、機能性を感じさせるが、控えめな様子、などがキーワードです。これらが感じられるように身だしなみを整えてください。

調和がとれているとは、髪型から化粧、靴や持ち物まで全体的につり合いが取れているということです。「おしゃれ」であることとは違います。

髪の色は黒が基本ですが、地毛が明るいからといって黒に染める必要はありません。髪を染めていないということがわかればいいのです。

ワイシャツの色は白で、袖口がスーツからはみ出しすぎたらアームバンドで調整します。

女性はスカートでもパンツでもどちらでもかまいません。スカートの場合は、丈は膝が半分程度隠れていると上品に見えます。スカートでもパンツでも自分に似合うもの、自信の持てる方を選びましょう。

スーツはビジネス時に着用の地味な色あいのものです。面接が夏場でも、スーツを着用してください。クールビズで、と指定があれば別です。基本として、ネクタイは青やえんじ系の無地にストライプ、小紋などが好印象を与えます。

鞄は黒の手提げタイプがお勧めです。

以上が身だしなみの基本である、転職スタイルです。

面接マナーその2:面接モードは会社訪問時の受付への挨拶から

面接マナーは、会社訪問時の受付への挨拶マナーから始まります。

指定時刻の15分くらい前に会社訪問したら入り口でコートを脱いで、携帯電話の電源を切り、受付を通します。

「本日〇時からの採用面接でお伺いしました、××と申します。恐れ入りますが採用担当の〇〇様にお取次ぎをいただけますでしょうか?」と伝えます。

笑顔で、明るくはきはきした口調を心がけます。

面接官が受付に応募者の印象を確認することもあります。面接場面と受付で印象が異なる応募者はマイナスイメージです。

会社によっては受付に人がいません。その時は受付の社内電話で、それがなければ近くの社員に面接のための会社訪問であることを告げます。

面接マナーその3:面接会場で面接官が待っている時の入退室のマナー

面接会場への入室から退室までは最高にフォーマルな場面です。

以下に、入室から退室までのマナーを再確認します。

  1. ドアを3回ノックします。
  2. 「どうぞ」と声がかかってからドアを開けます。

    直前に面接した別の応募者について面接官同士が評価し合っていることがあります。「どうぞ」と言われるまでドアを開けずに待機します。

    呼ばれたら「失礼します」と言ってドアを開けます。

  3. 入室時は、姿勢を正して真直ぐ前方を見ます。
  4. ドアを静かに閉めます。その場で面接官に向き直します。

    この時、面接会場が狭くて面接官がすぐ前にいる場合は「〇〇と申します、よろしくお願いいたします」と名前を名乗っておじぎをします。

    また面接会場が広くて面接官が遠くにいる場合は会釈だけにします。

    おじぎとは、敬礼のイメージで身体を30度ほど前に傾けることです。

    会釈とは、身体を15度ほど前に傾けることです。

  5. 面接官に着席を促されたら、椅子を目指してさっそうと歩きます。

    椅子の左側に立ち、鞄を椅子と自分の間に置きます。

  6. 入室のさいに名前を言わなかった場合は姿勢を正し、名前を名乗ります。

    「〇〇と申します、よろしくお願いいたします」

    目線は真ん中の面接官に向け、きょろきょろしないようにします。

    大抵の場合、座る椅子は真ん中の面接官の正面です。その面接官が面接での合否を決める人です。

    名乗り終えたらおじぎをします。その後、真ん中の面接官へ笑顔を向けます。

  7. 「どうぞお座りください」と言われてから座ります。

    この場合背もたれに背中をつけず、猫背にならないように背筋を伸ばします。

    男性は、適度に足を離し、女性は膝と膝をぴったりつけます。

  8. ・・・・・・・
  9. 「以上で面接を終了します」と言われたら着席したままで「本日はありがとうございました」と一礼します。

    速やかに立ち上がり、椅子の前ではなく、はじめに挨拶した場所に立ちます。そして姿勢を正し、真ん中の面接官を見て再度「ありがとうございました」と最敬礼します。

    最敬礼とは、身体を45度ほど前に傾けることです。

  10. 鞄を持ち、ドアまで歩き、ノブに手をかける前に面接官に笑顔で向き直ります。

    姿勢を正して「失礼します」と会釈し、静かにドアを開けて退室します。

面接マナーその4:部屋にあらかじめ通されて応募者が面接官を待つ時のマナー

  1. 面接官を部屋で待つ方法は、案内係りの指示により3通りあります。

    ①「こちらでお待ちください」と言われたら下座に立って待ってください。

    ②「お掛けになって待ってください」と言われたら下座の椅子に座って待ってください。

    ③「こちらにお掛けになって待ってください」と椅子を指定されたら、その椅子に座って待ってください。

  2. 面接官が現れたら、直ぐに立ち上がって名前を名乗り、おじぎをしてください。
  3. その後は上記、面接会場で面接官が待っている時のマナーから、⑦~⑨を参照ください。

面接マナーその5:控室でのふるまいに注意する

控室で面接の順番を待っているときや、採用担当者の「次のステップの説明」を待っているときでも、案内係りの担当者はあなたの振る舞いをチェックしています。

決して気を抜いてはいけません。リラックスしても緊張感はもっていましょう。

特に面接終了後が要注意です。転職の応募状況など、他の応募者との会話は面接官に筒抜けです。

ずっとスマートフォンをいじっていたり、新聞や本を読んだり、面接と無関係なことをするのはマナー違反です。

この応募者は真剣に面接を受けに来ていないと思われてしまいます。静かに待っていてください。

面接マナーはできて当たり前

面接マナーが問題なくできることは当たり前です。

加点対象とはなりません。

逆にマナーに大きな問題があれば減点対象となりますので注意してください。

まとめ

会社訪問時の面接マナーを覚えましょう。

身だしなみは「清潔感、全体の調和、機能性、控えめ」がキーワードです。それらが感じられる身だしなみを整えてください。

面接モードは会社訪問時に受付へ挨拶するとこから始まります。

面接会場への入室から退室まで、マナー良く自然にできるよう練習しましょう。

控室でのふるまいにも注意します。

これらの転職の面接マナーは、問題なくできることが大切です。

あなたもマナーを再確認してぬかりのないように面接に臨んでください。応援しています。

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