退職理由を「給料が安いから」と答えて失敗したDさん 26才 女性

2019.10.05 公開
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転職の面接で必ず訊かれるものが退職理由です。

多くの転職希望者にとって退職する理由はネガティブなものです。この退職理由をいかに答えるかが採否を大きく左右します。

一体いかに退職理由を説明したら問題ないのか、事例を通して教えます。

退職理由で「給料が安いから」は良くない?

Dさんはあるメーカーの総務課で事務職として働いていました。

Dさんは大学時代の友達と時々会って会社のぐちを言い合ったりしているようですが、先日お互いの給料の金額を披露したとき、自分の給料が一番低くてショックだったそうです。

それからは仕事のわりに給料が安いと感じて仕事への熱意が薄れ、ついに転職を決意しました。

応募した会社は同業他社ですが、在職中の会社より売り上げ規模が大きく、たとえ初めは給料が変わらなくても将来的には給料が良くなりそうな会社です。

面接で退職理由を聞かれ、正直に「給料が安いので退職を決意しました」と答えました。すると、面接官から給与額を聞かれたため具体的な金額を伝えました。

それを聞いた面接官から、「うちの会社でもその程度の金額になりますが、それでも入社しますか」と言われました。

Dさんはあわてて、「御社の将来性を考えると給料はともかくぜひとも入社したいです」と前言をあっけなく撤回してしまいました。

Dさんは不採用となりましたが、次の転職面接でどのように答えるか悩んでいます。

「給料が安い」を退職理由にしても受け入れられない

自分の業績や成果と比べて給料が安いと感じている人も、面接で「退職理由は給料が安いからです」と言わないでください。

正直なところ面接官は応募者の業績や成果と給料が見合っているかわからないので、給料は応募先会社の社内基準により決めることになります。

若い応募者だったら生意気と思われることもあります。「給料が安いから」ではなく別の退職理由を探してください。前向きな表現にすることです。

Dさんには、次の面接のために前向きな退職理由を考えてもらいました。

退職理由についてさらに詳しく知りたい方は、「転職面接攻略法」の「面接では前向きな「退職理由」を伝えよう」をお読みください。

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