【24卒】面接官が教える「オリンパス」の面接対策

2022.11.16 更新
次 » « 前
アイキャッチ画像

大手精密機器メーカーであるオリンパスに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?

オリンパスに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えば、オリンパスの面接では、求める人材をよく理解した上で、課題解決力や行動力、チームワーク力の中から自分の強みを選んでアピールすることが大切です。

一方、面接で志望動機を語るためには、競合他社と比べてなぜオリンパスなのかについて面接官が納得できるように答えることが大切です。

これら以外にもオリンパスの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、オリンパスの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、オリンパスの会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

分析した結果を基に、エントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。

就活中の学生は、本ブログを読むことで自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

目次
  1. オリンパスの求める人材
  2. オリンパスの新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. オリンパスの面接攻略のまとめ【就活】
  6. オリンパスを志望するときに知っておきたい社風
  7. オリンパスの会社概要
  8. オリンパスの経営理念
  9. オリンパスの経営戦略
  10. 参考リンク集

オリンパスの求める人材

オリンパスはどのような人材を求めているのでしょうか。

オリンパスのホームページの「新卒採用サイト」には、次のような「求める人材」が載っています。

学ぶことや新しい経験に対してオープンであり、挑戦する人

技術革新や新しい価値の創造をグローバルに実現するためには、変化を歓迎し、それを自身の成長の糧にすべく、前向きに挑み続ける姿勢が必要です。

自ら考え主体的に動き最後までやり抜く人

一人ひとりの高い志と自由でクリエイティブな発想、そして主体的な推進力が、「社会に向けて新しい価値を創造する」というオリンパス創業の原点に息づいています。

どのような環境においても、周囲を巻き込むリーダーシップで組織を動かす人

多様な価値観や個性がチームとして一丸となることで、大きな力を生み出します。

人々の健康と幸せな生活を実現していくストーリーを、ともに導いてください。

以上をまとめると、オリンパスの求める人材は次のような人と考えます。

  • 技術革新や新しい価値の創造を実現するために前向きに挑戦する人。
  • 自ら考え主体的に動き最後までやり抜く人
  • チームとして一丸となることができる人、周囲を巻き込むリーダーシップで組織を動かす人

面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。

オリンパスの新卒採用情報について【就活】

はじめにオリンパスの新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    募集は、技術系と事務系です。

    技術系

    技術系は、初期配属のみ確約となり、自分のやりたい仕事(チャレンジしたい仕事)に合わせて選考コースを選択します。

    • 研究・開発/メカニカルエンジニア
    • 研究・開発/エレクトロニクスエンジニア
    • 研究・開発/オプトロニクスエンジニア
    • 研究・開発/ソフトウェアエンジニア
    • 研究・開発/デジタルエンジニア
    • 研究・開発/臨床・バイオエンジニア
    • 研究・開発/デザイナー
    • 生産技術開発/エンジニア
    • 生産技術開発/ソフトウェアエンジニア
    • グローバルマーケティング
    • 品質保証(QARA)

    自由応募と、学校推薦の募集形態があります。

    事務系

    事務系は、グローバルマーケティング(医療事業)の募集です。

  2. 選考フロー

    プレエントリー→会社説明会→エントリーシート→適性検査・面接(2回)→内々定

  3. エントリーシート(23年卒)

    自己PRに関すること

    • 卒業論文のテーマ(50字以内)
    • 卒業論文についてお答えください。(200字以内)
    • 修士論文のテーマ(50字以内)
    • 修士論文についてお答えください。(200字以内)
    • あなたが学生時代に成し遂げたこと、成し遂げるためにどのように行動したかを教えてください(400文字以内)

    志望動機に関すること

    • あなたが当社を志望する理由を教えてください(400字以内)
  4. 面接

    面接では事前にパワーポイントで研究概要書を提出し、研究内容のプレゼン(15分)を行い、深掘りがあります。学生時代に力を入れたことの深掘りもあります。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • なぜその大学・学部・専攻を選びましたか
    • 学業で力を入れたことについて教えてください
    • 研究内容を説明してください(テーマを選んだ理由、研究体制、なぜその実験手法を選んだのか、課題は何か、研究のどこが新しいか、苦労した点と対処方法、今後の展開、社会に還元できること、オリンパスで活かせること)
    • 学生時代に力を入れたことは何ですか(役割、工夫したこと、苦労したこと、問題をどのように解決したか、活かせること)
    • 人生最大の成功あるいは挫折経験は何ですか
    • クラブ・サークル活動について話してください(団体概要、果たした役割)
    • チームでやることと一人で学問を突き詰めるのはどちらが自分に合っていますか
    • 人と合わない時にどのように乗り越えましたか
    • 周りの人からどのような印象を持たれていますか
    • 英語は使えますか
    • 短所はなんですか、短所を今後どう克服していきますか
    • ストレスの対処法はありますか

    志望動機に関すること

    • 医療機器メーカーを志望する理由は何ですか
    • 医療機器メーカーの中でオリンパスでなければならない理由は何ですか
    • なぜオリンパスを志望しますか
    • オリンパスで最近気になったことはありますか
    • オリンパスの弱みは何だと思いますか
    • 希望する職種・事業と理由を説明してください
    • 希望が叶わない場合、どうしますか
    • 入社したらやりたい仕事は何ですか
    • キャリアプランはありますか
    • 仕事についてどんな時に楽しいと思えますか
    • どのような製品をつくりたいですか
    • 転勤は大丈夫ですか
    • 他社の応募状況とオリンパスの志望順位を教えてください
  5. 採用人数   

    19年度入社実績 227名(事務系44名 技術系183名)

    20年度入社実績 49名(事務系0名 技術系49名)

    21年度入社実績 31名(事務系5名 技術系26名)

    22年度入社実績 58名(事務系4名 技術系54名)

    23年度入社計画 50~60名

  6. 22年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大2、京都大1、東北大2、大阪大2、東京工大2、筑波大2、千葉大1、電通大3、東京外大2、横浜国大3、大阪府大2、神戸大1、他

    私立大

    早稲田大2、慶応大3、明治大2、中央大2、法政大1、東京理科大4、芝浦工大3、同志社大3、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2022年9月4日号)参照

  7. 学歴フィルター

    オリンパスは、国公立大学及び難関・中堅私立大学を採用しています。まずは、適性検査を通過するように頑張りましょう。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機及びそれに関することを必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント 

    ■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする

    オリンパスの求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。

    上記の求める人材にあるように、オリンパスは「技術革新や新しい価値の創造を実現するために前向きに挑戦する」「自ら考え主体的に動き最後までやり抜く」「チームとして一丸となることができる、周囲を巻き込むリーダーシップで組織を動かす」人を求めています。

    • 「技術革新や新しい価値の創造を実現するために前向きに挑戦する」は、課題解決力を表しています。
    • 「自ら考え主体的に動き最後までやり抜く」は、行動力を表しています。
    • 「チームとして一丸となることができる、周囲を巻き込むリーダーシップで組織を動かす」は、チームワーク力とリーダーシップを表しています。

    一方、経営理念の「私たちのコアバリュー」を構成する、「結束」には「私たちは、チームとして一丸になることで、最大の力を発揮します」とあり、これらを勘案するとリーダーシップ以上にチームワーク力をアピールすることが適切と考えます。

    (面接で、リーダーシップ経験を訊かれたときは、必ずしもクラブ・サークル活動などの役職としてのリーダー経験がなくてもメンバーを目標達成に向けて動かしたことがあればそれはリーダーシップと言い換えても良いでしょう)

    以上の三つの能力をオリンパスは求めています。 

    これらは、「このような人材になってもらいたい」との理想の姿と考えましょう。

    学生がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。

    • 課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。
    • 行動力なら、課題の解決に向けて周囲に働きかけながら粘り強く取り組めるということです。
    • チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。

    力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。

    そこで自分が身につけたことを伝えられるとなお良いです。

    但し、オリンパスは採用するすべての人に課題解決力や行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接においてその能力を上手に説明してください。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    オリンパスは、高度な光学技術と最新のデジタル技術を融合させて、内視鏡事業及び治療機器事業を中心とした医療分野で研究開発に取組んでいます。(ライフサイエンス分野と産業分野を手掛ける子会社のエビデントの全株式を2023年1月にベインキャピタルに譲渡します)

    診断から治療まで、高い医療効果と業務効率化を意識した製品開発を進めるためには、優秀な技術者が必要です。

    技術系応募者はそれらに十分対応できる能力やスキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

    技術系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく求められることでしょう。

    具体的には、なぜそれを研究するのか、研究にあたって、課題と課題を解決する上で困難だった点について、自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

    また、研究成果が、オリンパスでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    もちろん直接そのような研究をやってこない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント  

    ■なぜ医療機器業界を選ぶのか明確に伝える

    なぜ医療機器業界を志望するか、その理由を説明できるようにしてください。

    医療機器業界とは何か、医療機器を含む精密機器業界を取り巻く環境や、精密機器業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2023年】精密機器業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。

    医療機器メーカーについて業務の理解を深めていき、魅力を語ってください。

    ■なぜオリンパスを選ぶのか明確に伝える

    オリンパスの経営理念、事業内容、経営戦略などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがオリンパスを選んだ志望動機になります。

    また、オリンパスと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    オリンパスを志望する学生は精密機器、医療機器メーカーに興味がある人であり、オリンパスと並行してテルモやキヤノン、日本光電、ソニーなどとかけもち応募する学生が多いようです。

    たとえオリンパスが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜオリンパスなのかを、質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    ■オリンパスで希望する職種(選考コース)・事業とその理由、そこでやりたい仕事を明確に伝える

    オリンパスの応募について、希望する職種(選考コース)・事業とその理由、及びそこでやりたい仕事となぜやりたいのかを明確に答えられるようにしてください。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキル、経験があればそれを伝えてください。

    希望する職種(選考コース)・事業で注目している製品や技術、サービスとその理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

    ■他社の応募状況とオリンパスの志望順位を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、精密機器又は医療機器業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、オリンパスと同レベルの企業に応募中ならそれを答えてください。

    それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。この場合まったくの異業種であれば、なぜそうなのか答えられるようにしてください。

以上、オリンパスの採用状況と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

医療機器業界で、売上高NO.1のオリンパス。

このようなオリンパスの面接を攻略するためには、まず医療機器を含む精密機器業界を取り巻く環境を理解することと、精密機器業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2023年】精密機器業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、オリンパスとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

オリンパスの会社概要、経営理念、経営戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもオリンパスのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でオリンパスの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

オリンパスの面接攻略のまとめ【就活】

オリンパスに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

オリンパスが求める人材は、「技術革新や新しい価値の創造を実現するために前向きに挑戦する」「自ら考え主体的に動き最後までやり抜く」「チームとして一丸となることができる人、周囲を巻き込むリーダーシップで組織を動かす」人です。

面接では事前にパワーポイントで研究概要書を提出し、研究内容のプレゼンを行い、深掘りがあります。学生時代に力を入れたことの深掘りもあります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ医療機器業界を選ぶのか明確に伝える
  • なぜオリンパスを選ぶのか明確に伝える
  • オリンパスで希望する職種(選考コース)・事業とその理由、そこでやりたい仕事を明確に伝える
  • 他社の応募状況とオリンパスの志望順位を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは精密機器業界を取り巻く環境を理解すると同時に、精密機器業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、オリンパスとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

オリンパスの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

オリンパスを志望するときに知っておきたい社風

オリンパスの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • 福利厚生は充実しています。確定拠出型年金、財形貯蓄、持株会、カフェテリアプランなどがあります。若手社員は自己負担が少ない金額で寮に入れます。
  • 残業は部門によりまちまちです。有給休暇は取得が奨励されていて、年5日連続休暇の取得が義務付けられています。副業は可能です。
  • 取り組みは合意形成が重視されるためになかなか進まず、ボトムアップの進め方です。古き良き日本の大企業的な社風です。
  • グルーバル企業へ変革を進めているため、組織や人事制度も外資系企業にならい変わろうとしています。
  • 部署内での交流は盛んで、コミュニケーションが取れています。
  • 女性の管理職登用が進み、仕事の面で女性が活躍するようになってきています。育児休暇や、時短勤務で働く女性も多く、社内の理解度は高いです。

面接で語る志望動機をつくる際には、このような社風をよく知っておくことが大切です。

オリンパスの会社概要

ここからはオリンパスの会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

  • オリンパスは内視鏡と治療機器を中心とした医療分野でソリューションを提供する、大手精密機器メーカーです。特に消化器内視鏡は世界シェア70%を占めています。(2020年11月)

    (科学事業として、ライフサイエンス分野と産業分野を手掛ける子会社のエビデントの全株式を2023年1月にベインキャピタルに譲渡します)

    グループ会社108社でグローバル展開しています。

  • オリンパスは顕微鏡の国産化を目指し、1919年創業した高千穂製作所が始まりです。

    1942年高千穂光学工業株式会社に、1949年にはオリンパス光学工業株式会社に社名変更しています。2003年には、現社名のオリンパスに社名変更しています。

  • オリンパスは、2023年1月以降、内視鏡事業、治療機器事業の2事業を展開する予定です。
  • オリンパスのコア技術は、アクセス技術群、イメージング・センシング技術群、認識・解析技術群、治療・処置技術群、レポート・エビデンス技術群の5つです。
  • オリンパスの2022年3月期の経営数字は次の通りです。

    資本金は、1,246億円です。

    連結従業員数は、31,557人です。

    連結売上高は、8,689億円です。

    連結営業利益は、1,539億円です。

    連結当期利益は、1,157億円です。

    事業別売上高構成比は、内視鏡事業53.1%、治療機器事業31.7%、科学事業13.7%、その他1.5%です。

    地域別売上高構成比は、日本16%、北米34%、欧州25%、中国14%、アジア・オセアニア9%、その他2%です。

面接で、「海外売上比率を知っていますか」と質問されるかも知れません。覚えておきましょう。

オリンパスの経営理念

ここでは、オリンパスの経営理念を紹介します。

Our Purpose 私たちの存在意義

世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現

最先端の医療や生命科学の研究に貢献する。人々の安全を守り、安心して暮らせる社会を支える。事業活動を通じて世界の人々、社会の根源的な要請に応え、広く社会に貢献する。これこそがオリンパスが存在する理由です。

Our Core Values 私たちのコアバリュー

誠実、共感、長期的視点、俊敏、結束

オリンパスで働くすべての従業員が同じ価値観を共有し、日々の業務に取り組むことで、「Our Purpose 私たちの存在意義」を全うします。

面接では、「コアバリューを知っていますか」と質問されることもありますので、覚えておきましょう。

オリンパスの経営戦略

オリンパスは2019年に経営戦略(2020~2022年度)を策定し、推進中です。ここでは戦略の概要について紹介します。

  1. 新戦略のポイント

    新戦略のポイントは、①医療機器業界のグローバルリーダーとして、医療事業にさらなる注力、②自らの変化に挑み、組織機能を高めるための取り組みの実行、③2023年3月期に営業利益率20%以上を達成、です。

  2. 4つの施策
    • 医療を中心とした事業ポートフォリオへの集中

      医療分野はオリンパスのコア事業であり、市場拡大のポテンシャルが最も高い事業として期待されているため、事業ポートフォリオを医療分野に集中

      また、映像事業と科学事業は、当社を支える重要な事業であるため、引き続き、その利益率と効率改善に向けて取り組み

      *映像事業は、日本産業パートナーズ株式会社(以下、JIP)に譲渡しました。

      オリンパスが新たに設立した完全子会社(映像新会社)「OMデジタルソリューションズ株式会社」がオリンパスの映像事業を吸収分割により継承し、2021年1月1日付でその株式の95%をOJホールディングス株式会社(JIPが設立した特別目的会社)に譲渡

      *科学事業として、ライフサイエンス分野と産業分野を手掛ける子会社のエビデントの全株式を2023年1月にベインキャピタルに譲渡

    • 内視鏡事業における圧倒的ポジションの強化:

      リユース内視鏡における継続的な技術革新、シングルユース内視鏡へのポートフォリオの拡充、保守サービス・症例ベースのビジネスへのシフトにより、内視鏡のグローバルリーダーとしての位置付けを一層強化

      今後3年間で年平均6%の成長を目指し、売上高の2桁成長を見込む、中国など新興市場での需要増に応えるべく事業拡大に挑戦

    • 治療機器事業(消化器科、泌尿器科、呼吸器科領域)への注力と拡大

      治療機器事業は、今後も成長が期待されており、製品ポートフォリオの拡充、オーガニックな成長、M&Aを通じて、今後3年間で年平均8%の成長目標

      グローバルの事業統括拠点を米国に移し、オリンパスの競争力、成長性、およびマーケットリーダーとしての地位を確立し、さらに強化

      消化器科、泌尿器科、および呼吸器科領域の新製品開発に注力し、事業の拡大を推進

    • 次世代の低侵襲手術を牽引する製品・手技開発

      次世代の低侵襲手術における製品・手技開発をさらに進めて、オリンパスの位置付けを持続可能なものとするだけでなく、管腔マニピュレーターなどを含む新たな技術の可能性を探索

      外部のパートナーと連携しながら、低侵襲手術におけるトータルワークフローのソリューション開発

面接で自己PRや志望動機を語るさいは、経営戦略を理解しておくことが大切です。

参考リンク集

0 件のコメント

お気軽にコメントください
新しいコメント
はい
いいえ
OK