【22卒/21年転職】面接官が教える「テルモ」の面接対策

大手医療機器メーカーである、テルモに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない就職や転職の面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?
テルモに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えば、テルモの面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、行動力と課題解決力をアピールすることが大切です。
一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ医療機器業界を選ぶのか、について的確に答えられなくてはいけません。
さらに競合他社と比べてなぜテルモなのか、についても面接官が納得できるように答えられることが大切です。
これら以外にもテルモの就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、テルモの採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、テルモの会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
分析した結果を基に、就活生はエントリーシート、転職希望者は職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。
就活中の学生や転職の希望者は、本ブログを読むことで自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
テルモの求める人材
テルモはどのような人材を求めているのでしょうか?
テルモの新卒採用情報にある「人事部長からのメッセージ」には、求める人物像が載っています。
求める人物像
- 失敗を恐れず挑戦、自ら成長し続ける人
- 目標高く、周りを巻き込む行動を起こす人
- 柔軟な発想で、新たな価値を生み出す人
そして、「医療を通じて社会に貢献する」というテルモの企業理念に共感できる人
面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。
テルモの新卒採用情報について【就活】
はじめにテルモの新卒採用情報について以下に記します。
- 募集コース
募集コースは、企画営業コース、開発技術コース、SEコースの3コースです。
- 企画営業コースは、MR、コーポレート・スタッフ、TRY(MR、コーポレート・スタッフを指定せずにチャレンジしたい方)の職種があります。
- 開発技術コースは、研究開発、製品開発、製造技術、設備技術、金型・成形技術、評価、品質保証・管理、臨床開発、レギュラトリー、知的財産 他の職種です。
- SEコースは、ME機器の保守点検等のメンテナンスと販売サポート、他を行います。
留学経験のある方、英語その他の言語を習得された方や自らの健康管理に関心の強い方を歓迎、としています。
- 選考フロー
- 企画営業コース
エントリー→自社説明会→書類選考(ES)・適正検査→面接(数回)→プラネックス見学・適正検査→最終選考
- 開発技術コース
エントリー→自社説明会→書類選考(ES・研究概要)・適正検査→面接(数回)・プラネックス見学・適正検査→最終選考
- 企画営業コース
- エントリーシート(21年卒)
自己PRに関すること
- 自己PRやセールスポイント等を自由にお書き下さい(800文字以下)
- 自分の強み(30文字以下)、自分の弱み(30文字)
- 研究・学業への取り組み方について、下記選択肢より1つ選び、具体的に教えて下さい。(1)新たに備わった考え方(2)最も重視したこと(3)最も苦労したこと(解決策含め)(800文字以下)
- 学生時代の取り組み方について、下記選択肢より1つ選び、具体的に教えて下さい。(1)リーダーシップを発揮(2)高い目標にチャレンジ(3)新しい企画・アイデアを提案(4)自分で工夫して解決(800文字以下)
志望動機に関すること
- 企業を選ぶ際に最も重視することは何ですか(50文字以下)
- テルモを志望した理由は何ですか(800文字以下)
- あなたがテルモで挑戦したいこと、実現したいことを具体的にお書き下さい(800文字以下)
- 面接(21年卒)
面接では学生時代に力を入れたことと、志望動機について深掘りされます。開発技術コースは、研究内容の深掘りがあります。
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 学生時代に力を入れたことを説明してください
- 研究内容についてホワイトボードを使って説明してください、研究はテルモでどう活かせますか(開発技術コース)
- チームで活動した経験はありますか
- 自分はどのような人と言われますか
- 強みと弱みは何ですか
- 働くうえで配慮が必要な病気がありますか
- 議論の時に意見を通そうとするほうですか
志望動機に関すること
- なぜ医療機器業界を志望しますか
- なぜテルモを志望しますか
- 入社したら希望する職種とそこでやりたいことは何ですか
- 将来のキャリアプランについて教えてください
- 海外で働くことになった時、どこで働きたいですか
- 医療機器のこれからの課題は何だと思いますか
- 採用人数
19年度入社131名(企画営業職50名、開発技術職77名、SE職4名 )
20年度入社148名
21年度採用計画 前年並み
- 20年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
東京大1、京都大1、北海道大1、東北大1、名古屋大1、大阪大2、九州大4、東京工業大2、筑波大1、千葉大3、都立大3、大阪市大1、岡山大1、他
私立大:
早稲田大4、上智大4、明治大4、青山学院大2、立教大1、中央大2、法政大3、東京都市大1、明治学院大1、国学院大1、日本大3、東洋大1、専修大1、東海大3、東京理科大5、芝浦工大1、工学院大1、同志社大5、立命館大3、関西大4、関西学院大3、近畿大1、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2020年8月30日号)参照
- 学歴フィルター
テルモは、難関国公立大学・私立大学から中堅私立大学まで幅広い採用となっています。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機及びそれに関することを必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■行動力と課題解決力を自分の中で探してアピールする
テルモは、特に行動力と課題解決力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるようにテルモは、「失敗を恐れず挑戦、自ら成長し続ける」「目標高く、周りを巻き込む行動を起こす」「柔軟な発想で、新たな価値を生み出す」人を求めています。
ここで、「失敗を恐れず挑戦、自ら成長し続ける」「目標高く、周りを巻き込む行動を起こす」とは、行動力を表しています。
また、「柔軟な発想で、新たな価値を生み出す」とは、課題解決力を表しています。
テルモは後述する中長期戦略として、①グローバルでは成長する領域、競争力のある分野へ注力し、②日本ではトップ企業の優位性を活かして成長機会を追求する、③社会的インパクトの大きい未来医療の開発を推進することを目指しています。
このような中長期戦略を推進するために、行動力と課題解決力のある人材を求めているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で行動力と課題解決力をアピールしましょう。
課題を発見して、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができる。実現のために粘り強く取り組むことができる。というアピールです。
力を入れたことは勉強、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことや困難を解決するために自分なりの方法を見つけ、関係する人を巻き込んで、どのように粘り強く行動したか、などを語ってください。
但しテルモは、採用するすべての人に行動力と課題解決力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■理系応募者は研究内容を語る
理系応募者は、研究開発、製品開発、製造技術、設備技術、金型・成形技術、評価、品質保証・管理、臨床開発、レギュラトリーなどの分野で活躍することになります。
理系応募者は、それらに十分対応できる能力やスキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。
理系応募者は、面接においてホワイトボードを利用して研究内容の説明を行います。その後面接官との質疑応答がなされます。
具体的には、研究にあたって、その課題と課題解決の手法をあげ、解決が困難だった点について自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。
課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったかについても説明できるといいです。
研究がテルモでどのように活かせるかも答えられるようにしてください。
■世界中どこででも働く覚悟を伝える
テルモは160を超える国や地域に製品を供給し、売上の69%が海外です。(2019年3月期)
このようなグローバルカンパニーであり、留学経験のある学生や英語その他の言語を習得する学生を歓迎しています。
また面接では、海外勤務についての質問もなされています。面接では、世界のどこへでも行って働く覚悟も伝えてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ医療機器業界を選ぶのか明確に伝える
なぜ医療機器業界を志望するか、その理由を説明できるようにしてください。
医療機器業界とは何か、医療機器を含む精密機器業界を取り巻く環境や、精密機器業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2021年】精密機器業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
医療機器メーカーについて業務の理解を深めていき、魅力を語ってください。
■なぜテルモを選ぶのか明確に伝える
テルモを志望する学生は精密機器、医療機器メーカーに興味がある人であり、テルモと並行してオリンパスや日本光電、島津製作所など、とかけもち応募する学生が多いようです。
たとえテルモが第一志望でなくても競合他社と比較し、なぜテルモなのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
そのためには、テルモと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておく必要があります。
テルモは求める人材に、「医療を通じて社会に貢献する」というテルモの企業理念に共感できる人」も挙げています。
テルモの事業内容や企業理念などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが志望動機となります。
■テルモでなぜその職種を志望するのか、配属希望部門と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
面接では、志望する職種、配属希望部門と、そこでやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。
あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
希望する仕事で注目している製品や技術とその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。
■他社の応募状況とテルモの志望順位を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、精密機器又は医療機器業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたさい、と同レベルの企業に応募中ならそれを答えてください。
精密機器又は医療機器業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。
この場合まったくの異業種に応募している場合は、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。
以上、テルモの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売も行っています。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
テルモは、カテーテルや人口心肺装置などで世界に高いシェアを持つ大手医療機器メーカーです。
このようなテルモの面接を攻略するためには、まず医療機器を含む精密機器業界を取り巻く環境を理解することと、精密機器業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2021年】精密機器業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、テルモとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
テルモの会社概要、企業理念、中長期成長戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもテルモのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でテルモの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
テルモの面接攻略のまとめ【就活】
テルモに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
テルモが求める人材は、「失敗を恐れず挑戦、自ら成長し続ける」「目標高く、周りを巻き込む行動を起こす」「柔軟な発想で、新たな価値を生み出す」、そして、「医療を通じて社会に貢献するというテルモの企業理念に共感できる」人です。
面接では学生時代に力を入れたことと、志望動機について深掘りされます。開発技術コースは、研究内容の深掘りがあります。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 行動力と課題解決力を自分の中で探してアピールする
- 理系応募者は研究内容を語る
- 世界中どこででも働く覚悟を伝える
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ医療機器業界を選ぶのか明確に伝える
- なぜテルモを選ぶのか明確に伝える
- テルモでなぜその職種を志望するのか、配属希望部門と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
- 他社の応募状況とテルモの志望順位を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは精密機器業界を取り巻く環境を理解すると同時に、精密機器業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、テルモとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
テルモの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
以下のリンクも参照ください。
テルモの中途採用情報について【転職】
続いてテルモの転職の面接について解説していきます。
はじめにテルモのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集職種
テルモは、転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。
社内に必要な能力やスキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての経験や専門性が問われます。
現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、テルモのホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。
ちなみに、2021年1月現在、開発・技術職では開発技術、生産技術、設備技術(電気系・機械系技術者)、品質保証、医薬品技術(製剤技術・CMC開発薬事・包装技術)の求人があります。
また、営業・スタッフ職では、医療機器(脳血管内治療デバイス)に関する営業、医療機器(ステントグラフト)に関する営業、経理の求人があります。
- 選考フロー
WEBエントリー(職務経歴書・履歴書添付)→書類選考→適性検査→面接(3回)→内定
- 面接
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで、応募者がテルモで貢献できるかを探ります。
自己PRに関すること
- 現職(前職)の職務内容を説明してください
志望動機に関すること
- なぜテルモを志望しますか
- なぜその職種を志望しますか
- 入社したら貢献できることは何ですか
退職理由に関すること
- 現職(前職)を退職する理由を教えてください
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由に関することを必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■行動力と課題解決力を自分の中で探してアピールする
テルモは、特に行動力と課題解決力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、テルモは「失敗を恐れず挑戦、自ら成長し続ける」「目標高く、周りを巻き込む行動を起こす」「柔軟な発想で、新たな価値を生み出す」人を求めています。
ここで、「失敗を恐れず挑戦、自ら成長し続ける」「目標高く、周りを巻き込む行動を起こす」とは、行動力を表しています。
また、「柔軟な発想で、新たな価値を生み出す」とは、課題解決力を表しています。
テルモは後述する中長期戦略として、①グローバルでは成長する領域、競争力のある分野へ注力する、②日本ではトップ企業の優位性を活かして成長機会を追求する、③社会的インパクトの大きい未来医療の開発を推進する、ことを目指しています。
このような中長期戦略を推進するために、行動力と課題解決力のある人材を求めているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のために自らが立てた対策と関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。
さらに、職務を実行したときに困難だったこと、困難を乗り越えて自分が身につけた知識や、スキル、反省点なども語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えてください。
■技術系応募者は技術力を語る
技術系応募者は、まず募集職種の職務内容を理解してください。
そして、それらに十分対応できる経験や能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。
技術系応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を相当詳しく求められます。
職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。
成果を出すためのノウハウが、テルモでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜテルモを選ぶのか明確に伝える
テルモを志望する応募者は、他の精密機器や医療機器メーカーの中途採用募集に興味がある人も多いと思われます。
そのような競合他社と比較して、なぜテルモなのかをしっかり答えられなくてはいけません。
テルモと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
さらに、テルモの事業や企業理念などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることがテルモを選んだ志望動機となります。自分らしい志望動機をまとめましょう。
■なぜその職種を選んだか、そこで何をしたいかを明確に伝える
転職の希望者は、なぜキャリア採用の職種に応募したのか、そこでどのような仕事をやりたいかをしっかりと説明する必要があります。
中途採用の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルがテルモで活かせることだと思います。
なので、現職(前職)で身に付けたテルモで使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、テルモの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は3回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
以上、テルモの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は3回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売も行っています。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
面接を攻略するためには、まずは精密機器業界を取り巻く環境を理解することと、精密機器業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。(精密機器メーカーに勤務の人はご存知のことと思いますが)
続いて、テルモとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
テルモの会社概要、企業理念、中長期成長戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもテルモのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でテルモのホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
テルモの面接攻略のまとめ【転職】
テルモに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
テルモが求める人材は、「失敗を恐れず挑戦、自ら成長し続ける」「目標高く、周りを巻き込む行動を起こす」「柔軟な発想で、新たな価値を生み出す」、そして、「医療を通じて社会に貢献するというテルモの企業理念に共感できる」人です。
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者がテルモに貢献できるかを探ります。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 行動力と課題解決力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は技術力を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜテルモを選ぶのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこで何をしたいかを明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは精密機器業界を取り巻く環境を理解すると同時に、精密機器業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、テルモとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
テルモの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
以下のリンクも参照ください。
テルモを志望するときに知っておきたい社風
テルモの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
- 会社は、企業理念や会社の方針を海外も含めたグループ全体の社員へ度々発信するなど、企業理念の浸透に力を注いでいます。
- 女性の社員がかなり多く、同じ職場で長く勤務するため、女性が職場で力を持つケースもあります。産休や育休を取りやすく、幼児がいる家庭は時短勤務などもできるため、子育てしながら働ける環境です。
- 働き方改革で勤務形態を工夫していますが、仕事量は多く日常的にどうしても残業せざるをえない状況で、なかなか有給取得は難しいことがあります。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
テルモの会社概要
ここからはテルモの会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- テルモは大手医療機器メーカーであり、心臓や脳のカテーテル治療に使う器具や人工心肺装置など先端医療機器に強みを持っています。
テルモについて、体温計が一般になじみがありますが、国内シェアは2位で、売り上げに占める割合は1%程度となっています。
- テルモは、1921年北里柴三郎博士など医学者が発起人となり、体温計の国産化をめざして「赤線検温器株式会社」を設立したのが前身です。
1936年に仁丹体温計株式会社に社名変更し、さらに1963年には株式会社仁丹テルモに社名変更しています。
1974年に森下グループから離脱し、現社名のテルモ株式会社に社名変更し、現在に至っています。
- テルモは3つのカンパニーと7つの事業領域で事業を展開しています。
心臓血管カンパニーは、カテーテル治療と、心臓血管外科手術において、患者さんの負担軽減を追求しています。
TIS事業(テルモインターベンショナルシステムズ)、ニューロバスキュラー事業、カーディオバスキュラー事業、血管事業の領域があります。
ホスピタルカンパニーは、医療現場の安全性と効率性を高め、患者のQOLとドラッグデリバリーの発展に貢献しています。
ホスピタルシステム事業とアライアンス事業の領域があります。
血液・細胞テクノロジーカンパニーは、輸血の提供と血液・細胞治療の発展に寄与し、医療インフラと先端医療を支えています。
血液・細胞テクノロジーカンパニー(Terumo BCT)の事業領域があります。
- テルモの2020年9月の経営数字は次の通りです。
資本金は387億円です。
従業員数は、グループで26,400人、単独で5,268人です。
- テルモの2020年3月期の決算数字は次の通りです。
連結売上高は、6,289億円です。
連結営業利益は、1,106億円です。
連結当期利益は、852億円です。
事業別売上収益は、心臓血管カンパニー56%、ホスピタルカンパニー27%、血液・細胞テクノロジーカンパニー17%となっています。
面接では、「テルモの強みを知っていますか」と質問されるかも知れません。覚えておきましょう。
テルモの企業理念体系
テルモの企業理念体系について、面接で質問されることもあるかも知れませんので、理解しておきましょう。
企業理念
医療を通じて社会に貢献する
コアバリューズ
Respect(尊重) — 他者の尊重
私たちは、アソシエイト、お客様、そしてビジネスパートナーに対して敬意と感謝の気持ちをもって接します。
多様な文化や個性を理解し、異なる意見や社会の声にも広く耳を傾け、自らの成⾧に繋げていきます。
Integrity(誠実) —企業理念を胸に
私たちは、人々のいのちや健康に関わる企業のアソシエイトとして、常に、誠実に使命感をもって行動します。
日々努力し、全てのステークホルダーとの間に、確かな信頼を築いていきます。
Care(ケア) — 患者さんへの想い
私たちは、自らの活動が、患者さんにつながっていることを常に忘れず行動します。
医療に携わる人々を深く理解することに努め、患者さんのより良い未来の実現をともに支えていきます。
Quality(品質) — 優れた仕事へのこだわり
私たちは、安全と安心の医療を提供するために、常に現場視点で課題を捉え、解決策を見つけ出します。
製品品質のみならず、供給やサービスなど、全ての活動におけるクオリティーの向上を徹底的に追求します。
Creativity(創造力) — イノベーションの追求
私たちは、未来に挑戦する風土を大切にし、好奇心と情熱をもって取り組みます。
医療現場のニーズを的確に捉え、価値ある製品やサービスを最適なタイミングで届けていきます。
コアバリューズは、面接での自己PRや志望動機を語るときのヒントとすることができます。
テルモの中長期成長戦略
テルモは中長期成長戦略 (2017~2021年度)を推進中であり、その内容について概要を紹介します。
- 中長期戦略の基本を次のように定めています。
- 企業理念の「医療を通じて社会に貢献する」ことを不変の原点とする
- グローバル企業として成長するため国内、海外の戦略にメリハリをつける
- 内部成長力を強化し、同時に持続的かつ収益性のある成長に貢献できる買収を積極的に実行する
- 具体的な中長期戦略は次の通りです。
- グローバルでは選択と集中を図り、専門的で高水準の医療を提供する
カテーテル、脳血管、D&D、血液治療といった成長する領域、競争力のある分野へ注力
- 日本では総合力の発揮し、幅広い製品ポートフォリオを提供する
トップ企業としての立場を活かし、需要の拡大を取り込む
- 自社開発とオープンイノベーションの両輪によりイノベーションを推進する
社会的インパクトの大きい未来医療の開発を推進する。
再生医療分野では、ハートシートの技術の本格的な事業化を目指し、血液システムカンパニーでは、がんに対する 免疫細胞療法など、今後拡大が期待される分野での製品開発を推進
- グローバルでは選択と集中を図り、専門的で高水準の医療を提供する
中長期成長戦略は、面接で自己PRや志望動機を語るときのヒントになりますので理解しておいてください。