【26卒/25年転職】面接官が教える「みずほフィナンシャルグループ」の面接対策
メガバンクの一角を占めるみずほフィナンシャルグループに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
みずほフィナンシャルグループに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えばみずほフィナンシャルグループの面接では、求める人材をよく理解して、自己PRにおいて特に課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。
また理系応募者は、論理的思考力や数理能力をアピールしてください。
一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ金融を選ぶのか、なぜ銀行を選ぶのか答えられなくてはいけません。
さらに銀行のなかで競合他社と比べてなぜみずほフィナンシャルグループなのかについても答えられることが重要です。
これら以外にもみずほフィナンシャルグループの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、みずほフィナンシャルグループの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、みずほフィナンシャルグループの会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
みずほフィナンシャルグループの求める人材
みずほフィナンシャルグループはどのような人材を求めているのでしょうか。
面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで大切です。
みずほフィナンシャルグループの企業理念には、「バリュー:パーパスを実現するための、目指すべき姿勢と行動軸」が明記されています。
バリューには、「変化の穂先であれ」として、「Agility 迅速に決断し、実践する」「Creativity 何事にも関心を持ち、創造力を磨く」などの5項目が明記されています。
ここから求める人材は次のような人と考えます。
- 迅速に決断し、実践する人
- 何事にも関心を持ち、創造力を磨く人
面接において自己PRを話すとき、求める人材像を知っておくことは大切ですから、覚えておくと良いでしょう。
みずほフィナンシャルグループの新卒採用情報について【就活】
はじめにみずほフィナンシャルグループの新卒採用情報について、以下に記します。
新卒採用は、みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券、みずほリサーチ&テクノロジーズの共同採用事業体で一括募集となります。
- 募集コース
応募は、3つの型「キャリア特定型」「オーダーメイド型」「オープン型」の全14コースから選択します。
- キャリア特定型
キャリア特定型は、将来にわたり特定のビジネス分野に携わり、第一人者をめざすコースです。
リテールビジネスコース、コーポレートインベストメントバンキングコース、リアルエステートソリューションコース、アドバンストテクノロジーコース、グローバルマーケッツコース、アセットマネジメントコース、リサーチ&コンサルティングコース、ITシステムコース、カスタマーサービスプロフェッショナルコースの各コースがあります。
- オーダーメイド型
オーダーメイド型は、自身が関心のある会社とビジネス分野を指定し、キャリアをスタートするコースです。
- オープン型
オープン型は、会社を軸にキャリアの幅を広く確保し、多様な職務の選択肢をもつコースです。
オープンコース(みずほ銀行)、オープンコース(みずほ信託銀行)、オープンコース(みずほ証券)、オープンコース(みずほリサーチ&テクノロジーズ)の各コースがあります。
コース別の業務内容など、詳細はみずほフィナンシャルグループホームページの新卒採用情報サイトを参照ください。
- キャリア特定型
- 勤務地タイプ
「全国・グローバル型」「ワイドエリア型」「エリア型」の3つの勤務地から選択します。コースによって選択肢が異なりますので、詳しくは「募集コース・募集要項」を確認ください。
- 全国・グローバル型
全国・グローバル型は、配属およびその後の勤務地が、国内・海外の拠点や本部です。
- ワイドエリア型
ワイドエリア型は、配属が、該当する国内の勤務エリアにおける拠点や本部となります。該当するエリア外への転勤はありません。
- エリア型
エリア型は、配属が、該当する国内の勤務エリアにおける拠点や本部となります。住居の変更を伴う転勤はありません。
- 全国・グローバル型
- 選考フロー
みずほフィナンシャルグループのマイページ【応募コース選択→応募会社選択(コース内での併願可)→エントリーシート(応募コース×応募会社)→適性検査・WEBテスト受検】→各応募会社マイページ(履修履歴データの提出)→本エントリー完了→面接(複数回)→内々定
- エントリーシート(25年卒)
自己PRに関すること
- 「学生時代に力をいれたこと」を入力してください。(400字以下)
- 特に力を入れて学んだ科目を入力してください。
- 自覚している性格を入力してください。(15字以下)
- 趣味・特技を入力してください。(15字以下)
志望動機に関すること
- 選考会社・応募コースを選択した理由を入力してください。※みずほ銀行・みずほ信託銀行を併願された場合は、両方の志望動機について入力をお願いします。(400字以下)
- 現時点で興味のある業務を選択してください(最大2つ)
- 面接
面接では、学生時代に力を入れて取り組んだことと、志望理由からその個性がみずほフィナンシャルグループにマッチするかどうかをみます。
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 小学生時代にさかのぼってのエピソードを訊かれます(中学、高校を選択した理由、力を入れたこと、人生に影響を与えた経験)
- これまでの学生生活を10として、それぞれの活動割合を教えてください
- なぜその学部・学科を選びましたか
- 学業の内容について教えてください(残り単位数、GPA)
- ゼミの内容について教えてください(ゼミを選んだ理由、卒論について)
- 研究内容について説明してください(新規性、大変だったこと)
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(きっかけ、立ち位置は、周りの巻き込み方、困難だったこと、困難をどう乗り越えたか、学んだこと、身についたこと)
- 学生時代にチームで目標を目指した経験はありますか(立場、困難なこと、工夫したこと)
- 人生で最も大変なことを乗り越えた経験は何ですか
- アルバイト経験を話してください
- リーダー経験はありますか
- 人生における挫折とその克服の経験を教えてください
- 全く新しい環境に身を置いた経験はありますか
- 趣味や特技は何ですか
- 短所と長所は何ですか、短所についてどう向き合いますか
- 強みと弱み及び、強みが生きた場面と弱みが出てしまった場面は何ですか
- 周りの人からどのような人と言われましたか
- ストレス耐性はありますか
- 苦手な人はどのような人ですか
志望動機に関すること
- 就活の軸は何ですか
- なぜ金融を選びますか
- 金融の中でなぜ銀行ですか
- なぜみずほを志望しますか、他行と比べてみずほを選ぶ理由は何ですか
- なぜみずほ○○(企業名)を志望しますか
- みずほ銀行のイメージを教えてください
- メガバンク各行の違いは何だと思いますか
- なぜそのコースを志望しますか
- なぜ地域を限定して勤務したいですか
- 入社後やりたいことと、その理由を教えてください
- キャリアプランは何ですか
- 希望通りのキャリアとならないかも知れないが大丈夫ですか
- RMについて1分程度で話してください
- 営業は大変だが大丈夫ですか
- 考え方の合わない支店長がいた時はどうしますか
- これからの金融業界の方向性と、みずほフィナンシャルグループがすべきことは何だと思いますか
- 他社の選考状況とみずほフィナンシャルグループの志望度を教えてください
- 採用人数
- 19年度入社実績 700名
- 20年度入社実績 550名
- 21年度入社実績 510名
- 22年度入社実績 410名
- 23年度入社実績 380名
- 24年度入社実績 1,200名(グループ5社合計)
- 25年度入社計画 1,060名程度+α(グループ5社合計)
25年度入社計画内訳:リテールビジネス50名程度、リアルエステートソリューションコース15名程度、ITシステムコース170名程度、カスタマーサービスプロフェッショナルコース70名程度、オーダーメイド型30名程度、オープンコース(みずほ銀行・みずほ信託銀行)270名程度(内エリア型25名程度)、オープンコース(みずほ証券)270名程度(内エリア型40名程度)、オープンコース(みずほリサーチ&テクノロジーズ)185名程度(内RCコース35名、 ITシステムコース145名、ATコース5名)
- 24年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
東京大26、京都大19、北海道大5、東北大16、名古屋大15、大阪大31、九州大11、東京工業大5、一橋大23、筑波大9、千葉大4、電通大2、東京外語大1、都立大7、横浜国大15、横浜市大3、金沢大1、大阪公立大8、神戸大13、岡山大3、広島大4、他
私立大:
早稲田大119、慶応大107、上智大17、明治大66、青山学院大40、立教大45、中央大56、法政大53、学習院大25、成蹊大21、成城大10、武蔵大3、東京都市大2、明治学院大18、国学院大7、日本大24、東洋大5、駒沢大5、専修大10、東海大3、東京理科大20、芝浦工大1、東京電機大2、工学院大1、東京女子大2、日本女子大4、津田塾大1、大妻女子大3、共立女子大7、昭和女子大5、神奈川大2、愛知大2、中京大1、中部大1、名城大3、同志社大50、立命館大39、関西大16、関西学院大30、京都産業大6、龍谷大3、京都女子大3、同志社女子大1、近畿大15、摂南大1、甲南大2、武庫川女子大4、西南学院大3、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2024年9月1日号)参照
- 学歴フィルター
みずほフィナンシャルグループに学歴フィルターはありません。いろいろな大学から採用したいようです。しかし、筆記試験の成績などにより結果的に難関大学出身者が多数を占めることになっています。
中堅大学出身者でも、他の応募者にはない特徴を持っていれば採用されるかと考えます。
面接攻略の考え方【就活】
面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
みずほフィナンシャルグループは基本的には、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、みずほフィナンシャルグループは、「迅速に決断し、実践する」「何事にも関心を持ち、創造力を磨く」人を求めています。
ここで、「何事にも関心を持ち、創造力を磨く」は課題解決力を表しています。
また、「迅速に決断し、実践する」は、行動力を表しているのではないでしょうか。
みずほフィナンシャルグループのパーパスである「ともに挑む。ともに実る。」は、「時代の先を読んで顧客・社会の変化を捉え、その課題に対し、新たな解決策を共に創造したい」「取り組みを通じて、日本の活力向上と世界の持続的成長に貢献し、自らも成長したい」という思いを込めています。
2023年度決算説明会における、「企業価値向上に向けた取り組み」のなかで強化・変革したい領域・機能として、マスリテールビジネス、IT/デジタル推進力、中堅中小企業向けソリューション提供力、アセットマネジメントを挙げています。
このような背景のもと、みずほフィナンシャルグループは、特に課題解決力と行動力のある人を求めているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、課題解決力と行動力をアピールしましょう。
自分は、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができます。また計画実現のために粘り強く取り組み、周囲に働きかけることができます。というアピールです。
力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったこと、困難を解決するために創意工夫し、どのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。
但し、みずほフィナンシャルグループは採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■理系応募者は論理的思考力、数理能力をアピールする
金融機関はデジタルトランスフォーメーションの進展によって数十年に一度のパラダイムシフトに直面し、そのあり方は大きく変わりつつあります。
このような環境においてみずほフィナンシャルグループは、変化をリードしクリエイティブに問題を解決しようとする人材を求めています。
理系学生ならではの専門知識やスキル、創造性、探求心などは、クリエイティブに問題を解決しようとするさいに必要とされるものです。金融業務に直接使える研究をしていなくても、研究で得た論理的思考力、数理能力は必ず役に立ちます。よってそのことをアピールしてください。
■世界中どこででも働く覚悟を伝える
みずほフィナンシャルグループは、成長が続くアジアを中心に、約40の国・地域に110拠点を展開しており、アジアのプロジェクトファイナンスでは邦銀No.1を獲得しています。
ですから、勤務地タイプが「全国・グローバル型」ならば、どのコース、職種でも将来は海外勤務の可能性があります。
面接では、世界のどこへでも行って働く覚悟も伝えてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ金融を選ぶのか明確に伝える
なぜ金融を選ぶのかは、金融業について理解を深めることから初めてください。金融は銀行以外にも、保険、証券などがありますので、その違いを知っておく必要があります。
■なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
銀行とは何か、銀行業界を取り巻く環境や、銀行業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
銀行は、これまでの3大業務である預金・貸付・為替から、投資信託や保険商品などの手数料を収益の柱とするようになりました。そして、M&Aの支援業務や個人向け長期運用コンサルティングも手掛けるようになりました。
海外事業向け融資も拡大しています。さらには、金融に関する高度な専門性で多様なソリューションを開発・提供して新たな事業創出にも取組んでいます。
まずは、銀行業務の事業構造が変わってきていることを理解してください。
さらに、フィンテックと呼ばれる技術革新が進行中であり、フィンテックが事業モデルや仕事のあり方を変えてしまう可能性があることも理解してください。
マニュアルに書いてある通りに行う仕事は自動化され、行員は顧客との折衝や、より創造的な仕事を行うようになるでしょう。
メガバンクの採用数が激変している理由です。
このような変化を念頭においたうえで、銀行業務に興味があることを伝えられるとよいでしょう。
■なぜみずほフィナンシャルグループを選ぶのか明確に伝える
みずほフィナンシャルグループの企業理念や事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが、みずほフィナンシャルグループを選んだ志望動機となります。
また、みずほフィナンシャルグループと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておく必要があります。
みずほフィナンシャルグループを志望する応募者は、三菱UFJフィナンシャルグループや三井住友銀行といったメガバンク、あるいはりそなホールディングスや三井住友海上、SMBC日興証券などとかけもち応募する人が多いと思われます。
たとえ、みずほフィナンシャルグループが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜみずほフィナンシャルグループなのかを、質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
例えば、三菱UFJフィナンシャル・グループは国際業務が強いこと、三井住友フィナンシャル・グループは徹底した実力主義で社員の個性を重視、みずほフィナンシャルグループは、One MIZUHO戦略です。
■みずほフィナンシャルグループで希望するコース・勤務地タイプを選択する理由、及びそこでやりたい仕事を明確に伝える
希望するコース・勤務地タイプを選択する理由、及びそこでやりたい仕事となぜやりたいかを答えられるようにしてください。
加えて、「希望する仕事をするために自分はどのような能力、スキルを持っているか」についても答えられるように準備してください。
■他社の応募状況とみずほフィナンシャルグループの志望度を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、銀行業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、大手銀行に応募中ならそれを答えてください。
それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。この場合まったくの異業種であり、なぜそうなのか答えられるようにしてください。
以上、みずほフィナンシャルグループの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、みずほフィナンシャルグループとはどのような銀行グループなのかを理解することも面接準備には必須です。
みずほフィナンシャルグループの会社概要、みずほフィナンシャルグループの歴史や、経営哲学ともいえる企業理念、これからの方向性を示す中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもみずほフィナンシャルグループのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でフィナンシャルグループのホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
みずほフィナンシャルグループの面接攻略のまとめ【就活】
みずほフィナンシャルグループに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
みずほフィナンシャルグループが採用したい人材は「迅速に決断し、実践する」「何事にも関心を持ち、創造力を磨く」人です。
面接で選考するポイントは学生時代に力を入れて取り組んだことと、志望理由からその個性がみずほフィナンシャルグループにマッチするかどうかです。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 理系応募者は論理的思考力、数理能力をアピールする
- 世界中どこででも働く覚悟を伝える
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ金融を選ぶのか明確に伝える
- なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
- なぜみずほフィナンシャルグループを選ぶのか明確に伝える
- みずほフィナンシャルグループで希望するコース・勤務地タイプを選択する理由、及びそこでやりたい仕事を明確に伝える
- 他社の応募状況とみずほフィナンシャルグループの志望度を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、みずほフィナンシャルグループとはどのようなグループなのかを理解することも面接準備には必須です。
みずほフィナンシャルグループの会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
みずほフィナンシャルグループの中途採用情報について【転職】
続いてみずほフィナンシャルグループの転職面接について解説していきます。
はじめにみずほフィナンシャルグループのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集業務
みずほフィナンシャルグループは転職の希望者を対象とした事務系、技術系業務の中途採用を積極的に行っています。
募集のかたちは、通常のキャリア採用、リファラル採用、ポテンシャルキャリア採用の3つあります。(別途カムバックアルムナイ採用もあり)
- 通常のキャリア採用は、職種別募集です。
キャリア採用の具体的な募集職種はその時々で変わっていくと思います。
現時点でどのような業務を募集しているか、詳細は、みずほフィナンシャルグループのホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。
ちなみに、2024年10月現在、269件の求人があります。
- リファラル採用は社員が知人・友人を紹介する制度で、通常のキャリア採用と選考プロセスは同じです。
- ポテンシャルキャリア採用は、一般的には第二新卒採用と呼ばれる仕組みで、入社日時点で社会人経験5年未満の人を対象に、「新卒」・「中途」関係なく採用を行なっています。
事務職員として採用となり、法人RMからスタートした後、一人ひとりに合ったキャリアパスを築きます。
また、自分のキャリアを簡易的に登録することで、適したポジションがある場合に人事担当者や部門担当者から連絡する「キャリア登録」の仕組みがあります。
- 通常のキャリア採用は、職種別募集です。
- 選考フロー
WEBエントリー→書類選考・適性検査→WEBまたは東京で面接(複数回)→内定
- 面接
選考は面接が中心で、現職(前職)の仕事内容から、募集職種にふさわしいスキル(実務経験・実績)や対人能力などを探ります。
自己PRに関すること
- 自己PRしてください
- 現職(前職)の仕事内容を説明してください
志望理由に関すること
- なぜ金融機関を志望しますか
- なぜみずほフィナンシャルグループを志望しますか
- これからの銀行の役割は何ですか
退職理由に関すること
- なぜ転職を決意しましたか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
みずほフィナンシャルグループは基本的には、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、みずほフィナンシャルグループは、「迅速に決断し、実践する」「何事にも関心を持ち、創造力を磨く」人を求めています。
ここで、「何事にも関心を持ち、創造力を磨く」は課題解決力を表しています。
また、「迅速に決断し、実践する」は、行動力を表しているのではないでしょうか。
みずほフィナンシャルグループのパーパスである「ともに挑む。ともに実る。」は、「時代の先を読んで顧客・社会の変化を捉え、その課題に対し、新たな解決策を共に創造したい」「取り組みを通じて、日本の活力向上と世界の持続的成長に貢献し、自らも成長したい」という思いを込めています。
2023年度決算説明会における、「企業価値向上に向けた取り組み」のなかで強化・変革したい領域・機能として、マスリテールビジネス、IT/デジタル推進力、中堅中小企業向けソリューション提供力、アセットマネジメントを挙げています。
このような背景のもと、みずほフィナンシャルグループは、特に課題解決力と行動力のある人を求めているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)における、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、業務目標達成のために課題を見つけ、解決のためにこれまでの考えにとらわれない新しい対策を立案し、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験があれば、それを加えてください。
さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。
みずほフィナンシャルグループで活かせる、身につけた知識やスキルも語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集業務に役立つことを伝えましょう。
■応募職種の専門的な知識を答えられるように準備する
みずほフィナンシャルグループの中途採用では、募集職種の経験者を想定した募集となっています。(ポテンシャルキャリア採用は、社会人経験5年未満で、業種・経験不問)
- 応募者のうち、金融機関の実務経験者は金融業界や銀行業界の知識は当然のこととして、応募職種の専門的な知識をどれだけ持っているか確認されます。
また、実務未経験者は、銀行業界の基礎的な知識や応募職種の専門的な知識をどれだけ持っているか確認されるでしょう。
- ポテンシャルキャリア採用の応募者は、金融や銀行業界の基礎知識を事前に勉強しておくと良いと考えます。
直近のニュースで話題になった金融、銀行業界に関することで質問があれば答えられるように準備しましょう。
- 応募者のうち、金融機関の実務経験者は金融業界や銀行業界の知識は当然のこととして、応募職種の専門的な知識をどれだけ持っているか確認されます。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜみずほフィナンシャルグループを選ぶのか明確に伝える
みずほフィナンシャルグループの企業理念や事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることからみずほフィナンシャルグループを選んだ志望動機となります。
また、みずほフィナンシャルグループと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
みずほフィナンシャルグループを志望する応募者は、他の大手銀行や、同じ金融業である証券会社や損害保険会社の中途採用募集に興味がある人もいると思われます。
そのような競合他社と比較して、なぜみずほフィナンシャルグループなのかをしっかり答えられなくてはいけません。
■なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える
なぜキャリア採用の職種に応募したのか、そこでやりたい仕事となぜやりたいかをしっかりと説明する必要があります。(ポテンシャルキャリア採用の応募者は、なぜ応募したのか、及び将来やりたい仕事とその理由を説明できるようにしてください。)
中途採用の応募者が応募職務を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルがみずほフィナンシャルグループで活かせることだと思います。
ですから、現職(前職)の職務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、みずほフィナンシャルグループの中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、みずほフィナンシャルグループとはどのような銀行グループなのかを理解することも面接準備には必須です。
みずほフィナンシャルグループの会社概要、沿革や、企業理念、中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもみずほフィナンシャルグループのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でみずほフィナンシャルグループのホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
みずほフィナンシャルグループの面接攻略のまとめ【転職】
みずほフィナンシャルグループに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
みずほフィナンシャルグループが採用したい人材は「迅速に決断し、実践する」「何事にも関心を持ち、創造力を磨く」人です。
選考は面接が中心で、現職(前職)の仕事内容から、募集職種にふさわしいスキル(実務経験・実績)や対人能力などを探ります。
面接で自己PRするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 応募職種の専門的な知識を答えられるように準備する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜみずほフィナンシャルグループを選ぶのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事を明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
転職の面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、みずほフィナンシャルグループとはどのような銀行グループなのかを理解することも面接準備には必須です。
みずほフィナンシャルグループの会社に関することなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
みずほフィナンシャルグループの会社概要
日本の銀行のうち、三菱UFJ銀行を中核とする三菱UFJフィナンシャルグループ、三井住友銀行を中核とする三井住友フィナンシャルグループ、みずほ銀行を中核とするみずほフィナンシャルグループは、メガバンクと呼ばれています。
みずほフィナンシャルグループの社名にある「みずほ」は、グローバルな金融市場で日本を代表する金融機関として、最高水準の総合金融サービスにより「国内外のすべてのお客さまに豊かな実り(=みずほ)を提供していく」という決意からできました。
このようなみずほフィナンシャルグループの2024年3月期の決算数字は以下の通りです。
資本金は、2兆2,567億円です。
連結従業員は、52,307人で、単独で2,457人です。
連結粗利益は、26,722億円です。
連結業務純益は、10,058億円です。
経常利益は、9,140億円です。
当期純利益は、6,789億円です。(親会社株主)
みずほフィナンシャルグループの格付けについて、S&Pは「A―」、ムーディーズは「A1」、日本格付研究所は「AA」、格付投資情報センターは「AA―」と高い評価を得ています。(2024年10月)
面接では会社概要について、例えば「社名の由来を知っていますか」のような質問をされるかも知れません。面接前に概要をしっかり知ることが大切です。
みずほフィナンシャルグループの歴史を知る
みずほフィナンシャルグループは、1999年に第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が経営統合して誕生した金融持ち株会社です。
その後、子会社化や合併を進めて現在に至っています。傘下にみずほ銀行、みずほ信託銀行、みずほ証券会社などを抱えています。
そもそも、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の歴史は、明治時代にまでさかのぼります。
第一勧業銀行は、渋澤栄一翁が設立した日本最初の銀行である第一銀行と、農業・工業の改良・発展という使命を担った日本勧業銀行が合併した銀行です。
富士銀行は、安田財閥の祖である、安田善次郎翁が設立した安田銀行から発展しました。
日本興業銀行は、日本の産業を育成する目的で設立されました。二度の大戦と戦後の復興、高度成長期を経るなかで日本経済の発展に重要な役割を果たしました。
しかし、1990年代のバブル崩壊により多くの銀行が破綻しました。
その後、世界的な経済のグローバル化や金融ビッグバンの進展により、金融システムを安定させ、経済の活性化と国際競争力を強化するため、21世紀の日本の金融業をリードする、強力な金融機関の出現が求められるようになります。
その結果、1999年8月に上記3行の経営統合が図られることになりました。
2013年4月に銀行・信託・証券その他の主要グループ各社を持株会社の直下に設置する先進的グループ経営体制に移行しました。同年7月には、みずほ銀行とみずほコーポレート銀行を合併し、「新みずほ銀行」が誕生しました。
新生〈みずほ〉の旗印としてブランドスローガン「One MIZUHO 未来へ。お客さまとともに」を制定しました。
2021年4月にみずほ情報総研株式会社とみずほ総合研究所株式会社は合併し、「みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社」が誕生しました。
2022年6月には、農林中央金庫が保有する全てのみずほ証券株式会社の普通株式を取得し、みずほ証券株式会社を完全子会社化しました。
面接で志望動機を語るうえで、みずほフィナンシャルグループの歴史を知っておくことは大切です。
みずほフィナンシャルグループの企業理念
みずほフィナンシャルグループは、「みずほ」として行うあらゆる活動の根幹をなす考え方として、基本理念・パーパス・バリューから構成される企業理念を制定していますが、その内容を紹介します。
- 基本理念:企業活動の根本的な考え方
〈みずほ〉は、フェアでオープンな立場から、時代の先を読み、お客さま、経済・社会、そして社員の〈豊かな実り〉を実現する。
- パーパス:みずほグループの存在意義
ともに挑む。ともに実る。
- バリュー:パーパスを実現するための、価値観・行動軸
変化の穂先であれ。
– Integrity お客さまの立場で考え、誠心誠意行動する
– Passion 強い思いを持ち、楽しく働く
– Agility 迅速に決断し、実践する
– Creativity 何事にも関心を持ち、創造力を磨く
– Empathy 多様な意見に耳を傾け、協力する
面接では、企業理念について質問されることも想定してください。志望動機をつくるときにも役に立ちます。
中期経営計画
みずほフィナンシャルグループの中期経営計画(2023~2025年度)について概要を紹介します。
- 中期経営計画の位置づけ
ありたき世界からバックキャストし、企業理念再定義とあわせ、中期経営計画を策定
ありたき世界は、「個人の幸福な生活」「サステナブルな社会・経済」です。
- 基本方針
「お客さま、社会の課題に対し、様々な挑戦を繋ぎ、新たな解を創造する3年間」
サステナビリティを軸とした、メリハリある事業展開により経営資源を最大限に有効活用し、お客さま、社会とともに、その先の持続的な成長、豊かさへの礎を築きます。
- 注力ビジネステーマ
①「資産所得倍増」に向けた挑戦、②顧客利便性の徹底追求、③日本企業の競争力強化、④サステナビリティ&イノベーション、⑤グローバルCIB(コーポレート&インベストメントバンキング)ビジネス、の5つです。
- 成長を支える経営基盤の強化
⑥企業風土の変革、⑦人的資本の強化、⑧DX推進力の強化、⑨IT改革の推進、⑩(上記①~⑨を支える)安定的な業務運営、の5つです。
- 目標
- 連結ROE(自己資本比率) 2025年度 8%超
- 連結業務純益 2025年度 1~1.1兆円
- 社員意識調査におけるエンゲージメントスコア 2025年度 65%
- 社員意識調査におけるインクルージョンスコア 2025年度 65%
中期経営計画はみずほフィナンシャルグループの将来の方向性を示す重要な方針ですから理解しておきましょう。
また、面接における志望動機をまとめるためには必要な知識です。