【26卒/25年転職】面接官が教える「紀陽銀行」の面接対策

2024.10.26 更新
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和歌山県最大手の金融機関であり、唯一の地域銀行である紀陽銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。

応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

紀陽銀行に入行を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関する情報や、ノウハウというものがあります。

例えば紀陽銀行の面接では、求める人材をよく理解した上で、特に課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。

一方、面接で志望動機を語るためには、競合他社と比べてなぜ紀陽銀行なのか答えられなければいけません。

これら以外にも紀陽銀行の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、紀陽銀行の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、紀陽銀行の会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. 紀陽銀行の求める人材
  2. 紀陽銀行の新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. 紀陽銀行の面接攻略のまとめ【就活】
  6. 紀陽銀行の中途採用情報について【転職】
  7. 面接攻略の考え方【転職】
  8. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  9. 紀陽銀行の面接攻略のまとめ【転職】
  10. 紀陽銀行を志望するときに知っておきたい社風
  11. 紀陽銀行の会社概要
  12. 紀陽銀行の経営理念
  13. 紀陽フィナンシャルグループの中期経営計画
  14. 参考リンク集

紀陽銀行の求める人材

紀陽銀行はどのような人材を求めているのでしょうか?

ホームページの新卒採用情報にある「採用FAQ」には、求める人材像が載っていて、それは下記のような人材です。

お客さまのために何事も全力で頑張れる。そんな方に入行していただきたいです。大切にしているのは、"Be CHANGE"。 具体的には、「自律的に考え、学び、自身の行動を変えることができる人」「周囲を巻き込み、現状を変えることができる人」など、そのような方と一緒に働きたいです。

すなわち、求める人材は次のような人です。

  • お客さまのために何事も全力で頑張れる人
  • 自律的に考え、学び、自身の行動を変えることができる人
  • 周囲を巻き込み、現状を変えることができる人

求める人材は、面接で自己PRをするときの参考としてぜひとも知っておいてください。

紀陽銀行の新卒採用情報について【就活】

はじめに紀陽銀行の新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    募集職種は、マネジメントコース、スペシャリストコース、アテンダントコースの3つがあります。

    マネジメントコースは営業店や本部セクションの様々な業務に携わり、将来は銀行の幹部として活躍することが期待されるコースです。

    スペシャリストコースは専門知識を生かした業務を行い、高度な知識やスキルを発揮し業績を牽引することが期待されるコースです。本部企画・開発・運営等の専門業務に就きます。

    アテンダントコースは主に営業店の窓口業務を行います。入行後は各コースへのコース転換も可能です。

  2. 選考フロー

    プレエントリー→就活イベント・学内セミナー→会社説明会(予約制)→エントリーシート提出→選考(面接、適性検査)→内々定

    面接は3回行われます。

  3. エントリーシート(25年卒)   

    自己PRに関すること

    • 得意な科目または大学の研究課題について教えてください。(200文字以内)
    • 学生時代に力を入れたことを教えてください。(400字以内)
    • 趣味や特技について教えてください。
    • 保有している資格について教えてください。

    志望動機に関すること

    • 紀陽銀行への志望動機を教えてください。(200字以内)
    • あなたが感じる「紀陽銀行の魅力」を教えてください。(200字以内)
  4. 面接   

    面接は人物重視の視点から見られます。学生時代に力を入れたことの深掘りがあります。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • 自己PRしてください
    • 大学・学部を選んだ理由は何ですか
    • 大学の成績はどうですか
    • ゼミで研究していることと卒業論文について教えてください
    • 大学で学んでいること、そこから何を得ることができましたか
    • 学生時代に力を入れたことは何ですか
    • チームに貢献した経験はありますか
    • クラブ・サークル活動は何をしていましたか、そこで得たことは何ですか
    • アルバイトは何をしていましたか(大変なこと、工夫したこと)
    • 失敗・挫折経験を教えてください
    • これまでの人生で困難であったことは何ですか
    • 趣味・特技は何ですか
    • 長所、短所は何ですか、短所をどう直したいですか
    • 周りからどのような人と言われますか
    • 家族構成を教えてください
    • 両親は銀行に入ることを賛成していますか

    志望動機に関すること

    • なぜ金融業界(銀行)を志望していますか
    • なぜ(地方)銀行業界を志望しますか
    • なぜ紀陽銀行を志望しますか
    • 紀陽銀行のイメージは何ですか
    • なぜメガバンクではなく地方銀行ですか
    • 金融業界や銀行での難しいところは何だと思いますか
    • 入社後にやってみたいことは何ですか
    • 入社したらどのような面で貢献できますか
    • 入社したらどのように成長していきたいですか
    • 将来のキャリアプランはありますか
    • 15年後どんな行員になりたいですか
    • 働くうえで大切にしたいことは何ですか
    • 営業で活かせる強みはありますか
    • 就職活動をいつから始めましたか
    • 就職活動を振り返って失敗したことや改善点はありますか
    • 他社の選考状況と紀陽銀行の志望度を教えてください
  5. 採用人数  

    19年度入行実績 142名(総合職フリーコース48名、総合職エリアコース22名、CA職72名)

    20年度入行実績 142名(マネジメントコース73名、アテンダントコース69名)

    21年度入行実績  97名(マネジメントコース80名、アテンダントコース17名)

    22年度入行実績 100名(マネジメントコース81名、アテンダントコース19名)

    23年度入行実績 173名(マネジメントコース112名、アテンダントコース57名、スペシャリストコース4名)

    24年度入行実績 172名(マネジメントコース110名、アテンダントコース58名、スペシャリストコース4名)

  6. 学歴フィルター   

    和歌山県、大阪府を主な地盤としているため和歌山県、大阪府出身者で関西圏の国公立大学、私立大学に進学した学生や、他地域の大学に進学したUターン希望の学生が多いようです。

    学歴フィルターは特にないと考えます。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    紀陽銀行は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように紀陽銀行は、「自律的に考え、学び、自身の行動を変えることができる」「周囲を巻き込み、現状を変えることができる」人を求めています。

    ここで、「自律的に考え、学び、自身の行動を変えることができる」「周囲を巻き込み、現状を変えることができる」とは、課題解決力と行動力を表しているのではないでしょうか。

    紀陽フィナンシャルグループは長期ビジョンにおいて、「お客さまとの価値共創と企業変革への挑戦を続け、人が未来を創造する地域金融グループとなる」と定めています。

    長期ビジョンのもと、2024年度からの第7次中期経営計画では、基本方針を「地域の金融リーディンググループとしての機能発揮による地元地域との価値共創」、コンセプトは『中小企業「取引」を起点としたビジネスモデルへの変革』とうたっています。

    これらを推進するためには、課題解決力と行動力のある人材が必要とされているのではないでしょうか。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、課題解決力と行動力をアピールしましょう。

    目標達成に向けて課題を発見し、既存の発想にとらわれずに新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができ、実現のために粘り強く取り組む人というアピールです。

    力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことと困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。

    但し、紀陽銀行は採用するすべての人に行動力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。

    ■人と誠実に対応できることを説明する

    求める人材にあるように紀陽銀行は、「お客さまのために何事も全力で頑張れる人」を求めています。

    新入行員は原則として自宅から通勤できる部署に配属となります。

    マネジメントコースは営業店で融資相談課や営業課で銀行業務や融資業務の基礎を習得した後、本人の希望、能力、適性を考慮してさまざまな分野に配属となります。

    アテンダントコースは主に営業店の窓口業務を担当します。

    法人や個人向けの営業担当者は、顧客のニーズ・課題に合わせた解決策やアドバイスの提供を行います。融資の担当者は、顧客が必要とする資金の借り入れサポートを行います。

    窓口業務の担当者は、事務業務の担当者と連携して来店客の要望に対応します。

    これら業務は顧客との信頼関係なくしては成り立ちません。信頼関係は、お客さまに対して誠実に対応することから生まれます。

    すなわち、「お客さまのために何事も全力で頑張れる」とは、お客様の期待に応えるように、誠実に対応することではないでしょうか。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、関係する人達に対して誠実に対応したことがわかるような説明を行ってください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える

    銀行とは何か、銀行業界を取り巻く環境や、銀行業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。

    銀行は、預金・貸付・為替の3大業務から、投資信託や保険商品などの手数料が収益の柱になりました。そして、経営・事業支援業務や個人向け資産運用コンサルティングも手掛けるようになりました。

    地方銀行は、地方創生事業への関わりも重視されるようになってきました。

    まずは、銀行業務の事業構造が変わってきていることを理解してください。

    さらに、フィンテックと呼ばれる技術革新が進行中であり、フィンテックが事業モデルや仕事のあり方を変えてしまう可能性があることも理解してください。

    マニュアルに書いてある通りに行う仕事は自動化され、行員は顧客に対するコンサルティングやより創造的な仕事を行うようになるでしょう。

    このような変化の中で、自分が銀行業務に関心のあることを伝えられるとよいでしょう。

    ■なぜ紀陽銀行を選ぶのか明確に伝える

    紀陽銀行の業務内容、紀陽フィナンシャルグループ経営理念・中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが紀陽銀行を選んだ志望動機になります。

    また、紀陽銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    紀陽銀行を志望する人は、金融業界に興味がある人であり、紀陽銀行と並行して関西圏にある地方銀行の関西みらい銀行や池田泉州銀行、信用金庫などにも応募する人が多いことと思います。

    たとえ紀陽銀行が第一志望でなくても、競合先と比較しなぜ紀陽銀行なのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    紀陽銀行や他の競合金融機関を訪れて、その違いを肌で感じることも有効です。

    ■紀陽銀行で希望するコースとその理由、そこでやりたい仕事を明確に伝える

    紀陽銀行に入行後は、原則として自宅から通勤できる営業店に配属となります。

    例として、マネジメントコースの行員は融資相談課や営業課で銀行業務や融資業務の基礎を習得し、その後は、本人の希望や能力、適性を考慮しさまざまな業務を行うことになります。

    面接では、希望するコースとその理由、及び特にマネジメントコースの応募者は、将来どのような仕事をやりたいのか、なぜその仕事をやりたいのかを説明できるようにしてください

    さらに、やりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。

    ■紀陽銀行の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望です、と答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、金融業界志望なら「同じ業界に応募中です」と伝えても構わないと思います。

    それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」と答えてください。この場合まったくの異業種であれば、なぜそこに応募したのか答えられるようにしてください。

以上、紀陽銀行の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は3回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

紀陽銀行は和歌山県最大手の金融機関であり、和歌山県の圧倒的シェアをもとに大阪府で攻めの経営を行っています。

このような紀陽銀行の面接を攻略するためには、まず銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、紀陽銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。

紀陽銀行の会社概要、紀陽フィナンシャルグループ経営理念・中期経営計画など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも紀陽銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で紀陽銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

紀陽銀行の面接攻略のまとめ【就活】

紀陽銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

紀陽銀行が採用したい人材は、「お客さまのために何事も全力で頑張れる」「自律的に考え、学び、自身の行動を変えることができる」「周囲を巻き込み、現状を変えることができる」人です。

面接は人物重視の視点から見られます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 人と誠実に対応できることを説明する

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ銀行を選ぶのか明確に伝える
  • なぜ紀陽銀行を選ぶのか明確に伝える
  • 紀陽銀行で希望するコースとその理由、そこでやりたい仕事を明確に伝える
  • 紀陽銀行の志望順位、他社の応募状況を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解すると同時に、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、紀陽銀行とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

紀陽銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

紀陽銀行の中途採用情報について【転職】

続いて紀陽銀行の転職面接について解説していきます。

はじめに紀陽銀行の中途採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種   

    紀陽銀行は転職の希望者を対象とした採用を行っています。

    職務内容は銀行業務全般で、正行員(マネジメントコース・スペシャリストコース)の募集です。

    大卒以上の人で、職務経験等は問いません。第2新卒者等も応募できます。

  2. 選考フロー

    履歴書、職務経歴書、自己PR送付→書類審査→面接→内定

  3. 面接

    面接では、求める人材にふさわしい人物かどうかを判断されます。「中途採用」では現職(前職)の仕事内容の深掘りもされると考えてください。

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    紀陽銀行は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように紀陽銀行は、「自律的に考え、学び、自身の行動を変えることができる」「周囲を巻き込み、現状を変えることができる」人を求めています。

    ここで、「自律的に考え、学び、自身の行動を変えることができる」「周囲を巻き込み、現状を変えることができる」とは、課題解決力と行動力を表しているのではないでしょうか。

    紀陽フィナンシャルグループは長期ビジョンにおいて、「お客さまとの価値共創と企業変革への挑戦を続け、人が未来を創造する地域金融グループとなる」と定めています。

    長期ビジョンのもと、2024年度からの第7次中期経営計画では、基本方針を「地域の金融リーディンググループとしての機能発揮による地元地域との価値共創」、コンセプトは『中小企業「取引」を起点としたビジネスモデルへの変革』とうたっています。

    これらを推進するためには、課題解決力と行動力のある人材が必要とされているのではないでしょうか。

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、業務目標達成に向けて課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。

    さらに職務を実行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    一方第二新卒者は、仕事の中で課題を見つけ、解決のために改善策を立案し、粘り強く遂行した経験があれば、それを加えてください。

    仕事の経験が乏しい場合は、学生時代に力を入れたことで困難だったこと、困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。

    最後に、紀陽銀行で活かせる、身につけた知識やスキルを語ってください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集業務に役立つことを伝えましょう。

    ■金融、銀行業務の知識を答えられるように準備する

    紀陽銀行の応募者で、銀行業界経験者は、金融業界や銀行業界の知識と担当業務の専門知識をどれだけ持っているか確認されることがあります。よってそれらの知識で、質問があれば答えられるようにしましょう。

    一方、銀行業界で働いた経験のない人や、第2新卒者は、金融や銀行業界の基礎知識を学んでおきましょう。

    直近のニュースで話題になった金融・銀行業界に関すること等もチェックしておくと良いでしょう。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ紀陽銀行を選ぶのか明確に伝える

    紀陽銀行の業務内容、紀陽フィナンシャルグループ経営理念・中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが紀陽銀行を選んだ志望動機になります。

    また、紀陽銀行と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    紀陽銀行を志望する人は、紀陽銀行と並行して関西圏の他の金融機関にも応募する人が多いことと思います。

    Uターン希望者は、和歌山県のみならず大阪府の有力企業も視野に入っているかも知れません。

    そのような競合先と比較し、なぜその紀陽銀行なのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    紀陽銀行や他の金融機関の営業店を訪問し、その違いを肌で感じることも有効です。

    ■紀陽銀行で希望するコースとその理由、そこでやりたい仕事を明確に伝える

    紀陽銀行は、マネジメントコースとスペシャリストコースを募集しています。

    中途採用の応募者は、そのコースに応募した理由と、そこでどのような仕事をやりたいか、なぜやりたいかを、きちんと説明する必要があります。

    応募者が希望するコースに応募した理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが紀陽銀行で活かせることだと思います。

    ですから、現職(前職)の職務内容と使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。

    一方、第二新卒の応募理由は、紀陽銀行で心機一転して銀行員としてスタートし、知識やスキルを身につけたいからでしょうか。

    この場合は、新卒入社と同じように営業店で銀行業務や融資業務の基礎を習得した後で、どのような仕事をやりたいのか伝えてください。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■「中途採用」の応募者は、面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、紀陽銀行の中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

紀陽銀行の面接を攻略するためには、まず銀行業界を取り巻く環境を理解することと、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。(金融機関に勤務の人はご存知のことと思いますが)

ブログ記事「【2025年】銀行業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、紀陽銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。

紀陽銀行の会社概要、紀陽フィナンシャルグループ経営理念・中期経営計画など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも紀陽銀行のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で紀陽銀行のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

紀陽銀行の面接攻略のまとめ【転職】

紀陽銀行に入行を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

紀陽銀行が採用したい人材は、「お客さまのために何事も全力で頑張れる」「自律的に考え、学び、自身の行動を変えることができる」「周囲を巻き込み、現状を変えることができる」人です。

面接は人物重視の視点から見られます。現職(前職)の仕事内容の深掘りもされます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 金融、銀行業務の知識を答えられるように準備する

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ紀陽銀行を選ぶのか明確に伝える
  • 紀陽銀行で希望するコースとその理由、そこでやりたい仕事を明確に伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 「中途採用」の応募者は、面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは銀行業界を取り巻く環境を理解すると同時に、銀行業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、紀陽銀行とはどのような銀行なのかを理解することも面接準備には必須です。

紀陽銀行の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

紀陽銀行を志望するときに知っておきたい社風

紀陽銀行を受けるにあたり、知っておきたい社風について以下に記します。

  • 営業店では、ミスがあれば皆でカバーする、ノルマは皆で協力しあうといった雰囲気があります。アットホームな雰囲気です。
  • 水曜日はノー残業、その他は18:30ごろには業務を終了するが、期末は遅くなります。
  • 休日のセミナーやイベント、飲み会の強制参加など、古い企業文化が未だ残っている部分もあります。
  • 産休・育休、時短勤務、有休取得など、女性は家庭と仕事の両立が比較的しやすい環境にあります。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

紀陽銀行の会社概要

ここからは紀陽銀行の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

  • 紀陽銀行は、1895年紀陽貯蓄銀行として設立されました。1945年に紀伊貯蓄銀行を合併します。

    2006年和歌山銀行と持株会社紀陽ホールディングスを設立し、同年和歌山銀行と合併します。2013年に紀陽ホールディングスと紀陽銀行が合併し、現在に至っています。

    紀陽フィナンシャルグループは、紀陽銀行を中核とする金融グループです。

  • 店舗数合計は112、そのうち和歌山県68、大阪府41、奈良県2、東京都1店舗を構えています。(2024年3月末)
  • 和歌山県の預金シェアは33.6%、貸出金シェアは45.2%と一位です。(2023年9月末)
  • 2024年3月期の経営数字は次の通りです。

    資本金は、800億96百万円です。

    従業員は、2,031名です。

    総預金残高は、4兆7,057億円です。

    貸出金残高は、3兆8,513億円です。

    業務粗利益は、428億円です。

    経常利益は、183億円です。

    連結当期純利益は、139億円です。

    自己資本比率は連結で12.77%と国内基準の4%を上回っています。

    日本格付研究所の格付けは「A+」、格付投資情報センターの格付けは「A」と安全性について高い評価がされています。(2024年10月)

面接で志望動機を語るさいは、地域密着経営と経営の安定性について取り上げても良いでしょう。

紀陽銀行の経営理念

ここからは紀陽フィナンシャルグループの経営理念・長期ビジョン・経営の基本姿勢、紀陽銀行の目指す銀行像を紹介します。

経営理念(紀陽フィナンシャルグループ)

地域社会の繁栄に貢献し、地域とともに歩む

堅実経営に徹し、たくましく着実な発展をめざす

長期ビジョン(紀陽フィナンシャルグループ)

お客さまとの価値共創と企業変革への挑戦を続け、人が未来を創造する地域金融グループとなる

〈長期ビジョンに込めた想い〉
お客さまとの価値共創
企業変革への挑戦
人が未来を創造

経営の基本姿勢(紀陽フィナンシャルグループ)

多様かつ高度な総合金融サービスのご提供

経営基盤の強化

地域活性化への貢献

目指す銀行像(紀陽銀行)

「銀行をこえる銀行へ」
~お客さまの期待や地域の壁をこえ、銀行という枠をこえることを目指します。

行動指針
「お客さまの期待をこえる」
「銀行という枠をこえる」
「地域の壁をこえる」

面接では「経営理念を知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。覚えておくと良いでしょう。

紀陽フィナンシャルグループの中期経営計画

紀陽フィナンシャルグループは第7次中期経営計画(2024年度~2026年度)を策定し、推進中です。その概要を紹介します。

  1. 長期的にめざすあるべき姿

    お客さまとの価値共創と企業変革への挑戦を続け、人が未来を創造する地域金融グループとなる

  2. 第7次中期経営計画
    • 基本方針

      地域の金融リーディンググループとしての機能発揮による地元地域との価値共創

    • コンセプト

      中小企業「取引」を起点としたビジネスモデルへの変革

    • 主要戦略

      ①営業戦略:営業体制の最適化

      事業性顧客への営業体制最適化、貸出金ポートフォリオ増強、コンサルティング強化、リテール営業体制

      ②グループ戦略:成長分野への戦略的投資

      戦略系グループ会社への経営資源傾斜配賦、新たな収益機会創出

      ③デジタルバンキング戦略:地域DXの推進

      デジタルバンキング充実、地域DX推進、組織横断的なDX推進

      ④サステナビリティ戦略:地域未来の創造

      サステナビリティ経営高度化、創業・スタートアップ支援

    • 目指す経営指標  

      ROE連結7%以上、親会社株主に帰属する当期純利益180億円以上、顧客向けサービス業務利益単体150億円以上、自己資本比率連結10-11%程度

面接で自己PRや志望動機を語るさいは、中期経営計画を理解しておくことが大切です。

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