【26卒/25年転職】面接官が教える「第一生命」の面接対策
4大生命保険会社の一角である第一生命に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?
(第一生命の正式社名は、第一生命保険株式会社ですが、本ブログでは略称の第一生命と呼びます。)
第一生命に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えば第一生命の面接では、求める人材をよく理解した上で、課題解決力や行動力、チームワーク力の中から自分の強みを選んでアピールすることが大切です。
一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ金融を選ぶのか、なぜ生命保険を選ぶのかについて的確に答えられなくてはいけません。
さらに競合他社と比べてなぜ第一生命なのかについても面接官が納得できるように答えられることが大切です。
これら以外にも第一生命の就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、第一生命の採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、第一生命の会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
第一生命の求める人材
第一生命はどのような人材を求めているのでしょうか。
就職や転職の面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで必要です。
あるいは、エントリーシートや職務経歴書の作成にも有効です。
新卒採用サイトにある「第一生命グループについて」には、「KEYWORD」に「社員に求める人財像」が載っています。また、「基幹職新卒採用サイト」の「人財育成」には、その詳細が載っています。
全社員に求める人財像
常にお客さま・マーケット視点を持ち、果敢に挑戦する
マーケット志向:お客さまや外部環境とともに常に変化する課題を見抜き、先んじて解決する
挑戦:失敗を恐れず、柔軟な発想、創造力と勇気を持って変革へ挑戦する
つながりを活かし、価値を想造する
つながり:組織・会社の枠組みに捉われず、互いに良い影響を与える
個性の尊重:互いを尊重し個性を高めながら成長し、価値を創造する
圧倒的な当事者意識を持つ
当事者意識:圧倒的な当事者意識と強い志を持って業務を完遂する
自律的な成長:自ら考え、動き、変化に対応しながら自己を高める
ここから第一生命が求める人材は次のような人です。
- 常にお客さま・マーケット視点を持ち、果敢に挑戦する
- つながりを活かし、価値を想造する
- 圧倒的な当事者意識を持つ
求める人材は、面接で自己PRをするときの参考としてぜひとも知っておいてください。
第一生命の新卒採用情報について【就活】
はじめに第一生命の新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
第一生命の募集職種は、基幹職、機関経営職、ライフプロフェッショナル職(総合営業職)の三つの職種です。
■基幹職
基幹職は、オープンコースの基幹総合職(G型・R型)、オープンコースの基幹業務職(A型)、スペシャリティコースの基幹総合職(G型・R型)があります。
- オープンコースの基幹総合職(G型・R型)は、将来の経営幹部候補やビジネスのプロフェッショナルとして幅広いキャリア形成が可能なコースです。
転居を伴う異動があるG型と転居を伴う異動がないR型があります。
- オープンコースの基幹業務職(A型)は、特定のビジネスフィールドにおけるスペシャリストとして専門性を磨きながらキャリア形成が可能なコースです。
原則として転居を伴う異動はありません。
- スペシャリティコースの基幹総合職(G型・R型)は、アクチュアリー、クオンツ・データサイエンティスト、IT・システム、建築・設計、ITデジタル、資産運用、海外、会計・税務、法務の各コースがあります。
転居を伴う異動があるG型と転居を伴う異動がないR型があります。
■機関経営職
機関経営職は営業オフィス経営のプロを目指す職種で、5年間の教育カリキュラムを経たのち、原則入社6年目、20代の若さでオフィス長として手腕を発揮していきます。
初任地は東京で、入社4年目以降全国配属となります。
■ライフプロフェッショナル職
ライフプロフェッショナル職は、企業や官公庁で働く顧客を対象に保険のスぺシャリストとして、顧客のライフプランに応じた生涯設計の提案を行う職種です。
原則転居を伴う異動はありません。
- オープンコースの基幹総合職(G型・R型)は、将来の経営幹部候補やビジネスのプロフェッショナルとして幅広いキャリア形成が可能なコースです。
- 選考フロー
■基幹職
エントリーシート提出およびWEB適性検査①→個別座談会「Career3rd」(複数回)→WEB適性検査②・テストセンター→個人面接(複数回)→内定
■機関経営職
エントリーシート提出→リクルーター面談→WEB適性検査①→面接→WEB適性検査②→面接(2回)→内定
■ライフプロフェッショナル職
エントリーシート提出→WEB適性検査→リクルーター面談→面接(複数回)→内定
- エントリーシート(25年卒)
■オープンコースの基幹総合職(G型・R型)
自己PRに関すること
- これまでの取組みの中で、最も自分らしさを表したと思える取組みについて2つ挙げ、それぞれの概要を記入してください。(各50文字以下)
- 上記の2つの取組みの中で、最も自分らしさを表したと思える取組みを1つ選び、具体的な行動について記入してください。(400文字以下)
- 自分らしさを表すキャッチフレーズを記入してください。(20文字以下)
志望動機に関すること
- 当社を志望した理由を記入してください。(300文字以下)
- 当社のビジネスフィールドの中で興味のある分野を2つ選択してください。
- 上記のビジネスフィールドを選択した理由を記入してください。(300文字以下)
■スペシャリティコースの基幹総合職(G型・R型)
自己PRに関すること
- これまでの取組みの中で、最も自分らしさを表したと思える取組みについて2つ挙げ、それぞれの概要を記入してください。(各50文字以下)
- 上記の2つの取組みの中で、最も自分らしさを表したと思える取組みを1つ選び、具体的な行動について記入してください。(400文字以下)
- 自分らしさを表すキャッチフレーズを記入してください。(20文字以下)
志望動機に関すること
- 当社を志望した理由を記入してください。(300文字以下)
- 「○○」を選択した方は、回答してください。○○に興味を持ったきっかけおよび○○としてどのような仕事をしたいかについて記入してください。(300文字以下) *「○○」は、アクチュアリー、クオンツ・データサイエンティスト、IT・システム、建築・設計
■機関経営職、オープンコースの基幹業務職(A型)
自己PRに関すること
- 学生時代に力を入れたことを3つ教えて下さい。(それぞれ50文字以下)
- 上記で選択した取組み内容について具体的に教えてください。さらに、その取組みの中での困難をどのように乗り越えたかも併せて教えて下さい。(400字以内)
志望動機に関すること
- あなたが就職活動において、大切にしている価値観とその理由について教えて下さい。(200文字以下)
■ライフプロフェッショナル職
自己PRに関すること
- あなたが学生時代に一番力を入れて取り組んだことを記入してください。(200文字以下)
志望動機に関すること
- 就職活動を行なう上で大事にしていることを記入してください。(200文字以下)
- 面接
面接では、学生時代に力を入れたことと、志望動機の深掘りがあります。
機関経営職とライフプロフェッショナル職は、ストレス耐性をみられます。
■基幹総合職
自己PRに関すること
- 幼少期はどのような子供でしたか
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(力を入れた理由、困難だったこと、それをどう乗り越えたか、学んだこと)
- ゼミの研究内容を説明してください(選んだ理由、研究を社会でどのように活かすか)
- クラブ活動を説明してください
- 今までにチャレンジ精神を発揮して挑戦した経験はありますか
- 学生時代に一番つらかったことは何ですか
- 強みと弱みは何ですか、強みをどのように仕事で生かしていきたいですか
- 大切にしている価値観はありますか
志望動機に関すること
- なぜ金融業界を志望しますか
- なぜ生命保険業界を志望しますか
- なぜ第一生命を志望しますか
- 他生保と比べたときの魅力は何ですか
- 4大生保のカラーの違いはどのようなものかわかりますか
- 入社後のやりたいことやキャリアビジョンは何ですか
- 希望部署に就けない場合はどうしますか
- 働く上での目標はありますか
- インターンシップの感想を教えてください
- 他社の応募状況と第一生命の志望度を教えてください
■スペシャリティコース
自己PRに関すること
- 研究内容を説明してください
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(はじめたきっかけ、困難だったところ、得られたこと、力を入れたことを通して感じた強みと弱み)
- なぜそのアルバイトをしましたか
- 苦手な人はどのようなタイプですか
志望動機に関すること
- なぜ金融業界に興味を持ちましたか
- なぜ生命保険業界を志望しますか
- 生保・信託・損保の違いは何だと思いますか
- なぜ第一生命を志望しますか
- なぜ〇〇コースを志望しますか
- 入社後のキャリアプランを教えてください
- これからの生命保険業界はどのようになると思いますか、それに対して第一生命は何をすべきと考えますか
- 他社の応募状況と第一生命の志望順位を教えてください
■機関経営職
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 自己PRしてください
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(どのように課題を見つけ、解決してきたのか、困難だったことと解決方法、学んだこと、その経験を入社後どのように生かしていくか)
- リーダーシップを発揮した経験はありますか
- チームを束ねる上で大切なことはなんだと思いますか
- 挫折経験はありますか
- 人からはどう思われていると思いますか
- 強みは何ですか
- ストレスに強いですか
- 好きな歴史上の人物は誰ですか
- 最近の気になるニュースは何ですか
志望動機に関すること
- なぜ生命保険業界を志望しますか
- なぜ第一生命を志望しますか
- なぜ機関経営職を志望しますか
- どのような機関経営職になりたいですか、キャリアプランは?
- 精神的に大変だが機関経営職をやる覚悟はありますか
- 機関経営職の業務内容を教えてください
- 機関経営職で最初の5年間何をしているのか教えてください
- 生保の営業のイメージを教えてください
- 営業職員の士気が下がっていることが見受けられた。その際にオフィス長としてどのようにアプローチしますか
- 営業で結果が出ない時には何が原因だと思いますか
- 信頼を築くために大事なことは何ですか
- 転勤は大丈夫ですか
- 基幹総合職と違うけれど大丈夫ですか
- 他社の応募状況と第一生命の志望順位を教えてください
■ライフプロフェッショナル職
自己PRに関すること
- 自己紹介と自己PRしてください
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(やりがい、困難だったこと、それをどう乗り越えたか、そこから学んだことは何ですか、学んだことをどう活かすか)
- チームとして何か貢献してきたことはありますか (意見が合わない人とはどのように接しているか、どのように貢献したか、工夫した点など)
- 一番の挫折経験は何ですか
- 長所と短所は何ですか(長所をどのように活かし、短所をどのように改善しているか)
- ストレスに強いですか
- 親は応募することについてどう思っていますか
- 最近の気になるニュースは何ですか
志望動機に関すること
- 就活の軸は何ですか
- なぜ保険業界を志望しますか
- なぜ第一生命を志望しますか
- 他の生保と比べての印象を教えてください
- なぜライフプロフェッショナル職を志望しますか
- ライフプロフェッショナル職のイメージを教えてください
- 10年後どのような社会人になっていたいですか
- 営業は大変だが、乗り越えていけますか
- 営業所の見学をしたことはありますか
- 自分からお客様を探すことに抵抗はないですか
- 他社の選考状況と第一生命の志望度を教えてください
- 採用人数
19年度入社実績 206名【基幹総合職(G型・R型)】
20年度入社実績 198名【基幹総合職(G型・R型)】
21年度入社実績 120名【基幹総合職(G型・R型)機関業務職A型】
22年度入社実績 120名【基幹総合職(G型・R型)機関業務職A型】
23年度入社実績 120名【基幹総合職(G型・R型)機関業務職A型】
24年度入社実績 非公開
25年度入社計画 100~200名
- 24年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
東京大7、京都大2、北海道大1、東北大1、名古屋大3、大阪大3、九州大3、東京工業大2、一橋大2、筑波大1、千葉大4、都立大2、横浜国大2、横浜市大1、金沢大1、大阪公立大3、神戸大4、岡山大1、広島大1、他
私立大:
早稲田大12、慶応大12、上智大1、明治大9、青山学院大6、立教大8、中央大10、法政大5、学習院大4、成蹊大4、成城大2、明治学院大2、日本大10、東洋大7、駒沢大6、専修大1、東海大2、東京理科大4、東京女子大3、日本女子大3、津田塾大1、大妻女子大1、共立女子大1、昭和女子大2、神奈川大2、愛知大1、中京大1、南山大8、名城大1、同志社大12、立命館大11、関西大3、関西学院大9、龍谷大2、近畿大1、摂南大1、桃山学院大1、甲南大2、武庫川女子大2、西南学院大8、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2024年9月1日号)参照
- 学歴フィルター
第一生命は難関大学から中堅私立大学クラスまで採用しています。筆記テストを通過すれば、道は拓けます。
面接攻略の考え方【就活】
面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
第一生命の求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。
上記の求める人材にあるように、第一生命は、「常にお客さま・マーケット視点を持ち、果敢に挑戦する」「つながりを活かし、価値を想造する」「圧倒的な当事者意識を持つ」人を求めています。
これらの内容についてその詳細は「求める人財像」に記載されています。
それを参考にすると、「常にお客さま・マーケット視点を持ち、果敢に挑戦する」は、課題解決力と行動力を表しています。
また、「圧倒的な当事者意識を持つ」は、行動力を表しています。
さらに、「つながりを活かし、価値を想造する」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。
以上の三つの能力を第一生命は求めています。
これらは、「このような人材になってもらいたい」との理想の姿と考えましょう。
学生がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。
課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。
行動力なら、課題の解決に向けて周囲に働きかけながら粘り強く取り組めるということです。
チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。
力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。
そこで自分が身につけたことを伝えられるとなお良いです。
但し、第一生命は採用するすべての人に課題解決力や行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接においてその能力を上手に説明してください。
■相手のことを考え、誠実に行動できることを説明する
第一生命グループは、グループ企業行動規範のなかで、「誠実・高潔・公平な行動:私たちは、お客さまとの信頼関係の構築に向け、常に誠実さ、インテグリティ(高潔性)、公平性を持って業務を遂行します」とうたっています。
生命保険の商品やサービスは各社ごとに様々な特徴があるものの、顧客にとってその違いはわかりにくい部分があります。
ですから、社員は商品やサービスを売る以前に、顧客との信頼関係をいかに構築することができるかが非常に重要です。
信頼関係を築くために大切なことは、誠実であることです。
これが、顧客一人ひとりと誠実に向き合うことを「グループ企業行動規範」に含める理由と考えます。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、関係する人達に誠実に対応したことがわかるような説明を行ってください。
■理系応募者は論理的思考力、数理能力をアピールする
基幹総合職(G型・R型)のスペシャリティコースのうち、アクチュアリー、クオンツ・データサイエンティスト、IT・システム、建築・設計、ITデジタルは、理系応募者が活躍できるコースです。
理系学生が研究した専門分野の知識、能力をそのまま発揮して働けることは少ないと思われますが、研究で得た論理的思考力、数理能力はそれらの専門的な仕事で役に立ちます。
よってそのことをアピールしてください。
■機関経営職とライフプロフェッショナル職は、ストレスに強いことをアピールする
機関経営職とライフプロフェッショナル職応募の面接では、「ストレスに強いですか」とか、「営業は大変だが大丈夫ですか」のような営業を頑張っていけるかとの質問が繰り返しなされます。
ストレス耐性があることをこれまでの経験から例を挙げて説明できるように準備してください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ金融なのか、その中でなぜ生命保険会社を選ぶのか明確に伝える
メーカーや商社ではなく、なぜ金融業を志望するか、金融業のなかで銀行や損害保険会社ではなく、なぜ生命保険会社を選ぶのかその理由を説明できるようにしてください。
生命保険とは何か、生命保険業界を取り巻く環境や、生命保険業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2025年】保険業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
生命保険会社について業務の理解を深めていき、魅力を語ってください。
■なぜ第一生命を選ぶのか明確に伝える
第一生命の経営理念、事業内容、グループ経営戦略などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが第一生命を選んだ志望動機になります。
また、第一生命と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
第一生命を志望する学生は、保険業界に興味がある人だと思います。
ですから、第一生命の応募者は、日本生命や明治安田生命、住友生命などの生命保険会社と同時に、東京海上日動、三井住友海上といった損害保険会社などとかけもち応募する学生が多数を占めると思われます。
たとえ第一生命が第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜ第一生命なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
■第一生命でなぜその職種、コースを希望するのか、そこでやりたいことを明確に伝える
第一生命は、職種別コース別の募集となっています。
なので、なぜその職種・コースを希望するのか、そこでやりたいこととその理由を的確に説明できることが必要です。
あわせて、やりたいことで活かせる能力やスキルがあればそれを伝えましょう。
第一生命で、注目している商品やサービスとその注目理由も話せるようにしておくと、好印象です。
■他社の応募状況と志望順位を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、生命保険業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、4大生保に応募中ならそれを答えてください。
生命保険以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。
この場合まったくの異業種に応募している場合は、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。
以上、第一生命の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
面接を攻略するためには、まずは生命保険業界を取り巻く環境を理解することと、生命保険業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】保険業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、第一生命とはどのような生命保険会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
第一生命の会社情報、経営理念、グループ経営戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも、第一生命のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で第一生命の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
第一生命の面接攻略のまとめ【就活】
日本の4大生保の一角を占める第一生命に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
第一生命が採用したい人材は、「常にお客さま・マーケット視点を持ち、果敢に挑戦する」 「つながりを活かし、価値を想造する」「圧倒的な当事者意識を持つ」人です。
面接では、学生時代に力を入れたことと、志望動機の深掘りがあります。
面接で自己PRするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
- 相手のことを考え、誠実に行動できることを説明する
- 理系応募者は論理的思考力、数理能力をアピールする
- 機関経営職とライフプロフェッショナル職は、ストレスに強いことをアピールする
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ金融なのか、その中でなぜ生命保険会社を選ぶのか明確に伝える
- なぜ第一生命を選ぶのか明確に伝える
- 第一生命でなぜその職種、コースを希望するのか、そこでやりたいことを明確に伝える
- 他社の応募状況と志望順位を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは生命保険業界を取り巻く環境を理解することと、生命保険業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、第一生命とはどのような会社なのかを理解することも、面接準備には必須です。
第一生命の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
第一生命の中途採用情報について【転職】
続いて第一生命の転職面接について説明します。
はじめに第一生命の中途採用情報について以下に記します。
- 募集職種
第一生命は、転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。
第一生命の中途採用は、基幹総合職・基幹業務職A型、ライフプロフェッショナル職(総合営業職)、医師の募集を行っています。
その他、生涯設計デザイナー、基幹業務職(B型)・レギュラースタッフの募集も行っています。
ですが、その時々で募集を中止していることもありますので、現時点でどのような職種を募集しているかは第一生命の採用情報にある中途採用情報をご覧ください。
- 選考フロー
基幹総合職・基幹業務職A型
WEBエントリー→メールで必要書類案内→応募書類送付→面接→内定
ライフプロフェッショナル職
各拠点のリクルート担当に直接応募の連絡となります。
医師
医務総務グループにEメールにて問い合わせください。
- 面接
面接では、現職(前職)の業務内容の深掘り、第一生命の志望動機、現職(前職)の退職理由を中心に質問がなされます。
自己PRに関すること
- 現職(前職)の仕事を説明してください
- 営業ノルマを達成した経験を教えてください
志望動機に関すること
- なぜ生保に転職しようと思いましたか
- なぜ第一生命を志望しますか
- 営業はきついけれど大丈夫ですか
退職理由に関すること
- 現職(前職)を退職する理由は何ですか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
第一生命の求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。
上記の求める人材にあるように、第一生命は、「常にお客さま・マーケット視点を持ち、果敢に挑戦する」「つながりを活かし、価値を想造する」「圧倒的な当事者意識を持つ」人を求めています。
これらの内容についてその詳細は「求める人財像」に記載されています。
それを参考にすると、「常にお客さま・マーケット視点を持ち、果敢に挑戦する」は、課題解決力と行動力を表しています。
また、「圧倒的な当事者意識を持つ」は、行動力を表しています。
さらに、「つながりを活かし、価値を想造する」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。
以上の三つの能力を第一生命は求めています。
これら三つの能力のうち、中途採用は即戦力を求めているので、仕事のアウトプットに直結する課題解決力と行動力をアピールすることが有効です。
(チームワーク力について質問された場合には、その力もあることを、例をあげて答えられるようにしておいてください。)
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、業務目標達成に向けて課題を見つけ、解決のためにこれまでの考えにとらわれない新しい対策を立案し、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験があれば、それを加えてください。
さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。
最後に、第一生命で活かせる、身につけた知識やスキルを語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えましょう。
■相手のことを考え、誠実に行動できることを説明する
第一生命グループは、グループ企業行動規範のなかで、「誠実・高潔・公平な行動:私たちは、お客さまとの信頼関係の構築に向け、常に誠実さ、インテグリティ(高潔性)、公平性を持って業務を遂行します」とうたっています。
生命保険の商品やサービスは各社ごとに様々な特徴があるものの、顧客にとってその違いはわかりにくい部分があります。
ですから、社員は商品やサービスを売る以前に、顧客との信頼関係をいかに構築することができるかが非常に重要です。
信頼関係を築くために大切なことは、誠実であることです。
面接では、現職(前職)の職務内容を説明する中で、顧客や同僚など関係する人達に誠実に対応したことがわかるような説明を行ってください。
第二新卒者は、学生時代に力を入れたことの中で、関係する人達に誠実に対応したことがわかるような説明でもかまいません。
■生命保険と応募職種の知識を答えられるように準備する
第一生命の転職面接では、生命保険と応募職種の知識をどれだけ持っているか確認されるかもしれません。
応募職種の経験者のうち、生命保険業界の経験者は、生命保険の知識や応募職種の専門的な知識について、未経験者は、生命保険の基礎的な知識と応募職種の専門的な知識について質問があれば答えられるように準備しましょう。
一方、応募職種の未経験者は、生命保険と応募職種の基礎的な知識について質問があれば答えられるように準備しましょう。
生命保険業界に関する直近のニュースもチェックしておきましょう。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ第一生命を選ぶのか明確に伝える
第一生命の経営理念、事業内容、グループ経営戦略などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが第一生命を選んだ志望動機になります。
また、第一生命と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
第一生命に中途採用で入社を志望する応募者は、生命保険に興味があり、他の生命保険会社にも応募する人もいるかと思います。
たとえ第一生命が第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜ第一生命なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
■第一生命でなぜその職種を希望するのか、そこでやりたいことを明確に伝える
応募する職種を希望する理由、そこでやりたいことと、なぜやりたいかをしっかりと説明できなければなりません。
中途採用の応募者が応募職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験、能力、スキルが第一生命で活かせることです。
そのことについて、現職(前職)の職務内容をわかりやすく説明することで、それらが活かせて、貢献できることを伝えてください。
第二新卒者は、自分の持つ能力、スキルが第一生命で活かせることを説明してください。
応募する職種の分野によっては、注目している第一生命の商品やサービスと、なぜ注目しているか、その理由も話せるようにしておくとよいでしょう。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、第一生命の中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
転職の面接を攻略するためには、まずは生命保険業界を取り巻く環境を理解することと、生命保険業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】保険業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、第一生命とはどのような会社なのか、を理解することも転職の面接準備には必須です。
第一生命の会社情報、経営理念、グループ経営戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも第一生命のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われる第一生命の基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。
第一生命の面接攻略のまとめ【転職】
第一生命に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
第一生命が採用したい人材は、「常にお客さま・マーケット視点を持ち、果敢に挑戦する」 「つながりを活かし、価値を想造する」「圧倒的な当事者意識を持つ」人です。
面接では、現職(前職)の業務内容の深掘り、第一生命の志望動機、現職(前職)の退職理由を中心に質問がなされます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中から探してアピールする
- 相手のことを考え、誠実に行動できることを説明する
- 生命保険と応募職種の知識を答えられるように準備する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ第一生命を選ぶのか明確に伝える
- 第一生命でなぜその職種を希望するのか、そこでやりたいことを明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
転職の面接を攻略するためには、まずは生命保険業界を取り巻く環境を理解することと、生命保険業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、第一生命とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
第一生命の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
第一生命を志望するときに知っておきたい社風
第一生命を受けるにあたり、知っておきたい社風について以下に記します。
- 顧客の個人情報を扱う会社なのでその取り扱いは厳しく、机上に何か置いて外出する事が禁止されています。
- 土日祝日は休日ですが、顧客とのアポイントがあれば、休日勤務となり、別の日に休みます。
- コロナウイルス対策により、営業職員はすべて在宅勤務になりましたが、給与保証もありました。
- 特に営業は女性が多いため産休・育休が取れる環境にあります。管理職登用も多いです。
面接で語る志望動機を作る際には、このような社風をよく知っていることが大切です。
第一生命の会社概要
ここからは、第一生命の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- 第一生命は1902年に日本初の相互会社として矢野恒太翁が設立しました。
2010年に会社の形態を相互会社から株式会社に転換しました。
2016年には持株会社制に移行し第一生命ホールディングスを設立し、第一生命は第一生命ホールディングスの子会社となっています。
- 支社90、営業オフィス等1,085の営業拠点を構えています。(2024年4月)
- 経営の健全性を表す指標として、ソルベンシー・マージン比率が865.0%、実質純資産額が6兆6,258億円、含み益が3兆2,131億円です。(2024年3月末)
- 第一生命の2024年3月期の決算数字は次の通りです。
資本金は、600億円です。
従業員数は、47,036人です。
保険料等収入は、2兆2,898億円です。
保険料等支払金は、2兆5,604億円です。
経常収益は、4兆0,870億円です。
経常利益は、3,913億円です。
当期純利益は、2,038億円です。
第一生命の格付けについて、S & Pは「A+」、ムーディズは、「A1」、格付投資情報センターは、「AA」、日本格付研究所(JCR)は、「AA」と高い評価を得ています。(2024年10月)
面接では、例えば「第一生命のソルベンシー・マージン比率を知っていますか」のような質問をされることも想定しておきましょう。
第一生命の経営理念
第一生命の経営理念を紹介します。
ブランドメッセージ 私たちを象徴するメッセージ
一生涯のパートナー
「お客さま第一主義」
パーパス 私たちの、社会における存在意義
共に歩み、未来をひらく
多様な幸せと希望に満ちた世界へ
バリューズ 私たちが大切にする価値観
いちばん、人を考える
まっすぐに、最良を追求する
まっさきに、変革を実現する
面接では、「ブランドメッセージを知っていますか」と質問されるかもしれません。覚えておくと良いでしょう。
第一生命グループの経営戦略
第一生命グループは、中期経営計画(2024~2026年度)を策定し推進中ですが、その概要について紹介します。
- 第一生命グループの2030年に目指す姿
「お客さま満足度」、「従業員満足度」、「商品・サービスの革新性」、「企業価値」の4つの領域で国内No.1となり、「グローバルトップティアに伍する保険グループ」「保険業の未来を先導する存在」
- グループ企業理念の改定とコア・マテリアリティの設定
第一生命グループが目指したい姿を具現化し、グループ一丸となって進む指針とすべく、グループ企業理念を改定して「グループパーパス」と「バリューズ」を制定
制定したパーパスを基点に、2030年に目指す姿を実現していくためにグループが優先的に取り組んでいく重要課題を「コア・マテリアリティ」として新たに策定
「コア・マテリアリティ」は、社会的価値の創造として、①ビジネスでは、すべての世代を支える金融サービスの提供、②人・社会では、一人ひとりのWell-beingと健全な社会への貢献、③地球環境では、気候変動を中心とした環境課題への戦略的対応。④経営基盤では、経営基盤の強化と社員・多様なステークホルダーとの積極的な向き合い、とする
- 中期経営計画
- 2026年度に実現したい姿
①資本コストを安定的に上回る資本効率の実現
②保険サービス業への変革に向けた基盤構築
③グループ修正利益4,000億円
④2023年度始時点の時価総額(3兆円)からの倍増
- 事業戦略と財務・資本戦略、経営基盤の強化
5つの事業戦略と、財務・資本戦略、経営基盤の強化を有機的に循環させ、2026年度に目指す姿を実現
5つの事業戦略は、①国内保険事業戦略、②海外保険事業戦略、③IT・デジタル戦略、④資産形成・承継、アセマネ事業戦略、⑤非保険領域の新規事業
- 2026年度に実現したい姿
面接で自己PRや志望動機を語るさいは、第一生命の経営戦略を知っておくことが大切です。