【26卒/25年転職】面接官が教える「トヨタバッテリー」の面接対策
エコカー用電池の生産で世界シェアNO.1のトヨタバッテリー(旧プライムアースEVエナジー)に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。
応募者はどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
トヨタバッテリーに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい、面接に関しての情報やノウハウというものがあります。
トヨタバッテリーの面接では、求める人材をよく理解した上で、課題解決力と行動力、チームワーク力の中から自分の強みを選んでアピールすることが大切です。
技術系で応募の場合、就活生は研究内容を、転職希望者は技術力を詳しく説明することが求められます。
一方、面接で志望動機を語るためには、なぜトヨタバッテリーなのか的確に答えられなくてはいけません。
これら以外にもトヨタバッテリーの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、トヨタバッテリーの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについて、その対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、トヨタバッテリーの会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
トヨタバッテリーの求める人材
トヨタバッテリーはどのような人材を求めているのでしょうか。
面接では自己PRをするにあたり、企業の求める人材をよく理解しておくことが必要です。
ホームページに掲載されていた2025年卒の新卒採用情報には「求める人物像」が記載されていましたが、その内容について概要を紹介します。
- 業界を取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、世界中で新しい技術が誕生し、次世代のスタンダードを競い合っています。
このような環境下では、スピード感を持って仕事に取り組むことが大変重要となります。
- カギとなるのは、仕事に対する前向きな姿勢とコミュニケーション能力です。
前例のない課題や答えの見えない課題に対して前向きに取り組み、周囲の人を巻き込みながら課題の解決を図っていくことが求められます。
- 仕事を進める際に常に念頭に置く4つのキーワードがあります。
4つのキーワードとは、「お客様重視」「品質第一」「プロセス重視」「チームワークの発揮」です。キーワードの源泉は好奇心です。
4つのキーワードを実践していくにあたって必要なのは、“仕事に対する前向きな姿勢”と“好奇心”です。
“仕事に対する前向きな姿勢”とは、困難な目標を達成するためにはどうしたら良いか?という常に物事をポジティブに捉え前進する力です。
“好奇心”とは、「お客様の求めるモノを知る好奇心」「仕事の品質やプロセスにこだわる好奇心」「チームワークの発揮において、メンバーに対する関心」のことです。
- このように、自分の関わるヒト・モノ・事象等、あらゆる未知なるモノに関心を抱き、追求していく“好奇心”を持ち、「4つのキーワード」に則り前向きに仕事を進めていくことができる人材が、求める人材像です。
以上から、次のような人材を求めていることがわかります。
- 困難な課題に対して前向きに取り組み、周囲の人を巻き込みながら解決を図っていく人
- 仕事を進めていくうえで、「お客様重視」「品質第一」「プロセス重視」「チームワークの発揮」ができる人
求める人材は、面接で自己PRをするときの参考としてぜひとも知っておいてください。
また、過去の内定者の特徴がホームページの募集要項に紹介されていますので、参考のために載せます。
- 難易度の高い課題に対して、あきらめずに地道な努力ができる人
- コミュニケーション能力がある人
- 行動力がある人
- 意欲や向上心を持って業務に取り組むことができる人
- 協調性がある人
トヨタバッテリーの新卒採用情報について【就活】
はじめにトヨタバッテリーの新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
トヨタバッテリーは、技術系総合職と事務系総合職を募集しています。
配属は、内定した人の希望を踏まえ、各職場からのニーズを元に決定します。
- 選考フロー
WEBエントリー→会社説明会→適性検査・エントリーシート→面接(3回)→内々定
- エントリーシート(24年卒)
自己PRに関すること
- 自己PRをご記入ください。(400文字以内)
- 学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容をご記入ください。(400文字以内)
- この1年で新たに興味をもったトピックスについて教えてください。出来事・情報・モノなどのジャンルは構いません。(400文字以内)
- これまでに直面した困難や挫折の経験と、その際にどのようにして乗り越え、何を学んだかについて教えてください(400文字以内)
- 自分自身を「モノ」に例えると何になるかを教えてください(動物や乗り物、家電、食べ物、服などジャンルは問いません)(400文字以内)
志望動機に関すること
- 当社を志望する動機を教えてください。(400文字以内)
- 希望する職種を教えてください。※最大3つまで選択いただけます
- 面接
面接では学生時代に一番頑張ったことと、技術系は研究内容を深掘りされます。
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 自己PRしてください
- 大学を選んだ理由は何ですか
- 大学院に進学した理由は何ですか
- 学生時代に一番力を入れたことは何ですか
- 学生時代に力を入れたことは何ですか
- 研究内容を説明してください
- 大学院に進学しない理由は何ですか
- 自分をどのように評価していますか
- 長所と短所は何ですか
- ストレス耐性はありますか
- 今までの人生で挫折経験はありますか
- 周りからどのような性格と言われますか
- 自分をものに例えると何ですか
志望動機に関すること
- 就活の軸は何ですか
- トヨタバッテリーの志望理由を教えてください
- 希望する職種とそこでやりたい仕事を教えてください
- なぜ研究を使える会社を志望しないのですか
- 生産管理として働いたとき計画がうまくいかなかったときにどのように対応しますか
- 転勤は大丈夫ですか
- 他社の選考状況とトヨタバッテリーの志望順位を教えてください
- 採用人数
19年度入社実績 38名
20年度入社実績 37名
21年度採用実績 35名
22年度入社実績 14名
23年度入社計画 20~30名程度
24年度入社計画 20~30名程度
25年度入社計画 30~40名程度
- 採用実績校
国公立大学:
北海道大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、筑波大学、千葉大学、電気通信大学、東京大学、東京工業大学、東京農工大学、横浜国立大学、山梨大学、信州大学、金沢大学、福井大学、新潟大学、静岡大学、静岡県立大学、愛知県立大学、豊橋技術科学大学、名古屋大学、名古屋工業大学、名古屋市立大学、岐阜大学、三重大学、和歌山大学、京都大学、滋賀県立大学、大阪大学、大阪府立大学、大阪市立大学、奈良女子大学、神戸大学、兵庫県立大学、広島大学、県立広島大学、島根大学、山口大学、高知工科大学、九州大学
私立大学:
東北学院大学、青山学院大学、慶應義塾大学、上智大学、成蹊大学、中央大学、東京電機大学、東京理科大学、日本大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学、神奈川大学、静岡理工科大学、愛知大学、名古屋外国語大学、名城大学、南山大学、同志社大学、立命館大学、関西大学、関西外国語大学
- 学歴フィルター
トヨタバッテリーに学歴フィルターはありません。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
トヨタバッテリーの求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。
上記の求める人材にあるように、トヨタバッテリーは、「困難な課題に対して前向きに取り組み、周囲の人を巻き込みながら解決を図っていく」『仕事を進めていくうえで、「お客様重視」「品質第一」「プロセス重視」「チームワークの発揮」ができる』人を求めています。
ここで、「困難な課題に対して前向きに取り組み、周囲の人を巻き込みながら解決を図っていく」『仕事を進めていくうえで、「お客様重視」「品質第一」「プロセス重視」」』は、課題解決力と行動力を表しています。
また、『仕事を進めていくうえで、「チームワークの発揮」ができる』は、チームワーク力を表しています。
プライムアースEVエナジーは、2024年10月1日に社名をトヨタバッテリーに社名を変更し、トヨタ自動車の完全子会社となりました。トヨタ自動車が進めるマルチパスウェイ戦略にバッテリー事業で貢献する位置づけとなります。
このような環境下、課題解決力と行動力、チームワーク力のある人材を求めているのではないでしょうか。
これらは、「このような人材になってもらいたい」との理想の姿と考えましょう。学生がこれら三つの能力を持っているとアピールする必要はありません。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。
課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。
行動力なら、課題の解決に向けて周囲に働きかけながら粘り強く取り組めるということです。
チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。
力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。
そこで自分が身につけたことを伝えられるとなお良いです。
但し、トヨタバッテリーは採用するすべての人に課題解決力と行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■技術系応募者は研究内容を語る
トヨタバッテリーは、これまでのHEV 用電池に加え、BEV・PHEV用電池も含めて生産する予定であり、次世代かつ多様なバッテリーへの取り組みを通じて新しい価値を創造し、社会の役に立てる企業になることを考えています。
このため技術系応募者は、これらに対応する材料開発、電池構造設計、電池評価、パック設計、制御システム開発、電池パック評価、生産技術、品質管理、プラントエンジニアリング、営業・情報システム などの職種を担当します。
このような職種に十分対応できる能力やスキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。
技術系応募者は、面接において研究内容の説明を深掘りされることを想定してください。
具体的には、研究の課題と課題解決の手法をあげ、解決に困難だった点について自分自身の工夫と成果が説明できるようにしてください。
課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。
一方、トヨタバッテリーの技術的な仕事で直接使える研究をしていなくても応募を希望する学生がいると思います。
その場合は面接で、論理的思考力のような潜在的な能力をアピールしてください。
- 面接時の志望動機を語るヒント
■就活の軸は何か明確に伝える
就活の軸とは「仕事を選ぶときの基準(こだわり)」です。
自分がなぜ、その仕事をやりたいかについての明確な基準(こだわり)ということです。
トヨタバッテリーや、その他の応募する業界・会社を選んだ基準について共通するものを探し出してください。
面接でその基準(こだわり)を面接官が納得できるように説明できることが大切です。
■なぜトヨタバッテリーを選ぶのか明確に伝える
トヨタバッテリーの企業理念、事業内容などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることがトヨタバッテリーを選んだ志望動機になります。
また、トヨタバッテリーと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
後述する会社概要にもある通りトヨタバッテリーはトヨタ自動車の完全子会社です。
ですから、トヨタバッテリーに応募する学生は、同じトヨタ系のプライムプラネットエナジー&ソリューションズ、トヨタ紡織やトヨタ車体などにも興味がある人が多いと思います。
加えて地元出身者は、地元企業であるヤマハ発動機、浜松ホトニクスなどの企業にも並行して応募するかも知れません。
たとえトヨタバッテリーが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜトヨタバッテリーなのかを質問されたとき、的確に答えることが求められます。
そのためには、トヨタバッテリーと競合他社のホームページをしっかり読んでその特徴を知っておいてください。
できるなら、トヨタバッテリーの電池が搭載されているトヨタ車の乗り心地を知っておくことも有効です。
■希望する職種と理由、そこでやりたい仕事を明確に伝える
トヨタバッテリーの新卒採用の配属は、内定者の希望を踏まえ、各職場からのニーズを元に決定します。内定者の希望は、各職場について理解を深める機会を設けた上で確認するようになっています。
ですが、面接では希望する職種とその理由、及びその職種でやりたい仕事となぜやりたいか、についてきちんと説明できるようにしてください。
さらにやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。特に技術系応募者は、研究で身につけたものを伝えられることが大切です。
希望する仕事で注目している製品やサービス、技術とその注目理由も話せるようにしておくと、好印象です。
■他社の応募状況を答えられるようにする
他社の応募状況を聞かれたら、トヨタバッテリーと同じ自動車部品メーカーや電池メーカーならば、自動車(部品)業界とか電池業界志望と答えてください。
他社名を教えてほしいと聞かれたら、トヨタバッテリーと同等あるいはそれ以上の大手企業に応募中ならそれを答えてください。
自動車(部品)、電池以外の業界なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。
この場合まったくの異業種であるので、なぜその業種に応募したのか答えられるようにしてください。
以上、トヨタバッテリーの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
トヨタバッテリーはトヨタ自動車の子会社であり、ハイブリッド車用バッテリーで世界シェアナンバーワンの会社です。
自動車用電池メーカーであり、自動車部品メーカーといえます。
面接を攻略するためにはまず自動車部品業界を取り巻く環境を理解することと、自動車部品業界で働いたときの仕事の内容を理解しておくことが役に立ちます。
ブログ記事「【2025年】自動車業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、トヨタバッテリーとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
トヨタバッテリーの企業理念、事業内容など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもトヨタバッテリーのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるトヨタバッテリーの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでください。
トヨタバッテリーの面接攻略のまとめ【就活】
トヨタバッテリーに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
トヨタバッテリーが採用したい人材は次のような人です。
- 困難な課題に対して前向きに取り組み、周囲の人を巻き込みながら解決を図っていく人
- 仕事を進めていくうえで、「お客様重視」「品質第一」「プロセス重視」「チームワークの発揮」ができる人
面接では学生時代に一番頑張ったことと、技術系は研究内容を深掘りされます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
- 技術系応募者は研究内容を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 就活の軸は何か明確に伝える
- なぜトヨタバッテリーを選ぶのか明確に伝える
- 希望する職種と理由、そこでやりたい仕事を明確に伝える
- 他社の応募状況を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まず自動車部品業界を取り巻く環境を理解することと同時に、自動車部品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、トヨタバッテリーとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
トヨタバッテリーの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
トヨタバッテリーの中途採用情報について【転職】
続いてトヨタバッテリーの転職面接について解説していきます。
はじめにトヨタバッテリーのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集職種
トヨタバッテリーは転職の希望者を対象とした事務系総合職、技術系総合職の中途採用を積極的に行っています。
社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。
具体的な募集職種はその時々で変わります。
現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、トヨタバッテリーのホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。
ちなみに2024年10月現在、35件の募集があります。
- 選考フロー
WEB応募又は郵送→書類選考→一次面接→最終面接→内定
- 履歴書、職務経歴書の提出が必要です。
- 応募から内定まで1~2か月程度かかります。
- 面接
キャリア採用の面接は2回行われ、現職(前職)の職務内容(研究内容)の深掘りがなされることが想定されます。
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 現職(前職)の職務内容を説明してください
- ストレス耐性はありますか
- QC7つ道具は使用できますか(品質関係に応募の場合)
志望動機に関すること
- トヨタバッテリーの志望理由を教えてください
- なぜその職種に応募したかとそこでやりたい仕事を教えてください
- 転勤は大丈夫ですか
退職理由に関すること
- なぜ現職(前職)を退職するのですか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
トヨタバッテリーの求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。
上記の求める人材にあるように、トヨタバッテリーは、「困難な課題に対して前向きに取り組み、周囲の人を巻き込みながら解決を図っていく」『仕事を進めていくうえで、「お客様重視」「品質第一」「プロセス重視」「チームワークの発揮」ができる』人を求めています。
ここで、「困難な課題に対して前向きに取り組み、周囲の人を巻き込みながら解決を図っていく」『仕事を進めていくうえで、「お客様重視」「品質第一」「プロセス重視」」』は、課題解決力と行動力を表しています。
また、『仕事を進めていくうえで、「チームワークの発揮」ができる』は、チームワーク力を表しています。
プライムアースEVエナジーは、2024年10月1日に社名をトヨタバッテリーに社名を変更し、トヨタ自動車の完全子会社となりました。トヨタ自動車が進めるマルチパスウェイ戦略にバッテリー事業で貢献する位置づけとなります。
このような環境下、課題解決力と行動力、チームワーク力のある人材を求めているのではないでしょうか。
これら三つの能力のうち、中途採用は即戦力を求めているので、仕事のアウトプットに直結する課題解決力と行動力をアピールすることが有効です。
(チームワーク力について質問された場合には、その力もあることを、例をあげて答えられるようにしておいてください。)
転職の面接では、現職(前職)において、履歴書や職務経歴書だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、目標達成に向けて課題を見つけ、課題解決のために自らが立てた対策と関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。
さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。
トヨタバッテリーで活かせる、身につけた知識やスキルも語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えましょう。
■技術系応募者は技術力を語る
技術系応募者は、まず募集職種の職務内容を理解してください。
そして、それらに十分対応できる経験や能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。
技術系応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を相当詳しく求められます。
職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果を的確に説明することで持っている技術力をアピールしましょう。
成果を出すためのノウハウが、トヨタバッテリーでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
直接そのような職務を経験していない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールしましょう。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ、トヨタバッテリーを選ぶのか明確に伝える
トヨタバッテリーの企業理念、事業内容などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることがトヨタバッテリーを選んだ志望動機になります。
また、トヨタバッテリーと同時に応募する他社のホームページをしっかり読んで、その違いを知っておいてください。
後述する会社概要にもある通り、トヨタバッテリーはトヨタ自動車の完全子会社です。
ですから、トヨタバッテリーに応募する人は、トヨタ系他社や、地元有力企業と並行して応募する人も多いと思います。
たとえトヨタバッテリーが第一志望でなくても、同時に応募する他社と比較してなぜトヨタバッテリーなのかを質問されたとき、的確に答えることが求められます。
■なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える
事務系、技術系を問わず、なぜその職種に応募したのか、そこでやりたい仕事とその理由をしっかりと説明する必要があります。
中途採用の応募者は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルがトヨタバッテリーで活かせるということに魅力を感じているのではないでしょうか。
それについては、現職(前職)の職務内容をわかりやすく説明することで、自分の経験や能力、スキルがトヨタバッテリーで活かせて、貢献できることを伝えてください。
応募職種の分野で注目しているトヨタバッテリーの製品や技術と、なぜ注目しているかも話せるようにしておくとよいでしょう。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、トヨタバッテリーの中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は2回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
トヨタバッテリーはトヨタ自動車の子会社であり、ハイブリッド車用バッテリーで世界シェアナンバーワンの会社です。
自動車用電池メーカーであり、自動車部品メーカーともいえます。
面接を攻略するためにはまず自動車部品業界を取り巻く環境を理解することと、自動車部品業界で働いたときの仕事の内容を理解しておくと役に立ちます。
ブログ記事「【2025年】自動車業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、トヨタバッテリーとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
トヨタバッテリーの企業理念、事業内容など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもトヨタバッテリーのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるトヨタバッテリーの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。
トヨタバッテリーの面接攻略のまとめ【転職】
トヨタバッテリーに中途入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
トヨタバッテリーが採用したい人材は次のような人です。
- 困難な課題に対して 前向きに取り組み、周囲の人を巻き込みながら解決を図っていく人
- 仕事を進めていくうえで、「お客様重視」「品質第一」「プロセス重視」「チームワークの発揮」ができる人
面接では、現職(前職)の職務内容(研究内容)の深掘りがなされることが想定されます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は技術力を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜトヨタバッテリーを選ぶのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
面接を攻略するためには、まず自動車部品業界を取り巻く環境を理解することと同時に、自動車部品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、トヨタバッテリーとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
トヨタバッテリーの会社概要など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
トヨタバッテリーを志望するときに知っておきたい社風
トヨタバッテリーの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
- 改善提案の発表が盛んですから、時間外でパワーポイントの資料作りをする必要があります。
- 間接部門は国家資格取得を奨励され、社内外での研修を積極的に行っています。
- 積極的に自分の意見を発言し、実行できる社員は周りから信頼されます。
- オフィスは清潔であり、整理整頓がなされています。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
トヨタバッテリーの会社概要
ここからは、トヨタバッテリーの会社概要を説明します。
- トヨタバッテリーは、次世代自動車(エコカー)用電池メーカーとして世界シェアNo.1を誇っています。
- トヨタバッテリーは、1996年パナソニックEVエナジーとしてトヨタ自動車60%、パナソニックグループ40%の合弁会社として設立されました。
2010年には、トヨタ自動車80.5%、パナソニックグループ19.5%に出資比率が変更となり社名もプライムアースEVエナジー株式会社に変更となりました。
2024年10月には、社名をトヨタバッテリー株式会社に社名を変更し、トヨタ自動車の完全子会社となりました。
- 事業としては、HEV用ニッケル水素バッテリー・リチウムイオンバッテリーの生産、及び電池の評価受託を請け負っています。
ハイブリッド車の拡大とともにエコカー市場をリードし、車載用バッテリーの累計生産台数が2,500万台以上となりました。
2024年湖西市に建設した新居工場は、ハイブリッド車(HV)用電池に加え、電気自動車(EV)用電池の工場が建設される予定です。EV電池専用工場は同社初で、生産開始は2026年以降となる見込みです。
- 会社の事業そのものが地球環境・エネルギー領域で社会に貢献しているとの自負があります。
- 2024年3月期の決算数字は次の通りです。
資本金は、200億円です。
従業員数は、4,947名です。(2024年9月)
売上高は、2,378億円です。
営業利益は、56億円です。
経常利益は、95億円です。
純利益は、97億円です。
面接で志望動機を語る際に会社の概要を知っておくことは有効です。社名の由来等覚えておくと良いと思います。
トヨタバッテリーの企業理念
トヨタバッテリーの企業理念は次の通りとなっています。
企業理念
社会に貢献
電池事業を通じて環境・エネルギー領域で社会に貢献します
世界に提供
高性能・高信頼の電源システムのソリューションを広く世界に提供します
市場を創造
事業の展開を通して電池市場の創造と拡大を目指します
面接では企業理念について質問されることもあるかもしれませんので、内容を理解しておきましょう。