【2021年】自動車業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識

2020.10.03 更新
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自働車業界を志望する人が面接を受けるにあたって必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識を持っていないと、面接での受け答えができません。特に志望動機を答えるさいにこれらの知識がないと、入社への本気度が伝わりません。

この記事では、自動車業界に応募する人が面接で困らないための基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. 自動車業界を取り巻く環境(完成車メーカー)
  2. 自動車業界の仕事(完成車メーカー)
  3. 自動車業界を取り巻く環境(部品メーカー)
  4. 自動車業界の仕事(部品メーカー)
  5. まとめ

自動車業界を取り巻く環境(完成車メーカー)

自動車メーカーは、軽自動車から乗用車、商用車まで各社ごとに様々な自動車を生産しています。国内外の市場は巨大で、トヨタグループ、日産連合などは生産台数で世界トップクラスです。

自動車関連産業の雇用者数は542万人で、全就業者数の8.1%を占めています。また自動車関連の製造分野の雇用者数は91万人です。さらに自動車本体の製造の雇用者数は20万人となっています。(総務省令和元年 労働力調査)

また、自動車関連の出荷額は62.3兆円であり、製造業の18.8%を占めており、これは全製造業のなかでダントツ一位です。(平成30年 経済産業省 経済センサス)

自動車は約3万点の部品からできており、自動車メーカーは自社で部品を製造したり、部品メーカーに生産委託して、仕入れた部品を工場で組み立てて、自社系列の販売会社に卸して販売しています。

自動車業界は日本を代表するグローバル業界であり、世界を舞台に活躍の場が広がっています。

  1. 販売競争が活発な自動車業界、世界シェアの拡大を図るが、新型コロナによる影響大

    日本国内では少子化による人口減少や若者のクルマ離れが進んでおり、長期的にみても市場の成長は厳しい状況になってきています。そこで自動車メーカー各社は北米や成長著しいアジアなどの海外市場を開拓してきました。

    北米市場では2016年以降セダンからSUVに販売がシフトするなど、短期間で売れ筋が変化する傾向があります。一方、トランプ大統領が自動車産業に対して米国での投資、雇用増加を求めていることからそれにこたえる形での対米投資も増えることが予想されます。

    また世界最大の自動車市場である中国や、アジアなどの新興国では経済発展や国民の生活レベル向上に伴い高い成長が期待されます。

    しかし直近では2019年米国・中国はじめ主要市場が減速し、2020年に入ってからは新型コロナによる感染の影響でリーマンショック時の落ち込みを超えるほどの大きな減速に見舞われています。

    国内でも2019年10月の消費増税に加えて新型コロナ禍により、販売台数は急転直下してしまいました。2020年5月の販売台数は、対前年同月比40%以上の落ち込みとなっています。

    新型コロナの影響は、全ての国を直撃し、工場の停止や販売店の閉鎖、消費活動の停滞で落ち込みましたが、多くの市場は3月~5月がボトムで、6月以降は底打ちを期待されています。

    しかし、感染の第二波による販売リスクもあり、先行きは予断を許しません。

    このような情勢のなかで、自動車各社は新型コロナや世の中の動向を見極めながらの商品開発や生産量を調整していくことが求められています。

  2. 次世代技術の開発を競う

    自動車業界の将来を考えるうえで近年キーワードとして使われる言葉に「CASE」があります。「CASE」とはConnected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(カーシェアリングとサービス/シェアリングのみを指す場合もある)、Electric(電動車)の頭文字をとった造語です。

    自動車業界の新たな指針となっている「CASE」は、今後も異業種を巻き込みながら業界に変革をもたらし、自動車や移動の概念を少しずつ変えていくものと思われます。

    ■電動車

    世界各国で自動車への環境規制が強まる中、走行中に二酸化炭素を排出しないエコカー(環境順応車)が進化しており、電動車として、ハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)の3分野を主軸に開発が進められています。

    電動車の普及はバッテリー技術の進歩にかかっており、世界的にリチウムイオン電池や全個体電池の開発競争が激化しています。

    ■自動運転

    エコカーについで開発競争となっているのが自動運転です。カメラやセンサーなどで周辺状況を把握し、対向車や歩行者の動きを検知してブレーキをかけるなど交通事故の削減を目指しています。

    各社は実用化に向けて開発を加速させています。ある大手コンサルタント会社では、2035年には世界の新車販売の4台に1台にあたる台数が自動運転車になると予測しています。

    ■コネクテッドカー

    常時インターネットに接続しているコネクテッドカーの研究開発について、トヨタはNTTと、ホンダはソフトバンクとの共同開発を進めています。

    最近のモーターショーでは音声認識システムを利用して様々な情報をやりとりできるAI(人口知能)を搭載した車も発表されました。

以上のような自動車業界をとりまく環境について知っていると、グループディスカッションや面接での質問に役に立ちます。

例えば面接で「CASEの意味を知っていますか」といった質問がなされることがあります。

自動車業界の仕事(完成車メーカー)

自動車メーカーは大きくまとめると、①研究 ②試作品の作成 ③テスト ④生産 ⑤販売のステップで自動車をつくり、消費者のもとに届けています。社員は、これらのステップごとにそれぞれの仕事をこなしています。

事務系の仕事としては、通常のメーカーにある事務系のほとんどの仕事があります。特に、商品企画、営業企画、アフターサービスなどが特徴的です。

技術系では先端研究、量産開発、生産技術、生産管理などがあります。どのような職種でも世界中を舞台に活躍できる機会があります。

一方、女性を中心に転勤のない地域社員(一般職)も働いています。

自動車メーカーの新入社員の大半は、まずは販売会社に出向するか直営のディーラーに勤務することで現場の経験を積むことが一般的です。

事務系採用の人は販売をし、技術系採用の人は整備をします。直接お客様と接して、お客様の生の声を聴く経験があるからこそ、本社に戻ってから販売支援や研究開発が本質をつかんだものになるとの目的をもっています。

自動車業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが志望動機を答えるときに重要です。また、事前に把握していると面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

自動車業界を取り巻く環境(部品メーカー)

自動車一台には約2万点の部品が必要とされており、500社ほどの自動車部品メーカーが自動車メーカーに部品を供給しています。自動車メーカーだけで車を作ることはできず、自動車部品メーカーの部品供給により自動車は完成されます。

また、自動車部品と言っても、エンジン、変速機、サスペンション、シート、ブレーキ、ハンドル、ECU(エンジンコントロールユニット)、熱交換器、ワイヤー、電子制御システム、エアバッグ、EPS(電動パワーステアリング)など多くの種類があります。

自動車部品メーカーには、これらの部品をトヨタ、日産、ホンダなど自動車完成車メーカーに直接供給するメーカーと、その部品メーカーに部品、材料を供給している中堅、中小メーカーがあり、自動車産業は非常にすそ野が広い業種です。

自動車部品メーカーは、トヨタ系、日産系、ホンダ系など大手自動車メーカーの系列企業、独立系企業、海外系企業に分かれます。

大きなシェア占めるのが系列企業で、トヨタ自動車は傘下にデンソー、アイシン精機、豊田自動織機、豊田合成などの大手自動車部品メーカーを抱えています。

大半の自動車部品メーカーは、自動車に使用されるいずれかの部品に特化した設計・製造を行っており、メーカーごとにそれぞれ異なる専門性やノウハウを有し、その分野での技術力に強みを持っています。

しかし技術力のある部品メーカーといっても自社の力だけでは自動車メーカーの要求全てに答えることはできません。そこで自動車メーカーと協力体制をとりながら、製品の開発を進めていくことになります。

自動車部品メーカーの仕事の流れとしては、①コンペ ②営業の提案 ③受注 ④計画 ⑤生産となります。

「来年の新型自動車発売に向けて××の部品についてコンペをしたい」と自動車メーカーから連絡が入ります。

新型自動車のイメージ、スペック、予算などが知らされると、営業が中心になってコンペの準備を行っていきます。

コンペで他社に勝ち、受注が決まると社内で採算が合うように計画を考えます。採算を前提に考えるのではなく、まずは受注してから決められたスペック、予算を達成する方法を検討します。

営業、資材調達、生産部門といった関係者が集まり、受注要件を満たしながら利益をどうやって出すか案を出し合うことになります。このようにして方向性が固まると工場での生産がスタートします。

自動車部品メーカーを取り巻く環境は厳しいものになっています。

自動車部品メーカーの業績は、事業戦略はいうまでもなく、完成車メーカーの生産計画に常に左右されます。自動車メーカーの新興国での現地生産化に伴い、部品も価格の安い現地製品を使用する方向へいく可能性があり、受注競走は厳しさを増しています。

また、環境性能を向上させる部品、自動運転を実現に導く製品の開発力が今後の成長を左右します。そのため今後は業界再編の動きも加速化していきそうです。

自動運転などでIT企業と手を結び、AIを活用した車載製品を共同開発する動きも世界中で活発化しています。

さらに生き残りをかけ、自動車向けに培った技術を生かし自動車以外の領域に進出する動きも活発化しています。

以上のような自動車部品業界をとりまく環境について知っていると、グループディスカッションや面接での質問に役に立ちます。

例えば面接で「自動車の自動運転化が部品産業に与える影響がわかりますか?」といった質問がなされることがあります。

自動車業界の仕事(部品メーカー)

自動車部品業界の仕事は、通常のメーカーが持つ様々な職種があります。

事務系では、営業、調達、生産管理、事業企画、経理・財務、人事などがあります。

技術系では、研究開発、生産技術、品質保証、品質管理などがあります。

もし、自動車部品に欠陥やなんらかの不具合が生じた場合、自動車生産台数の多さから大規模なリコールとなります。部品によっては人命に直結する恐れもはらんでいます。

このため自動車部品は、他の製造メーカーの製品より徹底した品質保証が求められます。よって品質保証は非常に重要な仕事となります。

自動車部品業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが志望動機を答えるときに重要です。また、事前に把握していると面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

自動車や自動車部品メーカーに応募する人は、自動車業界をとりまく環境を理解しておいて、面接での志望動機を語る際などに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にも業界の知識を積極的に吸収しましょう。

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自動車各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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