【2021年】非鉄金属業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識

2021.02.20 更新
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非鉄金属業界に就職や転職の応募する人が面接を受けるにあたって、必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識を持っていないと、就職や転職の面接での受け答えに困ってしまうことがあります。

特に志望動機を答える面接では、これらの知識がないと入社への本気度が伝わりません。

ここでは、非鉄金属業界を取り巻く環境や仕事など、非鉄金属業界に応募する人が就職や転職の面接で役に立つ基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. 非鉄金属業界とはどのような業界なのか
  2. 非鉄金属業界を取り巻く環境と課題
  3. 主要非鉄金属メーカーの特色について
  4. 非鉄金属業界の仕事
  5. まとめ

非鉄金属業界とはどのような業界なのか

非鉄金属業界とはどのような業界なのか説明します。

  • 非鉄とは、鉄および鉄を主成分とした合金つまり鋼以外の金属のすべてを指しています。

    非鉄金属業界とは、銅やニッケル、アルミなどの非鉄金属の資源開発、金属製錬、電材加工や環境リサイクルなどを取り扱う業界を指します。

  • 非鉄金属業界は川の流れに例えられています。

    資源開発(川上)→金属製錬(川中)→電材加工・環境リサイクル(川下)の3つの領域に分けられます。

    さらに加工した電材などが化学メーカーや電子部品メーカーなどに渡り、身の回りの家電などの製品となっています。

    また、非鉄金属の中でも、特に大量に消費される金属のアルミニウムと銅の製品は大型の設備投資が不可欠であり、大手メーカーを中心に扱われています。

    大手メーカーは川中から川下まで幅広く手がけるとともに、川上の鉱山進出にも積極的です。

  • 非鉄金属業界は鉱物資源を扱う業界です。

    日系企業は鉱石のほとんどを輸入に頼っているため、資源の採掘や精製、製品化などの権益を押さえる資源メジャー主導で価格が決定される傾向にあります。

    なので、原料の価格の変動による影響を受けることや、自動車や電化製品などの世界的な需要によって業績が左右される業界です。

    近年は自動車や住宅需要の増加など好材料がある一方で、精錬マージンの不安定な動向、世界経済の先行き不透明感など不確定要素もあります。

    直近では、新型コロナの影響により海外拠点の操業や業界再編に影響が出ていましたが、中国の景気回復、コロナワクチン開発による経済正常化期待、世界的な電気自動車(EV)の推進策などにより非鉄の国際価格が上昇しており、今後各社の業績に好影響を与えそうです。

    いずれにせよ市況の変動が激しい業界だけに、今後の動向に要注目です。

  • 主要金属素材ごとの企業は次の通りです。

    銅:三菱マテリアル、JXTGホールディングス、住友金属鉱山など

    亜鉛:三井金属鉱業、DOWAホールディングス、東邦亜鉛など

    アルミニウム:UACJ、日本軽金属など

    ニッケル:大平洋金属、 日本冶金工業、 住友金属鉱山など

    また、非鉄金属を加工し電子部品や電線などを製造している住友電気工業や、古河電気工業などがあります。

面接で志望動機を語るさいに、非鉄金属業界とはどのような業界なのかを知っておくことは大切です。

非鉄金属業界を取り巻く環境と課題

非鉄金属業界は、自動車、電機など日本の主要産業を支える重要な業界ですが、国内の人口減少による需要減少や、主要なユーザーニーズの多様化と高度化、景気やエネルギーコストの上昇、為替動向など、外部環境に影響されやすい業界です。

これらの対応のため非鉄金属各社は、事業の持続的な成長を図るためにさまざまな対策を打っています。

  • 非鉄金属各社や商社は海外資源開発や海外事業を進めています。

    海外資源開発において、住友金属鉱山の南米、オセアニアの鉱山開発、三菱マテリアルのチリでの銅鉱山投資、東邦亜鉛のオーストラリア鉛鉱山開発など、三菱商事や三井物産といった大手商社も含め、資源の安定供給のため海外での鉱山開発を手がけています。

    しかしながら、採掘しやすい鉱山はあらかた開発されており、新たな鉱山開発には大きな資金が必要となるため、リスクの高いビジネスになっています。

    また、海外事業展開において、住友電気工業は世界40数カ国に390社のグループ会社を持ち、27万人を超える社員を擁してグローバル展開しています。

    古河電気工業も世界に121社のグループ会社を持ち、5万人を超える社員を擁してグローバルに事業を展開しています。

    このように国内需要に大きな成長が見込めない中で、成長余地のある新興国を中心とした海外展開に取り組んでいます。

  • 非鉄金属各社では、スマートフォンなどの金属スクラップや電子スクラップといった都市鉱山から、希少金属を回収するリサイクル事業に注力する企業も増えています。
  • 非鉄金属業界の中でも特に「アルミ圧延業界」は、燃費向上のため軽量化を進める自動車メーカー向けに、質の高い製品の需要が本格的に拡大していくことが想定されます。

    こうした製品を作る技術を持つ先進企業には、大きな成長の機会が訪れています。

面接では、「非鉄金属業界の課題は何だと思いますか」と質問されるかも知れません。

主要非鉄金属メーカーの特色について

続いて主要非鉄金属メーカーの大手4社についてその特色を説明します。

  • 住友電気工業は、非鉄金属業界で売上高・シェア最大手のメーカーであり、銅電線の製造技術を基礎とした独自技術の開発により事業の多角化を行ってきました。    

    ワイヤーハーネスなどの自動車事業、光ファイバ・ケーブルなどの情報通信事業、スマートフォンやタブレットPC配線などのエレクトロ二クス事業、電線・ケーブルなどの環境エネルギー事業、切削工具といった産業素材事業を展開しています。

    特に、売上と利益の半分以上は自動車事業で、ワイヤーハーネスの世界シェアは25%を超えています。

  • 三菱マテリアルは、非鉄金属業界で売上高・シェア2位のメーカーで、金属・石炭の鉱山開発で培った技術等をもとに様々な分野において事業を展開しています。  

    エレクトロニクス向けの高機能製品カンパニー、超硬工具・焼結部品の加工事業カンパニー、銅製錬とリサイクル事業の金属事業カンパニー、セメント事業カンパニー、環境リサイクル・原子力地熱・電力の環境・エネルギー事業本部と分かれて事業を展開しています。

    高機能製品、加工、金属、セメント等の事業を行う総合素材メーカーとしての地位を確立しています。

  • 古河電気工業は、非鉄金属業界で売上高・シェア3位のメーカーで、電線業界では住友電気工業に次ぐ2位のメーカーです。  

    送電システムや配電ケーブルといったエネルギー電送事業、光通信を核とした最先端技術を駆使する情報通信事業、自動車用エレクトロニクス部品事業、半導体分野において素材からデバイスまでを開発する電子部品事業を展開しています。

  • 住友金属鉱山は、非鉄金属業界で売上高・シェア4位のメーカーです。

    資源、精錬、材料の3事業を連携させて、事業を運営しています。

    天然資源を鉱石として採掘し金属に変える資源事業、鉱石等から銅、ニッケル、金を中心とした金属を取り出すのが製錬事業、製錬部門でつくった金属素材や材料にコア技術を生かして付加価値を与え、機能性材料などを生産・供給している材料事業です。

面接で志望動機を語るためには、企業の特徴を押さえておきましょう。

非鉄金属業界の仕事

非鉄金属業界特有の仕事には、研究開発、生産技術、営業があります。

  • 研究開発は、新しい機能を持った電子材料の開発や、金属加工の技術の向上、また熱処理のための方法や設備の研究など多くの研究分野があります。
  • 生産技術は、目標の生産量を実現するための予算やプロジェクトの期間を設計し、工場の新増設、新規生産ラインの立ち上げを行うなど生産に必要な環境を準備し、工場の生産性の向上に関わる仕事をしています。
  • 営業は、顧客の扱う製品の特徴を理解し、自社製品のメリットを活かした提案を行うことや、顧客ニーズを持ち帰り技術開発につなげるなどの業務を行います。

これら以外にも、コーポレートスタッフとして、経理、調達、人事・総務、広報、法務、知財、情報システムなどの職種があります。

非鉄金属業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが、面接で志望動機を答えるときに重要です。

また、事前に十分把握していると、面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

非鉄金属業界各社に応募する人は、業界をとりまく環境を理解しておいて、就職や転職の面接での志望動機を語る際などに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にも面接に向けて、非鉄金属業界の知識を積極的に吸収しましょう。

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非鉄金属業界各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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