【22卒】面接官が教える「JR東海」の面接対策

2020.10.29 更新
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JR東海は、鉄道業界で売上高がJR東日本に次ぐ2位であり、東京、名古屋、大阪を結ぶ日本の大動脈である東海道新幹線を運営しています。

(JR東海の正式社名は東海旅客鉄道ですが、本ブログでは略して「JR東海」と呼ぶこととします。)

このようなJR東海に入社を希望する人が必ず通過しなければならない面接試験。

応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

JR東海に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えば、JR東海の面接で自己PRするときは、求める人材をよく理解することです。

そのうえで、総合職とプロフェッショナル職は、行動力と課題解決力をアピールすることです。

一方、アソシエイト職は、行動力とチームワーク力をアピールしましょう。

理系で応募の場合、研究内容をわかりやすく説明することも大切です。

一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ鉄道業界を選ぶのか、その中で競合他社と比べてなぜJR東海なのか答えられなくてはいけません。

志望する職種・系統を選んだ理由と、そこでやってみたい仕事も明確に伝える必要があります。

これら以外にもJR東海の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、JR東海の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについて、その対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、JR東海の会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

分析した結果を基にエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。

就活中の学生は、本ブログを読むことで自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

目次
  1. JR東海の求める人材
  2. JR東海の新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. JR東海の面接攻略のまとめ【就活】
  6. JR東海を志望するときに知っておきたい社風
  7. JR東海の事業概要
  8. 経営数字から見るJR東海の会社概要
  9. JR東海の経営理念
  10. 参考リンク集

JR東海の求める人材

JR東海は、どのような人材を求めているのでしょうか。

面接を受けるときには、求める人材を知っておくことが大切です。

社長からのメッセージや、人事部からのメッセージの中にそのヒントが込められています。

社長メッセージより抜粋:

  • JR東海には、自分ひとりで完結するような仕事は多くない。

    異なる専門性を持つ社員が協力し、チームワークを発揮してひとつの仕事を達成させていく。

  • 使命感を持った人材が、熱意を持って、チームとしてきちんと仕事に取り組む。

    それぞれにプロらしく技量を高め、会社をよりよい方向に発展させていく。

  • 常に「日本の大動脈と社会基盤の発展に貢献する」という原点に立ち返り、もっと高いレベルでこれを実現できる方法はないかと目標を高く掲げ、チャレンジし続けることが大切。

人事部からのメッセージ抜粋:

  • JR東海がその「使命」を果たすためには、安全確保が何よりも重要である。

    そのためには、一人ひとりが責任を果たし、チームワークよく日々の業務を地道に全うしていく必要がある。

  • 一方で、現状にとどまることなく、長期的で広い視野に立って物事を考え、つねにさまざまな「挑戦」を続けることも必要。
  • 取組みは多岐にわたるので、多彩な人材を必要としており、活躍のフィールドは大きく広がっている。
  • 学生時代に勉強でもスポーツでも何でもよいので、何か目標を設けて達成しようという努力をしてほしい。
  • ひとりの人間として、自分を磨くための貴重な時間である学生時代を有効に過ごしてほしい。

    その過程で自分の長所を伸ばすとともに、つねに「何かを成し遂げよう」というエネルギーに満ちた人になってほしい。

  • 自らの頭で考え、自らの身体で行動する「自律的」な人がひとりでも多くJR東海に飛び込んできてくれることを大いに期待している。

以上から見えてくるのは、次のような求める人材像です。

  • 自ら目標を高く掲げて、チャレンジし続けることができる人
  • 関係する社員と協力しながらチームとして仕事に取り組める人

面接の自己PRでは、このようなJR東海の求める人材を理解して受け答えすると効果的です。

JR東海の新卒採用情報について【就活】

はじめにJR東海の新卒採用情報について、概要を以下に記します。

  1. 募集職種

    JR東海は、3つの職種と5つの専門分野(系統)の組合せにより、10の採用区分にわかれています。

    3つの職種は、総合職、プロフェッショナル職、アソシエイト職です。

    • 総合職  

      総合職はさまざまな部門でマネジメントに携わることを期待される職種です。

      ジョブローテーションを行って、施策の企画・立案・推進を行います。

      採用区分は事務、運輸、車両・機械、施設、電気・システムの5つの系統があります。

      勤務地はJR東海の事業エリア全域です。

    • プロフェッショナル職

      プロフェッショナル職は、鉄道部門で技術力や専門性を発揮することを期待される職種です。

      まずは第一線の業務経験を積んでから能力や意欲に応じて管理・計画業務に携わります。

      採用区分は運輸、車両・機械、施設、電気・システムの4つの系統があります。

      勤務地はJR東海の事業エリア全域です。

    • アソシエイト職  

      アソシエイト職は、専門性を磨きながら、実務の中心を担うことを期待される職種です。

      主にサポート業務を行いながら、オフィス部門でひとつの業務に比較的長期にわたって携わりますが、能力や意欲に応じて企画・計画業務などさまざまな業務にも携わります。

      勤務地は原則として応募時に希望したエリアです。

    また、総合職、プロフェッショナル職の5系統の採用区分は以下の業務を行います。

    • 事務系統  

      事務系統は、長期的に幅広い視野の下、事業運営の司令塔を期待されます。

      数年おきのジョブローテーションにより経営企画、総務、人事、財務、広報、営業、関連事業などの業務に携わります。

      文系の全学部・全学科応募可能です。

    • 運輸系統

      運輸系統は、安全確保を第一に、鉄道輸送の現場でお客様に最高のサービスを提供することを期待されます。

      安全性、正確性、快適性、利便性を兼ね備えた輸送サービスを提供するためにハード・ソフト面からチームワークで業務に携わります。

      総合職は、鉄道輸送に関わる様々な業務を経験し、その後幅広い部門でマネジメント業務を行います。

      プロフェッショナル職は、駅係員、車掌、運転士、運行管理など鉄道輸送のスペシャリストとして安全とサービス向上に努め、その後運行管理、運輸計画などの業務を行います。

      総合職は理系全学部・全学科応募可能です。

      プロフェッショナル職は文系、理系とも全学部、全学科応募可能です。

    • 車両機械系統  

      車両機械系統は、最新の技術でお客様に安全と快適な移動空間を提供することを期待されます。

      車両の開発、設計、メンテナンスから、機械設備、超電動リニアの開発、設計、管理まで最先端の技術を追求する業務に携わります。

      総合職は、車両・機械分野の様々な業務を経験し、その後マネジメント業務を行います。

      プロフェッショナル職は、車両・機械系統の技術を支えるエキスパートとして高い専門性を発揮する業務を行います。

      その後現業機関の中心的存在になることに加え、能力・適正により設計開発、施工・メンテナンス業務を行います。

      理系の機械、材料、電気に関連する分野を専攻する学生が対象です。

    • 施設系統

      施設系統は、鉄道インフラを計画し・建設・保守などを行うことを期待されます。

      鉄道の安全・安定輸送の確保やサービス向上を目的として、線路・土木構造物・建築物などのインフラストラクチャー全般について建設・保守などの業務に携わります。

      総合職は鉄道技術者として施設系統に軸足を置き、技術的見地から調査・計画・建設工事、技術開発をはじめ経営企画等の政策を提言します。

      プロフェッショナル職は、実務を通じて保守・建設工事を中心に高い専門性を発揮する業務を行います。

      最前線で中心的存在になることに加え、鉄道部門の企画・運営・管理業務を行います。

      理系の土木、建築に関連する分野を専攻する学生が対象です。

    • 電気・システム系統  

      電気・システム系統は、鉄道の安全・正確・高密度な運行を支え、最先端のサービスを提供することを期待されます。

      列車運行やオフィス業務に必要な電気インフラ設備(電力、信号保安、情報通信、運行管理システムなど)の開発・維持・管理を担当します。

      総合職は、電気・システム系統の業務に軸足を置き、入社後は鉄道事業の現場を経験します。

      その後、鉄道事業・建設工事・情報システムなどや経営企画といった会社施策の企画、立案、推進を行います。

      プロフェッショナル職は、電気・システム系統の専門家として鉄道の安全・安定輸送やサービス向上の中心的な役割を果たします。

      入社後は鉄道事業の現場を経験し、その後は本人の能力・適正に応じて鉄道事業・建設工事・情報システムなどで企画・運営・管理を行います。

      理系の電気電子や情報システムに関する分野を専攻する学生が対象です。

  2. 選考フロー  

    WEBプレエントリー→エントリーシート→書類選考→面接(複数回)→内々定

    • 選考にあたり適性検査等を行うことがあります。
    • アソシエイト職はWEBテストの受験が必要です。
  3. エントリーシート(21年卒)

    自己PRに関すること

    • 学校での研究・ゼミ・授業等で学んだ内容について記入してください。(150字以内)
    • 学生時代に最も打ち込んだことなど、自由に自己PRしてください。(550字以内)

    志望動機に関すること

    • 当社への志望理由を記入してください。(250字以内)
  4. 面接

    面接では、ESをもとに文系では学業やその他力を入れたことの深掘りが、理系では研究内容の深掘りがなされます。

    総合職

    自己PRに関すること

    • 自己紹介
    • 高校時代に力を入れたことは何か
    • 大学時代に力を入れたことはあるか、始めたきっかけは、困難なことは、それをどう乗り越えたか、その時のモチベーションは何か、組織の中での役割、今の自分にどうつながり成長できたか
    • 大学の学業、ゼミでがんばったことは何か
    • 研究内容について(目的、どんなことを研究しているか)
    • 挫折経験と、挫折の理由とそれをどう乗り越えたか
    • ストレス解消法はあるか
    • 長所と短所は何か
    • 人生で印象に残っているエピソードは何か
    • 自分はどのような人と思われているか
    • 部活動(チーム)での役割は何か
    • 仲間といるときどう振舞うか
    • 人を束ねる上で意識したこと
    • リーダーとメンバーの理想的な役割は何か
    • 人間関係でトラブルを起こしてしまったらどうするか
    • コミュニケーションをとる上で苦労すること
    • 気になるニュースは何かなど、時事問題について

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何か
    • なぜ鉄道業界のなかでもJR東海なのか
    • JR東海を志望する理由は何か
    • どのような仕事をしてみたいか、なぜしたいか、どのような貢献ができるか
    • 総合職とプロフェッショナル職の違いは何か
    • 研究職に就く気はないか
    • JR東海の課題は何だと思うか、課題に対してどうしたら良いか
    • 勤務地の希望はあるか
    • 好きな駅はどこか、駅で直した方がよいところはどこか
    • 他にどのような業界、企業に応募しているかと選考状況について
    • JR東海の志望順位は

    プロフェッショナル職

    自己PRに関すること

    • 自己紹介、自己PRをして
    • 専攻する学業について
    • 研究内容とその研究を行う理由は何か
    • 学生時代に力を入れたこと、大変だったこと
    • 学生時代に苦労した経験は何か
    • チームでの役割、メンバーにはどう接したか
    • 対人能力についてのエピソードを話して
    • 自分の強みは何か

    志望動機に関すること

    • JR東海を志望する理由は何か
    • JR東海で興味があること
    • JR他社との違いは何か
    • なぜJR東日本ではなくJR東海なのか
    • 私鉄は受けているか
    • なぜプロフェッショナル職なのか
    • 入社して取り組みたいこと
    • 研究内容と入社して取り組みたいことが合わないがどう考えるか
    • 様々な年齢の人やバックグラウンドを持つ人と仕事をするが大丈夫か、その根拠となるエピソードは何か
    • 競合他社は応募しているか
    • 他社の選考状況と応募した理由は何か
    • JR東海の志望順位は

    アソシエイト職

    自己PRに関すること

    • 自己紹介、自己PRを30秒以内で
    • 高校時代に頑張ったこと、なぜ頑張ったか
    • なぜその学部に入ろうと思ったか
    • ゼミについて内容、大変だったこと
    • 学生時代に力を入れたことは何か、大変だったこと
    • 今までにあった困難なことは何か、それをどう乗り換えたか
    • サークルでの役割は何か
    • 短所と長所を5つずつあげて
    • 自分の好きなところ、嫌いなところ、改善するためにしていること
    • ストレス発散法について
    • 周りからどう思われているか
    • 自分をキャラクターに例えると、色にたとえると
    • 人に影響を与えたことはあるか
    • 苦手なタイプとその人の接し方
    • 20年後の自分のイメージは何か
    • 最近怒ったこと、泣いたこと

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何か
    • JR東海を志望する理由は
    • なぜアソシエイト職なのか
    • アソシエイト職に対するイメージは
    • 入社後どのような仕事をしてみたいか、学業で得たことをどう活かすか
    • 将来のビジョンは何か
    • 上司が間違ったことを言ったときあなたはどうする
    • 駅研修の意味は何だと思うか
    • JR東海について関心あるニュースは何か
    • JR東海の強み、弱みは何か
    • 新しい事業を考えると何が良いか
    • 他社の選考状況
    • JR東海の志望順位は
    • 髪の毛を染める、派手な服装をする等はできないが良いか
  5. 採用人数   

    2019年度入社大学・大学院卒:536名

    総合職101名(事務32名、技術69名)、アソシエイト職22名、プロフェッショナル職413名

    2020年度入社大学・大学院卒:632名

    総合職100名、アソシエイト職28名、プロフェッショナル職504名

    2021年度採用計画大学・大学院卒:610名

    総合職90名、アソシエイト職30名、プロフェッショナル職490名

  6. 20年新卒入社大学別就職者数

    国公立大:

    東京大5、京都大13、北海道大2、東北大5、名古屋大10、大阪大5、九州大3、東京工業大6、一橋大4、千葉大2、電通大4、東京外大2、都立大8、横浜国大4、横浜市大1、神戸大5、岡山大2、広島大1、熊本大1、他

    私立大:

    早稲田大16、慶応大15、上智大1、明治大11、青山学院大5、立教大1、中央大4、法政大8、学習院大1、成蹊大2、東京都市大6、明治学院大1、国学院大1、日本大23、東洋大7、専修大1、東海大13、東京理科大4、芝浦工業大19、東京電機大7、工学院大2、東京女子大1、日本女子大1、大妻女子大1、神奈川大3、金沢工業大12、愛知大5、愛知学院大11、中京大18、南山大10、名城大37、同志社大8、立命館大6、関西大5、関西学院大5、京都産業大7、龍谷大9、大阪工業大7、近畿大12、摂南大1、甲南大5、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2020年8月30日号)参照

  7. 学歴フィルター

    JR東海は難関国公立、私立大以外にも、東京、名古屋、京都、大阪という東海道新幹線沿いの都市にある大学を積極的に採用しています。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

上記の「求める人材」に記したように、社長及び人事部メッセージをまとめると次のような人材を必要としています。

  • 関係する社員と協力しながらチームとして仕事に取り組める人
  • 自ら目標を高く掲げて、チャレンジし続けることができる人

これらを基に面接における自己PRと志望動機を考えてみます。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■総合職とプロフェッショナル職は、行動力と課題解決力を自分の中で探してアピールする

    総合職とプロフェッショナル職は、業務を行う上で目標を高く掲げてチャレンジし続けることが任務です。

    JR東海は鉄道事業の安全・正確な運営、不動産や流通の関連事業、さらに中央新幹線計画や高速鉄道の海外展開を図っています。

    これらの事業を円滑に進めるためには、行動力と課題解決力が必要です。

    総合職とプロフェッショナル職は行動力と課題解決力をアピールしましょう。

    面接では、学生時代において最も力を入れて取り組んだことと、なぜ取り組んだのかその理由を説明してください。

    力を入れたことは勉強、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いです。

    そのさい、目標達成に向けてどのような困難があり、困難を克服するために、どのように乗り越えたかをアピールしてください。

    既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、実現のために粘り強く周囲に働きかけながら取り組んだというアピールが大切です。

    その結果として、どのような成果をあげたかも説明できるようにしてください。

    さらに自分が身につけたことや、反省したことを探し出して語ることができればなお良いです。

    一方、JR東海は、求める人材にチームワーク力を求めています。

    面接ではどの職種の応募者にもチームワークに関する質問がなされています。

    なので、そのような質問があればチームワーク力があることを、エピソードを交えて語れるように準備してください。

    但しJR東海は、必ずしも総合職やプロフェッショナル職応募者のすべてに、行動力と課題解決力、チームワーク力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接でその能力を上手に説明してください。

    ■アソシエイト職は、行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする

    アソシエイト職は、基本的に行動力とチームワーク力が求められると考えられます。

    面接では、学生時代において最も力を入れて取り組んだことと、なぜ取り組んだのかその理由を説明してください。

    力を入れたことは勉強、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いです。

    そのさい、目標達成に向けてどのような困難があり、それをどのように乗り越えて、どのような成果をあげたかも説明できるようにしてください。

    またゼミや部活、クラブ活動などチームの中での円満な人間関係に努力したエピソードを探し出して語ってください。

    例えば自分が請け負った役割で、目標達成のためにメンバーをどのように巻き込んだか、メンバーの意見を尊重しながらどのように自分の考えを理解してもらったかなどです。

    但しJR東海は、アソシエイト職に採用する人すべてに、行動力とチームワーク力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接でその能力を上手に説明してください。

    ■理系応募者は研究内容を語る

    総合職やプロフェッショナル職の理系応募者は研究内容を深掘りされます。

    理系応募者は、運輸系統、車両・機械系統、施設系統、電気・システム系統に配属となりますので高度な技術的専門性が要求されます。

    また、中央新幹線計画や、高速鉄道の海外展開にも技術面で関わることが求められます。

    特に鉄道事業の最大の使命は安全の確保であり、技術面での役割は大きなものがあります。

    面接では、「鉄道の技術的側面」「事業計画」に十分対応できる能力やスキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

    具体的に、研究内容をわかりやすく説明できることです。

    なぜその研究を選んだか、その課題と課題解決の手法をあげ、解決にあたって困難だった点について自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、あるいはねばり強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

    チームで研究を行っている場合は、チーム内での役割も伝えてください。研究の将来性などがわかれば、それも話してください。

    また、直接仕事に関係する研究、勉強をしていない応募者も多いと思います。

    その場合、面接では、論理的な能力、思考力といった潜在的な能力面をアピールすることです。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■JR東海を知る

    面接では、JR東海についてどこまで知っているか試されることがあります。

    例えば、「JR東海の課題は何だと思うか」「好きな駅はどこか、駅で直した方がよいところはどこか」「JR東海で興味があること」「JR東海について関心あるニュースは何か」「JR東海の強み、弱みは何か」「新しい事業を考えるとしたら何が良いか」など、様々な角度からJR東海について質問されます。

    JR東日本のホームページを隅から隅まで熟読しておくことが対策として有効です。

    JR東日本の会社概要、経営理念、事業などをしっかりと理解しておきましょう。

    ■なぜ鉄道業界を選ぶのか明確に伝える

    鉄道会社を志望する応募者は、もともと鉄道が好きであること以外にも、会社の堅実性とか、地域に競争相手がいない独占的な企業であるといったような理由を志望動機とする人が多いと考えられます。

    特にJR各社は国鉄の分割民営化からスタートした経緯があり、公的色合いがより強いことも人気の理由のひとつかも知れません。

    堅実性を会社に求めることは間違いではありませんが、各社は、鉄道輸送サービスの向上と同時に、駅を基点とした様々な事業を計画・実行するなど、堅実性は当然のこととして積極的に事業の拡大を図ろうとしています。

    ブログ記事「【2021年】鉄道業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

    いまや鉄道会社のライバルは航空会社や自動車会社、小売業界、ホテル、レジャー施設などさまざまです。

    鉄道業界の役割は何か、他の輸送サービス業界やライバルとなる業界との違いは何かを理解しておいてください。

    続いて、鉄道業界について業務の理解を深めていき、面接でその魅力を語れるようにしてください。

    ■なぜJR東海を選ぶのか明確に伝える

    JR東海を志望する人は、鉄道業界に興味がある人で、JR東日本やJR西日本、首都圏の私鉄各社などに同時に応募する人が多いことが考えられます。

    仮にJR東海が第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜJR東海なのかを、質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    そのためには、JR東海と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    後述するJR東海の会社概要や経営数字、取り組んでいる事業など、ホームページから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがJR東海を選んだ志望動機となります。

    ■JR東海でやりたいことは何か、やりたい理由と貢献できることを面接で明確に伝える

    JR東海の採用募集は、総合職とプロフェッショナル職、アソシエイト職です。

    総合職は事務系統以外にも運輸、車両・機械、施設、電機システムの各系統があります。

    プロフェッショナル職は、運輸、車両・機械、施設、電機システムの各系統に分れています。

    応募者は、そのような職種・系統を選んだ理由とそこで将来やりたいこと、貢献できることを面接でしっかりと説明できなければなりません。

    希望する職種・系統で注目しているサービスや技術とその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。

    ■JR東海の志望順位、他社の応募状況を面接で答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、「鉄道業界の会社に何社応募中です」程度は言ってもかまいません。

    JR他社に応募中なら、JR東日本とか他社の名前を出しても構わないと思います。

    ただし、JR東日本や他社ではなく、JR東海が第一志望である理由を持っていてください。

    それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。

    この場合まったくの異業種であるならば、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。

    ■入社後、働く上でのルールを守れるか答えられるようにする

    JR東海は入社後、鉄道事業とは何かを知ってもらうために現場第一線の仕事に就くことが通常です。

    そこでは、お客様を不快な気持ちにさせない身なりが求められます。例えば、髪染めやピアスは不可であり、服装上の注意点もあります。

    また、夜勤や交代勤務、泊勤務といった不規則な勤務ができるかの確認や、これら勤務について体力的に問題はないかなどの質問もされることもあるかも知れません。

    これらについて問題ないことを答えられるようにしましょう。

以上、JR東海の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売も行っています。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

面接を攻略するためには、鉄道業界を取り巻く環境を理解することと、鉄道業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2021年】鉄道業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、JR東海とはどのような会社なのかを理解することも面接の準備には必須です。

JR東海の事業概要、経営数字からみた会社概要、経営理念など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもJR東海のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるJR東海の基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

JR東海の面接攻略のまとめ【就活】

JR東海に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

JR東海が採用したい人材は以下のような人です。

  • 自ら目標を高く掲げて、チャレンジし続けることができる人
  • 関係する社員と協力しながらチームとして仕事に取り組める人

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 総合職とプロフェッショナル職は、行動力と課題解決力を自分の中で探してアピールする
  • アソシエイト職は、行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
  • 理系応募者は研究内容を語る

一方、面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • JR東海を知る
  • なぜ鉄道業界を選ぶのか明確に伝える
  • なぜJR東海を選ぶのか明確に伝える
  • JR東海でやりたいことは何か、やりたい理由と貢献できることを面接で明確に伝える
  • JR東海の志望順位、他社の応募状況を面接で答えられるようにする
  • 入社後、働く上でのルールを守れるか答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは鉄道業界を取り巻く環境を理解することと、鉄道業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、JR東海の会社に関する知識を知っておくことも大切です。面接での受け答えのためにぜひともJR東海について知識を深めてください。

以下のリンクも参照ください。

JR東海を志望するときに知っておきたい社風

JR東海の面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。理解しておきましょう。

  • かたい会社のイメージはあるが、フランクな社員が多いです。社員同士の交流も盛んで飲み会も多いです。
  • 体育会系で、上司の指示を守る、決められたことをその通りに行うことが求められます。
  • 安全第一を最も重視しており、社内に徹底されています。ミスしたときは原因究明や対策に相当の時間をかけます。
  • 年功序列的な給料体系、昇進であり、福利厚生面が充実しているといった典型的な日本企業です。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

JR東海の事業概要

  • 鉄道業界の主な事業は、鉄道を利用して旅客輸送や貨物輸送を行うサービスの提供です。

    また、駅という街の中心に位置する立地性を活かし、不動産、商業施設、ホテル・レジャー施設などを運営している会社が一般的です。

    ですから、鉄道会社は単なる輸送業ではなく、輸送業+不動産業の性格が強くなっています。

    JR東海も事業の多角化を進めています。
  • 鉄道業界で売上高1位を誇るのはJR東日本です。

    以下、JR東海、JR西日本とJR3社がベスト3を占めています。

    JR東海は、昭和62年4月、国鉄民営化により他のJR各社と共に発足しました。

  • JR東海の最大の強みは東海道新幹線を運営していることです。

    鉄道の収益基盤は盤石です。昭和39年の開業以来64億人が利用し、日本経済の成長を支えています。

  • 関連事業としてJRセントラルタワーズ、JRゲートタワーといった商業施設やホテル、オフィスなどの開発を関連子会社が手がけています。

    名古屋駅周辺には、レストラン街、ゲートタワーモール、ホテル、その他商業施設が一体となった利便性ある魅力的な空間を創造しています。

    また、東京駅、新横浜駅、静岡駅、名古屋駅、京都駅に駅に近接した商業施設も運営しています。

  • 営業施策として、観光需要の喚起と東海道新幹線などの利便性向上の2つに取り組んでいます。

    観光需要の喚起では、「そうだ京都行こう。」キャンペーンや、「トーキョーブックマーク」キャンペーンにより京都や東京の魅力を発信しています。

    在来線では、特急列車の利用促進のための「Shupo(シュポ)」キャンペーン、「飯田線秘境駅号」観光列車の運行、観光スポット巡りの「さわやかウォーキング」といったイベントを開催しています。

    訪日外国人向けの取組みも強化しています。周遊きっぷやネット予約の「スマートEX」、ポータルサイトの運営を行っています。

    利便性向上に向けては、東海道新幹線においてネット予約&チケットレス乗車サービスである「EXサービス」の利用拡大に取り組んでいます。

    交通系ICカードの「TOICA」は、利用エリアの拡大や電子マネー機能の追加に取り組みサービスの向上を図っています。

  • 成長戦略として、中央新幹線事業と高速鉄道システムの海外展開を推進しています。

    将来にわたり企業の存立基盤を確保するため、超電導リニア中央新幹線計画を進めています。

    東海道新幹線の将来の経年劣化や大規模災害に対する備えとして、まずは東京~名古屋間に2027年開業を目指しています。さらに大阪市まで延伸することも計画しています。

    リニア中央新幹線は、営業速度が時速500km、東京~名古屋間を40分で結び、最終的に東京~大阪間を67分で結ぶ計画です。

    高速鉄道システムの海外展開では、米国において「テキサスプロジェクト」と「北東回廊プロジェクト」を進めています。

面接で志望動機を語る上では、JR東海の事業を知っておくことは大切です。

またJR東海で興味があることは何かなど質問されることがあります。

経営数字から見るJR東海の会社概要

ここからは、経営数字からみたJR東海を探ってみます。

  • JR東海のマーケットエリアは日本の人口の約61%、GDPの約66%を占めています。
  • 東海道新幹線は累計利用者数が約64億人、1列車あたり平均遅延時分が0.9分、死傷事故が0件です。
  • 在来線は12線区、1日当たり約2,200本の列車を運行しています。
  • 連結子会社の営業収益は6,301億円です。(2018年度)
  • また、東海道新幹線の1日当たり輸送量が477千人と世界的にも圧倒的な輸送量を誇ります。
  • JR東海の2020年3月期の資本金、従業員数、連結経営成績は次の通りです。

    資本金は、1,120億円です。

    従業員数は、18,148名です。(2019年3月末)

    連結営業収益は、18,446億円です。

    連結営業利益は、6,561億円です。

    連結経常利益は、5,742億円です。

    連結当期純利益は、3,978億円です。

    連結営業収益について、セグメント別には、運輸業が14,312億円、流通業が2,632億円、不動産業が799億円、その他が2,722億円です。

面接では、JR東海の強み、弱みは何かなど訊かれますので、経営数字を知っておいてください。

JR東海の経営理念

JR東海の経営理念、行動指針は以下の通りです。

経営理念

日本の大動脈と社会基盤の発展に貢献する

行動指針

  • 「安全」最優先の行動
  • 「信頼されるサービス」の実践
  • 「進化と飛躍」への挑戦
  • 「能力と技術」の更なる研鑽
  • 「規律ある一体感」の醸成

面接では、JR東海の経営理念について質問されることがあるかも知れません。

また志望動機をつくるときも参考になります。覚えておきましょう。

参考リンク集

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