【24卒/23年転職】面接官が教える「ソフトバンク」の面接対策

大手通信キャリアのソフトバンクに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
ソフトバンクに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えばソフトバンクの面接では、求める人材をよく理解して、自己PRにおいて特に課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。
技術系で応募の場合、就活生は研究内容を、転職希望者は技術力をわかりやすく説明してください。
一方、面接で志望動機を語るためには通信業界を選ぶ理由を伝え、競合他社と比べてなぜソフトバンクなのか答えられなくてはいけません。
これら以外にもソフトバンクの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、ソフトバンクの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、ソフトバンクの会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
分析した結果を基に、就活生はエントリーシート、転職希望者は職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。
就活中の学生や転職の希望者は、本ブログを読むことで自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
ソフトバンクの求める人材
ソフトバンクはどのような人材を求めているのでしょうか。
面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで必要です。
ソフトバンクが求める人材とは、どのような人でしょうか?
ホームページの新卒採用情報には、次のような「求める人物像」が載っています。
ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する人
常に進化し続けるソフトバンクを楽しみながら
一いかなる仕事もチャンスと捉えやり遂げる
一様々な機会へ自ら意欲的に手を挙げる
そんな一人ひとりの挑戦が会社の未来を創ります
ここでいう、ソフトバンクの変化とは、孫正義会長のメッセージにある「情報テクノロジーが持つ無限の力を人々の幸せのために役立てていく」とする、ソフトバンクグループの志を指すものと思います。
これらをまとめると、求める人材は、次のような人と考えます。
- ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する人
求める人材は、「情報テクノロジーが持つ無限の力を、人々の幸せのために役立てていくために、何事もチャンスと捉え挑戦する人」と言い換えることができるのではないでしょうか。
また転職の場合、「キャリア採用」にある募集職種毎に求める人物像が載っていますので、参照ください。
求める人材像を理解し、面接の自己PRに結び付けてください。
ソフトバンクの新卒採用情報について【就活】
はじめにソフトバンクの新卒採用情報について、以下に記します。
- ソフトバンクの採用方法
ソフトバンクは、ユニバーサル採用という採用方法を採っています。
ユニバーサル採用とは、一般的な新卒一括採用とは異なり、通年採用の方法です。
新卒・既卒に関わらず、一度就職した人でも入社時に30歳未満ならば応募することが可能なものです。
このため、入社時期は、4月・10月となっています。
- 募集職種
ソフトバンクの募集形態は大きく通常採用と、NO.1採用に分かれています。
通常採用では、募集職種を、総合職、アソシエイト職、販売職(ソフトバンククルー)の3つに分けています。
- 総合職は、変化に富んだ事業環境で、領域を定めず幅広い分野で事業を推進します。
OPEN選考と、JOB-MATCH選考に分かれます。
OPEN選考は、総合コースとエンジニアコースがあり、初期配属は入社後に確定します。
JOB-MATCH選考は、希望業務のコースを選択し、合格の場合は初期配属時の業務を確約します。
事務系は、営業、財務、事業開発の各コースがあります。
技術系は、ネットワークエンジニア、システムエンジニア、ソリューションエンジニア、セキュリティエンジニア、データサイエンティストの各コースがあります。
- アソシエイト職は、営業、企画、管理、技術など各部門における企画・立案、社内外調整、業務改善などの提案型サポートを行います。
- 販売職(ソフトバンククルー)は、各種移動通信サービスおよびブロードバンドサービスの提案・販売などを行います。
- NO.1採用は、様々な分野で一番となった方を対象としています。
テクノロジー、ビジネス、アカデミック、スポーツ、クリエイティブの分野でNO.1となるための努力や挑戦をした方です。
総合職の総合、営業、エンジニアの各コースで、専門性を活かせる分野で業務に携わります。
- 総合職は、変化に富んだ事業環境で、領域を定めず幅広い分野で事業を推進します。
- 選考フロー
通常採用
プレエントリー → 履歴書情報登録・エントリーシート・適正検査→選考(複数回の面接)→ 内定
プレエントリーは、会社のWEBサイトからのみとなります。
NO.1採用
プレエントリー→動画選考→面接(複数回)→内定
- エントリーシート(23年卒)
総合職(エンジニアコース)
- あなたの研究内容、もしくは勉強してきた内容を、自らが実際に行った役割を交えて、詳しく教えてください。併せて、それをソフトバンクのエンジニアとしてどう役立てたいか、教えてください。(200字~)
- 自ら手を動かしてつくった成果物※があれば、何をつくったのかを、自らが実際に行った役割も交えて、詳しく教えてください。(200字~)※ディープラーニングを用いたチャットボット・音声認識・画像認識プログラム、機械・ロボ・電子機器、NW環境、アプリ、サーバーなど実際に作成したものであれば、何でも結構です。※数値的成果や、公開先、成果物を確認できるURLがあれば、併せて記載してください。
- これまで大会やコンテストでの受賞歴があれば、詳しく教えてください。その際、あなたが担った役割も併せて教えてください。※受賞種目や作品名を確認できるURLがあれば、併せて記載してください。
- 微分積分、線型代数、統計・確率、テンソル解析などを研究で応用した経験があれば、どのような数式を用いて何を行ったかを具体的に記載してください。また、数学科や数理科学科などで数学を専攻した経験があれば、専攻内容を具体的に記載してください。(200字~)
総合職(総合コース)
- ソフトバンクバリューの5つの項目の中で、 あなたの強みと合致する項目を教えてください(複数選択可)。 また、その強みを発揮して成し遂げたエピソードを教えてください。(200字~2000字)※ソフトバンクバリュー:No.1、挑戦、逆算、スピード、執念
- 30年後、世界の人々にもっとも必要とされるテクノロジーやサービスは何でしょう。 その実現のためにソフトバンクでどのような挑戦をしたいですか。(200字~2000字)
- 財務会計の分野で専門的に学んでいるものを教えてください。(財務)
販売職(ソフトバンククルー)
- ソフトバンクバリューの5つの項目の中で、 あなたの強みと合致する項目を教えてください(複数選択可)。 また、その強みを発揮して成し遂げたエピソードを教えてください。(200字~2000字))※ソフトバンクバリュー:No.1、挑戦、逆算、スピード、執念
- 30年後、世界の人々にもっとも必要とされるテクノロジーやサービスは何でしょう。 その実現のためにソフトバンクでどのような挑戦をしたいですか。(200字~2000字)
- 面接
面接では、学生時代に頑張ったことと、ソフトバンクの志望理由に関する質問の深掘りがなされます。
ソフトバンクで挑戦したいことを30秒で、自己PRを2つそれぞれ1分間での録画面接があります。
自己PRに関する質問
- 自己紹介してください
- 自己PRを2つしてください(各1分間)
- 小学校、中学校、高校までの習い事、部活動は何をしていましたか
- なぜ今の大学・専攻に進みましたか、そこからITに興味を持った理由は何ですか
- ゼミの内容はどのようなものですか
- 研究内容について(なぜそれを研究したか、苦労したこと、苦労を克服した方法、その結果とソフトバンクでどのように活かせるか)
- 学生時代に頑張ったことについて(頑張った理由、うまくいった点、苦労したこと、苦労を克服した方法、周りをどのように巻き込んで行動したか、その結果と学んだ内容)
- 自分の成長につながったと思う出来事はありますか(それをした理由、進め方)
- 人生で嬉しかったこと、つらかったことは何ですか
- プログラミングをどこまで習得していますか
- ネットワーク・DBなどの経験はありますか
- チームで活動した経験はありますか
- 挫折経験はありますか、それにより変わったことはありますか
- 周りからどのような人と言われますか(良い点、悪い点)
- 長所とそれをどのような仕事に活かせますか
- 短所とその克服方法について教えてください
- 趣味は何ですか
- ストレス発散方法について教えてください
- 解決したい社会問題はありますか
志望動機に関する質問
- 就活の軸は何ですか、その背景は
- どの業界を受けていますか
- ITに興味を持った理由は何ですか
- 通信業界に興味を持った理由は何ですか
- 通信業界の将来はどうなると思いますか
- なぜソフトバンクを志望しますか
- NTTドコモやKDDIとの違いは何だと思いますか
- ソフトバンクで挑戦したいことは何ですか(動画30秒間)
- 入社後、希望する職種・部門とそこでやりたい仕事は何ですか
- やりたい仕事に就けないときはどうしますか
- 将来のキャリアビジョンについて教えてください
- 勤務地の希望はありますか
- 営業をすることについて抵抗はないですか
- 同業他社との比較を含めて、ソフトバンクのイメージと長所、短所を教えてください
- ソフトバンクが提供するサービス利用の有無と使用して感じるメリット、デメリットは何ですか
- ソフトバンクバリューに合った経験をひとつ挙げてください
- ソフトバンク、通信業界で気になったニュースはありますか
- 他社の選考状況とソフトバンクの志望度を教えてください
- 採用人数
19年度入社実績 429人
20年度入社実績 571人
21年度入社実績 非公開
22年度入社実績 非公開
23年度入社計画 非公開
- 22年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
東京大34、京都大4、北海道大3、東北大5、名古屋大7、大阪大10、九州大14、東京工業大9、一橋大1、筑波大9、千葉大8、電通大5、東京外大1、都立大4、横浜国立大8、横浜市立大3、大阪市大1、神戸大6、岡山大2、広島大3、熊本大2、他
私立大:
早稲田大37、慶応大48、上智大9、明治大18、青山学院大9、立教大14、中央大11、法政大18、学習院大2、成蹊大3、東京都市大6、明治学院大3、国学院大3、日本大4、東洋大5、駒沢大1、専修大2、東海大2、東京理科大18、芝浦工業大7、東京電機大5、工学院大2、東京女子大2、日本女子大3、津田塾大2、昭和女子大1、千葉工業大2、金沢工業大2、愛知大1、愛知淑徳大2、南山大1、同志社大18、立命館大16、関西大4、関西学院大18、龍谷大3、京都女子大1、同志社女子大2、近畿大3、摂南大1、甲南大1、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2022年9月4日号)参照
- 学歴フィルター
難関国公立大から私立大まで幅広い採用となっています。
総合職は他の職種と比較して人気が高くなっていますので、難関大学出身者の割合が多くなっています。
面接攻略の考え方【就活】
面接では自己PRと志望動機に関することを必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
ソフトバンクは基本的に特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、ソフトバンクは、「ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する」人を求めています。
この中で、「ソフトバンクの変化を楽しみ」とは、課題解決力を、「何事もチャンスと捉え挑戦する」とは、行動力を表していると考えます。
ソフトバンクは、「デジタルの社会実装」の実現に向けてグループ一丸となって挑戦を続けるとともに、サービスの提供を通じて多様なSDGsの達成に貢献し、世界で最も必要とされる会社となるよう目指すことを宣言しています。
これを推進するために、課題解決力と行動力のある人を求めているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力と行動力をアピールしましょう。
課題を発見して、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができる。実現のために粘り強く取り組むことができる。というアピールです。
力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことや困難を解決するために創意工夫をして、どのように粘り強く行動したか、その結果と身につけたことなどを語ってください。
但し、ソフトバンクは採用するすべての人に課題解決力や行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい優れた能力が他にあるなら、面接でその能力を上手に説明してください。
■技術系応募者は研究内容を語る
ソフトバンクは、通信事業では新たなインフラとして5Gの普及に取り組み、また通信事業以外にもAI・IoT・フィンテックなどの最先端テクノロジーを用いた新規ビジネスやソリューションビジネスの成長を加速させています。
技術系応募者(総合職エンジニアコース)は、面接でソフトバンクの技術開発に十分対応できる能力、スキルがあることを自分の研究内容から探して話せるようにしてください。
技術系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく求められます。
具体的には、研究にあたって、その課題と課題解決の手法をあげ、解決に困難だった点について自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。
課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、あるいはねばり強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。
ソフトバンクの技術的な仕事で、直接使える研究をしていない人もいると思います。
その場合はプログラミングで必要な論理的思考力など、潜在的な能力を面接でアピールしてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ通信業界を選ぶのか明確に伝える
通信業界は各社とも、社会を支えるライフラインとしての通信網の維持から、IoT、ビックデータ時代のカギとなる通信の技術革新に対応すべく準備を進めています。
通信業界を選ぶ学生は、このような情報通信関連の最先端技術を活用し、これからの世の中の重要な課題解決ができるビジネスに関わりたいという人が多いと思います。
通信業界とはどのような業界なのか、どのような仕事をするのか理解し、通信業界を選ぶ理由を伝えてください。
■なぜソフトバンクを選ぶのか明確に伝える
ソフトバンクの創業以来の歴史を知り、企業経営の哲学である経営理念・バリューや事業内容、成長戦略などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることがソフトバンクを選んだ志望動機です。
また、ソフトバンクと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
日本の大手携帯通信キャリアはNTTドコモ、ソフトバンク、KDDI(au)の3社あります。
ソフトバンクを志望する人は、他の携帯通信キャリアと並行して応募することが多いと思います。
また、情報通信に関連する楽天やNTTデータ、富士通といった企業にも関心のある人が多いと言われます。
たとえソフトバンクが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜソフトバンクなのかを、質問されたときに、しっかりと答えられなくてはなりません。
■なぜその職種(コース)を選んだか、希望する部門とそこでやりたい仕事を明確に伝える
ソフトバンクは、職種別コース別の募集となっています。
希望する職種・コースを選んだ理由と希望部門、そこでやりたい仕事となぜやりたいかを的確に説明できなくてはなりません。
あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
やりたい仕事で注目している商品や技術、サービスと、その理由も話せるようにしておくとなお良いでしょう。
■他社の応募状況を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、通信業界または、IT業界志望と答えてください。
他社名を教えてほしいと聞かれたときは、応募先が大手の場合なら会社名を答えてください。
異業種への応募なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいにしておきましょう。
まったくの異業種であれば、なぜ応募したいのか答えられるようにしてください。
以上、ソフトバンクの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
面接を攻略するためには、通信業界を取り巻く環境を理解することと、通信業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2023年】通信業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、ソフトバンクとはどのような企業なのかを理解することも面接準備には必須です。
ソフトバンクの会社概要やグループの歴史、経営理念・バリュー、成長戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもソフトバンクのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でホームページから得たソフトバンクの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
ソフトバンクの面接攻略のまとめ【就活】
ソフトバンクに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
ソフトバンクが採用したい人材は、「ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する」人です。
面接では、学生時代に頑張ったことと、ソフトバンクの志望理由に関する質問の深掘りがなされます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は研究内容を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ通信業界を選ぶのか明確に伝える
- なぜソフトバンクを選ぶのか明確に伝える
- なぜその職種(コース)を選んだか、希望する部門とそこでやりたい仕事を明確に伝える
- 他社の応募状況を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは通信業界を取り巻く環境を理解することと、通信業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、ソフトバンクとはどのような企業なのかを理解することも面接準備には必須です。
ソフトバンクの会社に関する知識について、面接での受け答えのために知っておくとためになります。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。
ソフトバンクの中途採用情報について【転職】
続いてソフトバンクの転職面接について解説していきます。
はじめにソフトバンクのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。
- ソフトバンクの採用方法
ソフトバンクは、ユニバーサル採用という採用方法を採っています。
ユニバーサル採用とは、新卒、既卒を問わず、通年募集を行う方法です。
このうち既卒者を想定したキャリア採用は、募集ポジションに求められる能力、スキル、資質を有した即戦力になる人を期待しているものです。
- 募集職種
ソフトバンクは、転職の希望者を対象とした職種別の中途採用を行っています。
必要な能力やスキルを持つ人が足りない職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。
募集職種はその時々で変わっていくと思いますが、現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、ソフトバンクのホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。
ちなみに、2022年10月現在、営業・営業企画・コンサルティング、事業企画・サービス企画、マーケティング、先端技術エンジニア、クラウドエンジニア、インフラエンジニア、ソリューションエンジニア、開発エンジニア、財務・経理・投資・経営企画、人事・総務・法務・広報の求人募集があります。
もし、自分の能力、スキルが募集職種にフイットし、ソフトバンクの社風に馴染めそうなら中途採用に応募してみてはいかがでしょうか?
また、希望する職種の募集がない場合は、キャリア登録をすることができます。
適したポジションに募集があった場合には、転職の希望者に連絡する仕組みです。
- 選考フロー
選考のステップは応募職種、選考時期、状況によって変更することがありますが、以下の流れとなります。
エントリー → 書類選考 → 面接複数回 → 内定
- エントリーは、ソフトバンクのWEBサイトからのみとなります。
- 書類選考は約2週間程度かかります。
- 内定から入社までは1か月程度が目安です。
- 転職面接
転職の面接では求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者がソフトバンクで貢献できるか、を探ります。
自己PRに関すること
- 学生時代に力を入れて頑張ったことは何ですか
- 職務経歴の説明をしてください
- 研究内容の説明をしてください
- 挫折した経験とそれを乗り越えた方法について教えてください
- あなたはどのような人ですか
- あなたの趣味は何ですか
志望動機に関すること
- ソフトバンクの志望動機は何ですか
- 他のキャリアではなくなぜソフトバンクなのですか
- ソフトバンクが300年続くためには何が必要ですか
- あなたが入社したらどのように貢献できますか
- 嫌いな仕事は何ですか
- 将来のキャリアビジョンを教えてください
- 応募職種の事業を拡大するために何ができますか
- ソフトバンクの印象を教えてください
- 携帯で電話ができる仕組みを知っていますか
- ソフトバンクバリューを知っていますか
- 今まで使った携帯で一番気に入ったものは何ですか
退職理由に関すること
- 前職の退職理由は何ですか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
ソフトバンクは特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、ソフトバンクは、「ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する」人を求めています。
この中で、「ソフトバンクの変化を楽しみ」とは、課題解決力を、「何事もチャンスと捉え挑戦する」とは、行動力を表していると考えます。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない詳細な仕事ぶりを説明するなかで、課題を見つけ、課題解決のために自らが立てた対策と、関係者を巻き込んで粘り強く遂行したことを説明してください。
さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。
ソフトバンクで活かせる、身につけた知識やスキルも語ってください。
自分に課題解決力や行動力が乏しいと感じる場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えましょう。
■エンジニア、クリエイティブの職種応募者は技術力を語る
ソフトバンクは、通信事業では新たなインフラとして5Gの普及に取り組み、また通信事業以外にもAI・IoT・フィンテックなどの最先端テクノロジーを用いた新規ビジネスやソリューションビジネスの成長を加速させています。
これらのような先端技術を活用したサービス・ソリューションを実現するための技術者が求められています。
エンジニア系、クリエイティブ系の職種応募者は、募集職種の職務内容を理解して、それらに十分対応できる技術力があることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。
具体的には、職務遂行にあたって、技術面においてどんな工夫をし、どんな成果を得たのか、わかりやすく説明することで、あなたの技術力をアピールしましょう。
また成果を出すためのスキルやノウハウが、ソフトバンクでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
■ビジネス、コーポレートの職種応募者はスキルや知識を語る
ビジネス系、コーポレート系といった事務・営業部門の職種応募者は、面接では、募集職種に対応できるスキルや知識があることをアピールしましょう。
スキルや知識があることは現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。
職務遂行にあたって身に付けたスキルや知識と、それらを発揮して得た成果をわかりやすく説明することです。
成果を出すためのスキルや知識が、ソフトバンクでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
また、職種によっては語学力も求められますので、アピールしてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜソフトバンクを選ぶのか明確に伝える
ソフトバンクの創業以来の歴史を知り、企業経営の哲学である経営理念・バリューや事業内容、成長戦略などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることがソフトバンクを選んだ志望動機です。
また、ソフトバンクと競合他社のホームページを隅から隅まで目を通して、その違いを知っておいてください。
日本の大手携帯通信キャリアはNTTドコモ、ソフトバンク、KDDI(au)の3社あります。
競合他社と比較しなぜソフトバンクなのかを、質問されたときに、しっかりと答えられなくてはなりません。
また、3社の携帯ショップを訪問し、各社の違いを知っておくことも良いでしょう。
■なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える
ソフトバンクの中途採用は、希望する職種に応募するかたちをとっています。
応募職種を希望する理由、そこでやりたい仕事となぜやりたいかをしっかりと説明できなければなりません。
中途採用の応募者がその職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験、能力、スキルがソフトバンクで活かせることだと考えます。
それには、現職(前職)の職務内容をわかりやすく説明することで伝えてください。
やりたい仕事で注目しているソフトバンクの製品やサービス、技術などと、注目している理由も話せるようにしておくとよいでしょう。
■ソフトバンクという会社について知っておく
転職の面接では、どれくらいソフトバンクのことを知っているか試す質問がなされます。
例えば、「ソフトバンクの印象について」「300年続くためにはどうしたら良いか」「ソフトバンクバリューを知っているか」といったような質問です。
ホームページにしっかり目を通し、ショップを訪問しておきましょう。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、ソフトバンクの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
ソフトバンクへの転職の面接を攻略するためには、まずは通信業界を取り巻く環境を理解することと、通信業界で働いたときの仕事の内容も理解しておいてください。
ブログ記事「【2023年】通信業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、ソフトバンクとはどのような会社なのかを理解することも転職の面接準備には必須です。
ソフトバンクの会社概要やグループの歴史、経営理念・バリュー、成長戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもソフトバンクのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でホームページから得たソフトバンクの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
ソフトバンクの面接攻略のまとめ【転職】
ソフトバンクに「キャリア採用」で転職を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。
転職の面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
ソフトバンクが採用したい人材は、「ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する」人です。
募集職種毎の求める人物像も記載されています。
転職の面接では求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者がソフトバンクで貢献できるか、を探ります。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- エンジニア、クリエイティブの職種応募者は技術力を語る
- ビジネス、コーポレートの職種応募者はスキルや知識を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜソフトバンクを選ぶのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える
- ソフトバンクという会社について知っておく
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
転職の面接を攻略するためには、通信業界を取り巻く環境を理解することと同時に、通信業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、ソフトバンクとはどのような会社なのかを理解することも転職の面接準備には必須です。
ソフトバンクの会社に関する知識について、面接での受け答えのために知っておくとためになります。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。
ソフトバンクを志望するときに知っておきたい社風
ソフトバンクはどのような社風なのか、面接を受けるにあたり知っておきたい情報を載せます。
- トップダウンで次々と指示が下りてくるため反応良く、数字を出すことが求められます。何事も数字で成果をみられます。
- 会社の成長意欲が高く、ハングリー精神が強いです。目標を持って働きたい人には合っています。
- 様々なことに挑戦し、新しい試みも次々に取り入れる社風です。安定志向の人には少し向かないかも知れません。
- 営業部門は体育会系のメンタルが必要です。
- まずは行動し、行動しながら修正するといったように、仕事にスピードを求められます。
- 社員に対して経営理念を浸透させるため動画が流れ、ポスター掲示もあります。カードやステッカーも配布されます。
- 自由で風通しの良い社風です。飲み会も多いようです。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
ソフトバンクの会社概要
ソフトバンクは、孫正義氏が一代で築き上げたソフトバンクグループの中核会社です。
ソフトバンクグループ=孫正義氏と言ってよいほどカリスマ性があり、氏は現代の日本を代表する創業経営者の一人です。
ソフトバンクは固定電話や携帯電話を利用した通信サービスを提供する電気通信事業者で、通信キャリアとも呼ばれています。
日本の大手通信キャリアは、NTTグループを筆頭にKDDIグループ、ソフトバンクグループがあります。
ソフトバンクの主力事業である携帯電話の契約シェアは、NTTドコモが36.9%、KDDI(au)27.6%、ソフトバンクが21.5%、楽天モバイルが2.1%です。です。(総務省 2021年9月)
ソフトバンクグループは、純粋持ち株会社としてのソフトバンクグループ株式会社とその傘下に子会社1,408社、関連会社535社、共同支配企業34社の巨大グループです。(2021年3月末現在)
ソフトバンクグループの事業セグメントとしては、「持株会社投資事業」、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業」、「ソフトバンク事業」、「アーム事業」および「ラテンアメリカ・ファンド事業」です。
このうち、ソフトバンク事業において、ソフトバンク、Zホールディングス、ヤフー、LINEが主な会社となっています。
ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業は、テクノロジーの活用により 各分野をリードする成長企業への投資を通して、AI革命を推進しています。
アーム事業は、アーム社がIoT時代のキードライバーとして、プロセッサーの設計を手がけています。
ソフトバンクの2022年3月期の経営成績は次の通りです。
資本金は2,043億円です。
従業員数は単体で18,929人、連結で49,581人です。
連結売上高は5兆6,906億円です。
連結営業利益は9,857億円です。
連結純利益は5,175億円です。
事業セグメントは次のようになっています。
コンシューマ事業の売上高は2兆8,827億円です。
法人事業の売上高は、7,157億円です。
流通事業の売上高は、5,006億円です。
ヤフー・LINE事業の売上高は、1兆5,674億円です。
スマートフォン累計契約数は2,758万件です。
面接では会社概要について、例えば「ソフトバンクの連結売上高を知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。
面接前に概要をしっかり理解することが大切です。
ソフトバンクグループの歴史を知る
1981年に孫正義氏がソフトバンクの前身である日本ソフトバンクを設立し、パソコン用パッケージソフトの流通事業から始まりました。
1982年には出版事業を始めました。
1995年にはコンピューター見本市のコムテックスの運営会社の展示会部門へ資本参加します。次第に流通・出版事業からインターネット企業に軸足を移していきます。
1996年には日本法人ヤフー(現Zホールディングス)を設立します。
同年米国ヤフーの筆頭株主となります。米国ヤフーの大きな成長と日本のヤフーの広告収入がソフトバンクに豊富な資金をもたらします。
2001年にはブロードバンドサービスのヤフーBBを開始し、ブロードバンド事業に参入します。
2005年には福岡ダイエーホークス(現福岡ソフトバンクホークス)を子会社とします。
2006年にはイギリスのボーダフォンを買収し、移動体通信事業に参入します。
2008年にはiPhoneの日本独占販売を開始します。(KDDIは2011年、NTTドコモは2013年より)
2013年にはアメリカの携帯電話会社のスプリント社を買収します。
2016年にはイギリスの半導体設計大手のアーム社を買収します。
2017年には、10兆円規模の投資ファンドであるソフトバンクビジョンファンド(SVF)を立ち上げます。
2019年には、ZホールディングスがZOZOを連結子会社化します。
2020年には、スプリント社、アーム社の売却を発表しています。(アーム社は2022年売却断念)
2021年には、ZホールディングスとLINEが経営統合します。
以上の変化をみると、ソフトバンクグループは流通・出版業からスタートし、国内携帯電話事業会社からハイテク企業、投資会社への性格を強めています。
面接に臨むさいには、ソフトバンクの歴史について知っておくと、志望動機を語るさいに有効です。
ソフトバンクグループの経営理念・ビジョン・バリュー
ソフトバンクグループの経営理念、ビジョン、バリューについて紹介します。
経営理念:情報革命で人々を幸せに
ビジョン:「世界の人々から最も必要とされる企業グループ」を目指して
バリュー「努力って楽しい」は次のように表現されています。
「No.1」いちばんって、楽しい。:やる以上は圧倒的No.1
「挑戦」挑戦って、楽しい。:失敗を恐れず高い壁に挑み続ける
「逆算」逆算って、楽しい。:登る山を決め、どう行動するか逆算で決める
「スピード」大至急って楽しい。:スピードは価値。早い行動は早い成果を生む
「執念」あきらめないって、楽しい。:言い訳しない、脳がちぎれるほど考え、とことんやり抜く
面接では、経営理念に関することについて質問されることも想定してください。
志望動機をつくるときにも役に立つかも知れません。
ソフトバンクグループの経営方針と成長戦略
- 経営方針
「情報革命で人々を幸せに」という経営理念の下、世界の人々が最も必要とする企業グループを目指す。
情報・テクノロジー領域において通信事業を中心に様々な事業に取り組み、テクノロジーの力で社会課題を解決することにより、企業価値の最大化を図っていく。
- 成長戦略「Beyond Carrier」
- 2017年度より「Beyond Carrier」を成長戦略と定める。
- 通信事業について、スマートフォンやブロードバンドの契約数拡大、および5Gの取り組みを通じてさらに成長させながら、通信以外の領域の拡大を目指す。
ソフトバンクグループ(株)の投資先などが持つ最先端のAI・テクノロジーやビジネスモデルを活用し、新規事業の立ち上げを図る。
この戦略の下、2018年9月に、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先であるPaytmのテクノロジーを活用し、スマートフォン決済サービス「PayPay」のサービスを開始。
2019年6月には、Zホールディングスを子会社化。2021年3月には、LINEとZホールディングスとの経営統合が完了。その結果、ソフトバンクグループは、国内最大規模の通信・ITグループとなる。
- 2021年度より、成長戦略「Beyond Carrier」は第2フェーズに移行
圧倒的なユーザー接点を強みに、ソフトバンクの持つ強力なプラットフォーム群を先端テクノロジーの力でつなぎ合わせ、新たな価値を創造する「総合デジタルプラットフォーマー」を目指す。
ソフトバンクは、テクノロジーの力で社会課題を解決することで、企業価値の最大化を図り、世界の人々から最も必要とされる企業グループを目指す。
経営方針と成長戦略は、ソフトバンクの方向性を定めた重要な取り組みです。面接での志望動機をつくるうえで理解しておきましょう。