【26卒/25年転職】面接官が教える「ソフトバンク」の面接対策

2024.10.08 更新
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大手通信キャリアのソフトバンクに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

ソフトバンクに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えばソフトバンクの面接では、求める人材をよく理解して、自己PRにおいて特に課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。

技術系で応募の場合、就活生は研究内容を、転職希望者は技術力をわかりやすく説明してください。

一方、面接で志望動機を語るためには通信業界を選ぶ理由を伝え、競合他社と比べてなぜソフトバンクなのか答えられなくてはいけません。

これら以外にもソフトバンクの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、ソフトバンクの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、ソフトバンクの会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. ソフトバンクの求める人材
  2. ソフトバンクの新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. ソフトバンクの面接攻略のまとめ【就活】
  6. ソフトバンクの中途採用情報について【転職】
  7. 面接攻略の考え方【転職】
  8. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  9. ソフトバンクの面接攻略のまとめ【転職】
  10. ソフトバンクを志望するときに知っておきたい社風
  11. ソフトバンクの会社概要
  12. ソフトバンクグループの歴史を知る
  13. ソフトバンクグループの経営理念・ビジョン・バリュー
  14. ソフトバンクの成長戦略と中期経営計画
  15. 参考リンク集

ソフトバンクの求める人材

ソフトバンクはどのような人材を求めているのでしょうか。

面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで必要です。

ソフトバンクが求める人材とは、どのような人でしょうか?

ホームページの新卒採用情報には、次のような「求める人物像」が載っています。

ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する人

常に進化し続けるソフトバンクを楽しみながら

一いかなる仕事もチャンスと捉えやり遂げる

一様々な機会へ自ら意欲的に手を挙げる

そんな一人ひとりの挑戦が会社の未来を創ります

ここでいう、ソフトバンクの変化とは、経営理念である「情報革命で人々を幸せに」とする、ソフトバンクグループの志を指すものと思います。

これらをまとめると、求める人材は、次のような人と考えます。

  • ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する人

求める人材は、「情報テクノロジーが持つ無限の力を、人々の幸せのために役立てていくために、何事もチャンスと捉え挑戦する人」と言い換えることができるのではないでしょうか。

また転職の場合、「キャリア採用」にある募集職種毎に求める人物像が載っていますので、参照ください。

求める人材像を理解し、面接の自己PRに結び付けてください。

ソフトバンクの新卒採用情報について【就活】

はじめにソフトバンクの新卒採用情報について、以下に記します。

  1. ソフトバンクの採用方法

    ソフトバンクは、ユニバーサル採用という採用方法を採っています。

    ユニバーサル採用とは、一般的な新卒一括採用とは異なり、募集期間は通年の方法です。

    新卒・既卒に関わらず、一度就職した人でも入社時に30歳未満ならば応募することが可能なものです。

    このため、入社時期は、4月・10月となっています。

  2. 募集職種

    ソフトバンクの募集形態は大きく通常採用と、NO.1採用に分かれています。

    通常採用では、募集職種を、総合職、アソシエイト職、販売職(ソフトバンククルー)の3つに分けています。

    • 総合職は、変化に富んだ事業環境で、領域を定めず幅広い分野で事業を推進します。

      OPEN選考と、JOB-MATCH選考に分かれます。

      OPEN選考は、総合コースとエンジニアコースがあり、初期配属は入社後に確定します。

      JOB-MATCH選考は、希望業務のコースを選択し、合格の場合は初期配属時の業務を確約します。

      事務系は、コンシューマ営業、法人ソリューション営業、事業開発、財務の各コースがあります。

      技術系は、ソリューションエンジニア、ネットワークエンジニア、システムエンジニア、セキュリティエンジニア、データサイエンティスト、研究開発の各コースがあります。

    • アソシエイト職は、営業、企画、管理、技術など各部門における企画・立案、社内外調整、業務改善などの提案型サポートを行います。
    • 販売職(ソフトバンククルー)は、各種移動通信サービスおよびブロードバンドサービスの提案・販売などを行います。
    • NO.1採用は、様々な分野で一番となった方を対象としています。

      テクノロジー、ビジネス、アカデミック、スポーツ、クリエイティブの分野でNO.1となるための努力や挑戦をした方です。

      OPEN選考では総合職の総合、エンジニアの各コースで、JOB-MATCH選考ではコンシューマ営業、法人ソリューション営業にエントリーできます。

  3. 選考フロー

    通常採用

    プレエントリー → 履歴書情報登録・エントリーシート・適正検査→選考(複数回の面接)→ 内定

    プレエントリーは、会社のWEBサイトからのみとなります。

    NO.1採用

    プレエントリー→自己PR動画・書類選考→面接(複数回)→内定

  4. エントリーシート(25年卒)

    総合職(エンジニアコース)

    • あなたの研究内容、もしくは勉強してきた内容を、自らが実際に行った役割を交えて、詳しく教えてください。併せて、それをソフトバンクのエンジニアとしてどう役立てたいか、教えてください。(200字~)
    • 自ら手を動かしてつくった成果物※があれば、何をつくったのかを、自らが実際に行った役割も交えて、詳しく教えてください。(200字~)※ディープラーニングを用いたチャットボット・音声認識・画像認識プログラム、機械・ロボ・電子機器、NW環境、アプリ、サーバーなど実際に作成したものであれば、何でも結構です。※数値的成果や、公開先、成果物を確認できるURLがあれば、併せて記載してください。(任意回答)
    • これまで大会やコンテストでの受賞歴があれば、詳しく教えてください。その際、あなたが担った役割も併せて教えてください。※受賞種目や作品名を確認できるURLがあれば、併せて記載してください。
    • 微分積分、線型代数、統計・確率、テンソル解析などを研究で応用した経験があれば、どのような数式を用いて何を行ったかを具体的に記載してください。また、数学科や数理科学科などで数学を専攻した経験があれば、専攻内容を具体的に記載してください。(200字~)
    • ご自身で携わったAI/機械学習/統計解析の研究やプロジェクトについて、事例ごとに簡潔にまとめて教えてください。(概要・取り扱ったデータの内容・種類・データ量・利用した技術や手法・成果を明記してください。)

    総合職(総合コース)

    • ソフトバンクバリューの5つの項目の中で、 あなたの強みと合致する項目を教えてください(複数選択可)。 また、その強みを発揮して成し遂げたエピソードを教えてください。(200字~)※ソフトバンクバリュー:No.1、挑戦、逆算、スピード、執念
    • ソフトバンクでどのような挑戦をしたいですか。 その実現のために現在までに取り組んでいることは何ですか。(200字~)
    • 30年後、世界の人々にもっとも必要とされるテクノロジーやサービスは何でしょう。 その実現のためにソフトバンクでどのような挑戦をしたいですか。(200字~)
    • あなたが法人ソリューション営業を希望する理由について教えてください。(200字~)
    • 特技について教えてください。(100字以内)
    • 趣味について教えてください。(100字以内)

    アソシエイト職(24年卒)

    • 特技について教えてください。(100字以内)
    • 趣味について教えてください。(100字以内)

    販売職(ソフトバンククルー)(24年卒) 

    • ソフトバンクバリューの5つの項目の中で、 あなたの強みと合致する項目を教えてください(複数選択可)。 また、その強みを発揮して成し遂げたエピソードを教えてください。(200字~)※ソフトバンクバリュー:No.1、挑戦、逆算、スピード、執念
    • 30年後、世界の人々にもっとも必要とされるテクノロジーやサービスは何でしょう。 その実現のためにソフトバンクでどのような挑戦をしたいですか。(200字~)
  5. 面接

    面接では、学生時代に頑張ったことと、ソフトバンクの志望理由に関する質問の深掘りがなされます。

    ソフトバンクで挑戦したいことを30秒で、自己PRを2つそれぞれ1分間での録画面接があります。

    JOB-MATCH選考では、実際に部署に配属されて、2週間社員と一緒に通常業務に就きます。最終日に今までの学びをプレゼンテーションする機会が設けられます。

    自己PRに関する質問

    • 自己紹介してください
    • 自己PRを2つしてください(各1分間)
    • 小学校、中学校、高校までの習い事、部活動は何をしていましたか
    • なぜ今の大学・専攻に進みましたか、そこからITに興味を持った理由は何ですか
    • ゼミの内容はどのようなものですか
    • 研究内容について(なぜそれを研究したか、苦労したこと、苦労を克服した方法、最終的なゴール、ソフトバンクでどのように活かせるか)
    • 学生時代に頑張ったことについて(頑張った理由、役割、うまくいった点、苦労したこと、苦労を克服した方法、周りをどのように巻き込んで行動したか、その結果と学んだ内容)
    • 自分の成長につながったと思う出来事はありますか(それをした理由、進め方)
    • 人生で嬉しかったこと、つらかったことは何ですか
    • プログラミングをどこまで習得していますか
    • ネットワーク・DBなどの経験はありますか
    • Excel、PowerPointを学生時代にどのように活用しましたかーアソシエイト職
    • チームで活動した経験はありますか(役割、大変だったこと)
    • アルバイト経験はありますか
    • 挫折経験はありますか、それにより変わったことはありますか
    • 周りからどのような人と言われますか(良い点、悪い点)
    • 長所とそれをどのような仕事に活かせますか
    • 短所とその克服方法について教えてください
    • 趣味は何ですか
    • ストレス発散方法について教えてください
    • 健康状態は良いですか
    • 解決したい社会問題はありますか
    • 最近気になったニュースはありますか

    志望動機に関する質問

    • 就活の軸は何ですか、その背景は
    • どの業界を受けていますか
    • ITに興味を持った理由は何ですか
    • 通信業界に興味を持った理由は何ですか
    • 通信業界の将来はどうなると思いますか
    • なぜソフトバンクを志望しますか、同業他社ではいけない理由は何ですか
    • NTTドコモやKDDIとの違いは何だと思いますか
    • ソフトバンクで挑戦したいことは何ですか
    • 入社後、希望する職種・部門(事業)とその理由、そこでやりたい仕事は何ですか
    • なぜ○○職を希望しますか
    • 希望する職種で必要だと思う能力は何ですか
    • やりたい仕事に就けないときはどうしますか
    • 入社後やりたいこととやりたくないことは何ですか
    • 入社後に実現したいことは何ですか
    • 将来のキャリアビジョンについて教えてください
    • 勤務地の希望はありますか
    • 営業をすることについて抵抗はないですか
    • ソフトバンク入社への意気込みを話してください
    • 同業他社との比較を含めて、ソフトバンクのイメージと長所、短所を教えてください
    • ソフトバンクが提供するサービス利用の有無と使用して感じるメリット、デメリットは何ですか
    • ソフトバンクバリューに合った経験をひとつ挙げてください
    • ソフトバンク、通信業界で気になったニュースはありますか
    • インターンシップの感想を教えてください
    • 他社の選考状況とソフトバンクの志望度を教えてください
  6. 採用人数

    19年度入社実績 429人

    20年度入社実績 571人

    21年度入社実績 456人

    22年度入社実績 606人

    23年度入社実績 455人

    24年度入社実績 401人

  7. 24年新卒入社大学別就職者数 

    国公立大:

    東京大10、京都大9、北海道大4、東北大1、名古屋大6、大阪大3、九州大11、東京工業大6、筑波大5、千葉大8、電通大5、都立大3、横浜国立大7、横浜市立大3、金沢大1、大阪公立大2、神戸大3、広島大5、他

    私立大:

    早稲田大25、慶応大16、上智大13、明治大17、青山学院大7、立教大6、中央大6、法政大3、学習院大1、成城大1、東京都市大5、国学院大1、日本大13、東洋大4、専修大1、東海大1、東京理科大5、芝浦工業大2、東京電機大5、工学院大1、東京女子大2、津田塾大2、大妻女子大2、千葉工業大3、神奈川大1、金沢工業大3、南山大1、同志社大9、立命館大10、関西大4、関西学院大12、京都産業大2、龍谷大1、近畿大5、武庫川女子大1、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2024年9月1日号)参照

  8. 学歴フィルター

    難関国公立大から私立大まで幅広い採用となっています。

    総合職は他の職種と比較して人気が高くなっていますので、難関大学出身者の割合が多くなっています。

面接攻略の考え方【就活】

面接では自己PRと志望動機に関することを必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    ソフトバンクは特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように、ソフトバンクは、「ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する」人を求めています。

    この中で、「ソフトバンクの変化を楽しみ」とは、課題解決力を、「何事もチャンスと捉え挑戦する」とは、行動力を表していると考えます。

    ソフトバンクは、「デジタル社会の発展に不可欠な次世代社会インフラを提供する企業へ」という長期的なビジョンを掲げ、その実現に向け通信事業の持続的な成長を図りながら、通信キャリアの枠を超え、「DX/ソリューション」「ファイナンス」「メディア・EC」「新領域」などの分野で積極的な事業展開を目指す戦略である「Beyond Carrier」をさらに推進していこうとしています。

    これを推進するために、課題解決力と行動力のある人を求めているのではないでしょうか。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力と行動力をアピールしましょう。

    課題を発見して、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができる。実現のために粘り強く取り組むことができる。というアピールです。

    力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことや困難を解決するために創意工夫をして、どのように粘り強く行動したか、その結果と身につけたことなどを語ってください。

    但し、ソフトバンクは採用するすべての人に課題解決力や行動力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい優れた能力が他にあるなら、面接でその能力を上手に説明してください。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    ソフトバンクは、AIと共存する社会に向けて膨大なデータ処理を可能にする「次世代社会インフラ」の整備を推進しています。また、AIを取り入れた研究開発や、通信の進化を支えるさまざまな基盤技術の研究開発を進めています。

    2022年に誕生した先端技術研究所では、HAPSや自動運転、次世代電池などの研究に取り組んでいます。

    技術系応募者は、面接でソフトバンクの技術開発に十分対応できる能力、スキルがあることを自分の研究内容から探して話せるようにしてください。

    技術系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく求められます。

    具体的には、研究にあたって、その課題と課題解決の手法をあげ、解決に困難だった点について自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、あるいはねばり強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

    ソフトバンクの技術的な仕事で、直接使える研究をしていない人もいると思います。

    その場合はプログラミングで必要な論理的思考力など、潜在的な能力を面接でアピールしてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ通信業界を選ぶのか明確に伝える

    通信業界は各社とも、社会を支えるライフラインとしての通信網の維持から、IoT、ビックデータ時代のカギとなる通信の技術革新に対応すべく準備を進めています。

    通信業界を選ぶ学生は、このような情報通信関連の最先端技術を活用し、これからの世の中の重要な課題解決ができるビジネスに関わりたいという人が多いと思います。

    通信業界とはどのような業界なのか、どのような仕事をするのか理解し、通信業界を選ぶ理由を伝えてください。

    ■なぜソフトバンクを選ぶのか明確に伝える

    ソフトバンクの創業以来の歴史を知り、企業経営の哲学である経営理念・バリューや事業内容、成長戦略などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがソフトバンクを選んだ志望動機です。

    また、ソフトバンクと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    日本の大手携帯通信キャリアはNTTドコモ、ソフトバンク、KDDI(au)の3社あります。

    ソフトバンクを志望する人は、他の携帯通信キャリアと並行して応募することが多いと思います。

    また、情報通信に関連するNTTデータ、リクルート、日立製作所といった企業にも関心のある人が多いようです。

    たとえソフトバンクが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜソフトバンクなのかを、質問されたときに、しっかりと答えられなくてはなりません。

    ■なぜその職種(コース)を選んだか、希望する部門(事業)とそこでやりたい仕事を明確に伝える

    ソフトバンクは、職種別コース別の募集となっています。

    希望する職種・コースを選んだ理由と希望部門(事業)、そこでやりたい仕事となぜやりたいかを的確に説明できなくてはなりません。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。

    やりたい仕事で注目している商品や技術、サービスと、その理由も話せるようにしておくとなお良いでしょう。

    ■他社の応募状況を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、通信業界または、IT業界志望と答えてください。

    他社名を教えてほしいと聞かれたときは、応募先が大手の場合なら会社名を答えてください。

    異業種への応募なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいにしておきましょう。

    まったくの異業種であれば、なぜ応募したいのか答えられるようにしてください。

以上、ソフトバンクの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

面接を攻略するためには、通信業界を取り巻く環境を理解することと、通信業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2025年】通信業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、ソフトバンクとはどのような企業なのかを理解することも面接準備には必須です。

ソフトバンクの会社概要やグループの歴史、経営理念・バリュー、成長戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもソフトバンクのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でホームページから得たソフトバンクの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

ソフトバンクの面接攻略のまとめ【就活】

ソフトバンクに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

ソフトバンクが採用したい人材は、「ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する」人です。

面接では、学生時代に頑張ったことと、ソフトバンクの志望理由に関する質問の深掘りがなされます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ通信業界を選ぶのか明確に伝える
  • なぜソフトバンクを選ぶのか明確に伝える
  • なぜその職種(コース)を選んだか、希望する部門(事業)とそこでやりたい仕事を明確に伝える
  • 他社の応募状況を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは通信業界を取り巻く環境を理解することと、通信業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、ソフトバンクとはどのような企業なのかを理解することも面接準備には必須です。

ソフトバンクの会社に関する知識について、面接での受け答えのために知っておくとためになります。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

ソフトバンクの中途採用情報について【転職】

続いてソフトバンクの転職面接について解説していきます。

はじめにソフトバンクのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. ソフトバンクの採用方法

    ソフトバンクは、ユニバーサル採用という採用方法を採っています。

    ユニバーサル採用とは、新卒、既卒を問わず、募集期間は通年の方法です。

    このうち既卒者を想定したキャリア採用は、募集ポジションに求められる能力、スキル、資質を有した即戦力になる人を期待しているものです。

  2. 募集職種

    ソフトバンクは、転職の希望者を対象とした職種別の中途採用を行っています。

    必要な能力やスキルを持つ人が足りない職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。

    募集職種はその時々で変わっていくと思いますが、現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、ソフトバンクのホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。

    2024年10月現在、ビジネス、エンジニア、クリエイティブ、コーポレートに多数の求人があります。

    もし、自分の能力、スキルが募集職種にフイットし、ソフトバンクの社風に馴染めそうなら中途採用に応募してみてはいかがでしょうか?

    また、希望する職種の募集がない場合は、キャリア登録をすることができます。

    適したポジションに募集があった場合には、転職の希望者に連絡する仕組みです。

  3. 選考フロー

    選考のステップは応募職種、選考時期、状況によって変更することがありますが、以下の流れとなります。

    エントリー → 書類選考 → 面接複数回 → 内定

    • エントリーは、ソフトバンクのWEBサイトからのみとなります。
    • 書類選考は約2週間程度かかります。
    • 内定から入社までは1か月程度が目安です。
  4. 転職面接

    転職の面接では求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者がソフトバンクで貢献できるか、を探ります。

    自己PRに関すること

    • 学生時代に力を入れて頑張ったことは何ですか
    • 職務経歴の説明をしてください
    • 研究内容の説明をしてください
    • 挫折した経験とそれを乗り越えた方法について教えてください
    • あなたはどのような人ですか
    • あなたの趣味は何ですか

    志望動機に関すること

    • ソフトバンクの志望動機は何ですか
    • 他のキャリアではなくなぜソフトバンクなのですか
    • ソフトバンクが300年続くためには何が必要ですか
    • あなたが入社したらどのように貢献できますか
    • 嫌いな仕事は何ですか
    • 将来のキャリアビジョンを教えてください
    • 応募職種の事業を拡大するために何ができますか
    • ソフトバンクの印象を教えてください
    • 携帯で電話ができる仕組みを知っていますか
    • ソフトバンクバリューを知っていますか
    • 今まで使った携帯で一番気に入ったものは何ですか

    退職理由に関すること

    • 前職の退職理由は何ですか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    ソフトバンクは特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように、ソフトバンクは、「ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する」人を求めています。

    この中で、「ソフトバンクの変化を楽しみ」とは、課題解決力を、「何事もチャンスと捉え挑戦する」とは、行動力を表していると考えます。

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない詳細な仕事ぶりを説明するなかで、目標達成に向けて課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。

    さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    ソフトバンクで活かせる、身につけた知識やスキルも語ってください。

    自分に課題解決力や行動力が乏しいと感じる場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えましょう。

    ■エンジニア、クリエイティブの職種応募者は技術力を語る

    ソフトバンクは、AIと共存する社会に向けて膨大なデータ処理を可能にする「次世代社会インフラ」の整備を推進しています。

    また、AIを取り入れた研究開発や、通信の進化を支えるさまざまな基盤技術の研究開発を進めています。2022年に誕生した先端技術研究所では、HAPSや自動運転、次世代電池などの研究に取り組んでいます。

    エンジニア系、クリエイティブ系の職種応募者は、募集職種の職務内容を理解して、それらに十分対応できる技術力があることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。

    具体的には、職務遂行にあたって、技術面においてどんな工夫をし、どんな成果を得たのか、わかりやすく説明することで、あなたの技術力をアピールしましょう。

    また成果を出すためのスキルやノウハウが、ソフトバンクでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    ■ビジネス、コーポレートの職種応募者はスキルや知識を語る

    ビジネス系、コーポレート系といった事務・営業部門の職種応募者は、面接では、募集職種に対応できるスキルや知識があることをアピールしましょう。

    スキルや知識があることは現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。

    職務遂行にあたって身に付けたスキルや知識と、それらを発揮して得た成果をわかりやすく説明することです。

    成果を出すためのスキルや知識が、ソフトバンクでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    また、職種によっては語学力も求められますので、アピールしてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜソフトバンクを選ぶのか明確に伝える

    ソフトバンクの創業以来の歴史を知り、企業経営の哲学である経営理念・バリューや事業内容、成長戦略などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがソフトバンクを選んだ志望動機です。

    ソフトバンクを志望する人は、他の携帯通信キャリアと並行して応募することが多いと思います。

    ソフトバンクと競合他社のホームページを隅から隅まで目を通して、その違いを知っておいてください。

    一方、情報通信に関連するNTTデータ、日立製作所などといった企業にも関心のある人もいるかも知れません。

    たとえソフトバンクが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜソフトバンクなのかを、質問されたときに、しっかりと答えられなくてはなりません。

    ■なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える

    ソフトバンクの中途採用は、希望する職種に応募するかたちをとっています。

    応募職種を希望する理由、そこでやりたい仕事となぜやりたいかをしっかりと説明できなければなりません。

    中途採用の応募者がその職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験、能力、スキルがソフトバンクで活かせることだと考えます。

    それには、現職(前職)の職務内容をわかりやすく説明することで伝えてください。

    やりたい仕事で注目しているソフトバンクの製品やサービス、技術などと、注目している理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

    ■ソフトバンクという会社について知っておく

    転職の面接では、どれくらいソフトバンクのことを知っているか試す質問がなされます。

    例えば、「ソフトバンクの印象について」「300年続くためにはどうしたら良いか」「ソフトバンクバリューを知っているか」といったような質問です。

    ホームページにしっかり目を通し、携帯ショップを訪問しておきましょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、ソフトバンクの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

ソフトバンクへの転職の面接を攻略するためには、まずは通信業界を取り巻く環境を理解することと、通信業界で働いたときの仕事の内容も理解しておいてください。

ブログ記事「【2025年】通信業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、ソフトバンクとはどのような会社なのかを理解することも転職の面接準備には必須です。

ソフトバンクの会社概要やグループの歴史、経営理念・バリュー、成長戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもソフトバンクのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半でホームページから得たソフトバンクの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

ソフトバンクの面接攻略のまとめ【転職】

ソフトバンクに「キャリア採用」で転職を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。

転職の面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

ソフトバンクが採用したい人材は、「ソフトバンクの変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する」人です。

募集職種毎の求める人物像も記載されています。

転職の面接では求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者がソフトバンクで貢献できるか、を探ります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • エンジニア、クリエイティブの職種応募者は技術力を語る
  • ビジネス、コーポレートの職種応募者はスキルや知識を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜソフトバンクを選ぶのか明確に伝える
  • なぜその職種を選んだか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える
  • ソフトバンクという会社について知っておく

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

転職の面接を攻略するためには、通信業界を取り巻く環境を理解することと同時に、通信業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、ソフトバンクとはどのような会社なのかを理解することも転職の面接準備には必須です。

ソフトバンクの会社に関する知識について、面接での受け答えのために知っておくとためになります。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

ソフトバンクを志望するときに知っておきたい社風

ソフトバンクはどのような社風なのか、面接を受けるにあたり知っておきたい情報を載せます。

  • トップダウンで次々と指示が下りてくるため反応良く、数字を出すことが求められます。何事も数字で成果をみられます。
  • 会社の成長意欲が高く、ハングリー精神が強いです。目標を持って働きたい人には合っています。
  • 様々なことに挑戦し、新しい試みも次々に取り入れる社風です。安定志向の人には少し向かないかも知れません。
  • 営業部門は体育会系のメンタルが必要です。
  • まずは行動し、行動しながら修正するといったように、仕事にスピードを求められます。
  • 社員に対して経営理念を浸透させるため動画が流れ、ポスター掲示もあります。カードやステッカーも配布されます。
  • 自由で風通しの良い社風です。飲み会も多いようです。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

ソフトバンクの会社概要

ソフトバンクは、孫正義氏が一代で築き上げたソフトバンクグループの中核会社です。

ソフトバンクグループ=孫正義氏と言ってよいほどカリスマ性があり、氏は現代の日本を代表する創業経営者の一人です。

ソフトバンクは固定電話や携帯電話を利用した通信サービスを提供する電気通信事業者で、通信キャリアとも呼ばれています。

日本の大手通信キャリアは、NTTグループを筆頭にKDDIグループ、ソフトバンクグループがあります。

ソフトバンクの主力事業である携帯電話の契約シェアは、NTTドコモが34.9%、KDDI(au)26.8%、ソフトバンクが20.4%、楽天モバイルが2.6%です。その他MVNO企業が15.2%を占めています。(総務省 2023年12月時点)

ソフトバンクグループは、純粋持ち株会社としてのソフトバンクグループ株式会社とその傘下に子会社1,254社、関連会社571社、共同支配企業27社の巨大グループです。(2024年3月末現在)

ソフトバンクグループの事業セグメントとしては、「持株会社投資事業」、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業」、「ソフトバンク事業」、「アーム事業」および「その他」です。

このうち、ソフトバンク事業において、ソフトバンク、LINEヤフー、PayPayが主な会社となっています。

ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業は、テクノロジーの活用により 各分野をリードする成長企業への投資を通して、AI革命を推進しています。

アーム事業は、アーム社がIoT時代のキードライバーとして、プロセッサーの設計を手がけています。

ソフトバンクの2024年3月期の経営成績は次の通りです。

資本金は2,143億94百万円です。

従業員数は単体で18,889人、連結で55,400人です。

連結売上高は6兆840億円です。

連結営業利益は8,761億円です。

連結純利益は4,891億円です。

事業セグメントは次のようになっています。

コンシューマの売上高は2兆8,240億円です。

エンタープライズの売上高は、7,875億円です。

ディストリビューションの売上高は、6,257億円です。(その他・連結調整含む)

メディア・ECの売上高は、1兆6,141億円です。

ファイナンスの売上高は、2,328億円です。

スマートフォン累計契約数は3,073万件です。

面接では会社概要について、例えば「ソフトバンクの連結売上高を知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。

面接前に概要をしっかり理解することが大切です。

ソフトバンクグループの歴史を知る

1981年に孫正義氏がソフトバンクの前身である日本ソフトバンクを設立し、パソコン用パッケージソフトの流通事業から始まりました。

1982年には出版事業を始めました。

1995年にはコンピューター見本市のコムテックスの運営会社の展示会部門へ資本参加します。次第に流通・出版事業からインターネット企業に軸足を移していきます。

1996年には日本法人ヤフー(現Zホールディングス)を設立します。

同年米国ヤフーの筆頭株主となります。米国ヤフーの大きな成長と日本のヤフーの広告収入がソフトバンクに豊富な資金をもたらします。

2001年にはブロードバンドサービスのヤフーBBを開始し、ブロードバンド事業に参入します。

2005年には福岡ダイエーホークス(現福岡ソフトバンクホークス)を子会社とします。

2006年にはイギリスのボーダフォンを買収し、移動体通信事業に参入します。

2008年にはiPhoneの日本独占販売を開始します。(KDDIは2011年、NTTドコモは2013年より)

2013年にはアメリカの携帯電話会社のスプリント社を買収します。

2016年にはイギリスの半導体設計大手のアーム社を買収します。

2017年には、10兆円規模の投資ファンドであるソフトバンクビジョンファンド(SVF)を立ち上げます。

2019年には、ZホールディングスがZOZOを連結子会社化します。

2020年には、スプリント社、アーム社の売却を発表しています。(アーム社は2022年売却断念)

2021年には、ZホールディングスとLINEが経営統合します。

2022年には、PayPayを連結子会社化します。

以上の変化をみると、ソフトバンクグループは流通・出版業からスタートし、国内携帯電話事業会社からハイテク企業、投資会社への性格を強めています。

面接に臨むさいには、ソフトバンクの歴史について知っておくと、志望動機を語るさいに有効です。

ソフトバンクグループの経営理念・ビジョン・バリュー

ソフトバンクグループの経営理念、ビジョン、バリューについて紹介します。

経営理念:情報革命で人々を幸せに

ビジョン:「世界の人々から最も必要とされる企業グループ」

バリュー

「No.1」:やる以上は圧倒的No.1

「挑戦」:失敗を恐れず高い壁に挑み続ける

「逆算」:登る山を決め、どう行動するか逆算で決める

「スピード」:スピードは価値。早い行動は早い成果を生む

「執念」:言い訳しない、脳がちぎれるほど考え、とことんやり抜く

面接では、経営理念に関することについて質問されることも想定してください。

志望動機をつくるときにも役に立つかも知れません。

ソフトバンクの成長戦略と中期経営計画

ソフトバンクは成長戦略「Beyond Carrier」を掲げ、中期経営計画(2023~2025年度)を推進していますが、その概要を紹介します。

  1. 成長戦略「Beyond Carrier」

    コアビジネスである通信事業の持続的な成長を図りながら、通信キャリアの枠を超え、情報・テクノロジー領域のさまざまな分野で積極的に事業を展開することで、企業価値の最大化を目指す。

    • コンシューマ事業

      モバイル通信サービスにおいて、顧客のニーズに合った料金プラン・サービスを提供することで、スマートフォン累計契約数の拡大

    • エンタープライズ事業

      モバイルや固定通信などの通信サービスに、クラウド・セキュリティ・IoTなど付加価値の高いデジタル商材を組み合わせ、企業・自治体の課題を解決するトータルソリューションとして提供して、収益の拡大 

    • メディア・EC事業

      コマース領域では、オンラインとオフラインの融合や配送品質の向上、コミュニケーションを軸とした新たなショッピング体験の追求を通じて、eコマース取扱高の持続的な成長

      メディア領域では、広告の表示デザインの改善や配信精度の向上などにより広告単価を高めて、既存広告の売上の最大化を図るとともに、新たなマーケットの開拓

    • ファイナンス事業

      グループシナジーで「PayPay」のさらなる成長を図り、決済プラットフォームとしての強みを生かし周辺金融サービスの成長を促進

      SBペイメントサービスが提供する決済代行サービスでは、通信料金などの決済以外の領域(非通信領域)における決済機会を積極的に取り込み、決済取扱高の最大化

      通信やeコマースなどのグループ事業との連携を一層強化し、ファイナンス事業にとってのシナジーのみならず、グループ事業全体におけるサービス利用者数の増加やユーザーエンゲージメントの向上といったシナジーを創出

    • 新領域

      ソフトバンクグループの投資先企業や国内外の有力企業とも連携しながら、革新的な新規ビジネスの創出・拡大

  2. 中期経営計画
    • 長期ビジョン(2030年に目指す姿)

      デジタル社会の発展に不可欠な次世代社会インフラを提供

    • 財務目標

      純利益を2025年度に過去最高の5,350億円

      設備投資をコントロールし高水準の株主還元

    • コンシューマ事業

      事業目標:モバイルサービス売上・営業利益の2つの底打ち反転

      成長戦略:スマホ契約数は、年100万水準の純増継続、ARPU(1契約あたりの売上)改善では、付加価値サービスの拡充、5G SA(stand-alone)の特長を生かした新サービス創出、

    • 法人事業

      事業目標:ソリューション売上と営業利益の2桁成長

      成長戦略:企業規模に応じたソリューション提供、新事業創出

    • 金融事業

      事業目標:2025年度までに黒字化

      PayPay:多様な収益源で高成長、PayPayカードとの統合で決済取扱高を最大化、付加価値サービスの拡充で収益源を多様化、グループ内金融サービスと連携強化、など

    • ヤフー・LINE事業

      事業目標:業務効率化とメディア・検索・コマースの再成長

    • 再生エネルギーへの取り組み

      事業目標:将来的に通信事業に必要な電力の全てを再エネ発電で調達、2030年度には、半分以上を再エネ発電

成長戦略と中期経営計画は、ソフトバンクの方向性を定めた重要な取り組みです。面接での志望動機をつくるうえで理解しておきましょう。

参考リンク集

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