【26卒/25年転職】面接官が教える「山崎製パン」の面接対策
大手食品メーカーであり、製パン業界売上高1位の山崎製パンに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?
山崎製パンに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えば、山崎製パンの面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。
一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ食品業界を選ぶのか、なぜ製パン業界を選ぶのかについて的確に答えられなくてはいけません。
さらに競合他社と比べてなぜ山崎製パンなのかについても面接官が納得できるように答えることが大切です。
これら以外にも山崎製パンの就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、山崎製パンの採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、山崎製パンの会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
山崎製パンの求める人材
山崎製パンはどのような人材を求めているのでしょうか?
採用情報サイトの「大学生新卒採用情報」にある「Q&A」には、求める人物像が明記されています。
キーワードは「共感」「実行」「挑戦」です。
・・・ヤマザキの企業理念である「良品廉価」「顧客本位」に共感し、目標を達成する上で必要なことは何か把握して、実際の仕事に落とし込んで実行できる方。そして社会環境や事業環境が日々変化していくなかで、恐れずにイノベーションに挑戦できる方を求めています。
すなわち、求める人材は、次のような人材です。
- 企業理念である「良品廉価」「顧客本位」に共感できる人
- 目標を達成する上で必要なことは何か把握して、実際の仕事に落とし込んで実行できる人
- 社会環境や事業環境が日々変化していくなかで、恐れずにイノベーションに挑戦できる人
一方、中途(地域社員)の求める人材像は、中途(地域社員)採用情報の「よくあるご質問」に「お客様においしさと笑顔を届けたいと思っている方をお待ちしています。熱意と意欲重視の選考を行います」と明記されています。
面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。
山崎製パンの新卒採用情報について【就活】
はじめに山崎製パンの新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
募集職種は、次の5つです。
- 生産技術( 食パン・菓子パン・和菓子・洋菓子)
- 営業( 量販・CVS・新市場・業態開発・業務)
- 店舗運営( CVS事業(OFC、商品MD、店長、トレーナー)、ベーカリー事業(マネージャー、店長))
- 管理部門(総務・法務・人事・経理・購買・海外事業)
- 専門職( 研究・エンジニアリング・食品衛生・社内SE)
- 選考フロー
エントリー→会社説明会→エントリーシート・適正検査(Web)→個人面接(複数回)→内々定
- エントリーシート(25年卒)
自己PRに関すること
- 自己PRをしてください。(200文字以下)
- 学生時代に力を入れて取り組んだことを入力ください。(200文字以下)
- ゼミ・研究内容について入力ください。(60文字以下)
志望動機に関すること
- 当社を志望する理由を入力ください。(200文字以下)
- 面接
面接では、学生時代に力を入れたことと、希望職種について深掘りがあります。
山崎製パンの会社や商品に関する知識を試される質問が多くなされます。
自己PRに関すること
- 自己紹介と自己PRしてください
- 学生時代に力を入れて取り組んだことは何ですか(力を入れた理由、苦労したこと、解決のために工夫したことなど)
- なぜその大学・学部・学科に行こうと思いましたか
- 卒業論文の内容について説明してください
- 大学生活で学んだことを、今後どのように生かしたいと思いますか
- クラブ・サークルでは何をしましたか(辛かったこと、頑張ったことなど)
- アルバイトは何をしましたか(きっかけ、大変だったこと)
- リーダー経験はありますか、注意したことは何ですか
- 周りの人からどう思われていますか
- 人との関りで意識していることはありますか
- 強みと弱みは何ですか
- 両親と就活について会話をしていますか
志望動機に関すること
- なぜ食品メーカーを志望しますか
- 山崎製パンを志望する理由は何ですか
- 山崎製パンのイメージを教えてください
- 企業研究をしましたか
- 企業理念を知っていますか、自分の言葉で説明してください。共感できますか
- なぜ○○の職種を希望しますか、そこでどのような仕事をしたいですか
- 入社後にどういうことを成し遂げたいですか
- キャリアプランを教えてください
- 業務内容を理解していますか、大変だと思うことは何だと思いますか
- 生産技術職は粉を大量に被ることもあるし体力的に辛いこともあるが大丈夫ですか
- ヤマザキパンで好きな商品とその理由を言ってください、いつ食べましたか
- ヤマザキパンのパンの種類はどれくらいか知っていますか
- ホームページで新商品を見ましたか
- 面接までに見てくるように指示があった動画の感想を言ってください
- 他の食品メーカーはどんな会社を応募していますか
- 転勤があるけれど大丈夫ですか
- 工場は夜勤もあるが抵抗はないですか
- 希望勤務地はどこですか
- 事前に配布されていた会社説明会の動画について感想を言ってください
- 最終的に何を基準に企業を決めますか
- 他社の応募状況と山崎製パンの志望度を教えてください
- 採用人数
19年度入社実績 300名(生産技術87名、営業143名 店舗運営20名 専門30名 管理20名)
20年度入社実績 303名(生産技術95名、営業106名 店舗運営40名 専門32名 管理30名)
21年度入社実績 316名(生産技術96名、営業131名 店舗運営39名 専門24名 管理26名)
22年度入社実績 336名(生産技術80名、営業153名、店舗運営36名、専門30名、管理37名)
23年度入社実績 270名(生産技術94名、営業91名、店舗運営30名、専門20名、管理35名)
24年度入社実績 373名
25年度入社計画 前年並み
- 24年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
京都大1、北海道大2、名古屋大2、大阪大5、九州大1、横浜国大1、神戸大2、広島大1、他
私立大:
早稲田大2、慶応大1、上智大1、明治大5、青山学院大4、立教大1、中央大4、法政大7、学習院大1、成城大1、國學院大3、日本大22、東洋大4、駒沢大1、専修大6、東海大5、東京理科大1、芝浦工大2、工学院大1、東京女子大1、日本女子大1、共立女子大1、昭和女子大2、千葉工大1、神奈川大1、金沢工大4、愛知大2、愛知学院大2、中京大3、中部大7、南山大4、名城大4、同志社大2、立命館大15、関西大9、関西学院大7、京都産業大4、龍谷大9、京都女子大1、同志社女子大5、追手門学院大5、大阪工大3、近畿大23、摂南大7、甲南大4、武庫川女子大1、西南学院大2、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2024年9月1日号)参照
- 学歴フィルター
山崎製パンは私立大学中心の採用となっています。適性検査を通過すれば、道は拓けます。
学歴フィルターはありません。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機及びそれに関することを必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
山崎製パンは、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように山崎製パンは、「目標を達成する上で必要なことは何か把握して、実際の仕事に落とし込んで実行できる」「社会環境や事業環境が日々変化していくなかで、恐れずにイノベーションに挑戦できる」人を求めています。
ここで、「目標を達成する上で必要なことは何か把握して、実際の仕事に落とし込んで実行できる」とは、行動力を表しています。
また、「社会環境や事業環境が日々変化していくなかで、恐れずにイノベーションに挑戦できる」とは、課題解決力を表しています。
山崎製パンは、「良品廉価・顧客本位の精神で品質と製品、サービスをもって世に問う」というヤマザキの精神と「知恵と知識によって変化に挑戦し、新しい価値と新しい需要を創造する」という、いのちの道を導く言葉によって日々の仕事に取り組み、グループ一丸となって国内事業の成長発展を図り、海外事業も積極的に展開しています。
これらを推進するために、課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力と行動力をアピールしましょう。
課題を発見して、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができる。実現のために粘り強く取り組むことができる。というアピールです。
力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことや困難を解決するために創意工夫して、どのように粘り強く行動したか、などを語ってください。
但し、山崎製パンは採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■理系応募者は研究内容を語る
理系応募者は、生産技術職として、製造や工程管理、新製品開発を担うことや、専門職として、研究、エンジニアリング、食品衛生、社内SEの業務に携わります。
理系応募者は、それらに十分対応できる能力やスキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。
理系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく深掘りされることを想定してください。
具体的には、研究にあたって、その課題と課題解決の手法をあげ、解決に困難だった点について自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。
課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。
一方で、山崎製パンの生産技術や専門職の仕事で直接使える研究をしていなくても応募を希望する学生がいると思います。
その場合は面接で、論理的思考力のような潜在的な能力をアピールしてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ山崎製パンを選ぶのか明確に伝える
山崎パンの経営理念、経営方針、事業内容などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが山崎パンを選んだ志望動機になります。
また、山崎パンと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
山崎製パンを志望する人は食品メーカーに興味がある人であり、山崎製パンと並行して、日本食研、不二家、キューピー、伊藤園、森永乳業といった食品メーカーに応募する人が多いようです。
たとえ山崎製パンが第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜ山崎製パンなのかをしっかり答えられなくてはなりません。
また、山崎製パンを知るためにスーパー・コンビニなどで山崎製パンの商品と他社の商品との違いを探ることもためになります。
■山崎製パンで応募する職種を希望する理由と、その職種でやりたい仕事は何かを明確に伝える
山崎製パンは、生産技術、営業、店舗運営、管理部門、専門職ごとの職種別募集となっています。
応募する職種を希望する理由と、そこでやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。
あわせて、やりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
また希望する仕事で実現したいことまで答えられるように準備してください。
希望する仕事で注目している商品や技術とその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。
■山崎パンの会社や商品に関する知識を得て質問に明確に答えられるようにする
求める人材にあるように、山崎製パンは、『企業理念である「良品廉価」「顧客本位」に共感できる』人も求めています。
そのため山崎製パンは、会社に関する知識や、自社の商品に対する関心度を確認するためのいろいろな質問をします。
例えば「山崎製パンのイメージを教えてください」「企業研究をしましたか」「企業理念を知っていますか、自分の言葉で説明してください」「ヤマザキパンで好きな商品とその理由を言ってください」「ヤマザキパンのパンの種類はどれくらいか知っていますか」「ホームページで新商品を見ましたか」といったような質問です。
ホームページを隅から隅までよく読んでください。
また、山崎製パンの商品を購入して味を試してみてください。
■山崎製パンの志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、山崎製パンと同じ食品メーカーならば、食品業界志望と答えてください。
他社名を教えてほしいと聞かれたら、山崎製パンと同等あるいはそれ以上の大手企業に応募中ならそれを答えてください。
食品業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。
この場合まったくの異業種であるので、なぜその業種に応募したのか答えられるようにしてください。
以上、山崎製パンの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
山崎製パンは、国内でダントツNO.1の製パンメーカーであり、世界でも第二位です。
このような山崎製パンの面接を攻略するためには、まず食品業界を取り巻く環境を理解することと、食品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】食品・飲料業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、山崎製パンとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
山崎製パンの会社概要、経営理念、経営方針など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも山崎製パンのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で山崎製パンの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
山崎製パンの面接攻略のまとめ【就活】
山崎製パンに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
山崎製パンが求める人材は、『企業理念である「良品廉価」「顧客本位」に共感できる』「目標を達成する上で必要なことは何か把握して、実際の仕事に落とし込んで実行できる」「社会環境や事業環境が日々変化していくなかで、恐れずにイノベーションに挑戦できる」人です。
面接では、学生時代に力を入れたことと、希望職種について深掘りがあります。山崎製パンの会社や商品に関する知識を試される質問が多くなされます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 理系応募者は研究内容を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ山崎製パンを選ぶのか明確に伝える
- 山崎製パンで応募する職種を希望する理由と、その職種でやりたい仕事は何かを明確に伝える
- 山崎パンの会社や商品に関する知識を得て質問に明確に答えられるようにする
- 山崎製パンの志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは食品業界を取り巻く環境を理解すると同時に、食品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、山崎製パンとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
山崎パンの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
山崎製パンの中途採用情報について【転職】
続いて山崎製パンの転職の面接について解説していきます。
はじめに山崎製パンの中途採用情報について以下に記します。
- 募集職種
山崎製パンは転職の希望者を対象とした中途採用を随時行っています。
募集は、生産職(製造・仕分け)とセールスドライバー職、エンジニアリング職です。地域社員としての採用となりますので、転居を伴う転勤はありません。
- 選考フロー
WEBエントリー→登録項目(希望職種・希望勤務地・個人情報等)入力→説明会・適正検査(履歴書・職務経歴書持参)→面接→内定
- 面接
山崎製パンの中途(地域社員)採用募集の「よくあるご質問」には、求める人材として、「お客様においしさと笑顔を届けたいと思っている方をお待ちしています。熱意と意欲重視の選考を行います。」と記してあります。
面接では、本人の山崎製パンで働く熱意と意欲をみること、現職(前職)の職務内容、志望理由、現職(前職)の退職理由を確認されます。
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由に関することを必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■行動力(実行力)を自分の中で探してアピールする
山崎製パンは、中途採用の生産職とセールスドライバー職、エンジニアリング職での応募者に対して行動力を求めていると考えます。
上記の求める人材にあるように山崎製パンは、「目標を達成する上で必要なことは何か把握して、実際の仕事に落とし込んで実行できる」人を求めていますが、これは行動力(実行力)を表しています。
生産職(製造)は、品質(良品)・数量(定数)・時間(定時納品)という生産の3要素を確実に遂行することが求められます。
生産職(仕分け)は、製造ラインで作られた製品を販売店舗の発注数ごとに仕分け(配分)し、トラックへの積み込みまでを確実に行うことが求められます。
セールスドライバー職は、主に1日2回、20~40店舗に商品配送をメインに、売場提案や新製品を紹介する営業活動も担当します。商品を、決められた時間に確実に店舗に配送することが求められます。
エンジニアリング職は、機械設備のメンテナンス、新規導入に加え、生産現場のニーズに合わせた設備の改良・開発などトータル的なエンジニア業務に携わります。動力エネルギーの管理や環境対策に関わる業務に携わることもあります。
ですから、生産職、セールスドライバー職、エンジニアリング職は、与えられた仕事を粘り強く取り組むことができる行動力(実行力)をアピールしましょう。
面接では現職(前職)の職務内容を説明するなかで、与えられた職務を粘り強く取り組んできたことをアピールしましょう。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
山崎製パンの中途採用では、熱意と意欲を重視した面接を行います。
■なぜ山崎製パンを選ぶのか明確に伝える
山崎製パンの中途採用の求める人材では、「熱意と意欲重視の選考を行います」とうたっています。
志望動機は必ず聞かれる質問であり、熱意と意欲のあることが伝わるように回答を準備してください。
そのためには、山崎製パンのホームページをよく読んで会社を理解してください。
特に経営理念、経営方針をよく読むことです。
その中で、自分が共感できることが山崎製パンを選んだ志望動機となります。自分らしい志望動機をまとめましょう。
■山崎製パンで応募する職種を希望する理由と、その職種でやりたいことは何かを明確に伝える
応募する職種を希望する理由とそこでやりたいことは何か、なぜそれをやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。
あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
■山崎パンの会社や商品に関する知識を得て質問に明確に答えられるようにする
求める人材にあるように、山崎製パンは、『企業理念である「良品廉価」「顧客本位」に共感できる』人も求めています。
そのため山崎製パンは、会社に関する知識や、自社の商品に対する関心度を確認するためのいろいろな質問をします。
例えば「経営理念を知っていますか、自分の言葉で説明してください」「ヤマザキパンで好きな商品とその理由を言ってください」「ヤマザキパンのパンの種類はどれくらいか知っていますか」といったような質問です。
ホームページの経営理念・経営方針、商品情報などをよく読んでください。
また、山崎製パンの商品を購入し、味を試して感想を言えるようにしてください
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、山崎製パンの中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
山崎製パンは、国内でダントツNO.1の製パンメーカーであり、世界でも第二位です。
このような山崎製パンの面接を攻略するためには、まず食品業界を取り巻く環境を理解することと、食品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】食品・飲料業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、山崎製パンとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
山崎製パンの経営理念、経営方針、商品情報など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも山崎製パンのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で山崎製パンの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
山崎製パンの面接攻略のまとめ【転職】
山崎製パンに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
山崎製パンが求める人材は、『企業理念である「良品廉価」「顧客本位」に共感できる』「目標を達成する上で必要なことは何か把握して、実際の仕事に落とし込んで実行できる」「社会環境や事業環境が日々変化していくなかで、恐れずにイノベーションに挑戦できる」人です。
また特に中途(地域社員)採用で求める人材は、「お客様においしさと笑顔を届けたいと思っている人。熱意と意欲重視のある人」です。
面接では、山崎製パンで働く熱意と意欲、現職(前職)の職務内容、志望理由、現職(前職)の退職理由を確認されます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 行動力(実行力)を自分の中で探してアピールする
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ山崎製パンを選ぶのか明確に伝える
- 山崎製パンで応募する職種を希望する理由と、その職種でやりたいことは何かを明確に伝える
- 山崎パンの会社や商品に関する知識を得て質問に明確に答えられるようにする
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは食品業界を取り巻く環境を理解すると同時に、食品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、山崎製パンとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
山崎製パンの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
山崎製パンを志望するときに知っておきたい社風
山崎製パンの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
- 工場では製造が終わる度に毎日掃除をします。制服も職場でクリーニングに出すことができます。本社の男性社員は汚れてもすぐわかるように白色のブレザーを着用しています。
- 清潔さを保つことは徹底しており、使う道具は全てアルコール殺菌や熱殺菌をしてから使い、製品を触る時も必ずアルコールで消毒してからです。
- 商品のアイテム数が多く、機械等の切り替えが多くあるため常にバタバタしています。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
山崎製パンの会社概要
ここからは山崎製パンの会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- 山崎製パンは、日本の製パン業界のうち売上高NO.1であり、2位のフジパンを大きく引き離す圧倒的なシェアを誇っています。
グループ会社は60社あり、不二家、ヤマザキビスケット、東ハト、サンデリカなどがあります。
東南アジア、米国など10カ国でベーカリー事業を展開しています。
- 山崎製パンは1948年に飯島藤十郎氏が山崎製パン所を開業したのが前身です。同年山崎製パン株式会社を設立し、現在に至っています。
- 事業としては、パン部門、和菓子部門、洋菓子部門、調理パン・米飯部門、デイリーヤマザキ事業などがあります。
- 山崎製パンの2023年12月期の決算数字は次の通りです。
資本金は110億1,414万3千円です。
従業員数は、19,446人です。
販売店舗は、108,837店舗です。
連結売上高は、1兆1,755億円です。
連結経常利益は、455億円です。
連結当期純利益は、301億円です。
売上構成比は、食品事業93.0%、流通事業5.8%、その他1.2%です。
面接で志望動機を答えるさいに、会社概要を知っておくことは必要です。
山崎製パンの経営理念
山崎製パンの経営理念について紹介します。
企業理念
「良品廉価」「顧客本位」
経営基本方針
綱領
(1) わが社は、企業経営を通じて社会の進展と文化の向上に寄与することを使命とし、個人の尊厳と自由平等の原理に基づき、いのちの道の教えの言葉に従い、困難に屈することのない勇気と忍耐とによって、神のみこころにかなう永続する事業の実現を期すこと。
(2) われわれは、常に良きものへ向って絶えず進歩しつづけるため、各人が自由な決心に基づき、正しき道につき、断固として実行し、自主独立の協力体制を作り、もって使命達成に邁進すること。
企業理念は面接で質問されることもありますので覚えておきましょう。
21世紀のヤマザキの経営方針
ここでは、山崎製パンの経営方針について概要を紹介します。
- 山崎製パンは、21世紀の事業環境と社会の変化に対応するため、顧客本位の精神で、潜在需要に着目しイノベーション(技術革新)によって需要を創造するという、「経営基本方針(綱領および具体方針)」を改めて高く掲げます。
- 同時に、「日々、お取引先からご注文いただいた品は、どんな試練や困難に出会うことがあっても、良品廉価・顧客本位の精神でその品を製造し、お取引先を通してお客様に提供する」という、精神を持ちます。
- 事業経営手法として、すべての仕事を種蒔きからスタートする部門別製品施策・営業戦略、小委員会による「なぜなぜ改善」を実践、実行、実証することで、新しい価値と新しい需要を創造し、社会の負託に応え社業を前進させます。
- 事業経営の具体的遂行に当たっては、経営陣、管理職は、本物の5S・全員参加の5Sとピーター・ドラッカー博士の5つの質問を連動させる「2本立ての5S」を行います。
- 「私たちの使命は何ですか」と問うだけでなく「私の使命は何ですか」と問い、生産部門・営業部門一体となった業務を推進し、内部管理体制を充実・強化して、各部門の自主独立の協力体制を構築します。
- また、「良品廉価・顧客本位の精神で品質と製品、サービスをもって世に問う」というヤマザキの精神と「知恵と知識によって変化に挑戦し、新しい価値と新しい需要を創造する」という生命の道を導く言葉によって日々の仕事に励み、業績の着実な向上を図ります。
面接で志望動機を語るとき、経営方針を理解しておくことは大切です。