転職の面接で「志望動機」の上手な答え方
この記事では、転職の面接で必ず質問される志望動機の上手な答え方を解説します。
「転職の面接で必ず聞かれる「自己PR」と「志望動機」、「退職理由」をロジカルにつくる」では、「自己PR」「志望動機」「退職理由」の作り方を説明しました。
ここでは志望動機についてさらに掘り下げ、好印象な回答をつくるためのいくつかのヒントをまとめてみました。
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
本サイトを読みこなすことで、転職活動の選考・面接対策に自信が持てるようになります。
まず転職面接における志望動機とは何か?
はじめに志望動機とは何かについて復習します。
転職面接における志望動機とは、「私は御社にふさわしい人間である」ということを会社に伝えることです。
「自分がやりたいと思っている仕事で会社の期待に応えられること」や「自分が会社の社風に溶け込めること」が、「御社にふさわしい」という理由となります。
これらについて説明することが、志望動機を会社に伝えるということです。
続いて好印象な志望動機をつくるヒントを説明します。
好印象を与える志望動機のヒント1:どこの会社にも当てはまるような志望動機ではどこも内定しない
面接官が知りたい志望動機は、次のようなものです。
- なぜこの会社で働きたいのか。
たくさんある会社の中から、あなたがこの会社を選んだ動機を知りたいのです。
あなたが考えた会社の魅力とは何かが大切なポイントです。考えてみてください。
- 会社で何をしたいのか。
応募する会社の事業内容や業務内容、経営理念を十分理解して、志望動機を用意します。
例えば「経理職募集があったから応募しました」だけでは、志望動機が面接官に少しも響きません。経理職は他の会社も募集しています、「それなら別の会社でも良いのではありませんか」ということになってしまいます。
「自分の〇〇な能力を活かし、経理の中の〇〇の仕事に挑戦し、この会社の〇〇に貢献したい」と言えることが必要です。
それには会社の事業内容や業務内容を事前に勉強して、しっかり志望動機を練る必要があります。
- あなたは具体的にどのような特徴や良さを発揮して、会社に貢献できるのか。
ただ「がんばります」と言うだけでは、あなたの評価はかなり低いでしょう。
- あなたが社風に合っていて、職場にスムーズに馴染むか。
面接官がぜひ、一緒に働いてみたいと思えるような気持になれるかがポイントです。
まとめると、あなたが志望動機で好印象を与えるためには、面接官が納得できるような答え方をする必要があります。
参考までに、志望動機の答え方における「3大がっかり」は以下の通りです。
- 会社のホームページに書いてある通りの会社の理念や社会貢献などをただ褒めるだけ。
ホームページに書かれている会社紹介や社長メッセージなどをそらんじて答えることはやめたほうが無難です。
- 多くの会社に当てはまる志望動機を言ってしまうこと。
どこの会社に置き換えてもいいような抽象的なことばは、面接官の心には響きません。
- 同業他社の会社内容と取り違えて志望動機を答えること。
入社したい業界があり、その業界に属する会社の中途採用募集に片っぱしから応募して、他社にあてはまる志望動機を答えてしまうケースです。これは最悪です。
好印象を与える志望動機のヒント2:自分から見た会社を考える
志望動機を練り上げるためには、自分というフィルターを通して考えてください。
新聞やインターネットからの情報だけでなく、自分で集めた一次情報をもとに、できるだけ具体的に志望動機を考えてください。
そのためには会社の実際の現場を訪問してみて、いろいろ実感することが重要です。
小売業やサービス業などの会社に応募するなら、お客様と直接接する店舗があります。是非店に足を運んで自分の目で確かめてみましょう。
他社の店舗環境と比較したり、商品や陳列方法などにも触れてきちんと把握すると、感じるものが見つかるはずです。
応募先が完成品メーカーなら商品に触れてみて、自分の目で商品の質や使い勝手の良し悪しを判断しましょう。店頭で販売員に感想を聞いても参考になるでしょう。
応募先が部品メーカーなどで、製品に直接触れることができない場合でも、その部品が組み込まれている商品を販売する店舗に行ってみます。そして、その部品が商品に与える影響度合いを聞くというやり方もあります。
そして面接においては、志望動機は自分の言葉で話すことを心がけてください。
この会社に入りたいと思ったわけ、募集職種でどんなことをしたいのか、その会社で自分はどのような良さを発揮できるのか、などについて借り物ではない自分の言葉て答えることです。
好印象を与える志望動機のヒント3:会社のファンであるとのアピールだけでは逆効果である
会社が必要としているのは、ファンではなく会社に貢献できる人材です。
応募者がその会社のファンであれば、もちろん面接官は喜びます。ですが「会社のファン」であることだけをアピールしても好印象を与えることはできないでしょう。
なぜその会社や商品にひかれているのかについて、ストーリーを作って説明する必要があります。
まとめ
転職面接における志望動機とは、「私は御社にふさわしい人間です」ということを会社に伝えることです。
面接で好印象を与える志望動機のつくり方は、どの会社にも当てはまるような志望動機にしないこと、自分の言葉で考えることです。
あなたがその会社のファンである場合は、なぜファンなのかストーリーを作ります。
面接で好印象を与える志望動機の答え方はこれら以外にもたくさんあると思います。
あなたも魅力的な志望動機を作ってみてください。応援しています。
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