第2新卒の「自己PR」はキャリアがある転職者のPRと決定的に異なる

2022.11.28 更新
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この記事では、第2新卒の自己PRの答え方を解説します。

第2新卒とはどのような人をいうのでしょうか?

新卒で就職後、数年以内に退職し転職活動をする若手求職者が「第2新卒」と呼ばれていますが、その定義は法的に定まっているわけではありません。

新卒は入社後3年以内に3割が退職すると言われていますので、本サイトでは3年以内で退職した若者を第2新卒と呼ぶことにします。

また第2新卒は短期間でも社会に出た経験があります。全く社会人経験がない「新卒」と、前職での経験を活かすことのできる「転職希望者」の間にあるとも言えます。

転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

本サイトを読みこなすことで、転職活動の選考・面接対策に自信が持てるようになります。

目次
  1. 第2新卒は、キャリアがある転職者と同じような気持ちで採用面接に臨むのは間違いである
  2. 自己PRのやり方その1:面接では第2新卒者はスキルやノウハウを誇らない
  3. 自己PRのやり方その2:第2新卒は、少しでも社会に出ただけ新卒応募の学生とは違うと思わせる
  4. 自己PRのやり方その3:第2新卒は、ぜひ働きたいという意欲をアピールする
  5. まとめ

第2新卒は、キャリアがある転職者と同じような気持ちで採用面接に臨むのは間違いである

新卒採用の競争激化により企業が新卒と同じタイミングで、あるいは第2新卒枠を設けて採用活動をするようになりました。

第2新卒者がこのような環境下で募集に応募するとき、新卒と同じような気持ちで採用面接に臨むのはもちろん間違いです。

ですがキャリアがある転職者として面接に臨むのも同じように間違いです。

ではどのような対応をしたら良いでしょうか?

第二新卒の自己PRの答え方について以下に説明してみます。

最初に、第2新卒者の職務経歴は応募した会社にどのように評価されるのでしょうか?結論から言うと自己PRできる誇るべき職務経歴はないと考えてください。

というのは、残念ですが会社にとって第2新卒は、経験年数にもよりますが社会人としてのマナー研修を終えた新卒程度か、仕事の基礎を学んだくらいという認識です。

実際にその程度であると第2新卒のあなた自身が認識していると思いますが。

この前提のもとで自己PRの仕方についてポイントを説明します。

自己PRのやり方その1:面接では第2新卒者はスキルやノウハウを誇らない

第2新卒者はスキルやノウハウを誇らないでください。

「自分はこのようなスキルやノウハウがあります」といくら自己PRしても面接官にあまり評価されません。それは第2新卒だからです。

どのような仕事をしていたかと面接官から質問されたら、「営業でこんなお客様担当となり自分は○○のようにその業務に取り組んだ」とか、「経理の基礎的な知識をもって毎月このように業務に取り組んでいた」程度の説明をしてください。

自己PRだからとやや誇張気味に仕事の成果を誇ると「それなら以前の会社にいた方が良かったのでは」と思われます。

会社としてあなたに即戦力を求めていないから第2新卒といいます。

第2新卒はどちらかと言うと経験豊富な中途採用より新卒採用に近い基準で評価するものです。

自己PRのやり方その2:第2新卒は、少しでも社会に出ただけ新卒応募の学生とは違うと思わせる

第2新卒は、「若いのにしっかりしている」という評価を得ることを考えましょう。

やはり少しでも社会に出ただけ、新卒応募の学生とは違うと思わせることです。

そのためには、面接の場面で以下をアピールすることです。

  • 受け答えがハキハキしており、新卒とは違う。

    第2新卒は少しでも社会人として働いているから、学生と違ってハキハキ感が違うと思わせるようにしてください。

    筆者が面接官として対応した第2新卒者も、新卒と比べてワンランク上のハキハキした受け答えができていました。

  • 仕事をする意味が分っていて早く戦力になれそうである。

    仕事をするとはどういうことか、実際に働いてみないと実感できないものがあります。

    仕事の経験を語るなかで、面接官に「仕事をする意味がわかっている」と思わせてください。

  • ビジネスマナーがある程度身についている。

    新卒応募者と比較して、第2新卒が圧倒的に勝っているのがビジネスマナーです。

    面接場面ではビジネスマナーがあることを感じさせるような態度や受け答えをしてください。

自己PRのやり方その3:第2新卒は、ぜひ働きたいという意欲をアピールする

第2新卒は、こういう理由でぜひ働きたいという意欲をアピールしましょう。

面接官は「第2新卒のあなたは新卒で入社した会社を短期間で辞めたわけだから、採用しても再び短期間で退職するかもしれない」と考えます。

このような面接官の不安を打ち消すためにも「応募した会社でずっと働きます」との明確な意欲を伝えなくてはいけません。

面接官から「あなたは当社に入社しても再び退職しないか?」という懸念について質問されたら、「前の会社は残念ながら辞めたが、御社ではずっと勤務して会社に貢献したい」と言い切ることが大切です。

そのときには会社に入社したい、はっきりとした志望動機も付け加えてください。これを忘れないことです。

さらに、第2新卒という自分の立場を謙虚にとらえて「今は業務上のスキルはまだまだですがこれから向上させます」、「そのため、現在このような努力をしています」という2点を自己PRします。

このように自己向上意欲もあることを伝えると面接官は安心します。

まとめ

第2新卒は、キャリアある転職者と同じような気持ちで採用面接に臨むのは間違いです。

第2新卒の自己PRのポイントは、自己PRできる誇るべき職務経歴はないとの認識のもとに、「スキルやノウハウを誇らないこと」、「少しでも社会に出ただけ新卒応募の学生とは違うと思わせること」、「ぜひ働きたいという意欲をアピールすること」です。

以上が、筆者があなたに教えたい第2新卒の自己PRの答え方です。

内容を理解して、自己PRに役立ててもらえたらうれしいです。

頑張ってください。応援しています。

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