【24卒/23年転職】面接官が教える「鹿島建設」の面接対策

スーパーゼネコンの1社である鹿島建設に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?
鹿島建設に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えば、鹿島建設の面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。
一方、面接で志望動機を語るためには、なぜ建設業界を選ぶのかについて的確に答えられなくてはいけません。
さらに競合他社と比べてなぜ鹿島建設なのかについても、面接官が納得できるように答えられることが大切です。
これら以外にも鹿島建設の就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、鹿島建設の採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについて、その対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、鹿島建設の会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
分析した内容を基に、就活生はエントリーシート、転職希望者は職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。
就活中の学生や転職の希望者は、本ブログを読むことで自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
鹿島建設の求める人材
鹿島建設はどのような人材を求めているのでしょうか?
鹿島建設のビジョンを構成する「ビジョンステートメント」は、「人の思いと技術を受け継ぎ、想像と感動をかたちにするために新しい発想で挑戦しつづける」です。
また、大切にしたい価値観として開放性、多様性、主体性の3つが載っています。このうち主体性とは、「イニシアチブを発揮し、新たな価値領域への仕掛けをまとめ上げる構想力がある」こととしています。
以上をまとめると鹿島建設の求める人材は次のような人と考えられます。
- 人の思いと技術を受け継ぎ、想像と感動をかたちにするために新しい発想で挑戦しつづける人
- イニシアチブを発揮し、新たな価値領域への仕掛けをまとめ上げる構想力がある人
面接において自己PRをするとき、このような求める人物像をあらかじめ知っておくことはとても大切です。
鹿島建設の新卒採用情報について【就活】
はじめに鹿島建設の新卒採用情報について以下に記します。
- 募集要項
鹿島建設は、総合職(事務系、技術系)を募集しています。
技術系については職種別に土木系、建築技術系、建築技術系、建築設計系、建築設備(設計系、施工系)、エンジニアリング系、環境系、機電系、数理系、開発系を募集しています。
このうち、建築設計系、建築設備設計系については、指定校による推薦制となっています。
- 選考フロー
WEBエントリー→エントリーシート→適性検査→面接(複数回)→内々定
応募職種ごとに選考内容が異なります。
- エントリーシート(23年卒)
自己PRに関すること
- 自己PRしてください(600字以下)
- 現在の研究内容をご記入ください(200字以下)
- 卒業論文の内容をご記入ください(200字以下)
- 学生時代に最も力を入れてきたこととそれによって得たものをご記入ください。(500字以下)
- あなたが大切にしている想いやこだわりはなんですか?またそれがわかる取り組み事例について述べてください
- 今までの人生経験の中で財産になったものとその理由を教えてください
- 自分の自覚している長所、特徴をご記入ください(200字以下)
志望動機に関すること
- 鹿島建設の志望動機をご記入ください(500字以下)
- 希望職種(第一希望・第二希望とその理由)
- 入社後の希望する業務と理由をご記入ください(150字以下)
- 面接
面接では大学時代に頑張ったことと、技術系は研究内容の深掘りをされます。
自己PRに関すること
- 自己PRしてください
- 勉強した主な内容を説明してください(事務系)
- 研究内容を説明してください(研究室を選んだ理由)(技術系)
- 大学時代に頑張ったことは何ですか
- クラブ・サークル活動・アルバイトは何をやりましたか
- 挫折経験はありますか
- 長所と短所は何ですか
- 趣味は何ですか
志望動機に関すること
- なぜ建設業界を志望しますか
- ゼネコン業界とはどのような業界なのかわかりますか
- なぜ鹿島建設を志望しますか
- 他のスーゼネコンと比べてなぜ鹿島建設ですか
- なぜその職種を希望しますか
- 希望職種はどのような仕事なのかわかりますか
- 興味のある事業とその理由は何ですか
- 入社したらやりたいことは何ですか
- 入社したら求められるスキルは何だと思いますか
- 入社したら希望する仕事ができるとは限らないがそのときはどうしますか
- 建築と土木の違いは何ですか
- 転勤は大丈夫ですか
- 海外で働くことは大丈夫ですか
- 現場で働くかもしれないが大丈夫ですか
- 現場事務は辺鄙な場所もありますが大丈夫ですか
- 鹿島建設の現場に行ったことはありますか(その現場でどのようなことを感じたこと)
- 他社の選考状況を教えてください
- 採用人数
19年度入社実績 247名(事務系40名、技術系207名)
20年度入社実績 252名(事務系44名、技術系208名)
21年度入社実績 244名(事務系39名、技術系205名)
22年度入社実績 280名(事務系43名 技術系237名)
23年度入社計画 250名(事務系35名、技術系215名)
- 22年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
東京大14、京都大8、北海道大7、東北大4、名古屋大6、大阪大5、九州大9、東京工大11、一橋大1、筑波大4、千葉大4、電通大1、横浜国大13、横浜市大2、大阪市大2、大阪府大2、神戸大4、熊本大2、他
私立大:
早稲田大14、慶応大8、上智大3、明治大11、青山学院大2,立教大2、中央大2、法政大4、学習院大2、成城大1、東京都市大4、日本大8、東洋大1、東海大1、東京理科大13,芝浦工大5、東京電機大4、工学院大3、共立女子大2、昭和女子大2、金沢工大1、同志社大2、立命館大2、関西大2、大阪工大3、近畿大8、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2022年9月4日号)参照
- 学歴フィルター
鹿島建設は、難関大学から中堅大学まで幅広く採用しています。
面接攻略の考え方【就活】
面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
鹿島建設は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記にあるように、求める人材は「人の思いと技術を受け継ぎ、想像と感動をかたちにするために新しい発想で挑戦しつづける」「イニシアチブを発揮し、新たな価値領域への仕掛けをまとめ上げる構想力がある」人です。
ここで、「人の思いと技術を受け継ぎ、想像と感動をかたちにするために新しい発想で挑戦しつづける」は、課題解決力と行動力を表しています。
また、「イニシアチブを発揮し、新たな価値領域への仕掛けをまとめ上げる構想力がある」は、課題解決力を表しています。
鹿島建設は、鹿島グループ中期経営計画(2021~2023)を策定し、「中核事業の一層の強化」「新たな価値創出への挑戦」「成長・変革に向けた経営基盤整備とESG推進」を3つの柱としてこれまでの施策を継続発展させ、新たな施策や戦略投資を推進しようとしています。
このような施策を確実に実行するために、課題解決力と行動力のある人を求めているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、課題解決力と行動力をアピールしましょう。
課題を発見し、既存の発想にとらわれずに新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができ、実現のために粘り強く取り組む人というアピールです。
力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、困難だったことと困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。
但し、鹿島建設は採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■技術系応募者は研究内容を語る
まず、鹿島建設は基本的に技術系の会社であることを理解しましょう。新卒採用者の85%は技術系です。
技術系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく求められることを覚悟してください。
具体的には、なぜそれを研究するのか、研究にあたって、課題と課題を解決する上で困難だった点について、自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。
課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。
また、研究成果が、鹿島建設でどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
もちろん直接そのような研究をやってこない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ建設業界を選ぶのか明確に伝える
なぜ建設業界を志望するか、その理由を説明できるようにしてください。
建設業界とは何か、建設業界を取り巻く環境や、建設業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2023年】建設業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
スーパーゼネコンについても記述しています。
建設会社について業務の理解を深めていき、魅力を語ってください。
■なぜ鹿島建設を選ぶのか明確に伝える
鹿島建設の経営理念・ビジョン、事業内容、グループ中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが鹿島建設を選んだ志望動機になります。
また、鹿島建設と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
鹿島建設を志望する学生は、建設業界に興味がある人だと思います。
なので、鹿島建設の応募者は、大林組、大成建設、清水建設、竹中工務店といったスーパーゼネコン各社などとかけもち応募する学生が多いと思われます。
たとえ鹿島建設が第一志望でなくても競合他社と比較し、なぜ鹿島建設なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
■鹿島建設でなぜその職種・事業を希望するのか、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
鹿島建設の新卒募集は、職種別となっています。
希望する職種、事業とその理由、そこでやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。
あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
鹿島建設で注目している技術やサービス、施工物件とその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。
■他社の応募状況と鹿島建設の志望順位を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、建設業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたさい、スーパーゼネコンに応募中ならそれを答えてください。
建設業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。
この場合まったくの異業種に応募している場合は、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。
以上、鹿島建設の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
鹿島建設はスーパーゼネコン5社のうちの1社であり、土木事業や超高層ビル建設に強みを持っています。
このような鹿島建設の面接を攻略するためには、まず建設業界を取り巻く環境を理解することと、建設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2023年】建設業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、鹿島建設とはどのような会社なのかを理解することも、面接準備には必須です。
鹿島建設の会社概要、経営理念・ビジョン、グループ中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも鹿島建設のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で鹿島建設の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
鹿島建設の面接攻略のまとめ【就活】
鹿島建設に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
鹿島建設が採用したい人材は、「人の思いと技術を受け継ぎ、想像と感動をかたちにするために新しい発想で挑戦しつづける」「イニシアチブを発揮し、新たな価値領域への仕掛けをまとめ上げる構想力がある」人です。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は研究内容を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ建設業界を選ぶのか明確に伝える
- なぜ鹿島建設を選ぶのか明確に伝える
- 鹿島建設でなぜその職種・事業を希望するのか、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
- 他社の応募状況と鹿島建設の志望順位を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは建設業界を取り巻く環境を理解すると同時に、建設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、鹿島建設とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
鹿島建設の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。
鹿島建設の中途採用情報について【転職】
続いて鹿島建設の転職の面接について解説していきます。
はじめに鹿島建設のキャリア(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集職種
鹿島建設は転職の希望者を対象としたキャリア(中途)採用を積極的に行っています。
社内に必要な能力やスキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての経験や専門性が問われます。
現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、鹿島建設のホームページにあるキャリア(中途)採用情報をご覧ください。
2022年11月現在では、次の募集があります。
土木系(施工管理、設計、研究)、建築系(施工管理、研究)、建築設備系(施工管理)、設備設計系、エンジニアリング系、機械・電気系(施工管理・研究)、先端IT系、海外現地法人採用(建築系・設備系、留学生対象)
- 選考フロー
WEBエントリー→書類選考→適性検査→面接(複数回)→内定
- 面接
面接では求める人材にふさわしいかどうかと、現職(前職)の職務内容の深掘りをすることで、応募者が鹿島建設で活躍できるかを探ります。
自己PRに関すること
- 現職(前職)の職務内容を説明してください
- 挫折経験はありますか
- ストレス解消法はありますか
志望動機に関すること
- なぜ鹿島建設を志望しますか
退職理由に関すること
- なぜ現職(前職)を退職しますか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由に関することを必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
鹿島建設は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記にあるように、求める人材は「人の思いと技術を受け継ぎ、想像と感動をかたちにするために新しい発想で挑戦しつづける」「イニシアチブを発揮し、新たな価値領域への仕掛けをまとめ上げる構想力がある」人です。
ここで、「人の思いと技術を受け継ぎ、想像と感動をかたちにするために新しい発想で挑戦しつづける」は、課題解決力と行動力を表しています。
また、「イニシアチブを発揮し、新たな価値領域への仕掛けをまとめ上げる構想力がある」は、課題解決力を表しています。
鹿島建設は、鹿島グループ中期経営計画(2021~2023)を策定し、「中核事業の一層の強化」「新たな価値創出への挑戦」「成長・変革に向けた経営基盤整備とESG推進」を3つの柱としてこれまでの施策を継続発展させ、新たな施策や戦略投資を推進しようとしています。
このような施策を確実に実行するために、課題解決力と行動力のある人を求めているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、目標達成に向けて課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。
さらに職務を実行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。
最後に、鹿島建設で活かせる、身につけた知識やスキルを語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集業務に役立つことを伝えましょう。
■技術系応募者は技術力を語る
まず、鹿島建設は基本的に技術系の会社であることを理解しましょう。中途採用も技術系職種の募集が中心です。
技術系応募者は、まず募集職種の職務内容を理解してください。
そして、それらに十分対応できる経験や能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。
技術系応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を相当詳しく求められます。
職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。
成果を出すためのノウハウが、鹿島建設でどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
もちろん直接そのような職務を経験していない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ鹿島建設を選ぶのか明確に伝える
鹿島建設の経営理念・ビジョン、事業内容、グループ中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが鹿島建設を選んだ志望動機になります。
また、鹿島建設と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
鹿島建設を志望する人は、建設業界に興味がある人だと思います。
なので、鹿島建設の中途採用の応募者は、スーパーゼネコン各社などにも応募するかも知れません。
たとえ鹿島建設が第一志望でなくても競合他社と比較し、なぜ鹿島建設なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
■鹿島建設で応募する職種を希望する理由と、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える
事務系・技術系を問わず、応募する職種について、なぜその職種をやってみたいのか、そこでやりたい仕事とその理由を的確に説明できなければなりません。
中途採用の応募者が応募職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが鹿島建設で活かせるからということです。
それには職務内容をわかりやすく説明することで、経験や能力、スキルが鹿島建設で活かせて、やりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
鹿島建設で注目している技術やサービス、施工物件とその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、鹿島建設の中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
鹿島建設はスーパーゼネコン5社のうちの1社であり、土木事業や超高層ビル建設に強みを持っています。
このような鹿島建設の面接を攻略するためには、まず建設業界を取り巻く環境を理解することと、建設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2023年】建設業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、鹿島建設とはどのような会社なのかを理解することも、面接準備には必須です。
鹿島建設の会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも鹿島建設のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で鹿島建設の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
鹿島建設の面接攻略のまとめ【転職】
鹿島建設に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
鹿島建設が採用したい人材は、「人の思いと技術を受け継ぎ、想像と感動をかたちにするために新しい発想で挑戦しつづける」「イニシアチブを発揮し、新たな価値領域への仕掛けをまとめ上げる構想力がある」人です。
面接では求める人材にふさわしいかどうかと、現職(前職)の職務内容の深掘りをすることで、応募者が鹿島建設で活躍できるかを探ります。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は技術力を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ鹿島建設を選ぶのか明確に伝える
- 鹿島建設で応募する職種を希望する理由と、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは建設業界を取り巻く環境を理解すると同時に、建設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、鹿島建設とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
鹿島建設の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。
鹿島建設を志望するときに知っておきたい社風
鹿島建設の面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
- 社内預金、財形貯蓄、退職金積立や確定拠出型年金制度なども充実しています。
- 現場事務所のオフィス環境について、良し悪しはあるが、多くは設備が充実しており、衛生環境は悪くありません。
- オフィスはワークライフバランスがとれますが、現場勤務は残業が多く、土曜日は隔週で休める程度です。近年は働き方改革により改善傾向にあります。
- 社内コミュニケーションは取りやすく、風通しはいいです。
- チームワーク重視の体育会系の社風であり、チームプレーが得意な人は仕事がしやすい環境です。
- 仕事の進め方としてアナログ的な手法を好み、改善・工夫の意識が薄い点があります。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
鹿島建設の会社概要
ここからは鹿島建設の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- 鹿島建設は1840年鹿島岩吉翁が創業しました。1880年に鹿島組が創立、1947年に社名を鹿島建設(株)に改称して、現在に至っています。
- コーポレートスローガンは「100年をつくる会社」です。
- 鹿島建設の事業別セグメントは大きく、建築事業、土木事業、開発事業、海外事業、周辺事業に分かれます。
海外事業の実績は69カ国に及びます。
- 鹿島建設の最大の特徴は、企画から設計、施工、建物竣工後の管理に至るまですべてのフェーズの専門家が連携するグループの総合力です。
- 鹿島建設の2022年3月期の決算数字は次の通りです。
資本金は、814億円余です。
従業員数は、8,080人です。
連結売上高は、2兆796億円です。
連結営業利益は、1,233億円です。
連結経常利益は、1,521億円です。
連結当期純利益は、1,038億円です。
単体の売上高は、土木2,718億円、建築9,206億円、開発等524億円です。
海外売上高は6,241億円、そのうち北米3,888億円、アジア954億円、大洋州968億円、欧州414億円、その他16億円です。海外売上高比率は30.0%です。
面接では、「鹿島建設のコーポレートスローガンを知っていますか?」と質問されるかも知れません。覚えておきましょう。
鹿島建設の経営理念・ビジョン
ここでは鹿島建設の経営理念・ビジョンについて紹介します。
経営理念
全社一体となって、科学的合理主義と人道主義に基づく創造的な進歩と発展を図り、社業の発展を通じて社会に貢献する。
ビジョン
ビジョンステートメント
人の思いと技術を受け継ぎ想像と感動をかたちにするために新しい発想で挑戦しつづける
大切にしたい価値観
開放性 多様性 主体性
面接では、「経営理念を知っていますか?」と質問されるかも知れません。理解しておきましょう。
鹿島建設の中期経営計画
鹿島建設は、グループ中期経営計画(2021~2023)―未来につなぐ投資―を策定し推進中です。ここでは、その概要を紹介します。
- ビジョン
鹿島建設グループが目指す方向性をビジョンとして作成しています。
ビジョンステートメントは、上記にあるように「人の思いと技術を受け継ぎ想像と感動をかたちにするために新しい発想で挑戦しつづける」です。
大切にしたい価値観は、開放性、多様性、主体性としています。
- 2030年のありたい姿と主要施策
中期経営計画では、「2030年にありたい姿」を念頭に①中核事業の一層の強化、②新たな価値創出への挑戦、③成長・変革に向けた経営基盤整備とESG推進、を3つの柱としてこれまでの施策を継続発展させると同時に、新たな施策や戦略的投資を行います。
- 中核事業の一層の強化
ありたい姿
ソフト・ハード、デジタル、リアルの技術の活用と、強固なバリューチェーンの構築により、持続的に成長
「建設現場の工場化」や「サプライチェーン全体の見える化」により、合理的な生産体制を構築
主要施策
①成長領域を見据え、提案・設計施工・エンジニアリング力強化、②次世代建築生産システム進化、③バリューチェーン拡充による顧客価値最大化、④開発事業への積極的投資継続による収益拡大、⑤グローバルプラットフォーム構築・強化
- 新たな価値創出への挑戦
ありたい姿
社会課題解決型ビジネスの有望分野で新たな収益源を獲得
オープンイノベーション推進体制が確立され、様々な新規ビジネスを創出
主要施策
①社会課題解決型ビジネスの主体的推進、②オープンイノベーション推進による新ビジネスの探索・創出、③未来社会を構想する機能強化
- 成長・変革に向けた経営基盤整備とESG推進
ありたい姿
「鹿島環境ビジョン:トリプルZero2050」に向けて「ターゲット2030」を達成
安心・安全・快適で、全ての建設技術者が魅力を感じる現場
多様な人材が集い、自由闊達な組織
世界最先端の知と結びついたR&Dが事業をリード
主要施策
①「トリプルZero2050」の活動推進、②次世代の担い手確保、サプライチェーンの維持・強化、③成長・変革を担う人づくり・仕組みづくり、④R&D,DXの戦略的推進
- 中核事業の一層の強化
面接で自己PRや志望動機を語るとき、中期経営計画を理解しておくことが大切です。