【25卒/24年転職】面接官が教える「清水建設」の面接対策

2023.12.02 更新
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スーパーゼネコンの一角を占める清水建設に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?

清水建設に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えば、清水建設の面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、課題解決力、行動力、チームワーク力から自分の強みを選んでアピールすることが大切です。

一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ建設業界を選ぶのか、について的確に答えられなくてはいけません。

さらに競合他社と比べてなぜ清水建設なのかについても面接官が納得できるように答えられることが大切です。

これら以外にも清水建設の就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、清水建設の採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、清水建設の会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. 清水建設の求める人材
  2. ただいま「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」販売中
  3. 清水建設の新卒採用情報について【就活】
  4. 面接攻略の考え方【就活】
  5. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  6. 清水建設の面接攻略のまとめ【就活】
  7. 清水建設の中途採用情報について【転職】
  8. 面接攻略の考え方【転職】
  9. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  10. 清水建設の面接攻略のまとめ【転職】
  11. 清水建設を志望するときに知っておきたい社風
  12. 清水建設の会社概要
  13. 清水建設の経営理念
  14. 清水建設の中期経営計画
  15. 参考リンク集

清水建設の求める人材

清水建設はどのような人材を求めているのでしょうか?

清水建設のホームページにある採用情報サイトには、人事部からのメッセージとして次の文章が載っています。

私たちの仕事「ものづくり」、それはチームで成し遂げるものです。

当社では、専攻分野・国籍・性別・障がいの有無等に関わらず、多様な人財が各々の力を発揮して働いており、そして、皆が力を合わせてチーム一丸となって、「ものづくり」を通して広く社会に貢献しています。・・・

また、新卒採用情報サイトにある「研修制度」には、次のような人財を育てることが人財開発の目標としています。

  • 自覚と情熱を持って、自分が何をやるか、自分には何ができるかを真剣に考え、行動に移せる人
  • 環境変化に対し、柔軟さを持って対応できる人
  • 優れた専門性と、さまざまなものごとに興味を持つ好奇心を併せ持つ人
  • 豊かな発想を持ち、夢に向かって積極果敢にチャレンジできる人

これらをまとめると、清水建設が求める人材は次のような人と考えます。

  • チーム一丸となって、「ものづくり」を通して広く社会に貢献できる人
  • 自分が何をやるか、自分には何ができるかを真剣に考え、行動に移せる人
  • 環境変化に対し、柔軟さを持って対応できる人
  • 優れた専門性と、さまざまなものごとに興味を持つ好奇心を併せ持つ人
  • 豊かな発想を持ち、夢に向かって積極果敢にチャレンジできる人

ただし人財開発の目標は、「このような社員を育てたい」とするものです。

なので、応募する学生にこれら全てを求めているわけではないと考えてください。

面接において自己PRをするとき、このような求める人材像から導かれる能力をあらかじめ知っておくことはとても大切です。

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会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
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その他、以下のリンクも読み進めるとお役に立ちます。

清水建設の新卒採用情報について【就活】

はじめに清水建設の新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    募集形態は、グローバル職とエリア職の2つです。

    • グローバル職は、国内・海外を問わずさまざまな領域の仕事をする社員であり、原則として、職務および勤務地域を特定しません。

      グローバル職の募集職種は、建築系、建築技術系、意匠設計系、構造系、設備系、土木系、エンジニアリング系、情報系、開発系、文系、SV(Smart Vision)です。

      エントリー時に職種の希望を申請します。

      グローバル職の中で「SV採用」とは、建設事業の枠組みを越え、新たな価値を提供し、今後成長が見込まれるビジネスに携わる職種です。

    • エリア職は、原則として、勤務地域または部門を特定する社員です。

      勤務地域を限定し、専門分野で活躍できる職種です。勤務地域は、採用時に決定する各支店です。

    また、清水建設は、2022年4月より、入社の時期を限定せず、一年を通して入社を受け入れる通年採用を開始しています。

  2. 選考フロー   

    プレエントリー→本エントリー→適性検査→面接(複数回)→内定

  3. エントリーシート(24年卒)   

    自己PRに関すること

    • 大学時代に取り組んだ専攻内容について入力してください。(50字以内)
    • 大学院(修士)時代に取り組んだ専攻内容について入力してください。(50字以内)
    • 現在取り組んでいる専攻内容(ゼミなど)について詳細を教えてください。(200字以内)
    • 学生時代に力を入れて取り組んだことをお聞かせください。(200字以内)
    • あなたの強み・長所について入力してください 課題や困難に対する取り組み姿勢、対人関係、他者からの評価(家族・友人等)(各30字以内)
    • あなたの弱み・短所について入力してください 課題や困難に対する取り組み姿勢、対人関係、他者からの評価(家族・友人等)(各30字以内)

    志望動機に関すること

    • 当社への志望動機についてお書きください。(400字以内)
    • あなたの希望する職種で業務上直面すると思われる困難は何ですか。また、それを困難に感じるのは、あなたのどのような性格や行動特性によるものかお聞かせください。(400字以内)
    • 就職を考えている業界とその職種をお聞かせください。(50字以内)
  4. 面接   

    面接では、学業、研究内容、ガクチカ、志望動機の深掘りがあります。

    自己PRに関すること

    • 自己PRを含め自己紹介してください
    • なぜ今の大学を選びましたか
    • 専攻を選んだ理由は何ですか、専攻分野の強みは何ですか、専攻を入社してどのように活かすことができますか
    • 研究内容をわかりやすく簡潔に説明してください、今の研究室を選んだ理由は何ですか、入社して活かすことができますか
    • 高校時代に力を入れたことを話してください
    • 学生時代に力を入れたことを話してください
    • チームで何かを成し遂げた経験はありますか
    • 対人関係で困難に直面したことはありますか
    • 困難に直面したとき、どのように切り抜けましたか
    • 体力や根気に自信がありますか
    • 長所と短所は何ですか、短所をどのように克服しますか
    • 趣味は何ですか

    志望動機に関すること

    • なぜ建設業を志望しますか
    • なぜ清水建設を志望しますか
    • なぜ同業他社ではなく清水建設で働きたいのですか
    • 他のスーパーゼネコンの特徴を知っていますか
    • なぜ○○職を選びましたか、自分のどのような能力を活かせますか
    • 「施工管理」で大事なものは何ですか、それに対し発揮できるあなたの力はどのようなものですか
    • 入社したらどのような仕事をやってみたいですか
    • 清水建設で携わりたい事業となぜその事業に携わりたいのですか
    • キャリアプランはありますか
    • 経営理念を知っていますか
    • 「論語と算盤」とはどういう意味か知っていますか
    • 会社の成長戦略について考えを聞かせてください
    • 清水建設の技術力についてどう思いますか
    • 海外事業について知っていることはありますか(日本の技術力をどう思うか、日本人に足りないものは何か)
    • 清水建設の建築物で好きなモノとその理由を教えてください
    • 清水建設の技術で知っていることはありますか
    • 清水建設の現場を見ましたか、その感想を話してください
    • 建設業界の働き方改革についての考えを話してください
    • 残業はできますか
    • 転勤や海外勤務はできますか
    • どのような仕事でも大丈夫ですか
    • 他社の応募状況を教えてください
  5. 採用人数

    19年度入社実績 334名(文系43名 理系291名)

    20年度入社実績 345名(文系60名 理系285名)

    21年度入社実績 354名(文系59名 理系295名)

    22年度入社実績 361名(文系59名 理系302名)

    23年度入社実績 335名(文系56名 理系279名)

    24年度入社計画 前年並み

  6. 23年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大11、京都大8、北海道大3、東北大5、名古屋大1、大阪大5、九州大3、東京工業大7、一橋大2、筑波大8、千葉大1、都立大3、横浜国大5、横浜市大1、大阪市大1、岡山大2、広島大1、他

    私立大

    早稲田大14、慶応大6、上智大1、明治大3、青山学院大2、立教大1、中央大2、法政大5、学習院大1、成蹊大2、成城大1、東京都市大8、国学院大2、日本大14、東洋大1、駒沢大1、専修大1、東海大5、東京理科大15、芝浦工大14、東京電機大2、工学院大11、日本女子大4、昭和女子大3、金沢工業大5、名城大3、同志社大5、立命館大5、関西大3、関西学院大4、京都産業大1、大阪工大3、近畿大3、西南学院大1、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2023年9月3日号)参照

  7. 学歴フィルター

    清水建設は国公立大学、私立大学と幅広い採用となっています。適性試験を通過すれば、道は拓けます。

    学歴フィルターはありません。

面接攻略の考え方【就活】

面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする

    清水建設の求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。

    上記の求める人材にあるように清水建設は、『チーム一丸となって、「ものづくり」を通して広く社会に貢献できる』「自分が何をやるか、自分には何ができるかを真剣に考え、行動に移せる」「環境変化に対し、柔軟さを持って対応できる」「優れた専門性と、さまざまなものごとに興味を持つ好奇心を併せ持つ」「豊かな発想を持ち、夢に向かって積極果敢にチャレンジできる」人を求めています。

    ここで、「環境変化に対し、柔軟さを持って対応できる」ことや、「さまざまなものごとに興味を持つ好奇心を併せ持つ」「豊かな発想を持つ」ことは、課題解決力につながります。

    また、「自分が何をやるか、自分には何ができるかを真剣に考え、行動に移せる」ことや、「夢に向かって積極果敢にチャレンジできる」ことは、行動力を表しています。

    さらに『チーム一丸となって、「ものづくり」を通して広く社会に貢献できる』ことは、チームワーク力そのものと言えるでしょう。

    以上の三つの能力を清水建設は求めています。

    これらは「このような社員になってもらいたい」との目標と考えましょう。

    なので、応募する学生がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。

    • 課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。
    • 行動力なら、困難な課題の解決に向けて周囲に働きかけながらあきらめずに粘り強く取り組めるということです。
    • チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。

    力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。

    その結果として自分が身につけたことを伝えられると良いです。

    但し、清水建設は採用するすべての人に課題解決力や行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。

    なので、自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接においてその能力を上手に説明してください。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    清水建設は基本的に技術系の会社であることを理解しましょう。新卒採用者の85%は理系です。

    後述する、長期ビジョンや中期経営計画を読めば、清水建設にはやるべき課題が数多くあることがわかります。

    面接では、それらに十分対応できる能力、スキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

    技術系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく求められることを想定してください。

    技術系応募者は、その研究を選んだ理由、及びその課題と課題解決の手法をあげ、解決する上で困難だった点について自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、あるいはねばり強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

    研究成果が、清水建設でどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    一方、上記の求める人材には、「優れた専門性と、さまざまなものごとに興味を持つ好奇心を併せ持つ人」も載っています。

    優れた専門性をぜひ面接でアピールしましょう。

    もちろん直接そのような研究をやってこない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ建設業界を選ぶのか明確に伝える

    なぜ建設業界を志望するか、その理由を説明できるようにしてください。

    建設業界とは何か、建設業界を取り巻く環境や、建設業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2024年】建設業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。

    建設会社について業務の理解を深めていき、魅力を語ってください。

    ■なぜ清水建設を選ぶのか明確に伝える

    清水建設の経営理念、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが清水建設を選んだ志望動機になります。

    また、清水建設と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    清水建設を志望する学生は、建設業界に興味がある人だと思います。

    なので、清水建設の応募者は、大林組や鹿島建設、大成建設、竹中工務店といったスーパーゼネコン各社などとかけもち応募する学生が多いようです。

    たとえ清水建設が第一志望でなくても競合他社と比較し、なぜ清水建設なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    ■清水建設でなぜその職種を希望するのか、配属希望部門と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える

    グローバル職は、応募する職種、配属希望部門とその理由、そこでやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。

    エリア職は、応募する職種とその理由、そこでやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できるようにしてください。

    エリア職の応募者は、加えてなぜエリア職に応募するのかをきちんと説明できるようにしてください。

    清水建設で注目している事業や技術と、その注目理由も話せるようにしておくと良いでしょう。

    ■清水建設の会社や仕事の理解度を試す質問に答えられるように準備する

    面接では、清水建設の会社や仕事の理解度を試す質問が数多くなされます。

    例えば、「経営理念を知っていますか」「論語と算盤とはどういう意味か知っていますか」「会社の成長戦略について考えを聞かせてください」「清水建設の建築物で好きなモノとその理由を教えてください」「清水建設の現場を見ましたか、その感想を話してください」といったような質問です。

    こうした会社の理解度を試す質問に答えられるように準備しましょう。

    ■他社の応募状況と清水建設の志望順位を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、建設業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたさい、スーパーゼネコンに応募中ならそれを答えてください。

    建設業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。

    この場合まったくの異業種に応募している場合は、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。

以上、清水建設の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

清水建設は、スーパーゼネコンの一角を占め、特許保有・技術でゼネコン業界NO.1です。

このような清水建設の面接を攻略するためには、まず建設業界を取り巻く環境を理解することと、建設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】建設業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、清水建設とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

清水建設の会社概要、経営理念、中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも清水建設のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で清水建設の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

清水建設の面接攻略のまとめ【就活】

清水建設に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

清水建設が求める人材は、『チーム一丸となって、「ものづくり」を通して広く社会に貢献できる』「自分が何をやるか、自分には何ができるかを真剣に考え、行動に移せる」「環境変化に対し、柔軟さを持って対応できる」「優れた専門性と、さまざまなものごとに興味を持つ好奇心を併せ持つ」「豊かな発想を持ち、夢に向かって積極果敢にチャレンジできる」人です。

面接では、学業、研究内容、ガクチカ、志望動機の深掘りがあります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ建設業界を選ぶのか明確に伝える
  • なぜ清水建設を選ぶのか明確に伝える
  • 清水建設でなぜその職種を希望するのか、配属希望部門と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
  • 清水建設の会社や仕事の理解度を試す質問に答えられるように準備する
  • 他社の応募状況と清水建設の志望順位を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは建設業界を取り巻く環境を理解すると同時に、建設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、清水建設とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

清水建設の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

清水建設の中途採用情報について【転職】

続いて清水建設の転職の面接について解説していきます。

はじめに清水建設のキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種  

    清水建設は転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。

    社内に必要な能力やスキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての経験や専門性が問われます。

    募集区分は、グローバル職とエリア職の2つです。

    グローバル職は、国内・海外の各事業所でさまざまな領域の仕事をします。

    エリア職は、原則として職務および勤務地域を特定します。勤務地は、採用時に決定する各支店です。

    現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、清水建設のホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。

    2023年10月現在、94件の求人があります。

    エリア職では、建築施工、土木施工、設備施工、設備見積、土木積算・設計変更、作業所事務の募集があります。

  2. 選考フロー   

    グローバル職:

    書類選考(エントリー内容)→面談→適性検査→面接選考(本社)(1~2回)→内定 →処遇説明→入社

    エリア職:

    書類選考(エントリー内容)→面談→適性検査→1次面接選考(支店)→最終面接選考(本社)→内定→処遇説明→入社

  3. 面接

    面接では求める人材にふさわしいかどうかと、現職(前職)の職務内容の深掘りをすることで、応募者が清水建設で活躍できるかを探ります。

    自己PRに関すること

    • 出身大学と研究内容を教えてください
    • 現職(前職)の職務内容を説明してください
    • 今までに一番熱心に取り組んだ仕事は何ですか
    • 人との対話は好きですか

    志望動機に関すること

    • なぜ清水建設を志望しますか
    • 応募する○○において一番大事にすべきことは何ですか
    • どのような街にしたいですか
    • 清水建設で建物を建てることは喜びですか
    • 清水建設の建築物を知っていますか
    • 海外での仕事はできますか
    • 月に何時間残業ができますか

    退職理由に関すること

    • 現職(前職)を退職する理由を教えてください

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由に関することを必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    清水建設の求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。

    上記の求める人材にあるように清水建設は、『チーム一丸となって、「ものづくり」を通して広く社会に貢献できる』「自分が何をやるか、自分には何ができるかを真剣に考え、行動に移せる」「環境変化に対し、柔軟さを持って対応できる」「優れた専門性と、さまざまなものごとに興味を持つ好奇心を併せ持つ」「豊かな発想を持ち、夢に向かって積極果敢にチャレンジできる」人を求めています。

    ここで、「環境変化に対し、柔軟さを持って対応できる」ことや、「さまざまなものごとに興味を持つ好奇心を併せ持つ」「豊かな発想を持つ」ことは、課題解決力につながります。

    また、「自分が何をやるか、自分には何ができるかを真剣に考え、行動に移せる」ことや、「夢に向かって積極果敢にチャレンジできる」ことは、行動力を表しています。

    さらに『チーム一丸となって、「ものづくり」を通して広く社会に貢献できる』ことは、チームワーク力そのものと言えるでしょう。

    以上の三つの能力を清水建設は求めています。

    これら三つの能力のうち、中途採用は即戦力を求めているので、仕事のアウトプットに直結する課題解決力と行動力をアピールすることが有効です。

    (チームワーク力について質問された場合には、その力もあることを、例をあげて答えられるようにしておいてください。)

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、目標達成に向けて課題を見つけ、課題解決のために自らが立てた対策と関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。

    さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    清水建設で活かせる、身につけた知識やスキルも語ってください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えてください。

    ■技術系応募者は技術力を語る

    清水建設は基本的に技術系の会社であることを理解しましょう。

    中途採用も技術系職種の募集が中心です。

    技術系応募者は、まず募集職種の職務内容を理解してください。

    そして、それらに十分対応できる経験や能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。

    技術系応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を相当詳しく求められます。

    職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。

    成果を出すためのノウハウが、清水建設でどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    一方、上記の求める人材には、「優れた専門性と、さまざまなものごとに興味を持つ好奇心を併せ持つ人」も載っています。

    優れた専門性を面接でアピールしましょう。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ清水建設を選ぶのか明確に伝える

    清水建設の経営理念、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが清水建設を選んだ志望動機になります。

    また、清水建設と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    清水建設を志望する人は、建設業界に興味がある人だと思います。

    なので、清水建設の中途採用の応募者は、大林組や鹿島建設、大成建設、竹中工務店といったスーパーゼネコン各社などにも興味があるかも知れません。

    たとえ清水建設が第一志望でなくても競合他社と比較し、なぜ清水建設なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    ■清水建設でなぜその職種を希望するのか、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える

    中途採用の応募者は、その職種を希望する理由と、そこでやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。

    中途採用の応募者が応募職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが清水建設で活かせることです。

    それには職務内容をわかりやすく説明することで、経験や能力、スキルが活かせて、貢献できることを伝えてください。

    エリア職の応募者は、加えてなぜエリア職に応募するのかをきちんと説明できるようにしてください。

    応募職種の分野で注目している清水建設の事業や技術などと、なぜ注目しているかその理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

    ■清水建設の会社や仕事の理解度を試す質問に答えられるように準備する

    面接では、清水建設の会社や仕事の理解度を試す質問があります。

    例えば、「清水建設で建物を建てることは喜びですか」「清水建設の建築物を知っていますか」といったような質問です。

    こうした会社の理解度を試す質問に答えられるように準備しましょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、清水建設の中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。

面接は1~2回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

清水建設は、スーパーゼネコン5社の一角を占める総合建設会社です。

このような清水建設の面接を攻略するためには、まず建設業界を取り巻く環境を理解することと、建設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】建設業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、清水建設とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

清水建設の会社概要、経営理念、中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも清水建設のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で清水建設の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

清水建設の面接攻略のまとめ【転職】

清水建設に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

清水建設が求める人材は、『チーム一丸となって、「ものづくり」を通して広く社会に貢献できる』「自分が何をやるか、自分には何ができるかを真剣に考え、行動に移せる」「環境変化に対し、柔軟さを持って対応できる」「優れた専門性と、さまざまなものごとに興味を持つ好奇心を併せ持つ」「豊かな発想を持ち、夢に向かって積極果敢にチャレンジできる」人です。

面接では求める人材にふさわしいか、現職(前職)の職務内容の深掘りをすることで、応募者が清水建設で活躍できるか、を探ります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は技術力を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ清水建設を選ぶのか明確に伝える
  • 清水建設でなぜその職種を希望するのか、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
  • 清水建設の会社や仕事の理解度を試す質問に答えられるように準備する

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは建設業界を取り巻く環境を理解すると同時に、建設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、清水建設とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

清水建設の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

清水建設を志望するときに知っておきたい社風

清水建設の面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • 現場勤務だと休日でさえ現場のことを考えないといけないので、ゆっくり休めません。
  • 勤続10年ごとにリフレッシュ休暇という連続14日間の休みが取れます。お盆休みは非常に長く2週間取得可能です。
  • 女性同士(先輩・後輩含めて)が気軽に話ができ、途中入社した女性にも周囲が声をかけたりするので働きやすいです。福利厚生面がとてもよく女性でも働きやすい環境です。
  • 世の中の動きに合わせた将来の事業計画を立てており、従来の歴史や実績だけに満足せず、今後も更に事業を維持拡大していく姿勢があります。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

清水建設の会社概要

ここからは清水建設の会社概要を説明します。

  • 清水建設はスーパーゼネコン5社のうちの1社で、医療機関の建築、LNGタンクの施工が得意と言われています。社寺・伝統建築にも強みを持っています。
  • コーポレートメッセージは、「子どもたちに誇れるしごとを。」です。
  • 清水建設は、1804年初代清水喜助翁が大工店を開いたことから始まります。

    1915年に合資会社清水組となり、1937年株式会社清水組を設立し、合資会社清水組を合併します。

    1948年株式会社清水建設に商号変更し現在に至っています。

  • 事業としては、建築、土木、海外建設、不動産開発、エンジニアリング、LCV(ライフサイクル・バリュエーション)、フロンティア事業があります。

    建築事業は、医療・福祉施設の受注高で国内トップです。社寺建築・伝統建築にも多くの実績があり、自社内に木工事や木工製作を行う東京木工場を所有しています。

    数多くの名建築を手がけており、サンシャイン60、横浜スタジアム、平安神宮なども清水建設が建築しています。

    土木事業は、トンネル、橋梁、ダムや都市土木、エネルギー施設などの設計、施工、リニューアルを行っています。日本の大型LNG地下タンクの約半数は当社が施工しています。

    東京湾アクアライン川崎トンネル、八ツ場ダムなど難易度の高い工事を行っています。

    海外建設では、シンガポールに拠点を構え、東南アジアを中心に世界各国で、生産施設や超高層ビル、病院、橋、地下鉄などの建設に携わっています。27都市に事務所を設けています。

    不動産開発事業では、建設事業で蓄積した技術とノウハウを活かし、オフィスビルや物流施設などを手がけています。東南アジア、北米にも進出しています。

    エンジニアリング事業では、「エネルギー」「環境」「プラント」「情報」という基幹分野の設計・調達・建設に注力しています。

    LCV事業は、建物やインフラ、エネルギー、まちのライフサイクルにわたり、持続的な価値向上と利用者の満足度向上を実現し、サステナブルな未来を築いていきます。

    フロンティア事業は、「海洋開発事業」「宇宙開発事業」「自然共生事業」「事業投資(スタートアップ)」の4つで、早期の事業化に向け取り組んでいます。

  • 清水建設の2023年3月期の決算数字は次の通りです。

    資本金は743.65億円です。

    従業員数は、単体10,845人、連結19,869人です。

    連結売上高は、1兆9,338億円です。

    連結経常利益は、565億円です。

    連結当期純利益は、490億円です。

    事業の売上高構成比は、建築事業76.4%、土木事業15.3%、開発事業8.3%です。(単独)

面接では、「コーポレートメッセージを知っていますか」といった質問をされるかも知れません。覚えておきましょう。

清水建設の経営理念

清水建設の経営理念について紹介します。

社是

「論語と算盤」

*道徳を「論語」、経済を「算盤」に例えて、「道徳と経済を調和させる」ことが大切であるとした渋沢栄一翁の教えです。

経営理念

真摯な姿勢と絶えざる革新志向により
社会の期待を超える価値を創造し
持続可能な未来づくりに貢献する

社是や経営理念は面接で質問されることもあるかもしれませんので、理解しておきましょう。

清水建設の中期経営計画

清水建設は、中期経営計画(2019年度~2023年度)を策定し推進中です。ここでは、そのポイントを紹介します。

  • 長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030 」では、2030年に清水グループが、安全・安心でレジリエントな社会、健康・快適に暮らせるインクルーシブな社会、地球環境に配慮したサステナブルな社会を実現するために、スマートイノベーションカンパニーとなることを目指しています。

    ビジョンの達成に向け、事業構造・技術・人財のイノベーションを図っていきます。

  • 中期経営計画(2019年度~2023年度)は、企業価値の持続的成長を目指して、外部環境の変化に対応し、利益水準を維持しながら、新たな収益基盤の確立に向けた先行投資期間としての位置づけです。
  • 基本方針は、「建設事業の深耕・進化」や、「非建設事業の収益基盤確立」、「成長を支える経営基盤の強化」を図りながら、グローバル展開の加速とESG経営の推進により、シミズグループの企業価値向上を実現し、SDGsの達成に貢献することとしています。
  • 建設事業の深耕・進化は、環境変化への的確な対応と総合力の最大化、海外建設事業の収益力強化を推進します。
  • 非建設事業の収益基盤確立は、従来の枠組みを超えた新たな価値提供、成長分野への重点投資、最適なポートフォリオを構築することを推進します。
  • 成長を支える経営基盤の強化は、技術開発とデジタル戦略、人財育成と働き方改革、サプライチェーン強化とグループ経営を推進します。

面接で志望動機を伝えるとき、中期経営計画を理解しておくことは大切です。

参考リンク集

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