転職の面接では給料が安いことを退職理由として話さない
この記事では、転職の面接で給料が安いことを退職理由として話して良いのかを教えます。
筆者の経験では、退職する理由として人間関係がうまくいかないことをあげる人が多いです。それと同じくらいよく聞く理由が、給料など労働条件が良くないことです。
でも本当に給料が安いことを退職理由として話しても良いのでしょうか?
転職活動では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書や職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
本サイトを読みこなすことで、転職活動の選考・面接対策に自信が持てるようになります。
退職するには理由がある
会社を退職する理由は人によって異なりますが、その会社に不満を持っている点では共通しています。不満がなければ退職しませんから。
中途採用募集の応募者が不満を持って退職したことは、応募先会社もわかっています。
そして会社への不満の中でも、特に生活ができないほど給料が安いことは深刻です。また、自分の業績や成果と比べて給料が安いという不満もわかります。
以上のような不満を理由に退職することはよく理解できます。問題は「退職理由は給料が安いからです」とそのまま正直に面接で伝えて良いのかどうかです。
面接官は「給料が安いから退職した」ことをどう感じるか
面接官は応募者から「退職理由は給料が安いからです」と言われると、それだけでは「給料が高ければどの会社でもかまわないのかな」と思ってしまいます。ネガティブな印象しか持ちません。
そもそも海外と比較して、日本ではあまり金銭についてストレートに会話することが好まれないという風土があります。
興味を持った面接官ならば、「具体的にはどれくらい給料をもらっていましたか?」と金額を確認してくれることもあります。
また業績や成果を聞いて、給料が適切でなかったと理解してくれることもあります。
これにより面接官が同情することはありますが、好印象を持ってくれることはありません。
また、応募先会社での給料は社内基準により決められるものです。採用が決まった場合、給料が安いから退職したと伝えてあっても、給料を決定する上でそれについて考慮されることはありません。
結論として、ただ給料が安いからという退職理由を伝えることは得策ではありません。
給料が安いから退職する人の退職理由の伝え方
- 給料が安いために普通の生活が維持できない人は、そのことを簡潔に面接官に伝え、同時に応募先で自分が貢献できることを話してください。
これなら退職理由が前向きになります。
- 自分の業績や成果と比べて給料が安いと感じている人は、「退職理由は業績にくらべて給料が安いからです」ということは言わないほうがいいです。
面接官はあなたの本当の実力は良くわからないからです。
面接官が業績や成果について聞いてくれて、給料が適切でなかったと同情してくれることはあります。ですが金銭的な視点で話をすると、懐疑心を強める面接官が多いです。心の中ではあなたの実力について懐疑的かもしれません。
さらに若い応募者だったら生意気と思うこともあります。別の退職理由を探してください。
前向きな表現にすることです。
繰り返しますが、給料は応募先会社の社内基準により決められます。給料が安いから退職したと言っても、よほどのことがない限りそれについて考慮されることはありません。
まとめ
転職の面接では給料が安くて退職したことだけを話さないでください。
面接官は「退職理由は給料が安いからです」と言われると、それだけでは「給料が高ければどの会社でもかまわないのかな」と思ってしまいます。
給料が安いために生活が維持できない人は、そのことを簡潔に面接官に伝え、同時に応募先で自分が貢献できることを話してください。
業績や成果と比べて給料が安いと感じている人は、「退職理由は給料が安いからです」と言わないほうがいいです。
別の退職理由を探してください。前向きな表現も加えてください。
以上を考慮して面接に臨んでください。応援しています。
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