就活の面接で熱意が伝わらない本当の理由!
就活生が抱える悩みの中で多いのが、「面接で熱意が伝わらない」というものです。
どれだけ入社したい気持ちがあっても、面接でその熱意が会社に届かなければ選考を突破することはできません。
しかし、あなたが熱意をアピールしているつもりでも、面接官が同じように受け取っていないケースは非常に多いのです。
では、なぜ熱意は伝わらないのでしょうか?
その理由は、「会社が求める熱意の形」と「学生がアピールする熱意の形」がズレているからです。
本記事では、面接官として数多くの学生を見てきた経験から、就活の面接で熱意が伝わらない原因と、確実に熱意が伝わる面接対策を徹底解説します。
就活では、自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
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就活の面接における「熱意」とは何か
まず理解すべきことは、「熱意」は、感情的な勢いや言葉の強さだけではないという点です。
会社が評価する熱意には次の3つの要素が含まれます。
- 企業理解の深さ
- 入社後の貢献イメージ
- そのために行ってきた具体的な行動(準備)
つまり、気持ちだけを伝えるのでは不十分で、「なぜその会社なのか」「その会社のために何ができるのか」「そのためにどんな行動をしてきたのか」がそろって初めて、熱意が通じるのです。
就活の面接で熱意が伝わらない学生の特徴
あなたも、知らず知らずのうちに「熱意が伝わらない言い方」をしているかもしれません。ここでは、よくある NG ポイントを解説します。
- 抽象的な「熱意の押し売り」をしてしまう
以下のような回答は、最も評価しにくいパターンです。
- 「誰よりも御社に入りたいです」
- 「入社したら頑張ります」
- 「とても熱意があります」
一見、熱意を伝えているように見えて、実は何も伝わっていません。
理由は簡単で“根拠がない”からです。就活生はみんな「この会社に入りたい!」という気持ちを持っています。
だから、ただ「入りたいです」「熱意があります」と言うだけでは、他の学生と同じに聞こえてしまい、その違いがわかりません。
- 熱意を誤解される言い方をしてしまう
たとえば、次のような回答も熱意が伝わらない典型例です。
面接官:「当社は何番目に志望度が高いですか?」
学生:「第一志望群です」「志望している企業の1つです」
面接官は、「この会社に本当に入りたいのか」を知りたいと思っています。
だから、あいまいな言い方をすると、「気持ちが弱いのかな?」と感じてしまいます。
また、
- 感情がこもらない声
- 単調な話し方
- 目が合わない
- 反応が薄い
これらは意図せず「熱意がない」と誤解される原因になります。
熱意が伝わる言い方|会社が評価する3つのポイント
では、就活の面接でどうすれば熱意が伝わるのか。
面接官が「この学生は本気だ」と確信する瞬間は、次の3ポイントがそろったときです。
- 応募企業への理解が深いことを示す
熱意の基本は 企業研究の深さ です。
- 例:小売業の場合
「売り場を3回訪れ、他社と比較した結果、御社は○○の点が特に優れていると感じました」
- 例:メーカーの場合
「競合3社の製品を自分で使い比べ、御社の○○技術による性能の違いを体感しました」
ここまで具体性があると、面接官は「この学生は本気で見てくれている」と判断します。
- 例:小売業の場合
- 入社後の貢献イメージを語る
面接官は「入社後に活躍する姿」が見えた学生を高く評価します。
たとえば、
- 「私の○○という強みを活かして、御社の○○部門で××のように貢献したい」
- 「大学で学んだ○○の知識を活かし、御社の海外市場の新規開拓プロジェクトに関わりたい」
このような表現は、単なる「入りたい」ではなく、“準備ができている学生” として映ります。
- 行動という証拠を見せる
熱意の最強の証拠は「行動」です。
- OB訪問を3人した
- 会社説明会に複数回参加した
- 店舗・製品の比較調査をした
- 業界研究を自分でまとめた
これらの具体的な行動は「本気で志望している」何よりの証拠になります。
面接で感情を込めるコツ
就活の面接で「熱意を見せるために感情を込めて話すべき」と言われても、過剰な身振り手振りは逆効果です。
面接官が自然に「熱意がある」と感じるのは、次のような場面です。
- 大事な部分で声のトーンが少し上がる
- 相手の質問に対して明るく反応する
- 笑顔を適度に見せる
- 目を合わせて、うなずきながら話す
つまり、「感情の抑揚」を少しだけ上げるだけで十分なのです。
面接で熱意を最大限伝えるための事前準備
就活の面接で熱意が伝わるかどうかは、
- どれだけ準備をしたか(企業研究・行動・調査)
- その内容をどれだけ具体的に話せるか
この2つで決まります。
おすすめの準備は以下の5つ。
- 企業の強みを3つ言語化
- 自分の経験と企業の事業を結びつける
- 志望動機を“理由(なぜこの会社を選んだか) → 行動 (会社を理解するために実際にやったこと)→ 感情”(その行動を通して、どんな気持ちになったか)の順で作る
- 入社後の貢献内容を1つ具体的に
- 面接での質問に答える練習を録音してチェック
特に録音チェックは、声のトーン・話す速さ・言い切れているかなど、熱意の伝わり方が一気に改善します。
よくある質問(Q&A)―就活の面接における熱意
Q1. 正直、第一志望ではありません。本当のことを言うべきですか?
A1. 「志望度を聞かれた瞬間」は、企業は“熱意”の確認を行っています。
言い方としては、「現時点では複数社を見ていますが、御社を第一志望として考えています」など、企業研究を根拠にした前向きな表現が適切です。
Q2. 緊張して声が小さくなり、熱意が弱く見えると言われます
A2. 声量の問題は、「第一声」で決まります。最初の挨拶だけでいいので、普段より大きめの声を出す練習をしましょう。以降の話し方も自然と引き上がります。
Q3. 熱意を伝えるために、強い言葉を使ったほうがいいですか?
A3. 強い言葉より、強い根拠です。面接官は「何を言ったか」より「何をしてきたか」を重視します。
Q4. 面接で涙ぐむほど感情を出すのは逆効果ですか?
A4. 過度な感情表現は逆効果です。面接では、冷静さと説得力のある熱意が評価されます。
まとめ|熱意は「伝える」ものではなく「伝わるように準備する」もの
就活の面接で熱意が伝わらない最大の理由は、“気持ちだけを伝えているから” です。
熱意が伝わる学生は、
- 企業研究の深さ
- 入社後の貢献イメージ
- 行動による証拠
- 感情の抑揚
これらのすべてを押さえています。
あなたが今から取り組むべきことは、熱意を強調することではなく、熱意を裏づける準備を徹底することです。
適切な準備さえできれば、あなたの熱意は必ず面接官に通じます。
自信を持って就活の面接に臨んでください。応援しています。
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