就活の面接で身振り・手振りは必要か?正しいジェスチャーは?
就活の面接では、学生が話す内容だけでなく、表情や姿勢、そして身振り・手振りといった「非言語コミュニケーション」が大きな比重を占めます。しかし、就活生からは次のような質問が非常に多く寄せられます。
- 「面接で身振りや手振りをしたほうが良いのでしょうか?」
- 「ジェスチャーが多いと軽く見られますか?」
- 「逆に全く動かさないと印象が悪いですか?」
結論を先に述べると、就活の面接における身振り・手振りは“自然であればプラス”、”大げさだとマイナス”です。
この“自然”というラインが難しいため、本記事では、面接官の視点から「どこまでなら良いのか」「どう使うと評価が上がるのか」を分かりやすく解説していきます。
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就活の面接で身振り・手振りが気になる理由
就活の面接という場は、多くの学生にとって緊張のピークです。緊張すれば身体は強ばり、手の動きが少なくなる人もいれば、逆に落ち着かなさから手が動きすぎてしまう人もいます。
また、学生は次のように考えがちです。
- 「面接官に熱意を伝えたい」
- 「印象を良くしたい」
- 「相手に分かりやすく話したい」
その結果、普段はあまりやらない身振り・手振りを“意識して”使おうとし、ぎこちなくなってしまうケースも多いのです。
しかし、面接官が見ているのは、動作の大きさではなく“自然さ”と“話との一致”です。
つまり、あなたの普段のコミュニケーションに沿った動作であれば問題ありませんし、逆に無理して作った所作はすぐに伝わります。
身振り・手振りとは何か?就活面接における役割
身振りや手振りとは、手や腕、身体の動きによって自分の意思や感情を相手に伝える“非言語コミュニケーション”の一つです。
例としては、
- うなずく
- 手のひらを軽く見せる
- 指先で方向を示す(控えめに)
- 手を胸に当てて「大切にしていること」を示す
などがあります。
就活の面接では、言葉だけでは伝わりにくいニュアンスを補う役割があります。
たとえば、志望動機を話しながら自然と手が前に出ると「前向きさ」や「誠意」が伝わります。
逆にまったく動きがないと、不安・緊張・固さが強調されます。
ただし、後ほど説明しますが、大げさなジェスチャーは逆効果になるため注意が必要です。
無理して身振り・手振りをすると不自然になる理由
普段慣れていない学生が「就活の面接ではジェスチャーをした方がいいんだ」と思って意識的に手を大きく動かすと、次のような違和感が生まれます。
- 所作が言葉と合っていない
- “作ってきた動き”がバレる
- 話よりも動作が目立ってしまう
- 雰囲気が軽く見える
- 緊張を隠そうとしているように見える
面接官は毎日多くの学生を見ているため、「自然な動き」と「作った動き」の差がすぐに分かります。
作りもののジェスチャーは、むしろ“自信がない印象”を与えることが多いのです。
一方で「身振り・手振りゼロ」もやや物足りない
では、就活の面接では動かないほうが良いのかというと、答えはNOです。
- 姿勢が固まりすぎている
- 両手を膝に固定している
- 顔や声だけで熱意を伝えようとする
このような状態は、逆に面接官へ“緊張”や“気持ちの弱さ”が伝わりやすくなります。
「内容は良いのに、伝わってこない」と感じる学生の多くは、身体が全く動いていません。
言葉と動作が一致していると、あなたの内容は数倍伝わりやすくなります。
就活の面接で最も大切なのは“普段の自然さ”
就活の面接で理想なのは、次の状態です。
- 普段あなたが友人と話すときの自然なジェスチャー
- 無意識に出る動作を止めない
- ただし、過度になったら少し抑える
つまり、「自然のままが一番伝わる」ということです。
普段ほとんど身振り・手振りをしない学生は、無理に取り入れる必要はありません。
むしろ、派手な振る舞いは違和感が生まれマイナス評価になります。
反対に、普段から適度に身振り・手振りを使うタイプの人は、面接でもそのままで大丈夫です。無理に抑え込む必要もありません。
面接官が「好印象」と感じる身振り・手振りの使い方
以下は、就活の面接で特に評価につながりやすい動作です。
- 自己PR・志望動機など“伝えたい部分”で軽く動く
自然に手が前に出る、小さく手のひらを見せる動きは、誠意や熱意を補強します。
- 説明の区切りで軽く手を使う
たとえば「大きく2点あります」→手を2本立てる、
など、話を整理する役にも立ちます。
- うなずきや共感の動作
相手の質問を聞くときに軽くうなずく動作は、理解力の印象が上がります。
- 手を胸に置く(共感・価値観を語る場面)
「大事にしていることは〜」という場面で自然と出る所作は、人柄が伝わる良いジェスチャーです。
やってはいけない身振り・手振り(マイナス評価の例)
以下は就活の面接で、面接官が「よくない」と感じやすい所作です。
- 外国人のように大きすぎるジェスチャー
手を広げすぎる、腕を大きく動かすなどは、ビジネスの場では不自然です。
- プレゼン講師のような“作った動き”
「ここがポイントです!」と指さす、上下に大きく腕を振るなどはわざとらしく見えます。
- 落ち着きのない小刻みな動き
ペンを触る、服をいじる、指をこするなどは緊張や不安が伝わります。
- 最終面接での過度な動作
特に役員面接では、上品さ・落ち着きが重視されます。大げさな身振り・手振りは好まれません。
就活の面接における身振り・手振りは選考結果に影響するのか?
結論は次の通りです。
- 大げさな身振り・手振り → マイナス評価の可能性あり
- 自然なジェスチャー → プラスに働くことがある
- ゼロでも不利ではない(ただし、話が伝わりづらいことがある)
最も大切なのは、“あなた自身の自然さ”と“言葉と動作の一致”です。
特に自己PRや志望動機などの重要な場面で、自然な動きが出ると、話の説得力が大きく高まります。
就活の面接における身振り・手振りでよくある質問(Q&A)
Q1. 身振り・手振りはどれくらいの大きさが適切?
A1. 肩より上に手が上がらない程度が基本です。膝の上から20~30cm以内で動く小さな所作が最も自然です。
Q2. 手の置き場はどこがベストですか?
A2. 基本は膝の上でOKです。話すタイミングで自然に動く分には問題ありません。
Q3. 動作が大げさかどうか、自分では分かりません…
A3. スマホで模擬面接を撮ると客観視できます。また、友人・キャリアセンターに見てもらうとさらに正確です。
Q4. 身振り・手振りをすると軽く見られるのでは?
A4. 自然な範囲であれば問題ありません。むしろ一切ない方が「固い」「伝わりにくい」と感じられることがあります。
Q5. 最終面接では手振りをもっと抑えたほうがいいですか?
A5. はい。役員面接は落ち着き・誠実さの印象が大切です。普段の50~70%程度に抑えると品が出ます。
まとめ:就活の面接では「自然な身振り・手振り」が正解
- 無理をして大きなジェスチャーをすると不自然
- しかし、全く動かさないのも物足りない
- 自然な振る舞いであれば好印象につながる
- 特に自己PR・志望動機では効果的
- 最終面接では控えめにするのがベター
就活の面接における身振り・手振りは、あくまで「言葉の補助」です。
あなたの自然なコミュニケーションスタイルを活かした上で、適度に使うことで、より魅力的に伝わるようになります。
自分らしい自然なジェスチャーで、ぜひ就活の面接に挑んでください。応援しています。
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