【26卒/25年転職】面接官が教える「NTT東日本」の面接対策
日本最大手の電信通信事業者である、NTT東日本に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
(NTT東日本の正式社名は、東日本電信電話株式会社ですが、本ブログでは略称のNTT東日本を使用します。)
NTT東日本に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えばNTT東日本の面接では、求める人材をよく理解して、自己PRにおいて特に課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。
また、グループ会社採用(コンサルティング営業、SE、エンジニア)では、行動力とチームワーク力が求められます。
技術系で応募の場合、就活生は研究内容を、転職希望者は技術力を的確に説明できることも必要です。
一方、面接で志望動機を語るためには競合他社と比べてなぜNTT東日本なのか答えられなくてはいけません。
NTT東日本でやりたいことを明確に伝えることも重要です。
これら以外にもNTT東日本の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、NTT東日本の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、NTT東日本の会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
NTT東日本の求める人材
NTT東日本はどのような人材を求めているのでしょうか。
面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで大切です。
NTT東日本のホームページにある「新卒採用サイト」には次のような求める人材像が載っています。
「変えること」を楽しみ、情熱と意志を持って行動できる人
通信というフィールドにとどまらず、社会のあらゆるプレイヤーとつながることで、「新しい価値」を生み出し、「新しい時代」へ世の中を導く、「変えること」を楽しみ、情熱と意志を持って行動できる人を求めています。
さらに、具体的にこのような人と例示されています。
- “自分がやるんだ”という主体性のある人
- いかなる変化も成長の機会と捉えて楽しめる人
- 困難な状況でも粘り強く最後までやりきる人
- 夢を実現するための情熱を持ち、仲間と協調(協創)できる人
- 常識に捉われず本質を見極め、新しい価値を創造したい人
- “つなぐ”想いに共感できる人
また転職の場合、「経験者採用サイト」の「採用FAQ」には、次のような求める人材像が載っています。
「常識にとらわれず、新しいことへのチャレンジを楽しめる方」、「個人の専門性をチームに展開して、効果を最大化できる方」など、当社にはないスキル・経験を持ち、リーダーシップを発揮してくれる情熱的な仲間
加えて、募集職種には、その職種に必要な「求める人物像」が明記されています。理解しておいてください。
面接において自己PRを話すとき、求める人材像を知っておくことは大切ですから、覚えておくと良いでしょう。
NTT東日本の新卒採用情報について【就活】
はじめにNTT東日本の新卒採用情報について、ホームページの採用情報から得た概要を中心に以下に記します。
- 募集職種
NTT東日本の採用は、NTT東日本、NTT東日本グループ会社(コンサルティング営業、SE)、NTT東日本グループ会社(エンジニア)と分かれています。
- NTT東日本
総合職採用となっており、エントリー時に希望するコース・分野を選択します。勤務地は東日本全域です。NTT東日本だけでなく、グループ各事業で中核を担う人材として活躍できる人を期待しています。
コース・分野は次の通りです。
- セールス&マーケティング:セールス、マーケティング
- IT系:システムエンジニア、データサイエンティスト、セキュリティエンジニア
- ネットワークエンジニア
- サービス開発:サービスプロダクト開発、開発エンジニア、Web/UI/UXデザイナー
- コーポレート:財務、総務・人事、法務
- NTT東日本グループ会社採用
コンサルティング営業・SEは南関東、関信越、東北、北海道の4つの事業エリアで地域事業の中核を担う人材として活躍できる人を期待しています。
エンジニアは、東日本全域で勤務し事業の中核を担う人材として活躍できる人を期待しています。
- NTT東日本
- 選考フロー
プレエントリー→エントリー(エントリーシート・WEB適性検査)→書類選考→面接(複数回)→内々定
- エントリーシート(25年卒)
自己PRに関すること
- 現在取り組んでいる卒論・修論について入力してください。テーマ(50文字以下)・内容(200文字以下)
- 学生時代において、「これだけは誰にも負けない」と自負できる取組みは何ですか? (100文字以下)
- 上記取組みにおいて、ご自身の主体的な行動や、工夫・苦労などについて教えてください。 ※主体的に行動したものであればどのような内容、結果でも結構です。またその結果は、成功でも失敗でも構いません。(300文字以下)
志望動機に関すること
- NTT東日本というフィールドでどんな未来を創造したいですか? それをNTT東日本で成し遂げたい理由も具体的に教えてください。(200文字以下)
- 入社後に希望するキャリアについてお答えください。希望するコース(第一希望)を選んでください。希望する分野(第一希望、第二希望、第三希望)を選んでください。 第一・第二・第三希望分野の希望ウェイト(0~100%)を記載してください。※第一希望ウェイト+第二希望ウェイト+第三希望ウェイトが100%となるように記載してください。
- 上記コース・分野を希望する理由を記載してください。(200文字以下)
- 面接
面接は2回行われ、採用試験で最も重視する科目です。
面接では、ESに関する質問が中心です。学生時代の取り組みや研究内容、志望動機を深掘りして、本人の能力、適性、意欲を総合的に判断します。
自己PRに関する質問
- 自己紹介(大学、名前、学んだこと、サークル、趣味)してください
- 自己PRしてください
- 研究内容を説明してください(社会的な意義、結果)
- 学生時代にこれだけは負けないという取り組みに関して教えてください(周りの人の巻き込み方、反対意見への対処)
- 学生時代に力を入れたことを2つ教えてください(取り組んだ理由、役割、どのような困難がありそれをどう乗り越えたか、工夫と成果、この経験を通して得たこと)
- チームで取り組んだことはありますか、どのような役割でしたか
- アルバイトの経験はありますか
- 学生生活において直面した最も困難なことと、それをどう乗り越えましたか
- どのようなときにストレスを感じますか
- 人生のターニングポイントとか、今の自分を作り上げてくれた出来事は何ですか
- 他人と関わるときに気をつけていることは何ですか
- 他の人からどのような人と言われますか
- 強みと弱みは何ですか、エピソードを含む
- 苦手な人はどのような人ですか
- 理想の人・ビジネスパーソンはどのような人ですか
志望理由に関する質問
- 就職活動の軸は何ですか
- なぜNTT東日本を志望しますか
- NTT東日本でどんな未来を創造したいですか
- NTT東日本で成し遂げたいことと、その理由は何ですか
- NTT東日本でやりたい分野・職種は何ですか
- コンサルティング営業に必要だと思う能力は何だと思いますか
- NTT東日本でのキャリアプランを教えてください
- 希望する勤務地はどこですか
- インターンシップの感想を教えてください
- 他社の応募状況とNTT東日本の志望度を教えてください
- 採用人数
- 19年度入社実績 295名(男性211名 女性84名)
- 20年度入社実績 324名(男性228名 女性96名)
- 21年度入社実績 271名(男性209名 女性62名)
- 22年度入社実績 253名
- 23年度入社計画 250名程度
- 24年度入社計画 250名程度
- 25年度入社計画 前年度並み
- 24年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
東京大2、京都大2、北海道大7、東北大26、大阪大5、九州大1、東京工業大1、一橋大2、筑波大2、千葉大3、東京外大2、都立大3、神戸大2、他
私立大:
早稲田大17、慶応大10、上智大6、明治大13、青山学院大2、立教大5、中央大4、法政大7、法政大4、明治学院大3、日本大1、東洋大3、東京理科大8、東京電機大1、工学院大2、東京女子大1、津田塾大2、千葉工大1、神奈川大2、立命館大3、関西大1、関西学院大3、京都産業大1、同志社女子大1、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2024年9月1日号)参照
- 学歴フィルター
NTT東日本採用は、難関国立私立大が多くを占めているようですが、一方、関東の大学を中心に幅広く採用されています。
面接攻略の考え方【就活】
面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■総合職は、課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
NTT東日本は、特に課題解決力と行動力が求められると考えられます。
上記の求める人材にあるようにNTT東日本は、「変えることを楽しみ、情熱と意志を持って行動できる人」を求めています。
ここで、「変えることを楽しみ」は課題解決力を、「情熱と意志を持って行動できる」は、行動力を表しています。
NTT東日本は、従来の通信事業に加えて、ICTを用いて生活をより豊かに・便利にするソリューションを創り出す事業に取り組んでいます。
情報通信事業者としての「つなぐ使命」を遂行するべく、高品質で安定した通信インフラの提供に引き続き努めています。
同時に「地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業」として、地域とともに課題解決を超えた価値創造を実現することで、夢や希望を感じられる社会づくりを支援できるように取り組んでいます。
このような経営を進めるなかで、課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において力を入れたことを伝える中で、課題解決力と行動力をアピールしましょう。
課題を発見し、既存の発想にとらわれずに新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができ、実現のために粘り強く取り組む人というアピールです。
力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことと困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。
ただし、NTT東日本は、採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■グループ会社採用(コンサルティング営業、SE、エンジニア)は、行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
新卒採用サイトにある、コンサルティング営業・SEの求める人物像は、『「地域を元気にしたい」という想いのもと、情熱と意思を持って行動できる人』です。
また、エンジニアの求める人物像は、「情報通信を支えるやりがいに共感できる」「何事もチャレンジし学び続けられる」「チームワークを大切にできる」人です。
グループ会社採用は、法人、個人のお客様と直接対面して、仕事を進めていく仕事が中心です。お客様の要望に対して、タイムリーに満足がいくように応えていくことが大切です。
これらから、グループ会社採用では行動力とチームワー力を求めているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において力を入れたことを伝える中で、行動力とチームワーク力をアピールしましょう。
力を入れたことはゼミ、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
そのさい、目標達成に向けてどのような困難があり、それをどのように乗り越えて、どのような成果をあげたか説明できるようにしてください。
さらに一緒に取り組んだメンバーがいたら、自分が請け負った役割と、目標達成のためにメンバーとどのように協力し合ったか、メンバーの意見を尊重するなかで、どのように自分の考えを理解してもらったかなど、チームの中での円満な人間関係に努力したエピソードを探し出して、語ってください。
ただしNTT東日本において、グループ会社採用は行動力とチームワーク力を、採用するすべての人に求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接でその能力を上手に説明してください。
■技術系応募者は研究内容を語る
NTT東日本の情報通信網は社会経済を支える重要なインフラであり、技術系応募者は、システムエンジニア、データサイエンティスト、セキュリティエンジニア、ネットワークエンジニア、開発エンジニア、Web/UI/UXデザイナーなどの業務などに携わります。
面接では、大学で自分が研究したなかで、これらの業務に十分対応できる能力、スキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。
具体的に、研究内容をわかりやすく説明できることです。なぜそれを研究するのか、研究にあたって、課題と課題を解決する上で困難だった点について、自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。
課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、あるいはねばり強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。
研究をチームで行っている場合は、チーム内での役割も伝えてください。研究の将来性などがわかれば、それも話してください。
また、直接仕事に関係する研究や勉強をしていない応募者もいると思いますが、その場合、面接では論理的な思考力といった潜在的な能力面をアピールすることです。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜNTT東日本を選ぶのか明確に伝える
NTT東日本を志望する応募者は、通信インフラに興味があること以外にも、日本電信電話公社以来の準公務員としての安定性、堅実性とか、固定ネットワークといった競争相手がいない独占的な企業といったような理由を志望動機にする人が多いと考えられます。
安定性や堅実性を会社に求めることは間違いではありませんが、NTT各社は、従来からの社会を支えるライフラインとしての通信網の維持から、IOT、ビックデータ時代のカギとなる通信の技術革新に対応すべく準備を進めています。
また、企業や公共機関が抱える経営課題を解決するICTソリューションや協業ビジネスにも積極的に取り組んでおり、「挑戦できる」ことに重点を置いた志望動機が求められると考えられます。
後述するNTT東日本の事業概要や経営数字、パーパス、その他ホームページから感じたことをまとめてください。そのなかで、自分が共感できることがNTT東日本を選んだ志望動機となります。
また、NTT東日本と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
NTT東日本に応募する人は、同じNTTグループのNTTデータやNTTドコモなどと並行して応募することも多いと思われます。
ITベンダーの日立製作所・NECや、通信事業者としてのKDDIにも応募するかもしれません。
たとえNTT東日本が第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜNTT東日本なのかを、面接で質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
■NTT東日本で希望するコース・分野とやりたいことは何か、やりたい理由を面接で明確に伝える
面接では、希望するコース・分野と、そこでやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。
あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
希望する仕事で注目している商品や技術、サービスとその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。
■他社の応募状況を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、同業他社に応募中ならその会社名を答えてください。
それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。この場合まったくの異業種であり、なぜそうなのか答えられるようにしてください。
以上、NTT東日本の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。面接は2回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
面接を攻略するためには、通信業界を取り巻く環境を理解することと、通信業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】通信業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、NTT東日本とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
社会における通信の役割、NTT東日本の事業概要や経営数字、パーパスなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもNTT東日本のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でNTT東日本のホームページから得たNTT東日本の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
NTT東日本の面接攻略のまとめ【就活】
NTT東日本に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
NTT東日本が採用したい人材は、「変えること」を楽しみ、情熱と意志を持って行動できる人です。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 総合職は、課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする。
- グループ会社採用は、行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする。
- 技術系応募者は研究内容を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜNTT東日本を選ぶのか明確に伝える
- NTT東日本で希望するコース・分野とやりたいことは何か、やりたい理由を面接で明確に伝える
- 他社の応募状況を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは通信業界を取り巻く環境を理解することと、通信業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、NTT東日本はどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
NTT東日本の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
NTT東日本の中途採用情報について【転職】
続いてNTT東日本の転職面接について解説していきます。
はじめにNTT東日本の経験者(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集職種
NTT東日本は転職の希望者を対象とした事務系職種、技術系職種の中途採用を行っています。
社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。
具体的な募集職種はその時々で変わっていくと思いますが、2024年10月時点で、158件の募集があります。
興味のある人は経験者採用サイトをご覧になってください。
- 選考フロー
募集ポスト確認→エントリー→書類選考→面接(複数回)・適性検査→内定
- 面接
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び応募条件を満たしているかを判断されます。
自己PRに関すること
- 現職(前職)の職務内容を説明してください
志望動機に関すること
- なぜNTT東日本を志望しますか
- NTT東日本の印象を教えてください
- 通信で実現したい未来をどのように考えますか
退職理由に関すること
- なぜ現職(前職)を退職しますか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機に関することや退職理由を必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
NTT東日本は、特に課題解決力と行動力が求められると考えられます。
上記の求める人材にあるように、NTT東日本は「常識にとらわれず、新しいことへのチャレンジを楽しめる」人を求めています。
これは、課題解決力と行動力を表しています。
NTT東日本は、従来の通信事業に加えて、ICTを用いて生活をより豊かに・便利にするソリューションを創り出す事業に取り組んでいます。
情報通信事業者としての「つなぐ使命」を遂行するべく、高品質で安定した通信インフラの提供に引き続き努めています。
同時に「地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業」として、地域とともに課題解決を超えた価値創造を実現することで、夢や希望を感じられる社会づくりを支援できるように取り組んでいます。
このような経営を進めるなかで、課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
目標達成に向けて課題を見つけ、解決のためにこれまでの考えにとらわれない新しい対策を立案し、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験があればそれを加えてください。
さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。
NTT東日本で活かせる、身につけた知識やスキルも語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集業務に役立つことを伝えましょう。
■技術系応募者は技術力を語る
NTT東日本は、「個人の専門性をチームに展開して、効果を最大化できる」人も求めています。特に技術系の応募者は、NTT東日本にない専門性のある人を歓迎しているのではないでしょうか。
技術系職種の応募者は、まず募集職種の職務内容を理解してください。
そして、それらに十分対応できる技術力があることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。
応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を相当詳しく求められます。
職務遂行にあたって技術系応募者は、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。
成果を出すためのノウハウが、NTT東日本でどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
もちろん直接そのような職務を経験していない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。
- 転職面接時に志望動機を語るヒント
■なぜNTT東日本を選ぶのか明確に伝える
NTT東日本を志望する応募者は、通信インフラに興味があること以外にも、日本電信電話公社以来の準公務員としての安定性、堅実性とか、固定ネットワークといった競争相手がいない独占的な企業といったような理由を志望動機にする人が多いと考えられます。
安定性や堅実性を会社に求めることは間違いではありませんが、NTT各社は、従来からの社会を支えるライフラインとしての通信網の維持から、IOT、ビックデータ時代のカギとなる通信の技術革新に対応すべく準備を進めています。
また、企業や公共機関が抱える経営課題を解決するICTソリューションや協業ビジネスにも積極的に取り組んでおり、「挑戦できる」ことに重点を置いた志望動機が求められると考えられます。
後述するNTT東日本グループの事業概要や経営数字、パーパス、その他ホームページから感じたことをまとめてください。そのなかで、自分が共感できることがNTT東日本を選んだ志望動機となります。
また、NTT東日本と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
NTT東日本に応募する人は、同じNTTグループのNTTデータやNTTドコモなどと並行して応募することも多いと思われます。
ITベンダーの日立製作所・NECや、通信事業者としてのKDDIにも応募するかもしれません。
たとえNTT東日本が第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜNTT東日本なのかを、面接で質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
■なぜその職種を選んだか、そこで何をやりたいかを明確に伝える
事務系、技術系を問わず、なぜその職種に応募したのか、そこで何をやりたいかとその理由をしっかりと説明する必要があります。
中途採用の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルがNTT東日本で活かせるからではないでしょうか。
それには、現職(前職)の職務内容をわかりやすく説明することで伝えてください。
応募する職種の分野で注目しているNTT東日本の商品や技術、サービスなどと、なぜ注目しているか、その理由も話せるようにしておくとよいでしょう。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、NTT東日本の中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
NTT東日本の転職の面接を攻略するためには、通信業界を取り巻く環境を理解することと、通信業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】通信業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、NTT東日本とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
社会における通信の役割、NTT東日本の事業概要や経営数字、パーパスなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもNTT東日本のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でNTT東日本のホームページから得たNTT東日本の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
NTT東日本の面接攻略のまとめ【転職】
NTT東日本に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
NTT東日本が採用したい人材は、「常識にとらわれず、新しいことへのチャレンジを楽しめる」、「個人の専門性をチームに展開して、効果を最大化できる」人です。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は技術力を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜNTT東日本を選ぶのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこで何をやりたいかを明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは通信業界を取り巻く環境を理解することと、通信業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、NTT東日本はどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
NTT東日本の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
社会における通信の役割
- 通信は社会を支えるライフラインです。
通信は、電話やメール、SNSなどのコミュニケーション手段ですが、それ以外にもATM、セキュリティカメラ、クレジットカードなど、社会の基盤となる様々なサービスで活用されています。
- 通信はクラウド社会のイネーブラー(社会システムを構築する上で不可欠なもの)です。
SNSやコンテンツ配信など、さまざまなサービスがネットワークを介して提供されていて、ユーザーは、必要な情報を、必要なときに、必要な分だけ利用が可能となっています。
このような「所有」から「利用」へ、産業構造を大きく転換するクラウド化をリードしているのが通信です。
- 通信は、AI/IoT/ビッグデータ時代のイノベーターです。
あらゆるものがインターネットで結ばれるIOT(モノのインターネット)の時代には、集められた情報がビッグデータとして蓄積されていきます。
カギとなる通信は、これからも、あらゆる人、企業、世の中をつなげて、新しい社会をうみだします。
通信の役割について、面接で質問がなされるかもしれません。理解しておきましょう。
NTT東日本を志望するときに知っておきたい社風
NTT東日本はどのような社風なのか、面接を受けるにあたり知っておきたい情報を載せます。
- NTTグループの電気通信事業者として最大手のNTT東日本は、かっての日本電信電話公社から生まれた会社であり、公務員的気質が残っている会社です。
最近はそのような社風を変えようと、求める人材にあるような積極性のある社員を採用しようとしています。
- 日本的経営である、年功序列、家族的な付き合い、社内イベントが多い会社です。
尖った人よりも穏やかな気質の人が好まれるかも知れません。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
NTT東日本の事業概要
通信業界とは、固定電話や携帯電話を利用した通信サービスを提供する電気通信事業者の業界です。電気通信事業者は通信キャリアとも呼ばれます。
大手通信キャリアはNTTグループ、KDDIグループ、ソフトバンクグループ、楽天グループがありますが、NTTグループは、通信業界最大の売り上げを誇っています。
NTTグループは、日本電信電話公社の事業を継承し、持株会社のNTT、地域通信事業のNTT東日本、NTT西日本、国際通信事業のNTTコミュ二ケーションズ、携帯電話事業のNTTドコモ、グローバル・ソリューション事業のNTTデータなどが主な会社です。
NTT東日本は、日本最大手の電信通信事業者です。
持株会社であるNTTの100%出資会社となっています。
NTT東日本は、北海道、東北、関東、甲信越の1都1道15県を管轄エリアとしています。
NTT東日本の強みは、78万キロメートルに及ぶ固定ネットワーク(光ファイバー)という巨大な通信設備です。(2022年3月末)
固定電話や、フレッツ光といったインターネット接続サービスは固定ネットワークを利用しています。フレッツ光の契約数は1,332.6万となっています。(2023年3月)
「LTE」や「Wi-Fi」といった無線サービスも固定ネットワークを利用しています。なので、NTT東日本の固定ネットワークがなければスマホも利用できません。
NTT東日本グループは、「地域循環型社会の共創」をパーパスとしています。
パーパス及びSDGs達成への貢献を目指した取り組みの3本柱を設定しています。
取り組みの3本柱は、「地域社会・経済の活性化への貢献」「脱炭素・循環型社会の実現」「多様性を尊重する社会の実現」です。
- 「地域社会・経済の活性化への貢献」では、①共感型コンサルティングによる地域課題の解決・価値創造の実現、②地域密着型のエンジニアリング力によるレジエントな社会の実現、に取り組みます。
- 「脱炭素・循環型社会の実現」では、①2040年カーボンニュートラルの実現、②ネットゼロ社会への貢献、③サーキュラエコノミーへの貢献、④生態系保全活動の拡大、に取り組みます。
- 「多様性を尊重する社会の実現」では、①人権が尊重される社会の実現、②ダイバーシティ&インクルージョンの推進、③ワークスタイルの変革、④公正な社会の実現、に取り組みます。
面接では、例えば「NTT東日本の強みは何か知っていますか」のような質問をされることがあります。覚えておきましょう。
経営数字から見るNTT東日本
NTT東日本の2024年3月期の経営数字は次のとおりです。
資本金は、3,350億円です。
従業員数は、4,950名です。(NTT東日本グループ 35,500人)(2023年3月末)
営業収益は、17,105億円です。
営業利益は、2,986億円です。
当期利益は、2,069億円です。
営業収益の内訳は次の通りです。
IP系・パケット通信:8,972億円
固定音声関連:4,413億円
システムインテグレーション:1,135億円
通信端末機器販売:300億円
その他:2,285億円
面接を受けるに当たり、NTT東日本の事業規模をあらかじめ知っておいてください。
NTT東日本のパーパス
NTT東日本グループの「パーパス(存在意義)」を紹介します。
NTT東日本グループは「パーパス」のもと、地域のミライを支える価値創造事業を中心とした事業構造への転換を図り、地域社会のみなさまとともに、夢や希望を感じられる持続可能な循環型社会の共創をめざします。
めざすこと01 Purpose 存在意義
地域循環型社会の共創
地域に密着した現場力とテクノロジーの力で、夢や希望を感じられる持続可能な循環型の地域社会を共創します。
02 Vision なりたい姿
SOCIAL INNOVATIONパートナー
地域の価値創造企業として、「SOCIAL INNOVATIONパートナー」をめざします。
03 Mission 使命
地域の課題解決と価値創造、レジリエンス向上
安定した通信サービスの提供に加え、「地域」に根差したネットワークとエンジニアリング力を活用し、「地域」の仲間とともにミライを考え、「地域」の課題解決と価値創造、レジリエンス向上に貢献します。
04 Value 価値観・行動基準
省略
面接では、「NTT東日本のパーパスを知っていますか」と質問されるかも知れません。覚えておきましょう。