【25卒/24年転職】面接官が教える「村田製作所」の面接対策

2023.11.29 更新
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大手総合電子部品メーカーである村田製作所に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

村田製作所に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えば村田製作所の面接では、求める人材をよく理解して、自己PRにおいて特に行動力とチームワーク力をアピールすることが大切です。

技術系応募者の場合、就活生は研究内容を、転職希望者は技術力をアピールすべきです。

一方、面接で志望動機を語るためには競合他社と比べてなぜ村田製作所なのか答えられなくてはいけません。

これら以外にも村田製作所の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、村田製作所の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、村田製作所の会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. 村田製作所の求める人材
  2. ただいま「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」販売中
  3. 村田製作所の新卒採用情報について【就活】
  4. 面接攻略の考え方【就活】
  5. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  6. 村田製作所の面接攻略のまとめ【就活】
  7. 村田製作所の中途採用情報について【転職】
  8. 面接攻略の考え方【転職】
  9. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  10. 村田製作所の面接攻略のまとめ【転職】
  11. 村田製作所を志望するときに知っておきたい社風
  12. 村田製作所の会社概要
  13. 村田製作所の経営理念
  14. 村田製作所の価値創造プロセス
  15. 村田製作所のVision2030(長期構想)
  16. 村田製作所の中期方針2024
  17. 参考リンク集

村田製作所の求める人材

村田製作所はどのような人材を求めているのでしょうか。

面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで必要です。

村田製作所ホームページの新卒採用情報に「求める人材像」が載っています。

自ら考え・行動できること

自らの意思で目標や夢を持ち、その達成や実現に向けて、自らの意思で行動できる

あらゆる環境に飛び込んでいく勇気

自分からコミュニケーションを図り、相手に関心を持ち、理解し合う努力ができる

ムラタという企業に共感し、仲間と同じ思いを持つこと

1人の力は小さくても、多くの仲間が力を合わせれば、世界を変えていくこともできる

また転職者は、キャリア採用サイトの「キャリア採用への期待」の中で、「求める人物像」として以下の5つの要素を挙げています。

  • 高い目標にチャレンジする
  • 自ら考え、自ら行動する
  • チームワークを大切にした仕事の仕方をする
  • こだわりを持って、やり遂げる
  • スピードを大切にする

一方、キャリア採用の募集職種には、職種ごとの「求める要件」が記されていますので知っておいてください。

面接において自己PRを話すとき、求める人材像を知っておくことは大切ですから、覚えておくと良いでしょう。

ただいま「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」販売中

キャリア育みファームでは、面接の必勝マニュアル「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を販売しています。

もちろん履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)の自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。

会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
ということをご存知でしょうか。

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その他、以下のリンクも読み進めるとお役に立ちます。

村田製作所の新卒採用情報について【就活】

はじめに村田製作所の新卒採用情報について概要を以下に記します。

  1. 募集職種

    総合職は、事務系、技術系ごとの採用となっています。

    一般職は、事務アシスタント、営業アシスタント、技術アシスタント、生産技術/生産設備の設計・製作、生産技術/設備保全の各職種採用となっています。

  2. 選考フロー

    事務系

    会社説明会・WEBセミナー→SPI試験・WEBエントリーシート→プレマッチング(動画投稿)→ファイナルマッチング(個人面談)→個人面接→内々定

    技術系(学校推進)

    会社説明会・WEBセミナー→学校推薦取得→マイページより「応募方法確認アンケート」へ回答→SPI試験・WEBエントリーシート→ファイナルマッチング(個人面談)→個人面接→内々定

    技術系(自由応募 学部・修士・博士後期課程):

    会社説明会・WEBセミナー→マイページより「応募方法確認アンケート」へ回答→SPI試験・WEBエントリーシート→プレマッチング(動画投稿)→ファイナルマッチング(個人面談)→個人面接→内々定

    一般職

    WEBエントリー→会社説明会(学会セミナーなど)・WEBセミナー→SPI試験・WEBエントリーシート→プレマッチング(動画投稿+職業適性検査)→ファイナルマッチング(個人面談)→個人面接→内々定

  3. エントリーシート(24年卒)

    自己PRに関すること

    • 自己PRについて記載してください。写真の登録をお願いいたします。(400字以内)
    • 研究テーマ名(150字以内)
    • 学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容について記載してください。(250字以内)
    • 学生時代に最も打ち込んだことについて記載してください。(400字以内)
    • あなたの人柄をひと言で記載し、今までの人生でその人柄が形成された背景を教えてください(200字~600字以内)
    • 趣味・特技について記載してください。(120字以内)

    志望動機に関すること

    • 希望職種を選択してください
    • ムラタで成し遂げたいことを希望職種の選択理由も踏まえて記載してください(200~600字以内)
  4. 面接

    面接での選考ポイントは、事務系では学生時代に頑張ったことと志望動機です。技術系では研究内容と志望動機です。研究内容について5分間のプレゼンを行います。

    総合職

    自己PRに関すること

    • あなたの大学入学から今までの経験を、モチベーショングラフを用いてお話しください。動画では以下のポイントが分かるようにお話しください。(10分~15分程度で) (冒頭で簡単に自己紹介してください。大学・学科を選んだ理由を簡単に説明してください。最も力を入れたことなど)動画面接
    • 自己紹介してください
    • 学生時代に頑張ったことを教えてください(なぜ頑張ったか、困難ことをいかに乗り越えたか、そこから得たことは何か)
    • なぜその学部を選んだか、及び専攻した勉強の内容について説明してください
    • 研究内容について説明してください(研究の背景、なぜその研究を選んだか、研究室内の立ち位置、教授と意見がぶつかったときの対応、研究で困難だったこと、工夫したこと、新規性はあるか、成果、学んだこと、その研究が村田製作所でどのように活きるか)
    • チームでの自分の立ち位置は何ですか
    • 長所と短所及び、仕事に使える長所は何ですか
    • どのようなタイプの人間が苦手ですか
    • 自分の性格をどう思いますか
    • 周りの人に自分は何と言われていますか
    • 小学校から高校まではどのような子供でしたか

    志望動機に関すること

    • 就職活動の軸は何ですか
    • なぜ電子部品業界を志望しますか
    • なぜ村田製作所を志望しますか
    • 京セラ、日本電産などと村田製作所の違いを説明してください
    • 村田製作所の一番良い点は何だと思いますか
    • 志望職種とそれを選んだ理由を教えてください
    • 配属先の希望が通らなかった場合は大丈夫ですか
    • 入社したらやってみたいこととその理由は何ですか
    • 村田製作所で成し遂げたいことは何ですか
    • 開発したい製品とその理由は何ですか
    • 転勤はできますか
    • 海外赴任の可能性があるが大丈夫ですか
    • 他社の選考状況と村田製作所の志望度を教えてください

    一般職

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • 学生時代に頑張ったことは何ですか
    • チームで何かを成し遂げた経験はありますか
    • チームでの自分の立ち位置は何ですか
    • サークルの活動内容を話してください
    • ストレスを感じたときの対応方法を教えてください
    • 休日の過ごし方を教えてください
    • 長所と短所及び短所に対して努力・意識していることは何ですか
    • 周りからどう見られていますか

    志望理由に関すること

    • なぜ村田製作所を志望しますか
    • 仕事の内容を理解していますか
    • 総合職と一般職の違いを理解していますか
    • 10年後どのように成長し、どのような仕事をしたいですか
  5. 採用人数

    19年度入社実績 総合職262名 (技術系221名、事務系41名)一般職137名

    20年度入社実績 総合職292人 (技術系254名、事務系38名)一般職155名

    21年度入社実績 総合職203人(技術系176人、事務系27人)一般職133名

    22年度入社実績 349名(男性 222人 女性 127名)

    23年度入社実績 総合職200~300名(技術系200~250名程度 事務系30~50名程度)

    24年度入社計画 総合職200~300名(技術系200~250名程度 事務系30~50名程度)

  6. 23年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大7、京都大16、北海道大6、東北大8、名古屋大13、大阪大15、九州大2、東京工業大9、筑波大1、千葉大1、電通大6、都立大3,横浜国大2、大阪市大4、大阪府大8、岡山大10、広島大5、熊本大2、他

    私立大

    早稲田大3、慶応大1、上智大2、明治大3、立教大1、中央大4、東海大2、東京理科大9、芝浦工大6、工学院大2、東京女子大1、昭和女子大1、千葉工大1、愛知淑徳大1、名城大2、同志社大37、立命館大24、関西大19、関西学院大6、京都産業大7、龍谷大6、京都女子大9、同志社女子大4、大阪工業大1、近畿大4、甲南大3、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2023年9月3日号)参照

  7. 学歴フィルター

    村田製作所は、難関国立・私立大学を中心に採用していますが、地元関西地区の私立大学からも幅広く採用する傾向があります。

面接攻略の考え方【就活】

面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする

    村田製作所は基本的に、行動力とチームワーク力を求めていると考えられます。

    求める人材として、「自ら考え・行動できる」「あらゆる環境に飛び込んでいく勇気」「ムラタという企業に共感し、仲間と同じ思いを持つ」人と、うたっています。

    具体的には、「自らの意思で目標や夢を持ち、その達成や実現に向けて、自らの意思で行動できる」「自分からコミュニケーションを図り、相手に関心を持ち、理解し合う努力ができる」「1人の力は小さくても、多くの仲間が力を合わせれば、世界を変えていくこともできる」人です。

    まさに、行動力とチームワーク力で頑張れる人ということだと考えます。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、行動力とチームワーク力をアピールしましょう。

    力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いです。

    そのさい、目標達成に向けてどのような困難があり、それをどのように乗り越えて、どのような成果をあげたかも説明できるようにしてください。

    さらに一緒に取り組んだメンバーがいたら、自分が請け負った役割と、目標達成のためにメンバーをどのように巻き込んだか、メンバーの意見を尊重するなかで、どのように自分の考えを理解してもらったかなど、チームの中での円満な人間関係に努力したことのエピソードを探し出して、語ってください。

    但し、村田製作所は採用するすべての人に行動力とチームワーク力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接でその能力を上手に説明してください。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    まず、村田製作所は基本的に技術系の会社であることを理解しましょう。採用者の85%は技術系です。

    電子部品業界は技術進歩が速い業界です。

    「Innovator in Electronics」は、ムラタグループ社員が共有するスローガンです。社員一人一人が「改革者」(Innovator)として自らの仕事を変革していく姿勢を求めています。

    また、「中期方針2024」などを読んでわかるように、研究課題が山積しています。面接では、それらに十分対応できる能力、スキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

    技術系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく求められることを覚悟してください。

    具体的には、研究にあたって、その課題と課題解決の手法をあげ、解決に困難だった点について自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、あるいはねばり強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

    「この応募者は、これまでに誰も気がつかなかったことを何かやってくれるのではないか」と期待感を持たせてくれる人になれば採用に大きく近づきます。

    応募希望者のなかには、直接村田製作所の製品に関わる研究をしていない人もいると思います。その場合は面接で潜在的な能力面をアピールすることです。

    ■世界中どこででも働く覚悟を伝える

    村田製作所は91%が海外売り上げです。(2023年3月期)海外に出向して働いている社員は、609名になります。(2022年3月期)

    面接では、事務系、技術系応募者に限らず、世界のどこへでも行って働く覚悟も伝えてください。

    また、英語力が非常に求められています。英語が得意でない人は、採用が決まったら英語力向上に努めることも伝えるとよいでしょう。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■就職活動の軸を話せるようにする

    就活において、応募先を決める上での考え方をまとめてください。

    どのような基準で応募先を決めているかです。「電子部品業界を中心に応募する」とか「京都の先進的企業に的を絞っている」とかです。

    ■なぜ村田製作所を選ぶのか明確に伝える

    村田製作所の経営理念や価値創造プロセス、業務内容、「中期方針2024」などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できること、やってみたい仕事があることが村田製作所を選んだ志望動機です。

    また、村田製作所と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておく必要があります。

    村田製作所を志望する応募者は、電機大手企業や、電子部品業界に興味がある人が多いと考えられます。また先進的な京都企業に応募を絞る人もいるように思います。

    よって電機大手ではパナソニック、日立製作所など、電子部品メーカー、京都企業では、ローム、島津製作所、京セラなどと並行して応募するでしょう。

    たとえ村田製作所が第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜ村田製作所なのかを、質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    ■希望する職種・部門とそこでやりたい仕事を明確に伝える

    事務系、技術系を問わず、希望する職種・部門とその理由、やりたい仕事となぜやってみたいのかについて、しっかりと説明できなければなりません。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキル、経験があればそれを伝えてください。

    やりたい仕事で注目している製品や技術、サービスとその理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

    ■村田製作所の製品を知っておく

    村田製作所の製品は見えるところで使われているものではありません。

    よって、特に事務系の応募者は、その製品が最終製品の中でどのような役割、機能を果たしているのかわかりにくいと思います。

    だからこそ、村田製作所の製品について理解しておくことが大切です。

    ホームページにある製品群について、名称と役割、機能を知っておくと良いと思います。

    ■他社の応募状況を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、電子部品業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、大手電子部品メーカーに応募中ならそれを答えてください。

    それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。この場合まったくの異業種であり、なぜそうなのか答えられるようにしてください。

以上、村田製作所の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

面接を攻略するためには、まずは村田製作所が属する電子部品業界を取り巻く環境を理解することと、電子部品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】電子部品業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、村田製作所とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

村田製作所の会社概要、村田製作所の経営理念ともいえる「社是」と「価値創造プロセス」、これからの村田製作所の方向性を示す「中期方針2024」など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも村田製作所のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で村田製作所のホームページから得た村田製作所の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

村田製作所の面接攻略のまとめ【就活】

村田製作所に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

村田製作所が採用したい人材は、「自ら考え・行動できる」「あらゆる環境に飛び込んでいく勇気」「ムラタという企業に共感し、仲間と同じ思いを持つ」人です。

面接で選考するポイントは、事務職では「学生時代に頑張ったことと志望動機」です。技術職では「研究内容と志望動機」です。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力とチームワークができる力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る
  • 世界中どこででも働く覚悟を伝える

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 就職活動の軸を話せるようにする
  • なぜ村田製作所を選ぶのか明確に伝える
  • 希望する職種・部門とそこでやりたい仕事を明確に伝える
  • 村田製作所の製品を知っておく
  • 他社の応募状況を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは電子部品業界を取り巻く環境を理解することと同時に電子部品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、村田製作所とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

村田製作所の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

村田製作所の中途採用情報について【転職】

続いて村田製作所の転職面接について解説していきます。

はじめに村田製作所のキャリア(中途)採用情報について概要を以下に記します。

村田製作所は全従業員の約30%が中途採用で入社しており、転職者の受け入れ体制が整っている会社です。

  1. 募集職種

    村田製作所は、転職の希望者を対象とした事務系職種、技術系職種のキャリア採用を積極的に行っています。

    事務系、技術系とも社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りない職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。

    募集職種はその時々で変わっていくと思いますが、現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、村田製作所のホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。

    ちなみに、2023年10月現在、材料開発、デバイス開発・設計、高周波回路設計、生産技術(プロセス開発、設備設計・開発、IE)、製造技術、品質管理・品質保証、生産管理、調達・バイヤー、ITエンジニア(社内情報システム)、DX推進、通信用・センサ用ソフトウェア開発、セールスエンジニア・フィールドアプリケーションエンジニア(FAE)、企画・マーケティング・営業、コーポレートスタッフ、医療機器の開発・設計、商品開発、製品開発、製品設計の募集があります。

    もし、自分の能力、スキルが募集職種にフイットし、村田製作所の社風に馴染めそうなら中途採用に応募してみてはいかがでしょうか?

    また、村田製作所は、「キャリア登録」という仕組みがあります。

    希望の職種がなかった場合に自分のキャリア(職務経歴)を登録することで、適したポジションがある場合、人事担当者などから個別に案内をするものです。

  2. 選考フロー

    WEBエントリー→書類選考→適性検査→一次面接→二次面接(最終)→内定通知/条件提示→入社

    • 書類が届いてから内定通知まで約1~2か月です。
  3. 転職面接

    転職の面接は、2回行われ、中途採用試験で最も重視するものです。

    転職の面接では、エントリー情報の深堀りを中心に、求める人材像に基づき採否を判断されます。

    自己PRに関すること

    • 自己PRしてください
    • 学生時代の研究内容を教えてください
    • 学生時代に頑張ったことは何ですか
    • 技術的な観点で一番の強みは何ですか
    • 応募職種に必要なスキルはありますか
    • 長所と短所は何ですか
    • 周りからどのような人と言われますか
    • 英語力の程度を教えてください
    • ものづくりは好きですか
    • ストレス発散の方法を教えてください

    志望動機に関すること

    • 電子部品業界の将来についてどう思いますか
    • なぜ村田製作所を志望しますか
    • 応募職種の希望理由を教えてください
    • 応募職種でどんな仕事をしたいですか
    • 将来どのような仕事に携わっていきたいですか
    • 村田製作所のなかで知っている技術は何ですか

    退職理由に関すること

    • なぜ現職(前職)の会社を退職しますか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントを参考にしてください。

  1. 転職面接時の自己PRのヒント

    ■行動力とチームワークができる力を自分の中で探してアピールする

    村田製作所は基本的に、行動力とチームワーク力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材には、「自ら考え・行動できる」「あらゆる環境に飛び込んでいく勇気」「ムラタという企業に共感し、仲間と同じ思いを持つ」人とうたっています。

    これは、まさに、行動力とチームワーク力で頑張れる人ということだと思います。

    また、中途採用には「求める人物像」として、「高い目標にチャレンジする」「自ら考え、自ら行動する」「チームワークを大切にした仕事の仕方をする」「こだわりを持って、やり遂げる」「スピードを大切にする」が明記してあります。

    ここで、「高い目標にチャレンジする」「自ら考え、自ら行動する」「こだわりを持って、やり遂げる」「スピードを大切にする」は行動力、「チームワークを大切にした仕事の仕方をする」は文字通りチームワーク力を表しています。

    転職の面接では、現職(前職)において、「職務経歴」だけでは説明しきれない詳細な職務を説明してください。

    その中で、自分が一番自信を持って成果をあげた職務を重点的に説明してください。

    職務の遂行にあたっては、いかに粘り強く行動し、最終的にどのような具体的な成果をあげたかについて、専門知識やスキルも含めて説明できるようにしてください。

    一緒に取り組んだチームの人数や、チームで自分が果たした役割と、メンバーの意見を尊重しつつもいかに自らの考えをメンバーに理解させたかなどの経験を具体的に語ってください。

    もし自分に行動力やチームワーク力が乏しい場合は、自分が最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えましょう。

    ■技術系応募者は技術力を語る

    村田製作所は基本的に技術系の会社であり、新卒採用者の85%は技術系です。

    「Innovator in Electronics」は、ムラタグループ社員が共有するスローガンです。社員一人一人が「改革者」(Innovator)として自らの仕事を変革していく姿勢を求めています。

    また、「中期方針2024」などを読んでわかるように、技術課題が山積しています。

    募集職種の職務内容を理解して、転職の面接では、それらに十分対応できる経験、能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務内容を説明するなかで面接官にわかるようにしてください。

    与えられた目標を達成するために、課題を発見し解決するストーリーを説明してください。その中で、どのような困難があり、どのような対策を講じて解決に導いたか、及び最終的な成果を説明できるようにしてください。

    またその成果が、村田製作所でどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    もちろんそのような職務を経験していない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。

    ■世界中どこででも働く覚悟を伝える

    村田製作所は91%が海外売り上げです。(2023年3月期)海外に出向して働いている社員は、609名になります。(2022年3月期)

    したがって応募職種によっては海外勤務もあることを覚悟してください。

    また、英語が得意でない人は、採用が決まったら英語力向上に努めることも必要です。

  2. 転職面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ村田製作所を選ぶのか明確に伝える

    まずは、村田製作所の創業以来の歴史を理解し、経営理念や価値創造プロセス、業務内容、「中期方針2024」などから自分が共感できることや、やってみたい仕事から志望動機をつくってください。

    また、村田製作所と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておく必要があります。

    村田製作所を志望する応募者は、電機大手企業や、電子部品業界に興味がある人が多いと考えられます。また先進的な京都企業に応募を絞る人もいるように思います。

    よって電機大手ではパナソニック、ソニーなど、電子部品メーカー、京都企業では、ローム、島津製作所、京セラなどと並行して応募するでしょう。

    たとえ村田製作所が第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜ村田製作所なのかを、質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    ■応募する職種を選んだ理由とそこでやりたい仕事を明確に伝える

    応募職種を選んだ理由、そこでやりたい仕事となぜやってみたいかを明確に説明してください。

    中途採用の応募者が応募職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験、能力、スキルが村田製作所で活かせることです。それについて、職務内容をわかりやすく説明することで伝えてください。

    やりたい仕事で注目している製品や技術、サービスとその理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

    ■村田製作所の製品を知っておく

    村田製作所の製品は一般消費者が見えるところで使われているものではないので、事務系の応募者は、その製品が最終商品の中でどのような役割、機能を果たしているのかわかりにくいものです。

    ホームページにある製品群について、名称と役割、機能を知っておくと良いと思います。面接で訊かれるかも知れません。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、村田製作所の中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は2回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

転職の面接を攻略するためには、まずは村田製作所が属する電子部品業界を取り巻く環境を理解することと、電子部品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】電子部品業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、村田製作所とはどのような会社なのかを理解することも転職面接の準備には必須です。

村田製作所の会社概要、村田製作所の経営理念ともいえる「社是」と価値創造プロセス、これからの村田製作所の方向性を示す「中期方針2024」など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも村田製作所のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で村田製作所のホームページから得た村田製作所の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

村田製作所の面接攻略のまとめ【転職】

村田製作所に中途採用で入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

村田製作所が採用したい人材は、「自ら考え・行動できる」「あらゆる環境に飛び込んでいく勇気」「ムラタという企業に共感し、仲間と同じ思いを持つ」人です。

また、中途採用には「求める人物像」として、「高い目標にチャレンジする」「自ら考え、自ら行動する」「チームワークを大切にした仕事の仕方をする」「こだわりを持って、やり遂げる」「スピードを大切にする」が明記されています。

さらに転職の場合、募集職種には、職種ごとの「求める要件」が記されていますので理解しておいてください。

転職の面接では、エントリー情報の深堀りを中心に、求める人材像に基づき採否を判断されます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力とチームワークができる力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は技術力を語る
  • 世界中どこででも働く覚悟を伝える

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ村田製作所を選ぶのか明確に伝える
  • 応募する職種を選んだ理由とそこでやりたい仕事を明確に伝える
  • 村田製作所の製品を知っておく

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

面接攻略のためには、まずは電子部品業界を取り巻く環境や電子部品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことです。

また、村田製作所とはどのような会社なのかを理解することも転職の面接準備には必須です。

村田製作所の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

村田製作所を志望するときに知っておきたい社風

村田製作所はどのような社風なのか、面接を受けるにあたり知っておきたい情報を載せます。

  • 村田製作所は、社風としては地味で、典型的な日本の製造業です。堅実でコツコツ仕事を進めていきたい人に向いています。

    これは、製品自体が電子部品であり、最終製品ではないことが理由と思われます。

  • 村田製作所は高い技術力を持っており、新規商品を次々と生み出す技術系の会社です。

    ただ、一般消費者が直接目に触れる製品ではないため、世間をあっと言わせるようなヒット商品をつくりたいと考えるような理系の学生には向いていないかもしれません。

  • 仕事の進め方はボトムアップで、若手社員でも自分の意見を言える雰囲気があります。

    よって、自分の能力を若いうちから発揮したい人には向いています。まじめで勤勉な人は応募するとよいでしょう。

  • 社是を大切にしており、毎朝社是を唱和しています。
  • 社員の会社に対する満足度を意識した経営をしており、社員に優しい会社です。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

村田製作所の会社概要

日本の電子部品業界は高い技術力をもとに、世界的にみても高いシェアを誇る製品をつくる企業が何社もあります。

大手企業では京セラ、日本電産、TDK、日東電工、アルプス電気などがありますが、村田製作所はそのうちの1社です。

村田製作所は消費者が直接目に触れない製品を製造しているために知名度は高くありませんが、年間売上高が1兆6,000億円を超える総合電子部品メーカーです。(2022年度)

村田製作所の事業は、コンデンサ、インダクタ・EMIフィルタ、高周波・通信、エナジー・パワー、機能デバイスに分かれています。

村田製作所の製品はスマートフォン・通信やカーエレクトロ二クス、メディカル・ヘルスケアなどに使用されており、積層セラミックコンデンサ、表面波フィルタ、マイクロバッテリ、EMIフィルタ、ショックセンサなど多くの製品で世界シェアトップとなっています。

海外売上比率が91%であり、世界中に張り巡らされた、サービスと製品を供給できるネットワークがあります。

村田製作所のミッションは、「文化の発展に貢献すること」です。

このような村田製作所の2023年3月期の決算数字は以下の通りです。

資本金は、694億44百万円です。

連結従業員は、73,164人で,単独では10,089人です。

連結売上は、1兆6,868億円です。

連結営業利益は、2,979億円です。

連結当期純利益は、2,537億円です。

セグメント別売上高の内訳として、コンデンサ43.8%、インダクタ・EMIフィルタ10.4%、高周波・通信26.9%、エナジー・パワー12.7%、機能デバイス5.5%、その他0.7%です。

用途別売上高の内訳として、通信39.1%、モビリティ23.1%、コンピュータ13.3%、家電11.7%、産業・その他12.8%です。

面接では会社概要について、例えば「海外売上比率を知っていますか」のような質問をされることがあります。面接前に概要をしっかり知ることが大切です。

村田製作所の経営理念

経営理念(社是)は、1954年、創業者の村田昭氏によって創られました。

「技術を錬磨し、科学的管理を実践し、独自の製品を供給して文化の発展に貢献し、信用の蓄積につとめ、会社の発展と協力者の共栄をはかり、これをよろこび感謝する人々とともに運営する」

Innovator in Electronics

“Innovator in Electronics”は、国内外のムラタグループ社員全員が共有するスローガンで新市場、新商品、事業領域を拓いていくための理念です。

その意味は「エレクロニクス改革者」です。創業50年を機に社是の理念を表したスローガンには「エレクトロ二クス産業のイノベーションを先導していく存在でありたい」という思いが込められています。

社員が「改革者」(Innovator)として自らの仕事を変革していく姿勢も求めています。

面接では、「基本理念を知っていますか」と質問されることもありますので、理解しておきましょう。

村田製作所の価値創造プロセス

ムラタは、「社是」を思考や行動の礎として、世界中の社員が変化する事業環境に対応しています。また、社員一人ひとりが相互に信頼し合い、連携しながら総合力を発揮することで、新たなイノベーションを創出しています。

  1. ムラタの経営資本

    社是の実践を通じて培った「経営資本」は、将来にわたる価値創造の源泉です。“CSとES”を原動力にしながら経営資本を活用することで、「コア・コンピタンス」が発揮されます。

    これからも、社是を大切にしながら資本を強固なものとし、コア・コンピタンスを磨き続けていくことで、Innovator in Electronicsとして持続的な価値創造を実現します。

    ムラタの経営資本は、「人的資本」「組織資本」「モノづくり資本」「知的・技術資本」「顧客・パートナー資本」「財務資本」です。

  2. ムラタのコンピタンス

    ムラタの強みは、「先を読む力」「ニーズをカタチにする力」「価値を届ける力」です。それぞれの強みを磨き上げ、つなげることで総合力をあげていきます。

    • 先を読む力

      売上のほとんどを海外市場の高シェア製品で構成しているため、幅広い業界の顧客とコミュニケーションの機会があり、先行して顧客のニーズを引き出すことができます。

      ”全員マーケティング”を合言葉に、グローバルネットワークを活かし、顧客ニーズをどこよりも早く引き出し、社員一人ひとりが顧客への提供価値最大化を実践しています。

    • ニーズをカタチにする力/価値を届ける力

      材料から製品までの垂直統合型の一貫生産体制を構築しており、継続的に開発投資を行っています。独自に開発、獲得した要素技術はプラットフォーム化され、さまざまな製品やプロセスに展開しています。

      ECM(エンジニアリングチェーンマネジメント)軸の中では、プラットフォーム化された技術を活用して、グループ全体の開発効率を向上させるとともに、新たな製品を創出し続け、顧客の「ニーズをカタチ」にしています。

      また、ECM軸で生み出されたプロセス、設備、新製品は、SCM(サプライチェーンマネジメント)の工程システムで量産化され、生産管理システムで顧客情報と生産情報を組み合わせて、スピーディかつタイムリーに顧客に「価値を届け」ています。

面接で志望動機を語るさいは、価値創造プロセスを理解しておくことが大切です。

村田製作所のVision2030(長期構想)

村田製作所は、Vision2030(長期構想)を策定し推進していますので、その概要を紹介します。

  1. ありたい姿は、「Innovator in Electronics ムラタのイノベーションで社会価値と経済価値の好循環を生み出し、豊かな社会の実現に貢献していきます」です。

    ステークホルダーとの 共創のもと、「社会基盤に深く根付く」「持続可能な事業プロセスを追求する」「社会課題解決を加速する」ことで、グローバルNO.1部品メーカーを目指します。

  2. ありたい姿を実現するための成長戦略が、「基盤事業の深化とビジネスモデルの進化」そして「4つの経営変革の実行」です。

    「基盤事業の深化とビジネスモデルの進化」として、「標準品ビジネス(コンポーネント)」「用途特化型ビジネス(デバイス・モジュール)」「新たなビジネスモデル創出」の3層ポートフォリオを用いたビジネスを行います。

    基盤領域では「通信」「モビリティ」、挑戦領域では、「環境」「ウェルネス」の領域を重要な事業機会として捉えながら価値を創出していきます。

    「4つの経営変革の実行」として、①社会価値と経済価値の好循環を生み出す経営、②自律分散型の組織運営の実践、③仮説思考にもとづく変化対応型経営、④デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、を図っていきます。

面接では、「ムラタのありたい姿を知っていますか」と質問されるかも知れません。覚えておきましょう。

村田製作所の中期方針2024

Vision2030の第1フェーズとなるのが、「中期方針2024」(2022~2024年度)ですが、この概要について紹介します。

  1. 基本方針は、顕在課題の解決をやり切るとともに、長期視点で環境変化を捉え、今から必要な取り組みの具体化・仕組みを構築していくことで、ありたい姿の実現を目指すことです。
  2. 経営変革の推進として、「社会価値と経済価値の好循環を生み出す経営」「自律分散型の組織運営の実践」「仮説思考にもとづく変化対応型経営」「DXの推進」について施策を実行していきます。
  3. ポートフォリオ経営の実践(高度化)として、長期構想にある3層構造を用いたポートフォリオ経営を実践し、技術や事業の新陳代謝を図ります。
  4. 筋肉質な経営基盤の形成として、「仕事の質・生産性の向上」「継続するコロナ禍での事業運営、およびポストコロナを見据えた人や組織力の強化」「品質基盤の継続強化」を図ります。
  5. 2030年への備えとして、「3層ポートフォリオ」と「4つの事業機会」を通じ、ありたい姿として目指すイノベーションを実現するための諸課題に取り組みます。

面接で自己PRや志望動機を語るさいは「中期方針2024」を理解しておくことが大切です。

参考リンク集

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