【2024年】ITベンダー業界に応募する時の面接で役立つ基礎知識

2023.11.29 更新
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ITベンダー業界を志望する人が面接を受けるにあたって必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識を持っていないと、面接での受け答えができません。特に志望動機を答えるさいにこれらの知識がないと、入社への本気度が伝わりません。

この記事では、ITベンダー業界に応募する人が面接で困らないための基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. ITベンダー業界とはどのような業界なのか
  2. ITベンダー業界を取り巻く環境と課題
  3. ITベンダー業界の仕事
  4. まとめ

ITベンダー業界とはどのような業界なのか

ITとは、Information Technologyの略で、パソコンやインターネット、通信インフラを用いた情報通信のことです。主に、コンピュータ本体やソフトウェア、システムの構築や情報通信関連のインフラなどがITに含まれます。

ITベンダーとは、IT関係の製品・ソフトウェア・システム・サービスを開発・販売する会社をいいます。

現在大手総合ITベンダーとして大きな存在感を占める富士通、NEC、日立などの各社は、当初の通信機メーカーから、大型コンピューターメーカーヘ、さらにパソコンや携帯電話端末を作り、現在はITサービス事業にと、時代と共に主要事業の軸足を移してきました。

ITを利用する企業は、他社から優位に立つために、既存のITの効率化とデジタルビジネスを積極的に推進しています。そのためこのような企業に対してITベンダーによるサポートが求められるようになっています。

(デジタルビジネスとは、ビジネスにITを活用して新たな収益を生み出そうというものです。企業がIT技術を利用して新たなサービスやビジネスモデルを創り出しています。)

大手総合ITベンダーは、ハードウェアだけでなくデータベース、アプリケーションソフトウェア、ネットワーク、クラウドデータセンタまでも自社グループ内ですべて提供しています。

そのため、グループ会社の総合力を発揮して営業活動を行い、受注したさいは、グループでプロジェクトを結成し、導入を進めています。

近年、ITベンダーは、自社のことをIT企業というよりもICT企業と呼ぶようになりました。

ICTとは、Information and Communication Technologyの略で、情報通信技術を指すことばです。

ITとICTはほぼ同じ意味合いを持ちますが、コンピュータやインターネットの技術をIT,通信技術を利用して人とインターネット、人と人が通信する技術をICTと呼ぶことがあります。

国際的にはどちらの技術を指す場合もICTと認識されるため、日本でもICTが定着してきています。

面接では、「ICTとは何でしょうか?」といったような質問がなされるかも知れません。

ITベンダー業界を取り巻く環境と課題

  • 情報サービス業の売上高は2011年から2022年まで右肩上がりであり、2022年は過去最高を更新して15兆8,847億円となっています。

    2020年から2022年にかけてのコロナ禍による新しいビジネス様式は、既存のビジネス環境の変化やIT化を加速する大きな要因になりました。

    また近年は、様々な業界で人手不足とそれに伴う収益性の低下が問題になっており、既存業務をITで効率化することで人手不足や収益性を改善すべく、今後も様々な企業でIT化が進むと見られています。

  • 国内企業によるIT投資は、DX(Digital Transformation)化に加え、老朽化が懸念される基幹システムの刷新、コスト削減や利便性向上に向けたシステムのクラウド化等のニーズが牽引する形で、今後も拡大すると思われます。

    ですが、需要の拡大に対応するためのIT人材の確保・供給が追い付かず、市場拡大のブレーキになる可能性があります。加えて、ITベンダーでは、人材獲得競争の激化や賃上げ圧力の高まり等から、人件費が増加し、収益環境が厳しくなる懸念もあります。

    これらを受け、大手ITベンダー企業は、同業他社買収の他、DX化やクラウド化対応のスキルを有する専門人材の育成等への投資を増やすことで、人材確保を進めています。

以上のようなITベンダー業界をとりまく環境と課題について知っているとグループディスカッションや面接での質問に役に立ちます。

例えば面接で「これからのITベンダーの方向性をどのように考えますか?」といった質問がなされるかも知れません。

ITベンダー業界の仕事

顧客の課題、要望に応えてICTシステムを企画、提案、受注、設計構築、納品、保守運用、分析評価するまでの一連の流れの中で、それぞれの役割に応じた仕事があります。

営業は、新しいソリューション、ビジネスモデルを提案し受注する役割です。

システムエンジニア、サービスエンジニアは開発担当者などをまとめながらシステムの構築、サービスの保守、運用を行います。

ハードウェア開発者は製品企画、システム設計などハード面での製品を開発します。

ソフトウェア開発者はOSから通信インターフェイス、アプリケーションソフトまで幅広いソフトウェアの開発を行います。

新しいテクノロジーを追求する基礎研究や最新ソリューション・サービス開発の仕事もあります。

また、企業運営を各方面から支える、事業計画、経理、人事、法務、知的財産などスタッフ系の仕事もあります。

ITベンダー業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが志望動機を答えるときに重要です。また、事前に把握していると面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

ITベンダー業界各社に応募する人は、業界をとりまく環境と課題を理解しておいて、面接での志望動機を語る際などに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にも業界の知識を積極的に吸収しましょう。

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ITベンダー業界各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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