【26卒/25年転職】面接官が教える「大成建設」の面接対策

2024.10.21 更新
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スーパーゼネコンの一角を占める大成建設に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?

大成建設に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えば、大成建設の面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、行動力とチームワーク力をアピールすることが大切です。

一方、面接で志望動機を語るためには、なぜ建設業界を選ぶのかについて的確に答えられなくてはいけません。

さらに競合他社と比べてなぜ大成建設なのかについても面接官が納得できるように答えられることが大切です。

これら以外にも大成建設の就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、大成建設の採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、大成建設の会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. 大成建設の求める人材
  2. 大成建設の新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. 大成建設の面接攻略のまとめ【就活】
  6. 大成建設の中途採用情報について【転職】
  7. 面接攻略の考え方【転職】
  8. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  9. 大成建設の面接攻略のまとめ【転職】
  10. 大成建設を志望するときに知っておきたい社風
  11. 大成建設の会社概要
  12. 大成建設の理念体系
  13. 大成建設の中期経営計画
  14. 参考リンク集

大成建設の求める人材

大成建設はどのような人材を求めているのでしょうか?

大成建設のホームページにある新卒採用情報サイトには、求める人物像が明記されています。

求める人物像

多様なメンバーと1つのゴールを目指せる人

異なる価値観の仲間を尊重でき、誰とでも臆せず主体的にコミュニケーションがとれる

ポジティブ思考と実行力を兼ね備えた人

自らがどのような役割で組織に貢献できるかを、常に考えられる。パイオニアスピリッツに基づいた行動をとれる

「地図に残る仕事。」に携わりたいという「熱い想い」を持った人

ものづくりへの純粋な思いがある。ゼネコンで、大成建設で働きたいという強い気持ちがある

面接において自己PRをするとき、このような求める人物像をあらかじめ知っておくことはとても大切です。

大成建設の新卒採用情報について【就活】

はじめに大成建設の新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集要項   

    大成建設は総合職、専任職、担当職のコース別採用を行っています。

    • 総合職は、勤務地の限定はなく「事務」「建築」「土木」の募集区分の中で、職種別にエントリーを受付けています。海外を含め転居を伴う転勤や出向をする場合があります。

      「事務」は、事務、情報、都市開発の3職種です。

      「建築」は、建築創造エンジニア、建築創造エンジニア(国際)、建築デジタルエンジニア、環境設備エンジニア、機械創造エンジニア、建築技術、設計(建築)、設計(構造)、設計(設備)、設計デジタルエンジニア、建築積算、調達、エンジニアリング、都市開発、原子力、建築営業、国際営業の17職種です。

      「土木」は、土木(施工)、土木(機械・電気)の2職種です。

    • 専任職は、原則として採用時に決定するエリアで地域に根ざした活躍をします。限定された地域内で転居を伴う転勤や出向をする場合があります。

      「事務」「建築」「土木」の募集区分があります。

      「事務」は、事務の1職種です。

      「建築」は、建築創造エンジニア、建築デジタルエンジニア、環境設備エンジニア、建築技術、設計デジタルエンジニア、建築積算、建築営業、エンジニアリングの8職種です。

      「土木」は、土木(施工)、土木(機械・電気)の2職種です。

    • 担当職は、限定分野の定常業務を担当し、専門分野で活躍します。限定されたエリア内で転居を伴う転勤や出向をする場合があります。

      「事務」「建築」の募集区分があります。

      「事務」は、事務の1職種です。

      「建築」は、設計の1職種です。

  2. 選考フロー   

    選考フローは、建築・土木、事務別に分かれています。

    • 建築・土木     

      プレエントリー→本エントリー→エントリーシート提出・履修履歴登録・SPI3受験→リクルーター面談・部門面談(数回)→選考面接→内々定

    • 事務    

      プレエントリー→本エントリー→エントリーシート提出・履修履歴登録・SPI3受験→リクルーター面談・ジョブマッチング・本社面談→選考面接→内々定

  3. エントリーシート(25年卒)

    自己PRに関すること

    • あなたの大学時代における喜怒哀楽を象徴する出来事について、それぞれ詳しく説明して下さい。
    • 自分のテーマの簡単な内容とそれをビジネスにどう活用できますか
    • あなたにとって社会人として働く意義とは何ですか。
    • 長所・短所について述べてください。(200字以内)
    • 趣味、特技等。(50字以内)
    • 「学生生活で得たもの」を1つあげ(50字以内)、それを得る為に最も力を入れた行動について具体的に述べてください。(800字以内)

    志望動機に関すること

    • 当社の志望理由をあなたの就職活動における軸を踏まえて、述べてください。また、あなたの夢と、その夢を大成建設でどのように実現していきたいと考えているか述べてください。(700字以内)
    • 当社が手掛けるべき新たなビジネスは何だと思いますか。また、達成するために必要な施策を具体的に述べてください。
  4. 面接   

    面接では人柄と、建設会社の激務に耐えられるかをみられます。他社の選考状況の深掘りがあります。

    総合職

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • 自己PRしてください(1分)
    • 高校時代の部活動の経験から得たものはなんですか
    • 建築学科を選んだ理由を教えてください
    • 大学の成績と順位を教えてください
    • 大学院に進学した理由を教えてください
    • 研究内容を発表してください(研究対象の決め方)A3×2枚
    • 今の研究室を選んだ理由は何ですか
    • 大学でクラブ・サークルは入っていましたか(役職)
    • ゼミの勉強について話してください
    • 学業以外で学生時代に力を入れたことを説明してください
    • 長所と短所を教えてください、長所はどう活かせますか
    • お酒は好きですか、一人で飲むのとみんなで飲むのとどちらが好きですか
    • ストレスの対処法を教えてください
    • 趣味は何ですか

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何ですか
    • なぜ建設業界(ゼネコン)を志望しますか
    • なぜ大成建設を志望しますか
    • 希望職種とその理由は何ですか、業務内容を理解していますか、魅力は何ですか
    • 入社したらどのような仕事をやってみたいですか
    • 希望する部署に行けなくても大丈夫ですか
    • 将来のキャリアプランはどのように考えていますか
    • 他の人と比べてどのような点で会社に貢献できますか
    • 現場はきついが大丈夫ですか
    • 海外勤務は希望しますか
    • 大成建設で好きな建築とその理由は何ですか
    • 社長の名前を知っていますか
    • これから建設業はどうなっていくと思いますか
    • インターンシップに参加しましたか
    • 他社の選考状況と大成建設の志望度を教えてください

    専任職

    自己PRに関すること

    • 研究内容を教えてください(テーマを選んだ理由)
    • 学生時代に力を入れたことは何ですか
    • 学業成績はどうでしたか
    • 長所と短所は何ですか
    • TOEICはどれくらいですか
    • 体力に自信がありますか

    志望動機に関すること

    • なぜゼネコンですか
    • なぜ大成建設を志望しますか
    • 携わりたい職種は何ですか
    • 現場見学会で感じたことは何ですか
    • 他社の選考状況を教えてください
  5. 採用人数

    19年度入社実績 264名(総合職253名 専任職11名)

    20年度入社実績 329名(総合職321名 専任職8名)

    21年度入社実績 303名(総合職295名 専任職8名)

    22年度入社実績 276名(総合職263名 専任職13名)

    23年度入社実績 316名(総合職308名 専任職8名)

    24年度入社実績 423名(総合職405名 専任職18名)*担当職社員の採用は若干名

    25年度入社計画 414名(事務56名 建築264名 土木94名)*担当職社員の採用は若干名

  6. 24年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大7、京都大9、北海道大7、東北大4、名古屋大2、大阪大3、九州大6、東京工業大9、筑波大4、千葉大3、都立大4、横浜国大4、横浜市大1、金沢大1、大阪公立大1、神戸大6、岡山大1、広島大2、熊本大4、他

    私立大

    早稲田大13、慶応大5、明治大11、青山学院大3、立教大2、中央大8、法政大7、成蹊大3、武蔵大1、東京都市大12、明治学院大3、国学院大1、日本大52、東洋大4、東海大3、東京理科大9、芝浦工大11、東京電機大9、工学院大7、日本女子大1、津田塾大1、共立女子大1、千葉工大2、神奈川大2、金沢工業大2、南山大1、名城大1、同志社大3、立命館大6、関西大4、関西学院大5、龍谷大1、大阪工業大3、近畿大3、摂南大1、甲南大1、武庫川女子大1、西南学院大1、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2024年9月1日号)参照

  7. 学歴フィルター

    大成建設は国公立大学、私立大学と幅広い採用となっています。適性試験・筆記試験を通過すれば、道は拓けます。

    学歴フィルターはありません。

面接攻略の考え方【就活】

面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする

    大成建設は、行動力とチームワーク力を求めていると考えられます。

    大成建設は、上記の求める人材にあるように、「多様なメンバーと1つのゴールを目指せる人」、「ポジティブ思考と実行力を兼ね備えた人」を求めています。

    ここで、「ポジティブ思考と実行力を兼ね備えた」とは、行動力を表しています。

    また「多様なメンバーと1つのゴールを目指せる」とは、チームワーク力を表しています。

    大成建設は、「TAISEI VISION 2030」を策定し、10年後の目指す姿を、「人々が豊かで文化的に暮らせるレジリエントな社会づくりに貢献する先駆的な企業グループ」と定めています。

    そして、特に力を入れている5つの事業分野を Construction(建設), Development(開発), Engineering(エンジニアリング), Energy(エネルギー), Environment(環境)と定め、これらを「CDE3(シーディーイーキューブ)」と表現しています。

    これらの事業の推進をするためには、行動力とチームワーク力を持つ人が求められているのではないでしょうか。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で行動力とチームワーク力をアピールしましょう。

    力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いです。

    そのさい、目標達成に向けてどのような困難があり、それをどのように乗り越えて、どのような成果をあげたかを説明できるようにしてください。

    さらに一緒に取り組んだメンバーがいたら、自分の役割と、目標達成のためにメンバーとどのように協力し合ったか、メンバーの意見を尊重するなかで、どのように自分の考えを理解してもらったかなど、チームの中での円満な人間関係に努力したエピソードを探し出して語ってください。

    但し、大成建設は採用するすべての人に行動力とチームワーク力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接でその能力を上手に説明してください。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    まず、大成建設は基本的に技術系の会社であることを理解しましょう。新卒採用者の約85%は技術系です。

    大成建設は、職種別採用を行っているため応募時に、入社後の職種を希望することになります。

    技術系応募者は、それらに十分対応できる能力やスキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

    面接において研究内容の説明を相当詳しく深掘りされることを覚悟してください。

    具体的には、研究にあたっての背景や目的、その課題と課題解決の手法をあげ、解決に困難だった点について自分自身の工夫と成果、世の中で活かせるものを説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

    ■明るさと元気さをアピールする

    大成建設は典型的な体育会系の会社です。建設現場では明るく元気な人柄が求められます。

    面接では、学生がそのような人柄か見極めようとしますので、普段は静かな人であっても意識して声を少し大きめにして、はきはきとした受け答えをして、元気さを前面に出してください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ建設業界を選ぶのか明確に伝える

    なぜ建設業界を志望するか、その理由を説明できるようにしてください。

    建設業界とは何か、建設業界を取り巻く環境や、建設業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2025年】建設業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。

    スーパーゼネコンについても記述しています。

    建設会社について業務の理解を深めていき、魅力を語ってください。

    ■なぜ大成建設を選ぶのか明確に伝える

    大成建設の理念体系、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが大成建設を選んだ志望動機になります。

    また、大成建設と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    大成建設を志望する学生は建設業界に興味がある人だと思います。

    ですから、大成建設の応募者は、鹿島建設や大林組、清水建設、竹中工務店といったスーパーゼネコン各社などとかけもち応募する学生が多いと思われます。

    たとえ大成建設が第一志望でなくても競合他社と比較し、なぜ大成建設なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    ■大成建設でなぜそのコース・区分・職種を希望するのか、配属希望部門と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える

    面接では、希望するコース・区分・職種とその理由、配属希望部門とそこでやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。

    大林組で注目している事業や技術、施工物件と、その注目理由も話せるようにしておくと良いでしょう。

    ■大成建設で働きたいという強い気持ちをアピールする

    求める人物像にあるように大成建設は『「地図に残る仕事。」に携わりたいという「熱い想い」を持った人』を求めています。

    ですから、面接では大成建設で働きたいという強い気持ちがあるかどうかの質問がなされます。

    例えば、「希望する部署に行けなくても大丈夫ですか」とか、「現場はきついが大丈夫ですか」「海外勤務は希望しますか」「大成建設で好きな建築とその理由は何ですか」といった質問です。

    また、建設現場はきついことを前提に、「お酒は好きですか、一人で飲むのとみんなで飲むのとどちらが好きですか」とか「ストレスの対処法を教えてください」といったストレス耐性をみる質問もなされます。

    自分は「地図に残る仕事に携わりたいという熱い想いを持っていることを強くアピ―ルすることが大切です。

    ■他社の応募状況と大成建設の志望順位を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、建設業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたさい、スーパーゼネコンに応募中ならそれを答えてください。

    建設業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。

    この場合まったくの異業種に応募している場合は、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。

以上、大成建設の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

大成建設は、スーパーゼネコン5社の一角を占め、都市開発事業に強みを持っています。

海外インフラ事業にも積極的で、多くの事業を手がけています。

このような大成建設の面接を攻略するためには、まず建設業界を取り巻く環境を理解することと、建設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2025年】建設業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、大成建設とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

大成建設の会社概要、理念体系、中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも大成建設のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で大成建設の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

大成建設の面接攻略のまとめ【就活】

大成建設に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

大成建設が採用したい人材は、「多様なメンバーと1つのゴールを目指せる」「ポジティブ思考と実行力を兼ね備えた」『「地図に残る仕事。」に携わりたいという「熱い想い」を持った』人です。

面接では人柄と、建設会社の激務に耐えられるかをみられます。他社の選考状況の深掘りがあります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る
  • 明るさと元気さをアピールする

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ建設業界を選ぶのか明確に伝える
  • なぜ大林組を選ぶのか明確に伝える
  • 大成建設でなぜそのコース・区分・職種を希望するのか、配属希望部門と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
  • 大成建設で働きたいという強い気持ちをアピールする
  • 他社の応募状況と大林組の志望順位を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは建設業界を取り巻く環境を理解すると同時に、建設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、大成建設とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

大成建設の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

大成建設の中途採用情報について【転職】

続いて大成建設の転職の面接について解説していきます。

はじめに大成建設のキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種  

    大成建設は転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。

    社内に必要な能力やスキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての経験や専門性が問われます。

    総合職、専任職、担当職、契約社員(有期雇用)の雇用形態で募集されています。

    現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、大成建設のホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。

    2024年10月現在では、106件の募集があります。

  2. 選考フロー

    総合職・専任職・担当職

    応募書類(履歴書、職務経歴書、資格証・合格証書の写し)提出→書類選考・WEB適性テスト・コンプライアンスチェック→1次選考→最終選考(役員面接)→合格決定

    1次選考は、1次面接(1~2回)と筆記試験(一般教養・小論文)です。

  3. 面接   

    面接では求める人材にふさわしいかどうか、及び現職(前職)の職務内容の深掘りをすることで、応募者が大成建設で活躍できるかを探ります。

    自己PRに関すること

    • 現職(前職)の職務内容を説明してください
    • 学生時代の研究内容を教えてください
    • 趣味は何ですか
    • ストレス発散法は何かありますか

    志望動機に関すること

    • 大成建設の志望理由を教えてください
    • 将来のキャリアプランを教えてください
    • どのような構造物をつくりたいですか
    • 大成建設の好きな建物は何ですか
    • 社長の名前を知っていますか

    退職理由に関すること

    • なぜ現職(前職)を退職しましたか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由に関することを必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする

    大成建設は、行動力とチームワーク力を求めていると考えられます。

    大成建設は、上記の求める人材にあるように、「多様なメンバーと1つのゴールを目指せる人」、「ポジティブ思考と実行力を兼ね備えた人」を求めています。

    ここで、「ポジティブ思考と実行力を兼ね備えた」とは、行動力を表しています。

    また、「多様なメンバーと1つのゴールを目指せる」とは、チームワーク力を表しています。

    大成建設は、「TAISEI VISION 2030」を策定し、10年後の目指す姿を、「人々が豊かで文化的に暮らせるレジリエントな社会づくりに貢献する先駆的な企業グループ」と定めています。

    そして、特に力を入れている5つの事業分野を Construction(建設), Development(開発), Engineering(エンジニアリング), Energy(エネルギー), Environment(環境)と定め、これらを「CDE3(シーディーイーキューブ)」と表現しています。

    これら事業の推進をするためには、行動力とチームワーク力を持つ人が求められているのではないでしょうか。

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、業務目標達成のために困難だったことは何か、困難にどのように粘り強く対応して職務を遂行したか、その結果と自分が身につけたことを語れるようにしてください。

    また、所属する部署で自分が請け負った役割と、目標達成のために関係者とどのように協力し合ったか、関係者の意見を尊重するなかで、どのように自分の考えを理解してもらったかなど、組織の中での円満な人間関係に努力したエピソードを探し出して、語ってください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えましょう。

    ■技術系応募者は技術力を語る

    まず、大成建設は基本的に技術系の会社であることを理解しましょう。中途採用も技術系職種の募集が中心です。

    技術系応募者は、まず募集職種の職務内容を理解してください。

    そして、それらに十分対応できる経験や能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。

    技術系応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を相当詳しく求められます。

    職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。

    成果を出すためのノウハウが、大成建設でどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜ大成建設を選ぶのか明確に伝える

    大成建設の理念体系、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることが大成建設を選んだ志望動機になります。

    また、大成建設と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    大成建設の中途採用に応募する人は建設業界に興味がある人だと思います。

    ですから、大成建設の応募者は、鹿島建設や大林組、清水建設、竹中工務店といったスーパーゼネコン各社などにも興味があるかも知れません。

    たとえ大成建設が第一志望でなくても競合他社と比較し、なぜ大成建設なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。

    ■大成建設でその職種に応募する理由と、その職種でやりたい仕事は何かを明確に伝える

    事務系・技術系を問わず、なぜキャリア採用の職種に応募したのか、そこでどのような仕事をやりたいかとその理由をしっかりと説明する必要があります。

    中途採用の応募者が応募職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが大成建設で活かせるからだと思います。

    それには職務内容をわかりやすく説明することで、経験や能力、スキルが活かせて、貢献できることを伝えてください。

    応募職種の分野で注目している大成建設の事業や技術などと、なぜ注目しているかその理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

    ■大成建設の会社や建物などに関する知識を得て質問に明確に答えられるようにする

    大成建設の採用面接では会社に関する知識や、自社の建物などに対する関心度を確認するための様々な質問をします。

    例えば「大成建設の建築施工物件で好きなものは何ですか」「社長の名前を知っていますか」といったような質問です。

    ホームページの会社概要、理念体系、事業内容などをよく読んでください。

    また、できたら大成建設が建築施工した建物を実際に訪れて感想を言えるようにすると良いでしょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、大成建設の中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

大成建設は、スーパーゼネコン5社のうちの1社で、その中で唯一の非同族経営会社です。

このような大成建設の面接を攻略するためには、まず建設業界を取り巻く環境を理解することと、建設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2025年】建設業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、大成建設とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

大成建設の理念体系や事業内容、中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にも大成建設のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で大成建設の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。

大成建設の面接攻略のまとめ【転職】

大成建設に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

大成建設が採用したい人材は、「多様なメンバーと1つのゴールを目指せる」「ポジティブ思考と実行力を兼ね備えた」『「地図に残る仕事。」に携わりたいという「熱い想い」を持った』人です。

面接では求める人材にふさわしいかどうかと、現職(前職)の職務内容の深掘りをすることで、応募者が大成建設で活躍できるかを探ります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 行動力とチームワーク力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は技術力を語る

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜ大成建設を選ぶのか明確に伝える
  • 大成建設でその職種に応募する理由と、その職種でやりたい仕事は何かを明確に伝える
  • 大成建設の会社や建物などに関する知識を得て質問に明確に答えられるようにする

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは建設業界を取り巻く環境を理解すると同時に、建設業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、大成建設とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

大成建設の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

大成建設を志望するときに知っておきたい社風

大成建設の面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • 風通しが良く、比較的上司となんでも会話でき、若くても裁量を与えてもらえます。  

    わからないことは教えてもらえる環境もあり、成長できます。社員もポジティブでチャレンジ精神の高い人が多いです。

  • 現場で忙しかったり、顧客の都合で世間の長期休み期間に作業をしたりするときは、別の日に代休を取ります。
  • 現場では残業が多いですが、残業があまりに多いと本社と上司で対応し、現場を変えるなどして残業を減らす努力をしています。
  • 男社会なので、女性は優しく扱われ働きやすいです。ただし総合職の場合、女性でも地方に転勤があります。田舎を楽しみつつ仕事ができるという覚悟がある人なら楽しいと思います。
  • 女性が働きやすいような制度や支援が工夫されています。出産・育児休暇をしっかり取得でき、時短勤務制度もあって、家庭を持つ女性のことが考えられています。
  • 大規模なビルや施設という歴史に残る建造物の製作に直接関与できる時点で、やりがいを感じられます。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

大成建設の会社概要

ここからは大成建設の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

  • 大成建設は、スーパーゼネコン5社の一角であり、スーパーゼネコンでは唯一の非同族会社です。

    大成建設の社名は創業者である大倉喜八郎翁の戒名にちなんだものです。

    「大成」の文字は、「集大成」の意味を持っています。また、社名に「建設」の文字を採用したのは大成建設が最初です。

  • 大成建設は1873年に大倉喜八郎翁が大倉組商会を設立 創業したのが源流です。

    その後の変遷を経て1917年、株式会社大倉土木組となり、この年を大成建設の設立年としています。

    1946年大倉土木株式会社を廃して大成建設株式会社と改称し現在に至っています。

  • 広告やCMでは「地図に残る仕事」というキャッチコピーを使用しています。
  • 大成建設の事業別セグメントは大きく、土木事業、建築事業、開発事業に分かれます。

    土木は、トンネル・橋梁・ダム・鉄道・高速道路等の土木工作物の建設工事などです。

    建築は、空港・マンション・オフィス、商業施設・工場・学校・病院などの建築物の建設工事などです。

    開発事業は、再開発事業・PFI事業・プロパティマネジメント、自社開発・マンション分譲事業などです。

    海外にもアジアを中心にネットワークを構築しており、顧客の海外進出サポートを行っています。

  • 大成建設の2024年3月期の決算数字は次の通りです。

    資本金は1,227億4,215万円です。

    従業員数は、8,720人です。

    連結売上高は、1兆7,650億円です。

    連結営業利益は、265億円です。

    連結経常利益は、389億円です。

    連結当期純利益は、403億円です。

    事業の売上高構成比は、土木事業28.6%、建築事業63.3%、開発事業等8.1%です。

面接では、「大成建設のキャッチコピーを知っていますか?」と質問されるかも知れません。覚えておきましょう。

大成建設の理念体系

大成建設の理念体系について志望動機を語る上で知っておくことが大切です。

ここでは理念体系を紹介します。

グループスローガン

For a Lively World

グループ理念

人がいきいきとする環境を創造する

わたしたちは、自然との調和の中で、安全・安心で魅力ある空間と豊かな価値を生み出し、次世代のための夢と希望に溢れた地球社会づくりに取り組んでいきます。

大成スピリット

自由闊達

多様性を尊重し、組織内外の活発なコミュニケーションやネットワーク形成を通じて、役職員全員の能力が活かせる風通しが良く活力ある企業風土を醸成します。

価値創造

広く社会を知った上で、お客様の立場に立ち、技術・ノウハウを結集するとともに、更なる技術革新と創意工夫にチャレンジし続け、お客様に感動していただけるような価値の創出を追求します。

伝統進化

ものづくりの伝統を継承しつつ、先進的な課題に挑戦することにより付加価値を生み出しながら、健全な企業グループとして永続的に進化・発展します。

わたしたちは、明るく、熱意と誠意、そして企業人としての規律を持ったプロフェッショナルの集団として、企業活動に取り組みます。

面接では、「グループ理念を知っていますか?」と質問されるかも知れません。理解しておきましょう。

大成建設の中期経営計画

大成建設は、中期経営計画(2024年度~2026年度)を策定し推進中です。ここでは、その概要を紹介します。

  1. 中長期的に目指す姿「TAISEI VISION 2030」

    「進化し続ける The CDE3(キューブ)カンパニー」(Construction, Development, Engineering, Energy, Environment)

    「人々が豊かで文化的に暮らせるレジリエントな社会づくりに貢献する先駆的な企業グループ」

  2. 中期経営計画
    • 2026年度数値目標

      グループ国内建築事業の収益体制の立て直し、2024年問題の克服、人的資本投資の拡充などにより、再び成長軌道へ戻す

      グループ営業利益1,200億円、グループ純利益800億円、ROE8.5%程度

    • 投資計画

      投資額(3か年)3,500億円(成長投資1,700億円、事業投資1,200億円、基盤維持投資1600億円、M&A投資(別枠))

    • 主な施策

      ①グループ国内建築事業:適切な入手・消化による収益体制立て直し

      適切な生産能力把握による消化体制の拡充と教育制度見直しによる生産性の向上、優位性ある分野への経営資源投入、建設業法改正の趣旨を踏まえた建設物価の工事価格転嫁

      ②グループ海外事業:建設・開発一体の事業体制確立

      将来の事業拡大に向けた徹底的な現地化、組織再編による開発ノウハウ活用と建設事業拡大、建設事業以外の領域(PPP・コンセッション等)へ経営資源投入

      ③人的資本:人的資本拡充、人事制度改革

      DE&Iを踏まえた各部門が求める人財像に基づく幅広い採用と新たな人財育成計画、人事制度改革のスピーディーな実行、2024年度時間外労働上限規制遵守

面接で自己PRや志望動機を語るとき、中期経営計画を理解しておくことが大切です。

参考リンク集

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