【24卒】面接官が教える「凸版印刷」の面接対策

印刷メーカーとして売上高NO.1である凸版印刷に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。
応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
凸版印刷に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関する情報や、ノウハウというものがあります。
例えば凸版印刷の面接では、求める人材をよく理解した上で、特に課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。
技術系の場合、就活生は研究内容を詳しく説明することが求められます。
一方、面接で志望動機を語るためには、競合他社と比べてなぜ凸版印刷なのか答えられなければいけません。
凸版印刷という会社の理解度を試す質問に答えられることも必要です。
これら以外にも凸版印刷の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、凸版印刷の採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、凸版印刷の会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
分析した結果を基にエントリーシートを作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。
就活中の学生は、本ブログを読むことで自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
凸版印刷の求める人材
凸版印刷はどのような人材を求めているのでしょうか?
ホームページの新卒採用情報サイトにある「採用担当者メッセージ」には「可能性を絞るには、早すぎる」として次のメッセージが載っています。
想いや夢は、大事にしてほしい。
けれど、可能性をただ1つに絞る必要はない。
今はまだ見えていない可能性が、世の中にはたくさんあるから。
それは僕らも同じだ。
あらゆる業種の顧客と仕事をし、今までにないモノやコトを創り出す。
新しい可能性をデザインし、広げ続けていく。
君たちも、僕らも、可能性を絞るにはまだまだ早い。
ここから、凸版印刷の求める人材は以下のような人と考えます。
- あらゆる業種の顧客と仕事をし、今までにないモノやコトを創り出す人
- 新しい可能性をデザインし、広げ続けていく人
面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。
凸版印刷の新卒採用情報について【就活】
はじめに凸版印刷の新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
凸版印刷は、「営業・事務系」「企画系」「技術系」の3つの職種に分けて新卒を募集しています。
営業・事務系
営業は、クライアントが抱える課題を分析してニーズをつかみ、様々な部門と協力しながら総合的なソリューションを提案する「企画提案型」です。
営業部門へ配属となります。
事務は、企業活動がスムーズに行われるように、専門知識や能力を生かして他部門のサポートや、経営判断に必要な情報提供や施策提案を行います。
事務管理部門(事業戦略・総務・法務・財務など)へ配属となります。
*法務・財務は「専門コース」として別途、職種別採用を行います。
企画系
企画系は、クライアントの課題を受けて、ICT・マーケティング・クリエイティブ等に関する専門知識・ノウハウを活かして、様々な領域での企画立案を行います。
企画部門へ配属となります。
技術系
印刷にとどまらない幅広い技術領域を生かし、多種多様な「ものつくり」「ことつくり」を支える仕事です。
基盤技術の研究、新商品・システム開発、生産工程のコストダウン・プロセスの構築、品質保証の推進など様々な技術力を掛け合わせ、関係者の協力を得ながら仕事を進めます。
材料系、機械・電気系、情報系など、あらゆる専攻でその専門性を発揮できる分野があります。
研究開発、商品開発、生産技術、システムアプリ開発ほか技術部門に配属となります。
- 選考フロー
営業・事務系
WEBエントリー→エントリーシート→書類審査→適性検査→グループディスカッション→面接(複数回)→内々定
企画系
WEBエントリー→エントリーシート→書類審査→適性検査→グループディスカッション→企画職適性判定(面接または作品プレゼン)→面接(複数回)→内々定
技術系
WEBエントリー→エントリーシート→書類審査→適性検査→面接(複数回)→内々定
- エントリーシート(23年卒)
営業・事務系/企画系
自己PRに関すること
- 学生時代に特に力を入れたことは何ですか?2点挙げて下さい。(400字以内)
- あなたの長所、短所は何ですか。(100字以内)
- あなたの生き方や価値観に影響を与えた出来事・事柄を教えてください。(200字以内)
志望動機に関すること
- 就職活動において、あなたはどのような基準で企業選びをされていますか。(200字以内)
- トッパンを志望する理由は何ですか。(400字以内)
- 印刷業界の他にどのような業界・企業に興味がありますか(50字以内)
- 具体的にどのような仕事に関わりたいですか。(200字以内)
- トッパンで活かせるあなたの強みは何ですか。(200字以内)
- トッパンの「未来の可能性」について、あなたの考えを教えてください。(200字以内)
技術系
自己PRに関すること
- 研究課題、ゼミの専攻内容、または得意教科は何ですか。(150字以内)
- 学生時代に最も努力したことは何ですか。(150字以内)
- 学生時代、何のクラブ、サークルに所属していましたか。またどのような役割を担いましたか。(100字以内)
- 学生時代、どのようなアルバイトをしていましたか。(80字以内)
- あなたの長所と短所は何ですか。(80字以内)
- あなたの特技は何ですか。(100字以内)
- 自分を一言で表現してください。(100字以内)
志望動機に関すること
- トッパンを志望する理由と、トッパンで活かせるあなたの強みを教えてください。(800字以内)
- やってみたい具体的な仕事内容を登録ください。(250字以内)
- 併願企業、もしくは業種を登録下さい。(100字以内)
- 面接
面接では基本的にエントリーシートに沿って、気になったことを質問されます。
学生時代に力を入れたこと、研究内容の深掘り、入社したらやりたいことの深掘りがなされます。
また、凸版印刷の会社に対する理解度も試されます。
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 自己PRしてください
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(取り組んだ理由、大変だったこと、活かせること)
- 大学・学科を選んだ理由と得意分野、成績について教えてください
- ゼミの活動を説明してください、そこで学んだことは何ですか
- 研究内容を説明してください(背景、課題、課題への対応、結果、今後の進め方、研究で得た技術、学んだこと、研究が会社でどのように役に立つか)
- チームで成し遂げた経験はありますか
- これまで扱ったプログラム言語は何ですか、複数あればどちらが好きですか、その理由は何ですか、つくったアプリケーションを教えてください、プログラムする上で大変だったことは何ですか
- 人生で最も困難だったこと、その乗り越え方を教えてください
- クラブ・サークル活動について話してください(どのような立ち位置か)
- アルバイトについて話してください
- 長所と短所を教えてください
- 趣味と趣味をやるわけは何ですか
- 他人からどのような人だと思われていますか
志望動機に関すること
- 就職活動の軸を教えてください
- 凸版印刷を知ったきっかけは何ですか
- 凸版印刷を志望する理由を教えてください
- 凸版印刷と他の印刷会社の違いは何だと思いますか
- なぜDNPではなく凸版印刷ですか
- 凸版印刷の未来の可能性をどう考えますか
- 新規事業の企画課題・ポートフォリオのプレゼンを5分(企画系)
- 入社してやりたい仕事・職種とその理由は何ですか
- 携わりたい事業とその理由は何ですか
- どのような製品をつくりたいですか
- 凸版印刷の製品で共通しているものは何だと思いますか
- 凸版印刷の営業職のイメージを教えてください
- 凸版印刷の商品で印象に残っているものは何ですか
- 凸版印刷の技術で印象に残っているものは何ですか
- 凸版印刷の商品で海外に通用するモノを1つ挙げて、通用するわけを答えてください
- 凸版印刷のCMについて、感想と改善提案してください
- 希望する仕事に就けなかったらどうしますか
- 海外勤務を含めて転勤は大丈夫ですか
- 社会に対して成し遂げたいことは何ですか
- 他社の選考状況を教えてください
- 採用人数
19年度入社実績 370名(営業・事務系170名、企画系40名、技術系160名)
20年度入社実績 370名(営業・事務系160名、企画系40名、技術系170名)
21年度入社実績 410名(営業・事務系180名、企画系50名、技術系180名)
22年度入社実績 420名(営業・事務系170名、企画系40名、技術系210名)
23年度入社計画 不明
- 22年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
東京大1、京都大5、北海道大5、東北大3、大阪大8、九州大1、東京工大7、一橋大2、筑波大2、千葉大5、電通大4、東京外大1、都立大2、横浜国大6、横浜市大2、大阪市大2、大阪府大1、神戸大6、岡山大1、広島大2、熊本大4、他
私立大:
早稲田大28、慶応大13、上智大6、明治大16、青山学院大7、立教大6、中央大5、法政大7、学習院大3、成蹊大5、東京都市大13、明治学院大1、国学院大1、日本大11、東洋大3、東海大3、東京理科大7、芝浦工大9、東京電機大12、工学院大4、日本女子大2、千葉工業大4、神奈川大1、金沢工業大4、愛知大1、南山大4、名城大1、同志社大5、立命館大10、関西大8、関西学院大5、龍谷大1、近畿大2、西南学院大3、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2022年9月4日号)参照
- 学歴フィルター
凸版印刷に学歴フィルターはありません。難関大学から中堅私立大学まで幅広く採用しています。
適性検査を乗り切れば、あとはグループディスカッション、面接でどこまでアピールできるかです。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
凸版印刷は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、凸版印刷は、「あらゆる業種の顧客と仕事をし、今までにないモノやコトを創り出す」「新しい可能性をデザインし、広げ続けていく」人を求めています。
ここで、「あらゆる業種の顧客と仕事をし、今までにないモノやコトを創り出す」「新しい可能性をデザインし」は、課題解決力を表しています。
また、「広げ続けていく」は、行動力を表しているのではないでしょうか。
凸版印刷は「印刷テクノロジー」をベースに社会的価値創造企業を目指して、さまざまな事業展開を図っています。
これらを遂行するためには、課題解決力と行動力が必要とされているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力と行動力をアピールしましょう。
すなわち、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができる、実現のために粘り強く取り組むことができる、というアピールです。
さらに実現のために粘り強く取り組むことができる、というアピールです。
力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことや困難を解決するために創意工夫して、どのように粘り強く行動したか、その結果と身につけたことや反省点を語ってください。
但し、凸版印刷は採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■技術系応募者は研究内容を語る
凸版印刷は、セキュア、建装材、高機能・エネルギー関連、ディスプレイ関連、半導体関連など、従来の印刷領域を超えた最先端の様々な製品やサービスを生み出しています。
技術系応募者は、そういった印刷領域を超えた技術開発に十分対応できる能力やスキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。
技術系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく深掘りされることを覚悟してください。
具体的には、研究の課題と課題解決の手法をあげ、解決に困難だった点について自分自身の工夫と成果が説明できるようにしてください。
課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。
一方で、凸版印刷の技術的な仕事で直接使える研究をしていなくても応募を希望する学生がいると思います。
その場合は面接で、論理的思考力のような潜在的な能力をアピールしてください
■海外を含めて、どこででも働く覚悟を伝える
凸版印刷は、事業所数として、国内外に162(国内82、国外80)の拠点を構えています。(2019年3月末)
ですから、国内の転勤のみならず、海外駐在する可能性がどのような職種でもあります。面接では世界、日本のどこでも転勤は可能かについて聞かれます。
面接では、事務系、技術系応募者に限らず、世界のどこへでも行って働く覚悟を伝えてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■就活の軸を答えられるようにする
就活の軸とは「仕事を選ぶときの基準(こだわり)」です。
自分がなぜ、その仕事をやりたいかについての明確な基準(こだわり)ということです。
凸版印刷や、その他の応募する会社を選んだ基準について、共通するものを探し出してください。
そして、その基準を面接官が納得できるように説明してください。
■なぜ凸版印刷を選ぶのか明確に伝える
凸版印刷の企業理念、事業内容、中期経営計画などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが凸版印刷を選んだ志望動機になります。
また、凸版印刷と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
凸版印刷を志望する人は印刷業界に興味を持つ人であり、印刷業界2強の大日本印刷にも応募すると思います。
また、印刷業界以外の就活人気企業に応募する人も多いようです。
たとえ凸版印刷が第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜ凸版印刷なのかをしっかり答えられなくてはなりません。
■凸版印刷で携わりたい職種と事業、そこでやりたい仕事とその理由を明確に伝える
凸版印刷は、「営業・事務系」「企画系」「技術系」別の募集となっています。
なぜその職種・事業分野を希望するのか、及びその職種・事業分野でやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかを説明できるようにしてください。
さらに、やりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
希望する仕事で注目している製品や技術、サービスとその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。
■凸版印刷という会社の理解度を試す質問に答えられるようにする
面接では、凸版印刷という会社についてどこまで知っているかを試す質問がいくつかなされます。
例えば、「凸版印刷の未来の可能性をどう考えますか」「凸版印刷の製品で共通しているものは何だと思いますか」「凸版印刷の営業職のイメージを教えてください」「凸版印刷の商品で印象に残っているものは何ですか」「凸版印刷の技術で印象に残っているものは何ですか」といったような質問です。
凸版印刷への志望度合いを確かめるための質問と考えてください。
これらの質問に的確に答えるためには、ホームページをよく読んでください。
■凸版印刷の志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、凸版印刷と同じ印刷メーカーならば、印刷業界志望と答えてください。
他社名を教えてほしいと聞かれたら、大日本印刷に応募中ならそれを答えてください。
印刷業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。
この場合まったくの異業種であるので、なぜその業種に応募したのか答えられるようにしてください。
以上、凸版印刷の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
凸版印刷は、大日本印刷と並ぶ印刷業界の2強であり、印刷テクノロジーをベースに幅広い事業活動を展開しています。
このような凸版印刷の面接を攻略するためには、まず印刷業界を取り巻く環境を理解することと、印刷業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2023年】印刷業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、凸版印刷とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
凸版印刷の会社概要、企業理念、中期経営計画など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも凸版印刷のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で凸版印刷のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
凸版印刷の面接攻略のまとめ【就活】
凸版印刷に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
凸版印刷が採用したい人材は、「あらゆる業種の顧客と仕事をし、今までにないモノやコトを創り出す」「新しい可能性をデザインし、広げ続けていく」人です。
面接では、学生時代に力を入れたこと、研究内容の深掘り、入社したらやりたいことの深掘りがなされます。また、凸版印刷の会社に対する理解度も試されます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は研究内容を語る
- 海外を含めて、どこででも働く覚悟を伝える
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 就活の軸を答えられるようにする
- なぜ凸版印刷を選ぶのか明確に伝える
- 凸版印刷で携わりたい職種と事業、そこでやりたい仕事とその理由を明確に伝える
- 凸版印刷という会社の理解度を試す質問に答えられるようにする
- 凸版印刷の志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは印刷業界を取り巻く環境を理解すると同時に、印刷業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、凸版印刷とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
凸版印刷の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。
凸版印刷を志望するときに知っておきたい社風
凸版印刷を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
- 若い人の配属希望などをよく聞いてくれます。
- 教育体系は充実しています。
- 人間関係は非常に良く、性格がよくて優しい社員が多いです。社員は人財という考え方を持っています。
- 最後まで手を抜かないで仕事をする姿勢があります。
- 様々な企業、業界とのつながりがあるので、製品を通して社会貢献しているという実感がわきます。
- 古い企業体質を持っており、汗を出して働くことが良いことといった雰囲気があります。
- 印刷会社という受注型の企業なので受け身的な体質は残っています。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
凸版印刷の会社概要
ここからは凸版印刷の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- 20世紀の初めにトッパンを創業した人たちは「エルへ―ト凸版法」を基礎に証券印刷やパッケージ印刷などの分野に進出しました。
1900年凸版印刷合資会社が創立されました。凸版印刷の誕生です。1908年に株式会社に改組され、凸版印刷株式会社となりました。
- 凸版印刷の事業分野は、「情報コミュニケーション」「生活・産業」「エレクトロ二クス」の3つです。
情報コミュニケーション分野は、「情報の価値を高める」「情報を効果的に届ける」ソリューションを提供します。
「セキュア」「マーケティング」「コンテンツ」関連の事業を行っています。
生活・産業分野は、生活者の「医・食・住」に関わるニーズに対応し、快適で安心な生活環境づくりに直結した製品・サービスを展開しています。
「パッケージ」「建装材」「高機能・エネルギー関連」の事業を行っています。
エレクトロ二クス分野は、微細加工技術をベースに、エレクトロニクス関連の製品を提供しています。
「ディスプレイ関連」「半導体関連」の事業を行っています。
- 凸版印刷の2022年3月期の決算数字は次の通りです。
資本金は、1,049.86億円です。
連結従業員は、5,4336人です。
連結売上高は、15,475億円です。
連結営業利益は、735億円です。
連結経常利益は、763億円です。
連結当期純利益は、1,231億円です。
事業別売上高は、情報コミュニケーション9,035億円、生活・産業4,442億円、エレクトロ二クス2,215億円、調整額△217億円となっています。
面接で志望動機を説明するときは事業分野を知っていることが大切です。覚えておきましょう。
凸版印刷の企業理念
「TOPPAN VISION 21」は、トッパングループで働く一人ひとりがよりどころとすべき価値観を示し、めざすべき目標を共有するためにあります。
基盤となる価値観を表した「企業像」と将来の方向性を示す「事業領域」から構成されています。
「TOPPAN VISION 21」の実現を通して事業領域の拡大と新たな利益の創出を図り、「社会的価値創造企業」を目指して取り組んでいます。
ここでは、「企業像」のうち、企業理念と経営信条を紹介します。
企業理念
私たちは
常にお客さまの信頼にこたえ
彩りの知と技をもとに
こころをこめた作品を創りだし
情報・文化の担い手として
ふれあい豊かなくらしに貢献します
経営信条
経営信条は、社員一人ひとりが仕事をする際に常に心にとめている規範です。五つの視点から明らかにしています。
私たちは
誠意・熱意・創意にもとづく活動を通じて
お客さまとの信頼を築きます私たちは
グローバルな視点に立って
独創性に富むマーケティングと技術開発を行い
事業の刷新に努めます私たちは
社会的責任を認識し
地球環境との調和をめざすとともに
公正で開かれた企業活動を行います私たちは
ひとりひとりの能力とチームワークを最大限に活かし
働きがいのある企業風土をつくります私たちは
新たな可能性を拓くことにより
企業の価値を高め
トッパングループの永続的な発展を図ります
面接では「企業理念を知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。覚えておくと良いでしょう。
凸版印刷の中期経営計画
凸版印刷は、中期経営計画(2021年4月~2023年3月)を策定し、推進中です。ここではその概要について紹介します。
- 中期経営計画を、将来のさらなる成長に向けた「1st Phase」と位置づけ、事業の変革をはかり、経営基盤の強化に注力する
“Digital & Sustainable Transformation”をキーコンセプトに、以下の施策を展開することで、2025年度にはROE5%の達成をめざす。
「DX(Digital Transformation)」と「SX(Sustainable Transformation)」によってワールドワイドで社会課題を解決するリーディングカンパニーとして、持続可能な社会の実現と企業価値の向上をはかる
- 中長期の重点施策
- 収益力の向上をめざす「事業ポートフォリオの変革」
①DX事業の推進、②生活系事業の海外展開、③新事業の創出(フロンティアビジネス)を重点施策と位置付け、収益力の向上をめざす。
- 新たな成長を創出する「経営基盤の強化」
DXを軸に自社競争力のさらなる強化をはかり、①システム基盤のモダナイゼーション、②スマートファクトリーの推進、③研究開発機能の強化、④人財の育成・活用によって、事業変革の基盤をつくる
- 持続的な価値向上を支える「ESGへの取り組み深化」
ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを積極的に推進し、持続可能な社会の実現に貢献する
①「環境」への取り組み、②経営戦略へのSDGs視点の織り込み、③ガバナンス向上に向けた取り組みを推進する
- 収益力の向上をめざす「事業ポートフォリオの変革」
面接で自己PRや志望動機を語るさいは、凸版印刷の経営方針を知っておくことが大切です。覚えておきましょう。