【22卒/21年転職】面接官が教える「大日本印刷」の面接対策

印刷業界売上高2位の大日本印刷に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?
大日本印刷に入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えば、大日本印刷の面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。
技術系応募者は、研究内容を詳しく説明することが求められます。
一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ印刷業界を選ぶのかについて的確に答えられなくてはいけません。
さらに競合他社と比べてなぜ大日本印刷なのかについても面接官が納得できるように答えられることが大切です。
これら以外にも大日本印刷の就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、大日本印刷の採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、大日本印刷の会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
分析した結果を基に、就活生はエントリーシート、転職希望者は職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。
就活中の学生や転職の希望者は、本ブログを読むことで自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
大日本印刷の求める人材
大日本印刷はどのような人材を求めているのでしょうか?
大日本印刷の採用情報サイトには、求める人物像が明記されています。
求める人物像
“高い志を持ってビジョンを描き、「未来のあたりまえ」を体現できる人”。
・・・この時代に、人と社会をつなぐ新たな価値を提供し、「未来のあたりまえ」をつくるためには、未来を見据えて、常に挑戦し続けていかなければなりません。・・・
・・・「未来のあたりまえ」とは、社会の課題を解決する製品やサービスを生み出し、それらが私たちの身近に、なくてはならない存在になることです。・・・
面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。
大日本印刷の新卒採用情報について【就活】
はじめに大日本印刷の新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
募集職種は、事務系総合職、技術系総合職、デザイン系総合職の3つです。
- 選考フロー
事務系総合職
エントリーシート→WEBテスト→グループディスカッション→面接(2回)→内々定
技術系総合職
エントリーシート→WEBテスト→面接(3回)→内々定
デザイン系総合職
学内説明会→WEBテスト→専門試験→面接→内々定
専門試験は、デザイン系のアイデアテストで、スケッチブックに問題に対してのアイデアを書きます。
- エントリーシート(21年卒)
事務系総合職
自己PRに関すること
- 大学時代に最も力を入れて取り組んできたことを端的に教えてください(30文字以内)
- 具体的にどのような問題・課題に対して、どのように考え行動し、その結果どうなったかを教えてください(300文字以内)
志望動機に関すること
- DNPを知ったきっかけを教えてください。(150文字以内)
- DNPを志望する理由を教えてください(200文字以内)
技術系総合職
自己PRに関すること
- 趣味・特技などを記入してください。(200文字以内)
- 研究以外のご自身の取り込みを最大3点3点挙げ、その内容について説明してください。(各50文字以内)
- 上記の取り組みについて、詳細を具体的に記入してください。(300文字以内)
- 研究テーマのタイトルをご記入ください(200文字以内)
- 研究テーマの内容をご記入ください(1000文字以内)※学部の方で研究テーマが未定の方は、これまで大学で勉強してきた内容や興味を持った技術を踏まえ、「なぜそのテーマをやりたいと考えているか」をご記入ください。
- 学業・私生活問わず、自分自身を売り込むキャッチフレーズを考えてください。その理由も合わせてご記入ください(500文字以内)
志望動機に関すること
- DNPに限らず、企業選択で重視したポイントを3点挙げ、その理由を示してください。(各50文字以内)(理由は300文字以内)
- 上記で重視したポイントについて、理由を具体的に記入してください。(300文字以内)
- DNPを知ったきっかけを教えてください。(150文字以内)
- DNPを志望する理由と入社してどのような仕事に取り組みたいですか。ご記入ください(500文字以内)
- 面接(21年卒)
面接ではエントリーシートに沿った質問がなされます。学生時代に頑張ったことと、技術系では研究内容の深掘りがなされます。
事務系総合職、技術系総合職
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 学生時代に頑張ったことについて、きっかけ、困難だったこと、それをどう乗り越えたか、得たことについて説明してください
- 研究内容について、研究の意義、進め方、困難だったこととそれをどう乗りこえたか、自分のアイデアはどこか、活かせるものは何か、学会で発表しているか答えてください(パワーポイント4枚の資料を基に説明し、20分程度の質疑応答があります)(技術系)
- ゼミ活動について取り組もうとしたきっかけ、取り組んだ内容や成果を説明してくいださい(事務系)
- 趣味は何ですか
- 特技は何ですか
- クラブ活動は何をしていましたか
志望動機に関すること
- なぜ印刷業界を志望しますか
- なぜ大日本印刷を志望しますか
- 希望する職種と事業分野は何ですか
- 入社したらどのような仕事をしたいですか
- 他社の選考状況と大日本印刷の志望度を教えてください
デザイン系総合職
自己PRに関すること
- ポートフォリオや専門試験のスケッチのプレゼンをします
志望動機に関すること
- なぜ大日本印刷を志望しますか
- 入社したらどのような仕事をしたいですか
- どのようなディレクターになりたいですか
- 採用人数
19年度入社 180名(事務系総合職90名、技術系総合職90名)
20年度入社 200名(事務系総合職100名、技術系総合職100名)
21年度採用計画 不明
- 20年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
北海道大1、東北大2、大阪大3、九州大2、東京工業大7、一橋大2、筑波大3、千葉大3、電通大4、東京外大1、都立大1、横浜国大2、大阪市大1、大阪府大1、神戸大2、広島大2、他
私立大:
早稲田大18、慶応大5、上智大3、明治大12、青山学院大8、立教大4、中央大5、法政大10、学習院大3、成蹊大1、成城大1、武蔵大1、東京都市大1、日本大2、東洋大1、東海大1、東京理科大4、芝浦工大3、東京電機大7、工学院大1、東京女子大1、日本女子大3、津田塾大1、昭和女子大1、神奈川大1、愛知大1、同志社大5、立命館大4、関西大5、関西学院大6、京都産業大1、龍谷大1、近畿大1、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2020年8月30日号)参照
- 学歴フィルター
大日本印刷は、難関国公立大・私立大から、中堅私立大まで幅広く採用しています。
学歴フィルターはないと考えます。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機及びそれに関することを必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
大日本印刷は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように大日本印刷は、「高い志を持ってビジョンを描き、未来のあたりまえを体現できる人」を求めています。
求める人材の補足として、「未来のあたりまえをつくるためには、未来を見据えて、常に挑戦し続けていかなければなりません」とし、「未来のあたりまえとは、社会の課題を解決する製品やサービスを生み出すこと」としています。
ここで、「常に挑戦し続けていていくこと」は、行動力を表しています。
また、「社会の課題を解決する製品やサービスを生み出すこと」は、課題解決力を表していると考えます。
大日本印刷は後述する「DNPの価値創造プロセス」において、「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「住まいとモビリティ」「環境とエネルギー」という4つの成長領域において、社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える「新しい価値」を創出する目標を掲げています。
このような目標を達成するためには、課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力と行動力をアピールしましょう。
課題を発見して、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができる。実現のために粘り強く取り組むことができる。というアピールです。
力を入れたことは勉強、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことや困難を解決するために自分なりの方法を見つけてどのように粘り強く行動したか、成果と身についたことなどを語ってください。
但し大日本印刷は、採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■技術系応募者は研究内容を語る
技術系応募者は、入社後研究開発、製品・プロセス開発、システム開発などの分野で活躍することになります。
それらに十分対応できる能力やスキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。
技術系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく深掘りされることを覚悟してください。
具体的には、研究にあたって、その課題と課題解決の手法をあげ、解決に困難だった点について自分自身の工夫と成果、大日本印刷で活かせるものを説明できるようにしてください。
課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ印刷業界を選ぶのか明確に伝える
なぜ印刷業界を志望するか、その理由を説明できるようにしてください。
印刷業界とは何か、印刷業界を取り巻く環境や、印刷業界の仕事についての基本は、ブログ記事「【2021年】印刷業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
印刷会社について業務の理解を深めていき、魅力を語ってください。
■なぜ大日本印刷を選ぶのか明確に伝える
大日本印刷を志望する学生は印刷に興味がある人であり、大日本印刷と並行して凸版印刷や共同印刷などと、かけもち応募する学生もいると考えます。
あるいは、事業内容の重なる部分がある富士通や日立製作所にも興味のある人がいると思います。
たとえ大日本印刷が第一志望でなくても競合他社と比較し、なぜ大日本印刷なのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
そのためには、大日本印刷と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておく必要があります。
特に、ライバル関係にある凸版印刷を良く知っておいてください。
大日本印刷の事業内容やグループビジョンなどから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが志望動機となります。
■大日本印刷で志望する職種や事業分野と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
面接では、志望する職種、事業分野と、そこでやりたい仕事は何か、なぜその仕事をやりたいのかをきちんと説明できなくてはいけません。
あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキルがあればそれを伝えてください。
希望する仕事で注目している製品や技術とその注目理由も話せるようにしておくと、なお良いでしょう。
■他社の応募状況と大日本印刷の志望順位を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、印刷業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたさい、大日本印刷と同レベルの企業に応募中ならそれを答えてください。
印刷業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。
この場合まったくの異業種に応募している場合は、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。
以上、大日本印刷の採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売も行っています。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
大日本印刷は、印刷業界で凸版印刷とライバル関係にある大手印刷会社です。
このような大日本印刷の面接を攻略するためには、まず印刷業界を取り巻く環境を理解することと、印刷業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2021年】印刷業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、大日本印刷とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
大日本印刷の会社概要、グループビジョン、価値創造プロセスなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも大日本印刷のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で大日本印刷の基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
大日本印刷の面接攻略のまとめ【就活】
大日本印刷に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
大日本印刷が求める人材は、「高い志を持ってビジョンを描き、未来のあたりまえを体現できる人」です。
面接ではエントリーシートに沿った質問がなされます。学生時代に頑張ったことと、技術系では研究内容の深掘りがなされます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は研究内容を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ印刷業界を選ぶのか明確に伝える
- なぜ大日本印刷を選ぶのか明確に伝える
- 大日本印刷で志望する職種や事業分野と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
- 他社の応募状況と大日本印刷の志望順位を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは印刷業界を取り巻く環境を理解すると同時に、印刷業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、大日本印刷とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
大日本印刷の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
以下のリンクも参照ください。
大日本印刷の中途採用情報について【転職】
続いて大日本印刷の転職の面接について解説していきます。
はじめに大日本印刷のキャリア(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集職種
大日本印刷は、転職の希望者を対象とした中途採用を行っています。
社内に必要な能力やスキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての経験や専門性が問われます。
現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、大日本印刷のホームページにあるキャリア採用情報をご覧ください。
ちなみに2020年11月現在の募集はありませんが、応募を希望する人はこまめにチェックすると良いと思います。
- 選考フロー
WEBエントリー→書類選考→適性検査・面接(複数回)→内定
- 面接
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者が大日本印刷で活躍できるか、を探ります。
自己PRに関すること
- 学生時代に頑張ったことは何ですか
- 現職(前職)の職務内容を説明してください
志望動機に関すること
- なぜ大日本印刷を志望しますか
- 大日本印刷で実現したいことは何ですか
- 今後の印刷業界はどうなっていくと思います
退職理由に関すること
- なぜ現職(前職)を退職しますか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由に関することを必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
大日本印刷は、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように大日本印刷は、「高い志を持ってビジョンを描き、未来のあたりまえを体現できる人」を求めています。
求める人材の補足として、「未来のあたりまえをつくるためには、未来を見据えて、常に挑戦し続けていかなければなりません」とし、「未来のあたりまえとは、社会の課題を解決する製品やサービスを生み出すこと」としています。
ここで、「常に挑戦し続けていていくこと」は、行動力を表しています。
また、「社会の課題を解決する製品やサービスを生み出すこと」は、課題解決力を表していると考えます。
大日本印刷は後述する「DNPの価値創造プロセス」において、「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「住まいとモビリティ」「環境とエネルギー」という4つの成長領域において、社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える「新しい価値」を創出する目標を掲げています。
このような目標を達成するためには、課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のために自らが立てた対策と関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。
さらに、職務を実行したときに困難だったこと、困難を乗り越えて自分が身につけた知識や、スキルなども語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えてください。
■技術系応募者は技術力を語る
技術系応募者は、まず募集職種の職務内容を理解してください。
そして、それらに十分対応できる経験や能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。
技術系応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を相当詳しく求められます。
職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。
成果を出すためのノウハウが、大日本印刷でどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ大日本印刷を選ぶのか明確に伝える
大日本印刷を志望する応募者は、他の印刷会社や同じような事業を展開するメーカーの中途採用募集に興味がある人も多いと思われます。
そのような競合他社と比較して、なぜ大日本印刷なのかをしっかり答えられなくてはいけません。
大日本印刷と競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
さらに、大日本印刷の事業やグループビジョンなどから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることが大日本印刷を選んだ志望動機となります。自分らしい志望動機をまとめましょう。
■なぜその職種を選んだか、そこで何をしたいかを明確に伝える
転職の希望者は、なぜキャリア採用の職種に応募したのか、そこでどのような仕事をやりたいかをしっかりと説明する必要があります。
中途採用の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルが大日本印刷で活かせることだと思います。
なので、現職(前職)で身に付けた大日本印刷で使える能力やスキルなどを説明し、採用されたらやりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、労働条件が悪いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、大日本印刷の中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売も行っています。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
面接を攻略するためには、まずは印刷業界を取り巻く環境を理解することと、印刷業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。(印刷会社に勤務の人はご存知のことと思いますが)
続いて、大日本印刷とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
大日本印刷の会社概要、グループビジョン、価値創造プロセスなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にも大日本印刷のホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半で大日本印刷のホームページから得た基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
大日本印刷の面接攻略のまとめ【転職】
大日本印刷に入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
大日本印刷が求める人材は、「高い志を持ってビジョンを描き、未来のあたりまえを体現できる人」を求めています。
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者が大日本印刷で活躍できるか、を探ります。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は技術力を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ大日本印刷を選ぶのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこで何をしたいかを明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは印刷業界を取り巻く環境を理解すると同時に、印刷業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、大日本印刷とはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
大日本印刷の会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
以下のリンクも参照ください。
大日本印刷を志望するときに知っておきたい社風
大日本印刷の面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
- 残業は月45時間を超えないように指導が入るが若手ではギリギリな人もいるようです。
リモートワークができ、フレックスタイム制なので仕事さえ片付けていれば早帰りができます。
- 部署にもよりますが、全員で助け合おうとするマインドがあり、業務の平準化や多能化のための研修や情報共有の機会が多いです。
- トップダウンが基本ですが、下からの意見も積極的に聞いてくれ、またチャレンジもできます。
- 若手でもプロジェクト全体の管理を行い、自分の裁量で仕事の進み具合が決められます。そのため自分のプロジェクトが成功したときにやりがいを感じます。
- 規模が大きいため意思決定までに時間がかかることがあります。
- 産休、時短勤務の制度は整っており、産休後に復職する女性も多いです。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
大日本印刷の会社概要
ここからは大日本印刷の会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- 大日本印刷は、売上高2位の大手総合印刷会社です。売上高1位の凸版印刷とはライバル関係にあります。印刷技術と情報技術を強みとして他分野へ進出し事業を拡大しています。
- 大日本印刷は、1876年創立の秀英舎が前身です。1935年に日清印刷と合併し、大日本印刷が誕生します。その後も合併を繰り返し現在に至っています。
- 大日本印刷の事業は多岐に渡っており、情報コミュニケーション部門、生活・産業部門、エレクトロニクス部門からなる「印刷事業」と、北海道コカ・コーラボトリングの「飲料事業」で構成されています。
情報コミュニケーション部門は、出版関連事業、マーケティング事業、情報セキュリティ事業事業、イメージングコミュニケーション事業に分かれて展開しています。
生活・産業部門は、包装事業、生活空間事業、産業資材事業に分かれています。
エレクトロニクス部門は、ディスプレイ関連製品事業、電子デバイス事業、光学フィルム事業で構成されています。
- ディスプレイ用光学フィルム、有機ELディスプレイ製造用メタルマスク、リチウムイオン電池用バッテリーパウチ、写真プリント用昇華型熱転写記録材といった世界でトップレベルの製品群及び、建装材(床材・鋼板)、ICカード、PETボトル用無菌充填システムの日本でトップレベルの製品群を誇っています。
- 世界で27ヵ所の営業拠点と、16ヵ所の生産拠点を構えて、グローバル化が進んでいます。
- 大日本印刷の2020年3月の経営数字は次の通りです。
資本金は1,144億6,476万円です。
従業員数は、連結で38,181人、単独で10,499人です。
連結売上高は、1兆4,019億円です。
連結営業利益は、563億円です。
連結経常利益は、638億円です。
連結当期純利益は、695億円です。
面接では、「大日本印刷の強みは何だと思いますか」のような質問がなされるかも知れません。
大日本印刷のグループビジョン
大日本印刷のグループビジョンについて紹介します。
企業理念
DNPグループは、人と社会をつなぎ、新しい価値を提供する。
DNPグループは「人」のニーズをかたちにして「社会」に提供します。「社会」のニーズをかたちにして「人」に提供します。
事業ビジョン
P&Iイノベーションにより、4つの成長領域を軸に事業を拡げていく。
行動指針
対話と協働
4つの成長領域は、次の「DNPの価値創造プロセス」で説明します。
面接では「企業理念を知っていますか」との質問がなされるかも知れません。理解しておきましょう。
DNPの価値創造プロセス
大日本印刷は、人財や知的財産等の非財務資本と財務資本を活かし、ステークホルダーとの協力関係を強化して新しい価値を創造し、持続可能な社会の実現と、企業価値の向上につなげる、「価値創造プロセス」を策定しています。
ここでは、その概要を紹介します。
価値創造プロセスは、①事業機会の拡大 ②独自のリソースを掛け合わせ、強みのある製品・サービスを創出 ③社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える新しい価値を提供の3ステップで成り立っています。
- 事業機会の拡大
経済・社会・環境に関する課題とリスクを正しく認識し、【価値の創造】と【価値創造を支える基盤】の活動を通じて、社会課題を解決し、人々の期待に応える新しい価値を提供
- 独自のリソースを掛け合わせ、強みのある製品・サービスを創出
企画・デザイン、営業、技術・研究開発、管理・運用、生産・製造といった大日本印刷の総合力とパートナーとの協働を通じて新たな価値の創造
- 社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える新しい価値を提供「P&I(印刷と情報)」の強みにより、モノづくり基盤とICT(情報通信技術)基盤をより強固にして新しい価値を生み出す
具体的には、知とコミュニケーション、食とヘルスケア、住まいとモビリティ、環境とエネルギーの4つの成長領域で事業化を推進
面接では、「4つの成長領域とは何か知っていますか」と質問されるかもしれません。また志望動機をつくりあげるときにも知っていると役に立ちます。覚えておきましょう。