【25卒/24年転職】面接官が教える「パナソニック」の面接対策

2023.11.29 更新
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大手総合家電メーカーであるパナソニックに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

(本ブログは、「パナソニックグループ」を「パナソニック」と呼んでいます)

パナソニックに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えばパナソニックの面接では、求める人材をよく理解して、自己PRにおいて特に課題解決力と行動力をアピールすることが重要です。

技術系で応募の場合は、就活生は研究内容を、転職希望者は技術力をわかりやすく説明できることも大切です。

一方、面接で志望動機を語るためには競合他社と比べてなぜパナソニックなのか答えられなくてはいけません。

これら以外にもパナソニックの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、パナソニックの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、パナソニックの会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. パナソニックの求める人材
  2. ただいま「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」販売中
  3. パナソニックの新卒採用情報について【就活】
  4. 面接攻略の考え方【就活】
  5. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  6. パナソニックの面接攻略のまとめ【就活】
  7. パナソニックの中途採用情報について【転職】
  8. 面接攻略の考え方【転職】
  9. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  10. パナソニックの面接攻略のまとめ【転職】
  11. パナソニックを志望するときに知っておきたい社風
  12. パナソニックの会社概要
  13. パナソニックの歴史
  14. パナソニックの経営理念
  15. パナソニックグループの中長期戦略
  16. 参考リンク集

パナソニックの求める人材

パナソニックはどのような人材を求めているのでしょうか。

面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで必要です。

パナソニックグループの、24年卒の採用情報サイトにおける採用責任者のメッセージには、次の言葉がありました。

  • 「・・・自分に何を課し、何に挑み、何を変えて、どんな未来をつくりたいのか。あなたの想いを聞かせてほしい。・・・」

また、同サイトでパナソニック株式会社の最高人事責任者が、求める人物像を次のように表しています。

  • 今までにない発想・豊かな個性・多様な考え方・燃えるような情熱・やり抜く力 のある人

以上から、パナソニックの求める人材は次のような人と考えられます。

  • 自分に何を課し、何に挑み、何を変えて、どんな未来をつくりたいのか、想いのある人
  • 今までにない発想・豊かな個性・多様な考え方・燃えるような情熱・やり抜く力のある人

一方、パナソニックグループ各社の職種毎に「求める人物像」が載っていますから、それらも参照してください。

面接において自己PRを話すとき、求める人材像を知っておくことは大切ですから、覚えておくと良いでしょう。

ただいま「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」販売中

キャリア育みファームでは、面接の必勝マニュアル「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を販売しています。

もちろん履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)の自己PRや志望動機などの作成にも役立つマニュアルとなっています。

会社側が採用の決め手として最も重視しているのは面接である‼
ということをご存知でしょうか。

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その他、以下のリンクも読み進めるとお役に立ちます。

パナソニックの新卒採用情報について【就活】

はじめにパナソニックの新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    募集職種は、大きく事務系と技術系、クリエイティブ系にわけられます。

    • 事務系は、「WILLコース」と「コース別採用」の募集コースがあります。

      「WILLコース」は、さまざまな職種に興味があり、職種を問わずパナソニックグループではたらきたいという人のコースです。エントリー時に選考を希望する事業会社を選択します。

      「コース別採用」は、希望する事業会社および職種を選択しエントリーするコースです。初期配属の職種を確約するコースで、「セールス&マーケティング」と「コーポレートスタッフ」の2つがあります。

    • 技術系は、「自由応募(学校推薦)」「高度技術人材コース」「博士選考」の募集コースがあります。

      「自由応募(学校推薦)」は、技術系職種で配属を希望するコースです。エントリー時に選考を希望する事業会社を選択します。

      「高度技術人材コース」は、AI・データサイエンスなどの先端研究領域における高度な技術の専門性を持つ人について、新卒採用・キャリア採用を問わず、知見に応じた柔軟な処遇条件にて本社直轄の研究開発部門で受け入れます。博士・ポスドクなどの高度な技術の専門知識を持つ人が対象です。

      「博士選考」は、高いレベルの専門知識・スキルをもとに、テーマ探索、仮設構築、計画立案、結果検証などの研究活動を担う人が対象です。

    • クリエイティブ系は、デザイン・クリエイティブ系職種へ興味のある全ての学部・専攻の人が応募可能なコースです。

      デザイン・クリエイティブに関する学習歴、経験は問いません。初期配属職種を確約します。

  2. 選考フロー

    職種毎の選考フローは次の通りです。

    • 事務系:WILLコース・コース別採用

      エントリーシート・適性検査(SPI)→書類選考→1次選考→2次選考→最終選考→内々定

    • 技術系

      技術系:自由応募

      エントリーシート・適性検査(SPI)→書類選考→1次選考→最終選考(技術面接/人事面接)→内々定

      技術面接では技術プレゼンテーションが実施されます。

      技術系:博士選考

      エントリーシート・適性検査(SPI)→書類選考→最終選考(技術面接/人事面接)→内々定

      技術面接では技術プレゼンテーションが実施されます。

    • クリエイティブ系

      エントリーシート・自己PR資料(ポートフォリオ)提出/適性検査(SPI)→書類選考→1次選考→最終選考→内々定

  3. エントリーシート(24年卒)

    事務系:

    自己PRに関すること

    • 「我こそ〇〇である!」〇〇に入るあなた自身を表す言葉をご記入ください。(15文字以内)

      上記の言葉を選んだ理由を教えてください。(200文字以内)

    • 学生時代(大学・大学院)に主に取り組んだことを3つご記入ください。併せて取り組みの比重(割合)をご記入ください。(全体で100%になるようにしてください)(各60文字以内)
    • 上記のうち、「あなたが新たに挑戦、実行した取組み」の観点から具体的なエピソードをご記入ください。(300文字以内)
    • 上記のうち、「組織・チームなど、複数人での活動」の観点から具体的なエピソードをご記入ください。(300文字以内)

    志望動機に関すること

    • パナソニックでチャレンジしたい仕事や実現したい夢についてご記入ください。(300文字以内)

    技術系・クリエイティブ系:

    自己PRに関すること

    • 現在取り組まれている研究内容について簡潔にご記入ください。(研究テーマが未定の方は、今後取り組みたい研究内容)(100文字以内)
    • 上記の研究の中で、ご自身が独創性を発揮した部分(従来とは異なる手法、新たなチャレンジ等)を中心に具体的な取り組み内容をご記入ください。(研究テーマが未定の方は、これまで力を入れて取り組んできた技術分野やものづくり等)(300文字以内)
    • 学生時代(大学・大学院)に主に取り組んだことを3つご記入ください。併せて取り組みの比重(割合)をご記入ください。(全体で100%になるようにしてください)(各60文字以内)
    • ご自身の強みを簡潔にご記入ください。(20文字以内)
    • 上記を表す学生時代(大学・大学院)の具体的なエピソードをご記入ください。(300文字以内)
    • 組織やチーム(複数人での活動)などにおいて、あなたが新たに提案し実行した取組み等についてご記入ください。(200文字以内)

    志望動機に関すること

    • パナソニックグループでチャレンジしたい仕事あるいは実現したい夢について具体的にご記入ください。 ※エントリーする事業会社ごとに、それぞれ(300字以内)ご記入ください。 ※各社ごとに変更可能(300字以内)
  4. 面接

    面接は、学生時代に頑張ったことと、技術系は研究内容の深掘りがあります。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介と自己PRしてください
    • 専攻する勉強の内容は何ですか
    • 学生時代に一番頑張ったことは何ですか(その中で自分が一番苦労したと思うこと、それをどのように乗り越えたか、そのやり方にしようと思ったのはなぜか、メンバーを導いた経験はあるか)
    • 今までの取り組みで失敗を克服したこと、成功に導いたことを教えてください
    • 自ら新たに変革を起こし、成功させた経験について教えてください(取り組んだ理由)
    • 強みと弱み、弱みの克服方法を教えてください
    • チームで人と関わる中で大切にしていることは何ですか
    • 技術系は、研究内容の説明(5分程度)と質問、なぜテーマを選んだか、オリジナリティ、苦労したこと、工夫したこと、周りと協力したところ、今後の目標、その研究を仕事にどう役立てることが出来るか(3~4枚の資料でまとめてプレゼン)
    • コミュニケーションは得意なほうですか
    • 趣味は何ですか
    • サークル活動は何をしていましたか
    • アルバイトは何をしていましたか

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何ですか
    • なぜパナソニックを志望しますか
    • なぜその職種を希望しますか
    • 志望職種はどのような印象を持っていますか
    • 希望するカンパニー・事業とそこでやりたい仕事は何ですか
    • 10年後どのようになりたいですか
    • ソフトウェアとハードウェアのどちらが得意ですか
    • パナソニックの特徴はなんだと思いますか
    • パナソニックで得られるやりがいは何だと思いますか
    • パナソニックの製品を通して実現したいことは何ですか
    • パナソニックの製品で興味があるものは何ですか
    • パナソニックのもっとこうしたほうがいいという点はありますか
    • 海外赴任は大丈夫ですか、英語力のレベルはどれくらいですか
    • 勤務地の希望はありますか
    • 他社の選考状況とパナソニックの志望度を教えてください
  5. 採用人数(パナソニックグループ)

    19年度入社実績 700名

    20年度入社実績 700名

    21年度入社実績 700名

    22年度入社実績 800名

    23年度入社実績 800名

    24年度入社計画 1,000名

  6. 23年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大8、京都大9、北海道大7、東北大5、名古屋大3、大阪大29、九州大10、東京工業大9、一橋大2、筑波大5、千葉大4、電通大7、東京外大2、都立大3、横浜国大2、横浜市大1、大阪市大9、大阪府大10、神戸大11、岡山大4、広島大6、熊本大3、他

    私立大

    早稲田大10、慶応大16、上智大3、明治大12、青山学院大1、中央大14、法政大6、武蔵大1、明治学院大1、日本大1、東京理科大12、芝浦工大4、東京電機大3、津田塾大1、昭和女子大2、千葉工業大3、南山大1、名城大1、同志社大21、立命館大25、関西大36、関西学院大10、大阪工大1、武庫川女子大1、西南学院大1、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2023年9月3日号)参照

  7. 学歴フィルター

    パナソニックは難関国立・私立大学が中心ですが、中堅私立大学まで幅広い採用を行っています。

面接攻略の考え方【就活】

面接では自己PRと志望動機に関することを必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    パナソニックは基本的に、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように、パナソニックは、「自分に何を課し、何に挑み、何を変えて、どんな未来をつくりたいのか、想いのある」「今までにない発想・豊かな個性・多様な考え方・燃えるような情熱・やり抜く力のある」人を求めています。

    ここで、「自分に何を課し、何に挑み、何を変えて、どんな未来をつくりたいのか、想いのある」は、課題解決力と行動力を表しています。

    また、「今までにない発想・豊かな個性・多様な考え方」は課題解決力を、「燃えるような情熱・やり抜く力のある」は行動力を表しているのではないでしょうか。

    パナソニックは2022年4月より事業会社制(ホールディングス制)へ移行しました。「パナソニック ホールディングス」を持株会社として分社化された各事業会社は、より明確になった責任と権限に基づき自主責任経営を徹底することになります。

    このような背景のもとでパナソニックは課題解決力と行動力を持つ人を必要としているのではないでしょうか。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力と行動力をアピールしましょう。

    すなわち、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができること、実現のために粘り強く取り組み、周囲に働きかける人というアピールです。

    「この応募者は、これまでに誰も気が付かなかったことを何か考えてくれるのではないか、しかもあきらめずに取り組んでくれそうだ」と期待感を持たせてくれる人です。

    面接では、学生時代において最も力を入れて取り組んだことと、なぜ取り組んだのかその理由を説明してください。

    力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いです。

    最も力を入れたことは何か、目標達成に向けて困難だったことと困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。

    但し、パナソニックは採用するすべての人に課題解決力や行動力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい優れた能力が他にあるなら、面接でその能力を上手に説明してください。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    パナソニックに応募する技術系の学生は、研究開発系、事業・商品系、特定の専門職種の各職種に応募することになります。

    技術系応募者は、各職種の仕事内容を理解して、面接では、それらに十分対応できる能力、スキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

    技術系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく求められることを覚悟してください。

    具体的には、研究にあたって、その課題と課題解決の手法をあげ、解決するにあたって困難だった点について自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、あるいはねばり強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

    また、研究成果が、パナソニックでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    もちろん直接そのような研究、勉強をしていない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。

    ■世界中どこででも働く覚悟を伝える

    パナソニックはグローバル展開が進んでいる会社です。海外売上比率は61%(2023年3月期)、海外勤務社員数は、グループで1,667名(2022年3月末)です。

    面接では、事務系、技術系応募者に限らず、世界のどこへでも行って働く覚悟も伝えてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜパナソニックを選ぶのか明確に伝える

    パナソニックの創業以来の歴史を理解し、企業経営の哲学である経営理念、事業内容や、中長期戦略など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

    その他ホームページから感じたことをまとめてください。そのなかで、自分が共感できることがパナソニックを選んだ志望動機となります。

    また、パナソニックと競合他社のホームページをしっかり読んで、その違いを知っておいてください。

    パナソニックを志望する応募者は家電・AVや電気機器の業界に興味がある人だと思います。

    なので、パナソニックの応募者は、ソニーや日立、三菱電機などといった家電・AVや電気機器メーカーとかけもち応募する学生が多数を占めると思われます。

    たとえパナソニックが第一志望でなくても、応募した他社と比較しなぜパナソニックなのかを、面接で質問されたときにしっかり答えられなくてはなりません。

    ■なぜその会社・事業・職種を希望するか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える

    パナソニックの応募者は、面接でなぜその会社・事業・職種を希望するか、そこでやりたい仕事とその理由をしっかりと説明できなければなりません。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキル、経験があればそれを伝えてください。

    やりたい仕事で注目している製品や技術、サービスと、その理由も話せるようにしておくと良いでしょう。

    ■パナソニックの志望順位、他社の応募状況を面接で答えられるようにする

    パナソニックの志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、電機業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、日立、ソニーなどの大手メーカーに応募中ならそれを答えてもかまいません。

    電機業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。この場合まったくの異業種であり、なぜそうなのか答えられるようにしてください。

以上、パナソニックの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は2~3回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

面接を攻略するためには、家電・AV業界を取り巻く環境を理解することと、家電・AV業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】家電・AV業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、パナソニックとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

パナソニックの会社概要、パナソニックの歴史、パナソニックの哲学ともいえる経営理念、事業内容、中長期戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもパナソニックのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるパナソニックの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

パナソニックの面接攻略のまとめ【就活】

パナソニックに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

パナソニックが採用したい人材は、「自分に何を課し、何に挑み、何を変えて、どんな未来をつくりたいのか、想いのある」「今までにない発想・豊かな個性・多様な考え方・燃えるような情熱・やり抜く力のある」人です。

面接では、学生時代に頑張ったことと、技術系は研究内容の深掘りがあります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る
  • 世界中どこででも働く覚悟を伝える

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜパナソニックを選ぶのか明確に伝える
  • なぜその会社・事業・職種を希望するか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える
  • パナソニックの志望順位、他社の応募状況を面接で答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは家電・AV業界を取り巻く環境を理解することと、家電・AV業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

パナソニックの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

パナソニックの中途採用情報について【転職】

続いてパナソニックの転職面接について解説していきます。

はじめにパナソニックのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    パナソニックは転職の希望者を対象とした事務系職種、技術系職種の中途採用を積極的に行っています。

    事務系、技術系とも社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りない職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。

    募集職種はその時々で変わっていくと思いますが、現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、パナソニックのホームページにある「キャリア採用」情報をご覧ください。

    ちなみに2023年10月現在、パナソニックグループとして事務系、技術系含めて1,096件の募集があります。

    もし、自分の能力、スキルが募集職種にフイットし、パナソニックの社風に馴染めそうなら中途採用に応募してみてはいかがでしょうか?

    またパナソニックは「キャリア登録」の仕組みもあります。

    パナソニックへの転職を考える場合、自分のキャリア(職務経歴)を登録することで、その後、スキルや経験にマッチする職種の募集がある場合、パナソニックから都度その職種を紹介する制度です。

  2. パナソニックの情報収集をしたい方向けのイベントについて

    パナソニックの情報収集を考えている人向けのイベントが適宜開催されています。

    • 合同選考会

      「技術分野別」「職種別」の選考会を随時開催しています。スケジュールはホームページを参照ください。

    • 転職相談会

      応募を迷っている人向けにキャリア採用担当者が情報提供や質問に答えるものです。スケジュールはホームページを参照ください。

      オンライン会社説明会も開催されています。

  3. 選考フロー

    応募(WEBエントリー)→書類選考→一次面接→適性検査→二次面接→内定

    • 応募はインターネットからのみとなっています。
    • 書類選考は原則として2~3週間で合否連絡があります。
    • 面接はできる限り応募者の都合に合わせます。(就業後可)
    • 通常1週間程度で合否の連絡があります。
  4. 転職面接

    面接では求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者がパナソニックで貢献できるか、を探ります。

    自己PRに関すること

    • 1分で自己紹介してください
    • これまでの職務内容を説明してください
    • これまでの人生で苦労したことは何ですか
    • 仕事で苦労したこと、それをどのように解決しましたか
    • 強み、弱みは何ですか
    • リーダーシップを発揮した経験を教えてください

    志望動機に関すること

    • なぜパナソニックを志望しますか
    • 入社後どのような仕事をやりたいですか
    • 自分の強みをパナソニックでどう活かしますか
    • 入社したらどのような利益をもたらしてくれますか
    • 入社後のキャリアプランを教えてください
    • 海外転勤はできますか
    • パナソニックの悪いところは何だと思いますか

    退職理由に関すること

    • なぜ現職(前職)の会社を退職しますか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。なので、それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 転職面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    パナソニックは基本的に、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。

    上記の求める人材にあるように、パナソニックは、「自分に何を課し、何に挑み、何を変えて、どんな未来をつくりたいのか、想いのある」「今までにない発想・豊かな個性・多様な考え方・燃えるような情熱・やり抜く力のある」人を求めています。

    ここで、「自分に何を課し、何に挑み、何を変えて、どんな未来をつくりたいのか、想いのある」は、課題解決力と行動力を表しています。

    また、「今までにない発想・豊かな個性・多様な考え方」は課題解決力を、「燃えるような情熱・やり抜く力のある」は行動力を表しているのではないでしょうか。

    パナソニックは2022年4月より事業会社制(ホールディングス制)へ移行しました。「パナソニック ホールディングス」を持株会社として分社化された各事業会社は、より明確になった責任と権限に基づき自主責任経営を徹底することになります。

    このような背景のもとでパナソニックグループは課題解決力と行動力を持つ人を必要としているのではないでしょうか。

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない詳細な仕事ぶりを説明する中で、目標達成に向けて課題を見つけ、課題解決のために自らが立てた対策と関係者を巻き込んで粘り強く遂行したことを説明してください。

    さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    パナソニックで活かせる、身につけた知識やスキルも語ってください。

    もし自分に課題解決力や行動力が乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えましょう。

    ■技術系応募者は技術力を語る

    技術系応募者は、パナソニックの研究・技術開発系、事業・商品系、スペシャリスト系の各職種に応募することになります。

    技術系応募者は、募集職種の職務内容を理解して、面接では、それらに十分対応できる経験、能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。

    具体的には、職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。

    また成果を出すためのスキルやノウハウが、パナソニックでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    もちろん直接そのような職務を経験していない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールしてください。

    ■世界中どこででも働く覚悟を伝える

    パナソニックはグローバル展開が進んでいる会社です。海外売上比率は61%(2023年3月期)、海外勤務社員数は、グループで1,667名(2022年3月末)です。

    将来的に海外勤務もありえますので、面接では事務系、技術系応募者に限らず、世界のどこへでも行って働く覚悟を伝えてください。

  2. 転職面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜパナソニックを選ぶのか明確に伝える

    パナソニックの創業以来の歴史を理解し、経営理念、事業内容や、中長期戦略など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

    その他ホームページから感じたことをまとめてください。そのなかで、自分が共感できることがパナソニックを選んだ志望動機となります。

    また、パナソニックと競合他社のホームページをしっかり読んで、その違いを知っておいてください。

    パナソニックを志望する応募者は家電・AVや電気機器の業界に興味がある人だと思います。

    なので、パナソニックの応募者は、ソニーや日立、三菱電機などといった家電・AVや電気機器メーカーとかけもち応募する人がいるかも知れません。

    たとえパナソニックが第一志望でなくても、応募した他社と比較しなぜパナソニックなのかを、面接で質問されたときにしっかり答えられなくてはなりません。

    ■なぜその職種に応募するか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える

    その職種に応募する理由、そこでやりたい仕事となぜやりたいのかをしっかりと説明できなければなりません。

    中途採用の応募者が応募職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験、能力、スキルがパナソニックグループで活かせることです。それについて、職務内容をわかりやすく説明することで伝えてください。

    将来のキャリアプランも訊かれるかもしれません。まとめておきましょう。

    応募職種の分野によっては、注目しているパナソニックの商品や技術、サービスと、なぜ注目しているか、その理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、パナソニックの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は2回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

転職における面接を攻略するためには、まずは家電・AV業界を取り巻く環境を理解することと、家電・AV業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2024年】家電・AV業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、パナソニックとはどのような会社なのかを理解することも転職の面接準備には必須です。

パナソニックの会社概要、パナソニックの歴史、パナソニックの哲学ともいえる経営理念、中長期戦略など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもパナソニックのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるパナソニックの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

パナソニックの面接攻略のまとめ【転職】

パナソニックに中途採用で入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

パナソニックが採用したい人材は、「自分に何を課し、何に挑み、何を変えて、どんな未来をつくりたいのか、想いのある」「今までにない発想・豊かな個性・多様な考え方・燃えるような情熱・やり抜く力のある」人です。

転職の面接は、2回行われ、採用試験で最も重視する科目です。面接では、エントリー情報の深堀りを中心に、求める人材像に基づき採否を判断されます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は技術力を語る
  • 世界中どこででも働く覚悟を伝える

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜパナソニックを選ぶのか明確に伝える
  • なぜその職種に応募するか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

転職の面接を攻略するためには、まずは家電・AV業界を取り巻く環境を理解することと、家電・AV業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、パナソニックとはどのような会社なのかを理解することも転職の面接準備には必須です。

パナソニックの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

パナソニックを志望するときに知っておきたい社風

パナソニックはどのような社風なのか、面接を受けるにあたり知っておきたい情報を載せます。

  • パナソニックは、何といっても創業者の松下幸之助翁のレガシーが大きく、翁の想いが、全社員に浸透しています。

    松下幸之助翁の経営理念は、研修等様々な機会に学び直されています。

  • またパナソニックには良い人、真面目な人、親切な人が多く、人間関係もぎすぎすしたところがありませんので働きやすい会社と言えます。
  • 古くからある日本の会社の伝統である家族主義的な経営の風土が残っています。

    一方で、保守的な体質も残っており、実力主義というより、年功序列の風土があるようです。

    それらは、日本的経営の特徴そのものですから、それが問題ということではありません。要は、自分がどのような社風の会社に馴染めるかということだと思います。

  • 近年は、家電から、住宅設備、製造・物流システム、モビリティ、電池・電子部品に大きく舵を切っていますから、チャレンジ精神のある人も会社に必要と考えます。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

パナソニックの会社概要

日本の製造業をリードする家電・AV業界のなかでパナソニックは1位の売上げを誇る大手企業です。(電気機器業界では3位)

国内唯一の総合家電メーカーとして、家電製品の多くでトップシェアを誇っており、家電以外にも電池や太陽光発電(住宅用)、照明器具などでトップシェアです。

パナソニックはかって「松下電器産業株式会社」を社名とし、「National(ナショナル)」というブランドを使用していましたが、2008年に「Panasonic(パナソニック)」に社名、ブランドを統一しました。

パナソニックという名前は、あらゆるとか全てを意味する「pan」と、音を意味する「sonic」を合わせたもので、「松下が創り出す音が世界中に広がっていくように」の意味が込められています。

パナソニックは、戦後の日本経済の発展に伴い、ソニーや東芝、シャープ、日立製作所などとともに白物家電やAV機器など消費者向け家電製品、サービスに力を入れ、総合家電メーカーとしてゆるぎない地位を築いてきました。

第二次大戦後の日本の高度成長期には、全国の電器屋を「ナショナル店会」として系列化し強力な販売網として機能させました。

ソニーが新商品開発の技術力でアピールしたのに対して、旧社名の松下電器産業のころは営業力で対抗するという図式でした。

しかし韓国、中国、台湾のメーカーの台頭があり、同業他社とともに次第に家電メーカーとしての事業割合を縮小しています。

現在も国内唯一の総合家電メーカーですが、近年は消費者向け商品・サービス(BtoC)から法人向け商品・サービス(BtoB)の売上比率を上げています。

パナソニックは2022年4月より事業会社制(ホールディングス制)へ移行しました。「パナソニック ホールディングス」を持株会社として8つの事業会社と国内外の関係会社で構成されています。

8つの事業会社は、パナソニック(株)、パナソニック オートモーティブシステムズ、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション、パナソニック ハウジングソリューションズ、パナソニック コネクト、パナソニック インダストリー、パナソニック エナジー、パナソニック オペレーショナルエクセレンスです。

このうち、パナソニック(株)には、中国・北東アジア社、くらしアプライアンス社、空質空調社、コールドチェーンソリューションズ社、エレクトリックワークス社の各事業があります。

パナソニックグループの存在意義(パーパス)を表すブランドスローガンは「幸せの、チカラに。」です。

パナソニックホールディングスの2023年3月期の経営成績は次の通りです。

資本金は、2,593億円です。

連結従業員は、233,391人です。

連結売上高は、8兆3,789億円です。

連結営業利益は、2,886億円です。

連結当期純利益は、2,655億円です。

セグメント別売上高は、くらし事業34,833億円、オートモーティブ12,975億円、コネクト11,257億円、インダストリー11,499億円、エナジー9,718億円、その他/消去・調整3,507億円です。

地域別売上高は、日本39%、米州24%、欧州11%、アジア14%、中国12%です。

面接では会社概要について、例えば「パナソニックのブランドスローガンを知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。面接前に会社概要をしっかり理解することが大切です。

パナソニックの歴史

パナソニックは、1917年に創業者松下幸之助氏が、夫人、夫人の弟(後の三洋電機創業者)と3人で電球用ソケットの製造、販売をしたことからスタートしました。

1918年には、松下電器器具製作所を創立します。その後、1935年には、松下電機産業株式会社に社名を変更します。

戦後10年以上経ったころ、日本では神武景気の波に乗り、家庭電化ブームが起こります。白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫は3種の神器として人々のあこがれとなりました。

そこで、松下電器は飛躍を遂げます。海外生産体制も始まります。

1966年に始まったいざなぎ景気には、3C(カー、カラーテレビ、クーラー)が流行語となり、人々の生活も向上しました。カラーテレビ、クーラー、電子レンジ、VTRなどの新規商品を発売し、飛躍的な販売増となっていきます。

1983年には、家電事業をベースに、総合エレクトロ二クスメーカーへの転換を図り、将来性の高い部品や、半導体、産業分野へ注力することを決めています。

2003年には、グループブランドを「Panasonic」に、ブランドスローガンを「Panasonic ideas for life」に制定しました。

2008年には、パナソニック株式会社に社名を変更、あわせてブランドを全世界でPanasonicに統一しました。

2013年には、「A Better Life, A Better World」を掲げ、事業部基軸の4カンパニー制がスタートしました。

2016年には、高成長が期待される「海外戦略地域における家電」、「住宅」、「車載」などに対する投資を継続し、同時にBtoB事業においても勝つためのビジネスモデルを目指し、4つのカンパニー横断で強化を進めました。

2022年4月から、事業会社制(ホールディングス制)へ移行しました。

パナソニックは今でも創業者松下幸之助氏のレガシーが大きいので、面接の前に「松下幸之助一日一話」は読んでおくと良いと思います。

パナソニックの経営理念

パナソニックの経営理念を以下に紹介します。

経営理念〜私たちが大切にしている言葉〜

綱領

産業人たるの本分に徹し社会生活の改善と向上を図り世界文化の進展に寄与せんことを期す

信条

向上発展は各員の和親協力を得るに非(あら)ざれば得難し各員至誠(しせい)を旨とし一致団結社務に服すること

私たちの遵奉すべき精神

産業報国の精神、公明正大の精神、和親一致の精神、力闘向上の精神、礼節謙譲の精神、順応同化の精神、感謝報恩の精神

面接で志望動機を答えるためには、経営理念を理解しておいてください。

パナソニックグループの中長期戦略

パナソニックグループの中長期戦略についてその概要を紹介します。

  1. パナソニックグループが目指す姿

    「物と心が共に豊かな理想の社会」に向けて、「地球環境問題の解決への貢献」と、『心身ともに健康で幸せな状態を「くらし」と「しごと」で実現することへの貢献』

    この貢献において役立ち、その結果としての収益を社会・従業員に還元し、さらなる役立ちに向けた投資にも回していく。このサイクルを回し続けることが競争力強化に他ならない

    競争力強化は、長期視点で構築した「戦略」と、事業のムダや滞留を撲滅し事業のスピードを高める「オペレーション力」が欠かせない。強い競争力を獲得するため、経営基本方針の実践を徹底し、理想の社会実現に向け「環境」、そして「くらし」と「しごと」のウェルビーイングへの役立ちを果たしていく

  2. 中長期戦略のポイント

    2030年に引き起こす社会変革を考え、従業員や関係先からの共感を得ながら、実現のスピードとスケールでライバルに負けない競争力を獲得する

    ■戦略1:地球環境問題の解決に向けた取り組み

    • 長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」の目標

      2050年までにグループの事業活動を通じて、現時点の全世界CO2総排出量の「約1%」にあたる3億トン以上の削減インパクトを目指す

      ①自社バリューチェーン全体の排出量 1.1億トンを徹底して削減し、同時に2050年に向けて進む社会全体の脱炭素効果と合わせて、自社CO2排出量の実質ゼロを実現

      ②既存事業領域で、車載電池による環境車の普及拡大や、サプライチェーンソフトウェア、空質空調などによる顧客のルギー削減を通じた1億トンの削減貢献

      ③水素エネルギー領域などの新技術、新規事業を創出して、社会のエネルギー変革にインパクトを与える1億トンの削減貢献

    ■戦略2:中期経営指標(KGI)

    • 22~24年度の累積営業CF 2.0兆円、累積営業利益1.5兆円
    • 24年度 ROE 10%以上

    事業の競争力を徹底的に強化し、キャッシュ創出力を向上

    ■戦略3:中長期戦略における投資

    • 事業会社は、稼いだキャッシュを基に、あるべき姿に向け、投資を行い、各事業領域でさらなる成長を目指す
    • 「戦略」と、「オペレーション力」、すなわち競争力強化によって得られたキャッシュを積み上げ、累積営業CF 2兆円を目指す。その上で、財務規律を意識しながら得られたキャッシュで事業会社のみならずグループとしても戦略的に投資
    • 実現すべき未来に向け、3年間で「成長領域」に4,000億円、「技術基盤」に2,000億円、合計6,000億円の投資を実行

面接で自己PRや志望動機を語るうえで、中長期戦略を理解しておくことは大切です。

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