【27卒/26年転職】面接官が教える「パナソニック」の面接対策

2025.10.07 更新
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大手総合家電メーカーであるパナソニックに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

(本ブログは、「パナソニックグループ」を「パナソニック」と呼んでいます)

パナソニックに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。

例えばパナソニックの面接では、求める人材をよく理解した上で、課題解決力や行動力、チームワーク力の中から自分の強みを選んでアピールすることが大切です。

技術系で応募の場合は、就活生は研究内容を、転職希望者は技術力をわかりやすく説明できることも大切です。

一方、面接で志望動機を語るためには競合他社と比べてなぜパナソニックなのか答えられなくてはいけません。

これら以外にもパナソニックの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、パナソニックの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、パナソニックの会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。

就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。

目次
  1. パナソニックの求める人材
  2. パナソニックの新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. パナソニックの面接攻略のまとめ【就活】
  6. パナソニックの中途採用情報について【転職】
  7. 面接攻略の考え方【転職】
  8. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  9. パナソニックの面接攻略のまとめ【転職】
  10. パナソニックを志望するときに知っておきたい社風
  11. パナソニックの会社概要
  12. パナソニックの歴史
  13. パナソニックの経営理念
  14. パナソニックグループの経営改革
  15. 参考リンク集

パナソニックの求める人材

パナソニックはどのような人材を求めているのでしょうか。

面接では求める人材を知っておくことが自己PRをするうえで大切です。

パナソニックの新卒採用情報サイトでパナソニック株式会社の最高人事責任者が、求める人物像を次のように表しています。

夢や志を持ち、未来をつくっていく人物

・・・パナソニックが求める人物像は、自分本位ではなく、他の誰かのためにも成し遂げたいと思える夢や志を持ち、それをチームの力を結集して達成していく 「WEI」を大事にできる人です。

全てを兼ね備えている必要はありません。強みを活かし、足りない部分はチームで補い合うことも重要です。

ぜひ、WEIを考える中で自分の強み、大切にしていることに向き合ってみてください。

WEIにかける想い

Will:志を立てるチカラ

様々な課題を解決し、未来をつくるキッカケになるのは「人の想い」。

夢・志を持ち、それを叶えるための目標を自ら立てられる人であってほしい。

EQ:人の心を動かすチカラ

組織は多様な人の”心”の集合体。

それぞれの心と向き合い、目的に向かって人の“心”を動かすことで大きな変革に繋げていきたい。

Integrity:誠実に歩むチカラ

時代が変わっても何事にも素直に、誠実に向き合う心の重要性は変わらない。

自分、そして誰かの幸せのために頑張れる人に。

ここからパナソニックの求める人材は次のような人であると考えます。

  • 自分本位ではなく、他の誰かのためにも成し遂げたいと思える夢や志を持ち、それをチームの力を結集して達成していく 「WEI(Will・EQ・Integrity)」を大事にできる人

一方、パナソニックグループ各社の職種毎に「求める人物像」が載っていますから、それらも参照してください。

面接において自己PRを話すとき、求める人材像を知っておくことは大切ですから、覚えておくと良いでしょう。

パナソニックの新卒採用情報について【就活】

はじめにパナソニックの新卒採用情報について以下に記します。

パナソニックグループは事業会社毎に選考を行い、各事業会社における全ての職種について内定時に初期配属(事業領域・職種)を確約します。

  1. 募集職種

    募集職種は、総合職で事務系と技術系、クリエイティブ系にわけられます。

    • 事務系は、「WILLコース」と「職種確約コース」の募集コースがあります。

      「WILLコース」は、さまざまな職種に興味があり、職種を問わずパナソニックグループではたらきたいという人のコースです。選考プロセスを通じて、一人ひとりに合った職種を探しながら選考を進めます。希望の事業会社をエントリー時に選択します。

      「職種確約コース」は、①セールス&マーケティングコース、②コーポレートスタッフコースのなかで、希望する事業会社および職種を選択しエントリーするコースです。

      最終選考合格時に初期配属(事業会社・職種)を確約します。

    • 技術系は、希望する事業会社とコース(研究開発系・事業/商品系・特定の専門職種)、職種を選択しエントリーします。自由応募または学校推薦での応募があります。
    • クリエイティブ系は、希望する事業会社と事業領域(C領域・BC領域・TC領域)、職種を選択しエントリーします。

      デザイン・クリエイティブ系職種へ興味のある全ての学部・専攻の人が応募可能なコースです。デザイン・クリエイティブに関する学習歴、経験は問いません。

  2. 選考フロー

    選考フローは次の通りです。

    • 事務系

      WILLコース・職種確約コース

      マイページ登録→エントリーシート→適性検査(SPI)→書類選考→グループ合同選考→選考に進む事業会社を1社決定→1次選考→最終選考(①職種面談 / ②人事面談)→内々定

    • 技術系

      学校推薦

      マイページ登録→エントリーシート→適性検査(SPI)→学校推薦書提出→ジョブマッチング(①技術面談 / ②人事面談)→意思確認(面談)→内々定

      ジョブマッチングでは研究や学業について、プレゼンテーションを実施します。

      自由応募

      マイページ登録→エントリーシート→適性検査(SPI)→書類選考→1次マッチング→ジョブマッチング(①技術面談 / ②人事面談)→意思確認(面談)→内々定

      ジョブマッチングでは研究や学業について、プレゼンテーションを実施します。

    • クリエイティブ系

      マイページ登録→エントリーシート・自己PR資料(ポートフォリオ)提出→適性検査(SPI)→書類選考→1次選考→最終選考(①職種面談 / ②人事面談)→内々定

  3. エントリーシート(26年卒)

    事務系:

    自己PRに関すること

    • 「我こそ〇〇である!」〇〇に入るあなた自身を表す言葉をご記入ください。(15文字以内)

      上記の言葉を選んだ理由を教えてください。(200文字以内)

    • 学生時代(大学・大学院)に主に取り組んだことを3つご記入ください。併せて取り組みの比重(割合)をご記入ください。(全体で100%になるようにしてください)(各60文字以内)
    • 上記のうち、「あなたが新たに挑戦、実行した取組み」の観点から具体的なエピソードをご記入ください。(300文字以内)
    • 上記のうち、「組織・チームなど、複数人での活動」の観点から具体的なエピソードをご記入ください。(300文字以内)

    志望動機に関すること

    • パナソニックでチャレンジしたい仕事や実現したい夢についてご記入ください。(300文字以内)

    技術系・クリエイティブ系:

    自己PRに関すること

    • 研究テーマ
    • 現在取り組まれている研究内容について簡潔にご記入ください。(研究テーマが未定の方は、今後取り組みたい研究内容)(100文字以内)
    • 上記の研究の中で、ご自身が独創性を発揮した部分(従来とは異なる手法、新たなチャレンジ等)を中心に具体的な取り組み内容をご記入ください。(研究テーマが未定の方は、これまで力を入れて取り組んできた技術分野やものづくり等をご記入ください)(300文字以内)
    • 学生時代(大学・大学院)に主に取り組んだことを3つご記入ください。併せて取り組みの比重(割合)をご記入ください。(全体で100%になるようにしてください)(各60文字以内)
    • ご自身の強みを簡潔にご記入ください。(20文字以内)
    • 上記を表す学生時代(大学・大学院)の具体的なエピソードをご記入ください。(300文字以内)
    • 組織やチーム(複数人での活動)などにおいて、あなたが新たに提案し実行した取組み等についてご記入ください。(200文字以内)

    志望動機に関すること

    • パナソニックグループでチャレンジしたい仕事あるいは実現したい夢について具体的にご記入ください。 ※エントリーする事業会社ごとに、それぞれ(300字以内)ご記入ください。 ※各社ごとに変更可能(300字以内)
  4. 面接

    面接は、学生時代に頑張ったことと、技術系は研究内容の深掘りがあります。エントリーシートに記載した三つの経験についての深掘りがあります。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介と自己PRしてください(1分程度)
    • 専攻する勉強の内容は何ですか
    • 学生時代に一番頑張ったことは何ですか(その中で自分が一番苦労したと思うこと、それをどのように乗り越えたか、そのやり方にしようと思ったのはなぜか、メンバーとどのように協力したか、メンバーを導いた経験はあるか)
    • 今までの取り組みで失敗を克服したこと、成功に導いたことを教えてください
    • 自ら新たに変革を起こし、成功させた経験について教えてください(取り組んだ理由)
    • 強みと弱み、強みが生かされた事例と弱みの克服方法を教えてください
    • チームで人と関わる中で大切にしていることは何ですか
    • 技術系は、研究内容の説明(5分程度)と質問、なぜテーマを選んだか、オリジナリティ、一番のモチベーションは何か、苦労したこと、工夫したこと、周りと協力したところ、今後の目標、その研究を仕事にどう役立てることが出来るか、事業化の課題は何か(3~4枚の資料でまとめてプレゼン)
    • コミュニケーションは得意なほうですか
    • 人と関係を構築する際に意識していることは何ですか
    • 趣味は何ですか
    • サークル活動は何をしていましたか
    • アルバイトは何をしていましたか(大変だったこと)
    • ストレス耐性はありますか

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何ですか
    • なぜパナソニックを志望しますか
    • 他社と比べてどのような点に魅力を感じていますか
    • なぜその職種を希望しますか
    • 志望職種はどのような印象を持っていますか
    • その職種で働くさいに大切なことは何だと思いますか
    • 希望するカンパニー・事業とそこでやりたい仕事は何ですか
    • 入社後に成し遂げたいことは何ですか
    • 10年後どのようになりたいですか
    • ソフトウェアとハードウェアのどちらが得意ですか
    • パナソニックの特徴はなんだと思いますか
    • パナソニックで得られるやりがいは何だと思いますか
    • パナソニックの製品を通して実現したいことは何ですか
    • パナソニックの製品で興味があるものは何ですか
    • パナソニックのもっとこうしたほうがいいという点はありますか
    • 海外赴任は大丈夫ですか、英語力のレベルはどれくらいですか
    • 勤務地の希望はありますか
    • 学生時代の経験をどのように活かすことができますか.
    • インターンシップの感想を教えてください(参加する前と後での変化)
    • 他社の選考状況とパナソニックの志望度を教えてください
  5. 採用人数(パナソニックグループ)

    19年度入社実績 700名

    20年度入社実績 700名

    21年度入社実績 700名

    22年度入社実績 800名

    23年度入社実績 800名

    24年度入社実績 1,000名

    25年度入社実績 1,000名

    26年度入社計画  900名

  6. 25年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大4、京都大14、北海道大4、東北大1、名古屋大7、大阪大32、九州大6、東京科学大8、一橋大3、筑波大5、千葉大1、電通大2、東京外大1、都立大8、横浜国大3、金沢大1、大阪公立大17、神戸大10、岡山大5、広島大5、熊本大4、他

    私立大

    早稲田大1、慶応大18、上智大3、明治大13、青山学院大3、立教大2、中央大19、法政大8、学習院大1、成蹊大1、日本大2、東洋大1、東京理科大14、芝浦工大6、東京女子大1、千葉工業大4、金沢工大1、中京大1、中部大1、南山大1、同志社大32、立命館大26、関西大11、関西学院大8、京都産業大1、龍谷大1、同志社女子大1、大阪工大1、近畿大3、摂南大1、桃山学院大1、西南学院大2、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2025年8月31日号)参照

  7. 学歴フィルター

    パナソニックは難関国立・私立大学が中心ですが、中堅私立大学まで幅広い採用を行っています。

面接攻略の考え方【就活】

面接では自己PRと志望動機に関することを必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする

    パナソニックの求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。

    上記の求める人材にあるように、パナソニックは、『自分本位ではなく、他の誰かのためにも成し遂げたいと思える夢や志を持ち、それをチームの力を結集して達成していく 「WEI(Will・EQ・Integrity)」を大事にできる』人を求めています。

    求める人材と、課題解決力、行動力、チームワーク力の関係は次の通りです。

    「自分本位ではなく、他の誰かのためにも成し遂げたいと思える夢や志を持ち、・・・達成していく」は、課題解決力と行動力を表しています。「Will」と、「Integrity」です。

    「・・・チームの力を結集して・・・」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。「EQ」です。

    以上の三つの能力をパナソニックは求めています。

    これらは、「このような人材になってもらいたい」との理想の姿と考えましょう。

    学生がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。

    課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。

    行動力なら、課題の解決に向けて周囲に働きかけながら粘り強く取り組めるということです。

    チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。

    力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。

    そこで自分が身につけたことを伝えられるとなお良いです。

    但し、パナソニックは採用するすべての人に課題解決力や行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接においてその能力を上手に説明してください。

    一方、パナソニックは「Integrity」で、「時代が変わっても何事にも素直に、誠実に向き合う心の重要性は変わらない」とうたっています。

    力を入れたことを説明するなかで、「素直に誠実に向き合う」姿勢のあることがわかるように話しましょう。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    パナソニックに応募する技術系の学生は、研究開発系、事業/商品系、特定の専門職種の各職種に応募することになります。

    技術系応募者は、各職種の仕事内容を理解して、面接では、それらに十分対応できる能力、スキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。

    技術系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく求められることを想定してください。

    具体的には、研究にあたって、その課題と課題解決の手法をあげ、解決するにあたって困難だった点について自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、あるいはねばり強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

    また、研究成果が、パナソニックでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    もちろん直接そのような研究、勉強をしていない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールすることです。

    ■世界中どこででも働く覚悟を伝える

    パナソニックはグローバル展開が進んでいる会社です。海外売上比率は60%(2024年3月期)、海外勤務社員数は、グループで1,667名(2022年3月末)です。

    面接では、事務系、技術系応募者に限らず、世界のどこへでも行って働く覚悟も伝えてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜパナソニックを選ぶのか明確に伝える

    パナソニックの創業以来の歴史を理解し、企業経営の哲学である経営理念、事業内容や、グループ経営改革など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

    その他ホームページから感じたことをまとめてください。そのなかで、自分が共感できることがパナソニックを選んだ志望動機となります。

    また、パナソニックと競合他社のホームページをしっかり読んで、その違いを知っておいてください。

    パナソニックを志望する応募者は家電・AVや電気機器の業界に興味がある人だと思います。

    ですから、パナソニックの応募者は、ソニーやオムロン、三菱電機などといった家電・AVや電気機器メーカーとかけもち応募する学生が多数を占めると思われます。

    たとえパナソニックが第一志望でなくても、応募した他社と比較しなぜパナソニックなのかを、面接で質問されたときにしっかり答えられなくてはなりません。

    ■なぜその会社・事業・職種を希望するか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える

    パナソニックの応募者は、面接でなぜその会社・事業・職種を希望するか、そこでやりたい仕事とその理由をしっかりと説明できなければなりません。

    あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキル、経験があればそれを伝えてください。

    やりたい仕事で注目している製品や技術、サービスと、その理由も話せるようにしておくと良いでしょう。

    ■パナソニックの志望順位、他社の応募状況を面接で答えられるようにする

    パナソニックの志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、電機業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、日立、ソニーなどの大手メーカーに応募中ならそれを答えてもかまいません。

    電機業界以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。この場合まったくの異業種であり、なぜそうなのか答えられるようにしてください。

以上、パナソニックの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は2~3回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

面接を攻略するためには、家電・AV業界を取り巻く環境を理解することと、家電・AV業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2026年】家電・AV業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、パナソニックとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

パナソニックの会社概要、パナソニックの歴史、パナソニックの哲学ともいえる経営理念、事業内容、グループ経営改革など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもパナソニックのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるパナソニックの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

パナソニックの面接攻略のまとめ【就活】

パナソニックに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

パナソニックが採用したい人材は、「自分本位ではなく、他の誰かのためにも成し遂げたいと思える夢や志を持ち、それをチームの力を結集して達成していく 「WEI(Will・EQ・Integrity)」を大事にできる」人です。

面接では、学生時代に頑張ったことと、技術系は研究内容の深掘りがあります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
  • 技術系応募者は研究内容を語る
  • 世界中どこででも働く覚悟を伝える

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜパナソニックを選ぶのか明確に伝える
  • なぜその会社・事業・職種を希望するか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える
  • パナソニックの志望順位、他社の応募状況を面接で答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは家電・AV業界を取り巻く環境を理解することと、家電・AV業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

パナソニックの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

パナソニックの中途採用情報について【転職】

続いてパナソニックの転職面接について解説していきます。

はじめにパナソニックのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    パナソニックは転職の希望者を対象とした事務系職種、技術系職種の中途採用を積極的に行っています。

    事務系、技術系とも社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りない職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。

    募集職種はその時々で変わっていくと思いますが、現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、パナソニックのホームページにある「キャリア採用」情報をご覧ください。

    ちなみに2025年10月現在、パナソニックグループとして事務系、技術系含めて96件の募集があります。

    もし、自分の能力、スキルが募集職種にフイットし、パナソニックの社風に馴染めそうなら中途採用に応募してみてはいかがでしょうか?

    またパナソニックは「キャリア登録」の仕組みもあります。

    パナソニックへの転職を考える場合、自分のキャリア(職務経歴)を登録することで、その後、スキルや経験にマッチする職種の募集がある場合、パナソニックから都度その職種を紹介する制度です。

  2. パナソニックの情報収集をしたい方向けのイベントについて

    パナソニックの情報収集を考えている人向けのイベントが適宜開催されています。

    • 転職相談会

      応募を迷っている人向けにキャリア採用担当者が情報提供や質問に答えるものです。スケジュールはホームページを参照ください。

      オンライン会社説明会も開催されています。

  3. 選考フロー

    応募(WEBエントリー)→書類選考→一次面接→WEB適性検査→二次面接→内定

    • 応募はインターネットからのみとなっています。
    • 書類選考は原則として2~3週間で合否連絡があります。
    • 面接はできる限り応募者の都合に合わせます。(就業後可)
    • 通常1週間程度で合否の連絡があります。
  4. 転職面接

    面接では求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者がパナソニックで貢献できるか、を探ります。

    自己PRに関すること

    • 1分で自己紹介してください
    • これまでの職務内容を説明してください
    • これまでの人生で苦労したことは何ですか
    • 仕事で苦労したこと、それをどのように解決しましたか
    • 強み、弱みは何ですか
    • リーダーシップを発揮した経験を教えてください

    志望動機に関すること

    • なぜパナソニックを志望しますか
    • 入社後どのような仕事をやりたいですか
    • 自分の強みをパナソニックでどう活かしますか
    • 入社したらどのような利益をもたらしてくれますか
    • 入社後のキャリアプランを教えてください
    • 海外転勤はできますか
    • パナソニックの悪いところは何だと思いますか

    退職理由に関すること

    • なぜ現職(前職)の会社を退職しますか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。なので、それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 転職面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    パナソニックの求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。

    上記の求める人材にあるように、パナソニックは、『自分本位ではなく、他の誰かのためにも成し遂げたいと思える夢や志を持ち、それをチームの力を結集して達成していく 「WEI(Will・EQ・Integrity)」を大事にできる』人を求めています。

    求める人材と、課題解決力、行動力、チームワーク力の関係は次の通りです。

    「自分本位ではなく、他の誰かのためにも成し遂げたいと思える夢や志を持ち、・・・達成していく」は、課題解決力と行動力を表しています。「Will」と、「Integrity」です。

    「・・・チームの力を結集して・・・」は、チームワーク力を表しているのではないでしょうか。「EQ」です。

    以上の三つの能力をパナソニックは求めています。

    これら三つの能力のうち、中途採用は即戦力を求めているので、仕事のアウトプットに直結する課題解決力と行動力をアピールすることが有効です。

    (チームワーク力について質問された場合には、その力もあることを、例をあげて答えられるようにしておいてください)

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、業務目標達成に向けて課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。

    さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    パナソニックで活かせる、身につけた知識やスキルも語ってください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力について説明し、間接的にでも募集職種に役立つことを面接で伝えましょう。

    一方、パナソニックは「Integrity」で、「時代が変わっても何事にも素直に、誠実に向き合う心の重要性は変わらない」とうたっています。

    職務を説明するなかで、「素直に誠実に向き合う」姿勢のあることがわかるように話しましょう。

    ■技術系応募者は技術力を語る

    技術系応募者は、パナソニックの主に研究、企画・設計、製造の各職種に応募することになります。一部販売において、技術営業、施工(フィ―ルドエンジニア)があります。

    技術系応募者は、募集職種の職務内容を理解して、面接では、それらに十分対応できる経験、能力、スキルがあることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。

    具体的には、職務遂行にあたって、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。

    また成果を出すためのスキルやノウハウが、パナソニックでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    もちろん直接そのような職務を経験していない人もいると思いますが、その場合は潜在的な能力面をアピールしてください。

    ■世界中どこででも働く覚悟を伝える

    パナソニックはグローバル展開が進んでいる会社です。海外売上比率は60%(2025年3月期)、海外勤務社員数は、グループで1,667名(2022年3月末)です。

    将来的に海外勤務もありえますので、面接では事務系、技術系応募者に限らず、世界のどこへでも行って働く覚悟を伝えてください。

  2. 転職面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜパナソニックを選ぶのか明確に伝える

    パナソニックの創業以来の歴史を理解し、経営理念、事業内容や、グループ経営改革など面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

    その他ホームページから感じたことをまとめてください。そのなかで、自分が共感できることがパナソニックを選んだ志望動機となります。

    また、パナソニックと競合他社のホームページをしっかり読んで、その違いを知っておいてください。

    パナソニックを志望する応募者は家電・AVや電気機器の業界に興味がある人だと思います。

    ですから、パナソニックの応募者は、ソニーやオムロン、三菱電機などといった家電・AVや電気機器メーカーとかけもち応募する人がいるかも知れません。

    たとえパナソニックが第一志望でなくても、応募した他社と比較しなぜパナソニックなのかを、面接で質問されたときにしっかり答えられなくてはなりません。

    ■なぜその職種に応募するか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える

    その職種に応募する理由、そこでやりたい仕事となぜやりたいのかをしっかりと説明できなければなりません。

    中途採用の応募者が応募職種を選んだ理由は、現職(前職)で培った自分の経験、能力、スキルがパナソニックグループで活かせることです。それについて、職務内容をわかりやすく説明することで伝えてください。

    将来のキャリアプランも訊かれるかもしれません。まとめておきましょう。

    応募職種の分野によっては、注目しているパナソニックの商品や技術、サービスと、なぜ注目しているか、その理由も話せるようにしておくとよいでしょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、パナソニックの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は2回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

転職における面接を攻略するためには、まずは家電・AV業界を取り巻く環境を理解することと、家電・AV業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2026年】家電・AV業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、パナソニックとはどのような会社なのかを理解することも転職の面接準備には必須です。

パナソニックの会社概要、パナソニックの歴史、パナソニックの哲学ともいえる経営理念、グループ経営改革など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもパナソニックのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるパナソニックの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

パナソニックの面接攻略のまとめ【転職】

パナソニックに中途採用で入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

パナソニックが採用したい人材は、「自分本位ではなく、他の誰かのためにも成し遂げたいと思える夢や志を持ち、それをチームの力を結集して達成していく 「WEI(Will・EQ・Integrity)」を大事にできる」人です。

転職の面接は、2回行われ、採用試験で最も重視する科目です。面接では、エントリー情報の深堀りを中心に、求める人材像に基づき採否を判断されます。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 技術系応募者は技術力を語る
  • 世界中どこででも働く覚悟を伝える

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜパナソニックを選ぶのか明確に伝える
  • なぜその職種に応募するか、そこでやりたい仕事は何かを明確に伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

転職の面接を攻略するためには、まずは家電・AV業界を取り巻く環境を理解することと、家電・AV業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、パナソニックとはどのような会社なのかを理解することも転職の面接準備には必須です。

パナソニックの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。

パナソニックを志望するときに知っておきたい社風

パナソニックはどのような社風なのか、面接を受けるにあたり知っておきたい情報を載せます。

  • パナソニックは、何といっても創業者の松下幸之助翁のレガシーが大きく、翁の想いが、全社員に浸透しています。

    松下幸之助翁の経営理念は、研修等様々な機会に学び直されています。

  • またパナソニックには良い人、真面目な人、親切な人が多く、人間関係もぎすぎすしたところがありませんので働きやすい会社と言えます。
  • 古くからある日本の会社の伝統である家族主義的な経営の風土が残っています。

    一方で、保守的な体質も残っており、実力主義というより、年功序列の風土があるようです。

    それらは、日本的経営の特徴そのものですから、それが問題ということではありません。要は、自分がどのような社風の会社に馴染めるかということだと思います。

  • 近年は、家電から、住宅設備、製造・物流システム、モビリティ、電池・電子部品に大きく舵を切っていますから、チャレンジ精神のある人も会社に必要と考えます。

面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。

パナソニックの会社概要

日本の製造業をリードする家電・AV業界のなかでパナソニックは1位の売上げを誇る大手企業です。(電気機器業界では3位)

国内唯一の総合家電メーカーとして、家電製品の多くでトップシェアを誇っており、家電以外にも電池や太陽光発電(住宅用)、照明器具などでトップシェアです。

パナソニックはかって「松下電器産業株式会社」を社名とし、「National(ナショナル)」というブランドを使用していましたが、2008年に「Panasonic(パナソニック)」に社名、ブランドを統一しました。

パナソニックという名前は、あらゆるとか全てを意味する「pan」と、音を意味する「sonic」を合わせたもので、「松下が創り出す音が世界中に広がっていくように」の意味が込められています。

パナソニックは、戦後の日本経済の発展に伴い、ソニーや東芝、シャープ、日立製作所などとともに白物家電やAV機器など消費者向け家電製品、サービスに力を入れ、総合家電メーカーとしてゆるぎない地位を築いてきました。

第二次大戦後の日本の高度成長期には、全国の電器屋を「ナショナル店会」として系列化し強力な販売網として機能させました。

ソニーが新商品開発の技術力でアピールしたのに対して、旧社名の松下電器産業のころは営業力で対抗するという図式でした。

しかし韓国、中国、台湾のメーカーの台頭があり、同業他社とともに次第に家電メーカーとしての事業割合を縮小しています。

現在も国内唯一の総合家電メーカーですが、近年は消費者向け商品・サービス(BtoC)から法人向け商品・サービス(BtoB)の売上比率を上げています。

パナソニックは2022年4月より事業会社制(ホールディングス制)へ移行しました。「パナソニック ホールディングス」を持株会社として7つの事業会社と国内外の関係会社で構成されています。

7つの事業会社は、パナソニック(株)、パナソニック オートモーティブシステムズ、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション、パナソニック ハウジングソリューションズ、パナソニック コネクト、パナソニック インダストリー、パナソニック エナジーです。

このうち、パナソニック(株)には、中国・北東アジア社、くらしアプライアンス社、空質空調社、コールドチェーンソリューションズ社、エレクトリックワークス社の各事業があります。

2025年2月、パナソニック(株)は、2025年度中に解散し、家電、空調、照明などそれぞれの分野で分割し新たな事業会社をつくる再編案を発表しています。

パナソニックグループの存在意義(パーパス)を表すブランドスローガンは「幸せの、チカラに。」です。

パナソニックホールディングスの2025年3月期の経営成績は次の通りです。

資本金は、2,596億円です。

連結従業員は、207,548人です。

連結売上高は、8兆4,582億円です。

連結営業利益は、4,265億円です。

連結当期純利益は、3,662億円です。

セグメント別売上高は、くらし事業35,842億円、オートモーティブ8,050億円、コネクト13,332億円、インダストリー10,836億円、エナジー8,732億円、その他/消去・調整7,790億円です。

地域別売上高は、日本40%、米州22%、欧州12%、アジア15%、中国11%です。

面接では会社概要について、例えば「パナソニックのブランドスローガンを知っていますか」と質問されることもあるかも知れません。面接前に会社概要をしっかり理解することが大切です。

パナソニックの歴史

パナソニックは、1917年に創業者松下幸之助氏が、夫人、夫人の弟(後の三洋電機創業者)と3人で電球用ソケットの製造、販売をしたことからスタートしました。

1918年には、松下電器器具製作所を創立します。その後、1935年には、松下電機産業株式会社に社名を変更します。

戦後10年以上経ったころ、日本では神武景気の波に乗り、家庭電化ブームが起こります。白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫は3種の神器として人々のあこがれとなりました。

そこで、松下電器は飛躍を遂げます。海外生産体制も始まります。

1966年に始まったいざなぎ景気には、3C(カー、カラーテレビ、クーラー)が流行語となり、人々の生活も向上しました。カラーテレビ、クーラー、電子レンジ、VTRなどの新規商品を発売し、飛躍的な販売増となっていきます。

1983年には、家電事業をベースに、総合エレクトロ二クスメーカーへの転換を図り、将来性の高い部品や、半導体、産業分野へ注力することを決めています。

2003年には、グループブランドを「Panasonic」に、ブランドスローガンを「Panasonic ideas for life」に制定しました。

2008年には、パナソニック株式会社に社名を変更、あわせてブランドを全世界でPanasonicに統一しました。

2013年には、「A Better Life, A Better World」を掲げ、事業部基軸の4カンパニー制がスタートしました。

2016年には、高成長が期待される「海外戦略地域における家電」、「住宅」、「車載」などに対する投資を継続し、同時にBtoB事業においても勝つためのビジネスモデルを目指し、4つのカンパニー横断で強化を進めました。

2022年4月から、事業会社制(ホールディングス制)へ移行しました。

パナソニックは今でも創業者松下幸之助氏のレガシーが大きいので、面接の前に「松下幸之助一日一話」は読んでおくと良いと思います。

パナソニックの経営理念

パナソニックの経営理念を以下に紹介します。

経営理念〜私たちが大切にしている言葉〜

綱領

産業人たるの本分に徹し社会生活の改善と向上を図り世界文化の進展に寄与せんことを期す

信条

向上発展は各員の和親協力を得るに非(あら)ざれば得難し各員至誠(しせい)を旨とし一致団結社務に服すること

私たちの遵奉すべき精神

産業報国の精神、公明正大の精神、和親一致の精神、力闘向上の精神、礼節謙譲の精神、順応同化の精神、感謝報恩の精神

面接で志望動機を答えるためには、経営理念を理解しておいてください。

パナソニックグループの経営改革

パナソニックグループは2025年2月に「グループ経営改革」を発表しましたが、その概要を紹介します。

  1. グループの目指す姿

    グループとして注力する「ソリューション領域」と、それを支える収益基盤としての「デバイス領域」、「スマートライフ領域」を設定しました。これらの領域で、資源・エネルギーを無駄なく活用する社会・くらしの持続的な発展に技術で貢献します。

    • ソリューション領域 【注力する領域】

      顧客起点のマネジメントによりグループ全体でシナジーを創出し、お客様へのお役立ちを拡大することで、グループの成長をけん引

    • デバイス領域 【収益基盤となる領域】

      商品ポートフォリオの絞り込みにより材料・プロセス系の事業に集中し、調整後営業利益率 15%以上を目指す。車載電池は成長シナリオを見直し、収益化に集中

    • スマートライフ領域 【収益基盤となる領域】

      家電事業の再建に向けて、抜本的に事業構造や体制を見直し、開発・製造・販売のリソース適正化を徹底。ジャパンクオリティを世界で戦える「グローバル標準コスト」で実現し、調整後営業利益率 10%以上を目指す

  2. グループ経営改革の概要

    構造的・本質的課題を解決するため、2025 年度は経営改革に集中します。以下の項目に取り組み、2026 年度までに 1,500 億円以上、2028 年度までに更に 1,500 億円以上(計 3,000 億円以上)の収益改善効果を目指します。

    • リーンな本社・間接部門に向けた固定費構造改革・収益改善

      グループ全体の雇用構造改革や間接・販売部門を中心とした DX による生産性向上・固定費削減、先行投資してきた事業領域の収益改善などに取り組み

    • 課題事業 施策実行(低収益事業の見極め)

      2025 年度中に、課題事業(ROIC が事業別 WACC を下回り、かつ成長性に乏しい事業)と、再建あるいは事業立地の見極めが必要な事業の方向づけ

      *ROIC(Return on Invested Capital):投下資本利益率
       WACC (Weighted Average Cost of Capital):加重平均資本コスト

    • ソリューション領域に注力

      くらし事業の枠を超え、グループ全体でソリューション領域におけるシナジーを創出するために、パナソニック株式会社を発展的に解消し、傘下の分社を事業会社化

      家電市場に集中して向き合うために、グループの家電事業を集約した事業会社を設立し再建を目指す

  3. グループ経営改革で目指す収益目標

    固定費構造改革・収益改善と、さらなる事業ポートフォリオマネジメントによって、2028 年度にROE10%以上、調整後営業利益率 10%以上を目指す

    *ROE(Return On Equity):自己資本利益率

面接で自己PRや志望動機を語るうえで、グループ経営改革を理解しておくことは大切です。

参考リンク集

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