【2024年】WEB業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識

2023.11.29 更新
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WEB業界を志望する人が面接を受けるにあたって必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識を持っていないと、面接での受け答えができません。特に志望動機を答えるさいにこれらの知識がないと、入社への本気度が伝わりません。

この記事では、WEB業界に応募する人が面接で困らないための基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. WEB業界とはどのような業界なのか
  2. WEB業界を取り巻く環境と課題
  3. WEB業界の仕事
  4. まとめ

WEB業界とはどのような業界なのか

WEB業界とは、インターネットを通じて利用者の役に立つ様々なサービスを提供する会社の業界のことです。

WEB業界は、主に一般消費者向けにインターネットサービスを提供しています。

WEB業界が提供するサービスは一般的に次のように分類されます。

  • ポータルサイト

    欲しい情報を手に入れるための検索サイトです。大手ではグーグルやヤフーなどがあります。

    ポータルサイトは広告が大きな収益となるため集客力向上が常に求められています。

  • Eコマース

    インターネット通販サイトです。大手では、アマゾンや楽天、Yahoo!ショッピングなどがあります。

    一方、ZOZOTOWNなど、テーマや機能を絞った様々な専門店型通販サイトもあります。メルカリはフリマアプリを運営しています。

    Eコマースでは、ビックデータやAIを活用したビジネスも活況です。ネット上でのユーザーの動きや購入履歴のデータをもとに、その人に合う商品やコンテンツを提供するサービスを競っています。

  • WEB広告

    インターネットサービスの画面に広告を表示します。

    サイバーエージェントや、DAコンソーシアムホールディングスなどが大手広告会社です。

    リクルートは、求人広告事業からスタートした企業です。

    WEB広告の市場は広告市場の43.5%を占め、新聞、ラジオ、雑誌等やテレビメディアといったマスコミ四媒体を超えています。(電通「2022年日本の広告費」)

  • SNS

    インターネットを利用して情報を発信し、知り合い同士で相互にコミュニケーションができるサービスです。

    LINEやX(エックス 旧Twitter)、Facebook、Instagramなどが大手です。

    SNSを活用し、CMや製品の感想について書き込み内容を分析し商品、企画開発に役立てようとするマーケティングサービスも拡大しています。

  • ソーシャルゲーム

    スマートフォンやパソコンで不特定多数の人と遊べるゲームです。

    スクエアエニックスやネクソンなどが大手です。

  • キュレーション

    インターネット上にある欲しい人には有益であると思われる情報をまとめて新たに公開するものです。

    グノシーやAntenna(アンテナ)などがあります。

  • 電子書籍

    書籍をタブレット端末やスマートフォンを利用して読むことができるものです。

    メディアドゥホールディングスやインフォコムなどが大手です。

  • Eラーニング

    インターネットを通じて通信教育などを受けられるものです。

    ジャストシステムが大手です。

WEB業界のうち、Eコマースの市場規模が最大で2021年には20.7兆円となっています。(経済産業省 電子商取引に関する市場調査結果 2022年8月)

一方、WEB業界大手各社は、単独のサービスカテゴリーだけでなく、上記のようなサービスを複数にまたがって提供しています。

強い集客力を活かし、広告収入を得ると同時に金融やエンターテインメントなど様々な異業種と提携してサービスを展開しています。

パソコン、インターネットの出現により、インターネットを利用したサービスなどは短期間のうちに急激に成長してきました。

近年は、スマートフォンの急激な普及もあり、スマートフォンからのアクセスがパソコンを上回るようになり、ネット閲覧の主戦場はスマートフォンに移っています。

このようなWEB業界の成長は今後も続くものと考えられます。

WEB業界の留意点としては、本当にユーザーが求めているものがどのようなサービスなのかを分析し、サービスの方法を的確に変えていく柔軟性が求められることです。

ICT(情報通信技術)は日々進化しており、他業界よりもビジネスモデルの変化が激しい業界と言えます。

また、海外のインターネット企業が国を超えて巨大化したため、これら企業について各国で活動を規制する動きもでています。

面接で志望動機を語るとき、WEB業界とはどのような業界なのかを知っていることが大切です。

WEB業界を取り巻く環境と課題

  • 2022年のWEB業界の売上高は、2兆2,587億円となりました。2009年から2022年まで13年連続の増収を記録しています。(経済産業省)

    特に、直近の2020年と2021年は売上高の伸び率が高く、コロナによる自宅要請が業界にとってはプラスに働きました。

    近年はスマートフォンでのインターネット利用が上昇し、ネット通販やSNS、動画視聴などインターネットの主役はスマホへと変わっています。

  • WEB業界を牽引する楽天やZ ホールディングス(ヤフー)、リクルートは、いずれも単一セグメントにこだわらず、それぞれのシナジー効果を狙った事業の多角化を推進しています。

    近年注目を集めているのがキャッシュレス決済です。

    Z ホールディングスは『PayPay』を、楽天は『楽天ペイ』、LINEは『LINE Pay』として、スマホを利用したQRコード決済市場に注力しています。

    また、リクルートHDはキャッシュレス決済に必要な端末『Airペイ』を展開しています。

    キャッシュレス決済は日本で広く浸透し、様々な場所で利用できるようになりました。一方で、各社のユーザー獲得競争は激しく、ポイント還元などでの囲い込みが進んでいます。激しいシェア争いが進む中で、いかに採算を改善するかが今後の課題です。

  • 野村総研の「ITナビゲーター2021年版」によると、2026年度のBtoC向けのEC市場は2019年度比で約1.5倍になると予測しています。

    このような予測を受け、小売り大手も本格的にEC市場に参入しており、アマゾンや楽天などのプラットフォームではなく、独自のECサイト構築を試みる企業が増えています。

    一方で、物流のひっ迫が今後の大きな課題となります。EC大手は物流大手企業との関係を強化していますが、コロナ禍で爆発的に増えた物流量への対応に苦労しています。

    EC市場の拡大を阻害しないためにも、物流オペレーションの安定はさしせまった課題と言えるでしょう。

  • WEB広告では、業界内での競争が激化しており、事業再編の動きが活発化しています。電通と博報堂は、近年、ネット広告専業の大型買収を次々と進めてきました。

    電通は2022年1月には、セプテーニ・HDを買収し、子会社化しました。博報堂は2019年年2月に「D.A.コンソーシアムHD」を完全子会社化.2022年4月には中小企業向けネット広告に強みを持つソウルドアウトを買収しています。

    広告業界の大手2社が動き出したことで、ネット広告業界の再編も大きくと進みました。今後も既存広告からのデジタルシフトは進むと見られ、さらなる再編も予想されます。

面接では、「Eコマースにおいて、物流の増加にどのように対応すれば良いと考えますか」といった質問がなされることがあります。

WEB業界の仕事

事務系で営業、企画、マーケテイング、カスタマーサポート、技術系ではウエブ設計、データベース管理、セキュリティシステム管理・保守、クリエーテイブ系ではデザイナーなどがあります。

営業担当者の主な仕事は情報提供する企業や店舗の新規開拓を行ったり、既存の顧客に対してより効果的な広告を提案したりすることです。

また企画、制作担当者はより多くの読者を獲得し広告を出稿してもらえるよう魅力的な記事やコンテンツを企画立案し、外注への手配や進行管理を行います。

WEB設計者はどのようなコンテンツ(情報内容)をつくれば閲覧者が増えるのか常に仮設実行検証を繰り返します。まだデータベース管理者は集まってくる膨大なデータを効率よく管理して商品に反映させます。

今後はスマホ関連の技術者を中心に採用を活発に行う企業が増えそうです。

WEB業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが志望動機を答えるときに重要です。また、事前に把握していると面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

WEB業界各社に応募する人は、WEB業界の基礎知識を身につけて、面接での志望動機を語るときなどに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にも業界の知識を積極的に吸収しましょう。

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WEB業界各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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