【2025年】航空業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識

2024.10.05 更新
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航空業界を志望する人が面接を受けるにあたって必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識を持っていないと、面接での受け答えができません。特に志望動機を答えるさいにこれらの知識がないと、入社への本気度が伝わりません。

この記事では、航空業界に応募する人が面接で困らないための基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. 航空業界とはどのような業界なのか
  2. 航空業界を取り巻く環境と課題
  3. 航空業界の仕事
  4. まとめ

航空業界とはどのような業界なのか

航空業界は航空路や空港を利用し、航空機によって旅客輸送や貨物輸送のサービスを行っている業界です。

航空業界は、景気や国際情勢に大きな影響を受ける業界です。大規模なテロ事件や感染症の流行、自然災害などがあるとすぐに、旅行需要に影響を与えます。

さらに、為替相場の影響も大きく、円高の時期には海外旅行の需要が高まり、円安に振れた場合は外国からの訪日観光客の増加につながるという側面を持っています。

燃料価格にも収益を左右されやすい性格を持っています。

このため航空業界を取り巻く環境に応じて、路線や運行スケジュールの見直しも常に行われています。

東京都心にある羽田空港に2010年、新国際線旅客ターミナルがオープンし、訪日外国人旅行者や、ビジネスや観光などで海外に渡航する旅行者が増加しました。

一方、格安航空会社(LCC)が旅行やビジネスでの移動手段として台頭しています。

大手航空会社が売りとする機内サービスを極力行わずに、機材使用を効率化したLCCの運賃は大手航空会社の半値からそれ以下になることもあり、世界中でシェアを拡大しています。

日本でも2012年以降、ANA、JALが出資するLCCが相次いで就航しています。

訪日外国人客の増加が見込める国際線での戦略がカギとなっています。

一方、航空貨物輸送は、鉄道やトラック運送など他の輸送機関と比べてスピードと確実性に優れているものの、一回当たりの輸送量が少ない面もあります。

そのため宝石・貴金属や、電子部品、化学光学製品、医薬品などといった軽くて小さいけれど、高価なものの輸送手段として活用されています。

近年は日本企業の海外進出に伴い、契約書や商品サンプルなどを運ぶ国際宅配便サービスも利用度が高まっています。

面接で志望動機を語るとき、航空業界とはどのような業界なのかを知っていることが大切です。

航空業界を取り巻く環境と課題

  • 2023年の国内線の旅客数は前年度比30.7%増の1億397万人、国際線の旅客数は同2.3倍の1,625万人と、需要回復が鮮明になっています。(国土交通省の航空輸送統計速報)
  • 国内線は、2023年4月の水際政策完全撤廃に伴うレジャー需要の回復もあり、コロナ禍前を上回る水準で推移しています。

    国際線は、2022年以降、国内線に遅れて回復してきました。ビザなし個人旅行が再開され、円安の進行でインバウンド需要が好調に推移しており、コロナ禍前の水準に近づきつつあります。ですが、本格的な回復には伸び悩んでいる日本人の海外旅行の回復が、カギを握るとみられています。

  • 2024年の世界の旅客需要は、WEB会議の定着によってビジネス利用はコロナ禍前の水準には戻らないとみられています。

    一方で、レジャー目的利用の回復が牽引することで、国際旅客数は16.9億人とコロナ禍前(16.6億人)を上回るとの見方を示しています。(国際航空運送協会(IATA))

    ANA及びJALの2023年度における国際線のイールド(旅客1人を1キロ輸送した際の収入単価)は、燃料価格上昇に伴う燃油サーチャージの高騰もあり、大幅に伸長しています。

    今後は、旅客数の正常化に伴って、各社の国際線旅客便供給量は拡大が見込まれますが、円安の定着を背景に旺盛なインバウンド需要が続くとみられることから、日本発着便はタイトな需給バランスに伴う高いイールドの継続が想定されます。

  • WEB会議の定着などでビジネス旅客需要の縮小が懸念されるなか、航空会社は、低価格を武器にレジャー旅客需要を獲得することを目的として、国際線中長距離LCC事業の拡大に力を注いでいます。

    日本航空が設立したZIPAIR Tokyoは、アジアやハワイ、米国本土への路線を増やすほか、ANAホールディングス傘下のエアージャパンも、2024年2月から東南アジア路線の就航を開始しました。各社の中長距離LCC事業拡大の動きがあります。

面接において、「航空業界はこれから何をやるべきと思いますか」と質問されるかも知れません。

航空業界の仕事

航空業界の募集職種は、事務職、技術職、サービス関係職に分れています。

事務職では、航空機の運航スケジュールを管理する運行管理や、キャンペーンや販促などを開発する企画開発、営業などがあります。

技術職では、航空機の整備をする航空整備士、施設設備の建築や修繕などを担当する設備計画・監督、技術開発などがあります。

サービス関係職では、航空機を操縦するパイロットや、主に機内で接客サービスや保安を担当するキャビンアテンダントがあります。また、チェックインカウンターなど地上で接客サービスを行う地上職もあります。

特にキャビンアテンダントは、洗練されたマナーやユニフォームを身につけて国内外を飛び回り、昔から女性にとってあこがれの職業です。

地上職は契約社員としての雇用が増え、キャビンアテンダントでは時間給でのパートタイマー雇用などが増えています。

航空業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが志望動機を答えるときに重要です。また、事前に把握していると面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

航空会社各社に応募する人は、業界をとりまく環境と課題を理解して、面接において志望動機を語るときなどに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にも業界の知識を積極的に吸収しましょう。

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航空会社各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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