【2022年】重工業業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識

2021.10.06 更新
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重工業業界に応募する人が面接を受けるにあたって、必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識を持っていないと、面接での受け答えに困ってしまうことがあります。

特に志望動機を答える面接では、これらの知識がないと入社への本気度が伝わりません。

ここでは、重工業業界を取り巻く環境や仕事など、重工業業界に応募する人が面接で役に立つ基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. 重工業業界とはどのような業界なのか
  2. 重工業メーカーの特色について
  3. 重工業業界を取り巻く環境と課題
  4. 重工業業界の仕事
  5. まとめ

重工業業界とはどのような業界なのか

重工業とは、容積が大きく、重量の重いものを製造する業種をさします。

重工業業界が扱う分野は非常に広く、船舶、鉄道車両、航空機、火力・原子力プラント、海水処理プラント、宇宙産業品などといった主に社会インフラに関わる製品を製造し、これらの運用やシステムといったソフト面まで提供しています。

重工業業界で製造するモノは金額も大きく、受注から引き渡しまでの期間が長いといった特徴があります。

また、重工業業界の扱う製品のうち、鉄道車両や火力・原子力プラントなどは重電業界の事業と重なっています。

(ちなみに、軽工業とは重量の軽い主に消費財を生産する業界をさします。)

続いて、重工業業界の各分野の特徴をみてみましょう。

造船は中国、韓国の追い上げや、2008年に起きたリーマンショックによる影響で長期間低迷していましたが、2013年以降業績は回復傾向にあります。

しかし、今や中国、韓国の造船メーカーの台頭もあり、先行きは不透明です。

鉄道車両や、発電プラントは、国内需要が伸び悩んでいる中で、期待されるのが政府の成長戦略と位置づけられるインフラ輸出です。

官民一体化により海外の発電施設や鉄道の受注を目指しており、成果を上げつつありますが、中国などとの受注競争も激しくなっています。

航空機については、各社とも米国メーカー製の機体の一部やエンジン部品を手がけており、将来の有望分野と期待されます。宇宙関連も夢があり将来性のある分野です。

以上について、特に船舶や航空機分野では、防衛省向け戦闘機や潜水艦、各種艦艇など多様な製品を手がけており、日本の防衛を担っていることも重工業業界の特徴です。

重工業業界の面接を受けるにあたっては、重工業業界とはどのような業界なのかを知っておくことが必要です。

重工業メーカーの特色について

続いて重工業メーカーの大手三社についてその特色を解説します。

  • 三菱重工は、重工業業界で売上高一位のメーカーです。

    売上高に占める割合ではエネルギー・環境分野の売上が一番です。

    火力、自然エネルギー、原子力などの発電システムを製造し、ガスタービンの世界シェア一位です。

    航空機、航空機用エンジンの製造では、国産旅客機のMRJの開発を凍結しました。

    ロケットや宇宙ステーションといった宇宙関連の将来有望な分野にも進出しています。

    防衛関連はシェア一位であり、特殊車両、艦艇、戦闘機などを製造しています。

    その他、様々な船舶や海洋構造物、全自動無人運転車両、物流運搬システム、環境装置、自動車製造設備、産業機械、インフラ設備、エアコンなどを製造しています。

    自動車エンジンに搭載のターボチャージャーの世界シェアが20%強あり、これからも伸びていくでしょう。

  • 川崎重工は、売上高二位のメーカーです。

    売上高に占める割合では航空宇宙システムの売上が一番です。

    民間航空機の分担製造や、ヘリコプター、ジェットエンジンの開発製造を行っています。

    ロケットや宇宙ステーションといった宇宙開発機器も製造しています。

    これらは将来の有望分野です。

    また新幹線や都市交通システム及びLNG・LPG船や商船などの船舶も製造しています。

    高速鉄道に強みを持っています。

    さらに発電プラントやコージェネレーションシステム、ガスタービンといったエネルギー関連システムや、油圧機器・油圧装置や産業用ロボットなどの産業用設備も手がけています。

    産業用ロボットは工場の省力化のために今後も伸びる分野です。

    一般消費者向けに、モーターサイクルやオフロード四輪車を製造している点が他の重工業メーカーと異なる特徴です。

    防衛省向け製品は、航空機やヘリコプター、潜水艦などがあり、シェアは二位です。

    2021年10月に車両事業及びモーターサイクル&エンジン事業を分社化しました。

  • IHIは重工業業界で売上高三位です。

    売上高に占める割合では航空・宇宙・防衛分野の売上が一番です。

    火力、原子力、貯蔵プラント(LNG/LPG)、ガスタービンなどといったエネルギー関連製品を製造しています。

    LNGタンクは世界シェア21%です。

    また橋梁、新交通システム、タワーパーキングシステムといった社会を支えるインフラも築いています。

    産業システムや機械を製造し、ターボチャージャーの世界シェアは20%を占めています。

    ジェットエンジン、ロケットシステムといった航空・宇宙・防衛関連製品はIHIの得意分野です。

    民間航空エンジン用ロングシャフトは世界シェア50%です。この分野は今後も成長が期待されます。

重工業業界の面接にあたっては、あらかじめ各社の特徴を知っておきましょう。

重工業業界を取り巻く環境と課題

  • 造船では、2020年から新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要の不透明感から船主が発注を抑制する動きが強まっています。

    今後も、コロナ禍や米中貿易摩擦の影響から荷動き需要の先行きには不透明感が強く、構造的な問題である船腹過剰の解消は進んでいないため、受注量の低迷は長期化する懸念があります。

    また、過剰生産能力を抱える中国、韓国の造船会社との激しい価格競争が見込まれ、競合が引き続き厳しいものとなっています。

  • 2021年は総合重工業メーカーを中心に事業構造の転換に向けた施策が進んでいます。

    川崎重工業が船舶部門とエネルギー・環境部門を統合、三菱重工業が三井E&S造船の艦艇・官公庁船事業を引き受けています。

    国際競争力の強化に向けた各社の取り組みが注目されます。

以上のような重工業業界をとりまく環境と課題について知っていると、面接での質問に答えるとき役に立ちます。

例えば面接で、「重工業業界の将来の方向性についてどのように考えていますか?」といった質問がなされることがあります。

重工業業界の仕事

重工業業界は国を支える基幹産業として、社会インフラや企業になくてはならない製品を製造・販売することが主な仕事です。

そのため、自分の研究・開発や生産、ソリューションなどが仕事を通じて社会に役立つという働きがいや誇りを実感しやすい業界といえます。

この業界におけるメーカーとしての一連の仕事は、社会に役に立つ製品を企画・開発し、製造し、販売することです。

製造するモノが大きいため、受注から納入までの期間が長く、そのため事務系から技術系が連携してプロジェクトを組みます。なのでチームワークの力が大切になります。

各企業ともグローバル展開しており、海外駐在や出張のチャンスがあります。

技術系では、研究開発、概念的な設計を行う基本設計、ものづくりに直結する詳細設計全体、全体コントロールのプロジェクト設計といった設計、生産技術、品質保証、ITシステム開発、知的財産管理、海外を含めた現地建設の職種があります。

事務系では、営業、資材調達、経理・財務、法務、人事・労政、総務の職種があります。

重工業業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが面接で志望動機を答えるときに重要です。

また、事前に十分把握していると面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

重工業業界各社に応募する人は、重工業業界の基礎知識を身につけて、面接での志望動機を語る際などに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にも業界の知識を積極的に吸収しましょう。

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重工業業界各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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