【2026年】住宅設備業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識

2025.11.04 更新
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住宅設備業界に応募する人が面接を受けるにあたって、必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識がないと、就職や転職の面接での受け答えに困ってしまうことがあります。

特に志望動機を答える面接では、これらの知識がないと入社への本気度が伝わりません。

ここでは、住宅設備業界を取り巻く環境や仕事など、住宅設備業界に応募する人が就職や転職の面接で役に立つ基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. 住宅設備業界とはどのような業界なのか
  2. 住宅設備業界を取り巻く環境と課題
  3. 住宅設備業界の仕事
  4. まとめ

住宅設備業界とはどのような業界なのか

住宅設備業界とはどのような業界なのか説明します。

  • 住宅設備とは、住宅内に取り付けられる生活をする上で必要な設備を指します。

    住宅設備は、「サッシ」、「シャッター」、「キッチン・バス・トイレなどで使用する便器、バスタブ、給湯器、シンクなど」があります。

  • 住宅設備メーカーは、上記の設備の開発、製造、販売まで一括して行う企業や、製造した製品を住宅設備専門商社経由で販売する企業もあります。

    また、大手住宅設備メーカーのLIXILのように住宅設備全般を幅広く取り扱う企業や、TOTOのように水回りの専門分野に特化した製品を開発する企業もあります。

    YKK APは、窓やドアなどのエクステリアに強みを持つ企業です。

  • 住宅設備は、一般的に新築時やリフォーム時に購入しますので、個人に直接販売するというよりハウスメーカーや工務店経由で販売することが多いです。

    ですが、最近では、一般消費者向けに直接住宅設備を販売する業者も現れています。

  • 住宅設備業界の売上高は、LIXILとパナソニック・ライフソリューションズが売上高規模で2強体制となっていて、以下TOTOと続きます。

面接で志望動機を語るさいに、住宅設備業界とはどのような業界なのかを知っておくことは大切です。

住宅設備業界を取り巻く環境と課題

  • 上記の通り、住宅設備は住宅の新築、リフォーム時に設置されることが一般的です。

    主要住宅設備機器市場規模は、2019年度の1兆8,707億円から2020年度はコロナ禍の影響もあり前期比6.3%減の1兆7,535億円まで縮小しました。

    2021年度はコロナ禍の一服感により、同2.9%増の1兆8,039億円となり、2022年度はサプライチェーンの正常化や原材料費の高騰に伴う価格転嫁などにより同7.7%増の1兆9,430億円でした。

    2023年度は、同2.3%増の1兆9,868億円となりました。原材料費高騰によるメーカーの価格改定や、再生可能エネルギー電力の自家消費需要増が、市場の拡大につながったとみられます。

    2024年度は、同3%増の2兆471億円と予測しています。価格改定の効果が今後も継続し、子育てエコホーム支援事業や給湯省エネ事業などの補助金制度の実施が販売促進につながると予測しています。(矢野経済研究所 住宅設備機器市場に関する調査)

    以上のように住宅設備業界は、少しずつ成長しています。

  • 住宅設備業界は、新設住宅着工数の減少という長期的には構造的縮小に直面する一方、リフォーム市場の拡大や、省エネ性能の高い製品(エコキュート、太陽光発電、蓄電システムなど)への需要増加によって支えられています。

    そのため、住宅設備各社はリフォーム需要に対応するための中・高級品を強化しています。

    米国や豪州、東南アジアなどは人口の増加に伴い、住宅の需要が高まることが想定される海外需要の開拓も積極的に進めています。

    政府の補助金制度を活用し、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)など省エネ・創エネ関連設備の需要を取り込む戦略も顕著です。

    また、AIやIoTなどのデジタル技術を活用し、データ分析による顧客ニーズの把握、マーケティング戦略の立案、顧客満足度向上を目指すなどDXで業務効率化を図っています。このためのIT技術やAIに豊富な知識を持つ、高度な技術を持つ人材が求められるようになっています。

    今後の住宅設備業界は、新築市場の落ち込みをリフォーム事業や海外事業などでいかにカバーするかが重要になるでしょう。

面接では、「住宅設備業界の課題は何だと思いますか」と質問されるかも知れません。

住宅設備業界の仕事

住宅設備業界の仕事には、研究、商品企画、商品開発、生産技術、物流、営業などがあります。

研究は、既存技術の進化や今後の新価値・新機能技術の開発を行います。

商品企画・開発は、顧客ニーズに対応する商品戦略の企画立案や、新商品の仕様・性能・価格等に即した設計開発、商品不具合改善や性能向上のための設計変更などを行います。

生産技術は、製造プロセスの効率化、コストダウンのための技術開発、新工場の稼働や新ライン敷設にあたり設備導入・生産ライン・システムの企画設計を行います。

物流は、生産した製品を、安定的かつ最適なコストで顧客に届けるための仕事です。

営業は、大型ビル物件を取り扱う設計事務所やゼネコンに住宅設備を提案することや、ハウスメーカーに対する営業活動を行います。

これら以外にも、コーポレートスタッフとして、経理、調達、人事・総務、広報、法務、知財、情報システムなどの職種があります。

住宅設備業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが、面接で志望動機を答えるときに重要です。

また、事前に十分把握していると、面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

住宅設備業界各社に応募する人は、住宅設備業界の基礎知識を身につけて、就職や転職の面接での志望動機を語る際などに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にも面接に向けて、住宅設備業界の知識を積極的に吸収しましょう。

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住宅設備業界各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

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