【24卒/23年転職】面接官が教える「セブンイレブン」の面接対策

コンビニエンスストア最大手のセブンイレブンに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接対策をしたらよいのでしょうか?
(セブンイレブンの正式社名は株式会社セブン‐イレブン・ジャパンですが、本記事では略称の「セブンイレブン」を使用します。)
セブンイレブンに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい就職や転職の面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えば、セブンイレブンの面接では求める人材をよく理解して、自己PRにおいては、課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。
一方、面接で志望動機を語るためにはなぜ小売業界を選ぶのか、なぜコンビニエンスストア業界を選ぶのかについて的確に答えられなくてはいけません。
さらに競合他社と比べてなぜセブンイレブンなのかについても面接官が納得できるように答えられることが大切です。
これら以外にもセブンイレブンの就職や転職の面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、セブンイレブンの採用情報とともに、就職や転職の面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、セブンイレブンの会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
分析した結果を基に、就活生はエントリーシート、転職希望者は職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。
就活中の学生や転職の希望者は、本ブログを読むことで自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
セブンイレブンの求める人材
セブンイレブンはどのような人材を求めているのでしょうか?
採用情報にある「メッセージ」には、ヒントが載っています。
セブン‐イレブン・ジャパンのメイン職種である「オペレーション・フィールド・カウンセラー(OFC=店舗経営相談員)」は、様々な課題に向き合い、現場から一つずつ変えていく仕事です。
OFCは常に課題意識を持ち続け、自立/自律して課題解決へと導けるリーダーシップが必要です。
ここから、セブンイレブンの求める人材は、次のような人と考えます。
- 常に課題意識を持ち続け、自立/自律して課題解決へと導けるリーダーシップのある人
面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。
セブンイレブンの新卒採用情報について【就活】
はじめにセブンイレブンの新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
募集職種は、総合職(オペレーション・フィールド・カウンセラー OFC)です。
- 選考フロー
エントリー→会社説明会(会社理解セミナー)→エントリーシート・適正検査→面接(複数回)→内々定
- エントリーシート(23年卒)
自己PRに関すること
- あなたの自己PRを自由に記載してください(もし具体的なエピソードがあればそれもふまえて記載ください。(400字以内)
志望動機に関すること
- セブン-イレブン・ジャパンへの志望動機を教えてください(200字以内)
- 面接
面接では学生時代に力を入れたことの深掘りがなされます。事前にマイページ上で「働く」という冊子を読むよう指示され、その感想について聞かれます。簡単な四則演算のテストがあります。(最終面接で15分)
自己PRに関すること
- 自己PRしてください
- ゼミについて内容を説明してください(卒論のテーマや見通しについて)
- 成績はどうですか
- 学生時代に力を入れたことは何ですか(困難なことと、それをどう乗り越えたかなど)
- 挫折した経験はありますか
- 他人からどのような人と言われますか、それについてどのような感想を持ちますか
- コミュニケーションとは何ですか
志望動機に関すること
- 就職活動の軸は何ですか
- なぜコンビニエンスストアを志望しますか
- なぜセブンイレブンを志望しますか
- その夢はセブンイレブンでないと叶えられないのですか
- なぜOFCを希望しますか
- OFCという仕事についてどう考えていますか、大切なことは何ですか
- 店舗勤務を経験する意味は何だと思いますか
- 入社したらやってみたい仕事は何ですか
- 「働く」を読んだ感想を教えてください、仕事の難しさは何だと思いますか
- キャリアプランはどう考えていますか
- 全国転勤は大丈夫ですか
- 他社の選考状況とセブンイレブンの志望度を教えてください
- 採用人数
19年度入社実績 279名
20年度入社実績 269名
21年度入社実績 234名(男性135名 女性99名)
- 22年新卒入社大学別就職者数
国公立大:
京都大1、北海道大1、名古屋大1、大阪大1、神戸大1、他
私立大:
早稲田大6、慶応大1、明治大3、青山学院大2、中央大5、法政大2、成蹊大1、明治学院大3、國學院大2、東洋大8、駒沢大3、専修大2、東京理科大1、共立女子大1、昭和女子大4、神奈川大2、愛知学院大1、南山大1、同志社大3、立命館大4、関西大6、関西学院大1、京都産業大2、龍谷大2、京都女子大1、同志社女子大1、近畿大1、甲南大1、武庫川女子大1、西南学院大2、他
以上は大学院修了者を含みます。
※サンデー毎日(2022年9月4日号)参照
- 学歴フィルター
セブンイレブンは私立大学中心の採用となっています。学歴フィルターはありません。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機及びそれに関することを必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
セブンイレブンは、課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、セブンイレブンは「常に課題意識を持ち続け、自立/自律して課題解決へと導けるリーダーシップのある」人を求めています。
ここで、「常に課題意識を持ち続け、自立/自律して課題解決へと導ける」は課題解決力と行動力を表しています。
OFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)の仕事は、本部と加盟店をつなぐセブンイレブンの中心的職種であり、加盟店に対して経営コンサルティングを行う仕事です。
具体的には、OFCは、「個店行為計画」に基づいたカウンセリング、及び「現状分析」⇒「仮説」⇒「実施」⇒「検証」のサイクルで考え、実行する「単品管理」の考え方で業務を行います。
なので、まさに課題解決力と行動力を求めているのではないでしょいか。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力と行動力をアピールしましょう。
課題を発見して、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができる。実現のために粘り強く取り組むことができる。というアピールです。
力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことや困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と、身につけたことなどを語ってください。
但し、セブンイレブンは採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。
■リーダーシップのあることを説明する
上記のように、セブンイレブンは「リーダーシップのある」人も求めています。
リーダーシップは、最も力を入れたことをチームで行っていたならば、それを語るなかでアピールしましょう。
チームの目標を示し、目標達成のためにメンバーのやるべきことを明確にする、やる気を出させるなど、メンバーに良い影響を与えながら活動を進めたというようなことです。
ここでのリーダーシップとは、クラブ・サークルの部長といったような役職・立場ではありません。役職がなくてもチームの中でメンバーに良い影響を与えたことがあればリーダーシップを発揮したと言えるでしょう。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜ小売業なのか、その中でなぜコンビニエンスストアを選ぶのか明確に伝える
なぜ小売業を志望するのか、小売業のなかで百貨店やスーパーではなく、なぜコンビニエンスストアを選ぶのかその理由を説明できるようにしてください。
小売業界とは何か、業界を取り巻く環境についての基本は、ブログ記事「【2023年】小売業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を参照ください。
小売業界やコンビニエンスストアについて業務の理解を深めていき、魅力を語ってください。
■なぜセブンイレブンを選ぶのか明確に伝える
セブンイレブンの企業理念、事業内容、7つの重点課題などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることがセブンイレブンを選んだ志望動機になります。
また、セブンイレブンと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
セブンイレブンを志望する学生は、小売業界に興味がある人だと思います。
なので、セブンイレブンの応募者は、ファミリーマートやローソンなどのコンビニエンスストアや、イオンリテール、ニトリといったスーパーや専門店などにも応募する学生が多いと思われます。
たとえセブンイレブンが第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜセブンイレブンなのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
■セブンイレブンでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
OFCになったら、オーナーに対してどのような経営コンサルティングをやってみたいのか、OFCの仕事を理解した上で答えられるようにしてください。
また、キャリアプランについてもどのように考えているか答えられるように準備してください。
このとき、自分のどのような強みが仕事に活かせるかについて答えられるといいです。
■他社の応募状況とセブンイレブンの志望順位を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、小売業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、セブンイレブンと同レベルの企業に応募中ならそれを答えてください。
それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。
この場合まったくの異業種に応募している場合は、なぜ応募したのか答えられるようにしてください。
以上、セブンイレブンの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
セブンイレブンは、コンビニエンスストアで売上高トップであり、セブン&アイ・ホールディングスの中核会社です。
このようなセブンイレブンの面接を攻略するためには、まず小売業界を取り巻く環境を理解することと、小売業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2023年】小売業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、セブンイレブンとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
セブンイレブンの会社概要、企業理念、7つの重点課題など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもセブンイレブンのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でセブンイレブンの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
セブンイレブンの面接攻略のまとめ【就活】
セブンイレブンに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
セブンイレブンが採用したい人材は、「常に課題意識を持ち続け、自立/自律して課題解決へと導けるリーダーシップのある」人です。
面接では、学生時代に力を入れたことについて深掘りがあります。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- リーダーシップのあることを説明する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜ小売業なのか、その中でなぜコンビニエンスストアを選ぶのか明確に伝える
- なぜセブンイレブンを選ぶのか明確に伝える
- セブンイレブンでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
- 他社の応募状況とセブンイレブンの志望順位を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは小売業界を取り巻く環境を理解すると同時に、小売業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、セブンイレブンとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
セブンイレブンの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。
セブンイレブンの中途採用情報について【転職】
続いてセブンイレブンの転職の面接について解説していきます。
はじめにセブンイレブンのキャリア(中途)採用情報について以下に記します。
- 募集職種
セブンイレブンは転職の希望者を対象とした中途採用を随時行っています。
募集職種は、OFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)です。
加盟店に対して売上向上のための情報提供や経営のアドバイスを行う、経営カウンセリング職です。
業界・職種経験不問です。
2022年11月現在、募集をしていません。興味のある人は、定期的にキャリア(中途)採用情報をチェックしてください。
- 選考フロー
エントリー→職務経歴書・応募者シート(エントリーシート)登録→WEB会社説明会視聴+WEBテスト受験→面接(2~3回)→内定
- 面接
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者がセブンイレブンで活躍できるかを探ります。
自己PRに関すること
- 現職(前職)の仕事を説明してください
- 今までの経験をどのように活かしますか
志望動機に関すること
- なぜセブンイレブンを志望しますか
- 入社したらなにをやってみたいですか
- 転勤は可能ですか
退職理由に関すること
- 離職理由は何ですか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由に関することを必ず訊かれます。
それらについて的確に答えるための準備をしてください。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
セブンイレブンは、課題解決力と行動力を求めていると考えられます。
上記の求める人材にあるように、セブンイレブンは「常に課題意識を持ち続け、自立/自律して課題解決へと導けるリーダーシップのある」人を求めています。
ここで、「常に課題意識を持ち続け、自立/自律して課題解決へと導ける」は課題解決力と行動力を表しています。
OFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)の仕事は、本部と加盟店をつなぐセブンイレブンの中心的職種であり、加盟店に対して経営コンサルティングを行う仕事です。
具体的には、OFCは、「個店行為計画」に基づいたカウンセリング、及び「現状分析」⇒「仮説」⇒「実施」⇒「検証」のサイクルで考え、実行する「単品管理」の考え方で業務を行います。
なので、まさに課題解決力と行動力を求めているのではないでしょうか。
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、目標達成に向けて課題を見つけ、課題解決のために自らが立てた対策と、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。
さらに職務を実行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。
最後に、セブンイレブンで活かせる、身につけた知識やスキルを語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集職種に役立つことを伝えてください。
■リーダーシップのあることを説明する
上記のように、セブンイレブンは「リーダーシップのある」人も求めています。
職務を遂行するなかで一緒に働くメンバーに対して目標を示し、目標達成のためにメンバーのやるべきことを明確にする、やる気を出させるなど、メンバーに良い影響を与えながら活動を進めたことを例に挙げて、リーダーシップがあることをアピールしてください。
ここでのリーダーシップとは、組織の役職ではありません。役職がなくても組織の中でメンバーに良い影響を与えたことがあればリーダーシップを発揮したと言えるでしょう。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜセブンイレブンを選ぶのか明確に伝える
セブンイレブンの企業理念、事業内容、7つの重点課題などから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることがセブンイレブンを選んだ志望動機になります。
また、セブンイレブンと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
セブンイレブンを志望する人は、小売業界に興味がある人だと思います。
なので、セブンイレブンの応募者は、他のコンビニエンスストアや、スーパー、専門店などにも興味のある人が多いと思われます。
そのような競合他社と比較し、なぜセブンイレブンなのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
■セブンイレブンでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
OFCになったら、オーナーに対してどのような経営コンサルティングをやってみたいのか、OFCの仕事を理解した上で答えられるようにしてください。
このとき自分のどのような強みが仕事に活かせるかについて答えられるといいです。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、セブンイレブンの中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。
特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
セブンイレブンは、コンビニエンスストアで売上高NO.1であり、世界でもNO.1の店舗数を誇っています。
このようなセブンイレブンの面接を攻略するためには、まず小売業界を取り巻く環境を理解することと、小売業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
続いて、セブンイレブンとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
セブンイレブンの会社概要や企業理念、7つの重点課題など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもセブンイレブンのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でセブンイレブンの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
セブンイレブンの面接攻略のまとめ【転職】
セブンイレブンに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
セブンイレブンが採用したい人材は、「常に課題意識を持ち続け、自立/自律して課題解決へと導けるリーダーシップのある」人です。
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで応募者がセブンイレブンで活躍できるかを探ります。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- リーダーシップのあることを説明する
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜセブンイレブンを選ぶのか明確に伝える
- セブンイレブンでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは小売業界を取り巻く環境を理解すると同時に、小売業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、セブンイレブンとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
セブンイレブンの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。
セブンイレブンを志望するときに知っておきたい社風
セブンイレブンの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
- OFCは、休日でも連絡はくるし、お祭り対応などもあるため土日が潰れることも多々あります。
- 上司、先輩には相談しやすい雰囲気があり、後輩へも相談されたら、丁寧に教えます。
- 女性が活躍していて、女性の管理職は多数います。女性でも向上心があれば上の役職に就くことは可能です。
- OFCは、担当する店によっては時間が不規則で、特に女性は子育てとの両立は大変なところがあります。
面接で語る志望動機を作る際、社風をよく知っていることが大切です。
セブンイレブンの会社概要
ここからはセブンイレブンの会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- セブンイレブンは、国内のコンビニエンスストア最大手であり、セブン&アイ・ホールディングス傘下のグループの中核企業です。
- セブンイレブンは、イトーヨーカ堂の子会社で1973年設立のヨークセブンが前身です。アメリカのサウスランド社とライセンス契約を締結してコンビニエンスストア業界に参入しました。
1978年に社名をセブンイレブンジャパンに改称します。1991年にはアメリカのサウスランド社の株式を取得し、米国セブン-イレブン社を子会社化します。
2005年に、セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、デニーズジャパンの3社で、株式移転により持株会社セブン&アイ・ホールディングスを設立します。
- セブンイレブンは独自のフランチャイズ・ビジネスで、店舗はオーナーが経営し、本部が経営をバックアップしています。
OFCの仕事は、商品を直接顧客に販売するのではなく、セブンイレブンを経営するオーナーに対して売上利益の向上を目的としてカウンセリングを実施します。
- セブンイレブンの国内店舗数は、21,337店(2022年6月末)、世界中で72,506店(2020年12月末)と小売店舗数世界一です。
1店当たりの1日来客数は908人です。(2021年2月期)、2020年に発売された新商品は約5,600アイテムです。
- 2022年2月期の決算数字は次の通りです。
資本金は、172億円です。
従業員数は、8,930人です。
チェーン全店売上高(国内)は、4兆9,527億82百万円です。
営業総収入は、8,630億25百万円です。
営業利益は、2,230億91百万円です。
経常利益は、2,736億72百万円です。
当期純利益は、1,896億52百万円です。
2021年2月期の商品別売上構成比は、加工食品25.6%、ファストフード29.5%、日配食品13.3%、非食品31.6%です。
面接では、「OFCの仕事は何ですか」と質問されるかも知れません。理解しておきましょう。
セブンイレブンの企業理念
セブンイレブンの企業理念について紹介します。
企業理念
私たちは
いかなる時代にもお店と共に
あまねく地域社会の利便性を追求し続け
毎日の豊かな暮らしを実現する
お客様に向けてのメッセージ
いつでも、いつの時代も、あらゆるお客様にとって「便利な存在」であり続けたい。 私たちは、地域との信頼関係を築き、価値ある商品やサービスの提供を通じて、皆さまの「生活サービスの拠点」となるよう力を注いでいます。 セブン‐イレブンは、これからも過去の発想にとらわれることなく、時代の変化に柔軟に対応し「便利の創造」に努めてまいります。
創業の理念
既存中小小売店の近代化と活性化
共存共栄
社是
私たちは、お客様に信頼される誠実な企業でありたい。
私たちは、取引先、株主、地域社会に信頼される誠実な企業でありたい。
私たちは、社員に信頼される誠実な企業でありたい。
面接では、「企業理念を知っていますか」と質問されることもありますので、理解しておきましょう。
セブンイレブンの7つの重点課題
セブン‐イレブンはステークホルダーの期待や要請に応えるために、7つの重点課題を特定しました。
商品やサービス、店舗など、本業を通じてこれらの課題を解決することで、持続可能な社会と企業の持続的成長を目指すとしています。
- 顧客とのあらゆる接点を通じて地域・コミュニティとともに住みやすい社会を実現
- 安全・安心で健康に配慮した商品・サービスを提供
- 地球環境に配慮して、脱炭素・循環経済・自然と共生する社会を実現
- 多様な人々が活躍できる社会を実現
- グループ事業を担う人々の働きがい・働きやすさを向上
- 顧客との対話と協働を通じてエシカル(=環境保全や持続可能)な社会を実現
- パートナーシップを通じて持続可能な社会を実現
面接で志望動機を伝えるさい、「7つの重点課題」を理解しておくと良いです。