【2025年】電子部品業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識

2024.10.03 更新
次 » « 前
アイキャッチ画像

電子部品業界を志望する人が面接を受けるにあたって必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。

これらの知識を持っていないと、面接での受け答えができません。特に志望動機を答えるさいにこれらの知識がないと、入社への本気度が伝わりません。

この記事では、電子部品業界に応募する人が面接で困らないための基礎知識を紹介します。

ぜひこの記事を読んで、あなたの就活や転職の面接に役立ててください。

目次
  1. 電子部品業界とはどのような業界なのか
  2. 電子部品業界を取り巻く環境と課題
  3. 電子部品業界の仕事
  4. まとめ

電子部品業界とはどのような業界なのか

電子部品には一般電子部品と半導体があります。

一般電子部品とはコンデンサー(蓄電器)、モーター、コネクター、磁気ヘッドなどです。また半導体とは導体と絶縁体の中間の電気伝導率を持つ物質を利用した電子部品のことです。

電子部品はパソコン、携帯電話、薄型テレビ、自動車のブレーキや変速機といった電子制御を必要とする部分など幅広く活用されています。

業態は、取り扱い製品をモーターや、コンデンサー、コネクターなど専門分野に特化した中堅企業と、それらすべてを取り扱う大手(総合)企業に分類されます。

納品先が特定の業種に限らないため系列に属さない独立企業も多く、中小規模ながら世界で高いシェアを誇る企業もいくつかあります。

電子部品業界で日本企業は全世界の約40%のシェアを握っています。

そのため円高による売り上げの減少は各社にとって大きな打撃となります。需給バランスの崩れや価格の変動など短期的に市況が変化しやすい業界でもあります。

一方、韓国や台湾の電子部品企業が非常に力をつけてきており状況は決して楽観できるものではありません。

面接では、「電子部品業界の特徴は何かわかりますか?」のような質問がなされるかも知れません。

電子部品業界を取り巻く環境と課題

  • 2023年の電子部品・半導体市場は、車載向けや産業機器向けが堅調に推移しました。

    ですが、IT機器向けでは、巣篭り需要の一服からパソコンやスマートフォンの出荷台数が減少したうえに、セットメーカーがコロナ禍で積み増した在庫の調整を進めたことから需要が減少し、市場は縮小しました。

    直近では、EVの販売台数増加ペースの鈍化や中国経済減速による企業投資の縮小が見込まれることで、自動車や産業機器メーカーが電子部品・半導体在庫の調整を行っていることから、それまで堅調に推移してきた車載や産業機器向けが軟調に推移しています。

    一方、IT機器向けでは、PC・スマートフォン出荷台数が緩やかに回復に転じるなか、セットメーカーにおける在庫調整は一巡しています。

  • IT機器向けは、高機能化に向けた最終製品1台当たりの電子部品量増加のため、需要拡大が継続するとみられています。

    直近で軟調な車載や産業機器向けも、在庫調整収束後には電動化の進展や工場自動化投資の回復を背景に拡大に転じて、電子部品の市場規模は拡大傾向で推移する見通しです。

  • AI関連の需要が急伸長しています。

    電子部品・半導体市場では、AI技術に関連した製品の需要が急速に拡大しています。直近では、AIサーバーのコア部品となるGPUの需要が急速に拡大しており、高シェアを有するNVIDIAの業績が大きく伸長しています。

    AI処理は主にデータセンターで行われていますが、将来的にはPCやスマートフォンなどの端末で直接AI処理が可能なデバイス(=エッジAI端末)が普及することが期待されています。エッジAI端末の普及に伴う電子部品・半導体市場の更なる拡大が期待されます。

以上のような電子部品業界をとりまく環境と課題について知っているとグループディスカッションや面接での質問に役に立ちます。

例えば面接で「当社が成長するにはどうしたら良いと考えますか?」といった質問がなされることがあります。

電子部品業界の仕事

どのようなメーカーにも多くの職種があります。

事務系では経営企画、総務、法務、人事、知財・特許、生産管理、IE(生産ライン設計改善)情報システム、営業、調達などです。

また技術系では設計、開発、製造技術、IE(生産ライン設計改善)、品質管理、知財・特許、情報システムなどです。

IE(インダストリアルエンジニア)は社内における人、物、金といった様々な要素における無駄をなくして効率化を図る職種です。

自分の意見をわかりやすく伝えたり、相手の意見を丁寧に聞いたり、意見の違いを理解できる力が求められます。

海外売上比率も高いため、海外勤務の可能性が高くなり語学力が求められます。

電子部品業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが志望動機を答えるときに重要です。また、事前に把握していると面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。

まとめ

電子部品業界各社に応募する人は、業界をとりまく環境と課題を理解しておいて、面接での志望動機を語る際などに役立ててください。

また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。

この他にも業界の知識を積極的に吸収しましょう。

加えて、面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生や転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアルの販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

マニュアルに沿って面接対策を進めることで、ライバルからグンと抜け出すことができます。詳細については以下のページをご覧ください。

電子部品業界各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。

0 件のコメント

お気軽にコメントください
新しいコメント
はい
いいえ
OK