【2023年】ホテル業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識

ホテル業界を志望する人が面接を受けるにあたって必ず知っておいたほうが良い基礎知識があります。
これらの知識を持っていないと、面接での受け答えができません。特に志望動機を答えるさいにこれらの知識がないと、入社への本気度が伝わりません。
この記事では、ホテル業界に応募する人が面接で困らないための基礎知識を紹介します。
ぜひこの記事を読んで、あなたの就職や転職の面接に役立ててください。
ホテル業界とはどのような業界なのか
ホテル業界とは、ホテル内の宿泊する部屋や、レストラン、結婚式場などでのサービスを提供する業界です。
ホテルは利用者の目的により三種類に分類されます。
- シティホテルは主に都市部に立地し、広い部屋や複数の豪華なレストラン&バー、結婚式場、会議場・宴会場、プール、フィットネスジムなどの設備を整えています。
館内ショップもあります。
- ビジネスホテルも主に都市部に立地しますが、館内設備はビジネス出張者向けに設計されています。
なので、サービスや部屋の設備も必要最低限に抑えてあり、他のホテルと比較すると低価格で提供されます。
なお、ビジネスホテルは和製英語で、英語では「budget hotel(バジェットホテル)」がビジネスホテルに近いホテルです。
- リゾートホテルは観光客の宿泊を目的としています。そのため景観にこだわった立地に建っています。長期間の宿泊を楽しむことができるように設備設計がなされています。
部屋は宿泊客の人数により何種類ものタイプがあります。
レストランの種類も豊富で、館内ショップには土産物が数多く並べてあります。
レジャーを楽しめるように配慮されており、駅や行楽地までの送迎バスが用意されていることもあります。
以上、三種類のホテルについて大まかな違いを説明しましたが、ホテルの種類は法律上の違いはなく、設備等も明確に区分できるものでもありません。
ホテル業界を取り巻く環境と課題
- 東京商工リサーチの「全国宿泊業業績調査」によると、国内の宿泊業4,983社の2021年決算(1~12月期)の売上高合計は2兆1,813億8,600万円となり、2020年の3兆3,509億6,100万円から34・9%減と大幅に減収しました。
コロナ禍前の2019年比では45.5%減となり、およそ半分が消失したことが分かりました。
- 2022年10月~12月には「GO TO トラベル」に代わる「全国旅行割(全国旅行支援)」が実施されました。
これにより宿泊者数が大きく増えることも予想されますが、コロナの感染拡大次第では再び需要縮小に転じる可能性もあります。
一方、2022年10月から訪日外国人に対するビザ免除の再開、入国者上限の撤廃、個人旅行(FIT)の解禁が実施されたことを受けて、アジア各国を中心とした訪日外国人が急増しています。宿泊需要の今後に注目です。
- ホテル業界は、コロナ禍次第で先行き不透明な状況が続きますが、こうしたなか、各社とも生き残りをかけた様々な対策を講じています。
人件費削減、外注業務の内製化といった経費削減から、新たな需要を取込むべく、異業種との提携、QRコード決済の拡充、長期滞在可能なサブスクリプションプラン、ワーケーションプランの拡充などの宿泊サービス等を打ち出しています。
一方で、足元の資源高や食材などの高騰は、経営の大きな負担となる可能性も生じています。
以上のようなホテル業界をとりまく環境と課題について知っているとグループディスカッションや面接での質問に役に立ちます。
例えば面接で「宿泊者を増やすためにはどのような対策をすれば良いと思いますか?」といった質問がなされることがあるかも知れません。
ホテル業界の仕事
ホテル業界の仕事は、一般の会社にある人事、経理、総務、購買、施設管理といった職種以外にもホテル特有の仕事があります。
ホテルの顔としてのフロントや、お客様を客室まで案内するベルパーソン、正面玄関に立ちお客様を出迎えるドアマン、お客様のあらゆる相談にのるコンシェルジュ、客室をメンテナンスするハウスキーピングがあります。
料飲部門では、レストランの受付をするレシェプショニストやウェイター・ウェイトレス、ルームサービスがあります。
宴会部門では、予約や宴会サービス担当がいます。
一方、旅行代理店などを通じてホテル利用を推進する営業や広報、イベントなどの企画、結婚式場のブライダル・テーブルコーディネーターなどもあります。
ホテルスタッフはシフト勤務で、平日に休みを取ることが一般的です。
年末年始やゴールデンウィークといった繁忙期には長期休暇を取ることは難しく、時期をずらして取ることが通常です。
ホテル業界ではどのような仕事があるのか、仕事内容をしっかり理解していることが面接で志望動機を答えるときに大切です。
また、事前に十分把握していると面接で希望する仕事を訊かれたときに役に立ちます。
まとめ
ホテル業界各社に応募する人は、ホテル業界の基礎知識を身につけて、面接での志望動機を語る際などに役立ててください。
また、面接官からの質問に答えるときにも、本記事で紹介したような知識が大切になります。
この他にも業界の知識を積極的に吸収しましょう。
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ホテル業界各社の具体的な面接対策については以下の記事を参考にしてください。