【26卒/25年転職】面接官が教える「キオクシア」の面接対策
日本の半導体メーカーで売上高NO.1であるキオクシアに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?
キオクシアに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関しての情報や、ノウハウというものがあります。
例えばキオクシアの面接では、求める人材をよく理解した上で、課題解決力や行動力、チームワーク力の中から自分の強みを選んでアピールすることが大切です。
また、面接で志望動機を語るためには競合他社と比べてなぜキオクシアなのか答えられなくてはいけません。
これら以外にもキオクシアの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。
本ブログでは、面接官である筆者が、キオクシアの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。
さらに面接に臨むうえで必要な知識として、キオクシアの会社に関する情報を載せています。
面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。
自己分析や企業研究した結果を基に履歴書やエントリーシート(就活)、職務経歴書(転職)を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げることを強く意識して臨んでください。
就活中の学生や転職希望者は、本サイト「キャリア育みファーム」を読んでいただければ、自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。
さらに、絶対の自信を持って臨みたい方には、「就活面接必勝法」・「転職面接必勝法」を用意しております。
キオクシアの求める人材
キオクシアはどのような人材を求めているのでしょうか?
ホームページの新卒採用情報サイトにある、「技術素養とは何か」として、「専攻で学んだことや、経験したことから得た強み」であると定義しています。
技術素養の例として、「課題を見つけ出す力」「仮説を立て実験し、分析検証する力」「課題解決のために行動する力」「新しいことを学び続ける力」「周囲に働きかけて目標を達成する力」を挙げています。
また、「多種多様な専門性が、最先端を生み出し続ける源泉です」として、「自分にはない考えを認め合い、チームでよりよい解を追求する。そんな風土が、常に世界最先端を生み出しつづける源泉となっています」とうたっています。
さらに、「職種概要 事務」において、営業では、「メーカーの営業職として製販技ONE TEAMとなってのビジネス拡大、販売戦略をドライブしています」と述べています。
これらをまとめると、キオクシアの求める人材は次のような人と考えます。
- 課題を見つけ、仮説を立て実験・分析検証し、課題解決のために行動し、新しいことを学び続け、周囲に働きかけて目標を達成する力のある人
- 自分にはない考えを認め合い、チームでよりよい解を追求できる人
面接において自己PRをするとき、求める人材像をあらかじめ知っておくことは大切です。
キオクシアの新卒採用情報について【就活】
はじめにキオクシアの新卒採用情報について以下に記します。
- 募集職種
技術系は、総合職として、製品・デバイス技術開発/プロセス・パッケージ技術開発/システム・ソフトウェア・回路設計技術開発/顧客対応技術・評価解析・品質技術開発の4職種です。
事務系は、総合職として、営業、調達、企画、財務、法務、知財、人事総務、IT/セキュリティの8職種です。
- 選考フロー
技術系
リクナビよりエントリー→ES提出・適性検査受検→キャリアマッチング面談(1~2回)→人事面接→内々定
事務系
エントリー→書類選考→人事面接→内々定
- エントリーシート(25年卒)
自己PRに関すること
- 自己 PR(400字以内)
- 学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容を記入してください(250字以内)
- 学生時代に最も打ち込んだことについて記入してください。(400字以内)
- 大学時代に直面した困難のうち、周囲と協力して乗り越えた経験について、あなたの役割や成果を含めて記入してください。(400字以内)
- 趣味・特技(120字以内)
志望動機に関すること
- 技術者として目指したいこと、またその理由、背景、動機について記入してください。(400字以内)
- 現時点の配属希望先をご回答ください。
- 面接
面接ではエントリーシートに沿って質問されます。研究内容とガクチカ、志望動機の深掘りがあります。
自己PRに関すること
- 自己紹介してください
- 自己PRしてください
- 中学・高校時代の部活動について話してください
- 学業、ゼミで取り組んだ内容を教えてください
- 学部・修士での成績はどうですか
- 研究内容を説明してください(研究室を選んだ理由、研究を進めるペースをどのように管理しているか、新規性、工夫したこと、困難なこととその乗り越え方、役割、周囲との協力、他でも同様の研究を行っているか、今後の展望、社会にどう役立つか)*パワーポイントの使用可
- 研究で培ってきたあなたの技術者としての素養は何ですか
- 学生時代に力を入れたことを説明してください(力を入れた理由、困難と、それをどうやって乗り越えたか、工夫したこと、メンバーと意見が対立したときの対応)
- 大学時代に直面した困難のうち、周囲と協力して乗り越えた経験について話してください
- チームで取り組んだ経験はありますか(役割、意見の対立はあった?どう乗り越えましたか、チームワークで大切なこと)
- リーダーの経験はありますか(リーダーとして必要なこと、意識していたこと)
- 社会人に必要なスキルは何だと思いますか
- 苦手な人とどのように関わりますか
- 今後自分がどういう人になりたいですか
- アルバイトは何をしていましたか
- サークル活動はしていましたか(始めたきっかけ、コミュニケーションの取り方、良かったこと、成長したこと、大変だったことと乗り越え方、リーダーとして工夫したこと)
- 長所と短所は何ですか(短所は対策方法)
- 趣味・特技は何ですか
志望動機に関すること
- 就活の軸は何ですか
- なぜキオクシアを志望しますか
- なぜその職種を希望しますか
- 希望する部門はどこですか
- キオクシアでやりたい仕事は何ですか(研究で身につけたスキルや知識をいかしたいこと)
- やりたい仕事ができなくても大丈夫ですか
- どのような技術者になりたいですか(理由、背景)
- 自分の技術素養をどう活かせますか
- 強みをどのように活かせますか
- 勤務地は四日市でもいいですか
- 他社の選考状況とキオクシアの志望度を教えてください
- 採用人数
19年度入社実績 359名
20年度入社実績 294名
21年度入社実績 280名
22年度入社実績 284名(技術系)、20名程度(事務系)
23年度入社実績 364名(技術系)20名程度(事務系)
24年度入社計画 300名程度(技術系)25名程度(事務系)
25年度入社計画 100名程度(技術系)若干名(事務系)
- 学歴フィルター
キオクシアは、全国の国公立大学、難関私立大学中心の採用となっていますが、技術系は中堅私立大学の採用もあります。
面接攻略の考え方【就活】
就活の面接では自己PRと志望動機及びそれに関することを必ず訊かれます。
よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。
以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。
- 面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
キオクシアの求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。
上記の求める人材にあるように、キオクシアは、「課題を見つけ、仮説を立て実験・分析検証し、課題解決のために行動し、新しいことを学び続け、周囲に働きかけて目標を達成する力のある」「自分にはない考えを認め合い、チームでよりよい解を追求できる」人を求めています。
ここで、「課題を見つけ、仮説を立て実験・分析検証し、課題解決のために行動し、新しいことを学び続け、周囲に働きかけて目標を達成する力のある」は、課題解決力と行動力を表しています。
また、「自分にはない考えを認め合い、チームでよりよい解を追求できる」はチームワーク力を表しています。
以上の三つの能力をキオクシアは求めています。
これらは、「このような人材になってもらいたい」との理想の姿と考えましょう。
学生がこれら全てを持っているとアピールする必要はありません。
面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で課題解決力・行動力・チームワーク力のうちから二つを自分の中で探してアピールしましょう。
- 課題解決力なら、課題を発見し、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、解決のための計画づくりができるということです。
- 行動力なら、課題の解決に向けて周囲に働きかけながら粘り強く取り組めるということです。
- チームワーク力なら、チームのなかで自分の役割を理解し、メンバーの意見も尊重しながら活動を進めることができるということです。
力を入れたことは学業、クラブ・サークル活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。
これらの活動の中で、いずれかの能力を発揮したことを具体的に説明してください。
そこで自分が身につけたことを伝えられるとなお良いです。
但し、キオクシアは採用するすべての人に課題解決力や行動力、チームワーク力を求めているわけではありません。
自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、面接においてその能力を上手に説明してください。
■技術系応募者は研究内容を語る
キオクシアは、NAND型フラッシュメモリとSSDのリーディングカンパニーです。今後デジタル社会の進展や技術革新にともない、世界中で生成、蓄積、活用されるデータ量が爆発的に増加する「メモリ新時代」において、新しい価値を生み出す製品を提供するために最先端の研究・技術開発を行っています。
技術系応募者はそれらに十分対応できる能力やスキルがあることを、自分の研究内容から探し出して話せるようにしてください。
技術系応募者は、面接において研究内容の説明を相当詳しく求められることでしょう。
具体的には、研究を選んだ理由、研究にあたって、課題と課題を解決する上で困難だった点について、自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。
課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。
また、研究成果が、キオクシアでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
キオクシアで最も重視することは、専攻で学んだことや経験したことから得た強みである、技術素養です。
どのような技術素養を身につけたのか、面接で研究内容の説明をするさいに、面接官にわかるような説明を行ってください。
- 面接時に志望動機を語るヒント
■なぜキオクシアを選ぶのか明確に伝える
キオクシアグループのミッション・ビジョン、事業内容、グループ戦略マテリアリティなどから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることがキオクシアを選んだ志望動機になります。
また、キオクシアと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
キオクシアを志望する学生は電子部品・半導体関連メーカーに興味がある人であり、キオクシアと並行して東京エレクトロン、村田製作所、キヤノン、パナソニックなどとかけもち応募する学生が多いようです。
たとえキオクシアが第一志望でなくても、競合他社と比較しなぜキオクシアなのかを質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
■キオクシアで希望する職種・部門と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
キオクシアの応募では、希望する職種・部門となぜ希望するのか、答えられるようにしてください。
また、その職種・部門でやってみたい仕事と、なぜやってみたいかその理由をしっかりと説明できなければなりません。
あわせてやりたい仕事で活かせる能力やスキル、経験があればそれを伝えてください。
希望する職種・部門で注目している製品や技術とその理由も話せるようにしておくとよいでしょう。
■他社の応募状況とキオクシアの志望順位を答えられるようにする
志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。
他社の応募状況を聞かれたら、電子部品または半導体業界志望と答えてください。他社名を教えてほしいと聞かれたら、キオクシアと同レベルの大手企業に応募中ならそれを答えてください。
それ以外なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。この場合まったくの異業種であれば、なぜそうなのか答えられるようにしてください。
以上、キオクシアの採用状況と面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
フラッシュメモリで世界20%のシェアを誇るキオクシア。(2023年)
このようなキオクシアの面接を攻略するためには、まず電子部品業界を取り巻く環境を理解することと、電子部品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】電子部品業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、キオクシアとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
キオクシアの会社概要、グループミッション・ビジョン、事業内容、グループ戦略マテリアリティなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもキオクシアのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でキオクシアの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
キオクシアの面接攻略のまとめ【就活】
キオクシアに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
キオクシアが採用したい人材は、「課題を見つけ、仮説を立て実験・分析検証し、課題解決のために行動し、新しいことを学び続け、周囲に働きかけて目標を達成する力のある」「自分にはない考えを認め合い、チームでよりよい解を追求できる」人です。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力、チームワーク力の三つの能力のうち二つを自分の中から探してアピールする
- 技術系応募者は研究内容を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜキオクシアを選ぶのか明確に伝える
- キオクシアで希望する職種・部門と、そこでどのような仕事をやりたいか明確に伝える
- 他社の応募状況とキオクシアの志望順位を答えられるようにする
面接を攻略するためには、まずは電子部品業界を取り巻く環境を理解することと、電子部品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
また、キオクシアとはどのような会社なのかを理解することも、面接準備には必須です。
キオクシアの会社に関する知識について、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
キオクシアの中途採用情報について【転職】
続いてキオクシアの転職面接について解説していきます。
はじめにキオクシアのキャリア(中途)採用情報について、以下に記します。
- 募集職種
キオクシアは転職の希望者を対象とした中途採用を積極的に行っています。
社内に必要な能力、スキルを持つ人が足りないと思われる職種を募集していますので、応募にあたっては即戦力としての専門性が問われます。
募集職種はその時々で変わっていくと思いますが、現時点でどのような職種を募集しているか、詳細は、キオクシアのホームページにある「キャリア採用情報」をご覧ください。
ちなみに、2024年11月時点では、23件の求人があります。
- 選考フロー
WEBエントリー(応募)→部門書類選考→面接(1~2回)→内定
- 面接
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び応募条件を満たしているかを判断されます。
自己PRに関すること
- 現職(前職)の職務内容を説明してください
- スぺシャリティは何ですか
- 転勤は大丈夫ですか
志望動機に関すること
- なぜキオクシアを志望しますか
- キオクシアで実現したいことは何ですか
退職理由に関すること
- なぜ現職(前職)を退職しますか
面接攻略の考え方【転職】
転職の面接では自己PRと志望動機、退職理由を必ず訊かれます。よってそれらについて的確に答えるための準備が必要です。
以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントを参考にしてください。
- 転職面接時の自己PRのヒント
■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
キオクシアの求める人材は、課題解決力、行動力、チームワーク力の3つの能力を持つ人です。
上記の求める人材にあるように、キオクシアは、「課題を見つけ、仮説を立て実験・分析検証し、課題解決のために行動し、新しいことを学び続け、周囲に働きかけて目標を達成する力のある」「自分にはない考えを認め合い、チームでよりよい解を追求できる」人を求めています。
ここで、「課題を見つけ、仮説を立て実験・分析検証し、課題解決のために行動し、新しいことを学び続け、周囲に働きかけて目標を達成する力のある」は、課題解決力と行動力を表しています。
また、「自分にはない考えを認め合い、チームでよりよい解を追求できる」はチームワーク力を表しています。
以上の三つの能力をキオクシアは求めています。
これら三つの能力のうち、中途採用は即戦力を求めているので、仕事のアウトプットに直結する課題解決力と行動力をアピールすることが有効です。
(チームワーク力について質問された場合には、その力もあることを、例をあげて答えられるようにしておいてください。)
転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。
その中で、業務目標達成に向けて課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。
さらに職務を遂行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。
最後に、キオクシアで活かせる、身につけた知識やスキルを語ってください。
もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力について説明し、間接的にでも募集職種に役立つことを面接で伝えましょう。
■技術系応募者は技術力を語る
技術系職種の応募者は、まず募集職種の職務内容を理解してください。
そして、それらに十分対応できる技術力があることを、現職(前職)の職務を説明するなかで面接官にわかってもらう必要があります。
応募者は、面接において、現職(前職)の職務内容の説明を相当詳しく求められます。
職務遂行にあたって技術系応募者は、技術面の工夫と成果をわかりやすく説明することで持っている技術力をアピールしましょう。
成果を出すためのノウハウが、キオクシアでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。
もちろん直接そのような職務を経験していない人もいると思いますが、その場合は、職務を遂行する上で身につけた技術素養(能力・スキル)をアピールすることです。
- 転職面接時に志望動機を語るヒント
■なぜキオクシアを選ぶのか明確に伝える
キオクシアグループのミッション・ビジョン、事業内容、グループ戦略マテリアリティなどから感じたことをまとめてください。
そのなかで、自分が共感できることがキオクシアを選んだ志望動機になります。
また、キオクシアと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。
キオクシアを志望する応募者は電子部品・半導体関連メーカーに興味がある人であり、キオクシアと並行して他の電子部品・半導体関連メーカーなどにも興味がある人が多いと思います。
応募者は、競合他社と比較しなぜキオクシアなのかを、質問されたときに、しっかり答えられなくてはなりません。
自分らしい志望動機をまとめましょう。
■なぜその職種を選んだか、そこで何をやりたいかを明確に伝える
転職の希望者は、事務系、技術系を問わず、なぜその職種に応募したのか、そこで何をやりたいかとその理由をしっかりと説明する必要があります。
中途採用の応募者が応募職種を選んだ主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルがキオクシアで活かせるからではないでしょうか。
それには職務内容をわかりやすく説明することで、経験や能力、スキルがキオクシアで活かせて、やりたい仕事で貢献できることを伝えてください。
応募する職種の分野で注目しているキオクシアの製品や技術と、なぜ注目しているか、その理由も話せるようにしておくとよいでしょう。
- 転職面接時に退職理由を語るヒント
■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に思ってもらえる内容を説明しましょう。
間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。
例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。
以上、キオクシアの中途採用情報と転職の面接攻略の考え方を説明しました。特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機、退職理由に関する様々な質問がなされることが予想されます。
また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。
本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。
面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
キオクシアの転職面接を攻略するためには、まずは電子部品業界を取り巻く環境を理解することと、電子部品業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。
ブログ記事「【2025年】電子部品業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。
続いて、キオクシアとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
キオクシアの会社概要や、グループミッション・ビジョン、事業内容、グループ戦略マテリアリティなど、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
これら以外にもキオクシアのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。
本記事の後半でキオクシアのホームページから得たキオクシアの基本的な知識を簡単に紹介します。面接を受けるにあたり必要と思われるので、ぜひ読んでおいてください。
キオクシアの面接攻略のまとめ【転職】
キオクシアに中途入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
キオクシアが採用したい人材は、「課題を見つけ、仮説を立て実験・分析検証し、課題解決のために行動し、新しいことを学び続け、周囲に働きかけて目標を達成する力のある」「自分にはない考えを認め合い、チームでよりよい解を追求できる」人です。
面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び応募条件を満たしているかを判断されます。
面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。
- 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
- 技術系応募者は技術力を語る
面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- なぜキオクシアを志望するのか明確に伝える
- なぜその職種を選んだか、そこで何をやりたいかを明確に伝える
面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。
- 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする
また、キオクシアとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。
キオクシアの会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。
面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも参考にしてください。
キオクシアを志望するときに知っておきたい社風
キオクシアの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。
- 関東地区では借り上げ社宅に入居となり、家賃の3割負担となります。四日市は寮があり、空きがない場合は家賃3割負担で借り上げ社宅に入居です。
- 財形貯蓄はあります。選択福祉制度「Teatime」があり、年間75,000円分使用することができます。
- フレックスタイムがあります。有給休暇も自由に取得可能です。夏期に1週間の有給休暇取得があります。残業時間について、技術部門は多いです。
- 古い企業体質で、会議や無駄な資料作成が多いと感じることがあります。年功序列の人事制度です。
- 社員同士のコミュニケーションは良好です。
- 女性は、時短勤務やフレックスを活用して子育てと仕事の両立が可能です。男女平等です。
- 半導体は開発競争が激しく、設計・開発・製造など全ての部門に他社に負けられないという危機感、緊張感を持って仕事をしています。
面接で語る志望動機をつくる際には、このような社風をよく知っておくことが大切です。
キオクシアの会社概要
ここからはキオクシアの会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。
- キオクシアは、持株会社であるキオクシアホールディングス傘下の子会社で、主にNAND型フラッシュメモリとSSDを製造する日本で売上高NO.1の半導体メーカーです。
キオクシアの由来は、日本語の「記憶(Kioku)」と、ギリシャ語で価値を意味する「axia(アクシア)」を組み合わせたものです。
- キオクシアは、1987年東芝において、世界初 のNAND型フラッシュメモリを発明したことが源流です。
東芝の半導体メモリ事業は、主力事業の一つでしたが、東芝の経営不振により、2017年東芝メモリ株式会社として分社化しました。
2019年東芝メモリホールディングス株式会社(現キオクシアホールディングス株式会社)を設立し、キオクシアとして商号変更してその傘下となりました。
- キオクシアは、メモリ事業部とSSD事業部で製品の開発を行い、将来市場を見据えた研究開発を先端技術研究所が行っています。
蓄積する情報が増加する中で、オートモーティブ、エンターテインメント、医療・ヘルスケア、インダストリー、ロボティクスなど様々な分野で、グローバルに情報社会を支えています。
- キオクシアは、「メモリ新時代」をひらく、「メモリ」、「SSD・メモリカード」、「システム」といった「記憶」技術の開発を進めています。
フラッシュメモリの世界市場シェアは、約20%です。(2023年)
- キオクシアの2024年3月期の経営数字は次の通りです。
資本金は、100億円です。
従業員数は、単独で約10,600人、連結で約15,200人です。
キオクシアホールディングスの2024年3月期の決算数字は次の通りです。
連結売上高は、1兆766億円です。
連結営業損益は、△2,527億円です。
連結当期純利益は、△2,437億円です。
面接では、「キオクシアの由来は何か知っていますか」と質問されるかも知れません。覚えておくと良いです。
キオクシアグループのミッション・ビジョン
ここではキオクシアグループのミッション・ビジョンを紹介します。
Mission ミッション
「記憶」で世界をおもしろくする
「記憶」の可能性を追求し、新しい価値を創り出すことで、これまでにない体験や経験を生み出し、世界を変えていく
Vision ビジョン
「記憶」の技術をコアとして、一人ひとりの新たな未来を実現できる製品やサービス、仕組みを提供する
面接では、「ミッション・ビジョンを知っていますか」と質問されるかも知れません。覚えておきましょう。
キオクシアグループの戦略マテリアリティ
ここでは、キオクシアグループの戦略マテリアリティ(サステナビリティ重要課題)について、概要を紹介します。
- 基本的な考え方
キオクシアグループは、「記憶」の技術を通じて社会に価値を創出します。そのために、中長期的な事業活動を支える基盤を強化し、ステークホルダーからの要請に応えていくことで、持続可能な社会の発展に貢献します。
- 戦略マテリアリティの概要
「戦略マテリアリティ」は、創出する社会価値、価値創出の基盤、ステークホルダーからの要請の3つの領域から構成されます。
- 創出する社会価値
「記憶」の技術を通じて、現在、そして将来の製品・サービスの可能性を拡げ、パートナーと共に社会に中長期に創りだしていく価値
「記憶」を通じた創造的な世界づくり、便利で快適な生活づくり、安全・安心な社会・環境づくりの3つの要素から構成
- 価値創出の基盤
社会に価値を提供し続けるためのキオクシアグループの原動力であり、継続して強化する重要な基盤
人材、テクノロジー、パートナーシップの3つの要素から構成
- ステークホルダーからの要請
国際社会の一員として事業活動を行う前提として、キオクシアグループが重要と認識している社会的要請
人権尊重、持続可能なサプライチェ―ン、気候変動、環境配慮、健康と安全の5つの要素から構成
- 創出する社会価値
面接で志望動機を伝えるさいは、キオクシアグループの戦略マテリアリティを理解しておきましょう。