【24卒/23年転職】面接官が教える「ENEOS」の面接対策

2022.11.15 更新
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石油業界で売上高NO.1であるENEOSに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。

応募者は事前にどのような面接の対策をしたらよいのでしょうか?

ENEOSに入社を希望する人がぜひとも知っておきたい面接に関する情報や、ノウハウというものがあります。

例えばENEOSの面接では、求める人材をよく理解した上で、特に課題解決力と行動力をアピールすることが大切です。

また、面接で志望動機を語るためには、競合他社と比べてなぜENEOSなのか答えられなければいけません。

これら以外にもENEOSの面接を受けるにあたって大切なポイントがあります。

本ブログでは、面接官である筆者が、ENEOSの採用情報とともに、面接で必ず訊かれる自己PRや志望動機の受け答えなどについてその対策を解説していきます。

さらに面接に臨むうえで必要な知識として、ENEOSの会社に関する情報を載せています。

面接対策は、自己分析や企業研究の段階から既にはじまっています。

分析した結果を基に、就活生はエントリーシート、転職希望者は職務経歴書を作成し、一貫性をもたせて面接に繋げる必要があります。

就活中の学生や転職の希望者は、本ブログを読むことで自己分析・企業研究の段階からスムーズに選考・面接対策ができるようになります。

目次
  1. ENEOSの求める人材
  2. ENEOSの新卒採用情報について【就活】
  3. 面接攻略の考え方【就活】
  4. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】
  5. ENEOSの面接攻略のまとめ【就活】
  6. ENEOSの中途採用情報について【転職】
  7. 面接攻略の考え方【転職】
  8. 面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】
  9. ENEOSの面接攻略のまとめ【転職】
  10. ENEOSを志望するときに知っておきたい社風
  11. ENEOSの会社概要
  12. ENEOSグループ理念
  13. ENEOSグループ中期経営計画
  14. 参考リンク集

ENEOSの求める人材

ENEOSはどのような人材を求めているのでしょうか?

ENEOSのグループ理念にある「大切にしたい価値観」には、次の内容が載っています。

活力ある未来の実現に向けて

挑戦

変化を恐れず、新たな価値を生み出すことに挑戦し続け、今日の、そして未来の課題解決に取り組みます。

向上心

現状に満足せず、一人ひとりの研鑽・自己実現を通じて、会社と個人がともに成長し続けます。

「挑戦」と「向上心」が重要であることは、採用情報サイトにある「トップメッセージ」で、社長も語っています。

ここからENEOSの求める人材は次のような人と考えられます。

  • 変化を恐れず、新たな価値を生み出すことに挑戦し続け、今日の、そして未来の課題解決に取り組む人
  • 現状に満足せず、研鑽・自己実現を通じて、成長し続ける向上心のある人

求める人材は、面接で自己PRをするときの参考としてぜひとも知っておいてください。

ENEOSの新卒採用情報について【就活】

はじめにENEOSの新卒採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    ENEOSでは、技術系、事務系の募集をしています。

    このうち、技術系は「製造・プラント管理」「製造・プロセス管理」「セールスエンジニア」「研究開発」「IT企画」の5つの職種コースに分けて採用選考を実施します。

  2. 選考フロー

    エントリー→エントリーシート・WEBテスト・履歴書→研究概要レジュメ(技術系職種希望者のみ)→面接(複数回)→内々定

  3. エントリーシート(23年卒)

    技術系

    自己PRに関すること

    • 研究概要書(A4 2枚)
    • 研究活動を通して学んだことや、今後に活かしていきたいことについて、自由に記載してください。学部卒の方は、授業や実験、ゼミを通して学んだことや、今後に活かしていきたいことについてご記載ください。(300字以内)
    • 学生生活で、学業以外に力を入れたことについて教えてください。※複数記載可。中学・高校時代のことでも構いません。(200字以上300字以内)
    • ご自身の自己分析について、自由に記入してください。※強みや弱み、集団の中での立ち回り方、得意なことや苦手なこと、どんな時に喜びを感じるかなど、どのような角度から記載いただいても構いません。(200字以上300字以内)

    志望動機に関すること

    • 興味のある業界を記入してください。(40字以内)
    • 当社に興味を持ち、エントリー頂いたきっかけやエピソードを教えてください。(200字以内)
    • 希望する職種を選んだ理由について記入してください。(200字以内)

    事務系

    自己PRに関すること

    • あなたが学生時代に学業(授業、ゼミなど)で力を入れたことや、今後に活かしていきたいことについて、自由に記載してください。(200字以上300字以内)
    • 学生生活で、学業以外に力を入れたことについて教えてください。※複数記載可。中学・高校時代のことでも構いません。(200字以上300字以内)
    • ご自身の自己分析について、自由に記入してください。※強みや弱み、集団の中での立ち回り方、得意なことや苦手なこと、どんな時に喜びを感じるかなど、どのような角度から記載いただいても構いません。(200字以上300字以内)

    志望動機に関すること

    • 興味のある業界を記入してください。(40字以内)
    • 当社に興味を持ち、エントリー頂いたきっかけやエピソードを教えてください。(200字以内)
    • 一番興味のある部門を1つ選択してください。
    • 志望部門を選んだ理由について記入してください。(200字以内)
  4. 面接  

    面接では、学生時代に力を入れたことと、志望動機の深掘りがあります。

    自己PRに関すること

    • 自己紹介してください
    • 自己PRしてください
    • 高校時代の部活や、PRできる点は何ですか
    • なぜその大学・学部・学科を選びましたか
    • 大学の成績を教えてください
    • (技術系)研究内容について説明してください(研究室の役割は、苦労したこと、学んだことは何か、社会にどう役に立つか)
    • (事務系)ゼミのテーマを簡潔に話してください
    • 学生時代に力を入れたことは何ですか
    • リーダーシップを発揮した経験はありますか
    • チームで成し遂げたことと自分の役割は何ですか
    • アルバイトは何をしていましたか
    • 長所と短所を話してください、長所が現れたエピソードを教えてください
    • 人生で大切にしている価値観は何ですか
    • 嫌いな人とどのように付き合いますか
    • 趣味は何ですか
    • 最近の気になるエネルギー関連のニュースはありますか

    志望動機に関すること

    • 就活の軸は何ですか
    • なぜ石油業界を志望しますか
    • どうしてENEOSを知りましたか
    • なぜENEOSを志望しますか
    • ENEOSと出光興産の違いは何だと思いますか
    • 希望する職種とその理由、そこでやってみたい仕事は何ですか
    • 希望する部署はありますか(希望する理由、仕事は理解していますか)
    • 希望する部署に配属されなくても大丈夫ですか
    • キャリアプランはありますか
    • 勤務地は全国どこでも大丈夫ですか、海外勤務も大丈夫ですか
    • ガス・電力と比べて、ENEOSの良い点、違う点は何だと思いますか
    • ガソリンスタンドを使った新しいビジネスについて何かアイデアはありますか
    • 他社の応募状況とENEOSの志望度を教えてください
  5. 採用人数

    19年度入社実績 121名(技術系69名 事務系52名)

    20年度入社実績 150名(技術系87名 事務系63名)

    21年度入社実績 138名(技術系78名 事務系60名)

    22年度入社計画 135~155名(技術系77~87名 事務系58~68名)

    23年度入社計画 120名程度(技術系70程度 事務系50名程度)*技術系:プロセス管理31名程度、プラント管理20名程度、研究開発12名程度、セールスエンジニア5名程度、IT企画3名程度

  6. 22年新卒入社大学別就職者数

    国公立大

    東京大6、京都大2、北海道大6、東北大5、名古屋大1、大阪大7、九州大5、東京工大6、一橋大3、筑波大3、千葉大2、東京外大3、都立大4、横浜国大2、横浜市大3、大阪府大1、神戸大3、岡山大2、広島大1、熊本大1、他

    私立大

    早稲田大19、慶応大15、上智大4、明治大2、青山学院大1、立教大5、中央大1、法政大1、成蹊大1、東海大1、東京理科大5、東京電機大1、東京女子大1、津田塾大1、同志社大6、関西学院大1、龍谷大1、他

    以上は大学院修了者を含みます。

    ※サンデー毎日(2022年9月4日号)参照

  7. 学歴フィルター

    ENEOSは、難関国公立大学、私立大学を中心に採用していますが、中堅大学の採用もあります。

面接攻略の考え方【就活】

就活の面接では自己PRと志望動機を必ず訊かれます。

よってそれらの答えをあらかじめ準備する必要があります。

以下の自己PRと志望動機のヒントを参考にしてまとめてください。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    ENEOSは、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。 

    上記の求める人材にあるように、ENEOSは「変化を恐れず、新たな価値を生み出すことに挑戦し続け、今日の、そして未来の課題解決に取り組む」人を求めていますが、これは課題解決力と行動力を表していると考えます。

    ENEOSは、「2040年JXTGグループ長期ビジョン」を発表し、そこでは「アジアを代表するエネルギー・素材企業」「事業構造の変革による価値創造」「低炭素・循環型社会への貢献」の3つを道標とし、持続可能な未来を社会と共に築いていくと明示しています。

    具体的には、再エネ・CO₂フリー水素などの次世代エネルギー事業、EV充電やカーリースなどモビリティ関連事業といった『成長事業の育成・強化』と、これまで行ってきた生産・供給体制の合理化、デジタル技術を活用した抜本的改革といった『基盤事業の競争力強化』の2つです。

    これらを推進するために、課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。

    面接では、学生時代において最も力を入れたことを伝える中で、課題解決力と行動力をアピールしましょう。

    課題を発見し、既存の発想にとらわれずに新しい解決法を考え、解決のための計画づくりができ、実現のために粘り強く取り組む人というアピールです。

    力を入れたことは学業、クラブ活動、アルバイト、ボランティア活動などなんでも良いのです。

    最も力を入れたことは何か、なぜ力を入れたのか、困難だったことと困難を解決するために創意工夫してどのように粘り強く行動したか、その結果と自分が身につけたことを語ってください。

    但し、ENEOSは採用するすべての人に課題解決力と行動力を求めているわけではありません。

    自分の最も伝えたい能力が他にあるなら、その能力を上手に説明してください。

    ■向上心があることを伝える

    ENEOSは、「現状に満足せず、研鑽・自己実現を通じて、成長し続ける向上心のある人」も求めています。

    社員が自己研鑽に努め成長すれば、結果として会社の発展につながると考えているからです。

    ENEOSは、社会に新しい価値を提供したいと考え、向上心をもってチャレンジする人にはその場を提供すると約束しています。

    面接で向上心に関する質問があれば、これまでの人生で何かを身につけるために頑張ったことを伝えましょう。

    ■技術系応募者は研究内容を語る

    ENEOSの面接では、技術系応募者は研究内容の概要について説明を求められます。

    具体的には、なぜそれを研究するのか、研究にあたって、課題と課題を解決する上で困難だった点について、自分自身の工夫と成果を説明できるようにしてください。

    課題を解決するために、どのように周囲を巻き込んでいったか、どのくらい粘り強く取り組んでいったかなどについても説明できるといいです。

    また、研究成果が、ENEOSでどのように活かせるかも説明できるようにしてください。

    ENEOSの技術的な仕事で直接使える研究をしていなくても、応募を希望する学生がいると思います。

    その場合は面接で、論理的思考力など潜在的な能力面をアピールしてください。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜENEOSを選ぶのか明確に伝える

    ENEOSのグループ理念、事業内容、グループ中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがENEOSを選んだ志望動機になります。

    また、ENEOSと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    ENEOSは国内石油業界で売上高NO.1であり、ENEOSホールディングスの傘下にあります。

    ENEOSを志望する人は、ENEOSと並行して同じ石油業界である出光興産やINPEXなどに応募する人が多いことと思います。

    あるいは、化学業界の旭化成や住友化学などにも興味のある人もいるようです。

    たとえENEOSが第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜENEOSを選んだのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    ■ENEOSでなぜその職種・部門を希望するか、そこでやってみたい仕事は何かを明確に伝える

    ENEOSについて、技術系は職種毎の募集となっていますので、なぜその職種を希望するのか答えられるように準備してください。

    事務系についても、希望する部門とその理由を答えられるように準備しましょう。

    さらにその職種・部門でやってみたい仕事は何か、なぜその仕事をやってみたいのかを的確に説明できるようにしてください。

    あわせて仕事で活かせる能力やスキルがあれば、それを伝えられるようにしてください。

    希望する職種・部門で注目している製品や技術、サービスとその注目理由も話せるようにしておくと、好印象です。

    ■ENEOSの志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする

    志望順位については、迷わず第一志望ですと答えましょう。

    他社の応募状況を聞かれたら、ENEOSと同じ石油業界ならば石油業界に応募していますと答えてください。

    他社名を教えてほしいと聞かれたら、ENEOSと同等の大手企業に応募中ならそれを答えてください。

    その他の業界なら「〇〇業界にも興味があり応募しています」くらいは答えてもいいです。

    この場合まったくの異業種であれば、なぜその業種に応募したのか答えられるようにしてください。

以上、ENEOSの採用情報と面接攻略の考え方を説明しました。

面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい就活生のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの就活面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【就活】

ENEOSは石油製品の精製および販売を行う石油元売り企業です。

このようなENEOSの面接を攻略するためには、石油業界を取り巻く環境を理解すること、石油業界で働いたときの仕事の内容を理解しておくことが大切です。

ブログ記事「【2023年】石油業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、ENEOSとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

ENEOSの会社概要、グループ理念、グループ中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもENEOSのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるENEOSの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

ENEOSの面接攻略のまとめ【就活】

ENEOSに入社を希望する人が、必ず通過しなければならない面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

ENEOSが採用したい人材は、「変化を恐れず、新たな価値を生み出すことに挑戦し続け、今日の、そして未来の課題解決に取り組む」、「現状に満足せず、研鑽・自己実現を通じて、成長し続ける向上心のある」人です。

ENEOSの面接では、学生時代に頑張ったことと、志望動機の深掘りがあります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 向上心があることを伝える
  • 技術系応募者は研究内容を語る

面接時に志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜENEOSを選ぶのか明確に伝える
  • ENEOSでなぜその職種・部門を希望するか、そこでやってみたい仕事は何かを明確に伝える
  • ENEOSの志望順位と他社の応募状況を答えられるようにする

面接を攻略するためには、まずは石油業界を取り巻く環境を理解することと同時に、石油業界で働いたときの仕事の内容も理解しておくことが大切です。

また、ENEOSとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

ENEOSの会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

ENEOSの中途採用情報について【転職】

続いてENEOSの転職面接について解説していきます。

はじめにENEOSの経験者(中途)採用情報について以下に記します。

  1. 募集職種

    ENEOSは転職の希望者を対象とした事務系職種、技術系職種の中途採用を行っています。

    経験者採用と、第二新卒採用(就業経験1年以上4年未満)の募集形態があります。

    2022年11月時点では、経験者採用と、第二新卒採用で合わせて12件の募集を行っています。興味のある人は定期的に最新情報をチェックすることをお勧めします。

  2. 選考フロー

    履歴書・職務経歴書→エントリーシート・WEB適性検査→書類選考→面接(複数回)→内定

  3. 面接

    面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで、応募者がENEOSで貢献できるかを探ります。

    自己PRに関すること

    • 現職(前職)の職務内容を説明してください

    志望動機に関すること

    • なぜ石油業界を志望しますか
    • なぜENEOSを志望しますか
    • エネルギー業界の将来についてどのように考えていますか
    • 転勤できますか

    退職理由に関すること

    • なぜ現職(前職)を退職しますか

面接攻略の考え方【転職】

転職の面接では自己PRと志望動機に関することや退職理由を必ず訊かれます。

それらについて的確に答えるための準備をしてください。

以下の自己PRと志望動機、退職理由のヒントが参考になります。

  1. 面接時の自己PRのヒント

    ■課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする

    ENEOSは、特に課題解決力と行動力を求めていると考えられます。 

    上記の求める人材にあるように、ENEOSは「変化を恐れず、新たな価値を生み出すことに挑戦し続け、今日の、そして未来の課題解決に取り組む」人を求めていますが、これは課題解決力と行動力を表していると考えます。

    ENEOSは、「2040年JXTGグループ長期ビジョン」を発表し、そこでは「アジアを代表するエネルギー・素材企業」「事業構造の変革による価値創造」「低炭素・循環型社会への貢献」の3つを道標とし、持続可能な未来を社会と共に築いていくと明示しています。

    具体的には、再エネ・CO₂フリー水素などの次世代エネルギー事業、EV充電やカーリースなどモビリティ関連事業といった『成長事業の育成・強化』と、これまで行ってきた生産・供給体制の合理化、デジタル技術を活用した抜本的改革といった『基盤事業の競争力強化』の2つです。

    これらを推進するために、課題解決力と行動力のある人材を求めているのではないでしょうか。

    転職の面接では、現職(前職)において、応募書類だけでは説明しきれない仕事ぶりを説明してください。

    その中で、目標達成に向けて課題を見つけ、既存の発想にとらわれず新しい解決法を考えて、関係者を巻き込んで粘り強く遂行した経験も加えてください。

    さらに職務を実行するさいに困難だったこと、困難をどのように乗り越えて、成果を上げたかを伝えてください。

    最後に、ENEOSで活かせる、身につけた能力やスキルを語ってください。

    もし上記の能力について乏しい場合は、自分の最も伝えたい能力を面接で上手に説明して、間接的にでも募集業務に役立つことを伝えましょう。

    ■向上心があることを伝える

    ENEOSは、「現状に満足せず、研鑽・自己実現を通じて、成長し続ける向上心のある人」も求めています。

    社員が自己研鑽に努め成長すれば、結果として会社の発展につながると考えているからです。

    ENEOSは、社会に新しい価値を提供したいと考え、向上心をもってチャレンジする人にはその場を提供すると約束しています。

    面接で向上心に関する質問があれば、現職(前職)の職務を遂行するなかで、知識やスキル、資格などを身につけるために努力した経験を伝えましょう。

  2. 面接時に志望動機を語るヒント

    ■なぜENEOSを志望するのか明確に伝える

    ENEOSのグループ理念、事業内容、グループ中期経営計画などから感じたことをまとめてください。

    そのなかで、自分が共感できることがENEOSを選んだ志望動機になります。

    また、ENEOSと競合他社のホームページをしっかり読んでその違いを知っておいてください。

    ENEOSは石油業界の最大手であり、石油製品・化学品を製造・販売する他にも、電力事業、ガス事業も手がけています。

    ENEOSを志望する人は出光興産など同じ石油業界の企業や、他のエネルギー業界、化学業界の企業にも興味があると思います。

    たとえENEOSが第一志望でなくても、競合他社と比較し、なぜENEOSを選んだのかをしっかり答えられなくてはなりません。

    ■なぜその職種を希望するのか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

    事務系、技術系を問わずなぜその職種を希望するのか、そこでやりたい仕事とその理由をしっかりと説明する必要があります。

    中途採用の応募者がその職種を希望する主な理由は、現職(前職)で培った自分の経験や能力、スキルがENEOSで活かせるからではないでしょうか。

    それには職務内容をわかりやすく説明することで、経験や能力、スキルがENEOSで活かせて、やりたい仕事で貢献できることを伝えてください。

    また、希望職種の分野で注目しているENEOSの製品や技術、サービスなどと、なぜ注目しているかも話せるようにしておくとよいでしょう。

  3. 転職面接時に退職理由を語るヒント

    ■面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

    「なるほど、そのような前向きな理由があって退職したのですね」と面接官に納得してもらえる内容を説明しましょう。

    間違っても上司と合わないとか、給料が安いなどというネガティブな理由を言わないでください。

    例えば、現職(前職)では、自分の持つ能力、スキルをこれ以上向上させることが難しく、キャリアアップのために転職を考えたというような言い方です。

以上、ENEOSの中途採用情報と転職面接攻略の考え方を説明しました。

特に面接は複数回行われ、自己PRと志望動機に関する様々な質問がなされることが予想されます。

また、さらに面接対策(まさに、これこそが重要!!)を完全にしたい転職希望者のために、キャリア育みファームでは必勝マニュアル「ベテラン面接官が教えるとっておきの転職面接必勝法」の販売を行っています。役に立つこと請け合いです。

本マニュアルの方法で自己分析を進めることで、ライバルから一歩抜け出した自己PRと志望動機を作成できます。詳細については、マニュアルのページをご覧ください。

面接を攻略するために知っておきたい基本的な知識【転職】

ENEOSの転職の面接を攻略するためには石油業界を取り巻く環境を理解することと、石油業界で働いたときの仕事の内容を理解しておくと役に立ちます。

ブログ記事「【2023年】石油業界に応募する時の面接で役に立つ基礎知識」を読んでおいてください。

続いて、ENEOSとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

ENEOSの会社概要、グループ理念、グループ中期経営計画など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

これら以外にもENEOSのホームページを隅から隅まで熟読することをお勧めします。

本記事の後半で面接を受けるにあたり必要と思われるENEOSの基本的な知識を簡単に紹介します。ぜひ読んでおいてください。

ENEOSの面接攻略のまとめ【転職】

ENEOSに中途入社を希望する人が、必ず通過しなければならない転職の面接試験。面接ではどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?

ENEOSが採用したい人材は、「変化を恐れず、新たな価値を生み出すことに挑戦し続け、今日の、そして未来の課題解決に取り組む」、「現状に満足せず、研鑽・自己実現を通じて、成長し続ける向上心のある」人です。

面接では、求める人材にふさわしい人物かどうか、及び現職(前職)の職務内容について深掘りをすることで、応募者がENEOSで貢献できるかを探ります。

面接で自己PRをするときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 課題解決力と行動力を自分の中で探してアピールする
  • 向上心があることを伝える

面接で志望動機を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • なぜENEOSを志望するのか明確に伝える
  • なぜその職種を希望するのか、そこでやりたい仕事を明確に伝える

面接で退職理由を伝えるときのポイントとしては、以下があげられます。

  • 面接官が納得できる前向きな退職理由を伝えられるようにする

また、ENEOSとはどのような会社なのかを理解することも面接準備には必須です。

ENEOSの会社に関する知識など、面接での受け答えのためにぜひとも知っておいてください。

面接がいかに大切か、必ず役に立つ以下のリンクも必読でしょう。

ENEOSを志望するときに知っておきたい社風

ENEOSの面接を受けるにあたり知っておきたい社風について以下に記します。

  • 福利厚生では、財形貯蓄があり、持株会では奨励金があります。寮は充実しています。社宅入居年令は35才までです。
  • 現場勤務では残業はほとんどありません。有給休暇も問題なく取れます。
  • 現場では仕事のルールが細かく決まっています。社内の風通しはいいです。
  • 上司の指示は絶対に従う、体育会系的なところがあります。
  • 年功序列的な点が残っていますが、実力主義の制度改革を行って変えようとしています。

面接で語る志望動機をつくる際には、このような社風をよく知っておくことが大切です。

ENEOSの会社概要

ここからはENEOSの会社概要を説明します。面接において志望動機を語る上で役に立ちます。

  • ENEOSは、石油業界最大手の石油製品精製・販売を行う企業であり、国内燃料油の約5割のシェアを占めています。2位の出光興産の約3割と合わせて、2社で8割を占めており、寡占化が進んでいます。

    持株会社であるENEOSホールディングスの100%子会社となっています。

  • ENEOSは、2010年に、新日本石油株式会社が株式会社ジャパンエナジー及び新日本石油精製株式会社を合併し、JX日鉱日石エネルギー株式に商号変更したのが始まりです。

    2016年にJX日鉱日石エネルギー株式会社がJXエネルギー株式会社に商号変更しました。

    2017年にJXエネルギー株式会社と東燃ゼネラル石油株式会社が合併し、JXTGエネルギー株式会社に商号変更しました。さらに2020年にENEOS株式会社に商号変更し、現在に至っています。

  • 「ENEOS」は、「ENERGY」(エネルギー)とギリシア語で新しいを表す「NEOS」を組み合わせた造語です。
  • ENEOSが目指す姿は「アジアを代表するエネルギー・素材企業グループ」です。

    石油・ガス開発や石油精製販売を基盤事業として、低炭素・循環型社会の実現に貢献するため、再生可能エネルギーや水素自動車の普及など次世代型エネルギーの供給を行っています。

    また、エネルギーを安定供給するに世界の多様な地域から原油や石炭、天然ガス・LNGを調達しています。

    「カレイドスクリーン」など電材等の素材事業、環境対応型の地域サービスステーションの展開など、デジタル革新や社会のニーズを幅広く捉え、世界の課題を解決する事業を通して、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献する会社を目指しています。

  • ENEOSの資本金、従業員数は次の通りです。

    資本金は、300億円です。

    従業員数は、9,348人です。(2021年4月1日現在)

    ENEOSホールディングスの2022年3月期の決算数字は次の通りです。

    売上高は、10兆9,218億円です。

    営業利益は、7,859億円です。

    当期利益は、5,371億円です。

面接では、「ENEOSの目指す姿は何か知っていますか」と質問がなされるかも知れませんので、覚えておくと良いです。

ENEOSグループ理念

ここではENEOSグループ理念を紹介します。

使命

地球の力を、社会の力に、そして人々の暮らしの力に。エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献します。

大切にしたい価値観

社会の一員として

高い倫理観

誠実・公正であり続けることを価値観の中核とし、高い倫理観を持って企業活動を行います。

安全・環境・健康

安全・環境・健康に対する取り組みは、生命あるものにとって最も大切であり、常に最優先で考えます。

人々の暮らしを支える存在として

お客様本位

お客様や社会からの期待・変化する時代の要請に真摯に向き合い、商品・サービスの安定的な供給に努めるとともに、私たちだからできる新たな価値を創出します。

活力ある未来の実現に向けて

挑戦

変化を恐れず、新たな価値を生み出すことに挑戦し続け、今日の、そして未来の課題解決に取り組みます。

向上心

現状に満足せず、一人ひとりの研鑽・自己実現を通じて、会社と個人がともに成長し続けます。

面接では、「グループ理念を知っていますか」と質問がなされることもありますので、理解しておきましょう。

ENEOSグループ中期経営計画

ENEOSグループは、第2次中期経営計画(2020~2022年度)を推進中であり、その概要を説明します。

  1. グループ長期ビジョン

    2040年、ENEOSグループのありたい姿は、次の3つです。

    • アジアを代表するエネルギー・素材企業

      バリューチェーンの最適化を図り、顧客・社会が求める多様な商品やサービスの安定的かつ効率的な提供を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献

    • 事業構造の変革による価値創造

      成長分野のグローバル展開や技術立脚型事業の拡大を推進すると共に、デジタル革命の進展や社会ニーズの変化を好機と捉えて革新的な事業を創出・実行することで、新たな価値を創造

    • 低炭素・循環型社会への貢献

      環境負荷の低い事業を強化・拡大すると共に、環境対応型事業の強化、自社排出分のカーボンニュートラルの追求などを通じて、低炭素・循環型社会の形成に貢献

  2. 第2次中期経営計画~長期ビジョン実現に向けた変革の推進~

    ■基本方針は、「長期ビジョン実現に向けた事業戦略とキャッシュフローを重視した経営の両立」です。

    ■経営基盤の強化に向けて、次の4つを実行します。

    • スピード経営を実現する執行体制と取締役会によるモニタリングの強化の両立を図り、ガバナンスの実効性を強化します。
    • ERP(基幹系情報システム)導入効果の実現や、セキュリティ強化といったシステム基盤の強化を図り、ITツール活用による多様な働き方を支援します。
    • 人材の育成・確保のための施策を実行します。
    • 従業員や顧客、株主などステークホルダーとの建設的な対話を推進します。

面接で自己PRや志望動機を語るさいは、グループ中期経営計画を知っておくことが大切です。理解しておきましょう。

参考リンク集

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